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1002コメント155KB
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第123章 [無断転載禁止]©2ch.net
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/12(水) 15:57:11.13ID:ejjE74OM
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。
内容はガイドラインを参照。

・sage厳守。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は50レスに1回。
・嵐、煽り、気に食わないコテは徹底放置。自然現象として脳内あぼーんしましょう。
・荒らしに反応する者も他者にとっては荒らしと同罪。
・専ブラ使用者はNG登録を積極的に活用する事。
・品性に欠けるレスはなるべく付けませんよう。
・気に食わないレスを、気に食わないコテハンまたは気に食わない人間のものと根拠無く認定するなかれ。
 ループ禁止。対策としての『萌え』などには書き手も読み手も極端な反応をしないこと。
 そんなことより海産物の話でもしよーぜ。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌制裁( ・∀・)つ=■彡☆))`Д´)されます。
0003創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/25(火) 09:06:15.95ID:XfBAZe7G
>>1
前ホイホi……もとい、前スレ
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第121章
ttp://mao.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1499739264/
0004創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/25(火) 09:06:59.75ID:XfBAZe7G
保存庫
ttp://www26.atwiki.jp/jfsdf/
ttp://pixus.iinaa.net/jfs.htm

分家
ttp://jbbs.livedoor.jp/movie/4152/fjieitai.html 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0d11aca5c3e7934062b6d1e25bb7a9d7)
0005創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/25(火) 09:07:24.72ID:XfBAZe7G
新暫定ガイドライン
0. 現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。住人が不快に思う事は避ける。
1. 投下してくれる作者は神。批評はいいが節度を持ってやること。
2. 「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代の日本国自衛隊」が主に関わる話であること。
3. 自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
  核兵器・旧東側諸国製兵器・未来兵器・巨大人型兵器など、現代の日本国が配備するにはナンセンスなものは極力避けること。
  現代科学と作中の設定で説明できる場合にはこの限りではない。
4. 軍事力の背景となる社会構造、政治・戦略・作戦・戦術・戦闘に関してはある程度しっかり設定しておくのが好ましい。
  作中の設定で説明できないものは避けること。
5. F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来るが、「超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
  基本的には自衛隊・近代兵器マンセーの方が好まれる。
  また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6. ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
  自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7. 萌えだけ、エロだけ、グロだけを目的とした作品は、このスレ以外のしかるべき板やスレに書き込むこと。
8. スレ外の該当作品にかんする批評などの雑談は、ほどほどに。
9. 次スレは>>980か480KBを踏んだ方が立ててください。スレを立てる方はその際に宣言を行ってください。
立てられない場合は代理を要請してください。
  尚、>>980等の立て指名の有る番号を荒らしが踏むかスレを立てた場合は直ちに代理を立て次スレを
10.投稿された作品をまとめサイトに転載する場合は、作者の許可なく誤字の修正や改変などしないこと。
0006創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/25(火) 09:07:50.46ID:XfBAZe7G
■今までこのスレで討議された議題

・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン…契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか
・マクロ経済を考慮すべきか
・後世の倫理や常識/後知恵で過去を断罪しても赦されるか
0007創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/25(火) 09:10:22.15ID:XfBAZe7G
関連サイト
「帝國召喚」(作:くろべえ/分家皇軍スレ)
ttp://www.geocities.jp/wrb429kmf065/index.html

「輸送戦記」(作:Call50/本家)
ttp://homepage2.nifty.com/Call50/

分家まとめサイト
ttp://www.geocities.jp/wimsigma/

SSの書き方
ttp://www6.plala.or.jp/Action/taidan01.html
ttp://www6.plala.or.jp/Action/taidan02.html

リレー小説まとめ暫定版
ttp://www1.axfc.net/u/3432624
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/3497654
ttp://www1.axfc.net/u/3556493

議論・考察スレ(戦術・戦略・中世史)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1079385411/
議論・考察スレ(F世界・魔法・生物)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1079385255/
議論・考察スレ(軍事・現代兵器)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1079385543/
ネタ・雑談スレ その2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1195469040/

議論・考察スレ(政治経済・国際情勢)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1082991825/
議論・雑談スレ(萌え)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1079437720/
SS感想・評価スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1080478139/

ワッチョイ
【ワッチョイあり】自衛隊がファンタジー世界に召喚されました
ttp://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1500290504/
0009創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/25(火) 09:13:40.57ID:XfBAZe7G
過去スレ

自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第121章 ttp://mao.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1499739264/ (実質124章か?)
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第122章 ttp://mao.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1499508620/ (実質123章か?)
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第122章 ttp://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1499426591/
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第121章 ttp://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1498645002/

第120章以前のURLは
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた第122章 ttp://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1499426591/7-8
0011始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 00:44:00.56ID:IHnerF/5
ではこちらに
0012始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 00:46:13.01ID:IHnerF/5
大陸東部
新浜市

「海だあ!!」

むさ苦しい海パン姿の男達が砂浜に繰り出している。
7月になり、新浜の砂浜でも海開きが行われた。
海開きは月初に就任した初代市長がテープカットに参加する盛大なものだった。
男達はこの地に駐屯する陸上自衛隊第16師団、第33普通科連隊の若き隊員達だ。
この海開きに合わせて休暇を取り、水着美女との心と体の交流を謀るべく、有志による部隊をビーチに展開したところだ。
何故か市や海の家から大量の割引券等が、寄贈されたことも部隊が動員された動機にもなっている。
彼等の誤算は、水着姿の人間はむさ苦しい彼等くらいしかいなかったことだろう。

「な、何故だ・・・」
「俺達はこの日の為に厳しい訓練を・・・」

砂浜には潮干狩りに興じる家族連れしか見当たらない。
あるいは砂浜で釣糸を垂らしている釣り人か。
家族連れの妙齢の女性達もいるにはいるが、誰も海に入らずに波打ち際で遊んでる程度だ。
大陸での早婚率が高いのも一因となっている。
そもそも家族連れなどナンパとしては対象外もいいところだ。
新浜市の人口は今月50万人に達したことが、朝のニュースで報じられていた。

「単純な試算として、人口の半分が女性。
平均寿命が70代として、最低でも三万人のうら若き妙齢の女性が新浜にはいる筈じゃないか・・・」

隊員の一人の屁理屈っぽい愚痴を後ろで聞いていた制服姿の海上保安官の猿渡二等海上保安士が、彼等の希望を打ち砕く言葉を口にした。

「去年は海洋モンスターや海棲亜人の襲撃が各地で続いたからね。
誰も怖がって海に入ろうとしないんだよ。」
「そんな!?
あんなに頑張って、自衛隊や多国籍軍が駆逐したり、降伏させたりしたんじゃないか・・・」
「イメージはなかなか拭えないのですよ。
この海岸だって、我々や海自が定期的に掃討したのだが、この有り様だよ。」

