ディッピング用セルロースにシンナーを混ぜるときはよく攪拌して、まる一日以上放置で気泡を完全に浮かせる。
100均の台所用スプーンなどを浸けてみて濃さを確認し、浸けたスプーンを引き揚げたときに液がポタポタとしたたるようだと薄すぎ。
引き揚げてしばらくタラー、ツーと流れるように垂れてから、糸を引きつつシズクになって垂れるぐらいの濃さでいい。
気泡は安全ピンでつぶし、最後のほうの粘ったシズクは爪楊枝で巻き取るようにする。
着色後、色止めクリヤーを数回吹いて数日乾燥させてからでないと、濃いセルロースで塗装が流れてしまうので要注意。

フォーセップを2本用意して、塗装をはじめてからは最終ディッピング完了まで素手ではいっさい触れないほうがいい。
アイにヒートンを使うなら、塗装中はひとまわり小さい仮ヒートンを刺して、それをフォーセップでつまみっぱなしにし、フォーセップのまま吊るす。

ジョイントルアーなら頭側と尻尾側のディッピングは別々にやるといい。
というかジョイントのばあい、ワイヤー貫通式かヒートンか、連結のパーツ数、連結のすき間の大小、一点接ぎか二点接ぎか、などで工程をかえる必要がある。
>>89の貫通、3ピース、V字二点接ぎみたいのだと、ルアー3つ作るのと同じ手間をかけないとむずかしい。