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【とあるss】御坂「佐天さん本当に無能力者?」
00012017/10/07(土) 13:00:21.27ID:NA7wkHiC
「佐天さーん!」
「あ、御坂さん!ちょうどよかった。白井さんも初春もジャッジメントだったから、暇してたんですよー」
「ねえ、あの二人に内緒でパフェでも食べに行かない?」
佐天の目が輝いた。
「行きましょ!!」
0002創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:01:50.52ID:NA7wkHiC
佐天は、数々の課題をこなしながらパフェをパクパクと食べ進めていった。
「これが、宿題ってやつなのねえ...」
「確か、御坂さんとこはないんですよね、いいなぁ...」
「...って!さ、佐天さん」
ふと佐天の手元を覗いた御坂は心底びっくりした。
何故なら今、自分より年下の、しかも普通の中学に通っている子が、自分が今習っている問題をすらすらとこなしていたからである。
「どうしましたー?あ、もしかして間違ってたかなぁ?」
「い、いや!そうじゃなくて。...この問題、今あたしが授業でやってるところなんだけど...」
「...ああ。これ、お父さんにもらった課題なんですよー」
「!?...そ、そうなのね。」
(佐天さん...。無能力者でこの学力って。信じられない...。)
「...佐天さんさー、頑張れば超能力者、夢じゃないかもしれないよ...?」
御坂がそう言っても、佐天はまたまた〜!と笑いとばすだけだった。
0003創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:03:28.10ID:NA7wkHiC
御坂は、佐天がなぜ能力者になれないのか考えていた。佐天は、充分能力者相応の学力を持っている。それなのに、なぜ...?
...もしかしたら、あのシスターが何か知っているかもしれない。
でも、聞きにいくにはアイツの寮に行くしか!まあ今回は佐天さんのためだし...?
そう考えているうちに、御坂は上条の住む寮に着いていた。
(緊張するけど、佐天さんのため!!)
ピンポーン
「ハイハイハーイ、どなたですか...って、ビリビリッ...!なな、何の用だよ」
「ビリビリいうな。あのシスターに用があって来たのよ。」
上条は、へ?という顔をした。
「そ、そうか。あがってもいいが、家電を壊すのだけはやめてください...」
0004創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:05:03.99ID:NA7wkHiC
「...それで、そのサテンて人が能力者になれないのはオカシイ、と。」
「そうなのよ。」
...。
「...で?私がなにか知ってると思って来たの?ほんとに?」
「そうよ。」
「そんなの、知らないんだよ。どうせ、そういうテキトーな理由をつけてとーまに会いに来たんでしょ!!」
「はぁ!?違うしっ!!!ほんとに悩んでるのに...」
上条の呆れた視線は二人には届かない。
「こら、インデックス。御坂を怒らせちゃだめだろ。」
「むう...」
「...まあ、能力なんか無くたって、学力があるだけで充分だと思いますよ上条さんは。」
まあそうだけど...と御坂は口ごもる。
「とーまだって勉強してるのに無能力者なんだよ。稀にそういう人もいるってことなんだよ。」
「いや、上条さんはインデックスのせいで一瞬にして消える食材を買うためセールに行ってるため勉強時間が...」
「とーまは私が来る前からせーせきが悪かったこと、知ってるんだからね!?」
「はぁ!?そこまで行ったらお前、ストーカー...」
ギャーギャーギャー
(はぁ...まあ、こんなことシスターにも分からないか。)
御坂はこっそりとうるさい部屋から抜け出して、図書館へ向かった。
0005創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:06:36.22ID:NA7wkHiC
(無能力者...能力者になるには...あった!どれどれ...?)
(能力者になるには様々な訓練が必要である。訓練をこなすために頑張る必要があり...。いいからさっさといいなさいよ。)
御坂はパラーッとめくって一番最後のページを見た。
(つまり、簡潔に言えば、勇気と根気を持ち、ひたすらに頑張ることで能力者になれるかもしれないということである。)
(はぁ!?なにこのテキトーな文は。それになれる”かも”?しかも書いたヤツ無能力者じゃない!)
「みーさーかーさn」
「さてー寮に戻るかぁ」
0006創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:07:35.39ID:NA7wkHiC
「あっ!いたいた!お姉さま見っけ!!」
「おィ、転ぶから走んじゃねェ」
聞き覚えのある声が聞こえる。
打ち止めと...一方通行!?
「な、なんでアンタがここにいるのよ...?」
「勘違いすんな。このガキがお前に会いたいっつったから来ただけだァ」
「お姉さま!なんか、ミサカネットワークでお姉さまが考え事してる様子!って噂になってたよ!ってミサカはミサカは心配してみたり...」