海岸で潮干狩りや釣りに来ている客も単純に遊びに来ているわけではない。
少しでも食卓を豊かにしようと真剣な眼差しで作業に当たっていた。

「遊びに来たのって、あんたらだけじゃないのかな?
まあ、それより海で泳がないのかい?」
「それを聞かされて泳げるか!!」
「やだなあ、割引券とか大量に貰ったり、休暇の調整が妙にやりやすかったろ?
市は君達に期待しているんだよ。
誰も海で泳いでくれなかったら外聞が悪いからね。」
「え?
なぜ、それを知っている・・・」

猿渡の言葉は若き隊員達の心を抉っていた。
悲痛な叫びをあげている隊員達が、笑顔をひきつらせながら海で游ぎ始める。
海で泳ぐ隊員達の姿を見て、波打ち際に留まっていた市民達も少しずつ海水浴を楽しみ始めた。
賑わい始めた砂浜を尻目に、猿渡は冷房の効く海保パトカーに戻っていった。
0013始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 00:48:34.13ID:IHnerF/5
海保パトカーには同僚の鵜島二等海上保安士がアイスティーを魔法瓶から紙コップに注いで渡してくれる。

「お疲れ〜
どうだったあの連中は?」
「さすがは市民に愛される自衛隊員ですね。
自分達の役割を理解して、率先して海に飛び込んでくれましたよ。
彼等の努力次第で、若いリピドーを発散させる対象が増えてくれることを祈りましょう。」
「わかった、本部には異常無しと報告しておく。
しっかし、どうしてこんなとこで海開きなんかしてるのかな?
湾内なら安全も確保されているのに。
去年までは向こうが海水浴場だったろ?」

新浜市の港は周囲を陸地に囲まれた湾に沿って造られている。
大型船も寄港出来るように桟橋や岸壁が建設された。
防波堤も設置され、移民管理局や海上保安署、税関や検疫所が設けらた。
現在も埋め立てや陸地の掘り込み、浚渫などの拡張工事が行われている。
湾の入り口には堤防が造られ、監視カメラやセンサーがモンスターの侵入を監視し阻んでいる。

「開港して船舶の出入りが激しくなるからだそうですよ。
ほら、今日も来てる。」

猿渡の指差す方向、水平線の向こうから巡視船に護衛された巨大な客船が新浜に向かって航行しているのが視界に入る。
新浜港の開港により、移民管理局新浜市が新設された。
新浜市は一日に250名の移民を受け入れが可能となったことを意味する。
もちろん移民先は、新浜市ではなく、第三植民都市である六浦市だ。
一家総出、家財道具一式を持ち込んで来ている者がほとんどだ。
移民たちの荷物は想定より多くない。
移民対象者は第二・三次産業従事者だった者達が大半だ。
転移後はその大半が無職となった者達だ。
配給だけでは足りない食料を得る為に家財道具を第1次産業従事者に売り付けた為に引っ越し荷物が大幅に減ったのだ。
この後はそのまま列車で六浦市に運ばれていく。
今の新浜市は新生児による住民増加で、定数を満たしている状態だ。
パトカーで港湾に戻ると、客船と巡視船が停泊していた。
客船から移民達が船体の側面に装備しているスロープから、持ち込んだ車両を降ろしている。
この港では毎日のように見られる光景となったが、隣に停泊している巡視船に猿渡は怪訝な顔をする。

「あれ?
うちの巡視船じゃないのか?」

猿渡が困惑した様に、巡視船の船体は白いが赤いラインが入っている。
ルソン沿岸警備隊の証だ。

「噂に聞く、ルソンに供与される巡視船だな。
完成してたんだな。」

鵜島が端末から情報を引き出していた。
巡視船『マラパスクア』は、日本がルソンに供与した40m型多目的即応巡視船の三番船である。
処女航海ついでに日本からの移民船を護衛してきたのだ。

「海保の巡視船も充足したとはいえ、数が足りないからな。
同盟都市の海洋戦力の充実してきたから駆り出したのだろう。」
0014始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 00:51:55.00ID:IHnerF/5
「巡視船の供与は転移前からの約束でしたからね。
向こうにも受け入れの余裕が出来たからですが、パラオやジプチの巡視艇は埃を被ったままですよ。」

転移前の対中国、対海賊を見越した海賊を念頭に置いた巡視船供与を東南アジア各国と取り決めていた。
転移後もその取り決め通りに後継組織たる同盟都市に供与された。だがいまだに同盟都市を建設する為の人口に達しておらず、他国との連合が合意に達していないジプチやパラオの巡視艇は横浜のドックで保管されている。

「王国も欲しがってるらしいぞ。」
「まあ、今無償で無ければ支払い能力があるのは王国だけでしょうしね。
売らないでしょうがね。」

巡視船の売却など技術流出防止法に抵触しまくりで話にならない。二人はそのまま移民船から降りてくる日本人達の整理に駆り出されて奔走することになる。



客船から家族と荷物を降ろした新島晴三は移民先の大陸の大地を踏みしめていた。
元々は父親が横浜の商社の重役だったが、海外との取引先が転移により消滅して収入が途絶した。
それまでの蓄えや配給で食い繋ぎ、小学生だった徹也も家庭菜園や近所の畑へのバイトに奔走して、家計を支える毎日だった。
兄の新島晴久が陸上自衛隊に入隊して、大陸の六浦市に赴任することになって、移民の優先権を手に入れたのだ。
幸い、転移前に購入していたワゴン車が残っていたことから、他の移民達よりも大量の家財道具を持ち込むことが出来た。
大陸上陸した初日は移民局が用意した宿泊所に泊まり、簡単な書類の申請や検疫を済ますことになっている。
風土病に対する予防接種も行われる。
主要な健康診断や書類の作成は、航海中に行われているので、上陸後のものは最終確認程度のものだった。

「本国を離れる時もあれだけやったのに・・・」
「まあ、タダで健康診断をやって貰えてると思えばいいじゃないか。」

夕方には大食堂で移民局から無償で提供された。

「親父見たか?
鍋の中身はカレーだぜ・・・」
「ああ、たっぷりと野菜や肉が入っていたな。
あんな豪華なカレーは何年ぶりにみるか・・・」

転移で輸入先が消滅したことにより、牛肉を初めとする肉は全く手に入らないものになってしまっていた。
本国内の畜産農家も生産の拡大に努めてはいたが、飼料の不足から僅かな成果しか上がっていなかった。
近年では大陸から安価な飼料を献上させることで、それなりに効果は出てきたらしいが、それでも国産肉の高騰化に歯止めが掛からない状態であった。

