新年明けましておめでとうございます。
日頃より法政大学フットボールを応援して下さり誠にありがとうございます。

昨日開催されたライスボウルをもって、今シーズンが終了しました。
戦前の予想通り、社会人代表が遺憾なく力を発揮して学生代表に大勝する結果となりましたが、敗戦は喫したものの、学生代表の関西学院大学には素晴らしい雄姿を見せていただきました。
相手外国人ランニングバックに果敢にタックルを仕掛け一発タッチダウンを奪われなかったディフェンスチーム、
またプレッシャーを受けながらも的を絞らせず、それでも中央のプレーに挑戦したオフェンスチームからは、社会人に勝つという強い気持ちが伝わってきました。
確かに社会人と学生の競技レベルの差は明らかであり、大会の存在意義や目的なども問われるところではありますが、頂点に社会人との闘いが存在する以上、我々は真剣に「社会人に勝つ」ことを目標に取り組んで参ります。

さて、目的や意義を問うということでは、昨年、各競技団体を揺るがせた様々な問題は、程度の差はあれ、活動本来の目的を見失っていたことが原因の一つであったと思います。
故に法政フットボールにおいては、選手である前に一人の学生であること、またチームの理念や目的を確認し、学生の成長を第一に考えた環境の整備に努め、チーム改革を図って参りました。
そして、漸くそのアウトラインが見えてきた今年は、これまでに作られた環境の中で、選手一人一人が現状に満足せず、自主性を持ち真剣に取り組めるかが課題となります。

よりタフに、更なる成長を目指して。

進化し続ける法政フットボールに本年も変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

法政大学体育会アメリカンフットボール部監督 有澤 玄