【TRPG】Soul Tamer(ソウルテイマー) Ⅱ [無断転載禁止]©2ch.net
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人々が銃や大砲を手に、大海原に船を出し、新天地を求める時代。
世界には「獣士」と呼ばれる化け物使い達がいた。
彼等は「有魂獣」と呼ばれる世界各地に生息する特殊な化け物たちと共鳴し、これらを使役する能力を持っている。
世界の指導者達は彼等の力を厚遇し、「獣士」達は各地で権力者の番犬としてその力を如何なく発揮していた。
しかし、ある時世界に危機が訪れる。
獣士と共鳴せず、人間を熾烈に攻撃し捕食する以外に取り立てて共通点の無い謎の侵略生物、「無魂獣」の出現である。
新大陸で発見された無魂獣は、入植間も無い植民地を蹂躙。無魂獣の軍勢は海を隔てた旧大陸にまで侵攻していった。
この窮地を脱するべく結成された国際同盟は、各地の獣士を集めて「獣士軍」を結成。
更に陸海空の獣士ギルドを設立し、有魂獣の研究と獣士の確保に奔走する。
数年後、増員された獣士と改良された有魂獣による無魂獣との壮絶な殲滅戦が始まる。
そして、国際同盟は多大な犠牲を払いつつも旧大陸の無魂獣を駆逐することに成功。
戦争によって著しく損耗した資源を確保するため、再び資源豊富な新大陸への進出が始まり、主戦場は海、そして新大陸に移ることになる。
――――――これは、謎の生物「無魂獣」に立ち向かう勇猛果敢な「獣士」達の物語である。
【世界観説明】
○有魂獣
特殊な魂を持つ怪物。通常の生物とは区別され、時には「調教」によって使役することも可能。
○獣士
有魂獣を使役し操る能力者。要因は不明だが先天的な才能が必要。
○獣士ギルド
国際同盟により設立された、獣士達を管理し、また獣士候補生を育成する機関。
一方で、有魂獣を調教し更に強力な有魂獣を生み出すための研究もしている。
○無魂獣
新大陸より押し寄せた、正体不明の怪物群の総称。
姿は多種多様、獣士とは共鳴せず、人間に異常な攻撃性を示す以外に取り立てて共通点は無い。
【ローカルルール】
① 超越、版権、パロディ禁止。
② 5日ルール。飛ばされたキャラはプレイヤーが戻るまで以後NPCとするが、基本的に必要最低限以外動かしてはいけない。
③ 決定リール無し。
【テンプレート】
名前：
性別：
年齢：
容姿：
来歴：
備考：
使用有魂獣：
【避難所】http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/9925/1398536084/ 名前：グレイズ＝ローガンハルト
性別：男
年齢：17
容姿：彫刻の様に整った容貌を持つ長身の青年
その深い蒼色の瞳は竜の如く鋭く、顔つきは怜悧さを感じさせ、相俟って見た者を萎縮させる性質となっている
髪は絹糸の様に美しい金髪で、腰まで届く長さのそれを首の付け根の辺りで束ねている
装備は礼服の上に着込んだ純白のハーフアーマー、及び『光剣フェイカ』
来歴：無魂獣襲来の際、最前線に位置していた領地をほぼ無傷で守り抜いた武家の名門、ローガンハルト辺境伯家の
長男であり、次期当主筆頭候補
武勇に優れ、先の襲来の際にも自ら前線に立って光剣を振るい、有魂獣を従え、軍を導き、多くの民を助けた
所属国家からの信任も厚く、正に現代の英雄と言うべき青年
……という事になっているが、実はその華麗な戦歴は偶然に偶然が重なり生み出された虚飾のものである
最前線に立ったのは、襲われる領地から逃げようとしたが、逃げる方向を間違えた結果
剣を振るったのは、近づいてくる敵にやけくそに振り回していた姿が逃げる民の目に留まっただけ
軍を導いたのは、彼が民を守る為に単独で最前線に向かったと勘違いした領地の兵達が勝手に動いた結果
民が助かったのは、その動いた兵達が必至の努力を行った結果である
その偶然に偶然が重なっただけの功績が王に評価されてしまい、
今回、新大陸進出の為の「獣士軍」に加わる事となってしまった。
尚、本人はその勅命を受けた夜、ストレスで吐いた
備考：ストレスを受けると反射的に笑顔で誤魔化そうとするが、緊張で表情筋が固まっているので結果恐ろしく獰猛な笑みとなる
