【TRPG】ブレイブ&モンスターズ! [無断転載禁止]©2ch.net
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――「ブレイブ&モンスターズ!」とは?
遡ること二年前、某大手ゲーム会社からリリースされたスマートフォン向けソーシャルゲーム。
リリース直後から国内外で絶大な支持を集め、その人気は社会現象にまで発展した。
ゲーム内容は、位置情報によって現れる様々なモンスターを捕まえ、育成し、広大な世界を冒険する本格RPGの体を成しながら、
対人戦の要素も取り入れており、その駆け引きの奥深さなどは、まるで戦略ゲームのようだとも言われている。
プレイヤーは「スペルカード」や「ユニットカード」から構成される、20枚のデッキを互いに用意。
それらを自在に駆使して、パートナーモンスターをサポートしながら、熱いアクティブタイムバトルを制するのだ!
世界中に存在する、数多のライバル達と出会い、闘い、進化する――
それこそが、ブレイブ&モンスターズ! 通称「ブレモン」なのである!!
そして、あの日――それは虚構(ゲーム)から、真実(リアル)へと姿を変えた。
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ジャンル:スマホゲーム×異世界ファンタジー
コンセプト:スマホゲームの世界に転移して大冒険!
期間(目安):特になし
GM:なし
決定リール:マナーを守った上で可
○日ルール:一週間
版権・越境:なし
敵役参加:あり
避難所の有無:なし
======================== >>363
悪いな
俺はな
フン族なんだ
だからフンのにおいがするんだぜ…
アッティラ >>372明神
悪い
こっそり相談なんだが、今凄く悩んでいることがある
糞の出が悪いんだ
何か良い治療方法を紹介してはくれんだろうか?
紹介してくれた場合は、
俺のサイン入り糞紙を100枚進呈しよう
配布ももちろんありだ
【参加者募集 みんなで同盟組んでバトルしようぜ】 「あら〜あらあらま〜そういう事やのねぇ〜」
みのりの口から思わず感嘆の声が出たのは、喧騒と紫煙の溢れる『魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭』
その主である『雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)』を前にしての事であった。
ガンダラはプレイヤーならば誰もが立ち寄り、拠点とする者も多い街ではあるが、みのりは数度訪れたきり
必要なものは町で集めるより課金や取引で集める事がメインだったので、この町に来ることもなかったのだ。
故にほぼ初見状態
ここで何が必要とされ、何が起きるのか全く知らずに来ているのだ
なゆたが交渉を買って出た時もそのまま任せ、何が起きるのかをただ見守っていたが……一連のやり取りを見ておおよそ察するに至る。
>「しめじちゃん、石油王、今の話は聞いてたな?君達も証人だ。約束を違えるなよ」
「はいな〜、確かに聞きましたよって、おきばりやす〜」
悲壮な覚悟を浮かべた表情の明神を安心させるように声をかけその後ろ姿を見送る。
「しめじちゃん、こうなること知っててんな〜
うちこういう普通のクエストプレイとか全然してきいへんかったから知らへんかったわ〜
うちの方がお姉さんやけど、ゲームの知識ではシメジちゃんの方が頼りになるわ〜これからも助けたってや〜」
隣に並ぶメルトが自分よりゲームの知識が豊富な事に素直に驚きの声をかけ、交渉を明神へとバトンタッチして下がってきたなゆたにも声をかける
「交渉お疲れさん〜お見事さんやったねえ。
ほやけど、あのマスターすんごい乙女やのに、いたす時は男に戻りはるんやろうか?不思議やわ〜」
交渉を任せテーブル席に消えて行った真はともかく、ここに残り交渉を行った女三人とその身を捧げた明神はこれから何が起こるかは想像できていただろう
その上でみのりは小さく首を傾げ出した言葉に説明を加える
『雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)』はその風貌で一目瞭然
骨格から筋肉、顔付き、あふれ出る男性ホルモン、どれをとっても立派な男いや漢である
全力で漢であるにもかかわらずそれに抗い性格と服装を女に保つのは並大抵の精神力では不可能であろう
それを可能にしている『雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)』がベッドの上だけ男に勃ち戻る不思議を指していたのだ
なんにせよここから先の交渉は明神に託された
テーブル席で酒を呑む真一を見つけ、肩を叩きテーブル席の奥に去っていく明神に代わりみのりがその隣の席に着いた。
一人で飲みたい気分なのも察するに有り余る故に、それを引き止める真似はしない
「あらあら、真ちゃんなんや美味しそうなもん呑んどるやないの〜
なゆちゃんと明神さんが交渉してくれてたけど見ているだけで喉乾いてもーたから一口頂きますえ〜」
真一の手に自分の手を重ね、ジョッキの反対側にも手を添えくいっと一口。
喉を潤し、ふぅと一息ついてからようやく手を離し笑みを浮かべた
「ふふ、美味しいお酒やねえ。
エールいうのん?
