給油所、行楽地で苦境 ガソリン高、コロナも逆風

ガソリン価格が高止まりする中、新型コロナウイルス感染拡大による移動の自粛要請で、行楽地などの
給油所が苦境にあえいでいる。都心から車で数時間圏内とアクセスの良さで知られる山中湖(山梨県)
周辺のある給油所では、昨年夏の客足がコロナ禍前の2019年比で約5割に落ち込み、今夏も8割程度まで
しか戻っていない。他人との接触を避けられるマイカーを見直す動きはあるが、「学生の合宿や外国人の
ツアーバスなどの客は戻る気配がない」(経営者)。経産省によると、ピーク時の1994年度末に全国で
約6万カ所あった給油所は、20年度末時点で2万9005カ所まで減少。ハイブリッド車の普及などによる
ガソリン需要の縮小が主な要因だが、コロナ禍に加え、各国で進む「脱ガソリン車」の動きなど逆風は
強まる一方だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7f1dcf9853b3ce66dd64b401a8723892aad44a4