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事業報告ですね。スポットCMのシェアが高まったのに、
「全日視聴率が伸びずに商品量が不足した」という、営業は頑張ってるのに…感があったり、
AT-Xの「加入者数は減少したものの」と毎年見ている文言に続いての「過去最高売上となりました」と、
投資作品の好調さを見ることができました。
そんななかで毎期、テレビ東京の事業報告で気になるのが「番組販売収入」です。
テレビ東京は、番組販売を大きな収益のひとつとしています。これは、他のキー局には無いもので、
「テレビ東京の系列局が無い地域の他系列の地方局に番組を売って稼ぐ」というスタイルです。
この番組販売収入があるからこそ、テレ東は「番販先の地方の遅れネット」に配慮した活動を強いられ、
番組のネット配信やBS編成について、常に他系列の地方局の顔色を伺うということになるわけです。
これについては昨年、ぼく(ブロガーさん)が株主総会で質問をしています。
ですから、この番組販売収益の動向によって、テレ東のネット配信などへの風向きは変わるわけです。
それで前期はどうだったのか。
全体としては、「金曜8時のドラマ」「充電させてもらえませんか」「池の水ぜんぶ抜く」が好調で、マイナスを埋めることができ、
前年同期比0.3%増収ということで、番組販売収益は横ばいで推移したとのこと。ということは、現状維持な感じですね。
では、何がマイナスとなったのか。
「番組販売先の放送局の編成事情による平日午後帯の売上減が影響」
ああ、これまで平日午後にテレ東の番組を買って流していた局が、他の番組に切り替えた事例が複数あるってことね。

(平日夕方だった遅れアニメが枠代安い土日早朝に移動した影響も)

あれですね。テレ東にとっては、ゴゴがスマイルになれなくなってしまったと。