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379コメント436KB
二次創作総合スレ
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/08/22(日) 22:16:37ID:2JMB7xq3
とにかく総合的ー
作品を投下してもいいしー
二次創作系スレ住民の交流とかー雑談とかー
二次創作関連のスレ立てとかーまとめとかーそれに関する質問とかー
書いてみたけど訳ありで投下する場所がないなーって時とかー
落ちたスレを立て直すのが面倒な時とかーまぁ色々ー

前スレっぽいのー
二次創作総合
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219908735/

関連っぽいのー
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281009558/
【アンテナ】創発で投下を見かけたらageるスレ2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281007663/
【まとめ】創発板ウィキ・Wiki編集スレ2【保管】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280991457/
0002創る名無しに見る名無し
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2010/08/29(日) 20:53:41ID:nkKsrr0c
大丈夫かいなこのスレw
保守せず落とした方がいいのかな
0004創る名無しに見る名無し
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2010/09/07(火) 11:40:44ID:zxVOxfpo
まだ即死回避してないぞー
0005創る名無しに見る名無し
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2010/09/07(火) 14:53:37ID:IeWdydAe
テンプレが妙に和むなw
0006創る名無しに見る名無し
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2010/09/10(金) 06:05:30ID:xYpUdmrv
即死回避
0011創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:15:36ID:ZKljYB/D
1〜33番の二次創作小説SS(Side Story)のコミケや通販予定はないでしょうか?

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
初恋ばれんたいん スペシャル PS版は あまりのテンポの悪さ,ロードは遅い(パラメーターが上がる度に、いちいち読み込みに行くらしい・・・)
のせいで、悪評が集中しました。ですが 初恋ばれんたいん スペシャル PC版は テンポ,ロード問題が改善して 快適です。
(初恋ばれんたいん スペシャル PC版 プレイをお勧めします!) 初恋ばれんたいん スペシャルはゲームシステム的にはどうしようもない欠陥品だけど。
初恋ばれんたいん スペシャル のキャラ設定とか、イベント、ストーリーに素晴らしいだけに SSがないのが とても惜しいと思います。
(初恋ばれんたいん スペシャル PC版は XPで動作可能です。)
2. エーベルージュ
科学と魔法が共存する異世界を舞台にしたトリフェルズ魔法学園の初等部に入学するところからスタートする。前半は初等部で2年間、後半は高等部で3年間の学園生活を送り卒業するまでとなる。 (音声、イベントが追加された PS,SS版 プレイをおすすめします。)
同じワーランドシリーズなのに ファンタスティックフォーチュンSSは多いのに似ている 魔法学院物なのに ネギま、ゼロの使い魔 SSは多いのに
エーベルージュのSSがほとんどありませんでした。
0012創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:16:53ID:ZKljYB/D
3. センチメンタルグラフティ2
センチメンタルグラフティ1のSSは多いのにセンチメンタルグラフティ2のSSがほとんどありませんでした。
前作『センチメンタルグラフティ1』の主人公が交通事故で死亡したという設定でセンチメンタルグラフティ2の
主人公と前作 センチメンタルグラフティ1の12人のヒロインたちとの感動的な話です
前作(センチメンタルグラフティ1)がなければ センチメンタルグラフティ2は『ONE ?輝く季節へ?』の茜シナリオ
を軽くしのぐ名作なのではないかと思っております。(システムはクソ、シナリオ回想モードプレイをおすすめします。)
センチメンタルグラフティ2 VS ONE 〜輝く季節へ〜の茜シナリオを比べてみました
センチメンタルグラフティ1の主人公 田中 一郎 = 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司 永遠の世界に
センチ1の主人公 田中 一郎は交通事故で死亡 = 城島司は 「えいえんの世界」に旅立つことになる。
センチメンタルグラフティ2の主人公 椎名耕平 =ONE 〜輝く季節へ〜の主人公 折原 浩平
センチメンタルグラフティ1の12人のヒロイン = 里村 茜
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。) SS
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
個人的には 「呪い」 と「花言葉」 を組み合わせた百合奈 シナリオは Canvas 最高と思います。
Canvasの他のヒロイン SSは多いのに Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSSがほとんどありませんでした。
0013創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:17:39ID:ZKljYB/D
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
似ている 伝奇バトル吸血鬼作品なのに 月姫、Fate、痕(きずあと) SSは多いのに
MinDeaD BlooDのSSがほとんどありませんでした。
8. Dies irae
9. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒 SS
10. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世 SS
0014創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:19:38ID:ZKljYB/D
11. TYPE-MOON
(1) 逆行最強化断罪スーパー慎二がペルセウスを召還する SS
(2) 凛がイスカンダルを召還するSS
(3) 逆行最強化慎二 OR 四季が 秋葉、琥珀 OR 凛を断罪する SS
(4) 原作知識有憑依最強化( 漫画・アニメ・ゲーム すべての作品 技術使用可能。 EX) ダイの大冒険、bleach、エヴァ)
慎二 OR 四季が秋葉、琥珀 OR 凛を断罪する SS
(5) ロアの転生体が 慎二
(6) アルクェイドに 吸血されて 死徒化
(7) ロアに吸血されて 死徒化
12. ゼロの使い魔
(1) 原作知識有 助演 憑依転生最強化( 漫画・アニメ・ゲーム すべての作品 技術使用可能。 EX) ダイの大冒険、bleach、エヴァ)SS
(ウェールズ、ワルド、ジョゼフ、ビダーシャル)
(2) 原作知識有 オリキャラ 憑依転生最強化 SS
(タバサ OR イザベラの 双子のお兄さん)
13. とある魔術の禁書目録
(1) 垣根 帝督が活躍する OR 垣根帝督×麦野沈利 SS
(2) 原作知識有 垣根帝督 憑依転生最強化( 漫画・アニメ・ゲーム すべての作品 技術使用可能。 EX) ダイの大冒険、bleach、エヴァ) SS
(3)一方通行が上条当麻に敗北後もし垣根帝督がレベル6実験を受け継いだら IF SS
14. GS美神
(1) 逆行最強化断罪 横島×ダーク小竜姫のSS(非ハーレム 単独カップリング ルシオラ も除外 )
0015創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:23:41ID:ZKljYB/D
15. EVA
(1) 逆行断罪スーパーシンジ×2番レイ(貞本版+新劇場版)のSS
(2) 一人目のレイが死なないで生存そのまま成長した一人目のレイが登場する(二人目のレイは登場しない)
P.S
エヴァンゲリオンのLRSファンフィクションで、レイの性格は大体二つに分かれます。
1.白痴幼児タイプのレイ
LRSファンフィクションで大体のレイはこの性格のように思えます。
白痴美を取り越して白痴に近いレイであり、
他人に裸や下着姿を見せてはいけないという基本的な常識も知らず、
キスや性交等、性に関する知識も全然無いか、それともほとんどありません。
このタイプの場合、逆行物では、シンジがレイに常識や人間の感情等を一つ一つ教えていくという「レイ育成計画」になってしまいがちです。
このタイプは、アニメのレイに近いと言えるでしょう。
2.精神年齢が高く、大人っぽいレイ
1番の白痴幼児タイプとは違って、他人に裸や下着姿を見せてはいけないという
基本的な常識くらいはあり(見られたとしても恥ずかしく思ったりはしないが)、
キスや性交等、性に関する知識は理論的に知っており、自分の自我が確立している、
(命令には絶対服従だが)感情表現がより豊富です。
このタイプの場合、 コミックスのレイに近いと言えるでしょう。
0016創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:25:29ID:ZKljYB/D
16. BlackCat
(1) BlackCatの禁書目録のクロスオーバーSS
(2) イヴ×リオンのSS
17. 鬼切丸
鬼切丸×鈴鹿のSS
18. MURDER PRINCESS
カイト×ファリスのSS
19. 式神の城
玖珂光太郎×結城小夜 OR 玖珂光太郎×城島月子のSS
20. 大竹たかし DELTACITY 全2巻
21. ヴァンパイア十字界
蓮火×花雪 OR 蓮火×ブリジット
22. 地獄少女
(1) 不合理な 地獄少女の被害者(e× 看護婦、1期の看護婦、2期の 拓真を助けに来てくれた若い刑事、秋恵) 家族・恋人が 地獄通信に 地獄少女と仲間たちの名前を書くSS
(2) 極楽浄土の天使 OR 退魔師が 地獄少女と仲間たちを断罪するSS
(3) 拓真の 地獄少年化SS
二籠の最終回で拓真が地獄少年になるのかと思ってたんですが・・
地獄少年 ジル : 所詮この世は弱肉強食。 強ければ生き弱ければ死ぬ。
拓真 : あの時誰も僕を守ってくれなかった。
守ってくれたのはジルさんが教えてくれた真実とただ一振りの超能力
・・・だから 正しいのはジルさんの方なんだ。
0017創る名無しに見る名無し
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2010/09/20(月) 22:26:58ID:ZKljYB/D
23. 真・女神転生CG戦記ダンテの門
ダンテ× ユーカのSS
24. スレイヤーズ
魔竜王ガーヴが慎二に転生 ワカメ魔竜王シンガーヴ無双
25. るろうに剣心
志士雄真実が禁書世界に転生
26. CODE:BREAKERととある魔術の禁書目録のクロスオーバーSS
27. ガンダムWとエヴァのクロスオーバー SS
28. ロードス島戦記 IF
(1) ナシェルのロードス統一
(2) ロードス島戦記の破壊の女神カーディス復活 VS ロードス連合軍
(3) 新ロードス島戦記の終末の巨人復活 VS ロードス連合軍
29. ときめきメモリアル4
30. WHITE ALBUM2
31. Canvas3
32. Piaキャロットへようこそ4
33. クドわふたー
0020創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/09/22(水) 10:18:18ID:38UN85Qb
>>19
サンクス。ちょっと過疎ってたから、レスはもっと遅くなると思ってた。
投下よりも雑談がしたくなったw
>>19もアマチュア小説家?どんな話書いてる?
俺はFFXIを題材にしたミステリ書いてるよ。
0021創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/09/22(水) 12:11:14ID:KNiZWHXP
私はただのヲチ板・最悪板住民です。
この板には主に痛い子を観察しに来ているだけなので、
残念ながらあなたのご期待にはそえません。



まともな人と雑談したければ

【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ23
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1283085334/

のほうをおすすめします。
0025創る名無しに見る名無し
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2010/09/28(火) 22:56:30ID:tn8QoDHq
ゼロの使い魔のルイズが陸自の小隊するってな二次SSを考えてんだけど
始まりが重要だからいきなり演習中の61式戦車が並んで的に向かって
砲撃をした所へサブタイトルを入れるか
冬の寒さが身に染みる早朝 ジョギングをしてる男が止まると
車道からキャタピラの音が聞こえてジーゼルエンジン音が近づいて
来て振り向くと演習地に向かう61式戦車の隊列が男を通り過ぎ
男は物怖じせずまた走り出しサブタイトルインってなパターン
を考えてるんだけどどちらが読者を引き込めやすいかな?
 
0030創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/12/08(水) 12:34:57ID:oeSeQblO
自分の書いてるssで
キャラに「WRYYYYYYYYY!!」的な奇声を言わせたいんだが。
     ↑以外で何かいいもの考え付く?

一応自分では
「ZHAAAAAAAAAAAA!!」
を思いついたんだが・・・
条件
アルファベット3文字(最後は伸ばす)
最後は伸ばしやすい音 ex) A Y I O etc
      にくい音 ex) T R X C etc
字面だけだと、どういう風に発音するのかわからないものほどいい。(出来れば読み方もほしい。無理だったら無くてもいい。)
ハイテンションになっているのがわかる。
なんか範囲狭そうだけど、何か意見をください。m(..)mオジギ
(日本語あってるのかな・・・)
0031創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/12/11(土) 08:10:34ID:bxrRyiDc
やっぱり書いた物を批判されるとへこむな。
いや感想があるだけで、読んでくれただけで
十分ありがたいんですけどね。

ちょっと切ない。
0035創る名無しに見る名無し
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2011/04/26(火) 21:36:57.80ID:SFfwRBo3
ここに来たばかりなんだけど最初に来たばかりの人ってどこに行けばいいの?
0036創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/04/26(火) 21:40:42.10ID:TFXu6Q3p
投下したいのとか見たいののジャンルが決まってるなら、雑談スレで聞けば、どこがいいか教えてもらえると思うぜ
決まってないなら勢いあるところ適当に回ってみたら?
0037創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/04/26(火) 21:42:01.94ID:SFfwRBo3
うぃ、さんきゅー
一応ここに来るまでに書いてたしオリジナル作品で異能バトル書きたかったからそれっぽいの探してみるわ
0039創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/21(土) 03:19:30.29ID:7eUTyyen
ギアスの二次で何か面白いのある?
あとナデシコで昔あったdown from darkness?だっけ、あれの続きってないの?
0040創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/07(火) 21:02:46.23ID:S8NzaW0w
ときめきメモリアル・葉鍵SSのキャラクターの名前をメモ帳で

エーベルージュ、センチメンタルグラフティ2、初恋ばれんたいん スペシャル、Canvasのキャラクターの名前で変えながら

SSを読んだがSSの大部分が違和感のためつまらない。
0041創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/27(水) 20:39:05.94ID:z9gMsO+x
ときめきメモリアル・葉鍵SSのキャラクターの名前をメモ帳で

エーベルージュ、センチメンタルグラフティ2、初恋ばれんたいん スペシャル、Canvasのキャラクターの名前で変えながら

SSを読んだがいくつのSSは意外におもしろい
0042創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/29(月) 20:57:31.95ID:fK6qDxSt
キャラの外見を著しく変化させた二次創作ってやっぱ受け悪いの?
元が中学生とか高校生を大人視点で書くとか
0043創る名無しに見る名無し
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2011/08/30(火) 06:30:09.92ID:052g5IPT
>>42
二次創作は読み手がある程度設定を知ってるから
そこを描写する手間がないっていうのがあるんだけど
それと同じようなノリでオリジナル要素の入った物を書かれると
前提の説明が欠落してて読みづらいことが多い
反応が悪いんだとすればそういう説明不足、あるいは
説明を上手く作中に盛り込むことが出来てない可能性の方が高いと思う

あとは単純に好みの問題
ぶっちゃけ元々のキャラが好きで二次創作を読むのに
そういう特殊な設定を追加されると二次創作というより
二次創作作者の半分オリキャラみたいになっちゃうから
イメージ違っちゃって読めない、読みたくないって層は一定数居る気がする
けどコレは単なる好みの問題だから、二次創作とはいえ創作なんだし
好きに書いちゃうのもありだと思うよ
0044創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/31(水) 00:08:09.94ID:TEqlr7lk
成人したシンジが後輩を導くエヴァとかは見たいな
0047創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/13(木) 16:40:20.22ID:lTCW5gu+
オリキャラ入れようと思うんだけど
原作の持ち味を壊してしまうかもしれないな……

でも入れないとバランスが取れない……
皆はどうしてる?
0048創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/13(木) 18:08:51.37ID:4RAGQfJ3
入れなくても済むように工夫する
もしくは徹底的にキャラを消す、セリフもほとんどなしで、容姿の描写も最低限、名前も出さない
0049web漫画
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2011/11/04(金) 15:39:17.45ID:0hTGuX1F
エーベルージュ SS二人の写真
校門を出る時に、二人でトリフェルズ魔法学園の校舎を眺めていた。
長い時間だったような気もするし、短い時間だったような気もする。
そんな生活を送った校舎、校庭などの思い出の場所を名残惜しそうに見つめていた。
いずれ、切なさを覚え胸を痛めるであろう過去に変わる場所を。
そんな場所と時間には、もう二度と戻れないのを、俺は実感していた。
手に持っている卒業証書が、学校との決別を促しているような気がして少し憎らしくさえ思えた。
「いろいろ‥‥‥あったよね‥‥‥」
ノイシュが、校舎を見つめながら、小さくつぶやいた。
「そうだな‥‥いろいろあった‥‥」
俺も校舎を見ながら、そう答えた。
あの窓から、四季に変わる街を見下ろした事もある。
あの場所で、寝ころんで空を見上げた事もある。
その隣には、いつも一緒に居てくれた人がいた。
今横に居てくれる人がそうだ。
俺は横に居るノイシュを見た。
ノイシュはいつのまにか俺を見ていた。
目と目が合うその瞬間、言葉はいらなかった。
ノイシュは小さく笑った。
涙の跡が、俺にはとてもいとおしく感じられた。
「俺達さ‥‥‥‥」
「なに?」
「忘れないよな。ここを。ここでの事を」
「‥‥‥うん、忘れないよ。いつまでも」
再び、俺達は校舎を見つめた。
どちらからともなく、手を求め合い、握りあっていた。
雪の降る聖夜に、寒い手が温もりを求めようとした事もある。
熱かった夏の夜に、かすかに小指が触れ合って、ドキっとした事もある。
いつも俺達の手は遠かった。触れ合うほどに近くにあったのに。
だけど、今は違う‥‥
0051創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/13(火) 02:56:39.44ID:zrKW3E2Q
.
0052創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/09(月) 06:18:14.94ID:addH3X2J
age
0053創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/30(月) 18:50:08.69ID:cxWJt0pw
t
0054創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/06(月) 20:28:21.81ID:+wzfkLmd
あのーちょっと質問なのですけど
女神転生と式神の城を合わせたような作品を書いていて
ここに載せても構わないんでしょうか?

色々な所を見て該当しそうなところがここ位しか見当たらなかったので・・・
0055創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/07(火) 01:14:20.21ID:+0sPSRKh
二次創作ならここでおk
二つの作品を合わせたことを前面に出しているなら、
クロスオーバースレ もいいかもしれない
(携帯なんでリンク貼れなくてゴメン、板内検索してみて)
0056創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/07(火) 16:40:07.97ID:AXo6ukeu
わかりました
途中までしか出来ていませんがそれでも良かったら貼りますね
0057創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/07(火) 16:42:37.19ID:AXo6ukeu
遥か昔、平氏と源氏の戦いがあった。
その戦いは後に壇ノ浦の戦いと呼ばれるものであり、平家の者は船の上にいた。
源氏との戦いは劣勢を極め、幼き帝は従者と共にある決断を迫られた。
敵への軍門へ下るかそれとも入水を図るか。
右も左もわからぬ幼き者にはそれが何を意味するかわからずじまいだった。
だが、既に従者達は決断を決め、帝を抱きかかえると海へと飛び込む者に続き、次々に死を選んでいく。
水の中、死が近づいてきていると悟った帝は手にしていた剣から何かの声がきているのがわかった。
「そなたの命、ここで絶やすわけにはゆかぬ。我が力を持って救おう」
柄に嵌め込まれた蛇眼の形をした宝石から、赤い光が出ているのが見えると、気づいた時には陸の上にいた。
周りには誰もおらず、辺りには波の音が聞こえるだけだ。
手にしていた剣もなく、砂浜のみがあるだけであった。
程なくして、三種の神器である天叢雲だけが行方知れずとなり、
八咫鏡、八尺瓊勾玉のみが京へと返されることになった。
また、その幼き帝も行方知れずとなっていた。


時は流れ、歴史の一部として語られている壇ノ浦の戦い。
人々が戦争の惨劇の事も過去として忘れ去ろうとしていた中、東京で一人の人間によって事態が動きはじめていた。

梅雨の降る時期の深夜。
吉祥寺の商店街近くにあるゲームセンターから少年が友人二人と出て行く。
笑顔で出てくるところ、機嫌がいいようだ。
「それじゃ、また明日な」
少年は手を振って別れの挨拶をすると、二人と離れて反対方向の道に進んでいった。
先ほどのゲームの音楽を自分の頭の中で流し始めると遊んでいた記憶が刻一刻と思い出させる。
次第に商店街から少し離れて路地に入り、歩いているとなにやら妙な感じがして振り向くが何も無い。
一歩一歩が自然と重くなっていき、空気が重い。
夜遅くには変質者や通り魔などが出てもおかしくはないが明らかにそれらとは空気が違う。
急に後ろの方で大きな音がして驚いて振り向く。
「・・・・・・」
少し待ったが何か来るわけでもないことを確認すると歩いて行く。
何かがおかしい。少し急ぎ足で本屋へと向かった。

小さな書店に入ると見慣れた店員がいた。
少年は真っ先にカウンターに向かって在庫があるかどうか聞く。
「いらっしゃい。君か」
「おじさん、アルカディア入ってる?」
店員が少年に言われると手馴れた手つきで差し出す。
左のポケットに入れていた財布から小銭を出すと少年はバラっと台の上に乗せた。
「580円だ。毎度あり!」
少年は店を出て流し読みをしながら歩く。
街頭の薄光で読み、自分の名前が載っているのを確認すると本を閉じ、家に向かって走り出した。
辺りが暗くなっていてその少年にはわからなかったのだろうが、先程の近くの石壁には無数の弾痕があった。

家に帰ると母と父が出迎えた。
母が夜遅くまで遊ぶ息子を心配する。
だが息子は心配ないといった表情で答えた。
「どうせ常連客と対戦でもやってたんだろう?それでついつい熱くなってこんな時間までかかった」
父は的確に言って息子は笑う。
「ばれてたか。それじゃ風呂はいるわ」
「パジャマなら洗面所に掛かってるから。明日は実技の筆記テストでしょうけど、あまり遅くならないようにね」
母親から忠告を受けると風呂場へと向かう。

ザパーっと湯が溢れる音を流して湯船に入ると、先ほど起こった事を少し考える。
先程の大きな音はゲームの中で鳴る音。
外でゲームの音が聞こえることはまずありえない。
少年は考えようとしたが明日は少し忙しいのであとから調べることにしようと思った。
顔をお湯の中に入れてジャバジャバと洗い、顔の油脂分を少し取っていく。
湯船から上がり、風呂場から出るとドライヤーで黒髪を乾かしていく。
「こんなもんかな。あとは歯磨いてと」
0058創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/07(火) 16:46:14.55ID:AXo6ukeu
準備を終えると母親に就寝の意を伝えると2階へと上がり、妹がちゃんと寝ているかどうか確認した。
よく寝ているようだ。少年は戸をゆっくり閉めると小声で「おやすみ」と言う。
そして自分の部屋に入ると鞄の中身を確認して、布団を捲り上げる。
「さーてと、ゲーセンから帰ってきてから調べるとするか」
背伸びをして力を抜くとベッドの中へと身を投げた。


小さく声が聞こえる。
徐々に声は大きくなり、はっきりと聞こえるようにまでなった。
「名を述べよ、光に選ばれし者よ」
少年は目を開けると辺りには暗闇が広がっているだけだったが、声だけはわかった。
「誰だよ、こんな夜中に」と思い、問いかけてみるが先ほどと同じ言葉が繰り返されるだけだ。
少年は自分の名を答える。
「妖瑕洸二だ」
名を告げると声が響く。
「汝の行く末に見えるのは法と秩序。その二つを守るべく、定めに従い、道を歩むが良い」
その言葉が終わると凍るような光が洸二を包むが、それは瞬時に自分の足元から現れた影により打ち消された。
「洸二、お前の知らぬ運命を見せよう」
先ほどとは違う声が響くと、目の前に扉が現れた。
手をかけるとガチャリという音と共に暖かな光が彼を包みこんでいく。

光が収まると、洸二は木造の家の中にある部屋の中にいた。
左手の扉が開き、一人の少女が入ってくると自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。
だが、別の声が同時に聞こえ、「父上」と言ってるようにもとれた。
それに答えるかのように手で頭を撫でると、奥から一人の同年代らしき女性がやってきた。
「あなた、どうされましたか?」
聞き覚えのある声が聞こえ、その姿を見ると、洸二は目を疑うが二人ともフっと消える。
外から声が聞こえてきて、見てみると自分と似た顔をした男性と銀髪の女性が話ながら歩いていて、洸二に向かって言った。
「クシナダとスセリはどうしたのだ?」
「父さん・・・母さん?」
洸二は自分でもよくわからない感覚に捕らわれた。
父が目の前にいるが、その姿はいつもいる仲間の一人だった。
何がおこったのか理解しようとしたが、二人がフっと消えると同時に光の玉が発生し、自分に向かってくる。
次は石作りの神殿の前に居た。
ここはどこなのか辺りを見回すと、右手の丘の上に大きな木があり、木の下には女性が佇んでいた。
絹の服に身を包み、彼女は洸二を見つめていた。
洸二は彼女に近づくと先程の女性だと認識する。
一体彼女は誰なのだろうか?自分が知っている誰かのはずなのだが、そこまではわからなかった。
彼女はその細い腕を洸二の手をとるように出すと、洸二は握りしめた。
すると、空から神殿の辺りに光が降り注いでいく。
眩さに一瞬目を閉じた後、開くと丘の下に火の海が広がっていた。
そして、海の中から先程の少女と洸二と同じ年齢位の女性が息を上げながら出てきた。
少女の背にはこうもりのような翼があり、女性には蛇が体に巻き付いていた。
洸二は助けようとするが、先程握り締めた腕を彼女が引っ張った。
「行ってはなりません。その者は呪われた運命を背負ったものなのです」
自分に警告するかのように言う。その目は二人に対し、冷たいものだった。
そして、空から4本の光が注がれると二人を囲む。
「これか、楽園を追放された母子は」
「愚かな、何故戻ってくるのだ」
声が二人を愚弄していると女性と少女が何かを呟き始めた。
「・・・た」
「お父さん・・・」
何か言っている?
女性は聞いてはいけないと言うが、彼には心の中でひっかかるものがあった。
「あなたーー!!」
「お父さぁーーん!!!」
自分に言っている。女性の制止を振り切り、二人に手を差し伸べようと駆け出したが目前に血渋きが飛ぶ。
「永遠に魔界を彷徨っていればいいものを・・・」
二人が槍に貫かれているのが目に入ってくると、洸二は絶叫した。
0059創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:47:33.75ID:AXo6ukeu
「うわぁっ!!」
目が覚めた。辺りをちらほらと見て確認すると自分のベッドの上だ。
明かりをつけて鏡で顔などを見るがどこにも血はついていない。
「夢か・・・」
普段ならゲームの夢でも見るものだが今回は違った。
洸二は台所に向かって気晴らしに水を飲むと部屋へと戻っていった。
手を見つめると小刻みに震えている。
悪夢であれば、明日は悪いことが起きるのかもしれない。
テストだというのに悪い知らせである。

目が覚めると朝日がカーテンの隙間から差している。
洸二はベッドから降りるとカーテンを開いた。
何気のない朝日が瞳に差し込んでくるのを見て、夢の事が嘘のように感じ取れた。
吉祥寺の住宅街の路地に自転車で通る人が目に入ってくる。
「ご飯よー起きてらっしゃい」
扉越しに下の階から母親の声がすると眠たい目を擦りながら洸二は扉を開け、下へと降りていった。
居間につくと、食卓の上にジャムを塗った食パンが大きな皿の上に置かれていて、横にレタスと胡瓜の簡単なサラダが皿の上に置かれてある。
「今日は午前授業だから別にいいのに」
「朝くらいしっかり食べていきなさい。集中できないわよ?」
しょうがないなといった顔をして洸二はパンを口に放り込んだ。
ふと隣の椅子を見ると、よく隣に妹が座って朝ごはんを食べるのだが、今日は遅い。
「母さん、月奈は?」
「あら、そういえば・・・月奈ー!ご飯よー!」
母親が声を出して妹の名を呼ぶが返事がない。
顔を渋くしてまったくと母親がため息をついたが、洸二はふと、夢のことが気になった。
「母さん、ちょっと見てくる」
洸二は二階の妹の部屋に入るとベッドを確認した。
何やら布団に覆い被さっているようだが・・・。
「月奈、何か怖い夢でも見たのか?」
洸二がそう言うと、妹がゆっくりと顔を出した。
黒いロングヘアにヘアバンドをつけ、幼さの残る顔。
月奈は兄の姿をじっと見つめた後、静かに口を開いた。
「お兄ちゃん・・・?」
「何か、あったのか?」
「・・・ううん。何でもない」
妹は起き上がり、深呼吸をするとベッドから飛び出して一安心したような顔をして、降りていった。
夢の出来事が妹の姿に重なる。
真夜中に見た夢は何かを指し示すものなのだろうか。
ぼーっとしている彼の体には既に夢の事が嘘だという感覚は抜けていた。
0060創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:48:48.24ID:AXo6ukeu
支度を終えると洸二は自転車に乗って学校へと向かった。
商店街を通り過ぎ、隣町近くの高校へと向かってペダルを漕ぐ。
今日はテスト最終日。
朝早くから学校に来ている生徒がいるが、今日は実技関係の筆記試験なのでそれほど人数は多くなく、洸二の後から入ってくる生徒が多かった。
3時限目終了後、周りはクタクタの様子だがそんな中、友人の久珂光太郎(くがこうたろう)が話しかけてきて、離れた席からもう一人の友人である七月夕平(ななつきゆうへい)が寄ってきた。
3人でテストの結果を話しながら帰りの準備をする。
鞄に勉強道具を詰め終わると待っていましたと言わんばかりに互いに財布を見せ合い、洸二は5000円程しかないのを見て顔を渋くした。
「家帰って調達してくるわ」
「わかった。どこで待ち合わせする?」
うーん、と3人で悩んだが光太郎が沈黙を破って待ち合わせ場所を秋葉原にしようと言った。
洸二は軽く挨拶を交わしたあと、真っ先に教室を出て廊下を走っていく。
廊下を出ると生徒達の声がちらほらと聞こえてきて、みんなテストのことが気がかりのようだ。
5月下旬の高校3年次の中間テストで、推薦試験を狙っている人はここの成績が関係するためだ。
「おい、お前どうだった?」
「いけるとは思うけど・・・まだ安心できないな。お前は?」
「ギリギリいけるかどうかだな・・・駄目だったらセンター利用だしな」
歩く生徒の中を紙一重でかわして上手く抜けていく。
廊下の曲がり角のところを曲がろうとした矢先、頭をゴツンとぶつけた。
頭を手で押さえながら何に当たったのか、確認してみると見慣れた女子だった。
「ってー・・・小夜か」
違うクラスの水瀬小夜(みなせさや)。
少し幼い顔立ちをしているが、洸二の学年では10本指に入る位の美人と評判である。
「ご、ごめんね洸二君」
「わりぃな、小夜。今急いでるんだ!」
鞄を取って走り抜け、小夜は頭を押さえて少年の後ろ姿を見ながら、ぼそぼそと呟いていた。
「洸二君・・・」

