東京五輪「特需」に沸き、建設ラッシュが続いた国内ホテルは、出口の見えない新型コロナウイルス流行で経営危機に陥っている。

開幕予定日が半年後に迫る中、感染状況に改善は見られず、業界からは「中止されれば持たない」と悲痛な声が上がる。
「期待はするが、まずは日常の回復を」と、半年先より今を案ずる声もあった。

東京・浅草の雷門旅館は、五輪開催に合わせて老朽化した建物を建て替え、2019年夏に新装開業した。
インバウンド需要を見込んだが、コロナ禍で状況は一変。取締役の男性によると、予約が入らず休