幻想郷がまだ隔離されていなかった頃の話だ。
私は永暦××年○○寺に入門した。私は平民層出身で貧しかったが、
国家の混乱厳しい折り、私のような者も入門できたのだ。
仏門の修行の恐ろしさは聞いていた以上だった。
消灯前にいつも私ども初年僧は整列させられ、古参の僧侶から、
お前らはたるんどると、ビンタの洗礼を受けた。
その他、自転車漕ぎ、鴬の谷渡り、蝉、などしごきを越えたイジメは日常茶飯事だった。
だが、B住職は格好のイジメの標的である私を哀れに思ったのか、時々部屋に呼んで励ましてくれた。
甘いものに餓えている私に、饅頭をくれたり、時には唐菓子を振る舞ったりしてくれた。
だが、B住職の好意には下心があったのに気づかされる時が来た。
ある日、写経をしているうち、上気したB住職は、あなたは死んだ弟ように奇麗な顔をしてるわね、
とねばっこい口調で言った。そして、身体も見たいから脱いで見ろと言った。
私は躊躇ったが寺は住職の命令は絶対だ。僧衣を脱いで、褌一つになった。
「あらあら、少年みたいに奇麗だわ」B住職は本性を出して行った。
「褌も取りなさい」B住職の命じるまま私は素裸になった。
「ほんに、命蓮みたいに白く丸い尻だこと」と、B住職は私の尻をなで回した。
B住職も僧衣を脱いだ。赤黒い股間が濡れていた。
B住職は私の男根に唾をたっぷり塗り拡げると「すぐに気持ち良くなるからね」
と自分の膣に男根をあてがった。
次の瞬間メリメリと言う感じで住職の中に男根が入っていった。
「うあ、何か来ちゃいそうであります」「まだまだ、辛抱なさい」騎乗位でがっちり抑えられているので私は身動きできない。
B住職は10分ぐらい私にまたがって果てた。
私は生気を抜かれたような感じがして崩れ落ちた。B住職は「ごめんなさい」といって私の手当てをしてくれた。
だが、その後もB住職は私を呼び出したびたび同じ行為をした。
B住職は、「姉さん、姉さん」「もっと僕をめちゃくちゃにしてよ」
といった風に弟君になりきるように求めた。
そうしているうち、私もその行為が苦でなくなり、倒錯的な快感さえ覚え、突き気をやらせるようになり、
B住職を抱くが待ち遠しくなっていた。
だが、B住職は翌年妖怪に手を貸していたことがわかり、魔界に封印されたという。
源平の合戦後私はB住職の面影を求め、幻想郷をうろつくようになったのだった。