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東急ハンズ新卒社員、パワハラマネージャーから罵倒&サビ残の日々で30歳過労死 遺族が一審全面勝訴
 しかし、実際は2Fの正社員5人の月平均残業時間は26〜34.2時間、アシスタントも14人中13人が月20時間以上だった。
 要するに、残業予算の範囲内でこなせない仕事量を課せられる中、毎日のように、執拗に、残業予算を順守するよう指導を受けることで、結果的に、賃金不払い残業が構造化していた。
 サビ残の仕方は3つあった。
 一つは、出勤日に、本来の出勤時間より早く行って仕事をする。
 二つ目は、退勤打刻をした後に仕事をする。
 三つ目は、休日の早朝に、会社に来て仕事をする。
 東氏の過酷な労働環境を示すエピソードがある。東氏は99年に結婚していたが、夫人の陳述書や証人尋問によると、東氏は、会社を出て、最寄りの心斎橋駅で地下鉄に乗るまでの間に、携帯に「今から帰る」との、「帰るコール」をしていた。
 帰るコールは通常、23時前後で、そこから自宅までに約1時間かかり、帰宅は午前0時前後が常態化していた。
 そのため、東氏の就寝時間は、1時30分〜2時。起床は5時30分〜6時。睡眠時間は3時間半〜4時間でしかなかったという。
 イベント期間は、さらに帰宅時刻が遅くなった