剣技は、防御や回避の型については妙に高い技量を有するが、攻撃の型に関しては至って平凡
『光剣フェイカ』・・・グレイズが実家の倉庫で見つけたロングソード。刀身が常に淡い光を放っている。それだけ。特殊効果は無い
使用有魂獣：魔泥メタルリキッド
血の様に赤く透き通った不定形の身体を持つ有魂獣。要はスライムである
形態からサイズまで自在に変化が可能であるのが特徴
攻撃手段としては、相手を体内に取り込み窒息させる
体内に忍び込み水分を奪い去り木乃伊と化す
体の一部を消化液に変え融解させる、等が有る
『メタル』と付く事から判る様に液体金属の性質を有しており、通常種より硬度がある為、いざという時には盾にもなる
グレイズが幼い頃飼っていた犬小屋に住み着き、グレイズが犬に与えていた餌を食べて生き長らえていた為、
自身がグレイズに飼われているのだと思い込んでいる。その為か、グレイズに異様に懐いている。ついでに犬にも懐いていた 名前： ロリシカ＝インファント＝ベルスシルク
性別： 女
年齢： 14
容姿： 純白の髪に純白の肌、睫毛まで白く染まった小柄な少女。
歳より遥かに子供っぽい顔立ちだが、いつもどこか憂いを帯びた目をしている。
上質かつ洗練されたシルクのチュニックに、針毛と鱗粉を縫い付けた威厳のあるマントで身を包んでいる。
が、小柄な体格が豪奢な服装に負けていて兵士としての見た目は少々頼りない。飛ぶときはマントを外す。
来歴：白蛾王との契約と、そこから興した繊維業により巨万の富を築いた豪商ベルスシルク家の5人兄妹の末っ子。
どの兄妹も健康で優秀、どう逆立ちしてもロリシカが後を継げる状況にはなく、幸い生まれの裕福な彼女は自然と軍を目指すようになった。
ただ、実際のところ動機の大半は故郷を蹂躙し荒廃させた無魂獣への恨みつらみ。
身体能力に難はあるが座学は比較的優秀で、現在はギルドの獣士軍候補生。
新大陸に思いを馳せ、そして無魂獣の駆逐、殲滅、絶滅を夢見るこの時代ではいたって普通の感性をもった少女。
慎ましく大人しい性格だが、無魂獣に対しては冷静さを欠く事が多い。また有魂獣への依存心も人一倍強い。
備考：ベルスシルク家は代々商家であり、都市を転々としながらも無魂獣の侵攻にめげず立ち向かい続けた。
それまで軍に下ろすずた袋やロープのような軍需品を扱っていたが、情勢の変化に合わせて長男や次男坊は開拓民に向けた頑丈な布製品の販売、
また姉達は貴族階級に向けたドレスや装飾品への転換など、元々兄妹たちは獣士というより商人としての才覚が強い。
有魂獣：「白蛾王エリアス」
ロリシカによく似た純白の毛を持つ巨大な蛾の化け物。巨体に似合わぬ機敏さとホバリング能力により多少の空輸が可能で、小柄なロリシカとも相性がいい。
糸を吐いて相手の動きを止めたり、猛毒の毛針を掃射したり、使役する大量の白蛾を仕向けたりなど攻撃方法は多彩。
また触覚はレーダーとして高い感度を持ち、機動性と索敵能力を用いた威力偵察や急降下爆撃が得意。
しかし幾ら有魂獣と言っても虫は虫であり、炎や水などやけにポピュラーな弱点が多いのが唯一にして最大の欠点。
ちなみにベルスシルクの一族はこの猛毒に耐性を持ち、ロリシカも例外ではなく、巨蛾エリアスとだけでなく無数の白蛾たちとも親密に触れ合う。
蛾の大群に包まれる少女の姿は大変狂気に満ちているが、彼女にとってはこれが一番落ち着くらしい。
白蛾自体はそれほど珍しいものではなく、現在でこそ深山に住む羽虫の大群という扱いだが、その昔は人間と激しく対立していた。
羽化する白蛾は雄だけで、雌は一生を木の上の硬い繭の中で過ごし、雄たちが動けない雌や動きの鈍い幼虫たちの一切の世話をする。
そのため彼らは住処の大樹に近づく者全てを敵と見なして攻撃する習性があり、時折村が襲われ、報復に森を焼き・・・ということを繰り返していた。
その後初代ベルスシルクと白蛾王達の契約により、人間と白蛾はお互いを襲うことを止め、やがて彼らは深山の無害な虫に変わったのである。
ベルスシルク家は彼らの木の下に積もる大量の繭を譲り受けて丈夫な布生地を作り、やがて繊維業で財を成す豪商として発展することになる。
(キャラシだけ作りたかった、人が集まるようなら書く) 『無魂獣』
