ベンゾジアゼピン系薬物からの離脱その82 [無断転載禁止]©2ch.net
最適の離脱(減薬)速度とは個人によって異なり、多くのファクターに左右されます。
それらは、使用されたベンゾジアゼピンの用量および種類、服用期間、
パーソナリティ、ライフスタイル、過去の経験、特異的な脆弱性、
あなた自身の回復システムの速度(これは、おそらく遺伝的に決まっている)
などです。
通常、最適な判断が出来るのは、あなた自身です。
あなた自身が離脱を管理し、あなたに無理のないペースで進めて
いかなければいけません。あなたは、急速な離脱をさせようとする
他者(クリニックや医師)からの説得に抵抗する必要があるかもしれません。
多くのクリニックや医師達がこれまで標準として採用してきた6週間という
離脱(減薬)期間は、多くの長期服用者にとってかなり急速過ぎます。
実際は、十分にゆっくりとしたものである限り、離脱速度(漸減期間)は
決定的に重要なことではありません。もしあなたが、およそ数年間
ベンゾジアゼピンを服用しているなら、漸減に6 ヶ月かかろうが、
12 ヶ月あるいは18 ヶ月かかろうが、そういう期間の違いはほとんど
意味のないことです。 時に、ベンゾジアゼピンからの離脱に非常にゆっくりと時間をかけるのは、
“単に苦痛を長引かせる”だけで可能な限り早く終わらせた方が良い、
という主張があります。
しかしながら、ほとんどの患者の経験によると、ゆっくりとした離脱が
非常に好ましいのです。
特に患者側が離脱(減薬)速度を決める場合、彼らはそう言います。
そうすることで実際に、多くの患者が、ほとんどあるいは全く“苦痛”を
伴わなかったことに気付くのです。
それでもやはり、魔法のような離脱速度がある訳ではなく、患者自身が
それぞれの最適なペースを見出さなければいけません。
低用量のベンゾジアゼピンを比較的短期間(1年以下)服用していた人は、
通常かなり早く離脱することが可能です。
アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)やクロナゼパム(リボトリール、
ランドセン)など高力価のベンゾジアゼピンを高用量服用していた人は
より多くの時間が必要となるでしょう。