美味しし飲みやすいけど……随分と軽いお酒やねえ、これやとうち酔う前にお腹いっぱいになってしまいそうやわ〜」
テーブルを囲み陽気に歌っていたドワーフの空気がピクリと固まる
元々気が荒く酒飲みを自認する鉱夫のたまり場である
『雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)』によって揉め事は一切置きえないとはいえ、女に挑発されてそのまま流せるような男たちではないようだ
それならばこれはどうだと出された火酒を一息に飲み干し、妖艶な笑みを浮かべる
「あらま―これは美味しいわ〜いい具合の酔えそうやし
お兄さん方、お酒に詳しそうやし、一つうちと遊んでみいへん?」
みのりが提案したのは小さなコップに入れた強い酒を度数の弱い順に入れて並べる
一杯飲めば次の一杯は更に強い酒になっているというものだ。
お互いに一杯ずつ飲み、何列目まで呑めるかという、いわば量より質の飲み比べである
かくしてグラスの列を前に酒豪たちが集い、コールと共に一杯、さらに一杯と度数を強めながら進み、それと共に盛り上がりも高まっていくのであった。 酔いが進めば話も進む。
気も大きくなり、普段はこぼれない話も零れてくるというもの。
最終的にみのりは20杯を空け、『魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭』の上位20酒を全て呑み切ることに成功。
このラインまでたどり着いたのはスタート時12人の内3人のみであった。
その間に、今回呑んだ代金を全て奢ろうという申し出を受け、更にガンダラの最近の情報も聞き出すことに成功していた。
【ここ最近目に見えてクリスタルの産出が減ってきた】
【鉱脈が不自然に枯れた】など
情報を引き出しはしたが、流石に20杯も飲めば足元もおぼつかず、真の方に寄り掛かるようにして部屋へと連れて行かれることになるのであった
「うふふ、ブレモンな世界に来たからってちょいと浮かれてもうたかもやねえ〜
真ちゃんごめんな〜でも明神はんに言われたようにエスコートしたってえな〜
あ、そうやったわ〜明神はん他に泊まるいう事は真ちゃん一人で寂しあらせぇへん?」
酔っぱらいの戯言ではあるが、ともすれば夜中に忍び込むような雰囲気も漂わせる発言に真一は、そしてなゆたはどう聞いたであろうか?
結局のところ、真一は一人部屋に。
なゆたとメルト、ウィズリィとみのりの部屋訳がされ、それぞれが夜を迎えたのであった。
酔い潰れてベッドに横たわっていたみのりであったが、それぞれ部屋に分かれドアが閉まった途端に普通に起き上がった
顔の赤みも引き、つい先ほどまで酔い潰れていた痕跡すらないのだ
「少し横になってたら酔いも引いたみたいやわ〜」
急な変化に驚いたウィズリィに笑いながら答えるが、実はそうではない。
そもそもみのりは酔っていなかったのだ
みのりの実家である五穀ファームは由緒正しき農家で様々な作物を生産している
その品目の一つに日本酒用のコメや蒸留酒用の大麦などもあり、幼少のころから製品となったお酒の試飲をしてきている
その訓練の賜物か、はたまた体質的なものか
本来の目的である酒利きの方はあまり上達しなかったが、酒酔いに対しては恐ろしく強い耐性を備えるに至ったのだった。
夜も更け普段ならば熟睡している時間ではあるが、みのりの目は冴えたまま
酔いにくいとはいえ、酔わない訳ではないのであれだけ呑めばそれなりに影響が出るのであろうか?
