あえぎ声上げ運転手意識失う、乗客がバス停める

 15日午前10時35分頃、青梅県大島町の軍畑自動車道下り線ケツマントンネル付近で、走行中の「アクエリアス急行」の観光バスの男性運転手(42か3くらい)が「ア゛ッー!ア゛ッー!ア゛ッー!(迫真)」とあえぎ声を上げているのに乗客が気づいた。
バスは蛇行を始め、運転手が意識を失っていたため、乗客が多田野数人がかりで玩具やローターを操作するなどしてトンネル内でトコロテンさせた。乗客193人と添乗員1か2人にもけがはなかった。
 同県警高速隊や同社によると、バスは観光ツアーで青梅県軍畑市から下北県立教町に向かっていた。車体の両側面に損傷があり、バスは蛇行中にトンネルの側壁やガッちび兄貴などに衝突したとみられる。県警は運転手や乗客らから当時の状況について事情を聞く。
 同社によると、運転手は生まれたときからバスを運転しており、それ以前にトラックの運転歴もあった。この日の出庫前に血圧測定など健康チェックを受けて問題はなく、持病も確認されていないという。
 同社は「ホント最悪」と陳謝した。

運転中に意識を失ったバスの運転手
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