「大陸にくれば餓死の心配は無いって本当なんだな。」

晴三は豊富な具材が入ったカレーを食べながら、横浜で自警団に参加していた時のことを思い出す。
転移前はエリート商社マンだった一家が餓死していた事件だった。
0015始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 00:53:15.88ID:IHnerF/5
遺体の放置によりグール化する事件が相次いだことから、自警団は各家の住民の安否を確かめる巡回を行っていた。
遺体で発見された一家を空き地に移送し、警察官の立ち合いのもと荼毘に伏したのは苦い思い出であった。
十分な食事と睡眠を取り、翌朝には六浦市に向けての出発の準備に取りかかる。
移民達も車両を持ち込んでいない者は、汽車に乗って現地に向かうことになる。
7両編成の汽車だが客車は二両だけで、二両は貨物車だ。

「機関車と炭水車はわかるけど、最後尾の車両は何だろう。」

晴三の疑問に野戦服を来た自衛官がその言葉を聞いて、答えてくれる。

「あれは装甲列車だよ、俺達自衛官や公安鉄道官が乗り込むんだよ。
ほら、屋根にも銃座とか付けられてるだろ?
まだまだ、帝国残党やモンスター、山賊なんかが出るからな。
だいぶ掃討したんだが、どこから沸いて出てくるやら・・・」

呆れ顔の自衛官がそのまま装甲列車に戻っていった。
晴三も護身道具として持ってきた金属バットだけでは心細く感じている。
叔父もせいぜいスパナ程度らしい。
列車に伴走する民間の警備車両の武装警備員達もライフルを持っていることから、銃器購入の必要性を感じた。

「なあ親父、俺達民間人もこっちの大陸でも銃とか持てるのかな?」
「新京の方にメーカーが工場造って直販してるらしい。
途中で立ち寄るから買ってみるか?」

六浦でも割り当てられた農地を貰うことになっているので、害獣、害虫対策に必要になることもあるらしい。

「害虫対策って、どんだけデカイ虫が出るんだ?」
「城壁を崩すくらいのが出るらしい。
怪獣だよなそれは・・・」

汽車には300名の乗客が乗れるが、乗用車を持ち込んだ移民達は乗り込む訳にはいかない。
可能な限りの家財を積み込み、警備車両や他の移民の車両と一団を形成し、幹線道路で六浦に向かうことになる。
新浜市から六浦市までは、途中の新京特別行政区を挟み約百キロの幹線道路が通っている。
安全運転で三時間もあれば着くはずだった。

「じゃあ晴三、家族を頼むぞ。」
「ああ、ここから百キロも先だから運転気をつけてくれよ親父。」

父と祖父は一足先にワゴン車で六浦市に向かうことになっていた。
六浦市では、兄の晴久一家が割り当てられた住宅の掃除をしながら待ってくれているらしい。

駅のホームでは新浜市のボランティアによる炊き出しが行われていた。

「現地に着くまでのおにぎりを持って行って下さい。
一人三個までです。」

初老の男性からおにぎりを貰い、晴三は頭を下げる。

「ありがとうございます。」
「我々も新浜を造る時はそれなりに苦労したが何とかなった。
君達にも出来るさ。」

一から全てを造り上げねばならなかった新京の連中から比べれば恵まれていると言えよう。
移民達を乗せて発車する汽車や車両群をボランティア団体を率いていた新浜武道連盟の理事長の佐々木は感慨深く見送っていた。
0016始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 00:53:46.84ID:IHnerF/5
では投下終了します
0018始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 02:50:43.46ID:IHnerF/5
SSスレには投下したんですけどね
したらばは一応分類されてるから流れ的にもSSスレにしてみました
0019創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/30(日) 09:13:35.49ID:c578jquU
>>17
負け狗が逃げ出したなら、コッチが本スレ
負け犬が目を付けたなら、やっぱりコッチが本スレ
0020始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 10:01:24.20ID:IHnerF/5
まあ、餌に食いついてくれてる間はこちらで進めていいでしょう
0057創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/30(日) 14:41:39.55ID:Ay4aQb2S
保守
0101始末記
垢版 |
2017/07/30(日) 19:30:12.80ID:IHnerF/5
>>73
ありがとうございます
銀河鉄道の戦闘車両は子供心にオモチャが欲しかったものです

でも今回は列車砲ではなく、旧日本軍が運用した臨時装甲列車や94式の指揮車と警戒車を合わせたのようなものを想定しています。
列車砲もコストが嵩張りそうですしね
0102石動 ◆Ir0KQby7irVk
垢版 |
2017/07/31(月) 02:39:11.09ID:AZc1Klrr
テストテスト。
久しぶりで、トリップちゃんとついているか不安です。

始末記さん、投稿乙です。肉入カレーへの反応や餓死のエピソードが、転移の厳しさを実感させてしみじみきますね。
0103石動 ◆Ir0KQby7irVk
垢版 |
2017/07/31(月) 02:41:06.63ID:AZc1Klrr
 そんなわけで、一年経ってしまいましたが、続きを投下したいと思います。
 つくづく書くことの難しさや、テンポの大切さを思い知りました。
0104石動 ◆Ir0KQby7irVk
垢版 |
2017/07/31(月) 02:43:33.07ID:AZc1Klrr
ルルェド西岸 マワーレド川
2013年 2月15日 09時25分


 すべてが黒く焼けていた。

 周囲に広がる緑豊かな森との対比が、見る者にこの上なく『死』を意識させた。その地──〈帝國〉軍ジャボール兵団本営部隊が布陣していたルルェド西岸は、鳥や獣の気配すら絶えている。
 海自第1河川舟艇隊、陸自第1空挺団、第3対戦車ヘリコプター団による集中砲火により、鬱蒼と繁っていた木々は倒れ、所々で白煙を立ち上らせている。その圧倒的な火力によって耕された森の残骸に、人魔を問わず兵たちが屍を晒していた。

 燃え尽きた下草を踏み締める乾いた音をさせながら、複数の男たちが腰をかがめ、下を向きながら歩いている。その姿はミレーの『落ち穂拾い』を思い起こさせたが、彼らは何も拾わない。

「おい、こいつは息があるぞ」
「おう」

 横一列で進むルルェド守備隊の兵士は、足元で呻きを上げる〈帝國〉兵を見つけると、手にした槍の穂先を容赦なく突き込んだ。鈍い音と共に〈帝國〉兵の喉頸が抉られ、瀕死の兵士は息絶えた。
 ルルェド守備兵は短い祈りを唱えると、次を探し始める。ゴブリンやコボルト等の妖魔兵に至っては、祈りすら与えられることもなく容赦なく止めを刺されていた。