「なンだ、お前。何かあったのか?」
御坂はいやいや、と手をふる。
「別に対したことじゃないわよ。ただ...無能力者の友達がいて...少なくとも大能力者相応の学力があるのになんで能力者になれないのかな、って...」
「...」
一方通行は御坂にそんな友達がいたことにびっくりした。...顔には出さないが。
「能力をつけたいンなら研究者ンとこ行きゃいいンだ。だが、おすすめはしねェ。お前だって、分かってンだろォ。」
「あ...。」
一方通行は、スタスタと行ってしまった。
「あぁ!待ってーーなんで杖ついてるのにそんなにはやいのー!ってミサカはミサカは...」
0007創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:08:38.55ID:NA7wkHiC
「佐天さんが能力者になれない理由?」
「うん。」
「お姉さま...」
黒子は大きなため息をついた。
「誰しもがお姉さまのように上手くいく訳ではありませんのよ。学園都市にどれだけ無能力者がいると思ってますの?」
「そうだけど...でも、佐天さんは家事も出来るし、気配りもできるし...」
「笑顔も明るく、ルックスも...って」
黒子は再び大きなため息をついた。
「確かに完璧に見えますけれど、やはり能力者になるには生まれもっての才能もあると思いますわ。...こんなこと考えるの、おやめになってくださいまし。お姉さまらしくないですわよ。」
「...そうね...」
こんなの、私らしくないや。
能力なんか無くたって、佐天さんは佐天さん。もう、考えるのはやめにしよう!
0008創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:09:51.54ID:NA7wkHiC
佐天財閥の末裔、佐天涙蔵。
学園都市開発にあたって数々の研究を進め、見事実現させた張本人。
「代子さん」
「なあに?」
「君は料理が出来ないのか」
「...」
塩っぱさと苦さの混じった、はっきり言って食えたもんじゃない物。
「しょうがないじゃない、いつもご飯はあなたが外食に連れて行ってくれたし...」
「はぁ...まあとにかく」
ちら、と黒髪の赤ん坊を見る。
「この子には料理をちゃんとさせよう」
「そ、そうね!!」
0009創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:10:42.26ID:NA7wkHiC
それから3年が経った。
あの赤ん坊は、しっかり者の姉になった。
料理をさせ、弟の面倒を見させ、家事はなんでもできるようになった。
それから2年が経った。
自立させるため、彼女を学園都市に送り出すことになった。
「学園都市!?」
「そう、学園都市。施設もしっかりしてるし、ジャッジメントや風紀委員がいるから心配はいらないよ」
「でも...。涙子がもし、超能力を手に入れて...。あの子のようになってしまったら...!」
白髪の、あの子。
可哀想な、あの子。
「......。わかった」
涙蔵は、研究室へ向かった。
涙蔵が発明した能力停止(アビリティストッパー)を探しに...。
0010創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:12:29.74ID:NA7wkHiC
↑ジャッジメントやアンチスキルでした
0011創る名無しに見る名無し2017/10/07(土) 13:13:21.87ID:NA7wkHiC
能力停止は、仮想現実(パーソナルリアリティ)を作り出してしまってからでは、効かない。
仮想現実を作り出せない脳に書き換える物なのである。
「君は、膨大な力を持っている。そのままでは、君が中学生になる頃には少なくとも第三位以内に入っているだろう。...可能性を奪うようで悪いが...。幸せになってほしいんだ。」終
0012創る名無しに見る名無し2017/12/27(水) 09:40:02.04ID:C1Z7QFDy
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

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0016創る名無しに見る名無し2018/05/21(月) 09:13:38.17ID:tRZnwP6O
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

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0017創る名無しに見る名無し2018/07/03(火) 18:45:52.12ID:f1dClnnX
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0018創る名無しに見る名無し2018/10/17(水) 19:41:47.31ID:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

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