>>16 続き
比古一郎太(ひこいちろうた)。鬼道(古代神道)の使い手「比一族(ひいちぞく)」の末裔。
豆粒大の霊石に妖怪を封じ込めて飲む事で丸一日間その能力を使う事が出来る。
この能力ゆえ古来比一族は全ての妖怪たちから「妖喰い(あやかしぐらい)」と
呼ばれ恐れられてきた。童話「彦市話(ひこいちばなし)」で主人公の彦市が
鬼を騙して梅干しに化けさせ食べてしまう話は一郎太の先祖が鬼を赤い霊石に
封じ込めて飲んだ様子を表したものである。