洸二は家に帰り、鞄を片付けて自転車に乗り吉祥寺の駅へと向かった。
途中、銀行に寄り、秋葉原の駅につくと光太郎が待っていて夕平が後からやってきた。
少年達はあるきなれた道を歩くかのように秋葉原の街中を歩いていくとある場所について中に入っていった。
階段を昇るとビデオゲームの筐体が数多く置かれたフロアがあった。
「さてと、それじゃまた後でな」
3人ともばらばらに向かっていくと台に座って50円玉を投入口に入れる。
同時にスタートボタンを押して遊び始めた。
4時間程経つと夕平が先に席を立つ。
「こんなもんか。まだ練習が必要だな」
年季の入ったプレイヤー達が見ていた中、グラディウスIIIの台から立つと光太郎のところへ向かった。
「夕平か・・・今日は不調だわ」
「安定しないだろそれ」
「大往生は流石になぁ」
人盛りが出来ていた怒首領蜂大往生の台から立つと洸二のところへ二人共向かった。
人が複数人いるところを見ると盛り上がっているようだ。
「雷電やってるんだったよな?」
「DXの方だな。上手い具合に行ってるんだろう」
見始めて20分後、ゲームが終了すると洸二が席を立った。
「二人とも終わってたのか」
「テスト明けとしてはまずまずだな」
回りの人間が小さく拍手をしていた。
洸二はそれに答えるかのように軽く手振りをする。
夕平が携帯電話の時計を見るともうこんな時間だと言う。
洸二と光太郎は店内を出て街中の自動販売機でジュースを買うことにした。
0061創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:50:15.22ID:AXo6ukeu
「また来るか。今度はどうする?」
「今度の土曜日に会おうぜ。待ち合わせ場所は高楼公園な」
光太郎が言って洸二と夕平も帰ろうとした直前、大きな轟音が秋葉原の街に響いた。
少年達は一体何なのか気になって音のしたところへ向かうとトラックが店に突っ込んだところだった。
「4時頃に飲酒運転かよ」
光太郎は呆れたように言うが洸二は男が出てくるのを見て変な感じを受け取った。
「ナイフ持ってるぞあいつ・・・」
夕平が男の右手を見て言った。
男は辺りを見回すと野次馬にきた民間人の一人の手を取る。
洸二はまずいと思って走りだしたが横を大きな影が過ぎ去る。
影は男に対し、拳をぶつけた。
そして、男はナイフを手から滑らせ、大きく吹き飛んだ。
「トラックに乗ってくるとはとんだ命知らずだな」
「あんたは・・・」
洸二は男に殴りかかった目の前の男性に声をかける。
後ろから来た夕平は男を見てハっと気づいた。
「神取礼司さん?」
「おっと、七月さんのところの息子さんか」
洸二は夕平と男が面識を持っているのに驚き、どうなのかと聞いた。
「同業者でな。うちの会社の取引先の人なんだ」
「部品を買いに来たんだが、偶然出くわしてしまったみたいだな」
礼司という男は笑いながら言う。
ナイフを持った男を殴ったというのに笑っていられることに洸二は驚いていた。
光太郎が洸二の肩を叩き、携帯電話を取った。
「一応、警察に連絡しておこうぜ。あの人が疑われるとまずいぜ」
光太郎は礼司の拳にメリケンサックがついているのを指差して言った。
洸二も連絡するべきだろうと判断して、状況把握、そして現場維持に徹した。
「よくこんなナイフ持てるな」
飛ばされたナイフを手に取ってみると、市販されているサバイバルナイフだろう。
0062創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:50:46.55ID:AXo6ukeu
手に持つとずっしりとした感覚が伝わってくる。
これを持って先ほどの女性を殺すという事を想像すると洸二はゾっとした。
早いところ後にしようとすると、男が立ち上がる。
「おい、洸二!」
「野郎、まだやろうっていうのか」
光太郎から注意されると洸二は後ろを向いた。
男は声にならない声を上げている。
「グッ・・・ギギ・・・」
男が漂わせる禍々しい空気に洸二は息を呑み、ナイフの感覚が鋭くなっていった。
『亡者如きが俺の前に立つな!』
頭の中に不思議な声が聞こえたと思うと手に持ったナイフを構えた。
自分ではない誰かが振るうような感覚。
「何する気だ!?ガキが使っても怪我するだけだ!」
その後、すぐに男は絶叫し、姿を変えた。
まるで地獄に住まう餓鬼のような姿に光太郎は軽く舌打ちをすると何かの呪文を呟き始め、左手を化物に向けると言葉と共に発動する。
「破魔!」
左手から滲み出た光は札となり、化物の腕を縛って動きを封じ、洸二は間髪をいれず、ナイフを逆手に持って首筋を狙って払う。
礼司が止めようとした瞬間に男だった者の首が飛んだ。
しばらくの間洸二は目を瞑っていたが、横に転んでいた首を見て驚いた。
「っ・・・!」
夕平は驚いていたが少しして我に返り、洸二に寄る。
「おい、洸二、大丈夫か?」
気が動転しているようだが洸二は落ち着いて話す。
「あ、ああ。これ・・・俺がやったのか」
「お前がやるようなもんじゃない。俺がやるようなもんだ。札でも持っていれば良かったかな・・・」
光太郎は慣れた手付きで服を払っていたが少し手が震えていた。
「とりあえず帰るぞ。面倒なことになったらごめんだ。礼司さん、失礼します」
「お、おお、怪しまれないように帰れよ」
光太郎と夕平は近くの自販機でジュースを買うと洸二に渡す。
洸二は自分の手を見つめていたが光太郎が名前を言うと気づいた。
「ああ、悪いな・・・」
右手に持っていたナイフにも気づき、洸二は脇に捨てた。
「まさかこんな所でお前のまじないに助けられるなんてな・・・」
「ばーか。れっきとした陰陽術だっつーの」
先程の光太郎が放った光は陰陽術の一つで、金縛りのような術である。
光太郎とは付き合いが長く、この事も知っていたが、この様な事に用いたのは初めてだ。
0063創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:51:37.25ID:AXo6ukeu
二人に連れられて帰宅すると夕飯の時刻になっていた。
夕飯を食べながらテレビを見ると緊急ニュースが流れている。
秋葉原でトラックが突っ込んだ事件と公園で殺人事件があったニュースが今日の大きな出来事のようだ。
洸二は夕飯のチキンナゲットの最後の1個を食べると箸をおいて、部屋へと入る。
「・・・少し調べてみるか」
パソコンの電源を入れ、「緊急ニュース 殺人事件」と入力。検索をかけると大きいニュースサイトに当たった。

『2009年5月28日。東京都吉祥寺、高楼公園にて殺人事件発生。遺体の近くに魔方陣らしきものが描かれていたが関連性は不明。警察当局はオカルトとの関連性は否定。傷跡から予測すると、噛み傷があり、猛獣の可能性が高い。現在調査中』

これ以外に情報は出ていなく、調べてもまだ情報が入ってきてないところも多い。すぐに出回るものではないだろう。
部屋を出て、妹の部屋へと向かう。
「あ、お兄ちゃん、調べてた?」
妹の月奈もパソコンを使って、気になって調べていたようだ。
普通のニュースサイトを見るところ、洸二とは違う。
「何だか、怖い・・・」
「通り魔でもなさそうだしな・・・井の頭公園の時効もそろそろ過ぎるはずだけど」
「・・・お兄ちゃん、メガテンのやりすぎだよ。いくらなんでもそんな偶然・・・」
夜間ではなく、白昼で起きた事らしい。
物騒になるなと思いながら近い公園の事も頭にポッと思い浮かんだ。
「そういえば15年にもなるんだな・・・井の頭公園の事件から」
ゲーム中の出来事が頭の中に映るが昨日の夢の事も気になっていた。
「月奈、実際にメガテンの事態になったらどうする?」
「急に言われてもわかんないよ・・・」
当然の反応だろう。洸二は笑い半分で月奈の頭を手で撫でた。

小夜は家で食事をしながらテレビを見ていた。
バラエティ番組を見ていると突然ニュース速報が入る。
「高楼公園で殺人事件・・・?」
気になってNHKにチャンネルを変えると早速ニュースが流れている。
「お母さん、近くで事件があったみたい」
「あら、本当。嫌だわ」
台所で料理をしていた母親が向かってくる。父親は今日は仕事で遅くなるらしく心配になる。
「ちょっとお父さんに電話で連絡して。早く仕事切り上げて帰ってきなさいって」
「うん。わかった」
小夜は家の受話器を取ると父に電話を入れる。
「お父さん?今日は早く仕事終わるようにってお母さんが言ってるから早めに帰ってきてね。私が迎えにいっても・・・あ、やっぱりだめ?それじゃ、早くにね」

5月の終わり。徐々に事態は動き始めていた。
0064創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:57:33.13ID:AXo6ukeu
翌日、いつも通り学校に行く洸二だが案の定、様子が少し違っていた。
朝は母親が通学路は気をつけなさいよと言い、学校では昨日のニュースの話題で持ちきりになっていた。
戸を開けて教室に入ると光太郎がニュースサイトの記事を印刷した紙を持ってきていて夕平と話し合っている。
光太郎が洸二に気づくと内容を話した。
「高楼公園で殺人事件があったらしいぜ」
紙を手渡すと夕平が概要を話し始めた。
「被害者は全員死亡。体の一部も食われているみたいだ。まるで獣に噛み千切られた様な痕があるみたいだが、詳しいことはまだわかってないらしいな」
「メガテンと式神、どっちだろうな」と、洸二は笑い半分でかえした。
勿論、そんな作り話で片付けば苦労しないとは思うが。
「昨日のアレもあるしな。急な事件だよ・・・最近」
「光太郎、ベルが鳴るぞ」
朝礼が鳴り、席に座る。
「校内でも話題になっているが高楼公園で殺人事件があった。人のつかない路地に入ったり自ら危険を招くような行動は取らないように気をつけてほしい。それと秋葉原で起きた事件だが・・・」
担任の教師から昨日の事件についての注意があったが洸二は別に気にもとめなかった。
自分が首を刎ねて相手を殺したこと以外については。

テストの返却のみで今日の授業は終わる。
帰りに担任から事件の事で寄り道をせず帰るようとの注意があったが、そんなことお構いなしだ。
廊下を走っている途中、また小夜にぶつかった。
「洸二君、急いでるの?」
「少しな」
小夜は少し考えた顔をして鞄の中から札を差し出した。
洸二にはわからない文字で書かれているがお祓いか魔除けの類の紙なのだろう。
「お祓い用にね。最近殺人事件があったみたいだから」
洸二は別に必要ないと言いながらも小夜は持っていたほうがいいと言って、3枚の札を渡す。
廊下を走っていく彼の後ろ姿を見ながら、小夜はその姿をじっと見詰めていた。

ペダルを漕いでいつも通る通学路を走っていく。
話題になっている公園の近くを通ったが警察が犯人の捜索網を張っているだけだ。
家に帰ると月奈が出迎えた。
この手の事件が起きれば集会などがあるはずなのだが珍しく無いようだ。
洸二は部屋に入るとパソコンを立ち上げた。
昨日の時点では憶測でしかなかったものが多くの情報が飛び交っている。
いくつかのぞいていると詳しい状況がわかってきた。
人が行ったものではないらしく、獰猛な獣がやったということだ。
原因は調査中らしい。
「妖獣か魔獣どっちかか?でもダーク悪魔じゃないとこういうのやらないだろ」
馬鹿なこと言うなと思いながら、電源を落とすと財布と札を持って部屋を出る。
月奈がどこにいくの?と言うが、洸二は練習!と言って飛び出していった。

洸二が通うゲームセンターにつくと常連の人から声がかかった。
「よ、KOJ氏」
「橘さん」
スーツ姿の男が水を差し出してきたので受け取って飲む。
「学校終わったからこれからかい?」
「まぁね、大往生の稼ぎを練習して帰りますよ。ところで殺人事件と秋葉原の事件の話知ってます?」
「ああ、あれだね。女神転生っぽいけど」
「やっぱりそうですか?」
「同じだね。まぁ、不謹慎だし、近くだから気をつけないとね」
相手もゲーム好きなので会話が進む。
ここの人達は昔からゲーム好きなのでよく話が合う為だ。
若いプレイヤーも、ちびっ子もよく来るため洸二達はたまにアドバイスをしたりする。
ゲーセン自体が最近下火なのでこう育成することも大事だからだ。
「あ、KOJさん。スパ2XのCPU戦のコツ教えてください。リュウで」
「スパ2か。ちょっと待ってろ」
中学生の子が洸二に教えて欲しいことがあるらしく店内の戸棚にあるゲーメストの攻略本を持ってきて橘に一礼すると一緒に筐体へと向かった。
洸二自身も若手だが親がこの店の前身に良く通っていたらしく、結構顔は知れている。
「そういえば、KOJ・・・というより洸二君の親父さん見ませんね」
「仕事忙しいからねぇ。流石にもう年だよ。洸二君に任せたという感じかな」
橘という男と店の店長が洸二の父親について話し合っていた。
0065創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:58:19.81ID:AXo6ukeu
8時過ぎ頃。
洸二は適当なところで切り上げ、店を出た。
帰り道、自販機でジュースを買ってプルを上げる。
財布をジーパンのポケットに入れると今日のことを思い返していた。
「高楼公園の殺人事件か・・・」
あまり寄り道をしないで帰ろうとしたその時、不気味な気配がした。
振り返って回りを見渡すが誰もいない。
プツッと音がして、急に電燈が消え、辺りはすぐに暗闇になった。
「・・・昨日のか!?」
まるでブラウン管の画面に何も映ってないかのような光景。
少しすると浮遊する異形のものが目に入ってきた。
グロテスクな姿をした生命体の様だが、どこか憎めないコミカルな感じも受ける。
その姿を見て呆けていると口を開いて丸い弾を撃ってくるがシューティングゲームをやっているせいかごく自然に体が動き、避ける。
弾道から攻撃パターンを予測すると自機狙い、単発、速度は普通。
また攻撃を仕掛けてくるが既に見切りがついているため、いとも簡単に回避する。
避けながら洸二は攻撃方法を考えていた。
迂闊に手を出しても危険であるし何か道具がないか考え、とっさにジュースの缶を投げたが弾に当たると大きな音と共に弾け飛んだ。
被弾するとまずいと思った洸二は他に手立ては無いのかと考えると、小夜からもらった札を思い出す。
ポケットから取り出すと、垂れ下がった紙がピンと伸びる。
鉄板の様にも感じたが、敵に向かって投げつけると、真っ直ぐ飛んでいき、相手の体に貼りつくと元の紙の様に戻った。
その後、札に書かれた梵字、カーンの文字が光ると小さな爆発を起こして、後には残骸が残るだけだった。
2体目が続けさまに登場し、攻撃してくるが弾に突っ込みながら紙一重で避け、札を飛ばし張り付き、爆発。
一息ついて安心した瞬間、大きな音とともに巨大な敵が現れた。
洸二は一瞬驚くが、同じ様に札を飛ばした。だが、防がれた腕に傷を負わせただけだった。
敵の攻撃。遅い5way弾に加え、直進交差弾だ。
難なく避けながらあることを閃いた。
弾、それに札。
もしやと思って手を伸ばし、掌に力を籠めると赤い弾が撃たれた。
だが敵は怯んではおらず、構わず突っ込んでくる。
一瞬驚き、より強い力が篭ると、今度は赤いレーザーが撃たれてようやく敵が怯んだ。
それを見た洸二は、敵の攻撃を良く見て避けていき、レーザーを照射し続けると胸に風穴が開いた。
化物は絶叫を上げて倒れる。
しばらくすると周りに明かりがついた。どうやら終わったらしい。
「・・・何だったんだ?こいつら。昨日のアレと違うみたいだけど」
肩で息をしながら、周りを確かめると何もいないのを確認して家に向かった。
一歩一歩が足早になりながら、家路に着く。帰宅すると、月奈が出迎えて一安心した。
「お兄ちゃん、お帰り!」
その言葉を聞くと、洸二は琴線が切れたかのようにぐったりした。
「お兄ちゃん?」
「悪いな・・・風呂入って寝るよ」
洸二は一言告げると部屋へと入っていった。

翌日、洸二は起きると手に力を入れ、伸ばしたが出ない。気のせいなのだろうか?
今日は休みなので支度を済ませると、適当に台所の冷蔵庫に入っている果物を食べる。
「まだ9時か・・・」
時計を見た後、しばらく部屋で遊ぶと、母親がお昼だと言ったのできりのいいところで切り上げた。
昼食を食べると洸二は月奈を連れてゲームセンターに向かった。
洸二と月奈は別れて別々の場所へと向かう。
洸二が集中して練習するため、月奈は一人で向かいの筐体で遊ぶ。
こういうところでは一人で集中した方が良い結果が出ることが多いためだ。
そうして3時過ぎ頃、休憩がてらに何か買おうと思って月奈の肩を叩き、呼ぶと一緒に外に出た。
近くのコンビニでそろえようと思って住宅街の路地を歩く。
「何を買う?」
「甘いものが食べたい。それとお水」
「それじゃ、そこで揃えるとするか」
話しながら歩いていると、突然周囲が黒く染まった。
0066創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 16:59:49.67ID:AXo6ukeu
「な、なに?」
月奈は急に空気が変わったのに驚く。昨日と同じだ。
洸二はすぐに戦う体勢に入った。
妹は何も言わず、恐怖に怯えるが洸二は昨日の出来事があり、少し構える。
地面から相手が湧き出て、5、6体程こちらにまとまってきた。
3WAYと6WAY弾がまとまってくる。弾速は遅い。
洸二は月奈を左腕で抱きかかえると、引きつけて弾の端で回避。接近して蹴り飛ばし、レーザーで焼く。
「そっち!」
月奈が洸二の死角になる方向を見て言う。
敵4体がまわり込むように来るが上手く立ち回り、難なく避けてレーザーでまとめて撃ちぬく。
「これで終わりか?」
洸二は一息ついたが、月奈が奥にいる何かを察した。
地鳴りが響き、暗闇から敵が現れると、交差する高速の扇弾幕を撃ってきた。
手で自分を守るようにして月奈は構えたが、洸二は月奈を強く抱くと、小さな隙間をくぐり、レーザーを撃つ。
弾は早いものの対処法はわかっているためやりやすい。
ある程度撃ち込むとバラ撒き弾を撃ってきた。
「きゃあっ・・・!」
月奈は一瞬悲鳴を上げるが洸二は避けに集中し始めた。
次第に追い詰められていくが弾を撃ち込む。
「お兄ちゃん!」
月奈が叫び、被弾しようとした直前、周りに光の蛇が現れて敵の弾を弾き飛ばし、巫女装束を着た女の子が後ろから飛んできた。
見覚えのある顔。驚いた洸二は思わず言う。
「小夜!?何でここに」
「話はあと!今はこれに集中して!」
洸二は弾を撃ち、小夜は左手に持った玉串で攻撃を払いながら、右手から光弾を撃ち出す。
懐に入り込み、洸二は隙あらば直にレーザーを照射した後、すぐに離れる。
小夜は再生する部位に対し、攻撃を仕掛け続けて敵の攻撃を少しでも和らげようとする。
洸二の放ったレーザー敵の頭部に当たると相手が一瞬怯んだ。
洸二はチャンスだと思い、一気に近づく。
左手で右手をおさえ、手の平に一気に力を籠めると、巨大な緋色のレーザーが放たれ、数秒の後に、胴体を撃ち抜いていた。
敵は爆発と共に消え、少しすると元の路地に戻った。
小夜は肩で息をし、ホッとしていたがすぐに洸二の方に向く。
「間に合ってよかった・・・洸二君。神社に来て欲しいの」
「今コンビニに行く途中だけど、急ぎの用?」
「うん。大事な話」
息を上げながら答える洸二。
月奈のほうにも向いて真面目な顔をして言う。
「月奈ちゃんも一緒に来て。関係あることだから・・・」
有無を言わせない雰囲気で月奈もついていった。
0067創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 17:00:36.18ID:AXo6ukeu
小夜が住む神社に連れられてやってくる。
年のいった男と若い男が話をしていたようだ。
「お父さん、晋介さん。連れてきました。妖怪達に襲われているところを助けて・・・」
「小夜、ご苦労だった。初めまして洸二君、篠宮晋介という者だ」
洸二の方に向くと彼の長い黒髪が揺れた。
「小夜、おじさんはわかるけどそっちは?」
「えーと、これは・・・」
「私が説明しよう」
小夜には説明しづらい様で、洸二と月奈は小夜の父親から話を聞いた。
先ほど戦っていた化物は妖怪と呼ばれる者達で、小夜はその妖怪を掃討する妖伐隊という部隊の一員とのことだ。
妖伐隊とは全国各都道府県に設置されており、霊的被害から民衆を守ることや、神社等での行事執行等をこなす人達の事である。
ここは東京本部妖伐隊となり、東京23区それぞれに一つの部隊があり、第11区妖伐隊となる。
「小夜が所属しているのは私の替わりでね。まだ間もないんだ」
小夜の父親は去年10月初頭にあった事件で怪我をしてしまって復帰が無理だという宣告を受けていた。
替わりに娘である小夜が志願をして半年近くかかって正式に妖伐隊に入った。
「でも、どうしてこういう話を俺達に?」
「率直に言うと君達にも入ってもらいたいんだ」
晋介の呆気ない話に洸二は一瞬耳を疑った。
自分達は一般人なのに何故こういう話をするのかと洸二は晋介に問いを投げたがあっさりと返された。
「でも、君は妖怪を討ち倒したし、小夜と同じ力は持ち合わせているだろう?」
洸二は手をじっと見つめて、間を置いた。
「霊能力なのか?コレは」
「その通り。君みたいに持ち合わせている人は少ない。だからこそ君の力を借りたいんだ」
話を聞くと妖伐隊でこういう霊能力を用いて戦える人物はそれ程多くはなく、洸二や小夜のように戦えるのは極僅かという話のことだ。
「話をすると色々と長くなるんだが・・・とりあえずはこんなところだろう。洸二君、協力してくれるかい?」
「まぁ、小夜も一緒に居るなら面白そうだしいいかな」
「私もお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒なら面白そうだし・・・」
事の重大さとは裏腹な回答だったが学生のらしい回答だと思い、晋介はコクリと頷き、胸のポケットから携帯電話を取り出して連絡をした。
「こちら第11妖伐隊隊長篠宮晋介。先の件について話をしたいのですが・・・はい。二人の了承を得ました。適性検査等の日時はいつにしましょうか?」
晋介は隊の事務的な事を連絡しているようだ。
小夜はホっとして胸に手を当てながら洸二と月奈の所に向かっていった。
「ごめんね洸二君、いきなりこんな話になってしまって」
「別に気にしちゃいないって。それにしても小夜がそんな事になってたのに驚いたよ」
「それについては追々話をするつもり。頑張ろうね」
電話をしていた晋介が話終えて二人の方へと振り向いた。
「二人共、適性検査は明後日になる。学校が終わってからここの神社に来て欲しいのだけれど良いかい?」
二人は頷いて声を返した。
「よし。今日はもう帰ってもらっても結構だ。こちらで準備をしておくから二人は気楽にしてもらって構わない。それでは小夜のお父さん、これで」
晋介は小夜の父親に一礼すると神社から出て行った。
洸二と月奈も時間が経ったのを思い出し、小夜達に帰りの旨を伝える。
「帰り、気をつけてね」
小夜は二人の姿が見えなくなるまで手を振っていた。

帰宅後、玄関で二人はちょっと溜め息をついた。
「何だか大変な事になっちゃったねお兄ちゃん」
月奈は当たり障りの無いことを言う。
洸二は気張っていたのか疲れが出てきた。
「ああ、そうだな。母さん達に話をして驚かせたくもないし黙っているか」
母や父にこの事を話せば心配するであろうし、第一面白そうな事をわざわざ無くすような事はしたくなかったからだ。
「月奈、これ内緒な」
洸二は小指を出して合図をし、月奈も一緒に小指を出して指きりのポーズをする。
「指切った!」
親に気づかれぬよう、二人は小声でそう言って別々の部屋へと行った。
0068創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 17:57:15.99ID:kImSetJC
2日後、学校へ行くとテストの返却だけで授業が終了。
片づけをしている中、小夜が話しかけてきた。
「洸二君、適性検査の話だけど」
ゲームの事ばかり考えていた洸二は思って我に返って返事を返した。
無論、終わったら直行するつもりだ。
小夜はそれを聞くと教室を出て行った。
横で見ていた光太郎と夕平が何だという顔をしてやってきた。
「洸二、小夜が何か言ってたのか?」
「ああ、光太郎か。ちょっと用事があるんで、それで行こうと思ってるんだけど・・・」
洸二は丁度いい機会だと思い、光太郎と夕平を誘おうと思って声をかけると二人共承諾してくれた。
鞄を手に取ると洸二達は教室を出た。

「えーと、これがテスト用紙と・・・」
小夜は洸二に告げた後の帰りの準備をしていた。
周りの生徒は既に何名か下校の準備を済ませて出ていた。
そこの群から分かれた二人の男子生徒が小夜に寄っていく。
「小夜、もう準備はすんだのかい?」
「あ、狭間君にノブ君」
少し暗い顔をした少年と対称に明るい面構えをした少年が声をかけてくる。
二人共小夜のクラスメイトであり、このクラスで数少ない小夜の友人である。
「うん、後はこれだけ入れれば大丈夫。途中まで一緒に帰ろう?」
一声かけると小夜達は教室を出て階段へと差し掛かった。
「よぉ狭間君」
背後から嫌な声が聞こえた。小夜達はまたかといった感じで振り向かずに行こうとしたが一人の生徒が狭間の肩を掴んだ。
「無視をするなよ。弱い癖によぉ」
「・・・またお前達か」
相手にしちゃ駄目と小夜は言うがそれを男子生徒は跳ね除けるかのような手振りをした。
「引っ込んでろ!女の癖によ!」
「またあなた達のせいで狭間君が傷つくのよ、もうやめなさいよ!」
「あぁ?また俺に説教かます気かよ」
男子生徒は手を組んで音を鳴らすと殴るような素振りを見せる。
ノブという生徒はそれに対抗するかの様に構えた。
「相手なら俺が受けてやるよ。いつものようにな!」
「て、てめぇ・・・」
「ノブ、もういい。こいつはそれしか能がない単なる屑だ」
狭間にそう言われると男子生徒は頭に血が上ったのか胸倉を掴んだ。
「随分と生意気な口利くようになったもんだな、狭間よぉ!」
そして偶然か必然か洸二達が差し掛かった。
「貴様が・・・自分が悪いのを人にぶつけるな!」
「馬鹿な事はやめなさいよ!」
狭間が男子生徒に言い放ち、小夜は暴力を止めようとしたが、男子生徒は廊下の壁に勢いよく狭間を投げた。
光太郎は目を大きく開いて拳を握り、男子生徒を止めようとしたがノブが入った。
「ノブ・・・お前、何時までそんな根暗のインテリ野郎を庇う気だよ」
「てめぇらそろってネクラ共の集まりでもしてるのか?あぁ?」
歯痒くなるような言い振りに洸二達や小夜、ノブという生徒は手に力が篭った。
「ノブ、小夜、君達にまで迷惑かけられない。早く行け」
「狭間君、放っておけないよ」
狭間は二人に立ち去るように言うがノブの方はもう我慢ならない様子だ。
「この、クソッタレ共がああぁぁぁぁ!!!」
叫びながらノブという生徒は顔面に向かって拳をぶつけていこうとしたが
「ノブ!!!」
洸二が彼の名前を呼ぶと男子生徒を殴る寸前で止まった。
0069創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 17:57:57.24ID:kImSetJC
「洸二、お前・・・!?」
「洸二君?」
小夜が洸二に気づいたのは声が聞こえてからだった。
そして後ろの方で夕平が狭間に暴力を振るっていた男子生徒に対し睨みながら言った。
「谷川、ひ弱な生徒に対して随分な態度じゃないか」
「てめぇらは・・・」
洸二は狭間に寄って大丈夫かと言って肩を持ってその場を少し離れる。
小夜はハッと気づいて狭間に寄って行き、怪我がないかどうかを確認した。
全身を強打していたが打撲などはなく、少し手の先だ擦れて傷になっている程度だった。
「そうやって何時まで子供のように力を振りかざすつもりだ?どうせお前のことだ。テストのことだろう?」
「う、うるせぇ!てめぇらには関係ねぇだろ!」
「自分の非を認めないで人に八つ当たりするお前よりも狭間の方がよっぽど偉いぞ?少しは相手の事を考えてみたらどうだ?」
夕平が挑発していくと谷川は頭に血が上りきったようだ。
「・・・てめぇら!こいつをぶちのめせ!」
仲間にやらせるつもりのようだ。光太郎は呆れた息を吐いて前に出て向かっていった。
谷川の仲間達を一蹴し、谷川自身の腹に蹴りを入れると今度は背を肘打ち。
「歯、食い縛れ!」
追い討ちで顎にアッパーを入れる。
「がっ・・・て、てめぇ・・・」
更にノブが背中に蹴りを叩き込んだ。
顔面にも蹴りを入れようとしたが洸二がその足を手で受け止めた。
「っ・・・もうやめておけよ。これ以上やったらまずい」
「・・・っち!」
「お・・・・・覚えてろ、てめぇら、只じゃおかねぇぞ!」
お決まりのような捨て台詞を吐くと慌てて去っていく。
手に持っていたジュースの缶をこちらに投げつけてきたが洸二はそれを難なくキャッチし、頭に目掛けて一睨みした後、射抜くように投げ返す。
向こうで乾いた音がしたが気のせいだろう。
「神社に向かう前に部室に寄っていこう。あいつらがやってきても面倒だしな」
狭間の肩を洸二と小夜が担ぎ、光太郎達は野次馬で駆けつけてきた生徒達を払っていく。

