12 名前:まだつづくぞ! 投稿日:2000/08/02(水) 07:09
私は電車の後ろから3番目の席に座りました。辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。 「 出発します〜」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろうと私は不安と期待でどきどきしていました。電車は ホームを出るとすぐにトンネルに入りました。紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。

私は思いました。このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗った、スリラーカーの景色だ。
この電車だってお猿さん電車だし結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも恐くなんかないな。)

とその時、またアナウンスが流れました。「 次は活けづくり〜活けづくりです。」
活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
 振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男性の周りに四人のぼろきれのような物をまとった小人がむらがっていました。
よく見ると、男性は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様になっていました。
 強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男性は悲鳴をあげつづけました。
男性の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。