景「う……っ」
景「帰りたい……帰りたいよ……。お兄ちゃんとずっと一緒にいられた頃に……わたしのお兄ちゃんでいてくれた頃に……」
景「帰りたい……」
景「帰りたいよ……。お兄ちゃんとずっと一緒にいられた頃に……わたしのお兄ちゃんでいてくれた頃に……」
景「お兄ちゃん……」
景はこんなにも泣き虫で甘ったれだったんだな。
意地を張って……ずっと泣くことも甘えることもできなかったんだ。俺がもっと優しくしていれば、こうはならなかったんだろうか……。
景「泣かない……つもり、だったのに」
紘「景」
景「心配しないで……すぐに、自分の足で立てるようになるから……」
紘「慌てなくていいから……」
今は甘えていればいい。今はまだいい。そうだよ、大丈夫。景はきっと立ちあがれる。
立って、普通に歩けるようになる。そうだろ、景。ごめんな、景……。
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物語史上に残る幼馴染の切ない失恋シーンなのに、このあと景が別の男に乗り換えたかというと白けるわ。