洸二は狭間の肩を担ぎながら一階にある電子室に入っていった。
「大月先生、いるかい?」
部屋の奥でコンピュータを操作している眼鏡を掛けた教師がいた。
洸二達の所属する部の顧問教師が気づくと目線を合わせる。
「む、洸二に狭間君か。どうしたんだ」
「また谷川達にやられたんだよ。急いで保健の先生読んでくる」
洸二は小夜に任せると一足先に部屋を出ていった。
「まったく、またあいつらか・・・」
「先生、ここまでやったらそろそろ退学処分にしてもいいんじゃないの?」
小夜が狭間を椅子に座らせると大月に向かって言う。
ノブもそれに連なるように言った。
「先生、俺からも頼む。いい加減余裕もなくなる時期だというのにアイツら何を考えているんだ!?」
小夜とノブの言葉を聞いて大月は眼鏡を指で上げて言う。
「二人とも、気持ちはわかる。だが彼らを退学させるのも些か問題があるのだよ」
「メンツ、か」
夕平が皮肉をこめて言う。
「そのとおりだ夕平君。君の会社にもメンツがあるだろう。それは学校も同じことだ」
「・・・くそっ!あいつら!」
ノブは机を拳で叩いた。
「だが今までここまではしなかっただろう、あの生徒達も。私から報告をしておこう」
洸二が保健の先生を連れてくると狭間を見せた。
これで一安心だろうと洸二は一息ついて椅子に座った。
「そういえば洸二、約束はいいのか?」
光太郎が洸二に呼びかけると時計を見て気づく。
「あ、小夜早く行かないとまずくないか?」
「そうだった。すっかり忘れちゃってた。大月先生方、後の事はお願いします」
洸二達と小夜は保健の先生に狭間を任せて学校を後にした。
0070創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 17:59:19.50ID:kImSetJC
同時刻、吉祥寺本町。
賑わいが絶えないこの街で場違いかと思うような着物を着た少女が居た。
賑わいとは縁が無さそうな顔立ちをしており、静かに周りを見渡す。
誰かを探しているようであり、うろうろしていた。
「イザナギの転生体の殺害と美伶様を探しだして連れ帰るのが今回の目的なのだけれども・・・」
しばらく探し回っていると少女は溜息をついて通りにあった椅子に腰をかける。
人ごみの中をその小さな目で鋭く見たが彼女の探すような人物は見当たらなかった。
時たま、着物の袖の中から土蛇、ノズチの紋様をした小さな石を取り出して見るがこれといった反応はなかった。ある集団が目に付くまでは。
洸二達が彼女の視界に入ると持っていた石が小さく光輝く。
彼女はそれに気づくとすぐさま取り出して人ごみを見た。
「どこ?どこにイザナギが?」
どうやらこの石の反応はイザナギという人物の生まれ変わりに反応するようだった。
すっと彼女は立つと人ごみに紛れて洸二達を探していく。
光が絶えないように彼女が歩いていった先は神社だった。
そして洸二達は境内の中へと向かっている。
「あの三人の中にイザナギの転生体が・・・」
彼女は気づかれてはまずいと思い、鳥居の外から入ろうとしたが境内の境に手が触れると電撃が走ったかのような感覚と共に、見えない壁に当たった。
妖怪用の結界が神社に張られており、それが彼女を遮っていた。
「ただの神社ではないようね。ここは・・・私が一部を割ってからじゃないと入れそうにないか」
弱い部分は何処にないかと探し、木に巻きつけてある藁の縄と括りつけられている紙を見つけるとサッと寄って、彼女は手をかざすと氷が発生し、小さな刃を作りだす。
そして詠唱を始めていき、氷の刃の先に黒いオーラが纏われた。
「妖たる長である八岐大蛇の名において、雪姫にして我が母、雪奈の名において、この刃に妖の力を宿さん」
そして縦に一閃。少しの間を置くと木を切らずに藁の縄のみを絶ち切った。
境内の近くに手を触れる。先ほどの感覚はない。
「これで入れるようね。彼らを呼んで皆殺しにすれば一つ目は終わりか・・・」
彼女は袖の中から六角錐の紫水晶を取り出すと念じ始めた。

洸二達は吉祥寺にある小夜の家、八蛇神社へと向かった。
境内の中には晋介と月奈が待っていた。
「お兄ちゃん、遅いよー」
「悪い、ちょっといざこざがあって遅れちまった」
「晋介隊長、ごめんなさい。学校でちょっと・・・」
洸二と小夜が謝っていたがそれも気にせず、晋介は洸二の横に居る光太郎と夕平を見て誰だと洸二に問いかける。
「ああ悪い、友人なんだけど連れてきちゃ悪かったかい?」
「いや、いずれにしてももう遅いな。部外者を作るわけにはいかない。君達、名前は?」
光太郎と夕平はそれぞれ名前を告げると晋介は驚いた顔をした。
「久珂光太郎・・・!?あの久珂家の次期当主か!?」
光太郎は向こうが自分の事を知っていて驚いている。
「洸二君、場違いな人を連れてきてもらっては困るんだが・・・」
「洸二、一体どういう話なんだよ」
光太郎と夕平は洸二に疑問を投げかけて、話の中身をおおまかに説明を行った。
妖伐隊の事、妖怪達の事などを話し、洸二達がスカウトされた事もだ。
「へぇ、それで神社に用があったんだな」
「最近の事件もそれが関係しているのか・・・?」
「で、晋介さん、適性検査の内容っていうのは?」
光太郎と夕平が話の中身を理解する中、洸二はやる気満々で晋介に検査内容を聞く。
「何のことはない。君達の霊能力の測定と扱う度合いだ。これを使って行う」
晋介は胸ポケットの中から札を取り出すと妖怪達と同じ様な形をした物を作り出した。
小夜を除いた洸二達からすればどこかで見たことがある物。
それはグロテスクな頭部を持ち、腹部にも第二の頭部と取れるものがあり、洸二達の体験から言うと『ドプケラドプス』とさほど変わらぬ形をした物だった。
0071創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:00:14.34ID:kImSetJC
「検査用の人造妖怪だ。何十体かは用意してある。君の能力を見る限りでは結構出来そうだからね」
洸二は目の前の敵をみて呆気ない顔をしていた。
こんな物で自分の能力を測るものかと思って、洸二は晋介に確認をする。
「そうでないと検査にならないからな。ではやってくれ」
洸二はその言葉を聞いて左手をグっと握って力を込めると妖怪が振っている尻尾に飛び乗り、腹部の頭に目掛けて突き出すようにして力を解放する。
すると大きな光弾が放たれて頭部へと直撃し、瞬時に妖怪は活動を停止し、札に戻った。
晋介は次なる妖怪を作り出すと月奈も向かっていく。
「『退魔師』か・・・妖怪相手とは聞いていたけどこんなのが適性検査ねぇ」
光太郎は知ったような口をして言う。
彼自身は陰陽師の名家に育った男でその家の四拾五代目の当主になる者であり、霊能力関係の仕事についても情報は広く聞いている。
洸二達に占星術や姓名判断等をする程度だったが先の秋葉原で起きた事件のような事も光太郎を筆頭とした陰陽師がする筈なのだが、細かい話を抜きにすれば退魔師は同業者と考えて良いだろう。
晋介が先ほど場違いな人間だと言ったのはこの為である。
「さてと、俺もやらせてもらっても良いかな?」
光太郎が名乗りでて晋介は少し困った顔をしたが人造妖怪を作る。
「そこの君と一緒にやってもらおうかな」
夕平は突然の事に少し驚きはしたが彼自身は霊能力だとか陰陽術等とはあまり関心がなかった。
だが今の洸二達を見て少し興味が出ていたところだった。
「わかりました。やり方を教えてくれませんか?」
夕平の回答に晋介は一つの紙を取り出した。
「まずこの紙に振れて掴んで欲しい。霊力を感じ取って字が浮かんでくる」
晋介の言葉の言うとおりに夕平は紙を掴んだ。
すると洸二が小夜から貰った札に書かれた梵字が浮かび上がってきた。
キリークの文字が浮かび上がってきたがそのうち文字から眩いばかりの光が放たれて紙は火で炙った時のように燃えて消えてしまった。
夕平は何が起こったのかわからず、晋介に慌てて聞く。
彼は興味深そうに起こったことを把握していた。
「(このようなケースは今までないはずなんだが、彼の持ち合わせる霊力が許容量以上を越えていた為か?それとも何か別な要因か?)」
「どうすれば?」
夕平の声ではっと我に返った。
「いや、検査には問題はないんだが突然の事態でね・・・こっちが困っている位さ。やり方についてはまず手を伸ばして手の平に力を籠めるようにする。そして頭の中でどんな風に自分で攻撃したいかイメージしてくれれば自然と洸二君達みたいにできる」
夕平は晋介から離れて光太郎のところへとやってくる。
「こういう事初めてだから光太郎頼むぞ」
「お前もやってみ、案外楽しいぜ」
そういうと光太郎は彼の背後に霊気で出来た球を作り出して妖怪へと攻撃させた。
夕平は妖怪が攻撃してきたのに対して反射的にバリアを作りだして、弾を反射させていった。
「これは・・・!?」
「そうそう、そんな感じさ。一気にやるぜ!」
光太郎が一気に攻め込み、妖怪の懐へと入っていく。
夕平は晋介に言われたとおりのやり方をすると手から三日月型の弾が5Wayで連続的に放たれていった。
そうするうちに晋介の出した妖怪はあっという間に力を失い札へと戻ってしまった。
「小夜、この感じだと二人も入隊許可を出しても構わなさそうだね」
「え、ええ。でも光太郎君と夕平君にはあまり・・・」
「あまり?」
「その、普通の高校生だからこういう事には関わらせたくないって・・・」
「小夜、甘い事を言っては困る。都の守護の為に知った者は死か強制加入のどちらかだ。洸二君と月奈君はあれが関係しているからこうやって誘ってもらったが夕平君は運が悪かったと思ってもらうしかないだろうね。光太郎君は例外だとしても」
妖伐隊の隊則の一つとして部外者が発生した場合は直ちに『処理』するか部隊への強制加入がある。
洸二達が光太郎達を連れてきたのはまずかったのだがこの現状を見ればそうでもなかったのかもしれないと晋介は判断した。
小夜と話をしている内に晋介は空気の違いを感じ取る。
殺気とは違う何かが張り詰めていく。
「小夜、神社の結界は常に完全にしているはずだったな?」
「は、はい」
晋介は洸二達に中止だと言って辺りを見回す。
「何かが尾行していた様子は?」
「あ、ありません」
「じゃあこの空気は一体誰が?」
晋介は境内の中を見れる視界で凝視したが誰も居る気配はなかった。
そして一間置くと上空に妖怪が現れた。晋介が作り出した妖怪ではなく実際の妖怪。
攻撃してくると洸二達は即座に飛び避ける。
0072創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:02:18.40ID:kImSetJC
「なんだなんだ、奇襲か!?」
月奈は相手を目視して数を確認すると凝視して自身のロングヘアーの先から光線を出して相手へと狙い撃つ。
洸二はそれに続いて一匹ずつ正確に熱線を狙い撃ちを始めた。
「光太郎、俺達もやらないと」
「わかってる!」と夕平に相づちをうって返すと光太郎は秋葉原で使ったのとは別な陰陽術で敵を拘束して光球からの攻撃で倒していき、
夕平は敵に突っ込んでいって攻撃を乱反射させて隙をつきながら三日月弾で攻撃をしていく。
晋介も札と霊気で作り出した弓矢で攻撃をしていたが敵の様子がおかしい事に気づく。
「小夜、この様子だと妖怪達は合体する。剣の用意をしてくれ」
小夜は呼応して一枚の札を取り出すと詠唱に入る。
「天照大神の名において、それは一刃の刃でありながら雨雲を呼ぶ神の御剣、己が主の窮地を救う剣となれ・・・」
小夜の詠唱の合間、妖怪の攻撃が横を刺しかけたが洸二が放った熱線によって防がれた。
「退魔剣、八束!」
地面に円陣が描かれ、中に五芒星が描かれたその中心から光輝く剣が出現し、小夜はそれを一気に抜く。
「それを洸二君に!」
命令を聞いて小夜は洸二に向かって走っていき、敵の攻撃を退けながら手渡しした。
「敵が合体しはじめたらこれを使って叩き斬って。一網打尽にできるはずだから」
相づちを返すと洸二は寄ってきた妖怪を一薙ぎして切り払う。
妖怪達の数が少なくなってきたところで彼らの様子が一遍し、群を成すかのように集まり始めた。
小夜の合図が聞こえると共に洸二は構えるとそ群へと飛び掛り、一刀両断をかける。
すると妖怪の群は切っ先から真っ二つに分かれ、活動を停止した。
洸二と小夜はホっと一息すると光太郎達が寄ってくる。
「洸二、やるじゃねーか」
「洸二君、小夜君、二人とも大丈夫か?」
洸二と小夜は無事な事を伝える。
「それにしてもこの妖怪達は一体どうやって・・・」
晋介は動かなくなった妖怪の残骸を見ながら呟く。
この神社だけでなく、妖伐隊の活動拠点となる神社には結界が張られており、妖怪達は通常入って来れなくなっているのだ。
それが破られたという事は強い力を持つ妖怪が結界の要を察知して破った。
そうとしか晋介には考えられなかった。
「小夜、すぐに要となる部分を探して修復をしておいてくれ」
「は、はい!」
小夜は洸二達と別れて境内の木を調べに行った。
「これじゃあ検査どころじゃないな・・・」
「晋介さん、どうするの?」
「いや、今の戦いぶりを見れば君達は合格だ。それに、光太郎君と夕平君も入隊してもらう」
「えっ、本当ですか?」
「隊則で部外者は一切作らない事になっている。もし入隊を断れば君達をここで消さなければならない・・・。いいね?」
光太郎はわかりきった声で応答し、夕平はそれを聞いて震え声ではいと言った。
「君達の場合、学校が帰るついででいいだろう。ここへ寄っていって常に何が起きているかチェックすること。
それと妖怪達と遭遇した場合は先ほどのように戦って処理してくれて構わない。
他の隊からの救援要請が出てくるかもしれないけれどそれに関しては後日追って連絡するよ。それでは解散してくれ」
晋介が告げると洸二達は境内を出て、それぞれ別れて帰っていった。
同時に小夜が戻ってくる。
「晋介さん、誰かが縄を切った後がありました。木には傷一つついていないので多分、妖怪じゃないかなと・・・」
妖怪。だとしても先ほど相手にした妖怪達ではこの結界を破る力は持ち合わせてはいない筈だ。
少し間を置いて彼は口を開く。
「小夜、修復したら戻って構わないよ。僕も調べておきたい。縄は?」
「もう直しましたので、これです」
手渡しした縄には切れたところに小さい氷が固まっていた。
「ご苦労だった。それじゃ僕もこれで帰るとするよ」
「帰りはお気をつけください。晋介隊長」
晋介と小夜が境内から居なくなると木の上で待っていた少女がすっと降りてくる。
「戦いを見ていたけれども誰かは判別できなかったわ。ここから出るにしてもまた要を破る必要があるか・・・」
少女は静かに先ほど小夜が直した要を同じ風に破ると神社から出て行く。
「イザナギ、一体あの三人の誰なのかしら・・・」
とぼとぼと歩いていって吉祥寺の街中へと消えていった。
0073創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:03:33.21ID:kImSetJC
次の日、学校へ行くと光太郎と夕平が何やら話し合っている様子だ。
洸二は気になったので話に参加すると武器について相談してたらしい。
「お前は小夜から剣貰ったからそれでいいだろ?俺らはどうするっていう話なんだが」
言われてみれば光太郎と夕平は武器らしいものは持っていない。
「光太郎は鈍器でもいいんじゃないのか?ホームセンターにあるハンマーとか」
「冗談じゃない。あんなもん振り回していたら逆に疲れるって」
「となると剣か。今時その手の刃物は手に入りそうにないぞ。どうするんだ?」
「とりあえずこれで代用するわ」
手を広げて何かを握りしめるような構えをとると白い色をした薄い霊気の刃が出来る。
「なんだあるんじゃないか・・・」
「一応、斬れるからいいけどよ、洸二が貰った剣みたいにはいかないから、何かないと・・・」
「夕平は?」
「俺はバタフライナイフをどこかで手に入れる。鞄に入れておけば最近の事件と関連して護身用とも言えるからな」
「そっか。持ってきたのは不味かったかな・・・あれ」
洸二はロッカーを指差すと剣が布に巻かれて入っているのが二人の目に入る。
光太郎は少々驚いたが妖怪達が襲ってくるのなら仕方がないだろうと思う。
一回小夜に管理をどうすればいいか訪ねたほうが良いと夕平は提案して洸二は休み時間にでも聞くことにした。
それから放課後、洸二は小夜の元に剣を持って尋ねにいった。
「小夜、ちょっと聞きたいんだけどこの剣どうやって管理したらいい?」
布で巻きつけてキツく縛り付けてあった。
小夜はそれを見てちょっと屋上まで来てと言われ、一緒についていく。
「ここなら人目もつきそうじゃないね。洸二君、鞘を作り出すからちょっと待ってて」
小夜は手を強く握って念じると霊気を固め始めた。
そうして見る見るうちに鞘の形状へと変化していく。
「はい。これで布で縛る必要もなくなるよ。後、この剣だけど洸二君が持っていて良いし、万が一の為に学校にも携帯していいよ」
「妖怪が出るかもしれないのはわかるけども、大丈夫なのか?」
「うちの学校、ロッカーの中まで見る先生いないだろうから平気だろうし、洸二君達なら部活の一環でっていうことで言い訳もできるから大丈夫じゃないかな?」
小夜の言い分を考えるとその事も理解できる。
洸二達が所属している部、電子部は普段から何やってるかわからない部活動でゲームの研究や解析をしていたりとか何か新しい遊びでも出来ないかとかそういう事が他の生徒からすれば目に付く。
「まぁ、何とかなるか。それじゃ小夜、一旦今日は帰るよ」
「あれ?神社は?」
「母さんから、月奈を向かえに行けって言われてるんだ。ここ最近事件続きで物騒だからってさ」
「そっか。それじゃまた後で会おうね」

学校が終了して家に帰ると、月奈を迎えに行く準備をする。
念のため洸二は学校へ所持していった八束の剣を腰につけて行く。
玄関から飛び出て、洸二は自転車に乗った。
吉祥寺から駅へ抜ける途中、光太郎が偶然洸二と出会った。
「よう洸二、小夜のところか?」
「悪いけど母さんに月奈を向かえに行くように言われていて今学校に向かうところなんだ」
「そっか。それじゃ俺は一足先に向かってるぜ。お前も後で来いよ」
洸二は先に自転車を走らせて光太郎と別れる。
光太郎は駅前をプラプラし、商店街を見ながら小夜のところへ足を向けていた。
二人は気づかなかったのだろうが、昨日小夜の神社へやってきていた少女が二人を目にして凝視していた。
そして石を取り出して二人を見て、洸二が離れていった後、石には変化は見られず光太郎が離れると石から光が消えていった。
「あれがイザナギの転生体・・・か。思ったより早く見つかったわ」
少女は光太郎に気づかれぬように上手く人ごみに紛れながら彼の後をつけていった。
0074創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:04:54.75ID:kImSetJC
そして月奈の通う学校の前で待っていると彼女が走ってやってきた。
「お兄ちゃん、迎えに来てくれたんだ!」
「母さんが行けっていうからな、小夜のところに寄って帰ろうか」
手を取って洸二は校門をくぐると何やら嫌な気配がした。
地面から何かが来ている。
月奈は洸二の様子を疑問に思って聞くと、小声で構えるように言う。
うなずくと月奈を自転車の後ろに乗せて洸二は思いっきりペダルを漕ぎ出した。
学校を出て交差点を通り過ぎるがまだ気配がする。
洸二は流石にまずいと思って人気のない路地に入り、左腰にぶら下げていた鞘から剣を抜く。
「お兄ちゃん、さっきから・・・」
しばらくすると段々と気配が強くなる。
「来る・・・」
構えてどこから来るか見る。目の前の道路が急に割れた。
月奈はそこに目掛けて手を伸ばすと、ロングヘアの髪の先から光線を撃たれた。
叫び声が聞こえると蛇のような化け物が出てくる。
敵は尻尾を振ってくるが洸二はそれを切り飛ばし、首筋目掛けて斬る。
蛇は首を少し後ろにやって避けたが、一瞬で反対の手でレーザーを照射。
首を焼き切る。
「もう、大丈夫?」
少しの間様子を見たが、特に動かなかった。
「大丈夫だ。もう動かない」
この街中で一人も襲わずに自分だけ狙ってくるのは妙だと思った洸二はすぐに小夜の神社へと走った。

着くと光太郎と夕平、そして晋介と小夜が待っていた。
「洸二か、遅かったけれど何か?」
晋介が洸二の報告を聞く。
それを聞き終えると値踏みをしたような目付きと少しの間を置いて話だした。
「君達、神話の知識は持ち合わせあるかい?」
「何だよ急に。広く浅くといった感じだけど一応の持ち合わせはあるよ」
「なるほど。それじゃ三種の神器についてもかい?」
晋介が神話関係の話をしだすと洸二は得意気に話し出した。
三種の神器、天叢雲、八咫鏡、八尺瓊勾玉。
この三つは現天皇が次の天皇へ変わる時の儀式に使われる神器であり、かつて日本の神、天照大神から授かった物。
八咫鏡と八尺瓊勾玉は現存しているそうだが宮内庁により門外不出の物となっており、天叢雲はどこへ行ったのか行方知れずのままということも。
「でもどうして俺達にそんな話を?」
「数ヶ月程の前の話になるんだが、天叢雲を除いた二つの神器が急に光ってね。残る天叢雲も何処かにあるはずなんだが・・・」
「それを探すのかい?」
「表立って動くことはないけども捜索自体は進められている。それともう一つ、所有資格を持つ御方を御守りする事も今後の任務の一つになってくる」
「それって皇室護衛官の仕事じゃ?」
「現天皇、皇太子様とは別にいる可能性が高いんだ。妖伐隊の仕事は妖怪討伐だけじゃなく人や要人を霊的被害から守るのも仕事の内だからね」
別な名前にすれば良いのにと洸二は思ったが口には出さなかった。
それ以外の事については今のところ特別視されるような事件はなく、先ほどの洸二のように妖怪が現れたら随時攻撃を行い、それを撃退して欲しいとのことだ。
洸二達は晋介と小夜に別れを告げて帰っていった。
小夜は洸二達の姿が見えなくなるまで手を振っていたが晋介はそれとは対照的に何か考えている様子だった。
「晋介隊長?」
「・・・仮に現天皇家とは別に所有者が見つかればその一族が本来の天皇家か。世間一般に知れたら一体どうなるんだろうな」
「洸二君達とそれは・・・きっと無関係ですよ。剣はきっと今の家に収まるはずです」
「僕の思い過ごしだと良いんだけどね」
晋介はそれを言って、神社を後にした。
小夜も境内の中にある自分の家へと帰っていく。
そして時同じくして木の上。そこには先日の少女が話を聞いていた。
「妖伐隊・・・か。もう随分話を聞いていなかったけれども再編されたのかしら。それに天叢雲の話・・・」
少女は木の上から飛び降りると晋介とは別な道で光太郎を追う。
「あれは平氏の一族の子孫、天皇家でないと振るえないと親方様から聞いたけれども。今はイザナギを追う方が先ね」
0075創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:06:31.74ID:kImSetJC
小夜の神社から帰った後、光太郎は自宅の縁側へと向かい、庭を見て腰掛ける。
「若様、何かお飲み物を用意しましょうか?」
「水を頼む」
昨日の戦いを思い出していた。
退魔師としての戦闘はシューティングと似たような感じでゲームでやるよりも結構楽しく、爽快感があった。
親の仕事の都合で幾度か戯れでやることはあったが実戦では初めてだった。
「今まで陰陽術とか学んでいたけれど、小夜のあれ、全然違ったな」
召使が持ってきた水を飲む。
「若様、主様が進学のことについて話があるそうです」
もう既に決まっているのにまだ話をしようというのだろうか。
夕食の時に話をするらしく、了承すると召使は下がる。
「ったく、推薦試験に決まっているっていうのにな・・・まぁ、心配するのもわかるけどさ」
頭を掻いていると背後から妙な気配がし、慌てて振り向く。
浴衣を着た銀色の長髪の少女が不気味な笑いを浮かべてこちらを見ている。
「女の子・・・?」
この時間帯なら警備は機能している。だとすれば何故この館の庭にいるのだろうか。
「いや、違う。妖怪か!」
「会えて嬉しいわ」
少女は一瞬飛ぶと、手を広げて光太郎に向かって氷柱を投げ撃つ。
咄嗟にそれを避けると光太郎は霊球を作り出して攻撃の準備をする。
召使の女性が音を聞いて即座に向かう。
光太郎は被害を広げないために彼女に逃げるよう手で合図をした。
「何だって言うんだ!」
「あなたを消せとの命よ。消えてね。イザナギ」
光太郎はその名前を聞いて一瞬戸惑ったが慌てる事なく次の攻撃を避ける。
少女がしてくる攻撃は実に単調だがフェイント混じりで突然の攻撃もくる。
警戒して避けながら、光太郎は隙あらば接近して霊球からのショットを一点集中させる。
結界が阻んでいるが攻撃の衝撃が響いている。ある程度撃ちこめば破壊できるだろう。
少女は仰け反るが攻撃の手をゆるめない。
「・・・これなら!」
予告なしのレーザー。だが、手を見ていたので軌道をすぐに捉えて避けた。
「うそ」
「彩京譲りだか知らねぇが見え見えなんだよ!!」
大きな隙が出来た少女に近寄り、顔面に右手によるストレートを打ち込む。
口から血を少し飛ぶがまだ重傷には至らない。
「っ舐めないで!」
袖の中から取り出した札を飛ばし、分身を作る。
双方による攻撃。一方は氷柱のWay弾のばら撒きで、もう一方は自機狙いだ。
光太郎は一方にショットを大量に撃ち込むと、分身はすぐに消えた。
「あっ・・・」
すぐさま接近して集中攻撃を浴びせると結界は脆くも破れ、強い衝撃により、少女が仰向けに倒れる。
光太郎は霊子による刃を作り、左胸に突き刺し、止めをさした。
「・・・美伶・・・様・・・」
少女は最後に言って息を引き取った。
「若様!お怪我はありませんか?」
「特にない。・・・親父に会いたい」
「あ・・・はい」
複雑な気持ちの中、光太郎は館の中に戻っていった。
0076創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:09:38.37ID:kImSetJC
夜、死体が見つかり大騒ぎになった。
やり過ぎたという思いが包むが自分の命を狙ってきている以上は仕方が無いだろうと思う。
光太郎は少女が言った言葉を思い返していた。
イザナギ、日本の創造神の夫婦の夫の方だ。
少し騒ぎが治まると父親が部屋に入ってくる。
「光太郎、入るぞ。一体何があったのだ。お前が無事で良かったが・・・」
「あの女・・・いや、妖怪は俺を殺す為に来たってさ」
ポリポリと頭をかきながら光太郎は平然と言う。
父親はその言葉を聞いて血相を変える。
「妖怪だと?お前の命を狙ってか?」
「理由はイザナギがどうとかって言ってたけど」
光太郎の父親は今の言葉に耳を疑った。
「光太郎、もう一度言え」
「だから言っただろ、イザナギ・・・って」
そう言うと少しの間を置いて、父親は部屋を出て行った。
呆気に取られたが自分の立場を理解する。
「・・・まっ、気にすることはないか。嘘か本当かわかりようないし」
居間に行くと父親が母親と話し合っていた。
やれやれといった顔をする。ふと、あの妖怪をどうするのか気になった。
「親父、あの妖怪どうするんだ?もう死んでるけどさ」
「あの妖怪の魂はまだ宿っている。利用させてもらう」
変な事を考えるなと思って少し外に出た。
「光太郎様、お怪我は・・・」
小さい女の子が光太郎を案ずる言葉を投げかけてくる。
彼はそれに応えて大丈夫だと言う。
「そろそろ、交代の時期だな。天美・・・」
「ええ、もう私の霊力ではこれ以上お体を維持させるのは限界があります」
「ちょっと出かけてくる。あまり心配するなよ」
天美という名前は2年前にこの世を去った彼の妹の名前である。
その体は今現在、光太郎の家にある式神達によって動かされており、受け答えも式神達によるものであって、天美自身の言葉ではないのだ。
家を出て、街中の本屋に入っていくと適当に雑誌を取って読む。
(魂をどうするんだろうな・・・)
父親が言っていた言葉が気になっていた。
それに、あの妖怪の姿は2年前に病を患って死んだ妹と似ている。
もしかすると・・・そんな事を考えたが望み薄だろうと思った。
葬式の時は洸二や月奈も一緒に参列して月奈と自分が酷く泣いたのも覚えている。
だから余計に期待してしまうのかもしれない。
それは妹なのか?それとも今、消えようとしている妖怪か?
久珂天美の体に式神の魂を入れた時から彼が疑問に思っていたことだった。
雑誌を読み終えると店を出る。
「そういえば、頼んでいたアームターミナルどうなってるかな・・・」
先ほどの雑誌のノートパソコンを見て知人にあるものを頼んでいたのを不意に思い出した。
0077創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 18:10:26.19ID:kImSetJC
連投規制があるので一旦時間置きますね
かなり長いのでスレに貼っていいかどうか・・・
0079創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:13:15.93ID:kImSetJC
翌日、学校からの帰り道、吉祥寺の街中を歩いていると黒のリムジンが洸二の前に止まった。
窓が開くと見慣れた顔が目に入る。
「洸二、久しぶり」
久しく顔を合わせていない知人だった。
「久しぶりだな、春怜。学校の方はどうなんだ?」
「別に、普段と変わりはないわ。学校で勉強するのもいいけれど会社に行って色々と作るのが楽しいし。帰りだと思うから送る?」
「ああ、悪いな」
洸二は春怜という女性に言われて彼女の隣の席に座った。
彼女は夕平の妹で、洸二達とは別の学校へと通っている。
「それにしても最近物騒になったわよね」
東京で広がっている殺人事件の事だろう。
洸二は事件を起こしているのが妖怪なのを知っているので彼女には話さないようにした。
「オチオチ出かける事も出来なくなるよな、このままだと」
「ええ。ところで洸二、さっきから腰の辺りに何かつけてるけど・・・」
学校からの帰りだったので小夜から貰った剣を着けっぱなしだったのを春怜に言われて気づいた洸二。
彼女に関係させては不味いと思って慌てて言い繕う。
「ああ、これ俺達の部活で使うことになってな、本物の剣だ」
「へぇ、でもどうやって手に入れたの?」
小夜から貰ったと言えば怪しまれるだろうし、それにここまで立派な剣は都内の日本刀を扱う店でもない。
困った洸二は少し間を置くと切り出す。
「家を整理していたら出てきてな、それで使ってるんだ」
「ふーん。売ったら高そうね・・・鞘まで完備されているし」
彼女と小夜は仲が悪いというより、春怜自身が洸二を意識し、小夜が側に居るのを気にする為、小夜の名前を出すと不機嫌になるのが常であった。
その為洸二は言うのを避けた。
会話を終えて景色を見ていると手を重ねているのに気づいたが、そのまま気にしないようにした。
向こうは感触があったようだが無視していた。
0080創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:13:54.09ID:kImSetJC
洸二は家に着くと春怜に別れの挨拶を告げて、彼女の車が遠くへと去っていったのを確認すると小夜の神社へと向かった。
着くと誰も居らず、小夜が境内の中を掃除しているだけだった。
「まだ早かったみたいだな。何か変わったこととかは・・・ないか」
「うん、私の方もこれといって変わったこともないし他の隊からの連絡事項もあまり・・・」
「そっか。じゃあ先に帰るよ」
「ゲームセンターに行くの?」
小夜はまたかと言った風に洸二に問いかける。
洸二は笑って小夜に返したが彼女としては心配そうだった。
「あんまりゲームしてると進学に響くよ」
「そこんところは心配無用さ。親父の行った大学行くし、推薦書いてくれるからな。小夜は大学とか専門行くんだっけ?」
「・・・私は、行かないよ。このまま隊で働くつもり」
妖伐隊に入っている事をすっかり忘れていた洸二は思い出したかのように言う。
「そういや、そうだったもんな。でもあそこ給料とか出るのか?」
「大人の人に聞いたら出るみたいだって。それに私は大学とか専門学校行って何かしたいとかっていう事はないし・・・」
そういう人生も有りなのだろうと洸二は心の中で納得していた。
この時代に高校卒業して就職というのもかなり厳しい時勢なのだが、妖伐隊ならその心配もないだろうし、小夜なら親のコネもあるだろうから首を切られるという心配もないだろう。
尤も、隊で首を切られるという事は死を意味するのだが。
「んじゃ、今日はこの辺で帰るよ。二人と晋介さんに会ったら宜しく伝えておいてくれな」
「うん、帰り妖怪に気をつけてね。最近事件の件数が多くなってるみたいだから」
手を振ると洸二は帰っていく。そして彼が帰るとすれ違い際に光太郎がやってきた。
「小夜、そっちに変化ないか?」
「うん、これといったものは見られないし他の隊からの報告も特にはあがってないよ」
「そっか。昨日俺の家に妖怪が襲ってきてな、それがちょっと気になっていたんだけども」
「妖怪・・・!?」
光太郎は小夜に事のあらましを話した。
明らかに自分を狙ってきていたことやイザナギという謎めいた言葉。
小夜自身はイザナギという単語は良くわからないのだが光太郎は予測はついていた。
「で、もうそいつは殺してしまったからもう良いんだけど気になってな・・・」
「氷を使う女の子・・・雪女とか?」
「童話とかで出てくるような雪女とはイメージ違ったんだけどな。普通に弾撃ってきたし」
「晋介隊長が来たら報告しておくね」
「それじゃ、俺はこれで帰るよ。また明日な」

