董仲舒は天地も人もともに陰陽に支配されており、人君の政治が乱れると天地の陰陽も乱れて災異が生じる、という理論を唱えた。いわゆる天人相関説である。
董仲舒の用語では、「災」は異常の度が小さなもの、「異」は大きなもので、本質的には同じである。董仲舒は『春秋繁露』で、君主が徳を養い善政をとるならば、災異はなくなり福が来るだろうと説いた。