>>945
普通の貼り合わせハンドメイドもそうですが
瞬間接着剤のシアノアクリレートを間に挟んだ
バルサ+シアノアクリレート+バルサの状態は衝撃に弱いです

バルサの剛性と弾性とシアノアクリレートの剛性と弾性では大きく違うので
衝撃を吸収できない、硬いだけの瞬間接着剤の層に応力と負荷が集中するのが理由です

だからビニール系などの接着剤を使って貼り合わせる方が無難で使う人が多いんです

そして同じバルサでも皮剥きもせずに瞬間接着剤で貼り合わせるような
ダメな人だと、彼の言ってたプロビルダー(笑)が、何処の馬の骨か知りませんが
そんな使い方では、積層剥離が起きます

1つのバルサの板、塊から削り出していく一刀彫りの場合
一部を割って中にワイヤーやウェイトやラトルルームや重心移動を仕込み貼り合わせる場合は
海の青物相手でも大丈夫なぐらい強いですね

人の皮膚を手術で切開しても自分の細胞なので直ぐにくっつくのに少し似ています
割った際も表面の凸凹が鍵のようにガッチリとまた重なり合うので
モノフィラメントやモノブロックのように、
衝撃などを受けても、全体で応力と負荷を分散させて耐えられる仕組みです

また柔らかい部分を残す通常の貼り合わせと違って、剛性と弾性に段や差が生じないのも強さの理由です

その上で薄くてもコーティングをすれば、なお強いという仕組み、構造ですね