家に帰ってきた洸二は月奈がまだ帰ってきてないのに気づいた。
神社に寄っているのかもしれない。
居間の時計を見るとまだ5時だった。
「ちょっくら行ってくるかなぁ。でも眠いしな・・・」
洸二は自分の部屋に入ると掛け布団を上げてベッドに入っていった。
少し時間が経つと月奈が入ってくる。
「私も少し眠ろうかなぁ。夕平さんと一緒にお姉ちゃんの所は行ってきたし」
月奈は居間のソファーで寝ることにした。
0081創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:14:15.27ID:kImSetJC
それから7時頃、小夜の家に晋介が突然駆けつけてきた。
玄関のベルを鳴らして入ると小夜を呼ぶ。
「小夜、出動命令だ。妖怪達がこの吉祥寺近辺に集まってきているらしい」
「え、そうなんですか、わかりました。すぐに準備します!」
「集合場所は洸二君の家だ。住所は・・・同級生だから知ってるな。僕はこれから洸二君の家に行くから小夜君は二人に連絡を」
晋介はそう告げると家を出て行った。
小夜は学校の連絡簿から光太郎と夕平への電話をかけて出動の旨を伝えていく。
二人に聞くとすぐに行くとの事だ。
小夜は親に言うとすぐに出て行った。

家で夕食をとっていた光太郎は出る準備をしていた。
「妖怪か・・・この辺りに来ているのかよ」
自分の部屋の机の中から一枚の札を取り、玄関へと向かう。
「光太郎様、外へ向かわれるのですか?」
「ああ、ちょっと呼ばれてな」
天美の体に入っている式神が光太郎を気遣って言っているが彼は洸二の所へ向かうつもりだ。
「それでしたら私も連れて行ってください。霊能力で光太郎様をお守り致します」
「自分の事を考えろ。天美の体にもしもの事があったらどうするんだ」
既に死んでいる『彼女』だったが前述の通り、式神が入っている為、霊能力の行使も可能だ。
だが光太郎としては妹の体に傷がついてはいけないと思って連れて行くのをやめた。
「家で親父とお袋と一緒に居てくれ。今回はどうあっても連れてはいけないんだ」
そう言って突き放すように天美の体に入っている式神に宣告すると家を出て行き、洸二の家へと向かっていった。
向かう途中、妖怪達と遭遇したが特に驚くこともなく冷静に戦う。
洸二の家につくと、車があった。
「光太郎、来ていたのか」
軒先に夕平と晋介が居た。
「小夜は?」
「今、洸二君を呼びにいっている」
「そうか。数多そうだな」
濃くなる気配を感じて、少々不安になっていた。
普段は陰陽術を行使していたがお遊び程度で、本格的に使うのはこれが初めてだったからだ。
「今日は数が多い。安定パターンでいくか?」
夕平が言うが光太郎は即座に否定する。
「いーや、出来る限り攻めてそこから安全パターンをその場で取っていく判断をする方が良いだろうな」
「似たもの同士だな」
「お前もさ」
腕を互いに当てて少し笑っていた。
晋介は若干不安を感じていた。
果たして新米4名が上手く戦えるのだろうか。
小夜に関しては特に問題ないと思うが聊か力不足は否めなかった。
それに一般人である三人を連れてどこまで戦えるのか。
だが、洸二が居る。
彼の溢れんばかりの力は一体どこから来ているのだろうか。
「期待の新人っていう奴かな・・・」
達観した目で晋介は夜空に浮かぶ月を見上げていた。
0082創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:15:18.66ID:kImSetJC
ベッドから起きて夕食後、洸二はニュースを見ているとあるものが目に付いた。
見ていくと近くの公園でまた殺人事件が起こったらしい。
同時にベルが鳴った。
母親が行くと洸二を呼び、彼が玄関まで行くと小夜が巫女装束を着て待っていた。
「洸二君、出動命令だよ」
「ああ、わかった。で、その服を着ているということは・・・妖怪退治か」
「光太郎君と夕平君も外で待ってるの。洸二君も来てくれる?」
「もちろん。月奈も一緒で構わないな?」
「うん。早くしないと」
洸二は月奈を連れて家を出る。
「よう、洸二。二度目の実戦だな」
「実戦というか命懸けの遊びなような気もするけどな」
洸二と光太郎は冗談交じりに話しているが月奈は夕平を見ると側に寄る。
「夕平さん・・・私、戦うけど大丈夫かな」
「月奈・・・?お前もなのか?家で待っていればいいだろう」
夕平は月奈を家の中に帰そうとするが晋介が二人の手を取って止めた。
「夕平君、月奈君は後方から援護させてやってくれ。役には立てるだろう?」
晋介は仲裁するかのように言って二人に視線を持っていく。月奈は変わった反応を示していた。
「やっ・・・いやあぁ!」
叫び声と同時に凄い力で晋介の手を離し、夕平にしがみ付く。
その声を聞いて駆けつけてきた洸二はあちゃーといった様子で晋介に話をする。
「晋介さん、ちょっと悪いけど月奈にはあまり触れないでくれないか。俺達以外の男が触るとこうなんだ」
訳ありなのだろうと思って晋介は納得した。
洸二の家を出て路地に出ると洸二達を一列に並ばせ、頭数を確認する。
「全員、揃ったね。今回は吉祥寺の街中に蔓延る妖怪達を討伐する事だ。君達の他にも何名かの隊員が先立って行動をしている。もし見かけたら協力して欲しい」
「この近辺っていうことか」
「正確に言うと『この区』何だけれども君達は吉祥寺在住だからこの辺りを重点的にやって欲しいということさ。では任務を開始してくれ。
僕は武蔵野市以外の地域へと行かなければならないから小夜君に一先ず指揮を任せるよ。いいね、小夜君?」
彼女自身その言葉を聞いて不安を感じて一度拒否をしたが、彼が思ったのは経験等を踏まえた上での判断だった。
晋介はもう一言言って小夜に洸二達の指揮を任せると去っていく。
「・・・それじゃ、行こう。私が妖怪達の反応を示す地図とかを持ってるからそれを下にして倒していってね」
0083創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:22:48.55ID:kImSetJC
2009年6月19日22時14分。東京都吉祥寺高楼公園。
殺害された人物らの周辺を調べていた警察関係者が何か気配を感じる。
「なぁ、何か妙な感じがしないか・・・」
「まさか、ここは東京の市街地だぞ?」
そのまさかだった。背後から唸りを上げて、獰猛な妖獣達が迫ってきて襲いかかる。
気づいたところではもう遅い。肉を食いちぎり、内臓を鋭い爪で切り裂いていく。
同時刻の吉祥寺市街地。
洸二は剣で切りかかり残った妖怪を弾で一掃。小夜は破魔の術で攻撃。
光太郎は敵の中心へと札を投げ、爆発させる。
月奈は夕平の後ろからレーザーを狙い撃ちし、彼は敵の攻撃を反射させて倒していった。
周りを確かめていないのを確認すると洸二は剣を鞘にしまい、小夜に妖怪の有無を聞く。
札に写る地図に赤い光が沢山表示されている。
「まだいっぱいいるみたい・・・」
小夜の遅さにまどろっこしくなった洸二。
すると脳内に言葉が響く。
『奇稲田と須世理を置いて私と父でやるのが良いか・・・』
その後洸二は、光太郎と夕平にどのように分担するか聞く。
小夜は止めようとしたが洸二は聞かずに自分の判断で行動していこうとした。
いや、されていたと言ったほうが正しいのかもしれない。
「小夜は月奈と一緒に危険じゃないところで戦ってくれ。俺達は妖怪の反応が多いところへ行くよ。予備の地図とか持っているのか?」
「一応あるけど・・・本当に大丈夫なの?夕平君とか・・・」
「俺の事なら大丈夫だ。一人でもやれる」
彼自身はもう覚悟を決めていたようだ。
決まると3人に妖怪の反応を示す地図札を渡し、割り当てを決めた後、すぐに別々の道へと散っていった。
残ったのは小夜と月奈。
「一緒に行こっか」
小夜は月奈の手を引っ張って反応の少ないところへと向かっていった。
これは自分に自信がなかったからこその結果なのかもしれない。
自信喪失気味になっていたが気張ってやろうと思って歩みはじめる。
彼女も脳内に言葉が響いていたが洸二の様に聞き取れるものではなく、薄らと聞こえる程度だった。
薄らと響く程度であったがその言葉を聞くたびに彼女の胸は不安になっていった。
「どうしちゃったんだろう・・・私」

洸二は公園から出て、すぐそばの小学校の通学路に差し掛かる。
剣で斬りかかり、逃げる妖怪は熱線で撃ちぬく。
「奴ら、一体なにが目的だ?」
この先は吉祥寺の商店街になっている。
そこに妖怪達が流れ込めば惨事になるのは明らかだ。
秋葉原で起きた事件を脳裏に思い浮かべながら彼は走っていく。
『妖怪達め・・・妻と娘には手出しはさせんぞ』
脳内に言葉が響いていたが誰の言葉なのだろうか。
その言葉を聞きながら彼は目前に現れる妖怪達を討っていく。
一方、光太郎は住宅街で妖怪の退治をしていた。
札の爆発音が辺りに響き渡らないようになっているのか周りの家は誰も気づかない。
自分を追う敵が多いことに気がかりだ。
キリがないと判断すると、手から光弾を撃って牽制をした後、持ってきた札を手に取り、詠唱を行う。
「久珂家秘伝の式として眠りし守護霊よ・・・再び我に力を与えよ!我が名は四拾五代目久珂家当主、

久珂光太郎!紗希、来い!」
詠唱を終え、札を地面へと投げると人の姿をした式神を出す。
「若様、この者共の排除ですね?」
頷くと式神は命に従う。
空気中に浮かぶ霊子を結晶化し、弓と矢を作る。
「我は久珂家の式神、宮雨紗希。お命頂戴する」
光太郎と紗希と呼ばれる式神は一斉に攻撃を始める。
光太郎から放たれる光弾と式神が正確に、そして多数放つ矢の前には残る妖怪はいるはずもなく、彼ら

の目前から次々に消えていく。
0084創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:23:40.85ID:kImSetJC
夕平は商店街を回っていた。
「こっちに向かってきているか・・・」
明かりの消えた商店街で潜んでいる敵を適度に排除しつつ待っていると、妖怪達が向かってきて洸二が

追っているのが見えた。
やれやれと思いながら周囲に球状のバリアを張り、敵は相手が一人なのを確認すると一斉に攻撃を仕掛

けてきた。
「注意が足りんな」
敵の弾がバリアに触れると次々に光の輪となって消えていき、バリアの色が濃くなっていく。
次の瞬間にバリアを解除すると、光線が放たれて周りの全ての敵に向かって撃ち放つ。
それは正確に攻撃してきた敵へとホーミングし、撃ちぬいて行くが残った敵もいた。
追撃しようとしたが先の反動か体が思うように動かず、激痛が走る。
「っ・・・洸二!残ったのは任せた!」
その言葉を聞いたあと、洸二が残った敵へと襲い掛かっていく。
「自分で決めたのに、惨めだな・・・」
敵の攻撃を避けながら彼は路地裏へと入っていく。

小夜と月奈は離れないように動いていて、妖怪達を倒していた。
小夜が札で敵の動きを封じ、お払い棒で敵に弾を撃ち、倒す。
「8・・・9・・・10!」
月奈は目標を定めて、敵をレーザーで正確に撃ちぬいていく。
「もういない?」
「うん。映ってないから大丈夫だと思うよ」
妖怪の反応が無くなるのを確認してお払い棒をしまう。
すると、月奈の顔が変わった。
「どうしたの?月奈ちゃん」
「あ・・・あれ」
月奈は恐る恐る指を指す。小夜は後ろを振り向くと黄色く光る大蛇のようなものが地面から出てきてい

た。
小夜は慌てて札を見て確認するが反応が違い、妖怪ではないようだ。
札を投げるがすぐに避けられて二人の周りを囲んだ。
嗜める様子から、自分達を殺すつもりではないようだ。
月奈は見た目で推測してボソッと言った。
「・・・龍王ノズチ?」
「娘、何故名を知っている?」
耳に入ったのか、蛇が喋ってきた。月奈は驚くが頭で即座に理由をあれこれ考える。
「え・・・っと色々興味持って調べているうちに名前が載っていたからもしかしたらって。見た目が似

ているし」
「成程、今の人間でも知ってる者はいるということか」
「も、目的はなんなの?今、妖怪達が多く出ていてそれを退治しなくちゃならないのに」
小夜は恐る恐る聞く。
「我とて同じこと。主からの命である」
主は何者だろうと聞くが、ノズチという蛇は今は話をする時ではないと言う。
小夜と月奈は蛇の背中に乗る。意外と乗り心地は良いようだ。
地を這うノズチの動きは早く、退治は順調にすすむ。
「左に進んで、妖怪達が溜まってるから」
小夜の言う方向へと首を傾けると急なスピードで曲がっていく。
二人は振り落とされそうになるが必死にしがみ付いていた。
「す、すごい。本物の龍なんだ」
妖怪達が見つかると小夜は札を投げて牽制をかけるがノズチが尻尾で一薙ぎすると路地の壁へと吹き飛

び、只の塊へと変貌する。
「・・・後は商店街の方だから・・・右に曲がって!」
0085創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:25:11.74ID:kImSetJC
洸二は大体片付いたらしく、呑気に自動販売機で買ったビックルを飲んでいた。
大きな唸り音が奥の道から聞こえてくる。
何かと思ってビンを捨て、剣を構えると、向こうから蛇らしきものが向かってきた。
「・・・大蛇!?」
洸二は慌てて熱線を撃つが結界らしきもので防がれた。
「ちっ、こんな奴もいるのかよ!」
「待って、洸二君!」
力を溜めて撃とうとしたが小夜の声が聞こえたので慌ててやめた。
よく見ると、小夜が乗ってるのに気づいて驚く。後ろには月奈。
目の前で止まると二人が降りてくる。
「この大蛇は・・・?」
「ノズチだよお兄ちゃん」
その名前を聞いて驚く。
「ノズチ・・・!?龍王か!?」
「そなたも知っているのか」
小夜はノズチに乗ってきた理由を話した。
洸二は主と聞いて何かを思い浮かべて言葉を口にする。
「八岐大蛇か?」
ノズチは頷いた。八岐大蛇。日本の神話に出てくる龍だ。
妖怪とほぼ同じ見方を洸二はしていて疑問に思って、日本の妖怪退治なのに何故協力するんだと問いかけた。
ノズチが言うにはある人物を探す為にこの東京へとやってきた。
彼女は西洋の者、つまりは悪魔や天使からも狙われていて妖怪達もそれに誑かされているのではないのかと思っての行動のようだ。
少し待っていると夕平が来た。
「洸二、なんだこのでかぶつは?」
随分とでかいものが現れたものだなと思いながら寄る。
「・・・蛇か?これは」
「ノズチだ。若者よ」
夕平はその名前を聞いて面食らった。
向こうから光太郎がやってくる。なにやら隣に誰か居るらしいが。
「よう洸二、終わったのか・・・って!?」
「若様、これは・・・!」
紗希はノズチに弓を構える。
光太郎は手に力を籠めた。
小夜から話すと姿勢を解いた。
「協力してくれたのか・・・そりゃ悪かったな」
隣に目を向けると見慣れない女性がいたので洸二が聞く。
「隣は誰なんだ?見かけないけど」
光太郎と紗希は目が合ったと同時に目を背けた。
「・・・式神だよ。俺の家の」
「光太郎の家の式神?」
「そう。昔から、久珂家の跡取りはこの式神を使いこなすんだ。ほとんど片付いたのか?」
「ああ、俺と夕平の方も殆ど片付いたし、小夜は?」
札を手に取って見ると妖怪の反応はなくなっている。
夕平が少々疲れた様子で今日の襲撃はなんだったのかとノズチに問い質す。
「わからぬ。だがこの関東の地で何かしでかすつもりなのは間違いないだろう」
「またやってくるかもしれないな。早く天叢雲が見つかればいいんだけどな・・・」
天叢雲と聞いてノズチは目を細くした。
小夜はこれからノズチにどうするのかと聞く。
「妖怪達の暴挙を止め、その後はこの地で様子を見よとのお達しだ。どこかで滞在できればいいのだが」
「それだったら、私の神社が良いと思うよ。迷惑にならないし」
「すまぬな」
「それじゃ、俺達はここで。紗希、帰るぞ。小夜から晋介に任務完了だって言ってくれよ」
光太郎が帰っていくと夕平も続けさまに帰る。
残った三人はノズチの背中に乗り、神社まで一緒に行った。
0086創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:28:14.78ID:kImSetJC
ノズチの移動速度はかなり速く、あっという間に着く。
「では地中で眠ることにしよう」
ノズチは境内の中に入り、地面に潜っていった。
「それじゃ、小夜。報告はどうするんだ?」
「私からしておくよ。洸二君達は先に帰っていてね」
小夜の話の後、洸二と月奈は軽く就寝の挨拶をすると帰っていく。
帰り道、洸二は月奈にたずねた。
「月奈、ノズチって聞くとなにを思い浮かべる?」
「えっ?女神転生の龍王ノズチだけど・・・ペクヨン作ったりするときに便利でしょ?」
同じ風に捉えていて彼は笑った。

深夜、ノズチは目を覚まし神社の中を調べるように動く。
社の下、石垣の下などをくまなく見て回った。
微かに残った霊気がノズチの嗅覚に一人の人物だと告げる。
「ふむ。どうやらここで間違いないようだな」
母屋に目がいくとまだ明かりが灯っているのが見えた。
「美伶様の捜索が今回の命。あの雪姫の娘も動いているとなると只事ではないだろう・・・」
呟くと再び地面の中に入って眠りにつく。
小夜はごそごそ動いているのが気になって母屋から出てきたが何もなかった。

妖怪達の襲撃から翌日。
朝っぱらから光太郎が話してくると、彼は洸二の鞄に妙なものが入っているのに気づく。
「書類一式整ったのか?」
「ああ、問題なくな」
洸二は昨日、光太郎の側にいた女性が気になり問うがさらっと返された。
もっと知りたいと思ったがそれ以上光太郎は答えようとはせず、色々な事情があると思い、洸二もそれ

以上は聞こうとはしなかった。

放課後、職員室へと向かい推薦試験関係の書類を提出し、教室に戻るとみんな帰った後だった。
普段なら即刻ゲームセンターに行くのだが、妖伐隊の事もあって小夜が少し気になり、教室に行くと、彼女は机に座って教科書とノートを広げていた。
頭ごなしに覗くと小夜がこちらの気配に気づいて少し驚く。
「小夜、宿題か?」
「うん。家でしたくないから・・・」
「手伝うか?」
小夜が頷くと、洸二は待っていましたといわんばかりに張り切る。
教科書から参考にするところを教えて、問題のコツ、パターンなどを事細かに教えて洸二は小夜の宿題をさっさと終わらせた。
「やっぱり早いね洸二君」
「ま、所詮パターン化すれば勉強なんざ死ぬほど簡単さ」
机の上にある筆記用具をしまいながら言う。
「そうは言うけど・・・難しいよ」
「まだシューティングの方が難しい。緻密なパターンとランダム性がある。ちょっとやそっとでいくもんじゃない」
鞄にノートをしまって洸二と共に教室を出た。
小夜はお礼にお茶などを出したいらしく、小夜の家である母屋に寄っていかないかと言われた。
ぽりぽりとあごの下を掻いてどうしようか迷ったが寄っていく事にした。
校舎の生徒玄関へやってくると小夜と同じクラスの狭間が偶然通りかかって声をかけてきた。
「小夜、こんな時間までどうしてたんだ?」
「あ、狭間君。洸二君に宿題を手伝ってもらって一緒に帰るところなの」
その言葉を聞いて狭間は目を細くして言葉を紡ぐ。
「言ってくれれば手伝ってあげたのにな。違うクラスなのにすまない洸二」
「別にこれ位大したことはねーよ。それより狭間、光太郎とかは?」
「手製のプログラムがもう少しで出来るそうだ。ま、あれが三年間かけて出来た唯一の成果だろう。うちの部の」
電子部が出来た経緯は洸二自身が光太郎と夕平を誘って自分自身の為に作った部である。
目的らしい目的は特に無く、いつもやってる事と言えば市販ゲームの研究やら解析、個人でのプログラミング等といった趣味の範疇に収まるものでおよそ部活動とは程遠いものではあった。
そんな中、小夜のクラスからノブと狭間がやってきて5人で部活を始めることになった。
顧問の教師が何も言わないのは本人達がクラック行為や公共施設へのハッキングなどをしないからであって傍から見れば普通にパソコンを弄っている程度である。
「それじゃ、この辺で帰るわ、また明日な狭間」
「ああ、それじゃ」
小夜と一緒に校門を出て、いつも乗る自転車の後ろに彼女を乗せると、チリンチリンとベルを鳴らしながら神社へと向かった。
0087創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:35:10.03ID:kImSetJC
八蛇神社に着くと地面に変化が起きているのに気づいた。
何やら地鳴りがし、石垣がところどころずれていたりする。
見ている最中、すぐ側で石垣が動いた。
「ノズチが何かやってるのか?」
「土にあるゴミをとっているみたい。ここら辺は特に汚いって」
言われてみて確かになと思う。東京の環境はあまりよくない。
家の中に入り、居間でよっこらせといった風に座る。
小夜は2階へ行って勉強道具を片付けると台所へと行き、お茶をつぐ。
盆に湯のみを二つ持ってきた。
洸二は手に一つとって飲むと少々熱く感じた。しかしこれくらいがお茶としては良い塩梅だろう。
「あれ、小夜の母さんとかは?」
「あ、買い物かな?」
「そうか。にしても、ノズチが来たことに驚かないのか?」
「最初はね。でもペットを連れてきたくらいにしか思ってないみたい」
それを聞いて呆れた。
日本の龍であるノズチをペットと見るというのはどんな神経をしているんだと一瞬吹きそうになる。
「そういえば小夜、他の隊からの連絡とかで変わった事とかはないのか?」
「まだ何も。本部の方で吉祥寺周辺に妖怪達が襲い掛かってきた事について話し合ってるみたいだけれど他には・・・」
「ふーん。そっか・・・」
途中で洸二はあることが気になって聞く。
今まで空を飛ばず、地上からショットとレーザーを撃つ戦いだ。
だとすれば空に飛んで戦うときもあるのかと小夜に問いかけた。
「うん。そういう時は『浮遊札』を使って戦うの」
小夜は近くにあった引き出しから札をとり、腕に貼るとフワリと体が浮いた。
「こんなものを腕や色んなところに張って飛ぶんだよ」
洸二に一枚渡すと彼は胸に貼り付けてみて、体ごと宙に浮いた。
「お、実際に飛んでこういう風に戦うこともあるんだな」
「私自身はまだ経験したことないけど、空を飛ぶ必要がある時はこういうもので浮いて行くんだって」
小夜が以前から人伝の話ばかりなのが気になって洸二はちょっと突っ込みを入れてみた。
「なぁ、小夜、前から思っていたけど、ホントに経験不足っていうかそんな感じなんだな」
その言葉に小夜は胸を突かれたような感覚を受ける。
実際のところ、経験不足であり、先ほどの件では洸二が指揮を握っていた。
晋介から任されたが自分では無理なのだろうか。
「悪い、余計な一言だったか」
小夜がしょぼくれている様子を見て洸二は小夜に謝る。
「ううん、いいの。洸二君が皆の指揮を執ってくれた方が良かったのかもしれないし、私じゃ・・・多分無理だよ。
晋介さんに任せられたけど、出来そうにない。
だから洸二君がやってくれた方が纏まるかなと思うの」
「小夜、自信・・・ないのか?」
「うん。私、相談してみる。洸二君の側で支える形を取った方が良いのかもしれないし」
しばしの無言の後、洸二は立ち上がって小夜の手を取って握り締める。
「小夜、もう一回やって駄目そうなら俺に言ってくれよ。その時は補佐頼むぜ」
洸二に握られた手からは勇気と取れる熱が伝わってくる。
彼の言葉には自信に満ちていて小夜も自然と胸のつかえが取れていくような感覚にとらわれた。
その後、洸二はしばらく寛ぐと家に帰っていった。
0088創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 19:36:58.34ID:kImSetJC
それから二日後。
いつものように登校すると校庭で小夜が慌てて洸二達に向かってきた。
小夜は帰りに神社に寄っていって欲しいと伝えると教室へと帰っていった。
いよいよか、と洸二はわくわくしていた。
側に居た光太郎が話しかけてくる。
「どこら辺にあったんだろな?」
「さぁな、奈良か京都・・・そこ辺りじゃないか?」
流石にそこなら既に見つかるだろうと思って馬鹿だなと思いながら教室に入る。
そして放課後、神社へと向かった。
見ると小夜が晋介と話をしているところだった。
小夜は用意していた地図帳を広げて、洸二達に見せる。
「九州と本土の間にある海峡の底に埋まってるって報告があったの」
「海峡・・・関門海峡か?」
「壇ノ浦の戦いがあったでしょ?その時に剣が海の底に落ちたらしいの。ここ、ここ」
指で地図のある地点を指す。確かに関門海峡だ。
「・・・これまた、随分遠いな」
「平氏と源氏の戦いの時に沈んだまんまなのか」
光太郎と夕平は率直な感想を述べる。
「現地の隊員にも聞くと夜に海から赤い光の柱が立ってきているとの話だ」
「海中にあるのか・・・どうやって取れば良いんだろうな。ダイバーとかに調べてもらったのか?」
「いや、生憎深すぎてとても潜れるようなところじゃないんだ。もしかしたら何か別な物が必要かもしれない」