などと考えながら同室のウィズリィと話をしていた
「鉱夫のお兄さん方が言うとったけど、クリスタルの産出が減ったって話やけどねえ
機関車のクリスタルが足りひんくなったとか、消費が激しくなるってぇ、この世界的な異変が起こってるゆうことなやろうかねえ?」
手に持つ藁人形をいじりながら話しをしていると、突然藁人形の口から水音が流れ出す
驚きながらも良く聞くとそれはシャワーの音のようだった
「あれれ?なんやろね、これ
ていうか「囮の藁人形(スケープゴートルーレット)」て消えひんけどモンスター扱いやからかねえ?」
そういいながらあれやこれやと藁人形をいじっていると
『ひんけどモンスター扱いやからねえ?』
と自分の声が聞こえてくる。
あれこれ触るうちにわかったことは、「囮の藁人形(スケープゴートルーレット)」は4体の受け藁人形と1体の反射藁人形によって構成される
ダメージ累積計算できることから何らかの繋がりがあるようで、トランシーバーのように離れた場所であっても藁人形を介して声を届ける事ができる。
だがそれ以外にも、反射藁人形は他四体の周囲の音声を一方的に拾える機能がついているようだった。
ウィズリィに渡した藁人形を同じように弄ってみても他の藁人形の音声を拾う事はなかった事から間違いはないであろう
そしてみのりが持つ藁人形こそが反射藁人形であったという事だ。
「ふぅ〜ん、悪趣味な機能やけど、まあ、便利やわねえ
なゆちゃんがやきもきしてそうなのも楽しそうやけど、まずはこちらかしらねえ〜」
拾う音声を明神の持つ藁人形に合わせ、事の成り行きに聞き耳を立てながら夜を明かすのであった。 翌朝、テーブルを埋め尽くすご馳走と、全身生気が抜けたような明神と、どちらに驚けばいいか迷うような朝食
>「だが情報は聞き出せた……へへっ……身体張ったかいがあったぜ……」
「千夜一夜お疲れ様やわ〜。これ、うちからのせめてもの心遣いよ〜」
全てを聞いて知っていながらもみのりが明神の席にそっと置いたのは、藁で編んだドーナッツ型の座布団であった。
明神が体を張って引き出した情報
それは賢者ローウェルの弟子、聖灰のマルグリッドが鉱山に入っているという事
おそらくはガンダラ鉱山奥の『第十九試掘洞』に入っているであろうという事だった
基本野良のレイド戦にふらっとあらわれてはタンクとして参加して一戦終了すれば離脱
そんなプレイをしてきたみのりであるから、当然時間のかかる探索プレイはしてきていない
『第十九試掘洞』も始めてはいる事になるのだが、その表情に不安はない
相変わらず冒険できることへの興奮が不安や恐怖を塗りつぶしてしまっているのだから
「はぁ〜それは大変なダンジョンやのねえ
昨夜クリスタルの算出が減っている云う話聞いたし、それにも関連しているかもしれへんね〜」
わっくわくである
まるでこれからピクニックへ行くかのように
「それで、その『第十九試掘洞』ってクリアーするのにどのくらいかかるんやろか?
ウィズリィちゃんに食べ物とか色々手配お願いしてもらわなあかへんしぃ、洞窟やと飛んだらすぐに頭打ちそうやしヘルメットでも用意してもらう?
明神さんは名誉の負傷やし、元気になるまではうちのイシュタルに運んでもらおかしらね〜」
みのりのパートナーモンスタースケアクロウのイシュタルは藁で出来た案山子である。
その固有スキルの一つに『長男豚の作品(イミテーションズ)』があり、藁を組み替えてその姿を変えることができるのだ。
案山子の背中を椅子状に組み直せば人ひとり背負い移動する事もできるだろう。
【酒宴での零れ話はどんどん追加していっちゃってくださいなー】
【円座布作って明神の夜の既成事実化】 酒宴で糞用意しとくからさ
どんどん支援物資ちょーだい
あ、自演物資でもいーよ >>373
悪い
断る
なゆたは俺のフレンドなんだ
いわゆるライフメイトってやつかな
ウンコ仲間
>>370明神 ◆9EasXbvg42
◯ ◯ ◯
377ザ・( ◆Znv0XSIufA 2017/12/19(火) 01:45:41.04ID:yi4wlIUV
>>明神 ◆9EasXbvg42
つ ● ● ●
● ● ● 三
ほら、ウンコを飛ばしてやったぞ
食いなはれ
お前の大好物じゃぞ
378ザ・グレートウンコ ◆Znv0XSIufA 2017/12/19(火) 01:47:07.11ID:yi4wlIUV
>>363
悪いな
俺はな
フン族なんだ
だからフンのにおいがするんだぜ… やあ
実は僕なんだ
今「ヤマビコーンウンコマシーン」ってのを開発してみた
お前らのウンコを反射することができる道具さ
ところがボクチン、さっき自分の声を反射した
それはまた僕もウンコだからかな? 酔いが進めば話も進む。
気も大きくなり、普段はこぼれない話も零れてくるというもの。
最終的にみのりは20杯を空け、『魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭』の上位20酒を全て呑み切ることに成功。
このラインまでたどり着いたのはスタート時12人の内3人のみであった。
その間に、今回呑んだ代金を全て奢ろうという申し出を受け、更にガンダラの最近の情報も聞き出すことに成功していた。
【ここ最近目に見えてクリスタルの産出が減ってきた】
【鉱脈が不自然に枯れた】など←待て、ウンコの算出が増えていることを忘れるな!
