悪質タックル問題

少子化に危機感を募らせるアメフット界にとって大きな痛手となっている。
危険なタックルの動画が拡散し、競技自体の印象が悪化。
既に来春入学予定のスポーツ推薦においても影響が出ている。
大学アメフット部の多くは、高校時代に野球やサッカーなどを
経験した学生の競技転向で支えられているのが実情だ。

多くの大学のスポーツ推薦ではアメリカンフットボールに関しては
他競技の実績でも可としている場合が多いが、他競技からのスポーツ推薦
受験者が激減しているといわれている。

来春、一般入試で入部する学生でも新入生勧誘は例年になく厳しいことが予想されている。

5月6日の日本大学・関西学院大学の定期戦の後、東京大学の森ヘッドコーチは
「保護者に『(アメフト部への入部を)やめなさい』と言われた新入生もいた。
アメフトへのイメージは悪化している。

来年以降はアメフト部がある附属高校を持っている大学が選手確保において
有利になっていくといわれている。
国公立大学アメフト部は今後、苦境に陥ることが予想されている。