<親分の指示、子分は従うこと>2011/05/01
JPAからのお知らせです。
かねてより総務省から企画立案があったスカイスポーツのための無線専用チャンネルが、
新たなカテゴリーとしてでき、無線機メーカーから発売され始めました。
正式名称は「業務用携帯型無線機・携帯型デジタル簡易無線登録局(上空利用)」と言い、
パラ、ハング、熱気球などの航空レジャーや高所作業など、上空利用専用のデジタル簡易
無線機の規格です。
無線機そのものは少し高価ですが、無線機の登録番号を通信局に申請をするだけの手続き
で免許が出ます。
ですから、僕のクラブハウスでは無線局の包括登録をしますが、皆さんは申請のみでOKです。
無線機はスタンダード社の「VX−D291S」に絞っています。
単三電池6本で使用するタイプは本体のほかにその電池ケースとヘッドセットアダプターで
一セットxxxxx円です。
標準型リチュウム電池パック型は、その充電器もセットされて、合計62500円です。
ちなみに無線機本体の定価は185000円と発表されていますが、JPAの大量発注?にて
皆さんへはここまで下げたご案内となっています。
充電が十分でなかった時のために、本体一台で単三電池ケースとリチュウムバッテリーと両方
を持っているのも有りですね。
スペックを見ると電波形式は350MHzのF1E(デジタル)形式で、送信出力は1Wなのですが、
電池持続時間は一日(9時間)となっています。
45年前からアマチュア無線機を設計したりしていた僕の経験ですと、送信出力1ワットでも見通
し距離であればクラブハウスと大沼公の園駒ヶ岳上空や日本海側の雷電岳上空とか、支笏湖
上空までは通信ができると思っています。
でも350MHzですから、尻別岳の裏とかの山影は通信が途絶えます。
このデジタル上空無線はJPA組織全体での決定事項です。パラグライダー全体に普及するには
少し時間がかかるかもしれませんが、スカイスポーツ全体がこの無線機に切り替わります。
JPA組織は総務省の方針にのっとって、速やかにこのデジタル簡易無線機に切り替えます。
皆さんには新たな負担をおかけして申し訳ありませんが、地デジ放送と同じように、時代の流れです。
どうかご理解を宜しくお願い致します。
http://www.vxstd.com/jp/business_index/product/vx_d291s/detail.html