情報を引き出しはしたが、流石に20杯も飲めば足元もおぼつかず、真の方に寄り掛かるようにして部屋へと連れて行かれることになるのであった
「うふふ、ブレモンな世界に来たからってちょいと浮かれてもうたかもやねえ〜
真ちゃんごめんな〜でも明神はんに言われたようにエスコートしたってえな〜
あ、そうやったわ〜明神はん他に泊まるいう事は真ちゃん一人で寂しあらせぇへん?」
酔っぱらいの戯言ではあるが、ともすれば夜中に忍び込むような雰囲気も漂わせる発言に真一は、そしてなゆたはどう聞いたであろうか?
結局のところ、真一は一人部屋に。
なゆたとメルト、ウィズリィとみのりの部屋訳がされ、それぞれが夜を迎えたのであった。
酔い潰れてベッドに横たわっていたみのりであったが、それぞれ部屋に分かれドアが閉まった途端に普通に起き上がった
顔の赤みも引き、つい先ほどまで酔い潰れていた痕跡すらないのだ
「少し横になってたら酔いも引いたみたいやわ〜」
急な変化に驚いたウィズリィに笑いながら答えるが、実はそうではない。
そもそもみのりは酔っていなかったのだ
みのりの実家である五穀ファームは由緒正しき農家で様々な作物を生産している
その品目の一つに日本酒用のコメや蒸留酒用の大麦などもあり、幼少のころから製品となったお酒の試飲をしてきている
その訓練の賜物か、はたまた体質的なものか
本来の目的である酒利きの方はあまり上達しなかったが、酒酔いに対しては恐ろしく強い耐性を備えるに至ったのだった。
夜も更け普段ならば熟睡している時間ではあるが、みのりの目は冴えたまま
酔いにくいとはいえ、酔わない訳ではないのであれだけ呑めばそれなりに影響が出るのであろうか?
などと考えながら同室のウィズリィと話をしていた ←残念、みのりは完全に酔っていて大便中だ
「鉱夫のお兄さん方が言うとったけど、クリスタルの産出が減ったって話やけどねえ
機関車のクリスタルが足りひんくなったとか、消費が激しくなるってぇ、この世界的な異変が起こってるゆうことなやろうかねえ?」
手に持つ藁人形をいじりながら話しをしていると、突然藁人形の口から水音が流れ出す
驚きながらも良く聞くとそれはシャワーの音のようだった
「あれれ?なんやろね、これ
ていうか「囮の藁人形(スケープゴートルーレット)」て消えひんけどモンスター扱いやからかねえ?」
そういいながらあれやこれやと藁人形をいじっていると
『ひんけどモンスター扱いやからねえ?』
と自分の声が聞こえてくる。
あれこれ触るうちにわかったことは、「囮の藁人形(スケープゴートルーレット)」は4体の受け藁人形と1体の反射藁人形によって構成される
ダメージ累積計算できることから何らかの繋がりがあるようで、トランシーバーのように離れた場所であっても藁人形を介して声を届ける事ができる。
だがそれ以外にも、反射藁人形は他四体の周囲の音声を一方的に拾える機能がついているようだった。
ウィズリィに渡した藁人形を同じように弄ってみても他の藁人形の音声を拾う事はなかった事から間違いはないであろう
そしてみのりが持つ藁人形こそが反射藁人形であったという事だ。
「ふぅ〜ん、悪趣味な機能やけど、まあ、便利やわねえ
なゆちゃんがやきもきしてそうなのも楽しそうやけど、まずはこちらかしらねえ〜」
拾う音声を明神の持つ藁人形に合わせ、事の成り行きに聞き耳を立てながら夜を明かすのであった。
(みのりは5回は嘘言ってるゾ) ボバろうか
糞を
一人でボバる?
