ホットストック:銀行株が軟調、三菱UFJは2年半ぶり安値

[東京 16日 ロイター] - 銀行株が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループは2%超下落し、2016年11月以来約2年
6カ月ぶりの安値水準となっている。同社は15日、2019年3月期連結当期利益が前年比11.8%減の8726億円だった
と発表。20年3月期当期利益予想は顧客部門での収益増や市場部門の回復を見込んで、同3.1%増の9000億円とし
たが、朝方から売りが先行している。
銀行株については「米中貿易摩擦で世界景気の先行きが不透明。国内の地銀再編の話や金融緩和継続で収益が出にくい
という環境もあり、総合的に買いにくい。三菱UFJは自社株買いを発表しなかった点も短期的なネガティブ材料となっている」
(国内証券)との声が出ていた。
みずほフィナンシャルグループは年初来安値を更新。三井住友フィナンシャルグループも1%超の下落となっている。