「おい、お前ら何をしている! やめろ!」
 ルルェド守備隊による残敵掃討を目撃することになった第1空挺団所属の吉田三曹が、思わず食ってかかった。自衛隊員として受けた教育が目の前の光景を拒絶したのだ。しかし、詰め寄られた兵士は、怪訝な顔をして答えた。
「何故止める?」
「な、何故だと? 奴らはもう戦闘能力を失っているじゃないか! これは虐殺だ」吉田三曹は必死に訴える。
「──ならばどうすればよいというのだ?」兵士は苛立ちを覚えた顔に変わっていた。「こいつらを!」

 そう言って兵士が指差した先には、はらわたをはみ出させ喘ぐ若い〈帝國〉兵が倒れていた。
「救護措置を……」そう言って駆け寄ろうとする吉田三曹より素早く、兵士が瀕死の〈帝國〉兵に近付く。
「とどめが欲しいか?」彼は足元の〈帝國〉兵に問うた。〈帝國〉兵は血の気の失せた土気色の顔をわずかに動かして意思を示した。
 兵士は腰のショートソードを抜き放つと、手早く〈帝國〉兵の喉笛を断ち切った。まだ若い〈帝國〉兵は短く痙攣したのち死んだ。

「こんなことが許されるのか……」
 目の前の光景に大きな衝撃を受け、吉田三曹は呆然と立ち尽くした。そんな吉田三曹相手に、興奮したルルェド守備兵は大声でまくし立てた。

「やつらは侵略者だ。俺の仲間も、家族も容赦なく殺された。怪我人も山ほどいる。お前はそんな仲間より敵を救えというのか? わずかな兵糧を分け与えよというのか? あの忌まわしい妖魔どもを人と同じく扱えというのかッ!」

 兵士は自分でも気付かないうちに涙を流していた。

「〈ジエイタイ〉の兵よ」もう一人の年嵩(としかさ
)のルルェド守備兵は不思議そうな──または怪物を見るような表情で、言った。
「これを為したのは、おぬしらではないか。あのような容赦ない攻めですべてをなぎ払っておきながらいまさら『助けよ』とはどういうおつもりなのか? おぬしらには感謝しても足りぬことはないが、それでもワシ等には理解能わぬよ」


 その言葉に対し、吉田三曹は言葉を詰まらせた。
 二つの世界にはいまだ大きな隔たりがあり、交わらないことの方が多いようだった。
0105石動 ◆Ir0KQby7irVk
垢版 |
2017/07/31(月) 02:44:36.42ID:AZc1Klrr
「いいのか、あれ?」
 少し離れた位置で第1中隊長堀江三佐が大隊幕僚の正木一尉に訊ねた。正木は、大隊長里見二佐から西岸の状況確認を命じられている。
「よろしくはありませんね──だが、やむを得ません。この地にはこの地のやり方があります。異世界にハーグ陸戦条約なんてものは存在しないのですから、あれが普通なのでしょう」
 正木は冷静な口調で応えた。
「それに、おおっぴらには言えない話ですが──我々としては悩みの種を押し付けられる」
「あの異形どものことだな」
「はい。〈帝國〉一般兵ならともかく」正木はうず高く積みあがった黒焦げの塊を見た。巨人──オーガの死体だ。「あんな連中を捕虜として扱うとなると、正直どうしてよいか頭を抱えてしまう」
「意思疎通すらできるかどうか分からんからな」堀江は日本人らしいあいまいな笑みを浮かべた。「現地勢力の行動については過度の干渉はせず、経過を見守る──これで行くか」
「はい、まぁいろいろと問題はありますが」正木も堀江と同じような顔で言った。現地の慣習法に基づく行為については、対象が自衛隊の直接管理下にある者以外、介入を控えるというのが現行の方針とされていたのだった。

「ただし──」そして、すぐに表情を引き締める。「絶対にあれに荷担したり、影響されるような隊員を出さないようにお願いします」
 当然の話だが、そんな事が明るみになれば内閣の一つや二つ容易く吹き飛んでしまうだろう。
「もちろんだ。うちの連中は皆、日本に帰れば親父や兄貴、息子としてまっとうな社会生活を送らねばならんのだぞ。戦争狂を量産することは許されん。各班単位での『解除ミーティング』はしっかりやらせるよ」
「悪を倒してめでたしめでたし、とはいかないものですね」
「それが現実だからな。まぁ、俺たちも日本も、それなりに何とかしていくしかないさ」
 堀江は同僚に肩を抱えられその場を離れる吉田三曹を心配げに見つめた。

「それとな、俺たちも情報を得なけりゃならん。階級の高そうな連中は確保したい。ルルェド城塞の指揮官には話を通しておいてくれ──なんでもかんでも殺しちまわないでくれよってな」
「それについては、幸い話の通じそうな人たちでしたから大丈夫でしょう。領主はまだ少年ですが──噂をすれば到着したようですよ」

 領主らしい一行が対岸の城塞から船で渡って来るのが見えた。




「主殿、もはや笑うしかござらん」

 ジャボール兵団の残滓を目の当たりにして、ハンズィールはいっそ清々しい想いだった。ティカは目を丸くしている。

「まさか、あの強大な兵団をこんなにあっさりと倒すなんて……」

 敵を撃退したとの報告を受け、護衛の兵と共に対岸へ渡った領主一行は、そこで圧倒的な現実を前にただ驚くばかりだった。
 昨夜まで、城塞を重囲下に置いていた一万の軍勢があっさりと消え失せている。確実な死を覚悟していた人々は、まるで夢の中にいるような気分を隠せなかった。
 周囲を固めるまだら模様の兵士たちが持つ鉄の杖。鉄の筒。あまりにも異彩を放つその軍装に、ティカはまだ慣れることはできていないが、その力が凄まじいことはこの一晩で十分に思い知らされた。
 マワーレド川に目をやると、そこには〈ニホン〉の軍船が集まってきている。櫂で漕ぐ必要もなく、風も受けることなく稲妻のように川面を疾走する軍船だ。ティカは直接見てはいないが、彼らは昨夜ジャボール兵団を真一文字に切り裂き、焔で焼き尽くしたという。
 (一度乗ってみたいな)
 領主という立場を忘れ、ティカは少年らしい好奇心を覚えた。空翔る龍にも乗せてもらいたい。そんなことを考えていると、軍船から数人のニホン人が降りてきた。
 護衛らしき兵を引き連れて先頭を歩くのは女性だ。背筋を真っ直ぐに伸ばして歩く姿は凛々しく、足元が焼け焦げた泥だということを忘れさせるほどだった。