それとも一緒に? 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
9E2NP6NQ2L 鉱山都市ガンダラ。
辺境にありながら、鉱物資源の取引によって発展した大都市。
が、発展していると言っても辺境には違いなく、ちょっと旅をする途中で立ち寄る、という事はあまり起こらない場所だ。
この都市に訪れる人間は、大抵の場合「鉱山都市ガンダラに行こう」という確固たる意志を持ってこの都市を訪問するのである。
そして、鉱山都市という呼び名からも知れる通りこの街の主要産業は鉱山であり、
ありていに言うなら私達魔女とは(クリスタルの採掘場所、という点を除けば)あまりかかわりのない場所となる。
……延々と文章を使って何が言いたいかというと。
わたしことウィズリィ。初ガンダラである。
「ふうん……」
辛うじて外見上は特に大したこともないよう取り繕うが、正直内心ではだいぶ興奮している。
もちろん、文献や書簡、それに旅人との会話で、ガンダラという都市がどういう場所か、見知ってはいた。
が、百聞は一見にしかず。
猥雑な喧噪、行き交う荒くれ者たち、どこからか漂う美味しそうな料理の匂い、
そんな、文章上では数文字で片づけられる現象達が大いなる実感を持って襲い掛かってくる。
静謐に包まれた忘却の森や、活気はあっても整然としていた王都(の表通り)とは全く違う。
これが……いわゆる「いけない大人の街」という物か。
「(これは……危ないわね。頑張って自制しないと空気に呑まれる、かも)」
深呼吸をしようと息を吸いかけて、濃厚な酒精の香りにあわてて中断する。
見れば、道端でオーガたちが呑み比べをしていた。火がつきそうな強い酒なのが匂いだけで分かる。
「これは……危ないわね」
大事な事なので、今度は口に出して言いました。
まったく、シンイチ達も先導しないといけないのに、先が思いやられ……。
……あれ、シンイチは? きょろきょろと周囲を見渡すと、オークと腕相撲に挑もうとしているシンイチの姿が。
いやいやいや、死ぬわ彼。
……と、思ってしまうのは素人なら致し方ないだろう。
が、わたしは彼が纏っている強化スペルの輝きを見逃さなかった。
「(限界突破(オーバードライブ)か……大したものね)」
その効力は、並の魔女なら習得に一か月は要する(無論、基礎魔法からの下積みも考慮すればもっとだ)とも言われる中位の強化魔法に匹敵する。
只の元気で無鉄砲な少年に見えるが、彼もやはり「異邦の魔物使い(ブレイブ)」なのだ。
スペルの効果を得て、シンイチがオークの腕を一気に押し倒す。一瞬の沈黙ののち、歓声が上がった。
さて。
腕相撲会場から程よく離れたところで、わたしはシンイチに話しかける。
「お疲れ様……というべきかしら。でも、限界突破(オーバードライブ)を使ってしまったのは少し勿体無いかもね。
今後すぐに使用機会が来ないとも限らないし、『戻しておく』わ。今の状態なら、私の方が魔力回復も早いし」
そう言って、わたしはブックに視線をやり、スペルカードを1枚取り出す。
「多算勝(コマンド・リピート)……プレイ」
これは、簡単に言えば「魔力再充填」のスペルである。
目には見えないが、これでシンイチの限界突破(オーバードライブ)は再び使用可能になったはずだ。
使用済みのカードは、ブックのスキル効果で作り出された知の避難所(ナレッジへイブン)に格納。
すでにそこには2枚の多算勝(コマンド・リピート)と其疾如風(コマンド・ウインド)が入っている……魔法機関車からガンダラまでの移動に使った分だ。
これで4枚、上限いっぱい。
格納しているカードは魔力充填速度が倍になるので、およそ半日で回復する。本番は明日、と考えれば、それまでには回復している事だろう。
「これでよし。さて、行きましょう。……ええと、地図、地図」
ブックのページにガンダラの地図を表示させ、行先である冒険者の酒場の場所を辿る。
「この辺りだと、やはり『魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭』が最大手かしら。そこに向かうので異存は……?」
魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭。
その名を口にした瞬間、ナユタやミョウジン達の顔に微妙なげんなり感が漂った。
はて。
どういうことだろう? 「……なるほど」
バニーと聞いた時点で想像してしかるべきだったかもしれない。
“雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)”の姿を目にしたわたしは、ナユタたちのげんなり顔仲間に加わる事になった。