『天叢雲、そこに眠っていたのか・・・ならば私が取らねば』

洸二は一間を置いて晋介に言う。
「晋介さん、それ俺が取りに行くよ」
洸二が言うと周りの全員が振り向く。
「ちょっと気になってるんだ、さっきというか前々から変な声が頭の中に響いていてそれとも関係あるのかなと思ってるし」
「声?空耳とかそういうのではなくてかい?」
「随分前の話になるんだけど俺と月奈が夢の中で変な体験をしたからさ、それとも関係あるのかなってね」
晋介は話の詳細を聞くと洸二に行かせた方が良いのではないかと判断した。
だが彼一人で行かせるのは些か不安であり、誰か同行者を決めたほうが良いと思って眺めると小夜に目が行く。
「小夜、洸二君が向かう時に一緒に行ってくれるかい?」
「え、私がですか?」
「ああ、この中から選ぶとしても経験者の君が一緒の方がこちらとしても安心できるからね。
洸二君、手段については君に任せるが剣に損傷がないようにしてくれ。
今日の用件はそれだけだから後は解散して構わない」
晋介の言葉で洸二達は家へと帰っていったが、晋介は気になることがあった。
洸二の見た夢の中での出来事だ。
「奇稲田と須世理・・・?どこかで聞いた事があるような名前なんだけれどな」
日本神話には少々疎いので名前が気になる程度であったが、引っかかることがあったので帰ってから調

べることにした。
0089創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 21:02:29.98ID:kImSetJC
>>78
すみません、少し分けた方が良かったですね・・・
次の投下で作成分は全部投下できると思います
0090創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 21:49:21.94ID:kImSetJC
帰路の途中、洸二は夕平に声をかける。
「なぁ夕平、晋介さんは手段は問わないって言ってたよな」
「なんだ、聞こえてなかったのか?」
「そういうわけじゃない。だったら車でも別に良い話だよな」
洸二の言葉を聞いて夕平は呆気らかんとした表情をする。
「まぁ、それでも良いと思うが取るのに一日以上かかるんじゃないのか?」
「で、提案だ」
洸二は夕平にある車の話をする。
銀色で独特のフォルムをしたとある車。
全世界で303台という少なすぎる供給から今では幻とまで言われてすらいるが、1989年に発売されて尚、未だにそれに搭乗した人々を魅了してやまない。
「あの車を作れというのか・・・」
「それなら短時間で済ませれるだろうし、妖怪達と出会ったとしても迎撃できるだろ?やれるか?」
一間を置いて夕平は洸二に言う。
「車本体だけなら板金屋で無理な注文をすれば可能だ。だがホバークラフトとなると少し厄介かもな・・・春怜に相談してみよう」
そう言うと夕平は洸二と別れて帰っていく。
「お前も随分無茶を言うよな、幾ら天才肌の春怜でも無理じゃないか?」
光太郎が横で聞いていたのを達観視して言う。
「電車で行って一般人に迷惑かけたら元も子も無いと思うんだけどなぁ」
「まぁ、そこは自由にって言ってたからな。それじゃ、また学校で会おうぜ」
光太郎も別れて帰っていく。
ふと洸二はあることに気がついた。
今日は月奈が来ていない。
どこかで道草でもして遅れたのだろうか。

家に帰ってきた洸二。部屋に戻ると鞄などを片付ける。
玄関からただいまの声がして向かうと月奈が大きなハスキー犬を連れて入ってきた。
「遅かったな。それ、どうしたんだ?」
「捨て犬か野良犬みたいなの・・・何だかほっとけなくて連れてきちゃった」
「どうするんだ?その犬」
「これからお母さんに言ってみる。前に居なくなった犬と何となく似ていたりするし、飼っても良いかなって・・・」
彼女はよく犬を持って帰ってくることがあった。
大抵の場合、飼い主が見つかったりして返してしまうのだが、今回の犬は首輪等が付いていない辺り、見ると捨て犬だろう。
「ちゃんと飼えよ」
「うん。わかってる」
月奈は母親のところに向かっていった。
洸二もあの犬は少し気になったが月奈が世話するから問題はないと思った。

翌日、学校で推薦試験の手続きで帰りが遅れ、急ぎの帰り道、巫女装束を着た小夜と会った。
話をしようと思って寄ると地面が何か動いているような感じがした。
「ノズチが近くにいるのか?」
「私の真下にいるよ」
「何してるんだ?」
「晋介さんに言われて今、出向くところ。これから帰るの?」
携帯で時間を見ると、『ま、いっか』と言って小夜と一緒に行動することにした。
住宅街を歩き、吉祥寺から離れた街中に出る。
「こっちこっち、ここが晋介さんの居るビル」
小夜は洸二に向かって言って中に入って行こうとしたが、地面が急に揺れる。
「あれ、どうしたんだろ。ちょっと待ってて。ノズチ呼ぶから」
小夜は小さな路地に入るとノズチの名前を呼ぶ。
道路のコンクリートが割れるとそこから首を出してきた。
「あれから先は結界が張られており、進めぬ。何か用でもあったのか?」
「うん、少し用事があったからここで待っていて。終わったら来るから」
「承知した。では若い者二人で行くが良い」
ノズチは少し洒落を言うと首を引っ込めて地面へ潜っていった。
小夜は何を言われたのかよく理解できなかったが、洸二を連れてビルの中にあるエレベーターに乗った。
小夜はボタンを押し、晋介の居る階へとエレベーターを上がらせる。
晋介の居る部屋の前に立つと小夜はノックして彼の名前を呼び、足を踏み入れた。
0091創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 21:52:25.26ID:kImSetJC
「小夜、それに洸二君も一緒か」
「晋介さん、お邪魔だったかい?」
「いや、別にいいかな。さて、小夜、話があるという事だけども」
いつもは隊衣を着ていた晋介だったが今日は普通にスーツ姿でいた。
小夜は昨日の事が気になって今日、話をしてみようと思い、事の悩みを打ち明けた。
「成る程、洸二君の方が相応しいかも、という事か・・・」
晋介は少し洸二を見ると小夜へと視線を戻す。
「僕から言わせてもらうと洸二君にはまだ経験が足りない。だから当分の間は小夜、君が洸二君達の指揮を執って欲しい。
光太郎君は僕達の事を理解しているから例外としてね」
晋介の言葉を聞いて洸二は尤もだなと思って頷いていた。
小夜は晋介の言葉を静かに聞いていた。
「ということで小夜、これでいいかな。僕としてもこの判断が妥当だと思うんだけれども」
「は、はい。ありがとうございました晋介隊長」
「こっちもやれるだけは頑張ってみるから任せてくれよ」
「あと、今日の集会は僕が本隊との打ち合わせがあるから行かなくていいよ。二人に連絡しておいて欲しい」
洸二と小夜は了承するとビルを出た。

「ノズチ、いないの?」
小夜は先程の路地に入って道路に開いた穴に向かって呼びかけるがノズチからの返事はなかった。
「先に帰っちまったのかな。神社行ってみるか?」
洸二が言うと二人の側にリムジンが止まる。
「あら、洸二に、小夜さん」
夕平の妹である春怜が窓から声をかけてくる。
「春怜、どうしたんだ?」
「貴方がいるのが気になってね。それに小夜さんが一緒にいるのは?」
洸二は春怜と小夜の関係があまり良くなかったのを思い出すと慌てて言い分を作る。
「あ、これは小夜の方が用事あって俺はついでに寄っただけなんだよ」
春怜は目を細めて洸二と小夜を見る。
「本当に?夕方頃にこんな服着て用事って一体何の用なの?」
問い詰められて洸二は回答に困る。
小夜は隠し通せないと思って言う。
「春怜、これは私の個人的な相談で洸二君はただ一緒に行ってくれただけだから何も関係ないの」
「ふーん・・・そこまで言うのならいいけど。あ、そうだ洸二、貴方から頼まれたものが少し出来たから見てくれる?」
「あ、ああ。分かった。小夜は?」
「先に帰ってるね。それじゃ」
小夜はそう言うと神社へと帰っていった。
洸二は少し悪いなと思いつつも、春怜のリムジンに乗った。
「まったく、いつまで洸二に付きまとうのよ・・・」
春怜は不機嫌そうに言い放つ。

春怜の会社に着くとガレージへと向かっていった。
その中にあったのは銀色のフォルムをした特殊な形状の車だった。
洸二は近づくなりに触れて手で感触を味わう。
「凄いな、本当に動くのか?」
「洸二、良く見て。あの車とは似てもいないわよ」
言われて良く見てみるとあの車とは形が異なっていた。
恐らくは市場に出ている車の一つだろう。
「今、板金屋さんに頼んで形から作ってもらっているの。二週間位でボディだけは出来上がってくるわ」
それから後の話を聞いていくとエンジン等も同時に作成しており、あとは浮かすメカニズムさえ何とかできればということだ。
「ホバークラフト機能とかで良いんじゃないのか?」
「それがどう計算しても無理なの。車体の重量に抵抗できるような物がまだできていないから・・・」
「何かの力で浮かせる事が出来てもか?魔法だとか霊力だとか・・・」
「魔法に霊力、かぁ。そんな夢物語実現できたら良いのだけれど・・・」
春怜は肝心要な所に頭を悩ませて愚痴をこぼす。この浮遊するという部分があの車の最大の特徴であるのだが。
洸二は携帯電話に着信が入って取り出すと光太郎から電話がかかっていた。
「洸二、今何やってるんだ?神社に行っても誰も居なかったんだけども」
「ああ、今日は集会ないから晋介さんに言われたんだ。連絡してなくて悪いな」
洸二は光太郎と話を進めていき、すぐに終えたが、横で春怜が気にしているのが目に入った。
「洸二、『集会』って、小夜さんと関係がある事なの?」
0092創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 21:53:50.32ID:kImSetJC
まだ気にしているのかと思って洸二は頭を掻く。
春怜が突っ込みを入れてきて白を切っているが最近の妖怪関係の事件の事もあって、妖伐隊の話もしてみることにした。
春怜はチンプンカンプンだったが洸二はそれでもわかりやすく説明をしていた。
「妖怪かぁ・・・それと天叢雲の話ね」
「それで、作って欲しいというわけだ」
「作るのは構わないけれど、実際にインターグレイの様なものは無理かもしれないわよ。今の技術じゃちょっと無理よ」
だよなぁと洸二は頭をガクっとさせた。
しばらくの間会話をしているとそろそろ良い時間になり、洸二は帰る事にした。
春怜は洸二の帰りを送ろうと会社の者に言ってそのまま帰らせた。

『私の夫に何時までも付きまとわないで欲しいものだわ』

洸二が帰った直後、自身の頭の中に謎の声が響いていた。

それから家に帰った洸二はいつものようにゲームセンターへと赴いた。
すると、あの橘という男が女性と女の子を連れてやってきていた。
「あれ、綾さんに月ちゃんも一緒なんですか?」
「ああ、洸二君か。丁度妻と買い物の帰りでね」
「直樹、あなたはここで遊びたいものがあるからって言ってたでしょ」
洸二は練習しようと思ったが、橘夫妻と話し込むことにした。
丁度、妖怪絡みの殺人事件の話をすると橘は興味を示す。
「殺人事件か・・・最近数が多いからね」
「橘さん、通行の途中とか大丈夫ですか?」
「外務省までは結構距離はあるけれども心配は要らないよ。街中を通っていくしあの辺りはしっかりと警察もいるからね」
橘直樹。洸二の父親とはこの店で知り合い、遊び仲間であって洸二とも面識があり、外務省の人間ながら遠くから通うという妙な男性である。
洸二は妖怪絡みなのは知っているのだが、流石に話すのは要らぬ心配だろうと思っていた。
「ところで洸二君、妖怪というのは知ってるかい?まぁ、君なら女神転生ユーザーだから知っていて当然だろうけれども」
橘から意外な声が出た。洸二はうーんと悩み、橘夫妻に突っ込まれて、今までの事を話す事にした。
妖伐隊は避けたかったのだが、最近の事件の関連性からして避けては通れないと思い、それも含めて全部話した。
「なるほどね。妖怪相手に君が、か・・・」
「ホントは話すべき事じゃないと思うんですけど、橘さん、内緒ですよこの話は」
「わかっている。それにしても天叢雲が壇ノ浦に埋もれていたという説が本当だったとはね。それを取るのに今、あれこれやっているというわけだね」
「ええ、速い車で行ったほうが迷惑にならなくて済むと思って」
橘は少し考えたような素振りをして、妻の綾に話をかける。
「綾、何か良い方法があったな?」
「今の話でしょう?私達の知り合いに話をかければ何とかなるかもしれないわよ洸二君、少し違った形で実現するかもしれないけど」
洸二はその言葉を聞いて、本当かどうか橘綾に尋ねると本当だと返ってきた。
「少し時間をくれれば実行できるかもしれないわ。どこで作っているの?」
「友人の七月春怜の会社で作っています。地下のガレージを借りて今フレームだけ板金屋に頼んでいるんですけれど・・・」
「それも全部してもらいましょう。ね、あなた」
「まぁ、そうだね。お金についてはいらないよ。こっちで準備するからさ」
「なんか、何から何までして貰って悪いなぁ」
洸二は時計を見るともう9時を回っていたので橘夫妻に帰りの挨拶をして帰ると、春怜に電話をかける。
「もしもし、春怜か?車の話だけどこっちで良い話見つかったんだ。それで・・・」

橘直樹はゲームセンター内の灰皿に吸殻を擦り付けるとふぅ、と煙を出す。
「あの車をこの世界で作るにはまだ技術の進歩が足りない。ここは私達が協力するのが良い方法だろう」
「ええ、それにその春怜ともお話しておきたいし」
橘夫妻は笑いながら話を進めると娘の瑠奈が話かけてくる。
「ねぇお母さん、お腹すいちゃった」
「そうね。あなた、今日はこの辺りで帰りましょう。
そう言って橘夫妻はゲームセンターを後にした。
0093創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 21:56:21.26ID:kImSetJC
光太郎は部屋でベッドで頭の後ろに腕を組んで横になっていた。
以前彼が殺した雪女の少女について光太郎の父が話していたのが今日実行されることになるので落ち着いていられなかった。
側には以前彼と行動を共にしていた式神の紗希と「妹」の天美がじっと落ち着いて佇んでいた。
部屋の扉を開けると父親が入ってくる。
「光太郎、準備ができたぞ」
「・・・ああ、わかったよ。もう少しだけ待ってくれ」
光太郎は不貞腐れたように言うと父親は渋い顔をして出て行く。
ベッドから降りると光太郎は天美に寄る。
「長い間、ご苦労だったな」
「いえ、若様。私のような物が役に立てただけでも十分幸せでした。妖怪に天美様のお体を渡すのは不安ですがこれも親方様の意向ですから」
光太郎は少し目を瞑ってゆっくりと頷くと二人に声をかける。
「二人共、向かうぞ」
紗希も分かりきったように呼応すると光太郎に連れられて屋敷の地下へと入っていく。
そこには五芒星と梵字が描かれた魔方陣にあの少女の体が中心に置かれていた。
光太郎の刃に貫かれた傷はそのままで止血だけがなされていた。
天美は少女の横に横たわると深呼吸をして目を瞑る。
「光太郎、覚悟はできているな?」
父親が奥から声をかけてくる。
「・・・仮に敵意があってそのまま攻撃してくるような事があれば殺す、だな?」
「・・・うむ」
「万が一にも無いとは思いたいけどな・・・親父、やろうぜ」
光太郎と父親は手を構え、紗希は弓を取り出して準備をした。
呪文の詠唱が始まると魔方陣が輝き始める。
五芒星の中にいる二人の体が光始めると天美の体から紙の札が出てきて、少女の体からは光の球が出てきて天美の体へと入っていった。
「親父、魂はこれで移ったな?」
「ああ、間違いないはずだ」
光太郎は少し身体に痛みが走るのを感じながら立ち上がると天美の身体へと寄っていく。
脈に指を当てると鼓動を感じる。
「・・・う・・・」
「目が覚めたか?」
天美の身体が目をあけると彼女に入っている妖怪の少女が驚く。
「あなたは・・・イザナギ?それに、私、あなたに殺されたはずじゃ・・・」
「お前は別な身体に魂を移されて蘇生したんだよ。よく見てみろ」
彼女は光太郎に言われるがまま手や足を見てみる。そして隣を見ると自分が入っていた体が横たわっていた。
「何故こういう事をしたの?」
「丁度その身体に合う魂だったからだよ。それにもう一度得た命だ、こんな所で無駄にするつもりか?」
少女は見回すと光太郎の父親が構えているのと紗希が弓を引き縛っているのが見えた。
「何をしろというの?」
「その身体は俺の死んだ妹の身体なんだ。大人しくしていてくれれば危害も加えないしこの家で生活することを許可する。いいな、親父」
父親は静かに頷き、彼女は少し諦めたように目を瞑る。
「・・・わかったわ。私にはもう一つやらなければならない事があるからもうあなたの命は狙うことはしない。あなたと戦って敵わないということがわかったもの」
光太郎は天美の身体をギュっと抱きしめると少女は驚いて目を開ける。
「天美!ようやく・・・身体が戻ってきたんだな・・・」
「・・・天美?」
「光太郎、これくらいにしてわしは上がるぞ」
「ああ、わかったよ親父」
「それでは、若様、私も」
光太郎の父親と紗希は二人してこの部屋を出て行った。
「そういえば、名前聞いていなかったな。何て言うんだ?」
「私は・・・玲奈。妖怪の雪姫として名を馳せた雪奈の娘よ。・・・別に呼ぶのはあなたの妹の名前でも構わないわ」
「玲奈・・・か」
0094創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 21:58:39.02ID:kImSetJC
一方七月兄妹の会社の中では橘直樹が春怜の元に来ていた。
妻の綾も連れてだ。
洸二に話を持ちかけた計画の概要を話していた。
「話は伺いました。現在こちらでフレームだけは製作中ですがあの、少しいいですか?」
春怜は一間置くと一般人にはとても無理だろうという話を橘夫妻に向かって言った。
「まぁ、君からすれば一外務省の役人に過ぎない僕には到底無理に見えるだろうね」
「何が言いたいんですか?」
「君には絶対無理だと言える。だから僕はこうやって話をしにきたんだ」
「ですけど、あの車は今の技術じゃ無理で・・・」
話を聞いていた綾は少々痺れを切らしたのかスっと春怜のおでこに手を当てた。
「な、何ですか?」
少し言葉を呟くと強烈な眠気が彼女を襲い、そのまま眠りについてしまった。
「おい、綾、やりすぎじゃないか?」
「別にいいわよ。彼女の脳に直に働きかける方が今回は早いわ」
再び言葉を呟くと彼女も目を閉じた。

「春怜、声は聞こえている?」
つい今ほど、眠りから覚めると声が響いた。
辺りを見回すと暗闇だったが、海が広がっていた。
春怜は立ち上がると目の前に体に蛇を巻いた女性が立っていた。
その姿を見ると橘綾と似ていた。
「綾・・・さん?」
「今はわけあってこうして貴女の意識に話しているわ。あの人も言っていたけれども、
今のこの世界ではとてもではないけれど作れない代物だから私達が作ってあげるわ」
命令するかの口調で綾らしき女性は話していく。
「貴女はあの女からあの人を取り戻す事だけを考えなさい。娘も待っているわ」
「娘・・・?その人って?」
「貴女が良く知る身近な人よ」
話が進んでいると奥からローブを着た異形の者がやってきた。
「リリス様、こちらでございましたか」
その名前を聞いて春怜は身が竦んだ。
「ルキフグス、用意の方はどうなのかしら?」
彼女は振り返らずに言葉を言っていく。
ルキフグスと呼ばれた者は作成状況らしき事を告げると彼女と春怜に対して会釈をして去っていった。
「綾さん、あなたって・・・?」
「私達が作っているから貴女はあの人の事だけを考えなさい」
そう告げると言葉をつぶやき、春怜は目の前がフラッシュアウトしていった。
ハっと気が付いた時には橘直樹と綾が立って話をしていた。
「やぁ、目が覚めたようだね」
「あの・・・」
「さぁ、行きましょうあなた」
二人はそう言って出て行った。春怜はその場で黙っているだけだった。
しばらくして夕平が春怜のところにやってきた。
「春怜、光太郎の頼みだったコンピュータの調整が終わったぞ」
「・・・そう」
しばらく放心状態で春怜は椅子に座っていた。
夕平は橘夫妻と何かあったのかと聞くが彼女は何も無いと答えた。
「なら別にいいんだが、OSも入ってない空の状態だから後は任せるぞ」
そう言って夕平は部屋から出て行った。
春怜はボーっとしながらコンピュータを手に取ると自身の左腕に装着した。
「光太郎が頼んでいた物、ね・・・後でOS入れておかなきゃ」
0095創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 22:01:12.82ID:kImSetJC
その頃、洸二は家でゴロゴロとベッドに入っていた。
今日はこれといったこともなく普通に過ごすだけでどうも退屈だった。
「NINEでもやるかなぁ、でも7時以降じゃないとINする奴多くないしな・・・」
そのうちうつらうつらしていると洸二は眠りについた。
「・・・洸二、聞こえるか」
眠りについたはずの洸二だったが声が聞こえた。声の主を聞く限りでは小夜の神社にいるノズチだ。
すると暗闇だった目の前が一瞬で明るくなり、境内の中にいた。
「あれ?ここは神社か?」
ノズチが全身を地中から出していて洸二に話かけてきた。
「夢の中だ、洸二。少し気になっていた事があったのでな」
「へぇ、何だよ」
洸二はノズチに寄り、飛び乗ると小夜が背中で寝息を立てて眠っていた。
顔を少し触ってみると彼女の柔らかな肌が感触で伝わってくる。
「天叢雲の事だ。あれは我が主である八岐大蛇様がスサノオに一度殺されかけた時に出た物だ。それが今の帝の元に無いということが気になってな」
「ああ、それ色々と話があるんだ」
洸二はノズチに対して天叢雲に伝わる様々な話を伝えた。
源氏と平氏との戦いで行方不明になったことで関門海峡に沈んでいるという説の話や別名草薙の剣という話もだ。
「なるほど、人間達には色々な話が伝わっているのだな。
我が主から聞いた話では幼き帝を助ける時に一度だけ剣の柄に宿した蛇眼の石の力でどこかへ飛ばしたという話であったな」
幼い帝と聞いて洸二は頭の中で思考を張り巡らすとある名前が思い浮かんだ。
「そんな話聞いた事ないな・・・」
「我も主から聞いただけで詳しくは聞かされておらぬ、それに我はある人物を探しにここへ来たのだ」
「ある人物?」
「美伶様だ。美伶美久那と名づけられ、我が主の一人娘なのだ」
洸二はその名前を聞いて少し吹き出しそうになったがノズチが探している辺り、大事な人なのだろうと思ってこらえた。
「で、その人を探しにここにか?」
「うむ。幼い頃の姿しか我も見てはおらぬのだがその御方は天使と悪魔達、両方から追われていたのだ」
「どうしてなんだ?」
「それは主にもわからなかった。それで逃がしたのだ」
「ふーん・・・」
洸二はノズチがここに来た理由を聞いていてふと小夜に目をやったがまさかなと思いながらノズチの胴体から降りる。
「もう目が覚めても良い頃合だろう。境内の外へと足を向けよ。そうすれば意識が戻ってくるであろう」
洸二は言われてノズチに向かって手を振ると外へと向かって歩き出し、境内の外へと出ると景色がぼんやりと歪んでいった。

少し寝ぼけ眼だが洸二は月奈が声をかけて揺さぶっているのに気づいた。
「お兄ちゃん、ご飯だよ」
「ん・・・ああもうそんな時間か」
部屋の時計を見ると7時半だ。洸二はベッドから上がると大きくあくびをし、背伸びをしてから下へと降りていった。
0096創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 22:03:36.19ID:kImSetJC
れから2週間程経過した。
洸二はいつものように放課後、ゲームセンターによると橘直樹が店員と話しているのが見えた。
少し車の事が気になって洸二は橘に詳細を聞いてみた。
「橘さん、こんにちは!あれから出来たのか気になるんだけども・・・」
「ああ、洸二君か。車ならボデイとエンジンその他が出来上がってもう十分走れるようにはなったよ」
「本当ですか!試し乗りしてみたいんだけどもいいですかね?」
「また後日君のところにでも連絡するよ。製作所に置いてあって最終調整の段階だからね」
洸二は話を聞くと胸を躍らせながら筐体に向かおうとすると電話が鳴り始める。
何かと思って電話に出ると晋介からの電話だった。
「もしもし、晋介さん何かありましたか?」
「ああ、小夜が呼んでも出てこないから不思議に思ってね。君にちょっと来てもらおうかと思っていたんだ。それと、時間に遅れているから早く来るんだ」
洸二は携帯電話の時間を見ると集合時間を過ぎているのに気づいてさっさと店を出て小夜の神社へと赴いた。

「で、今日は以上だ。最近は妖怪達の活動は見られないが各自警戒を怠らぬように」
晋介はそういうと神社を出て行った。
彼からすれば小夜は風邪か何か引いて出てこないのだろうと思って特に気にすることでも無いと思った。
「んじゃ、洸二。俺はこれで帰るぞ。天美待たせると悪いからな」
「あ、光太郎さん、私天美ちゃんに会ってもいい?」
月奈がそう言うと光太郎は天美の身体にいるのが妖怪だというのを言おうとしたがここで言うと不味いと思って一瞬堪えた。
「あー、いいぞ。洸二、少し月奈を借りるぜ。夕平、頼んでいたコンピュータどうなってる?」
「あれか。もう動く段階で後は春怜に基本ソフトだけ入れてもらえば完成するぞ」
洸二は光太郎と夕平達が話しているのを何とも思わず、小夜の事が気になっていた。
回りの声も耳に入らずにだ。
「お兄ちゃん?」
「ああ、悪いな月奈。光太郎のところに行ってこいよ。俺は少し小夜の様子を見てくる」
「うん、わかった」
洸二は光太郎達が神社を出て行くのを見届けると小夜の家に入ろうとする。
すると地面がゴゴゴと鳴り響き、地を割るとノズチが姿を現す。
「どうしたんだノズチ?小夜の様子が少し気になってるんだが」
「我もだ。今日は一度も外には出ていないのが気になってな。父方や母方に聞いても目が覚めぬという事だ」
「・・・気になるな。ちょっと入ってみるわ」
洸二は小夜の家に入り、小夜の両親に軽く挨拶すると小夜の部屋へと入っていく。
小夜は布団の中でぐっすりと眠っていた。
息をしているのは聞こえるが洸二は妙な感じがした。
小夜の身体をゆすっていると窓の方からトントンと音がする。
ノズチが頭で呼びかけていた。
洸二は窓を開けてノズチの身体の一部を掴んで部屋に入れるとノズチは尻尾を小夜の額に当てた。
「これは、小夜が夢の中に閉じ込められているようだな・・・」
「え、それじゃ今日学校に来なかったのもそれでか」
「洸二、夢の中に入って小夜を助けるぞ」
「ああ、わかった。で、どうやって入るんだ?」
「我の身体に触れていろ。我が呪文で夢の中に入り込む」
洸二は了承するとノズチは呟きはじめ、やがて景色が波紋を描くように歪んでいって解けていく。
そして洸二はその場に倒れて眠り込んだ。
0097創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 22:08:58.73ID:kImSetJC
洸二は目を覚ますとノズチの上に倒れていた
ここはどこなのか。見渡しても木々があるだけだ。
「小夜・・・何処にいるんだ?」
「わからぬ。それにこの森も小夜が見ている夢かも知れぬし、何者かが作り出した夢かもしれぬ」
「・・・二手に分かれるのは危険か」
ノズチが地を這う。洸二は周りを見て怪しいところがないか探す。
行けども行けども森。そのうちあることに気づいた。
無限に同じところを行き来している。
このままでは不味いと思って、洸二はノズチの背から降りると回りをよく見る。
すると誰かが歩いたような足跡が見つかった。
洸二はノズチに言って追うように指示をすると女性が赤子を抱きかかえながら走っているのが目に入った。
「ノズチ、これは?」
「小夜の・・・記憶か?」
「待て!その赤子を渡せ!」
奥の方から声が聞こえて目を向けると洸二は目を疑った。
以前ノズチが話をしていた天使と悪魔が追っていたのだ。
すると突然風景が崩れ、次は夜の森の中に洸二とノズチは居た。
「今のは?」
「・・・まさか小夜が美伶様だとでも?」