 あの人はきっと身分が高い。

 ティカは直感的にそう確信した。周囲に自分を合わせるのではなく、周囲を合わせさせる態度を自然に取れる類いの人物だ。
0106石動 ◆Ir0KQby7irVk
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2017/07/31(月) 02:46:08.06ID:AZc1Klrr
「領主閣下とお見受けする。〈ニホン〉国水軍第1河川舟艇隊司令、西園寺三佐です」
 戦塵にまみれてなお優雅さを失わない態度で、その女性はまっすぐに伸ばした右手を眉庇に当てた。貴族のはずの彼女は、あくまで軍人としてティカに相対しているらしい。ティカは、子供らしい素直な感情で答えた。
「ルルェド領主ティカ・ピターカ・ルルェドです。助けに来ていただきありがとうございます。お陰で──」ティカは背後に立つハンズィールたちを腕で示した。「家臣ともども命を拾いました。皆さんは命の恩人です」
「ルルェド救援の任務を微力ながら果たせましたことは、大変な光栄です」
 ティカの率直な礼に瞳を大きく見開いた彼女は、すぐに優しげな表情を浮かべた。ティカは(きっと母上のような、優しいひとなんだ)と感じた。それなのにこんなに精強な軍を率いている。彼は好意を覚えた。
 彼女の背後に控える長身の男性が、なぜか名も無き狂気の神に出くわしたかのような顔をしているのが不思議だった。

「西園寺さん。楽にしてください。私は領主ですがこのようにまだ若輩の身です。普段通りにしていただいて構いません。できれば貴族としての振る舞い方について教えを請いたいくらいです」

「……あら。わたくしの家がそうだったのはずいぶんと昔なのだけれど」彼女は、一瞬驚いた表情を浮かべ小さくつぶやいた。そしてすぐに艶やかな笑顔を浮かべた。
「では、御言葉に甘えようかしら。領主閣下、わたくしの舟艇隊と陸自部隊、そして南瞑同盟会議水軍刀兵隊が周辺の敵兵力の撃破を完了しました。危機は乗り越えたと考えていただいてよろしいかと」
 西園寺はそう言って、背後に控える男性士官に合図した。見るからに有能そうな彼は咳払いを一つ挟み、説明を始めた。

「我々は、周辺に存在する〈帝國〉軍の組織的戦闘能力はもはや残っていないと判断しています。以後、地域の完全制圧のため哨戒と掃討作戦を開始する予定です。期間は1ヶ月程度をみています」
「それはありがたいですね」
「ということは」ティカが礼を述べる横から、ハンズィールが前に出た。「貴軍はルルェドを拠点として用いたい、ということであろうか?」
「貴方は? 私は舟艇隊先任幕僚の久宝一尉です」
「うむ。ルルェド公配下の兵権を預かっているハンズィールと申す」
 肥満体を伸び上がらせるように、ハンズィールは応えた。
「では、話が早い。〈帝國〉軍の再侵攻への備えを含め、周辺地域の掌握にはこのルルェド城塞が最重要拠点となります。流域の哨戒を行う上で、ここを基地として用いさせていただきたいと考えています。
 もちろん物資その他はこちらで準備しますので、そちらの負担にはなりません」
「……陣借りということかな。我らも被害が多く、軍を立て直す暇が必要だ。ジエイタイに居てもらえるのは心強い──ただ、領内に他国の軍勢を置くというのはいろいろと詰めねばならぬことも多いのでなぁ」
 ハンズィールは探るように言った。
「もちろん、理解しています」久宝と名乗る士官も、判っているという態度で応えた。「そのあたりのことは、実務者同士で調整しましょう。戦場清掃や、捕虜の取り扱いについても話さなければいけません。そちらの正木一尉も交えて──」



 うず高く積み重なったオーガの死骸の山が爆ぜたのは、その瞬間だった
0107石動 ◆Ir0KQby7irVk
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2017/07/31(月) 02:49:08.79ID:AZc1Klrr
 殺す。絶対に殺す。

 そのひとつだけを心に残し、全身傷だらけのイリネイ・フロムシンはオーガの死骸に潜んでいた。
 二刻ほど前、夜明けとともに現れた悪魔のような敵軍により、彼の配下はズタズタに引き裂かれた。彼の誇りであり、力の象徴だった四十体のオーガたちは、そのほとんどが粉々にされ樹木と混ぜられ泥と化した。
 目の前に見えていた栄達も、何もかもが消え失せた。どのような攻撃であったのか、理解すらできない。ただ、強い憎しみだけが残された。

 俺の全てを奪った奴らに、一矢報いねば死ねん。

 彼のもとには、辛うじて生き残った一体のオーガと数名の兵が死骸の山隠れて残されている。状況を考えれば驚異的な統率力だった。フロムシンはすでに狂っていたのかもしれない。それ程、彼の戦意は高く、それは配下にも伝染していた。

 きた。やつらこそ、そうにちがいない。

 敵の指揮官が現れるのをひたすら待った。その努力は報われた。領主らしいガキと、その取り巻きがついに手の届く場所に現れたのだ。
 フロムシンは、意を決すると配下のオーガに猛りを解き放つ許しを与えた。オーガは咆哮し、積み重なった肉を吹き飛ばした。目指すは敵将の首ひとつ。

 
「生き残りか!」
 わずか十数メートル先の死骸の山から、巨大なオーガが飛び出した。虚を突かれた空挺隊員たちは、身を守ることで精一杯だった。射線が重なり迂闊に発砲できない。
「司令、川へ!」
「主殿、お下がりくだされ!」
 転んでしまった西園寺を久宝が背中に隠し、ハンズィールがティカをかばってバスタードソードを抜いた。
 オーガと数名の〈帝國〉兵は、死兵となって彼らに迫った。その勢いは凄まじく、止めることはできそうになかった。

「来たぜ、デカいのが」

 その時、フロムシンたちの前に躍り出た者がいた。

 その男、可児吉郎(かに・よしろう)一曹は不敵な笑みを浮かべている。恐怖心が無いわけではない。だが、それを上回る勢いでアドレナリンがあふれ、戦意が猛っているのだった。
 可児は64式小銃を構え、〈帝國〉兵に向けて無造作に発砲した。7.62ミリ小銃弾が二名の〈帝國〉兵を撃ち倒し、オーガの右足と左腕を砕いた。
「よっしゃ来い」
 弾丸を撃ち尽くした64式小銃を手槍のように構える。もはや敵は目の前だ。

「無謀だ! オーガの眼前に立つなど……」 
 ハンズィールが叫ぶ。歴戦の戦士たるハンズィールは、それがどれほど危険なことなのかを理解していた。まともにやりあって勝ち目のある相手では無い。