フィジカルの権化のようなマッシブな男がその肉体をそのままに女装している。まさしく悪夢のような光景。
伝承で『彼ら』の存在自体は知ってはいても、聞くのと実際に目にするのとでは破壊力が違う。
これがシンイチ達『異邦の魔物使い(ブレイブ)』の引率でなければ反転ターンからの退出待ったなしだったのだが。
「そうもいかないわよね……」
なけなしの勇気を振り絞ったところで、ナユタがこちらを見、提案してくる。
>「みんな、ここはわたしに任せてくれない? 交渉事なら経験があるから、悪いようにはしないわ」
「そうなの? なら、お手並み拝見と行かせてもらうわね。
……正直なところ、その。肉の圧でわたしだとあまり口が回らなさそう」
……そこからのナユタの手腕は見事な物だった。
最初のリストに望む物がないと見るや、即座に金子を積んで(シンイチの先ほどの稼ぎが吹き飛んだ。シンイチ……不憫)追加のリストを提示させる。
そこにも望む物が見つからないと、今度はミョウジンに話を振ったのだ。
不覚ながらわたしは知らなかったが、どうもこのマスターは男と友好関係を結ぶことを好むらしい。
ミョウジンもそれを知っていたのか、強いモンスターの捕獲を手伝う、というナユタの言もあり、最終的には協力を約束した。
……すごい物だ。わたしは感嘆せざるを得なかった。
ここまで来ると、私が持つ『知』の体系とは違う、いわば『話』の技術と言ってしまっていいだろう。
さすが『異邦の魔物使い(ブレイブ)』……なのだろうか。
哀愁の漂うミョウジンの後ろ姿を見ていると、どうもそれも違うような気がした。
ミョウジンが一人で呑み始め、ミノリがシンイチに絡みに行ったので、テーブルには3人の女性が残される。
つまり、わたし、ナユタ、そしてシメジ。
ミョウジンはシンイチが私たちを送る事を期待していたようだったのだが、ミノリがあの様子ではシンイチもなかなか席を外せまい。
「やれやれ……ところで、貴女達お酒は飲める? 私は呑まないことにしてるのだけど。
知識の守り手を自称してるものとしては、頭の回りが鈍くなるものは避けたいからね」
なお、忘却の森の魔女の中には、『この方が頭良くなるよぉー』と言って酒を飲む者も少数派だが存在する。
個人的には、その路線はあまり進みたくない。あれは大人自称者たちの呑む悪魔の飲み物だ。
……決して、1回こっそり呑んだ後、頭痛をこらえながら両親に叱られたのが尾を引いているわけではない。ないったらない。
「まあ、ここでは呑めないのが少数派でしょうから、肩身が狭いのは確かだけど。……他の客ともあまり話ができなさそうね。
しかたないから、女の子同士の話に花を咲かせることにしましょうか」
冗談めかして(あまりうまくないのは自覚している)言うと、続ける。
「……貴女達、このガンダラの事にとても詳しいようね。この店やマスターの事もよく知ってたみたい。
マスターの勘所も……どんな条件なら彼が交渉に応じるかも、知ってたのかしら。
正直驚いてるわ。わたしも知らないようなことを、外から来た貴女達が知っているなんて。
……よかったら聞かせて。この世界の事を、貴女達はどれだけ知っているの?」
ナユタとシメジの二人を見据えて、私は目を細めた。 「まったく……呑みすぎよ、ミノリ」
ナユタ、シメジの二人と話している間、ミノリはひたすらに呑んでいたようだ。
部屋分け(即席のくじを使った)でミノリと同室となったわたしは、足元をふらつかせる彼女を先導して、部屋までつれていった(シンイチの手も借りた)。
そして、部屋の扉が閉じた瞬間。
「……えっ」
何もなかったかのようにむくりと起きるミノリ。なにそれ。酔ってないの?
>「少し横になってたら酔いも引いたみたいやわ〜」
「そ、そう」
怖くなったのでそれ以上の追及はしない事にする。
ちらほらと言葉を交わすうちに、ミノリは酒を酌み交わしながら得た情報を披露した。
>「鉱夫のお兄さん方が言うとったけど、クリスタルの産出が減ったって話やけどねえ
>機関車のクリスタルが足りひんくなったとか、消費が激しくなるってぇ、この世界的な異変が起こってるゆうことなやろうかねえ?」
「そう……確かに、成型クリスタルの取引価値が上がってきているのは、聞いてはいたけれど」
アルフヘイムにおいて成型クリスタルは高密度な魔力供給源としてポピュラーな存在だが、それは安価であることを意味しない。
たとえば、ガンダラ近辺で流通している貨幣単位は「ルピ」だが、ルピと成型クリスタルの直接的な交換は行われていない。
成型クリスタルの方の価値が高すぎて、ルピ貨幣を物理的に用意できないのだ。
