【1575】長篠の戦いTRPG【武田軍VS鉄砲隊】 [無断転載禁止]©2ch.net
ＧＭは、この私、内藤昌豊が執り行う。
【ルール】
・参加者は全て武田家の武将のみを使用。必ずトリップを付けるべし。
・織田・徳川方はＧＭを中心としたキャラクターが動かす。
・なお、流れ次第では全く勝ち目はないという訳ではないので、史実通り大敗しなくても有りとする。
参加可能キャラ一覧
内藤昌豊（修理）、武田勝頼、山県昌景、馬場信春（美濃守）、高坂昌信（弾正）、
原昌胤、真田信綱、真田昌輝、真田昌幸、武田信簾、穴山信君（梅雪）、小山田信茂の中から選択。
※ただし、高坂昌信は海津城スタート、真田昌幸は上田城スタートとする。
物語は、鳶ヶ巣山砦が徳川方の酒井忠次らによって陥落した時点から開始される。（5月20日夜）
既に織田・徳川の大群が設楽原近辺に集結しつつある。
しばらくは参加者を募るが、私一人でも開始しよう。
待ちくたびれたぞ！
ちなみにこのTRPGのテーマ曲だ
https://www.youtube.com/watch?v=16LF-J_FEq4
（の11:00〜14:15）
どうだ？信玄公よりも、勝頼様に相応しい曲だと思わぬか？
こう、衰退感……といか深みがあってだな……
俺は知らんよ
馬場美濃守の話によればこうだ。
織田・徳川連合軍はすでに３万以上の部隊を配備しており、
柵のようなもので我が武田騎馬軍団を迎えうつ様子。
主兵装は足軽よにる鉄砲隊が中心とのこと。
攻撃の下知が下った。
まずは馬場殿、山県昌景の計６０００の軍勢が敵両翼を突破、
その後方から私、内藤昌豊と真田信綱の２０００の軍勢が遊撃にてその支援をするとのこと。
陣は鶴翼、極力鉄砲による攻撃を分散させ、一気に突入する予定だ。
【武田勝頼率いる、山県昌景、馬場信春（美濃守）、内藤昌豊（修理）、
原昌胤、真田信綱、真田昌輝の軍勢が終結。 その数およそ９０００
武田信簾、穴山信君（梅雪）、小山田信茂の軍勢は増援になる予定だが、未だ来ず。】
馬場殿のよく響く声が昌豊へと発せられる。既に６０歳を過ぎているが凛々しく、
「鬼美濃守」の名に相応しい堂々振りだ。
「正面から行けば負けましょう。数では我らが不利。勝頼様は何を考えておられるのか…」
山県昌景がそこで口を挟む。
「皆…死に場所を求めているのかもしれませぬな…」
昌豊はその言葉を信じられないといった表情で睨んだ。
「死に場所…だと？ 勝頼様やそなたは、私に死ねと申すのか？」
「しかし、勝てぬ戦ではあるまい」
馬場美濃守が焦る昌豊をたしなめるように言う。
「まさか、馬場殿は、この戦を勝つおつもりで…」
「さぁな。しかし、信玄公なき今、織田・徳川に勝つしかこの機より他にあるまい」
昌景、昌豊はその表情を見て頷いた。
「皆、死ぬなよ。生きて帰ろう。勝頼様に四天王の維持を見せてやろうぞ」
「はっ…！」
「は…」
４０を過ぎても尚、勝気にはやる昌景に対し、昌豊の返事はあまり強いものではなかった。
「内藤殿」
後ろから声をかけたのは、真田信綱、昌輝の兄弟だった。軍師とも呼ばれた、真田幸隆の息子だという。
「われら真田の力と知略をもって、この戦、勝ちましょうぞ。ただいま、昌幸と連絡をとっております」
「真田…昌幸…だと？」
真田昌幸、後に「表裏比興の男」と呼ばれる人物である。
織田・徳川軍の集結を待たずして、左翼に馬場軍３０００、右翼に山県軍３０００が両翼となり、
計６０００の騎馬隊が織田の馬防柵へと突っ込んでいく。
「者ども、突撃だ！！」
昌豊は右翼の山県隊の援護という形で騎馬隊を率いていた。
馬や兵たちが次々と鉄砲により打ち落とされていく。
「お味方の被害、甚大！」
配下の兵からの連絡があった。
「柵は…柵はまだ破れぬのか！？」
見ると、山県隊は次々と敵の攻撃に良い様にやられ、押されている。
おそらくは馬場隊の方も同じようになっていることだろう。
ようやく柵を一段破ったころには、既に多くの兵や馬の死体が山積みになっていた。
「突破だ！ 突破せよ！！」
