電気自動車は電池製造でCO2排出量が多い
2021年4月11日

EVは「排ガス」を出さず脱炭素にうってつけの技術に思えるが、製造時にガソリン車を上回るCO2が出る。
さらに、火力発電が多い日本では、電気をEVに充電するたびに温暖化ガスを排出していることになる。

EVのCO2排出量をがガソリン車より減らすには、走行距離を伸ばせばよいのだが、
EVのCO2排出量がガソリン車を下回るのに必要な最低走行距離は、
米国で6万km、欧州で7.6万km、日本で11万kmキロにもなる。

米国はガソリン車の燃費が悪いので、EVが有利になる。
欧州は原発の割合が高いので、EVが有利になる。
日本はガソリン車の燃費が良い上に火力発電が多いので、EVが不利になる。

この記事ではEVの製造過程のCO2排出量が多いことを指摘しているけど、
太陽光パネルの製造過程のCO2排出量も多いこともいずれ記事にされるようになると、
結果的に、発電所は原発とアンモニア火力発電に絞られてくると思う。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70853300Z00C21A4MY1000/