【実機レビュー】iPhone 8シリーズのワイヤレス充電を試した
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 見た目の違いで言えば、背面がガラス素材になったという点が大きい。
アップルとしてはワイヤレス充電機能であるQiに対応したいがため、
金属筐体からガラス素材に切り替えたのだろう。

 ワイヤレス充電は、日本ではNTTドコモなどが中心となり“おくだけ充電”として
2012年頃にQiがスマホに採用されたが、あまり普及しなかったという苦い歴史がある。
しかし、アップルとしては、iPhone 8から採用してなんとかQiを世界に改めて
普及させようとこれから本気になろうとしている様子が伺える。

 実験ではiPhone 8のバッテリーを空の状態にして、wireless charging baseで充電するというのを3回繰り返した。
ちなみに、充電方法はwireless charging baseの中央にiPhoneを置くだけでいい。
iPhone側の充電コイルは本体の真ん中にあるようなので、できる限り、wireless charging baseの中央に置くといいだろう。
 充電時間の平均をみると、バッテリーを約
50%充電するのに約1時間10分、100%充電するまでに約3時間を要した。

iPhone本体に標準で付属する「Apple 5W USB電源アダプタ」で充電してところ、
50%にするまで約52分、100%までで2時間21分かかった。
やはり、非接触よりケーブルで直接充電した方が速いというわけだ。

29W USB-C 電源アダプタとUSB-C -LightningケーブルでiPhone 8を充電してみた。すると、
50%を充電するのに30分、100%を充電するには1時間53分で完了した。
しかし、29W USB-C 電源アダプタだけでも税別で5200円、USB-C -Lightningケーブルも1mで税別2800円もする