高純度の成型クリスタルを10個用意できれば、土地の安い辺境ならばルピを経由せず物々交換で立派な一軒家が建つ。クリスタルとはそういう物なのである。
……と、いう前提を考慮に入れたとしても、ここ最近のクリスタルの高騰ぶりは異常だった。
正確に把握はしていないが、確か私が王都を発つ頃のレートでは成型クリスタル10個で王都中心部の土地に家が建てられるぐらいにまで上がっていたと思う。
『王』も頭を悩ませていたと聞くが……これも、世界の危機に関わる問題なのだろうか。
「世界的な魔力流の異常……確かに、あり得ない話ではないわ。貴女達『ブレイブ』が来た事もそうだけど、世界が直面する問題に、魔力は深くかかわって……ん?」
突然、水音が聞こえた。
どうも、ミノリの手元の藁人形から聞こえてきたらしい。
しばらく試行錯誤してみると、どうも藁人形が音を拾ってミノリの手元の藁人形に伝えているらしいことが分かった。
「便利だけど悪趣味ねえ……あまり悪用はしないでほしい物だけど、ちょっと、ミノリ?」
嬉々としてミョウジンの会話を聞こうとするミノリを、わたしは呆れ顔で眺めているほかなかった。
……これは、止めると尾を引く奴だろうし。 翌朝。
ミョウジンの奮闘の結果、わたしたちは大変豪華な(しかも消化の良い)朝食にありつけることとなった。
……実際、ミョウジンは奮闘していたと思う。ベルゼブブを倒した際の奮戦の語り口は、藁人形越しに聞いていたわたしも思わず手に汗握ったほどだ。眠気の都合で最後まで聞けなかったのが悔やまれる。
そして、もちろんミョウジンは、豪華な朝ごはんのために奮戦したわけではない。
「聖灰のマルグリッド、か……」
有名人だ。
直接の面識こそないが、私の故郷の忘却の森にも訪れた事があると聞く。
それはつまり、このアルフヘイムの範囲に囚われず世界を飛び回っている存在である、という事だ。
「賢者ローウェルの手掛かりには違いないわね。彼を追う、で方針としては問題ないと思うわ。
第十九試掘洞に行くとしたら、確かに長丁場になるわね。一応、『王』の名義で各種の必要物資は集めてみるわ」
わたしも、伊達や酔狂、徒手空拳で『王』の使者をやっているわけではない。
『王』の紋章を刻んだペンダントを預かっており、しかるべきところで提示すれば恩恵が受けられるのである。
……もちろん、普段から見せびらかしたりはしていない。こっそりと隠して携帯している。
「それじゃあ、朝食が終わったらさっそく準備と行きましょう。わたしはこの街の領主のところで物資を貰いに行くけど、あなた達はどうする?」
一同を見渡して、確認を取るようにわたしは言った。
……ところで、ミョウジンの座布団はなぜ中央に穴が?
【ウィズリィ:全体の音頭を取り、領主亭に向かう準備】
【クリスタル:高騰】 【糞ズリィ:全体のウンコを取り、領主関白亭に向かう糞の準備】 
【ウンコ:高騰】
これはまずい流れだ! みんなの創作ノート Part1
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1519263145/157
ここで、TRPGより簡単なRP=ロールプレイの実験を始めようと思うから
興味のある人は見てみて ■GM…ゲームマスター(進行係)
こういう特別な役割を設定しないといけない
この人はゲームに参加せず、プレイヤーの意見を聞いて調整したり
戦闘の結果を判定したりする審判兼進行係だ
スレ主がまずやって、慣れて来たら交代でやれば良い
これを設定していないから、イマイチ上手く行かない レッドドラゴンが現れた、どうしますか?
__ .'i,\__ __
/ハヽ\ =》,,゚v─〉、\
/ / l'i, ヽヽノ/ /~´/ ヽ \
/ / j' 'i,.〉 ,/、 〈 / ! ヽ \
/⌒V⌒V⌒ヽ./ ,/ヽ∨/)、'V⌒V⌒ ヽ
〈,.,.,j ∨/.,.,>
(Wヽ_ノ)W
,___/〈 ハ く__
\___ .WV ヽVW`
みたいなことだよ、簡単に言えばね AAは活用した方がいいね
*゚゚・*+。
| ゚*。
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ま、ブラウザによって、表示がまちまちだけど まあ、文字だけでも色々と表現できるけどな
GMは状況説明と結果の判定係だからな
それ専用の中立的な人間が絶対要る
TRPGの基本中の基本だ
あくまでゲームであって小説とは違うからな
コンピューターRPGのコンピューターの代わりを人間がやるってだけ ゲームなのに何で小説みたいになっているのか?
