朝味噌汁を作る前に鰹節を削る…少し特別な気分に浸りながら楽しく使ってます☆だしの素とはやはり一味違う美味しさに大満足です(o^^o)
子供の頃、夕食の時間の前に、お手伝いでかつお節を削ってました。そのうち、パックのかつお節やだしの時代になり、
そんなこともなくなって、すっかり目にしなくなりましたが、自分の子供に同じ経験をさせてあげたくて、
削り器が目当てで手に入れたら、本枯節がついていました。

かつお節の香りや味はおいしいと認めるものの、高い本枯節でも、そんなに違わないと思っていました。
試してみたら

うそーーー!!!こんなにすごいのーー!!ってくらい違いました。
台所から漂う味噌汁の香りから桁違いの風格。
香りよし、うまみよし、で別格のおいしさの味噌汁を毎食いただけるように。

すごくうれしいのと同時に、

子供の時から今までの間の、削り器の無かった時間分、人生を損した気分です。

削りたてでこんなにおいしいものを、削り済みのパックで代用しているのって、かなりもったいないことだったんだと反省しました。
言ってしまえば、スーパーで売っている寿司を食べて、お寿司っておいしいけどこんなもの、と思い込んでいた感じ。
手間とコストを減らしていたつもりで、実は日本人は相当損をしているんじゃないかと思います。
1本あたりは高いけど、削って使い切るまでにはかなりたくさんいただけますし、経済的にもそんなに大差ないと思います。
ほんのわずか、5分ほど時間を使って、削りたてを使うだけで、食卓の味わいの深さがかわります。

「うまみ」は日本古来の食文化であり、それに比べ欧米人は21世紀になってやっと発見したありさまで、
日本人本来の味覚、料理のレベルの高さの象徴でもあります。
料理前に削っていた時代は、本当の意味で豊かな時代だったんだなと改めて思いました。
今まで、こんなおいしいものを見逃してしまった分、これからせっせとエンジョイしたいと思っています。


そのくらい美味いんだよ。キリンのクラシックラガービールは。