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昔なんか不思議なばあさんに会った話
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0001本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 03:28:14.32ID:Qs32tjUU0
昔といっても4年くらい前だけど。
当時俺は沖縄の大学に通っていた。
ある年の秋、教員免許を取得するための単位の関係で、老人ホームに何日間か見学実習みたいなのをさせてもらった。
0002本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 03:42:14.08ID:Qs32tjUU0
その老人ホームは痴呆が入った老人が9割を占めてて(もっといたかも)、施設は支離滅裂な言葉で埋め尽くされてた。職員やたまにいる痴呆の入ってない老人との会話がかなり救いになってた。
そんなこんなで正直見学実習とは思えないくらいしんどかったけど、なんとか実習最終日を迎えることが出来た。
不思議なばあさんに会ったのは最終日の、実習終了時間10分前くらい。多分もうすぐ実習が終わるっていうことで、心に余裕が出来てたんだと思う。俺はふと目についた車椅子のばあさんに声をかけてみた。
0003本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 03:49:04.60ID:Qs32tjUU0
このばあさんもやはり痴呆が入っていた感じで、ニコニコ微笑みながら「ねえ、あなたは運命ってあると思う?」と俺に尋ねてきた。
俺はなんか適当に返事をした。ばあさんは一人で話し続けた。
「運命ってね、自分で決めているのよ。自分で神様にお願いしてるの。だから文句なんて言ったらバチが当たるのよ」
ばあさんは他にも、死んだら魂の行く場所について話していた。なんかある離島に行く的な内容だったような気がする。
0004本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 03:53:21.24ID:Qs32tjUU0
まあこれといって神秘的な話でもなく、ただのボケたばあさんの発言と言えばそれまでなんだけど、なんとなく俺はこのばあさんの言葉に聞き入ってしまった。
運命を自分で決めてる、っていう言葉が妙にひっかかった。
0005本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 03:59:35.62ID:Qs32tjUU0
俺は自分の人生に不満がたくさんある。主に人間関係や容姿について。
でもばあさんの話を聞いてふと、目立ちたくない、隅っこで細々と生きていたいと思っていた子供時代の自分を思い出した。
なんて自分の人生には華がないんだろうと悩んで、周囲の華やかな人間に嫉妬していた時期だった。不満がたくさんあって、文句を言うことが癖になっていた。
でもそういう生き方を望んだのはそもそも自分だったんじゃないかということを思い出したんだ。
0006まこ垢版2018/12/06(木) 04:00:33.41ID:Fg3CMvKn0
はい、終わり
このスレ終了
以後書き込み禁止
0007本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 04:13:33.78ID:xutPV8fC0
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ですがこのスレは

ま と め ま せ ん!
0008本当にあった怖い名無し垢版2018/12/06(木) 04:13:39.59ID:Qs32tjUU0
痴呆が入ってるのに、穏やかなばあさんだった。沖縄にはユタとかノロとかって呼ばれるなんかシャーマンみたいな職業があるらしいんだけど、ふとこのばあさんを見て、この人もしかしたら元々そういう人だったんかもなーと思った。まあ真偽は不明だけど。

これでおわり!ばいびー
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