 オーガが雄叫びを上げ、無傷の右腕を大きく振りかぶった。3メートル近い巨体が可児に襲いかかる。丸太のような腕が空気を切り裂き、大振りの拳が可児の顔面を砕こうと迫る。
 可児は滑るように左前方──オーガの外側に歩みを進めた。小銃をオーガの腕にあてがい、力を受け流す。だが、その力は凄まじい。鋼鉄製の小銃が軋みをあげて曲がった。可児は力に逆らわなかった。小銃から手を離すと、オーガの腕を勢いのまま捌く。
「グガァ!」
 小銃弾に砕かれた右足が体重を支えきれず、オーガの体勢が大きく崩れる。可児は、前方に崩したオーガの顔面に膝当てで強化した膝を叩き込んだ。
 鼻骨が折れる湿った音が辺りに響き、血潮が飛び散った。地響きを立てて、オーガがうつ伏せに倒れる。
「進士!」
「はいっ!」
 可児が促すと、背後で震え上がっていた進士三曹が特殊鋼製のスコップを投げ渡した。柄の長さが1メートル80センチもある特注の剣先スコップである。

「こいつで仕舞いだ」

 可児がスコップの剣先をオーガの延髄に打ち込む。鋭く尖らせた剣先は鈍い音を立てて頸椎ごとオーガの首を断ち切った。巨体が二、三度激しく痙攣し、動かなくなる。

 あまりの出来事に唖然とする周囲を尻目に、可児はスコップを肩に担ぐと、ニッカリと笑った。

「作っといてよかったな進士。このデカブツは流石に素手じゃ厳しかったぜ」
「はぁ、もう何でもいいです……」
 進士はため息とともに答えた。


「ふ、ふざけるなァ!」
 全ての配下を失ったフロムシンが、狂乱の叫びとともにティカに襲いかかった。切り札のオーガが手もなく討たれすでに正気を喪っている。だが、その刃は届かなかった。
 久宝一尉の放った9ミリ拳銃弾を胸に受け足が止まったところを、ハンズィールのバスタードソードが袈裟に斬って捨てる。
「なんとまぁ、豪勇の兵を抱えておられるな。こりゃ、神官戦士の爺様たちと話が合いそうな男だ」
 血振りをしつつハンズィールは言った。
0108石動 ◆Ir0KQby7irVk
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2017/07/31(月) 02:49:53.93ID:AZc1Klrr
「あんなすごい方がうちにいたの」泥まみれの西園寺が感心したように言った。
「舞特の可児一曹ですよ。『丹後半島最強の男』と異名をとる豪傑です。北近畿騒乱で実戦を経験しています」久宝は拳銃をホルスターにしまいながら答えた。彼も泥まみれだ。

「あのスコップは?」
「特注品だそうです」
「なんであれを作ろうと思ったのかしら」
「役には立ったようですが……」

 そこまで言って、久宝は自分たちが酷い姿なのに気付いた。硝煙と汗と泥をたっぷりと染み込ませた作業服は、元が何色だったのかすら分からない有り様だった。
 昨日の作戦開始時点では、ズボンの折り目すらはっきりしていたのに一晩でこれか。久宝は危機を脱した安堵からか、珍しく下手な軽口を叩いた。

「我々も一晩ですっかり汚れてしまいましたね司令。今なら最も臭う海上自衛官選手権で一位を狙えますよ。なんて、はははは」
「……そうね」
 西園寺はそっけなかった。
 手厳しいツッコミが入るかと予想していた久宝は、拍子抜けした気分になった。それどころか、微妙に西園寺との距離が開いている。
 久宝は気がつかなかったが、西園寺はこっそりと後ずさると自分の襟元に顔をうずめ、鼻をひくつかせた。

「司令? あの……」
 いつも容赦ない上司が、妙な空気を醸していることに不安を覚えた久宝は、無意識に西園寺に向けて一歩踏み出した。

「先任!」
「はっ!」険しい表情で発せられた西園寺の言葉に、久宝の身体は硬直した。
「近付かないで」
「は、失礼しました!」
「……」

(しまった、俺はそこまで臭うのか。まいったな)
 彼は上司の必死の形相をみて大いに反省し、慌てて距離を取った。
 その後、作戦行動終了まで自分と厳格な距離を保つ西園寺三佐の姿に、久宝一尉は(いくら俺が臭うからって、そんなに離れなくても良いじゃないか)と、ほんの少し傷付くことになる。
0109石動 ◆Ir0KQby7irVk
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2017/07/31(月) 02:51:22.26ID:AZc1Klrr
以上です。

書かないと忘れますね。書き方も。

とりあえず本編に関しては向こうに投稿する前に、必ずこちらに投下してからというのは、今後も続けていきたいとおもいます。

御意見御質問御感想お待ちしております。
0190始末記
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2017/07/31(月) 20:41:59.43ID:3+wiin9k
>>109
石動さん乙です
どんどんみんなで投稿して貰えれば嬉しいのですけどね

久宝一尉のやっと格好いいところを見れました。
あとは女心ですかねぇ・・・

しかし、これで次から新章でしょうか?

転移後は誰もが頑張って生き残るか、絶望して死ぬかですからね。
まだまだ安定期に入ってないのですよ
外国人を都市まで作ってやって追い出してるのもその一環ですね
0217創る名無しに見る名無し
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2017/07/31(月) 21:47:52.15ID:eJ4gkOSj
どこに投稿しようと彼らの勝手ではあるが、こっちとしては移転先かなろうに投稿してくれると嬉しい。

何せ荒らしのせいで見えにくいこと。
0746創る名無しに見る名無し
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2017/08/07(月) 06:30:19.24ID:J1L3/l4n
重箱の隅を突く読者あり、つじつま合わせ一つ考慮せぬ作者あり
思うに、設計能力の無い設計主義の作者はプロット公開スレで一度叩かれたら如何か
0748創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/08/07(月) 08:33:51.41ID:J1L3/l4n
いつでもどこでもきらわれもの
そんな手合いには「そんな自分の存在を消そうね」以外に助言のしようがありません

ああ勿論「その性格を直せ」って意味であって「今すぐ○ね」とは言ってません
0774創る名無しに見る名無し
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2017/08/09(水) 21:57:21.42ID:8ZqjAqCT
>>109
乙です

オーガの捕虜って意思疏通ができて温厚な性格だったとしても設備とか大変そうですねsage
0826創る名無しに見る名無し
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2017/08/13(日) 02:00:24.33ID:vNunNMm+
江戸幕府を開いた直後、勝つ防衛戦だけ考えればリアル無双に近かったんじゃね?
実用レベルの銃は世界の過半数が揃い、実戦経験豊富な荒くれが仰山
0851始末記
垢版 |
2017/08/14(月) 09:55:19.86ID:3EZv047h
こっそり投稿
0852始末記
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2017/08/14(月) 09:56:58.92ID:3EZv047h
大陸東部
京浜道

