DSDSの存在理由と、普及した土壌や社会背景についてだが。
過疎な農村地域や群島、全国展開キャリアの乏しい後進国で必要な機能だった。
そういう国や地域では、例えば沖縄だけとか東京だけで基地局をおいてサービスする「地域キャリア」がある。
地域キャリアは、通話もSMSも3G通信も無制限だったり超格安で利用できて人気がある。
半面、サービスエリアはその地域だけ。でも普段はこれで困らないし便利。
 しかし、出張やら通勤通学やらで都心とか別地域に行くようになると、やはり困る。
全国キャリア契約は通話もデータも制限付きでとっても使いにくいし、料金も高い。
そのため「地域キャリア」+別「地域キャリア」の2台所持したり、
「地域キャリア」+全国キャリア(の最低プラン)の2台所持が増えてきた。
引き続き安い「地域キャリア」を使いたい、でも移動時には移動先地域のキャリアを少し使いたい。
こういった背景で、2枚のシムを利用する必要性が生まれた。