日大の早期復帰求める 宮川選手が要望書提出
https://mainichi.jp/articles/20180621/k00/00m/050/194000c

 関東学生アメリカンフットボール連盟の森本啓司専務理事は20日、関西学院大の選手を悪質なタックルで負傷させた日本大の宮川泰介選手(20)から日大の公式戦への早期復帰を求める要望書を受けたことを明らかにした。

 森本専務理事によると、宮川選手は数日前に家族とともに東京都内の連盟事務所を訪れ、「日大を早く復活させてあげてほしい」という趣旨の要望書を提出した。

 関東学連は宮川選手を、今季の公式戦への出場停止処分としており、処分解除の条件として反省文の提出などを求めている。要望書には、宮川選手が反則行為に及んだ理由として「自らの心の弱さ」を挙げ、復帰の意思は記されていなかった。
 森本専務理事らは18日、都内で同選手と面会し、文書の意図を確認。自らの処分解除を求めるものではなく、選手自身も「戻る意思はありません」と話したという。【田原和宏、円谷美晶】