東急ハンズ新卒社員、パワハラマネージャーから罵倒&サビ残の日々で30歳過労死 遺族が一審全面勝訴
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東急ハンズ新卒社員、パワハラマネージャーから罵倒&サビ残の日々で30歳過労死 遺族が一審全面勝訴
佐々木奎一 05:16 04/24 2013  
過労死事件以降の東急ハンズ歴代社長。真ん中が、日下部二郎氏(在任期間02年4月1日〜06年9月30日)。右が中島美博氏(06年10月1日〜11年3月31日)。左が榊真二氏(11年4月1日〜)
 東急不動産の主要子会社(75%保有)、東急ハンズ。昨年4月に中国・上海にも出店するなど業績好調、マスコミも店舗内の売れ筋商品を紹介しPRする。
だがその労働実態は悲惨だ。
心斎橋店勤務の東久治氏(仮名、死亡時30歳)は「残業予算」の範囲内で残業するよう毎日のように指導される一方、過剰な仕事量を課せられ、予算内では終わらず、サービス残業を強いられた。
0時頃に帰宅する日々が続くなか、マネージャーから怒鳴り散らされ続け、心身に不調をきたす。
そして04年3月の就寝中、妻と子を残し、心臓性突然死で死亡。遺族は労災を申請し、07年11月、大阪中央労基署は労災認定した。
10年2月には会社を相手取り、計9100万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴。今年3月、東急ハンズに計7837万円の支払いを求める一審判決が下った。
事件の全容を詳報する。
◇心斎橋店のキッチンフロアを担当
◇「残業予算」オーバーでサビ残の嵐
◇パワハラマネージャーに罵倒される日々
◇「体が、しんどい、しんどい、もう限界や」
◇労災認定→神戸地裁に提訴→一審で原告全面勝訴