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法政大学体育会アメリカンフットボール部

【ニックネーム変更の経緯について】

今回の変更を決定したOBOG会執行部、大学、そして現体制及び学生、父母会幹部の方々、
誰もが「トマホークス」という名称と共に歩んでおり、当然のことながら皆愛着を持っております。

しかしながら、その名称によって不快な思いをされる人々がいるのであれば、
それは誰も本意ではないと考えています。

アメリカにおいては、その不幸な歴史を背景に、先住民由来のニックネームが2005年にNCAAにより正式に禁止となり、
多くのチームが名称の変更を行なっております。
また現在使用しているチームでも恒常的な論争になっている現状があります。
 
そんな中、そうした歴史や社会問題とまるで関わりのない我々が、国際試合やアメリカ遠征などに行く際、
無邪気に「トマホークス」と名乗ることが果たして「誇れる行為」なのか、という問題が上がりました。*1
 
法政大学においては、昨年6月に大きな方針として「ダイバーシティ宣言」が掲げられ、
そこには「性別、年齢、国籍、人種、民族、文化、宗教、障がい、性的少数者であることなどを理由とする差別がないことはもとより、
これらの相違を個性として尊重すること」という公式な方針が打ち出されました。

「トマホークス」という名称については、何に由来して、いつ、誰が、どの手続きで決定されたのか、
OBOG会でも確認ができず、1972年の甲子園ボウル初優勝の際には同ニックネームは使用されてなかったという事実も確認されました。

80年以上の歴史を持つ我が部において、多くのOBOGの方々のご卒業後に「トマホークス」という名称がつけられたことになります。

法政大学体育会アメリカンフットボール部は任意団体であることからニックネームの商標登録ができず、
誰にでも自由に使用できてしまうという課題もありました。
一般的な名称にすることでしか回避できない問題でもあります。
 
こうした状況下、OBOG会執行部を中心に、名称変更の検討に入りました。
 
まずどの範囲まで議論を広げるかという議論から始まりましたが、人種差別という問題に加え、
過去の名称使用問題もあることから、喫緊の課題と捉え、大学側とOBOG会執行部を軸に速やかに変更手続きに入るべきという判断のもと、
具体的な検討に入りました。その上で変更の要件として;

1)一般的に使われる名称
2)米国でも一般的な名称の付け方
3)法政の理念もしくはアイデンティティをあらわすもの
 
を条件として検討を重ねた結果、ハーバード大、スタンフォード大、シラキュース大、シカゴ大などを参照して、
法政のスクールカラーである「オレンジ」への変更が最適であるという判断をさせていただきました。
(スタンフォード大、シラキュース大については過去において先住民族由来のニックネームでした。)
 
*1に関して以下をご参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/インディアン
goo.gl/hpFDKK  アンクル・トマホーク
 
また、アメリカではこれだけのチームが理由の如何に因らず、名称を変更しています。
https://en.wikipedia.org/…/List_of_college_nickname_changes…

現役諸君が心機一転、清らかな気持ちで新しいシーズンを迎えていただくことが何よりと考えております。  
今回の変更を機に、正々堂々とチーム名に誇りを持てるようになるべく、しっかりと強化についてもサポートしてまいる所存です。
OBOG会執行部を代表して。

OBOG会執行部 廣田慶
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