それは人類の敵たる怪物達の総称である。
百数年前、海を渡った先に在る新大陸で発見された『無魂獣』は、当時の入植民達を数か月で殲滅し、
更に僅か数年後に海を渡り、人類の生存領域である旧大陸にまで押し寄せて来た。
小山の様なサイズの甲虫
肉を喰らう魔猿の大群
毒をまき散らす怪鳥
死体に寄生し意のままに操る植物
水を媒介に増殖する無形生物
姿形や能力も異なる数多の化物たちの侵攻に対し、未だ銃を手にしたばかりの人類では守勢に回る他無く、
だがその上で尚、多数の国家が無魂獣に蹂躙され滅びる事となった
そんな『無魂獣』の脅威に対し、人類は国際同盟を結び、『獣士』と呼ばれる化物を繰る存在を前線に置く事によって
かろうじで戦線を維持していたのだが……
遡る事、三年前。消耗戦を強いられていた人類の劣勢は唐突に覆される事となった。
【ウォルト砦防衛戦】或いは【アルト山脈の奇跡】
現在ではそう呼ばれている大陸南部の局地戦において、人類は旧大陸に侵攻する無魂獣の中核を担っていた二種
通称『パラサイトリキッド』及び『アーミーモンキー』を、多数の獣士達の犠牲の上ではあるが殲滅する事に成功したのである
そして、圧倒的な数を誇っていた二種の殲滅が果たされた結果、
残りの無魂獣達は、これまでとは逆に数で勝る人類の集団によって各個撃破される事となり……
局地戦の二年後には、とうとう全ての無魂獣が旧大陸より一掃される事となったのである
――――そして、現在 『旧セイレン王国領港街 跡地』
響き渡るのは波音とウミネコの声。香るのは潮風
転がるのは、瓦礫と木片と、洒落首
柔らかな陽光に照らされるその『廃墟』は、かつては大陸の門とまで呼ばれた旧大陸最大の港街の成れの果てであった。
商船が停泊し易い広大な入り江を持っていたが故に、海を渡って来た無魂獣達の侵攻を真っ先に受ける事となり、
住民諸共に滅ぼされ……そのまま、つい先日まで『無魂獣』に占拠されていた街
時の経過によって半ば植物に埋もれてしまっているその街には今……数百の人間が集まっていた。
男女、大人子供、人種すら問わず、広場跡地の石畳を埋め尽くすほどに集まった人の群れ。
その姿は、遠き日の港街の賑わいを彷彿とさせるものであったが……けれども、当然の事ながら彼らはこの廃墟の街の住人などではない。
それは、集う彼らの多くが鎧や防具を装備している事や、各々が武器を手にしている事、
そして何より――――彼らの傍に、異形の怪物達が居る事が証明している
『獣士』
異形の怪物を使役する力を持った、人類の最強の盾であり、同時に最高の矛でもある存在
個々が恐るべき戦力を有し、かつて人間同士で覇を争っていた時代においては、その数で戦局さえ変わるとまで言われた規格外
現段階での『無魂獣』に対する人類唯一の対抗手段
そして今、廃墟の街の広場に集まっている数百人は――――その全員が『獣士』であった
強大な力を有する彼等彼女等は、己の配下、或いは友人である怪物を隣に置き、広場の奥に築かれた演説台に視線を向けている。
人種、出自を問わず集められた獣士達のその目に映るのは……片腕の無い一人の老人。
杖に縋りる事でようやく立つ事の出来る、枯れ木の様に弱々しい姿の老人は、けれどもその姿に似合わぬ力強い声で語りだす。
「……諸君。この場に集まってくれた、獣士の諸君。……我々は手に入れたぞ。ついに、手に入れたのだ」
老人はそこで咳き込み、一旦言葉を止め……次いで会場に居る全ての獣士を見渡す様な所作を見せてから再度口を開く。
「この街は、人類が無魂獣共に敗北した始まりの地……奴らと我々の戦いの分水嶺。奪われた栄華の象徴だ」
「故に、この地を取り戻した我々は――――ようやく、手に入れたのだ。我々の、誇りを取り戻す権利を」
噛みしめる様な老人の言葉、其れを聞く獣士達の反応は様々である。
感銘と共に聞き入る者、侮蔑の視線を向ける者、興味なさげに瞳を背ける者。
だが、少なくともこの場において、老人……滅び去った街の唯一の生き残りである獣士の言葉に野次を投げる様な者は存在しない。
そうして。そうして、暫くの間胸の内を語った後……老人は演説をこう締め括った。
「諸君、獣士諸君――――今日、この日こそが人類の歴史の続開である！！」
国際同盟による、新大陸奪還作戦。