新島一家は長男の晴三が汽車に乗り、女子供達と六浦市に向かっていた。
その間に晴三の祖父利光、父晴利、晴光の弟晴史の免許のある男手3人は、大陸に持ち込んだ車で中継地点である新京特別行政区を目指すことになった。
移民達の車両は31両に及び、98名が一団となって京浜道を進む。
制限速度は時速30キロ。
約80分程で、新京特別行政区に入ることが出来る。
新京特別行政区でもこちらに寄港した移民船から降ろされた車両が合流する手筈になっている。
そこからほぼ同じ速度、距離を走行し六浦市街地に入る予定だ。
途中休憩を挟み、約5時間ばかりの行程だ。
また、先導する車両は自衛隊の軽装甲機動車であり、最後尾には高機動車二両と73式中型トラックが張り付いている。
これらの車両は移民達の車両を伴走警備する為のものだ。
動員された自衛隊の規模は普通科1個小隊。
彼等にとっては定期的な日帰りパトロール任務の一環である

「東部地域ではあまり活動が見られませんが、帝国残党軍によるテロを警戒しています。
他にも日本人を狙った山賊や盗賊とか・・・
一度に大量の人間が動くことを嗅ぎ付けたモンスターとか・・・
結構、掃討したのですがたまに現れるんですよ。」
「帝国軍が壊滅して王国軍の規模の演習では駆逐出来ないらしく、各領地で行われていた領主による狩猟も小規模化して、モンスターが増えちゃったんですよね。」

説明してくれる自衛官達は気軽に言ってくれるが、大陸に到着してまだ1日程度の移民達には壮絶な光景が頭に過っている。
実際のところスタンピード現象における各地の被害は軽視できるものでは無い。
王国軍や貴族の私兵、自衛隊をはじめとする地球系同盟都市の各治安部隊まで駆り出されて駆除にあたっている有り様であった。
特に大陸の農村部の民達に被害が出ると、賠償金代わりの年貢に響くのだ。
とにかく自衛隊の護衛は有難いのだが、自衛隊の警備に便乗する形で、都市間市営バスや荷物を積載したトレーラー、新京、新浜市民の乗用車も後に続く。
これらの民間人が72名。
総勢200名からなる一団は、予定から少し遅れて出発する。

「線路と幹線道路が並行になっているのは助かるな。」

運転している晴利が感慨深そうに呟いている。
線路は道路より外側の海に面して張られている。
道路沿いの防音壁は、大森林からの野性動物の侵入を防いでいた。
そのせいなのか、ところどころに破壊されている場所や補修箇所が見受けられる。
幹線道路も安全では無いことを示していた。
新島家の男達にはコンクリートの外壁を破壊できるモンスターとはどんなのなのか想像が出来ない。

「見ろ、交通誘導の警備員だ。」「工事でもしてるのかな?」

サンルーフから周囲を警戒していた晴史が双眼鏡で捉えた方向を指差している。
確かに道路の片側車線を塞ぐように制服を着た警備員が旗を振っている。
先頭を走る自衛隊の軽装甲機動車が停車し、警備員から事情を聞いているようだ。
もう一人の自衛官が拡声器で注意を促している。

『この先で、モンスターによると思われる防音壁の破壊が確認されました。
現在、道路公団による補修工事が行われております。
各車両は誘導に従い徐行で通過をお願いします。』

この間にドライバーの腕や自動車の性能、荷物の過多により伸びていた車列も修正されていく。
交通誘導員の誘導に従い、工事現場が行われている車線の横の反対車線を車列が通過していく。
その後方には道路公団の黄色い車両の姿が見受けられる。
0853始末記
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2017/08/14(月) 09:59:44.63ID:3EZv047h
本国にいるノリで交通誘導員を軽視して、悪態を吐く若者もいた。
しかし、交通誘導員達が一様に刀や拳銃で武装していることに驚き、それらを手を掛けながら若者に指示に従う様に詰め寄っている。
激昂した若者が唾を吐くと、一斉に刀や拳銃を突き付けて威嚇する。
よく見てみれば警戒に為に槍まで持たされている交通誘導員までいる。
交通誘導員が武器を持って、民間人に詰め寄っているのに、それを自衛官達は止めようとはしない。

「お、おい、何みてるだけなんだ!!
助けろよ、コラッ!!」

悲鳴を上げた若者に助けを求められ、ようやく一人の自衛官が彼等の間に割って入る。
ほっとした顔の若者の期待を裏切り、自衛官は一言だけ若者に言った。

「後がつかえてます、誘導に従って下さい。」

ここは本土とは違うことを再び実感させられる。

「あれ・・・、大丈夫なのか?」

晴利が付近で交通整理を手伝っていた自衛官に聞いてみる。

「ああ、実際に発砲したり、斬り付けなければ威嚇の範囲で始末書にもならないでしょうね。」
「いや、本国なら鉄砲向けただけでも始末書じゃ済まないでしょう?
威嚇だけでも新聞沙汰だぜ。」

自衛官は不思議そうに首を傾げ、急に何かを思い出したように柏手を打つ。

「ああ、本国ではそうでしたね。
帰国した際には我々もうっかりやらないように気を付けないと。」

自衛官達もやっているらしい言葉に、晴利はドン引きしつつ誘導に従い車を前進させる。
暫くして京浜道の中間地点に設置している京浜監視所が姿を見せる。
それは一見すると、要塞化されたサービスエリアであった。
普通のサービスエリアと違うのは、強固な外壁とタワー状の監視塔の存在である。
自衛隊の車両や大砲、ヘリコプターが置かれている。
警察や各治安機関の連絡所もあるらしく、広い駐車場には様々なパトカーも駐車している。
道路公団も事務所を置いており、黄色い車両や工事用の重機の姿も見える。

「給油や車両修理の施設もあるらしい。」
「レストランやお土産コーナーまで完備か・・・、足湯にマッサージコーナー?」
「異世界の大陸に来てまで土産物が饅頭に煎餅か・・・、武器屋?」

新島家の男達は案内の看板を見ながら苦笑を禁じ得ない。
まだ、土産を買う余裕や食事をする空腹感は無いが、トイレタイムで予定通りに一行は立ち寄ったのだ。
先を急ぐ便乗組の車両は立ち寄らずに先に進む。
3人はせっかくだからと足湯に浸かっている。
湯に浸かりながら晴史がカタログに目を通している。

「さっき武器屋を覗いてみたんだが、刀剣に槍、弓矢に拳銃、手裏剣とバラエティーに富んでいたよ。
でも気軽に手に入る値段じゃないな。」
「街中ならともかく、こんなところで買いに来る人達がいるのか?」

利光が疑問を口にしていると、駐車場に3台の軽トラックが入ってきた。
移民団とは別口の車両だ。
公団のクレーン車が軽トラの荷台から何かを吊り下げて宙吊りにしている。
利光がその光景に感嘆の声を挙げる。