山県昌景の罵声が響く中で、後ろから落ち着いたような声が聞こえた。
「内藤殿、ここは我らに」
それは、馬場隊の援護をする予定だった真田信綱の声だった。弟の昌輝も一緒だ。
「馬場殿はどうする！？ 数で劣る左翼は総崩れになるぞ！」
「私に策がござる。 まずは右翼を突破し、かき乱すのです。
そして徳川勢に攻めかかる。そうなれば向こうはひとたまりもないでしょうな」
昌豊は頷くと、激戦を繰り広げている前線の昌景を盾にするように列を作って馬防柵を突破した。
そして早めに乱戦へと突入させ、鉄砲での同士討ちを狙い一気に攻めかかる。
織田勢の鉄砲が止んだ。
「い、今こそ好機！」
昌豊は突撃を繰り返した。馬場美濃守の部隊はほぼ壊滅していることだろう。
そのころ、勝頼は一門衆の援軍を１０００の兵とともに本陣で待ち構えていた。
【乱入歓迎します！！！！】
昌豊の目の前には滝川一益や佐久間信盛率いる鉄砲隊および足軽隊があった。
槍でそれらを次々となぎ倒すも、鉄砲の弾丸がこちらを狙い、じわじわと押されていく。
なにせ、この先にも馬防柵が何段も待ち構えており、そちらの敵は無傷なのだ。
後方から味方の伝令がようやく追いつく。
「内藤修理様、援軍は来ないとのこと……！」
「援軍は来ないだと……！？」
昌豊は絶望した。その声が味方の騎馬隊へと伝達すると、瞬く間に士気が下がった。
「援軍は来ない、援軍は来ないぞ〜！！」
オォォォ……とざわめく味方に、鉛弾の嵐は容赦なく吹き付け、次々と味方は討ち取られていった。
「まさか……穴山殿と信簾様は援軍を出されなかった……と？」
真田信綱が昌豊の前に現れ、声を荒げる。昌豊は力なく頷いた。
「そのようだな」
その後もしばらくは攻防が繰り広げられたが、おおよそ５０００いたはずの騎馬隊は、
既に半分近くが討ち取られたようだ。山県隊はなおも敵を蹴散らし、徳川家康の陣にまで迫る勢いであるが、
いかんせん数で押し切られている。
昌豊は不利を悟り、信綱に目配せすると、撤退の合図を出した。
「勝頼様が、本陣が攻撃を受ける！ ただちに撤退だ！」
味方が落馬する音が聞こえるも、昌豊は馬をそのまま退ける。
気が付くと、既に勝頼隊の前へと戻っており、従者の騎馬隊も殆ど残ってはいなかった。
「馬場美濃守様、お討ち死に！！」
「原昌胤様、お討ち死に！！」
「横田康景様、お討ち死に！！」
「……真田信綱様、昌輝様、お討ち死に！！」
昌豊は味方の凄惨な討ち死にの報を聞くたびに、全身が震え上がる有様だった。
まさか日ノ本最強の武田騎馬軍団が敗れるとは。
「もはや撤退以外に他あるまい……」
勝頼がぽつりと呟く。
「は、これより撤退戦を開始します。勝頼様……お館様には是が非でも生き残っていただかなくては」
軍配を上げ、昌豊は撤退の合図を出した。
残党狩り、追撃の織田軍が出現している。恐らく鳶ヶ巣の方にも敵はいるだろう。
撤退が開始された。天竜川沿いを上って、勝頼の部隊は信濃の方へと撤退していく。
敵の馬の音が響く。数からして、ここで自分が踏みとどまる他あるまい。
「ウォォヤァクゥァタァサァムァァァアア……！！！」
昌豊は少数の配下を引き連れ、ひたすら長篠の戦場を駆け続けた。
武田騎馬軍団終焉の瞬間である。
内藤修理亮昌豊、享年54。
武田軍は大敗を喫し、この７年後、滅亡の道を辿ることとなる。
【内藤昌豊死亡。援軍未到着で武田軍敗北、ゲームオーバーです】
【ありがとうございました】
反日隠して日本に居座るクズ
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
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参考までに書いておきます
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暇な人は見てみるといいかもしれません
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