これは、その為の船が出港する数刻前に催された儀礼の一幕であった。 さて。仰々しい集会が終わり、獣士達が各々に船出の準備を行っている最中。
港に停泊し、大量の荷を乗せられている複数の巨大軍用ガレオン船を、眺め見る様にして立っている男が居た。
「……」
海風に流れる絹糸の様に美しい金の髪。照り付ける陽光とは真逆の、涼やかな瞳。
純白のハーフアーマーを見事に着こなす高い身長。
一流の芸術家が掘った彫刻の様に精悍な顔つき。
時代遅れにも腰に剣を刺すその男は、例えるならばお伽噺の様であり……そして事実、男は英雄であった
『グレイズ＝ローガンハルト』
ローガンハルト辺境伯家の長男である彼は、かつて領地が無魂獣の群れに襲われた際に、
無辜の民を助ける為に単独で最前線に向かい……結果、数百に及ぶ怪物共の群れを打ち倒し、ついに領地を守り切ったとされている
彼の成し遂げた偉業は口伝で周囲の国々にも広がり、今や「ローガンハルトに英雄在り」と吟遊詩人にすら謳われる程である
一流の剣士であり一流の獣士
彼が乗り出して打ち倒せない無魂獣はおらず、その存在だけで絶望に喘いでいた民衆は希望を見る
主君である王からの信頼も厚く、それが故に今回の国際同盟の作戦に切り札として送り出されたグレイズ＝ローガンハルトは
これから新大陸へ向かう際の足となるガレオン船を見て、内心で呟く
（どうして……どうしてこうなった……っ！超帰りてぇ、誰か助けてくれ……！）
静かに海を見つめるその表情は、真剣そのものであり、傍から見ればこれからの戦いに思いを馳せる勇者にしか見えない。
だが……驚くべきことにその内心には、逃げ出したいという感情が満ち溢れていた。
英雄と呼ばれる男には余りに不釣り合いな、小物じみた心の動き……だが、それも当然と言えるだろう。
グレイズは、彼の青年は、単なる偶然で英雄になってしまった、小心者の普通の青年であるのだから。
彼を英雄足らしめている『事実』を当事者の感情を持って紐解けば、それは酷い喜劇となる。
領地に迫る無魂獣に恐れをなして、逃げるために屋敷を飛び出したが……道を間違え、逃げた先がまさかの最前線
死にたくない一心で剣を振り回した結果、偶然領民を襲う無魂獣を切り倒す事に成功し、
更にその直後、彼の逃走を領民を護る為の奮闘と勘違いした家臣達による決死の抗戦が始まった。
その防衛線はたまたま成功してしまい、その結果、立役者と判断された彼は英雄として祭り上げられ、
更に、その話が噂として各国に尾ひれ背びれを付けられた状態で広がって行き……
気が付けば、彼はどうしようも無い程に立派な英雄にされてしまっていた。
『俺は英雄などではない』『俺は何もしていない』
そんな否定の言葉も、英雄と言う言葉の眩い光に阻まれ、謙遜として捕えられてしまい、
強さに奢る事のない清廉な人物であると讃えられるようになる始末。
そうやって実像とかけ離れた英雄像に頭を掴まれて引き回された結果――――彼は、今回の作戦に組み込まれる事となってしまったのである。
（ヤバい。どうするよ俺……新大陸って名前の地獄行きのあの船に乗ったら絶対生きて帰って来れないよな……
でも、ここで逃げたら国に指名手配されて処刑されそうだし……やべぇよ、逃げ場がどこにもねぇよ……！）
首が回らないこの状況に、内心で悲鳴を上げるグレイズ……だが、その焦りが態度に出る事は無い。
それは彼が対人関係を苦手としており、使わないが故に表情筋が固まり切っているからである。
（くそっ、ダメだ。全然いい考えが思い浮かばん……とりあえず、リキと遊んで気分を変えるか……）
せめて気分を変えよう。そう思ったグレイズは、鎧の肩当てに乗せた紅色の柔らかい球体……
有魂獣である『メタルリキッド』をチラリと見て、港の外れ――人目の少ない空き地への歩を進める。
思い悩む彼を尻目に、刻一刻と出港の時は迫っていく……
【船旅準備中】 >>6
【そこまでいいキャラ作ったなら、一緒にやらかしましょうぜお嬢】 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
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