以上を踏まえてドラフトに向けての展望を予測すると

QB  要補強度F 放出の噂のあったRG3をとどめたのは現状維持への意思の表れと思われる、1年チームに帯同させ経験を積ませたマクソーリーも含めわざわざ指名権使ってまで入れ替える必要は認めにくい
RB  要補強度E リーグ最強のランオフェンスを現出したトリオはパワーとスピードのバランスが取れている上に契約面でもチームへの負担は小さいがマルチツールなH-backタイプの獲得はあるかも
FB  要補強度F 戦力は十分で補充の必要はない
WR  要補強度B 昨年上位指名権2つを使ったポジションではあるが今なお戦力としては不十分、歴代でも屈指のWR豊作年に臨んで上位指名も複数指名もありうる 
TE  要補強度C 普通のチームなら正副2枚の先発級がいれば十分とするものだが現行のBALオフェンスにおいては3人目の存在が必要、中下位にあまたいる一芸型の人材をうまく見繕いたい
OT  要補強度C 左右の先発2枚の実力に問題はないがスタンリーはルーキー契約最終年となりハースト解雇でLTの控えも存在しない、将来に備えて層の厚い今年のOTの中から人材を確保しておくのは理にかなった動きではある
OG  要補強度A 先発経験者はいるが将来の殿堂入り濃厚な超大物ヤンダ引退の穴を埋めるにははるかに程遠い、今一つ物足りない今年の専業OGの中から即戦力を見出すために複数の指名を行う可能性は高い
C   要補強度B 複数の先発C経験者を持つが最有力者であるスクラは重傷からの復帰でありルーキー契約最終年でもある、OGへの転用も見込んで上位指名は十分にありうる

DE  要補強度D プロボウル常連の大物キャンベル獲得で大幅に強化されたポジション、ウォルフやファーガソンにもプレー可能でそれほどの緊急性はないが指名はないとも言い切れない
NT  要補強度B プレーオフでRBヘンリーの突進を止められなかった上にピアースのFA流出、ウィリアムズの負担軽減のためにも中下位でランストッパーを探しておきたい
DT  要補強度B 新加入ウォルフはパスラッシュにおいてピアースを数段上回るがラン守備では確実に劣る、NT起用も可能な重量DLが欲しいところ
OLB 要補強度A ジュドンにタグは貼ったもののその後の展望は見えず、またジュドンだけでは十分なプレッシャーも掛からない現状を改善するためにも上位指名で即戦力をゲットしたい
ILB  要補強度A 常にリーグを代表する有力ILBと共にあったこのチームが今や最弱クラスのILB陣に、1巡を使ってでもチームの要石となる即戦力を取りたい
CB  要補強度E オールプロの2枚看板を擁するリーグ屈指の先発陣には補強の必要があるとは思われないが昨年もそう言われつつ4巡を投じた、今年も何か拾うかも
S   要補強度D 怪我からの完全復活を見せたトーマスと新たに台頭してきたクラークで安定を得たが控えは弱い、キックカバーチームの強化も視野に入れて何らかの指名はあるかも

ST  要補強度C 蹴ることに関しては懸念材料は一切見当たらないが敵に全く脅威を与える事ができないKR/PRと不安定なカバーチームは明らかに問題、WRやDBやLBの指名にあたってはST適性も見たいところ

また現状BALはロースター上にリーグ最少の57名しか持っておらず最大90名まで保有できるオフシーズンロースター枠に対して大きな空きがある
トレードダウンによる指名権増加や大量のドラフト外獲得も予想される