TRPGのやり方を根本的に間違えている
まず進行役のGMがいないのがおかしい >>411
おそらくあなたの言っているD&Dやソードワールドの様なTRPGとはまた別の遊びよ
紛らわしくはあるけど、諸々の事情もあっての事だし、そんなに興奮しないで、こういう世界もあるのねーくらいに見てやってあげて ロールプレイで話を転がしてるだけだからゲーム性はあまりない
やっぱりなな板TRPGの形態はリレー小説に近いんだろう リレー小説というか群像劇
キャラクター分担型合作小説なんて言い方もなかったっけ? それが形式として成功していれば良いんだけど、
極少数の仲間内だけの苦行に近い物になっている。
「何だろ?」と思って覗いた人も、訳がわからなくてすぐに退場してしまう。
もっと多くの人が参加できるイージーな物に変えた方がいい。
その為には本来のTRPGの方がやりやすいんだよ。
むしろ、この5chのスレはTRPGには打ってつけのものだ。
その為には独立したGM(ゲームマスター)が絶対に必要だ。
そして各プレイヤーはコテハンで参加して、そのキャラに成り切ってプレーする。
世界全体を考えるのはGMの役目
大まかな地図か何か書いといて、徐々にそれを精密化して行けばいいと思う。
コンピューターRPGを思い起こせばわかるだろ?
アレを想像とこのスレのやり取りだけでやるってだけのことだ。
GMは何が起っているのかの状況をプレイヤーたちに伝える。
それに対してプレイヤーたちはさらに質問したりした後、行動を決めるのだ。
そしてGMはその結果をプレイヤーに伝える。
判定はゲーム性を高めたい時は厳密にやる。
そうでなくていいならGMの裁量で良い。
参加するプレイヤーたちの好みで決めれば良い。 まずは簡単な物から始めて、
徐々に高度化、複雑化して行けば良いと思う。 GMが状況を説明する
↓
名プレイヤーは、GMに質問をしてさらに詳しい情報を得る
プレイヤーどうし話し合いをしても良い
↓
その後自分たちの行動を決める
プレイヤーどうし協力し合ってもいい
↓
GMはシステム的に判定して、その結果をプレイヤーたちに伝える
大体、この繰り返しだ
で、目標を達成できるか否か GMは世界を設計し
プレイヤーたちに冒険、アドベンチャーを体験させるのが役目
敵や障害を準備するのもGMの役目だ
判定はシステマティックにやっても良いし
裁量中心でもいい
最初はザックリしたもので良いと思う
やるうちに双方慣れて上達して行くと思う >>415
それはそれでいいんじゃない?
ただここでいうTRPGを楽しみたいという層が、あなたの言う本来のゲームとしてのTRPGをやってみたいという層かどうかはまた別問題というだけで
ゲームとして明確なルールやダイス判定をしたり、PBMのようにGMの裁量で勧めたり
そういった形を否定しているわけではなく、ここではそれとは別の形だった、というだけなのだから
まず提唱者のあなたがスレを立てて、賛同者が得られればスレとして成立していくだろうから頑張って!
ちなみに判りやすくするためにコンピューターRPGを例に出しているのだろうけど、本来逆なのよな
TRPGはGMやその他の配役が必要であり、それをコンピューターにやらせるようになったのよね
なんて懐かしい思い出に浸らせてもらえたわ
自分の上の世代は本来の人が集まってのTRPGをやれていたようだけど、自分の世代は既にそうやって集まれるほど周りにいなかったし、普通にコンピューターRPGだったのでね まあ、それなら好きにして、
大きなお世話だったな。
個人的にはゲーム性のないロールプレイをやりたいのでそっちに注力する。
では、楽しい遊びをお続けになって下さい。
もう遊びの邪魔はしませんのでw 47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2018/03/01(Thu) 21:17
最近は、なりきり掲示板より
テーブルトークRPGの方が人気な気がしますねぇ。
それかみんな『ツイッターでなりきり』とかしているようです。 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
WWBIT >>1くんはどこでも大体「俺の考えたヒーローがかっこよく活躍する話」を構想の土台として遊んでいるようだけど
その基礎部分には他人踏み台にする=俺主人公やるんだから他は盛り上げ役やれよ
俺は好き勝手するけどお前ら指定した期間内にやれよなどといった極めて利己的な考えが根ざしているね
なんでそんな独善的でわがままな子供のような人が他の人と一緒に楽しむものであるTRPGを趣味にしているのさ? あと単純に、>>1くん嫌いだったなぁ〜
今ごろ言いたくなった、それだけ 最近の流れ見てるとウンコ二匹の中で決定的な仲間割れがあったんだなぁと、
そりゃ文章の書き方が違うからな
どっちも界隈牛耳ろうとする荒らしでクズだけど
片方はある程度世界観が書けるが空気が絶望的に読めない
もう片方は雑魚温存が好きでグダらせ、ちょいエロすら書けずヒロインを動かすことすらできない
どっちも老害でしかない
てかなろう行けや 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
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