「でかいイノシシだなあ!!」
「いや、でかすぎだろ・・・」

晴利は呆れた声をあげている。
0854始末記
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2017/08/14(月) 10:03:50.99ID:3EZv047h
全長四メートルを越えるイノシシなどは見たこともない。
それが三匹。

「あいつが防音壁を破壊した奴らしい。」
「ワイルドボアか、でかいな。
600キロは有りそうだ。」

見学に来た自衛官達の声が聞こえる。
本国でもイノシシの被害は転移前から報告されていたが、大陸のは桁が違うようだ。
ワイルドボアとは日本語だとイノシシのことだが、大陸ではイノシシのモンスターの名前として定着しつつある。
大陸の人々は単に『でっかいイノシシ』としか呼ばない。
ワイルドボアの名称は、日本人学者が勝手に命名したのが登録されたものだった。

「あの怪獣みたいの自衛隊が倒したんですか?」

晴史が彼等に声を掛けている。

「いやあ、あれは俺達じゃなくて・・・」

自衛官達は手首を振って否定して指を指す。
獲物の側で写真撮影をしている一団がいる晴利達の目からはコスプレイヤーの撮影会にしか見えない。

「この付近で活躍している冒険者のパーティーだよ。」
「全員日本人?
いや、大陸の人もいるのか。」

パーティーに白人がいるので、逆に安心した気分になる。

「いや、あれロシア人のアンドレセンさん。
転移前は格闘家で確かに強かったけど・・・
仕留めたのはリーダーのあの弓と薙刀持ったおばさんの市川さん。」

袴姿の恰幅のよい女性がピースでカメラに応えている。

「あのおばさんが・・・」
「日本人冒険者では有数の実力者だ。
新浜の剣豪佐々木会長とどちらが強いか話題になっている。」
「佐々木会長って?」
「出発時に炊き出ししているお爺さんがいたでしょう、あの人。」「あの爺さんそんなに凄い人なんだ!!」

とんだ買い被りである。
盛り上っている中、吊り下げられたワイルドボアの血抜きが行われている。
その濃厚な臭いに、先ほど交通誘導員に悪態を付いていた男が口を抑えてトイレに駆け込んでいく。

「ああ、移民さん達にはキツかったかな?
ごめんね。」

市川女史が困ったように謝罪を振り撒いている。
他にも10人ほど移民達が血や肉の臭いに具合を悪くしたので、暫くこの監視所で休憩することになった。
暫くして移民達が落ち着きを取り戻すと、市川女史のパーティーからお詫びと称してワイルドボアの肉が切り分けられ、移民達に御裾分けが行われていた。
軽トラでも無いと運べない獲物だったので、通常は討伐対象の確認部位や一部の肉を食料、素材に使える部位を切り取るだけで投棄するだけだった。
今回は運良く防音壁工事の軽トラックが空荷で近くを通ったから乗せて運ぶことが出来たらしい
勿論、監視所にいた自衛隊の衛生科の隊員や保健所職員による検査済みの肉だ。
新島家もクーラーボックスにビニール袋に包んだ生肉を入れて保存する。

「母さん達、イノシシの肉なんて調理できるかな?」
「や、焼けばいいんじゃないかな?
焼肉とかステーキみたいに。」
0855始末記
垢版 |
2017/08/14(月) 10:05:42.08ID:3EZv047h
新島家の兄弟達は額に汗を浮かべる。

「そもそもイノシシの肉と同じ様に考えていいのか?」
「いや、でかいだけでイノシシなんでしょ?」

利光も首を傾げる。
貴重な食料は無駄には出来ない。
携帯電話で先行している列車組に遅延と土産の肉を手に入れたことを連絡して出発する。
京浜監視所から新京までは何事もなく順調に進み、新京港から上陸した移民達の車両が合流してくる。
すでに先発隊は出発しているらしく、合流組は第三陣にあたる。
規模は新浜市上陸組と同規模だが、全体的には四倍の数になる。
新京特別行政区から六浦市への幹線道路は、京六線と命名されている。
移民団はすでに大都会化している新京の光景に驚きを隠せない。
ところどころに大陸風の御屋敷が見受けられる。

「あれが大陸貴族の屋敷らしいな。
ちょっとした観光名所になっているらしい。」

利光が監視所の売店で購入したガイドブックを見ながら解説してくれる。


外壁や路面も工事中の場所も多い。
六浦市の新しい市民達にはこの工事の為の労働力としても求められている。
晴利や晴史もそういった仕事に従事することになっている。
京六線の監視所たる京六監視所と休憩後、六浦市の光が見えてくる。
六浦市も新京や新浜と同様、城塞都市の形が取られている。
重装備の警官が警備するゲートを検問の後に通過し、割り当てられた住居に向かうことになる。

「おっ、いたいた。」

晴史が携帯電話で連絡を取り、ゲートまで迎えに来ていた晴三を車に乗せて案内してもらう。
案内された家は屋敷のようにでかい住宅だった。
自衛官をしている長男一家のお陰で、優遇された結果だった。
最も新島家と長男の細君一家合わせて13人で住めばすぐに手狭になるかもしれない。

「今日は疲れたでしょう。
荷物は明日からでいいから先にお風呂にでも入っちゃいなさいよ。」

妻の明美に言われて、晴利は『大浴場か?』とツッコミたくなる風呂に浸かる。
そのうち、ややクセのある匂い肉を焼いた匂いが漂ってくる。
例のイノシシの肉なのを察して、ため息をはく。
風呂から揚がると明美に御近所迷惑にならないか聞いてみる。

「私も気になったけど、御近所さんの大半が同じメニューみたい。」

と、言われて深く考えることをやめた。
0856始末記
垢版 |
2017/08/14(月) 10:06:05.36ID:3EZv047h
では投稿終了します
0903創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/08/16(水) 01:30:55.82ID:0GMJyPcN
移転先か別サイトに投稿してくれると嬉しいな。荒らしのせいで見えにくいこと。
投稿者の裁量の範囲内ではあるけれども、希望を述べても罰は当たるまい。
0955創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/08/17(木) 09:53:38.27ID:ODP7ko+o
引くに引けない立場の荒らしサンとしては、投稿者こそ他所へ移って欲しいんだろうな
あの手この手で移転を薦めてる

けど勝利宣言の日は遠い
0956創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/08/17(木) 14:26:26.05ID:suziZRAg
>>856
乙です
普通のイノシシでもユーロスター止めたりするけどコンクリ破壊するイノシシは怖いですね
10011001
垢版 |
Over 1000Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
life time: 36日 2時間 41分 52秒
10021002
垢版 |
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