【ソフトバンク株、1万円台回復、17年ぶり、スプリント統合報道を好感、「10兆円」貢献度】
市場が注目するのは本体の財務改善。スプリントが持ち分法適用会社となり、
4兆円の有利子負債がバランスシートから外れる見通しだからだ。
6月期の10兆円ファンド事業の利益は1052億円と営業利益全体の約2割を占めた。
エヌビディア株の評価益のおかげだ。4〜9月期の評価益は3000億円弱まで拡大した可能性がある。
 次の節目は11月6日の7〜9月期決算だ。情報開示が進めば10兆円ファンドを見直す動きが広がる
可能性がある。ゴールドマン・サックス証券の松橋郁夫氏はスプリントの経営統合がまとまれば
「市場の焦点は徐々にファンドの潜在的価値に移る」と指摘する。