二人は悩んでいると茂みの向こうから声が聞こえてきた。
「あなた、どうしたの?」
洸二は気になって覗くと女性が巨大な龍と話しているのが見えた。
その龍は首が八つあり、目が赤く染まっていた。
「菫か。この子の名前を考えていてな」
「私はこの子の名前を・・・」
その言葉でこの森は崩れ、次は暗黒が広がるだけだった。
「これは失礼、これ以上この娘の記憶を知られてしまうのはいささか都合が悪いと思いましてね」
後ろから声がして洸二は振り向くと山羊の頭をした者がこちらに歩いてきた。
「私は堕天使レオナルド。以後お見知りおきを、妖瑕洸二様」
向こうは名を告げるとこちらに対してお辞儀をしてきた。
洸二はレオナルドという名前を聞いて頭を思いめぐらせたがぱっと来ない。
するとノズチが先に口を割った。
「お主、日本の者ではないな?何故、小夜の夢に入り込んでいる?」
「我が王の意向からである者を処分せよとの命です。それで今まで探した結果、この娘が一致したのですよ」
その言葉に洸二は構えたが、レオナルドは指を指してこう告げる。
「この世界では貴方がたが使うような術式は効力をなしません。私達のようなものだけが力を振るえるので下手な真似はなされぬ様、お気をつけを」
だが洸二は止まらず、レオナルドに殴りかかっていった。
彼の右腕からストレートがレオナルドの顔に当たろうとしたが奴の手によってあっさりと止められ、そのまま洸二は身体が宙に浮き、腕を掴まれて地面に叩きつけられた。
「貴方様に危害は加えたくはありません。私の仕事はこの娘を殺す事ですから」
そう言ってレオナルドは手をパチンと鳴らすと暗闇から小夜の身体が浮かび上がってきた。
つかつかと歩いていくレオナルドを見て洸二はさらに飛び掛ってレオナルドを制止しようとする。
「やめろ!小夜に傷をつけるな!」
そしてノズチはすばやく小夜の前に立ち、尻尾を振り回し、レオナルドへと向けたが奴の体にはビクともしなかった。
「貴方達、無駄という事がわからないのですか?」
「小夜は俺の大切な人なんだ!手出しはさせない!」
「・・・口で言っても無駄なようですね。致しか有りません」
レオナルドはその言葉の後、洸二の手を振り払い、ノズチの尻尾を掴むと彼に向かって振り回して当てる。
衝撃で洸二は吹き飛ばされたが、すぐに体制を立て直して向かっていく。
ノズチは洸二とは別に回り込み、小夜を庇うように構える。
「洸二、そのまま一点に圧力をかけろ!」
「わかったよ!」
洸二はレオナルドの背に蹴りを叩き込むと、ノズチは体をうねらせて一点に向かって鋭く突きを入れた。
「・・・っく、少しはできるようですが所詮は人と妖怪ですね」
レオナルドには手応えの無い様で洸二の足と掴むとまた地面へと叩きつけ、足で洸二の頭を抑えた。
「さて、どうしましょうか・・・」
「くそ・・・小夜・・・」

「レオナルド、何をしているの?」
0098創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 22:11:53.65ID:kImSetJC
女性の声が聞こえてその声でレオナルドは手を止めて声の方を向く。
「リ、リリス様・・・!?」
「その人には手を出すなと命じたはずよ。それなのにお前は何をしているの?」
「こ、これはこの御方が私の邪魔をしてきたので・・・」
「下がりなさい。さもなくば殺すわ」
その言葉でレオナルドは洸二の頭から足を離してすぐさまその場から離れた。
リリスという女性は洸二に手を向けて言葉を呟くと手から光が放たれて彼の体から痛みが引いていった。
「た、助かったのか・・・?」
「大丈夫?洸二」
「ノズチにもそれを頼む。小夜を助けなきゃ・・・」
洸二はその場を後にして小夜に寄っていく。
その後ろ姿をリリスはまじまじと睨みつけながらノズチへと寄って洸二と同じような事を行った。
「すまぬ。お主もあの者の仲間・・・か?」
「いえ、仲間ではなく主よ。洸二に何があっては困ると思って来たのだけれども正解だったようね」
「そうか、小夜の目を覚ませさせねば」
ノズチも洸二の後を追って小夜に寄る。
洸二は小夜の名前を何度も呼ぶが小夜は答えを返さない。
「小夜!小夜!」
「この場で術が使えぬとなるとやはりあの者の仕業か・・・」
様子を見ていたリリスがこちらへと歩いてくる。
「洸二、あなたはこの子を助けたいのね?」
「ああ、そうだよ。小夜は大切な人なんだ。だからこうやって来てるんだよ」
洸二の言葉にリリスは一瞬沈黙して目を瞑る。
洸二とノズチが立って先程のレオナルドを探しに行こうと言って歩き出そうとするとリリスが言葉を割って話をしはじめる。
「洸二、今追っても無駄よ。レオナルドは夢の中から出たわ」
「え、それじゃもう小夜は・・・?」
「私が魔法をかければ意識は回復するわ。ただ一つ聞いておきたい事があるの」
「・・・なんだ?」
「あなたは春怜とこの子、どちらが大事なのかしら?」
リリスが出した質問は洸二にとっては唐突な質問だった。
どちらも洸二にとっては大切な友人であり、多少なりとも好意は持っている。
「そんな事言われても・・・両方大事だよ。どっちを選べだなんて言われても困る」
「そう、それじゃこの子が全てを消滅させる可能性を秘める子だとしたら?」
「・・・それはどういう意味だ?」
「あなたは一度夢を見たはずよ。この子と似た女性と共にいて春怜に似た女性とその子が殺される夢を」
「・・・まさか小夜がそれだとでも?」
「あなたが選ぶことよ。もしこの子がここで命を絶つ事になれば全ての消滅は少しだけ先送りされるわ」
洸二はその言葉を一つ一つ考えていくが洸二の頭には小夜が大切な人という事しか思い浮かばなかった。
「小夜は俺の大切な人なんだ。それにそれが起こるっていうんだったら俺は阻止する」
「・・・わかったわ。あなたの言葉を信じましょう」
リリスはそう言うと小夜に対して手をかざして言葉を呟いていくと小夜の体が淡い光に包まれていく。
「うーん・・・」
小夜の目がうっすらと開くと洸二とノズチの目が入った。
「小夜!」
「あれ?洸二君、ここは・・・?」
リリスは洸二と小夜の二人を見て睨みつけるような視線をする。
ノズチはそれを見て何か不穏な気配を感じて二人に帰るように言う。
「ああ、そうだな。リリスさん、助かったよ」
「ありがとうございました」
洸二と小夜はお辞儀をするとノズチに言われてこの夢から出て行った。
「洸二、あなたがこの世界を崩壊させない事だけを私は祈ることしかできないのね・・・」
0099創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 22:12:27.40ID:kImSetJC
目が覚めた。小夜の部屋の中だ。
ノズチも起きると洸二は小夜の頭を手で小突く。小夜は目を開けると洸二に抱きつく。
「・・・ありがとう。洸二君。助けてくれて・・・」
「だからって抱きつく必要ないだろ。離れろよ。ノズチも見てるぞ」
小夜はその言葉で慌てて周りを見る。
「あっ・・・」
見る見るうちに顔を真っ赤にする。
「小夜、本当に無事で良かった・・・」
「えっ・・・んっと・・・」
恥ずかしさで何も聞こえてないらしい。洸二はしょうがないなといった表情でそのまま神社を出た。
0100創る名無しに見る名無し
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2012/02/07(火) 22:14:01.11ID:kImSetJC
途中までですが以上が作成分となります
真・女神転生とかをやってる人ならすぐにピンと来るような内容だとは思いますが見ていただければ幸いです
0101創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/01(日) 13:35:29.33ID:ksNOhsb6
質問
「涼宮ハルヒの排球」を考えてみたので発表したいのですが
ここでよいのでしょうか?
おそらく>>57からの作品よりは短いですが
それでもある程度の長さはありそうです。
ただし下書き前につき未確定。1レスの行数は上限いっぱいとして20レスくらいかな…。(勘)
構想はできています。ゴーサインが出てから下書きを始めるつもりです。

質問スレに質問してみたところ、このスレを紹介されました。
0102101と同一人物
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2012/04/01(日) 13:50:35.61ID:ksNOhsb6
>>101
あ、一応言っておきますが、エイプリルフールではありません。
私は2ちゃんねるに詳しくない初心者、かつサイドストーリーを書いたことのない新参者なので、
スレッドとか板とかの勝手がわからないのです。
この板がどの程度の過疎板なのかもよくわかっていません。
ただ思いついた以上はどこかで発表したいと思っているだけです。

初心者質問版→創作発表版質問スレ→このスレッドと流れてきました。
ここでよいならその旨回答してください。
他によい場所があるなら教えてください。
0104101と同一人物
垢版 |
2012/04/01(日) 17:37:06.75ID:ksNOhsb6
回答早っ
過疎板と聞いたので1週間待ちくらいは覚悟していましたが
そこまでの過疎ではないようですね。

下書き始めます。
下書き完了の時点でもう一度書き込みます。
その時にはレス数も確定しているはずです。
0105101と同一人物
垢版 |
2012/04/01(日) 17:49:18.96ID:ksNOhsb6
ごめんなさい。下書き前に一つだけ確認。
「涼宮ハルヒの排球」は北高の球技大会をベースにした話なのですが、
さてこの球技大会で行われた試合は何点制でしたか?
確か15点制だった気がするのですが
手元に原作がないため自信がありません。
0107101と同一人物
垢版 |
2012/04/01(日) 20:56:23.46ID:ksNOhsb6
>>106
確かにそれはそうなんですが
現在高校が春休み中で借りることができません。
市立図書館も貸出中です。
4月5日になれば高校が再開するので確認できるのですが
今の時点で手元に原作のある方が居れば手っ取り早いかと思いまして。
ただ過疎なのでそういう方が居ないんですかね。

とりあえず15点制として下書きしておいて
4月5日に確認して間違っていれば修正する、という方針でいきます。
0108101と同一人物
垢版 |
2012/04/05(木) 18:05:53.24ID:QQjDXKI3
>>107
確認完了。15点1セット制です。
予定通り投下できそうです。
0109101と同一人物
垢版 |
2012/04/05(木) 23:04:58.85ID:Fn1gFILp
「涼宮ハルヒの排球」冒頭60行試投下します。
これを2レス分の分量と考えていますが、
これで良いですか、多いですか、少ないですか。
あと読みづらい部分などあったら指摘してください。
0110101と同一人物
垢版 |
2012/04/05(木) 23:05:20.82ID:Fn1gFILp
<1> ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
1-0

阪中「やっぱり涼宮さんはすごいね。全部の運動部に仮入しただけある」

ハルヒ「あたしにかかればこんなもんよ。キョンと一緒にしないで」

ハルヒ(いきなり何をやってるのかって?)

ハルヒ(球技大会に決まってるでしょ)

ハルヒ(『排球』ていうのはバレーボールのことよ)

ハルヒ(あたしの勇姿をキョンに見せてやるんだから!)

ハルヒ(…あ、キョンは今サッカーやってるんだっけ。古泉君のとこと)

ハルヒ(まあいいわ。2回戦は見に来なさい。どうせすぐ負けるんでしょうから)

ハルヒ(みくるちゃんは隣のコートで試合中だし)

ハルヒ(有希は相手チームに…)

ピーッ
1-1

阪中「何ボーッとしてるの!」

<2> ハルヒ「…始まってたの?」

阪中「当たり前でしょ!どうせキョンとか朝比奈さんとかのことでも考えてたんでしょ」

ハルヒ「よくわかったわね」

阪中「あんたが考えることはそれぐらいしかないのよ」

阪中「ほら、次」

長門:パシッ

ハルヒ(やっぱり有希のサーブは速い…でもあたしなら取れる)

ハルヒ「よし取った!阪中上げて!」

阪中「OK!後は頼んだ!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
2-1

阪中「長門さんってあんな球打てるんだ…。本読んでるイメージしかなかったから」

ハルヒ「あんた、有希をなんだと思ってたの」

阪中「いや、文芸部だし読書好きなのかな、くらいにしか…」

ハルヒ「その考え改めた方がいいわよ。ああ見えてスポーツ万能だから」
0111101と同一人物
垢版 |
2012/04/06(金) 11:43:31.23ID:AhhN4gv/
>>109
補足
「涼宮ハルヒの排球」は、全547行(空白行含む)、10.3KB の作品です。
試投下の通り1レス30行として計算すると全部で19レスとなる見込みです。

ちなみに下書きはすでに完了しています。
0112101と同一人物
垢版 |
2012/04/07(土) 18:05:00.79ID:ivkQYe1h
1日待ちましたが試投下に対する反応はゼロですか。
それとも私がせっかちなのでしょうか。
応答無しとみなし本投下を開始します。

若干の編集をしており行数バイト数は変わっていますが
全体で19レスです。
これを6・7・6の3回に分けて投下します。
0113涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:06:33.02ID:ivkQYe1h
「涼宮ハルヒの排球」
第1区投下開始
0114涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:07:27.59ID:ivkQYe1h
ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
1-0

阪中「やっぱり涼宮さんはすごいね。道理で全部の運動部から勧誘されるわけだ」

ハルヒ「あたしにかかればこんなもんよ。キョンと一緒にしないで」

ハルヒ(いきなり何をやってるのかって?)

ハルヒ(球技大会に決まってるでしょ)

ハルヒ(『排球』ていうのはバレーボールのことよ)

ハルヒ(あたしの勇姿をキョンに見せてやるんだから!)

ハルヒ(…あ、キョンは今サッカーやってるんだっけ。古泉君のとこと)

ハルヒ(まあいいわ。2回戦は見に来なさい。どうせすぐ負けるんでしょうから)

ハルヒ(みくるちゃんは隣のコートで試合中だし)

ハルヒ(有希は相手チームに…)

ピーッ
1-1

阪中「何ボーッとしてるの!」
0115涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:08:26.29ID:ivkQYe1h
ハルヒ「…始まってたの?」

阪中「当たり前でしょ!どうせキョンとか朝比奈さんとかのことでも考えてたんでしょ」

ハルヒ「よくわかったわね」

阪中「あんたが考えることはそれぐらいしかないのよ」

阪中「ほら、次」

長門:パシッ

ハルヒ(やっぱり有希のサーブは速い…でもあたしなら取れる)

ハルヒ「よし取った!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
2-1

阪中「長門さんってあんな球打てるんだ…。本読んでるイメージしかなかったから」

ハルヒ「あんた、有希をなんだと思ってたの」

阪中「いや、文芸部だし読書好きなのかな、くらいにしか…」

ハルヒ「その考え改めた方がいいわよ。ああ見えてスポーツ万能だから」
0116涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:09:17.80ID:ivkQYe1h
阪中「そうなの?」

ハルヒ「いいから早くサーブ打ちなさい」

阪中「あ、次のサーブあたしか」

阪中:パシッ

ピーッ
3-1

ハルヒ「こんなヘボサーブも取れないなんて、有希以外はザコね」

阪中「ヘボサーブって何よ」


ハルヒ(ちょっと長いから省略させてもらうわね)


阪中:パシッ

ピーッ
10-1

ハルヒ「まったくいつになったらサーブ取れるのよ」

阪中「あたしもこんなに続くとは思ってなかったわよ」
0117涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:09:50.30ID:ivkQYe1h
ハルヒ「この調子であと5点取っちゃいなさい」

阪中「わかってるよ」

阪中:パシッ

ピーッ(アウト)
10-2

ハルヒ「…」

阪中「ごめん」

ハルヒ(今のは入ったと思ったんだけど…)

ハルヒ「まあいいわ。次で取り返しましょう」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(この速さなら余裕で取れる…あれっ?)

ピーッ
10-3

阪中「涼宮さん?」

ハルヒ「ボールが手元で急に曲がったのよ…まさか有希がスライダー打てたなんて…」

阪中「サーブ打ったの長門さんじゃないわよ」
0118涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:10:44.69ID:ivkQYe1h
ハルヒ「えっ?阪中のサーブ取れないやつがスライダー打ったの?」

阪中「バレーにスライダーなんか無い」

ハルヒ「それもそうよね…とにかく次は取るわよ」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(やっぱり有希じゃないから余裕で取れ…えっ?)

ハルヒ(…今度はフォークボール?)

ハルヒ(でも何とか取れそう)

ハルヒ「よし取った!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ
11-3

ハルヒ「2回続けて変化球なんて、いい度胸してるじゃない」

阪中「今度は何が来たの」

ハルヒ「フォークボール」

阪中「来るわけないでしょ、フォークボールなんて。さっさと4点取って終わらせるよ」
0119涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:11:18.32ID:ivkQYe1h
ハルヒ(さっきから有希が何か小声で言ってるような…気のせいかな?)

ハルヒ「まあいいわ。さっさと4点取って終わらせましょう」

サーバー:パシッ

ピーッ(アウト)
11-4

ハルヒ(アウト…?)

ハルヒ(絶対入ったわよ、今のサーブ)

ハルヒ(今日は何かがおかしい)

ハルヒ(まるで誰かが5組を勝たせまいとしているような…)

阪中「何ボーっとしてるの」

ハルヒ「阪中、宇宙人っていると…」

阪中「いるわけないでしょ。今は試合のことだけ考えてればいいの」
0120涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 18:14:49.41ID:ivkQYe1h
第1区はここまでです。
第2区の投下は20〜21時頃を予定していますが
大幅に前後することも考えられます。
今日中には第2区を投下するつもりです。
0121涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:28:11.77ID:ivkQYe1h
「涼宮ハルヒの排球」
第2区の投下を開始します。
0122涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:28:56.84ID:ivkQYe1h
阪中「ほら、次来るよ」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(今度はどんな球が…)

ハルヒ(あれ?直球?なら楽勝よ)

ハルヒ「よし!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ「とりゃっ!」

ピーッ(オーバーネット)
11-5

*オーバーネット…相手コートに入っている球を打つ反則

ハルヒ「そんな反則あったの?」

阪中「ごめんね。あたしのトスが下手だったから…」

ハルヒ「違うわ」

阪中「違う?じゃあ何だっていうの?」

ハルヒ「相手チームに宇宙人が…」

阪中「いい加減にして!宇宙人なんているわけないでしょ!」
0123涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:29:25.81ID:ivkQYe1h
阪中「大体あんたはオカルトを信じすぎなのよ」

阪中「SOS団だっけ?あんたが立ち上げた同好会みたいなやつ」

阪中「あれだってオカルト好きの集まりなんでしょ」

ハルヒ「違う。あれはオカルト好きの集まりなんかじゃない」

阪中「じゃあ何だっていうのよ」

ハルヒ「そもそも宇宙人はオカルトじゃない」

阪中「あんたどんだけ…」

主審「5組、早く準備して。次やったら不当な遅延行為で反則にするぞ」

阪中「…ごめんなさい」

ハルヒ「もうやりません」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(直球なら余裕で取れる)

ハルヒ「よし!阪中上げて!」

阪中「OK!」

ハルヒ(ネット越えてる。これは打たない方がいいわね)

ピーッ
12-5
0124涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:30:01.17ID:ivkQYe1h
ハルヒ「作戦成功!」

阪中「あと3点か」

ハルヒ「3点ぐらいさっさと取っちゃいましょう」

阪中「さっきみたいなトスはもう上げないから」

ハルヒ「いや、それは宇宙人が…」

阪中「あんたはいつまでそれを言うつもりなの?」

サーバー:パシッ

ピーッ(アウト)
6-12

ハルヒ(どうして5組のサーブはいつも入らないんだろう)

ハルヒ(阪中のサーブしか入ってない…)

阪中「6点差か。逆転できない点差じゃないと思うんだけど…」

ハルヒ「なに自信なくしてんの?絶対に逆転するわよ」

ハルヒ「いい?何が何でも勝つの。勝負っていうのはそういうものなのよ」
0125涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:30:25.65ID:ivkQYe1h
ハルヒ「とにかく次、絶対決めるわよ」

相手サーバー:パシッ

ハルヒ(これなら確実に取れる)

ハルヒ「よし!阪中上げて!」

阪中「OK!…あっ」

ピーッ
6-13

阪中「ごめんなさい、空振りして…」

ハルヒ「しょうがないよ、そのくらい誰にでも…」

ハルヒ「…あれ?」

阪中「どうしたの?」

ハルヒ「何かものすごい違和感が…」

阪中「違和感?どんな?」

ハルヒ「自分でもよくわかんないんだけど…」

ハルヒ「まあいいわ。これで7点差、相手はあと2点」

ハルヒ「とにかく逆転しないと…」
0126涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:30:53.23ID:ivkQYe1h
相手サーバー:パシッ

ハルヒ(左に外れてる。これは確実にアウトね)

ピーッ
6-14

ハルヒ「えっ?今の入った?アウトだったでしょ」

阪中「入ってたよ」

ハルヒ「だってかなり外れてたはずよ。得点板に当たる寸前まで…」

ハルヒ「…得点板?」

ハルヒ(6-14)

ハルヒ(確か阪中のサーブで8点くらい取ったはずなんだけど…)

ハルヒ(そのあとスライダーとかオーバーネットとか色々あったけど)

ハルヒ(トータルで12点くらいは取ってたはずよ)

阪中「とにかくマッチポイントだから」

阪中「8点連続でとらないと負けるよ」

阪中「…聞いてる?」

ハルヒ「阪中、相手はマッチポイントじゃないわよ」

ハルヒ「本当の点数は、12-8」
0127涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:31:28.62ID:ivkQYe1h
阪中「何言ってるの?」

ハルヒ「阪中、思い出して」

ハルヒ「さっきあんたのトスがネットを越えてそのまま1点入ったわね」

ハルヒ「その時あんた、あと何点って言った?」

阪中「3点って言ったよ。相手に3点取られたら負けだから」

ハルヒ「それは違うわ。こっちが3点取ったら勝ちだったのよ」

阪中「えっ?」

ハルヒ「つまり12-5で5組が勝ってたのよ」

ハルヒ「その次のサーブから、点数が逆になってるってこと」

ハルヒ「これは間違いなく宇宙人の仕業ね」

ハルヒ「誰なの、あたしたちを勝たせまいとする宇宙人は」

ハルヒ「そっちのチームにいるのはわかってるのよ。出てきなさい!」
0128涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:32:04.63ID:ivkQYe1h
ピーッ(不当な遅延行為)
6-15
試合終了

ハルヒ「…」

阪中「あんたのせいで負けたんだからね!」

阪中「あんたが点数が逆とかいうから!」

阪中「しまいには何?宇宙人の仕業?」

阪中「宇宙人なんているわけないでしょ!」

阪中「大体あんたはオカルト…」

長門「涼宮ハルヒ。話がある」

ハルヒ「有希?」

阪中「長門さん、話なら手短にお願い。まだコイツに言い足りないことがあるから」

長門「宇宙人の話?」

阪中「他に何があるのよ」

長門「それならあなたも聞いてほしい」
0129涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 20:35:36.85ID:ivkQYe1h
第2区はここまでです。
ところどころ省略されてしまい申し訳ありません。
次回から1レス30行までとしますが
今回は下書きが完全に完了しているためこのまま続行させてください。

第3区の投下は23時〜0時頃を予定していますが
大幅に前後する可能性があります。
2時までには第3区を投下する予定です。
0130涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:32:01.90ID:ivkQYe1h
「涼宮ハルヒの排球」
最終第3区の投下を開始します。
0131涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:32:40.98ID:ivkQYe1h
長門「単刀直入に言う。宇宙人はわたし」

長門「わたしはこの銀河を統括する情報統合思念体によって造られた

   対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」

長門「わたしは宇宙のすべての情報を管理し操作することができる」

長門「その能力を利用して得点情報を操作した」

ハルヒ「やっぱり有希だったのね!小声で何か言ってたからそうかと思ってたんだけど」

長門「わたしはボールの持つ軌道情報も操作できる」

ハルヒ「…つまりサーブが全然入らなかったのは?」

長門「わたしが軌道情報を操作した」

ハルヒ「さっきのスライダーも?」

長門「同じ」

阪中「ちょっと待って、一回整理させて」

阪中「要するに、あんたは宇宙人で、あらゆる情報を操作できる、ってこと?」

長門「その認識で間違いない」

阪中「そんなわけないでしょ。たまたま入らなかっただけに決まってるでしょ!」

長門「嘘だと思う?」

阪中「当たり前でしょ」
0132涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:33:11.86ID:ivkQYe1h
長門「それなら証拠を見せる。このボールを真上に投げて」

阪中「こういうこと?」

長門「レシーブできる?」

阪中「そんなのできるに決まって…えっ?」

阪中「ボールが手元で急に…」

長門「スライダーを再現した」

長門「これで信じられる?」

阪中「…」

阪中「こんなの見せられたら誰でも…」

ハルヒ「有希、一つだけ教えて」

長門「何」

ハルヒ「何でこんなことをしたの?」

長門「してはいけないのはわかっていた」

長門「フェアプレーの精神に反することはわかっていた」

ハルヒ「じゃあ何で…」
0133涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:33:46.22ID:ivkQYe1h
長門「勝ちたかった」

ハルヒ「え?」

長門「わたしは涼宮ハルヒに勝ちたかった」

長門「わたしとあなたは体力が均衡している」

長門「ゆえにわたしはあなたに対し少なからずライバル意識を持っていた」

長門「今日の球技大会はあなたと体力で勝負できる数少ない機会」

長門「わたしはあなたと決着をつけたかった」

長門「そしてできることなら勝ちたかった」

長門「そう思ったわたしが取った行動が」

ハルヒ「スライダーだったり、オーバーネットだったり」

阪中「得点を逆にしたり、って訳か」

長門「そう」

阪中「それでいいの?」

長門「どういうこと?」

阪中「そんなインチキして、勝ったって言える?」

阪中「『わたしは涼宮ハルヒに勝った』って堂々と言える?」

長門「…絶対に言えない」
0134涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:34:18.51ID:ivkQYe1h
阪中「どうするの、長門さん」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「何?」

長門「わたしは不正をした。その時点で私の負け」

長門「わたしにはフェアプレーの精神がなかった」

長門「涼宮ハルヒ、ごめんなさい」

ハルヒ「有希…」

阪中「長門さん、涼宮さんはその程度じゃ…」

ハルヒ「…謝ってくれたからそれでいいわ」

阪中「本当に?」

ハルヒ「ほんとは今度奢ってもらおうかと思ってたんだけど」

ハルヒ「やっぱりなしでいいわ」

長門「…」

ハルヒ「それじゃ、男子の試合見てくるから」

長門「ちょっと待って」
0135涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:34:49.97ID:ivkQYe1h
ハルヒ「何よ」

阪中「あたしも男子の試合見たいんだけど。負けたんだし」

長門「あなたたちは負けていない。情報操作がなければ15-1で1年5組が勝っていた」

ハルヒ「それは情報操作がなければの話でしょ?」

長門「最後に一つだけ情報操作をさせてほしい」

阪中「あんた、あれだけインチキをしといてまだやる気なの?」

長門「これは不正をしてしまったからこそ。せめてもの償い」

ハルヒ「あんた、何をする気…」

主審「第1コート、2回戦、1年5組対3年1組の試合を行います」

ハルヒ「えっ?」

主審「両チームの選手は集合してください」

ハルヒ「…有希、一体何をしたの?」

長門「この試合は、15-1で1年5組の勝ち」

阪中「長門さん、あんたは全てをなかったことにするつもりなの?」

ハルヒ「ありがとう、有希。あんたの分まで頑張るから」

阪中「涼宮さん?」

ハルヒ「いいのよ、これで。償いをしようという気持ちが大事なのよ」
0136涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:35:11.45ID:ivkQYe1h
ハルヒ「有希」

長門「何」

ハルヒ「あたしたちの決着はまだついてないからね」

ハルヒ「来年決着をつけましょう。そのときはインチキはなしで」

長門「もちろん」
0137涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/07(土) 23:37:01.57ID:ivkQYe1h
「涼宮ハルヒの排球」 以上


長々とお付き合いいただきありがとうございました
と言いたいところですか
どうやらお付き合いいただいた方は皆無のようなので
これは言わないこととします。
0138涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/04/29(日) 22:48:38.06ID:qMKvpzS3
なんか予想以上に過疎だったので
もう少し人の多いサイト(2ch外)に再投下します
質問中の書き込みが多くなりがちなことに気づいていなかったため

