ただし、アップルは引き続き指紋認証機能の強化に取り組んでいるようだ。アップルはこのほど「Active sensing element for acoustic imaging systems」という
超音波を利用した指紋認証機能に関する特許(特許番号「US 9,747,488」)を取得したことが明らかになった。

これは、音響システムによって照射された超音波がディスプレイを通過して指紋の隆線と谷線の凹凸を読み取り、精度の高い個人認証を可能にする技術だという。
この技術の課題は高電圧を必要とすることだが、アップルはユニットを分けることでドライブ信号やバイアス電圧を制御し、送受波器をアクティブセンサとして使用することに成功したという。

このテクノロジーは完成間近だが、残念ながらiPhone 8のリリースには間に合わない模様だ。完成すれば大きな差別化につながるため、アップルとしてはもどかしい限りだろう。
もしかしたら、サムスンは2018年にリリース予定の「Galaxy S9」か「Note 9」で、アップルよりも先にこの機能を搭載するかもしれない。