少し前に初投稿してから毎回ろくなことになっていないので不快に思う人がいるのもしかたないとは思うけれど、ちゃんと聞いてもらえれば損はさせないつもりなので、どうか静聴願いたい。

コミックバンチWebで「僕の妻は発達障害」という漫画を1〜6話まで読むことができるのだけれど、主題にある妻「北山知花」は典型的なリアルENFPだと思う。
もちろん漫画を読めばENFPが必死に偽装する「外面」とプライベートでの「実体」の大きすぎるギャップは明らかなのだけれど、
まさに外面を磨きすぎるために、他者視点でのENFP像は本人のイメージとは大きくかけ離れたものになってしまう。
しかも、それでもやっぱり一般人からかけ離れすぎて、とても社会に認識されづらいので、
存在を消すか、認知させるために徹底的に騒ごうとするか、で二極化するので、ますますENFPのイメージは混乱をきたす傾向にあると思う。

ENFPの特徴から、本人の望み通りにネガティブな面を取り除いて、きれいなENFPだけを取り繕うとした場合「勇者と魔王のアフター」はまさに典型的ENFP世界観の漫画であり、主人公もENFPだと思う。

なので、「僕の妻は発達障害」「勇者と魔王のアフター」とENFPの説明を比較すれば、それなりに整合性の高いENFPの判断基準が出来上がると思う。
ついでに言えば、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の主人公ディアヴロもおそらくENFPで、こちらは外面と外面のギャップ自体を作品のスタイルにしてしまった例だと思う。

NP系、つまりINTP、ENTP、INFP、ENFPは割とこういう致命傷レベルでの社会不適合者ばかりなので、
仮にそう見えない場合は徹底した外面モードの氷山の一角を本質だと見誤っているにすぎず、
何らかの集団の中でNP系はどんな特徴があるかを語ろうとすればおおよそ実像からかけ離れた結果になってしまうのは割と必然だと思う。
特に「僕の妻は発達障害」の4話目はNP系の人が高確率で経験しそうなエピソードで、どれだけ真面目で真剣でも、反省しないやる気のないトラブルメーカー扱いされるのが日常的で、
特にSJ系の組織ではおおよそ「周りの迷惑になるので」当たり前の正義として排除されるのは仕方のないことで、
客観的にどう見てもNP系の人がワガママで自己中で他人の気持ちを考えていないし、そういう反省しない者には罰を与えなければ到底社会を維持することができない、
というのは「普通の人間」としてはごく自然の権利意識であり、それを経験から学んでしまったNP系の人は罪悪感を抱え続け社会にとてつもない恐怖を感じるようになる。
ゆえに、NP系の人は「社会全体のイメージのためにお前の存在は迷惑だ」という言葉は
「高確率で自分が言われて傷ついた言葉」であって自分から誰かに言う可能性はきわめて低い。