再投下先:SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
0139創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/30(月) 15:12:54.81ID:8b96T6gI
見てはいたんだけど、書き込み終わりにイラッとしたからレスしなかったんだ
多分他の人もそうなんじゃないかな
0140涼宮ハルヒの排球
垢版 |
2012/05/01(火) 20:21:05.94ID:MD2tKP6g
再投下先で
全く面白くないとの判定を受けました
(全3レス中2レスが面白くないとの判定)
0141創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/06(日) 12:21:04.71ID:xpy7p7kC
「津村春子さん」
銀行でそう呼ばれた春子ははっとした。そういえば離婚して中西から津村にもどったんだった。
銀行からの帰り道、春子は無性に悲しくなった。自分から離婚を切り出したとはいえまさか自分が離婚するなんて思わなかった春子のショックは大きかった。
ふとショーウィンドーに写る自分の姿を見る。そこにはすっかりくたびれた三十路女がいたのだった。
昔の春子は自他共に認める美少女で中学校の頃から非常にモテていた。
特にヤンキーにモテモテで春子本人もその素質があったのか一時期ヤンキーでならしていた時期もあったほどだった。
そして仲間の中でも長身でハンサムな伸二と結婚して茜を出産したのだった。
ところがこの伸二、ルックスは良かったものも非常にだらしがなくしょっちゅう仕事を変えており二人の間にはだんだん亀裂が生まれていったのだった。
そして春子はついに離婚を決意。伸二に離婚届を叩きつける。伸二はそれを素直に受け入れたのだった。
そして茜に二人で一緒に家を出ようと言う。ところが茜の返事は意外なものだった。
「お母さんはしっかりしているから一人で生きていけるけどお父さんは俺がいないと生きていけないから」
茜の言うことは一理があった。そして茜によって伸二の更生されるのを期待していたのも事実だった。
離婚届を一人で提出した春子は後ろ髪をひかれながら兄の信彦が暮らす実家に戻ったのだった。
0142創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/06(日) 16:12:33.79ID:xpy7p7kC
信彦は戻ってきた春子を何も言わず温かく迎えてくれた。実は信彦の反対を押しきって結婚した経緯もあり怒鳴られないかどうか心配だったが何もなかった。
昨今離婚件数が増加していることもあり春子がうしろ指をさされることもなかったが元々反逆児の春子にとっては逆に辛かった。
さらに茜を手放したこともあり母親失格と自分を責めることも少なくなかった。
その頃今井大介は妻の美津子を事故で亡くして家事や3人の子供の育児に追われていた。
元々共働きでそれなりに家事や育児をこなしており母親の友恵の手助けがあったものもやはり大介の負担は重く更に仕事より家事や育児に重点を移したことにより会社の評価で初めてCランクになってしまった。
そして友恵が英才教育の元子供たちを縛りつけているように感じたのである。
思えば友恵は大介に対しては教育熱心であったものも進学校の教師をしたがら女手一つで大介を育てていたため余裕が無く大介に関しては放任していて野球に夢中になっていた(さすがに勉強はちゃんとしていて早稲田に受かったが)。
また英才教育にも目覚めていなかったためそこまで勉強を強制していなかった。
しかし今は自営で時間的余裕がありまた亡き美津子に代わって子供を育てていかないといけないという責任感からか過剰な行動に走っているのである。
大介は危機感を感じていたが女手一つで育ててもらった恩や友恵に家事や育児の負担がのし掛かっていることや何より家の名義は全て友恵名義である(家の名義が悲劇を引き起こすとはこの時は誰も想像できなかったが)。とにかく大介は疲れていたのである。
ある日、慣れない家事と疲れからか大介は台所でぼやを引き起こしてしまう。
家族には呆れられるものもとにかく台所を直さないと食事の用意が出来ない。
そこで大介は津村工務店を訪ねるのだった。
0143創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/28(月) 17:29:20.78ID:itjo2efz
すっげー過疎なんで独り言

支部で好きなモン投下してたけど無茶するモンじゃないねー と実感。
最近は聖杯や黒子に圧されてるからって地味〇の流れに乗っちゃった☆テヘペロ
地味に失速しつつあるとこに無茶な設定で無理矢理盛り上げようとしたもんだからジャンル全体が失速どころか失墜墜落中w
個人的にはパロ捏造にょたパラレル、何でもmgmg出来るクチだけど、新しいから食い付きだけはよかったけど
冷静に見て地味〇設定は正直おもんなかったわー 反省。
0145創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/17(日) 21:55:24.14ID:SIlXijpi
0146創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/29(金) 00:53:31.71ID:7rneTX5F
 
0147創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/29(金) 20:22:27.23ID:Ala/ahJc
暇だからpixivに俺があげてるヤツこっちに投下しようかな。

タイトル:【俺得】SW×ボカロ EpisordT(第1話)

タイトルに俺得とあるようにかなり俺得な内容や組み合わせなので、スルーされてもかまいません。
というか、スルーしないと後悔するかもだお。
以下の条件を認められる方はゆっくりしていってね
・VOCALOID二次創作
・スターウォーズ(主にクローンウォーズ)の二次創作
・激遅な更新ペース
・かなり強引なミックス
・厨二要素
・作者=厨房
・未熟なtxt
・その他もろもろがオワコンm9

0148創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/29(金) 20:51:09.96ID:Ala/ahJc
ではいきます

第一話:瞑想と予知とアイス

 ――朝。コルサントの、ジェダイ・テンプルにそそり立つ数本の塔に陽光が降り注ぎ、やがて建物全体を包み込んでいく。
だが、この手が加えられすぎた芸術作品の様な惑星《ほし》にとっては朝などは不必要かもしれない。
 いかがわしいパブのネオンやスカイカーのライト、天を擦る程度では済まないぐらいに高い摩天楼などから漏れる明かり、
様々な光でこの惑星は満たされている。

 しかし、ジェダイ・マスター、カイトは朝は必要だと信じている。もちろん、科学的根拠があることにもあるのだが、それ
以前に彼は瞑想の時間にアイスを食べるのが習慣なのである。
 そして、彼は今日もアイスを食べて瞑想…かと思われた。しかし、この日は何故かアイスのカップがなかった。忘れたので
はない。あえて持ってこなかったのだ。

 彼の目…というよりは脳裏にヴィジョンが映り始めた。それは最初は白く曇ったもやだったが、序々に鮮明になってくる。

 そこに映っていたのは自分だった。青いクシャクシャの髪の毛と風になびくマフラー、そして手にした蒼く輝くライトセー
バー。どれをとっても自分自身の姿に他ならなかった。どうやら、誰かと対峙しているようだ。一対一ではない。自分の左手
から飛びだしてきたのは真黒な装甲服に身を包み、マントをはおった長身の人間もしくはヒューマノイドだった。どちらか判
別できないのは彼の頭部までもがものすごい形相の仮面のようなヘルメットで覆われていたからだ。そして何よりも驚いたの
がその人物がライトセーバー、それも深紅の合成クリスタルによるセーバーを手にしていたことだ。すると、自分の正面から
もう一人が突っ込んできた。この人間はどちらかというとジェダイの服装に近い着物を着ている。しかし、手にしているのは
やはり赤い光刃のライトセーバー。彼の顔はよく見えなかった。そして、見えるか、と思った瞬間にヴィジョンは消え、瞼の
裏が視界を覆っていた。

「兄さん!!訓練の時間なんだから急いでよっ!アプレンティス達が待ってるのに!」

振りかえるとそこには二つ結びにした青い髪を背中に垂らし、両手を腰に当ててこちらを睨む妹の姿があった。
 もうっ、と頬を膨らませてこちらを見る女ジェダイ…これも毎日の光景。こいつは何を隠そう自分の妹だ。ジェダイの中で
も、結構民衆に人気がある。それは多分、彼女の可愛さ、というやつなのだろう。自分には理解できない。
 とにかく、彼はこう思っていた。

「またアイス箱買いするか」
0149創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/29(金) 20:56:03.41ID:Ala/ahJc
第一話終わりです。pixivに上げたものに加筆・修正して本稿が出来あがっています。
…疲れた。あぁ、こっちでは注釈いれません。疲れたし、まだ第三話あげてないので…。

機会があればまたあげます。まぁ、そろそろ夏休みですので、ペース上がるかな。

ではでは〜( ´Д`)ノ~
0151創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/06(金) 18:01:45.60ID:b0B+OFdX
途中に失礼。
二次創作ってここに書いてっていいの?
あんまり長くするつもりはないけどそれでもおk?
0152創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/06(金) 18:10:51.50ID:GqPV1GL6
構わんよ
0153創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/06(金) 18:14:55.70ID:b0B+OFdX
まぁいいわ。投稿すっか。

【Jin-仁- 番外編】

それは、ある日の江戸の夕暮れ。
俺(南方仁)は、佐分利先生や咲さん達と共に仁友堂の片付けをしていた。
そんな時だ…。龍馬さんが突然慌てた形相で仁友堂に駆けつけてきた。

龍馬「しぇ、しぇんしぇ!大変じゃき!」
仁「龍馬さん…?一体どうなされたのです!?」
龍馬「か、かちゅ〜しぇんしぇえが…。かちゅしぇんしぇの刀が抜けなくなったんじゃ!!」
仁「あの、すみません。その、なんといいますか…仰る意味が。」
勝「先生。」
仁「勝先生?!(なんだ、元気じゃないか…。)」
勝「…まさかこうなるとは。不覚だったね。」
0154創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/06(金) 18:23:00.56ID:b0B+OFdX
>>152 あざーす。じゃあ続き投稿するわ。

あ、見る人へ!下ネタ注意!

仁「元気そうですが…。なにか?」
勝「厠に行こうとしたのさ。でも、俺の日課ができなくなってるだなんてまさかな…。」

すると、勝先生はその場で袴を下ろし始めた

龍馬「こいは…まっこと…」
仁「…」
勝「いきなり抜けなくなったんだ…。打ち止めってやつなのか…。俺は死ぬのか?」

勝先生の名刀はとても黒く冴え渡っていた…。なんて羨ましい。これは江戸一の名刀だろう…。

龍馬「勝しぇんしぇえは、小さい頃にこの刀で犬と戦っておるからのう!ワシも簡単には折れん直立不動の極業物だと思ったけんど…」
仁「とりあえず、古傷が原因かもしれませんので、一応みてみましょうか。佐分利先生」
佐分利「なんでっか?」
仁「すぐに手術の準備を」
咲「あ、あの!私もなにか、その…」
仁「…咲さんは麻酔を作ってから私の横で見学していてください」

俺は、タイムスリップする前から思っていたことがあった…。
江戸時代の人のブツは、どれほどの切れ味(抜き具合)だったのだろうか…。
ここにきて俺は2年経つが、ようやく謎が解けるかもしれない。
0155創る名無しに見る名無し
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2012/07/06(金) 18:32:57.11ID:b0B+OFdX
仁「では、手術の前に症状を確認してみましょうか。」
仁「龍馬さんは、勝先生の刀を抜けるように頑張って支援してください。」
龍馬「んほぉwwワシの出番じゃきぃ!ほいたら、勝しぇんしぇ!共に逝くぜよ!」
(シュッ!シュッ!シュッ!)
勝「ぬぉぉぉ!これは、、、全く感じないぞ…。」
龍馬「全然きかんかえ?」
仁「(決まりだな)」
仁「…先生。これはいわゆるイ○ポです。和名”勃起不全”」
勝「なんだい、それは…?」
仁「頑張っても頑張っても刀が抜けなくなる大変な病気です。せっかくの名刀を持っていても、切れ味が発揮できなくなります。」
仁「やはり文字通り手術の準備が必要ですね、あ。咲さん、やはり麻酔は無しでお願いします。」
佐分利「先生…。」

…俺は今、坂本龍馬が勝海舟の名刀をたたんと努める姿をみた。
これは龍馬の薩長同盟より素晴らしい歴史の光景をみていたのかもしれない。
美紀…俺はもう少しだけ江戸に残りたいと思えたきたよ…。

(そのうちにまたつづく)
0157創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/08/04(土) 15:57:39.37ID:jVOvt/8K
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
0158創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/08/11(土) 00:20:16.45ID:8JTQE71E
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0159創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/09/17(月) 09:39:33.24ID:AJj38Kt5
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0161創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/10/11(木) 04:18:10.99ID:9J2ONAc0
どういう事w
0162創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/11/19(月) 05:58:38.51ID:Xi6UIJO/
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0163創る名無しに見る名無し
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2012/12/30(日) 21:23:04.70ID:wMlxd9aG
良守「あのさ、琴音、明日とかヒマか?」
時音「まあ、暇って言うか・・・暇だけど?」

良守「じゃあさ、ちょっと見てもらいたいものがあるんだ・・・」
時音「そう・・・」

良守「開けてみてよ」
時音「うん」」
0164創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/02/21(木) 22:59:44.43ID:Sef+mYfP
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0165創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/02/25(月) 23:47:12.61ID:Z2H+QYC2
0167創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/03/03(日) 19:13:07.11ID:qWCoxn4L
畳の小さな部屋に、大きな雛壇が飾られていた。
まだ小さな私は、その部屋に一人でいた。
 
女の子のお祭りだから、女の子しか入ってはいけないと言われた。
この家に女の子はあなただけだから、あなたはひとりでそこにいるよおにと言われた。
 
部屋の窓には分厚いカーテンがかかっていて、外の景色は見えない。
でも音で分かる。それと暗さ。部屋には電気がついていたけれど、空気は重く暗かった。
大粒の雨が窓や屋根を叩き付ける音も聞こえる。
外は大嵐なのだ。
 
着飾った私はその部屋の真ん中にひとりでぽつんと立って、雨の音を聞いていた。
足下にはキレイな朱色のちりめんの座布団が一つ置いてあった。
何故か私はそこに座る気になれなかった。
  
 
一瞬、部屋の中が真っ白になった。
 
その直後にバリバリとものすごい音が鳴った。
雷だとゆうことに、やっと気がついた。
 
3つめの雷が鳴ったときに、部屋が真っ暗になった。
停電。
稲光で真っ暗な部屋が照らし出される。
その時になって私は初めて雛壇の飾りをみた。
 
稲光はもちろん一瞬なのだけれど
暗闇に戻った部屋の中で、さっき白く光ったひな人形たちがその場に焼きついているよおに感じた。
 
 
また部屋が光った。
 
 
そのとき、足もとにあった座布団に誰かが座っているのが分かった。
0168創る名無しに見る名無し
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2013/03/03(日) 19:14:19.13ID:qWCoxn4L
部屋が暗闇に戻っても、そこにいるのは分かった。
気配と体温。
私より少し大きいくらいの男の子。
 
この部屋には女の子しか入っては行けないのに、なぜ男の子がいるの…?
そお思った私の気持ちが伝わったかのよおに、声が聞こえた。
「僕は特別」
変声期まえの、高く澄んだ男の子の声。
 
また部屋が光る。部屋がゆれるよおなドーンバリバリとゆう音。
激しい雨と風の音。
その中でその子の声はハッキリと響いた。

「女の子はね、女の子で生まれてくるのではなく、女の子になるんだ」
 
私はだまってその子の言うことを聞いていた。

「僕は、君を女の子にするためにやってきた。だから部屋に入れたんだよ」


暗闇のなかで、両肩にその子の手が置かれるのを感じた。
ゆっくりとした息が私の目の前にあることを感じた。
その子の手が私をゆっくりと下方へ押して、私は両膝をつき、そして畳の上に座った。
 
「お雛さまが見ているから、大丈夫」 
 
着付けてもらった着物がほどかされてゆく。
私はだまったまま、じっと動かず、ただ雨と風の音を聞いていた。
気がつくと畳の上に仰向けに寝ていた。
次に部屋が光ったとき、私の目の前にその子の顔があった。その後には天井が見える。
なのにどおして、その子の顔が分からなかったのか。
 
ゆっくりゆっくり、その子の手が奥に入ってくる。
怖くはなかった。驚きもなかった。緊張感もなかった。
どこからか、お囃子が聞こえてきて、それが少しずつ大きくなってくる。
雛壇の五人囃子の演奏なのだろー…

「君は、女の子になりたかった?」

そお聞かれたのを最後に、あとは暗闇と耳元までやってきたお囃子の音しか分からなくなった。
あれほど激しかった雨や風、雷の音すら聞こえなかった。

雛壇の一番上に飾られたお雛様とお内裏様が、じっと見下ろしている。
ぼんぼりからは、淡い黄色い灯りが漂ってきている。
お囃子の音はもう、おかしくなりそおなくらいの大きな音で頭の中に入ってきて
そして
 
いつのまにか、部屋の電気がついていた。
私はきちんと着物を着て、座布団の上に座っていた。
部屋には誰もいなかった。
 
雨も風も雷も止んでいた。もちろんお囃子の音も聞こえなかった。
部屋を出ようと立ち上がった。
ざぶとんには赤い染みがついていた。
=完=
0169創る名無しに見る名無し
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2013/03/08(金) 13:29:48.59ID:f/xoh9uA
好きな小説を勝手に漫画化してみたい・・・・
っていうの、ある人いるのかなあ。
0171創る名無しに見る名無し
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2013/03/22(金) 22:48:44.36ID:tbB0nEI6
ksks
0173青空町耳嚢 〜創作発表板五周年企画SS〜  ◆ftPUzYFINd55
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2013/08/28(水) NY:AN:NY.ANID:QKyBoSbx
青空町耳嚢 第15/21話
【花火大会?】

 大学生最後の夏休み、バイク仲間数人で日本一周の旅をした。
 ただ日本一周するだけではつまらないと、心霊スポットや不思議系スポットも取り入れたツーリング旅程。
 怪奇現象で話題になっているH町やA町も、もちろんルートに入っていた。
 H町では噂の巨大ロボットを拝めて興奮のあまりつい長居してしまい、近隣のA町にさしかかったころにはもう夜になっていた。
「こっちの町でもなんか見れるかな?」
「いや〜、さすがに巨大ロボほどのサプライズはないでしょう」
 とコンビニ前で一息ついていると、ふいにヒュルルル〜ドーンと音がした。
「あ? 花火か?」
 つづけざまにドーン、ドーンと景気のいい音がして、夜空がパパッと明るくなった。
「花火……大会?」
「今日から9月だぜ?」
「ふつう8月じゃね?」
 そんなこと言いながら笑っていたが、気づくとメンバーの一人が宙をみてぶつぶつとなにやら呟いている。
「ばいく……びる……とらっく……」
 なに言ってんだとからかうと、そいつは震える指で空を指さした。
 その時までそいつ以外は、ああ花火だなあ、って思うだけで、じっくり見てはいなかった。
 で、そいつが指さしてはじめてわかった。
「『カメラや』……」
「『せんせい』……」
「『せんしゃ』……『せんしゃ』……『ちょうかん……』」
 夜空に咲く花火それぞれの中心部に、光の文字が浮かんでいる。
 すごい仕掛けだと思ったが、その大輪の光をうけながら次々と打ち上がってくるモノの正体に気づいた時、寒気がはしった。
「あれ、家、だよな……」
「たぶん……。だって『いえ』って花火になったもんな……」
「じゃあ、あの江戸時代っぽいでかいのは?」
「『やしき』じゃね?……ああ、『にんじゃやしき』だったわ」
「忍者いるのかよ!?」
「いるんじゃね? 今『にんじゃ』ってのがあったし」
「てか、『せんせい』とか『ちょうかん』とか、打ちあがっていったのって……まさか人?」
「じゃあもし俺たちが花火になるなら『ばいくやろう』?」
「ふつーに『がくせい』あたりじゃね?」
「てかそもそも、人ってやばくね? 花火とか、熱くね?」
「むしろ人としてやばくね? 生きてんの?」
「知るかよ」
 ふいにシューっという着火音が間近でおこった。
 振り返ると、さっき飲み物やつまみを買ってでてきたばかりのコンビニが、火花をちらしながら宙に舞い上がっていくところだった。

 誰かが「うわっ」と叫んだのをかわきりに、皆われ先にとバイクに飛び乗って逃げだした。
 コンビニが『こんびに』になったのか『コンビニ』になったのかは知らない。


【終】

-------------------------
【8/27】創作発表板五周年【50レス祭り】
詳細は↓の317あたりをごらんください。
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ34
ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1361029197/
0174創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:09:47.60ID:wTidxJgB
両津「なんか知らんが、黒いおっさんにプロデューサーにスカウトされたぞ。」

両津「アイドル達を有名にすればボーナスが出る。よし、やってやる。」
0175創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:12:01.16ID:wTidxJgB
両津「ワシが今日からお前のプロデューサーになる両津勘吉だ。」

千早「どうも如月千早です。ご指導、ご鞭撻の程宜しくお願いします。」

両津「ワシも一通り聴いてみたんだが、お前の歌は悪くない。なのに何故未だにE ランクなんだ?」
0176創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:13:49.48ID:wTidxJgB
千早「私は歌に全てをかけてきました。もっと多くの人に歌を届けたい!その為の努力は惜しまないつもりです。」

両津「それはやる気があっていいことだ。」

千早「なのに今までのプロデューサーは歌に関係のない無駄な仕事ばかりで…」

両津「それでやる気がでず、腐っていたと?」
0177創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:15:11.27ID:wTidxJgB
千早「…否定はしません。ですが私は多くの人に歌を届けたい。私の歌を聴いてもらわないといけないんです!」

両津「………」

千早「はっきりいって歌に関係のない仕事をやるつもりはありません。」

両津(こりゃ面倒くさいガキにあたっちまったな……鉄拳制裁で言うことを聞かせてもいいが……)

ポクポクポクポクポクポクチーン
0178創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:15:43.05ID:wzs4p9f1
紫煙
0179創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:16:54.00ID:wTidxJgB
両津「よし、わかった。君の熱意に負けた。ちょっと待っていなさい。」

ガチャ、ピポパポ プルル

アッワシダワシダリョウツダ ウンタラカンタラ

千早「……」

ナンジャトワシノユウコトガ ウンタラカンタラ

千早「……」

ヨシ、ジャアヨロシクナ ガチャ
0180創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:18:07.24ID:wTidxJgB
両津「喜べ千早。フ○テレビの有名な番組のエンディングを歌わせて貰える事になったぞ。」

千早「ほ、本当ですか?」

両津「ただし、一ヶ月後までワシのスペシャルにハードなレッスンに耐えられたらな。」

千早「大丈夫です!歌を歌わせて貰えるチャンスを頂けるならどんな厳しいレッスンにも耐えてみせます。」

両津「フッフッフ。」
0181創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:20:01.72ID:wTidxJgB
一ヶ月後 フ○テレビ

キャスター「続いては巷で話題沸騰中のこのコーナーです。」

千早「皆さん、こんにちは新人アイドル如月千早の72一点だかのコーナーです。」

千早「今日の中山11レース、スプリングSの私の一点予想は、2枠四番マイイヨジョンヌの複勝一点です。」
0182創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:21:42.74ID:wTidxJgB
キャスター「マイイヨジョンヌは11番人気、単勝が98倍となっています。どうですかね胃崎先生?」

胃崎「流石に昇り目の薄い七歳馬、前走大敗は厳しいと思うよ。しかも大外枠、展開が向いても七着までだね。」

千早「大丈夫です。この馬券が当たる可能性は72%です。」
0183創る名無しに見る名無し
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2013/10/03(木) 02:41:54.16ID:M7pCxwEH
実況「セントウハハクヨムーン チョットイッパイカ ソノウチカラサンカレロ スルスルトアガッテキタ オオソトカラマイイヨジョンヌ
オオソトカラマイイヨジョンヌ イマイッチャクデゴールイン ハラン ハラン ダイハラン」

キャスター「千早ちゃん、今週も的中おめでとう。」

千早「ありがとうございます。」

胃崎「オオソトノノビヤスイババガショウインカナ」

キャスター「では今週もこの曲でお別れです。如月千早さんで【蒼い馬】」

アオイーウマ モシシアワセ

両津(千早よ。見事な予想だった。お前はこのわしをついに超えた。)

チカクニアッテモ アノダイチヲワタシハカケル

両津「さて次のアイドルを育てにいくか。」
0184創る名無しに見る名無し
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2013/10/11(金) 22:36:37.82ID:BER4mOTF
 
0185創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/28(木) 03:29:28.37ID:23MjFYnW?2BP(0)
寒さで目を覚ました

公園の屋根つきベンチで雨宿りをしていたつもりが、いつの間にか眠ってしまったようだ、よく凍死しなかったと自分を褒め称えたい
暖房の効いたデパートにでも行こうかと思ったが、そこまで行くのに雨に濡れなけゃいけないと思うと、すっかり行く気がなくって、このまま二度寝したい衝動にかられる

にゃ

と、足元で控えめな鳴き声がして、目を向ける

黒猫が一匹礼儀正しく座っていた

雑色が一切ない、きれいな毛並みの猫

手を伸ばすと、ひょっいとかわされた、かといって逃げ出すわけでもなく、まだ足元で顔を洗いはじめた
猫好きな弟を思い出す、重度な猫アレルギーのくせに、見かける度に近づいて一方的のふれあい行為に出る
そうして、いつも目や鼻を赤くして、腕に生傷を残しながら帰ってくるものだった
…実家に帰りたい、みんなで囲む鍋が恋しい

今頃帰る顔も、経済力も、わたしにはないけど
0186創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:31:46.35ID:23MjFYnW?2BP(0)
ねこー ねこーと公園の外で呼ぶ声がした

お前のことか、と足元に視線をむける

黒猫はそんな声を気にもせず、顔を洗い続けていた

声はだんだん近づいて
間もなく、どこかの高校の制服を着た少女が白い傘を差し
公園の入り口に現れた

足元の黒猫を見るなり、顔を綻ばせ
よかった、とすたすた歩いて来て、抱き上げた

「あ、こんにちは」
わたしの視線に気づいた彼女は小さく会釈してきた
「こんにちは」

「えっと…傘貸しましょうか」
親切な女の子だ

「いや、いいよ、帰る場所がないんだし」自分で言いながら恥ずかしくて、顔をしかめる
「…ホームレスさん?」
「の一歩手前だよ」
「…そうですか、頑張ってください」
「…うん」
「それでは」
「うん」
礼儀正しんだか、失礼だか、都会の子はみんなこうなんだろうか、
少なくとも、わたしが住んでいた田舎では、知らない人に気安く話かけられる人はいなかった
0187創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:32:51.00ID:23MjFYnW?2BP(0)
都会っ子の背中を見送りながら、寒さで身が震えた

ぐるるぅーと、内臓が振動するような感触と共に空腹が目を覚ます

一歩手前とかと見栄を張っていた(?)が
今の状態はもう立派なホームレスだ

両親の反対を押しきり都会に飛び出すんじゃなかった
田舎を出ると言って聞かないわたしに、呆れた父は二度と帰ってくるな、
と入れ歯が飛び出る勢いで怒鳴った
だから、わたしは大企業に就職して、見返してやろと思った
思った結果がこれだ
そう言えば、3月まで通っていた大学は地域の中小企業密着形だったっけ

もそもそとポケットから残り少ないタバコを取り出す
大学時代付き合っていた天パに勧められて、いやいや吸っていたこれも、すっかりやめられない快楽の一つになっていた
ライターに火を点す
しばらく、本来の目的を忘れ、むき出しの裸火で手を暖める
あったけー
0188創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:36:55.81ID:23MjFYnW?2BP(0)
「あの…」
「…」振り向いたさきには、先ほどの女の子が立っていた
ライターで暖をとる、という行為が面白かったみたいで
口を押さえてうふふと笑っていやがる
「お姉さん、住むどころないんですよね」
いきなり失礼なことをきいてくるので
わたしは少しむっとなって、ぶっきらぼうに「ん」だけと答えた
すると、なぜか彼女は嬉しそうに口元をつり上げたようにみえた
わたしの不幸を蜜の味として味わってるわけではなさそうだが
不愉快であることには変わりない
「あのな」注意してやろうと少し口調を強くしたその時
ぐぅーと空腹の激しい自己主張が鳴り響く
「……」
「お腹空いてるんですか」
「…」恥ずかしさのあまり、黙り込むしかなかった
年下の前で醜態をさらした上
さっき、注意してやろうとしていた自分がいると思うと顔から火が出そう
穴があったら入りたい
そんなことはお構い無くとでも言わんばかりに、女の子は続ける
「わたし、今日久しぶりにすき焼きが食べたくなって、
高級牛を買ってきたんですけど」
「すき焼き…」
「はい、でも、わたし独り暮らしで
準備や片付けの手間を考えたら、なんか釣り合わない気がするんですよ」
「なにと?」
「すき焼き食べたぞっていう満足感と」
しらねぇよと心の中でつぶや、
ていうか、空腹で苦しむわたしへの精神攻撃?
そう思うと、胸の奥から怒りが込み上がってきた
こいつはわざわざわたしをばかにするために戻って来たのか
そういえば、さっきの表情、あれはわたしを嘲笑っていたに違いない
などと一人、脳内で盛り上がっていたら、
「なので、晩ごはんご一緒しませんか」
と予想せぬ方向からストレートを放たれた


はあ?
0189創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:38:28.20ID:23MjFYnW?2BP(0)
「二人分の満足感なら、少し面倒くさくでも作り甲斐がありますからね」

「それだけの理由で、知らない人を家に呼び込もうとする君はおかしいよ」
そもそも、なにか裏があるのではないかと、こっちが疑いたくなる
ホームレスにふぐの毒見をさせる話が思い出される
まさかわたしに高級牛の毒見をさせようていうわけではあるまい
きっとこいつの家に上がり込んだ瞬間、
怖面の坊主頭が何人も奥から飛び出ってくるはずた

「ビールもありますよ」
「うぐっ」
0190創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:40:24.67ID:23MjFYnW?2BP(0)
「待って、生卵がないじゃないか、そんなのすき焼きとは呼ばせないぞ
生卵ちょうだい」
「楽しそうですね、あんなんに警戒してたくせに」
結果から言うと、わたしは彼女の家で鍋を囲んでいる
怖面の坊主頭はいない、黒猫だけが床暖房のフローリングで横たわっていた

二本目のビールを開けたとき、わたしは手に持つものに違和感を覚える
「おまえ、えっと…」
「小春です」
「うん、小春は一人暮らしだよな」
「最初に言ったじゃないですか、一人暮らしですよ」
「高校生?」
「…見ればわかるでしょう」
「一人暮らしの女子高生がなんで冷蔵庫にビールを備え付けてるんだよ」
「えっ、大丈夫ですよ、ほら、ノーアルコール」
「関係ねぇし」
「ついてにノーカロリー」
「…乾杯しよう」
「いぇーい」
0191創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:41:21.23ID:23MjFYnW?2BP(0)
空腹だったとはいえ、普段の一食とあまり変わらない量で腹一杯になった
胃の容量が増えたわけじゃないから、当たり前といえば当たり前だが

満腹感に満たされたままこたつに深く潜り込み、
設定温度25度の暖房器具で暖められたリビングのなかでテレビを眺める
そろそろ出ていかなきゃいけないな、と心の中で思っていても身体が言うことを聴かない
キッチンの方では皿同士がふれ合う音と蛇口から水が流れ出る音がする
小春が皿洗いをしているようだ
手伝わなきゃと思ったが、やっぱり身体が動こうとしない

黒猫はわたしに警戒心のかけらも見せずにすり寄ってくる
やっぱりきれいな毛並みだなと思ったのが、その日の最後の記憶だった
0194創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 03:52:31.65ID:23MjFYnW?2BP(0)
お姉さん、お姉さんと呼ばれて目を覚ました
こたつの中で寝ている状況が理解できなくて、ちょっと戸惑った
しばらくして、昨晩のことが思い出される
睡魔に負けてそのまま寝てしまたようだ
晩ごはんだけいただくつもりだったのに、ずいぶんとあつかましいことをした

「あんまりにも気持ちよさそうに寝ていたのて、起こすのが忍びなかったです」
と言って、小春は申し訳なそうに続ける
「でも、わたしもう学校にいかなくてはいけないので」
0197創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 04:49:10.83ID:23MjFYnW?2BP(0)
時計に目を向ける、朝6時半を指している
「ごめん、つい…」
立ち上がって、ジャンパーに手をかけたとき、言い忘れていたことを思い出す
「晩ごはんおいしかったよ、本当にありがとう」
軽く頭を下げて、まだ続ける
「わたし自身がお世話になっといて、こんなことを言うのもなんだが
知らない人を家に呼び込むようなことはもうしない方がいいよ
君は善意で接しているけど、相手の方は善人とは限らないし」
そう言い残してドアに手をかけた
0198創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 04:51:40.71ID:23MjFYnW?2BP(0)
「待って」

振り向くと小春はなにか言いたそうにもじもじとしていた
その様子を眺めていると、彼女は意を決したように口を開く
「しばらくの間、一緒に住みませんか」と

もう、驚かないけど
正直、言われるじゃないかと少し期待していた

「お姉さんがバイトを見つけて
アパートを借りられるまで、ここにいてもいいですよ」
0200創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 04:54:30.70ID:23MjFYnW?2BP(0)
昨日の夜、こんな会話をした
「ホームレスになってもバイトはしたくなかったのですか」

バイトを探そうとした時にはもうホームレスになっていたよ、と答えた

「どういうことですか」

「都会に出ると決めたときから金を貯め始めた、最初にアパートを借りたりするために」

「意外と計画的ですね
てっきり一文なしで家を飛び出したのだと思ってました」

「そこまでばかじゃないよ
まあ、実際それと同じ結果になったけど」
一息ついてまだ続ける

「電車ですりに遭ってね
有り金を全部財布に入れてったから、一気に一文なしだ」

「…それ、有り金、全部財布に入れてたお姉さんの責任でもありますね」

「反省はしてる」きっとやったやつは家族を養うお金もなく困っていて、そして、わたしの20万で新な人生を歩み出すはずだろうなあ
とポジティブに考えてみる
だからといって許すつもりはないけど

「なるほど、それでバイトすら見つけられなかったのですね」

「理解が速いな、住所不定じゃどこも雇ってくれないね」

「探そうと思えばなくもないでしょうけど…」
しばらく小春はなにかを考えているように黙り込む
そして、手に持つビールを仰ぐ
0201創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 04:57:52.44ID:23MjFYnW?2BP(0)
その豪快な飲みぶりの裏では
住み処のないわたしを助ける方法を考えていたのか
そして、わたしをこの家に泊めるという結果に至ったみたい

返事を返すよりも先に、小春はなにかをわたしの手に握らせる
銀色の鍵だ
「合鍵ですよ、お姉さんがもしここにいたかったら
そのまま持っていてください」

「もし、いたくなかったら?」

「出ていくときに鍵かけてもらっていますよ
あとはポストにでも入れといてください」
「ずいぶんと信用されてるな
わたしがこの家にある金銀財宝、全部持ち去っていくかもしれないのにね」
自分で言っといて笑いそうになった、
金銀財宝ってまるでわたしは桃太郎みたいだな

「金銀財宝なんでないですよ、それにお姉さんが寝ている間
免許証のコピー取らせていただいてますから」安心ですと小春はにっこり微笑む

「……」

考えてといてくださいねと言って、小春は出ていった
0202創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 05:00:06.91ID:23MjFYnW?2BP(0)
バタンとドアが閉まり、部屋の中に一人残された

なにか企みがあるわけではなさそうだが、これほど好意を丸出しにされると
自然と感謝よりも先に疑いの気持ちが出る
いや、もちろんそこまでお世話になるつもりはないけど
0203創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 05:32:13.28ID:23MjFYnW?2BP(0)
許可もなくシャワーを使うことに少し抵抗を覚えたが
家主の性格からして、きっと気にするはずもない

ちょうど、ドライヤーをかけたとき、
黒猫がひょこっと脱衣場に顔を出してきた
そして、ドライヤーの騒音に驚いたのか、火が着いたように逃げて行った

頼ってみるのもわるくないけど、さすがに年下にはね…

まとめほどもない荷物を肩にかけ、
わたし一晩お世話になった家のドアに鍵をかける
カランと音をたてて、鍵がポスト口からドアの内側に落ちたのを確認し
小春の家をあとにした
朝の空気は冷えていた、一晩中降っていた雨はもうすでに上がっていて
かわりに眩しい朝日が地面に降り注がれている
いいことがありそうな兆しだ、と根拠もなく思ってみる
0205創る名無しに見る名無し
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2013/11/28(木) 19:27:06.57ID:23MjFYnW?2BP(0)
後悔した
何度も体験していて、わかってはいたはずだが
この時期の、昼と夜の温度差にはやはり驚かれる
それに民家から流れ出る晩餐の匂いが
空腹をまだ叩き起こした

気が付けばわたしは小春の家へと向かっている
向かってどうするんだろう
一度出ていったのに、まさか
やっぱり住ませてくださいなんで言えるはずもない

ていうか、それができるならとっくに実家に帰っている
0206創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/28(木) 19:47:41.41ID:23MjFYnW?2BP(0)
小春の住むマンションはもうすぐ先だ
見上げると、部屋にはすでに電気が着いていた
あそこに戻れたらどんなにいいのだろう

タバコの箱を取り出し、電柱に寄りかかる
0207創る名無しに見る名無し
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2013/11/29(金) 19:12:01.69ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「……」

空っぽだ
いいことなんでなんもねー
0208創る名無しに見る名無し
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2013/11/29(金) 19:12:35.00ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「ひーっ!?」なにか冷たいものが背筋を沿って、這い上がってきた
0209創る名無しに見る名無し
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2013/11/29(金) 19:13:06.31ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「条例で歩きタバコは禁止されてますよ」

「…」小春の声だ

「戻ってくると思ってました」わたしの背中に手を入れたまま、小春は言う
「お姉さんのことなんだから
どーせマンションの下まで来て躊躇し出すから、むかいに来たんですよ」

全部お見通されていたようだ
「とりあえず、手を出せ」
0210創る名無しに見る名無し
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2013/11/29(金) 19:14:40.62ID:F2jRvWBL?2BP(0)
小春の家に上がると、テーブルには豪快な食事が用意されていた
「歓迎パーティーをしょうと思って買ってきたのに、お姉さんが変に意地をはるから、冷めちゃいました」

「まだ居候になるとは言ってないぞ」なんか悔しかったので強がってみる

「食べましょうか」
「うん!」
0211創る名無しに見る名無し
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2013/11/29(金) 19:16:11.01ID:F2jRvWBL?2BP(0)
一人暮らしの家には家族との時間を大切にしょう
という気遣いはないらしくて
食事につくと小春はすぐにテレビをつけた

実家でやったら、父さんの茶碗が液晶を割るだろう

画面の中では誤表記やら、偽造やらと騒いでいた

「たまには逆のことで起きないですか」
何のことと聞き返すと
0212創る名無しに見る名無し
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2013/11/29(金) 19:17:22.65ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「例えば、シャコ貝って書いてあるのに、実はアワビでした!
とか」そんなことを言い出す

「ありえないね、安い方を出すために偽造したしゃない」
「本人たちは偽造ではなく誤表記って言ってますよ」
「ふさけるな、アワビなんか食わせてってお客さんが怒るのか」

「アワビ食べさせてすみません、責任取ってやめますって
社長さんが辞任するんですよ」

「あははっ、シュールだな」おもしろい子だと思ってわたしは笑った
それにつられて小春も口を押さえて笑う

その笑顔を見て、わたしは自分でも驚くほどの安心感を覚えた
そして、意地を張っていた自分がばからしくなって
目の前の女の子に頼ろうと思えるようになった
0213創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/29(金) 19:19:19.33ID:F2jRvWBL?2BP(0)
小春と暮らし初めて、わたしはすぐにバイトを見つけることができた

駅前のファミレスでウェートレスになることだ
厨房の方がよかったが
まあ、贅沢は言えない
0214創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/29(金) 19:19:54.69ID:F2jRvWBL?2BP(0)
それと、小春からは2つ条件を出された
一つ、5時前にはバイトを切り上げること
なんでも、一緒に晩ごはんが食べたいからだそうだ

二つ、土日はシフトを入れないこと
これについては、一緒に出かけたりしたいからと言っていた

いや、わたしたちは新婚の夫婦かと
さすがにつっこまずにはいられなかったが
居候させていただいてる以上、のみ込むしかない
0215創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/29(金) 19:59:15.16ID:F2jRvWBL?2BP(0)
これは同居し始めて二週間目のときの話

そのごろわたしは、小春のことがすべて理解している
と思っていた

いや、別に彼女か大事とか、好きとか
そうゆうことではない

それほどわかりやすい子だから
二週間一緒にいれば、もう大体わかってしまう
0216創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/29(金) 21:03:44.68ID:F2jRvWBL?2BP(0)
その日いつものように小春の勉強を見ていた
彼女に与えられるばっかりはいやなので
わたしは彼女の勉強を手伝っている

評論文の問題集をやっていた彼女は
「こんな、頭のいい人の書く難しい文章は
頭のいい人が読むものですよ
なんで高校生がやるんですか」
と端にある作者の写真をシャーペンで突く
0217創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/29(金) 21:04:47.08ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「それは間違ってるね」
わたしは写真にデコピンをいれる
「こいつらはちがう、ホントに頭のいい人は
こんな小難しい言葉を使わなくても
だれにもわかる文章を書くだろう」

「いいこといいますね」小春は笑った
「でも、問題を解く上ではなにも役たちません」

「そこは、気持ちの問題だよ
少しは、気楽になるだろう」
0218創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 01:24:22.15ID:fEjzlOV5?2BP(0)
「なるほど……」
少し黙り込むと、小春はあらたまったように
わたしの方に向く
「お姉さん」

「なんだ、急に」

「ちょっと、悩み事です」
悩み事?小春に縁のなさそうな言葉なのに
0219創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 01:25:55.71ID:fEjzlOV5?2BP(0)
「いじめというか、いやがらせをされてるみたいです」

「……」やっばり都会はこわい
全学年が顔見知りの田舎じゃ、いじめなんかドラマの世界だ
「これはまだ、なんで急に」

「高校生のいじめなんで、理由がなく襲ってくものですよ」

「それは理不尽だね」わたしはあんまり気にしなかった
ていうか、どうでもいいと思った
0220創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 01:26:49.69ID:fEjzlOV5?2BP(0)
それが、つぎの日になると
小春はになにも言ってこなくなったので
わたしはもっと気にしなくなって
忘れた

だが三日後、学校から帰った小春は手に包帯を巻いていた
「それ、どうしたんだ」包帯を指さして言った

「大丈夫ですよ
ちょっと擦りむいただけです」

擦りむいただけで包帯が必要か?
そこで、わたしは四日前のことを思い出した
「前に言っていたいじめか?」

「えっ、大丈夫ですから、本当に」
否定はしない、小春はうそがつけない
「……」

「わたしちょっと疲れてるようです
部屋で休んでます、晩ご飯お願いできますか?」

「…うん、わかった」
0221創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 01:27:32.99ID:fEjzlOV5?2BP(0)
やばいな、とわたし思った
理不尽さを受け入れでいる顔だ
いじめはもっとひどくなるかも知れない

でも、やっばりどうでもいい
所詮小春とわたしは二週間程度に知り合いでしかない

バイトの給料が下りたらわたしはこの家を出て行く
そのとき泣きつかれるかも知れない
わたしも泣くかもしれない

でも、やっばりそれぐらいの知り合いでしかないのだ

とりあえず、今夜は小春の好物でも作ってやろう
0222創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 01:41:35.15ID:fEjzlOV5?2BP(0)
翌日、小春は休んだ
昨日のことがショックだったみたいだ
わたしの前では元気に振舞っているけど

やっばり、どうでもよかった
0223創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 01:50:27.14ID:fEjzlOV5?2BP(0)
予想を反して、小春はその次の日ちゃんと学校に行った
無理するなとは言っておいた
0224創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 02:14:53.14ID:fEjzlOV5?2BP(0)
小春が学校から帰ってきたあとのこと

晩ご飯をつくりはじめたとき、チャイムが鳴った
なべがふかさないないよう見張っといてといわれ
わたしはコンロの前を離れず、小春が玄関へ向かった

聞き耳を立てるつもりはなかったが
しばらくすると、言い争うような声が玄関から聞こえてきた
すぐに理解した、いじめっ子とやらが家まで来たんだ
さすがに、困る
わたしにも迷惑がかかるようじゃ、気にせずにはいられない

火をとめ、玄関へ向かう
途中でバタンと何かが倒れる音がして、わたしは急ぐ
0225創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/11/30(土) 02:32:24.55ID:fEjzlOV5?2BP(0)
「え……」
驚いた、青いコーラを見たときより驚いた
玄関には二人の女子がいる
もちろん、一人は小春だ
もう一人は見たことのない人だ
で、そいつがなにをしていたかというと
きれいな姿勢で土下座をしていた
小春はそれを見下ろすような形で立っている
0226創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/01/22(水) 04:24:15.51ID:8FVKwzB1
 
0227創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/05/18(日) 23:06:00.36ID:QxCbctro
 
0228創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/09/04(木) 15:00:49.38ID:ipY59FyC
ハリー・ポッターの二次創作でヴォルデモートの娘が主人公のやつ探してるんですが知ってる人いませんか?
前読んで面白かったんでまた読みたい!
0229創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/10/23(木) 01:45:19.61ID:xY9U0W9F
普通人気なはずの二次創作総合がなんでこんな板の下の方に下がってるんだw

>>228
女主人公…夢小説とか探せば腐るほど出てきそう
0230創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/12/05(金) 23:12:19.12ID:YpRfOJz0
青ピ「お前ら、なにしてんねん」

土御門「青ピも混じりたいのかにゃー?」ビュン

上条 「なわけあるか」サッ

休日を楽しんでた青ピが偶然遭遇したのは、何かから逃げてる様子の馬鹿仲間。

青ピ「え? どしたん」青髪ピアスが追う

土御門「追っかけて来ないでいいぜい」

上条「そうだな」

青ピ「?」

土御門と上条はさっと走りペースを上げ、消えた。



次の日

青ピ「土御門、かみやん、なんで走っていたんだ?」

土御門アンド上条「「サバゲー」」(嘘) 実際は魔術師に追われてました



マジで普通で謎のレベル5とかじゃない青ピとなんか非日常を体験している
土御門と上条さんを書きたかっただけ
0231名無しさん@そうだ選挙に行こう
垢版 |
2014/12/14(日) 09:58:54.44ID:iF8/gwBi
Fateの凛が上杉ケンシンを鯖として召喚するやつがあれば読んでみたいんだけど無いかね
0233超音波テロの被害者
垢版 |
2015/03/28(土) 03:05:05.03ID:ZMqI+Cs+
超音波テロの被害にあっています。
卑劣極まりない被害にあっています。

何が起こったかわからないときから、
わかってみれば、
まだ世の中に知られていない超音波テロ。

世の中のどれだけの音の振動源・発信源が
使用されているのかわからないが、
多数の振動源・発信源がシステム化され、
ネットワークを通して、
超音波・音波を集中させて
対象を攻撃するらしい。

人や社会が襲われ、罪もない人が超音波で襲われ、
卑劣な被害にあっています。
0234超音波テロの被害者
垢版 |
2015/03/28(土) 03:05:36.72ID:ZMqI+Cs+
聞こえる声、音。超音波テロの加害者の声。
「もらいました」という声とともに、
形のあるもの、ないもの、奪っていき、壊していく
超音波テロの加害者の声。

超音波による物理的な力で、
ものが飛び、ものが壊れる。
それが人間の体に対してまで。

身体の表面を突き抜け、内臓を攻撃される。
頭蓋骨を突き抜け、意識を失わされる。
聞こえる声、認識できない声で、精神的なダメージ。
人間の体を壊そうとする超音波テロ。

「見続けるのがいやだから、殺して終わる」、
「証拠隠滅だ」という超音波テロの加害者の声とともに
強烈な超音波の攻撃。
叫ばされ、いたぶられ、
超音波テロの卑劣な被害にあっています。
心の底から被害を訴え、祈っています。

天に神に届きますように。
0235創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/03/28(土) 03:06:02.66ID:ZMqI+Cs+
I'm suffering from dirty strong supersonic attacks!! Supersonic terrorisms!!
Help me!!
0236創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/04/03(金) 15:19:39.05ID:IfeQ2nJ7
質問させてください。
自分の腕を上げたいので、自分個人で考えた一次小説、
もしくは書いてほしいネタを募集して、そのネタで書かせてもらった作品を投下したいのですが、
場所はこの文芸発表掲示板でいいんでしょうか?
板違いならここで書くのはやめておきますが、お教え願えれば幸いです。
0237創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/04/04(土) 10:02:46.26ID:NnnU16fd
相談はこちらのスレがオススメ

【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ34
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1361029197/

自分で考えた小説を発表する板としては、この板でおkだよ。
どういう作品を書きたいとか、その手の作品はどのスレが適切かとかは↑のスレで
相談してみてねー。
0238創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/04/04(土) 22:01:30.06ID:aDWBVHyK
ありがとうございました。
というか、すみません。完全にスレ違いでした。
そちらに書き込みさせていただきます。
0239創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/04/10(金) 14:46:18.03ID:BavzpJyK
よう、犯罪者ども
0241創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/05/04(月) 04:12:46.41ID:Wdh3lmyj
http://6928.teacup.com/kongonoyotei/bbs ( 閲覧パス 2034 )
秋にリーマン2で、5年内に世界中の都市部で大陥没現象で行政インフラ
完全停止、3ヶ月くらい。リアル北斗。空気感染型エボラの世界的大流行
バタバタ人が消えてゆく。でも頑張ろうぜ。
0243創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/03/31(木) 14:25:26.13ID:rMUHWv4V
.
0244創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/08/31(水) 04:34:51.48ID:cOHXDcjI
a
0255創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:23:15.86ID:rMygEWRT
【NTR】「魔法少女と呼ばないで」「純愛とNTRのBlog」を語る会 [無断転載禁止]&#169;bbspink.com・
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1484267101/
から来たぜ。


314 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 10:31:27.57 ID:A3t/0wdA
妹に連れられて家に戻った。けど、妹はそれ以上私になにも話しかけてこない

バレてる・・・・絶対に葉月にバレてる・・・・

自己嫌悪で死にたくなった
こんな惨めな気持ち、初めてだ

翌日朝早く先生の部屋に行った。けど、まだ帰っていない。
私は大学にも行かず、先生の部屋の前で待ち続けたけれど、結局この日も帰ってこなかった。

先生、どこにいるの?ねぇ、先生・・・・先生・・・・

翌日も、その翌日も待ち続け、一週間が経ってしまった。
私の心は限界だった。
大切な人を傷付け、大切な人の帰りを待ち続ける苦悩がこんなにも辛いものだと知らなかった。
いつしか現実と虚構の区別も曖昧になり、部屋から一歩も出ることが出来なくなった時だった。
玄関が開く音がした。
そんな音にも無頓着になりつつあったその時、部屋のドアが開いた。

せ、先生?

思わず振り返った視線の先にいたのは、先生ではなかった。

三崎さん・・・なんで・・・・
0256創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:23:42.27ID:rMygEWRT
315 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 10:41:56.31 ID:A3t/0wdA
私が傷付けたもう一人の男がいた。
彼の目は哀憐に塗れ、私を責めているように見えた。

ごめんなさい・・・・三崎さん・・・・私、貴方にも・・・・
本当にごめんなさい

もう死にたかった
私がこの世に存在する意味が分からなくなった
気付いたら慟哭の涙で視界は滲み、今私がどこにいるのかさえ認識出来ないほど混乱していた

そんな私なのに・・・・この暖かくて優しい腕は、誰のもの?

優しく抱かれるその胸の大きさに心が安らいでいった

「もう忘れろよ・・・・全部忘れて、もう一度やり直そう」
「三崎・・・・さん?」
「俺、ちゃんと瞳ちゃんの彼氏に立候補したい」
「・・・・」
「チャンスをくれ・・・・絶対に幸せにするから」
0257創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:24:05.37ID:rMygEWRT
316 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 10:50:48.25 ID:A3t/0wdA
気が付いたら、私は彼の身体にしがみついていた。
お互い一糸纏わず、一つになっていた。
両腕に伝わる彼の筋肉質な身体。大きな背中を抱きしめる安心感は、この人ならでは。
密着する肌は心を昂らせ、身体の一番深いところで繋がる充足感は何物にも代え難い女としての最上級の喜びをこの人は与えてくれた。
夢中になってお互いを貪ったあの日の感触が生々しく蘇る。
鋼鉄のように硬く、内臓を抉る深い所まで容赦なく届いてくれるこの人のシンボルは、全ての憂慮をかき消してくれる

「ああっ!三崎さんっ!・・・いいっ、凄く、いいっ!あっ、あっ、そこっ、あっ、ああっ!あっくっ・・・うううっ!」
「俺の女になれ!瞳!ああっ!瞳っ!いくぞっ!ああっ、いくっ!」
「だ、ダメ!・・・・イクッ!・・・・私も・・・・あああっ、ああああああっ!イックゥ・・・・」
「出るっ!うぉぉぉうっ・・・おおうっ!おっ、うおっ、おぉぉぉっ、瞳・・・・」
0258創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:24:27.57ID:rMygEWRT
317 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 11:00:02.76 ID:A3t/0wdA
私の中で彼のが一段と大きくなったような気がした。
身体が無茶苦茶に揺さぶられ、彼の腰が私の裏腿とお尻を激しく叩き、そして鉄のように熱く硬いペニスが中の道を押し広げ、女の一番大切な場所を問答無用に突き破り、その奥の奥で弾けたんだ。
余裕無さげに呻きながら激しく腰を震わせる彼の端正な顔を見つめ、私は彼とでしか経験したことの無い魂が揺さぶられる程の絶頂の波に押し流されてしまった。

「こんなの・・・・こんなのって・・・・」

涙が溢れて止まらない。
懺悔の心が究極のアクメで押し流されそうな危うさに戸惑いつつ、めくるめく多幸感に包まれた私がとった行動は、実に理にかなったものだった。

「あっ・・・・ひ、瞳?」

少し慌てる三崎さん、でも、ごめん
私、止められない

彼を押し倒し、精液と愛液に塗れた未だ勃起状態のペニスを一気に喉の奥まで飲み込んだ
0259創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:24:53.16ID:rMygEWRT
318 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 11:08:35.11 ID:A3t/0wdA
「あ、瞳・・・・そこ・・・・ああ、いいっ」

私の仕掛けに素直に反応してくれる彼が愛おしかった。もっともっと私で気持ち良くなって欲しかった。
唇を尖らせてカリ首の溝をグリグリと刺激し、舌先で周囲をなぞる。そしてすぼませた唇で亀頭を包み込み、シコシコと強く扱く。
彼が私の後頭部に両手を添えて、自分からも腰を動かしてくれている。凄く嬉しい。

「最高だよ、やっぱお前のフェラ」

褒められるともっともっと、と思ってしまう。
私は彼の太ももを少し持ち上げて、睾丸の根本にある校門を舌先でくすぐった。その度にビクッと窄まる彼の肛門が愛しくて、そこを舌の表面で撫で上げたり、キスして強く吸引したり。
そして睾丸の裏から這い上がり、ペニスの裏側を舐め上げ、最後に全体を口に含んで真空の如く口内粘膜で隙間なく密着させて顔を上下に振った時だった。

「出るっ!また出るっ!瞳!飲めよ?なぁ、全部飲めよ!」

そう叫んで彼は私の中で二度目の射精を果たした。
二度目とは思えない量と勢い、それを私は一滴も無駄にしまいと必死に嚥下していった。
0260創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:25:13.38ID:rMygEWRT
319 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 11:15:03.04 ID:A3t/0wdA
最後の一撃まで飲み干した後、三崎さんはまだガクガクと身体を震わせていた。
両手でシーツを鷲掴みにし、大きく仰け反ったまま腰を何度も何度も痙攣させていた。
そんな彼の姿を見て、全く衰えない彼のペニスを見て、私は今度は彼の上に跨った。

「あっ、ああっ・・・・これ・・・・やっぱ凄い・・・・」

散々私のあそこをかき回したにも関わらず、中に入れる時の圧迫感は少しの勇気が必要な程。
膣の壁を段差のあるエラがゴリゴリと引っ掻き、呼吸を合わせながら奥の彼専用の場所まで導き入れる。
あの長大なペニスが全て収まった時の息苦しさと快楽は表裏一体。でも動き出した瞬間に全ての思考を奪う快楽の虜になる。
0261創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/25(月) 16:25:35.24ID:rMygEWRT
320 名前:名無しさん@ピンキー [sage] :2017/12/23(土) 11:21:52.58 ID:A3t/0wdA
「あっ、あっ、あっ、三崎さん、いいっ!ああ!ああ!いいっ!」
「瞳、好きだ!瞳!好きなんだ!」
「私も!三崎さん・・・・愛してるっ・・・・愛してる、三崎さんっ!」

気が付いたら私は涙を流しながら腰を振り乱し、彼と舌を絡ませていた。
やがてアクメの頂上で一緒に果てた彼の精液を受け入れ、貪るようにキスに没頭していた私の思考力は完全にゼロになっていた。
後ろの方から聞こえたドアの開く音に気を留める余裕もなく三崎さんの上で夢中になって腰を上下に振りまくり、精を貪り、そして彼の唾液を啜る以上に重要な事はその時の私にはなかったんだ。
0262創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/27(水) 09:06:57.09ID:C1Z7QFDy
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

URCQFI4ISN
0263創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/29(金) 16:00:28.58ID:McQMlZ0o
あげてみるか
0264創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/16(金) 08:00:09.93ID:bqQ3+b9P
活字フォントの創作スレがみつからない…
0265創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 18:28:25.88ID:VGRS4xN9
あげてみるか
0266創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 23:48:29.47ID:aErFcnCC
うむ
0267創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 14:24:00.29ID:vKkB6Dgh
おす
0268創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/28(水) 10:44:24.30ID:F3HwXC5r
だれかトライアングルトラップの後日談描いてくれ
0269創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 23:03:18.10ID:33fe7l46
オリキャラとかも投下していいの?
0270創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 23:49:15.64ID:EiRNUUlg
>>269
いいよ
0271創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/15(日) 14:51:43.60ID:op8LmKYP
二次創作に発電系の能力者出そうと思ってて制約とか使いすぎた時のリスクみたいな強くなりすぎないための設定を付けたいんだけどどういうのがいいと思う?スレチだったらごめん。
0272創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/05/21(月) 06:04:07.24ID:tRZnwP6O
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

VXVZC
0273創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/07/03(火) 21:40:11.50ID:f1dClnnX
1UK
0274創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/07/10(火) 23:44:15.09ID:V2OxILNs
タイトル:ブラッディゼノ 第1話

199X年、人類は欲望と闘争に溺れ、血式人と化した。
血式人と化した人類は普通の人間よりも身体能力が高くなり、
高所から落下しても軽い怪我で済む程の生命力も持つようになり、
数々の特殊な能力を持つようになった。
その力は岩をも砕き、空を引き裂き、大地をも割るだけでなく、高速で走り、空高く飛び上がる程の力である。
さらに、血を浴びると高揚し、ジェノサイドモードへと至る上、
精神にネガティブな作用があると「穢れて」いき、暴走状態であるブラッドスケルターと化するようになってしまった。
そして、血式人はモンスターとの戦いに明け暮れていた。
しかし、それを知った大型マザーコンピュータ「ノア」は血式人を危険人物と呼び、大破壊を起こした。

「血式人という危険人物が存在している限り、地球は破滅する!」

地球は荒廃し、あらゆる生命が絶滅したが、血式人とモンスターは滅びていなかった。
地球が荒廃してもなおモンスターと戦い続ける血式人のなかで一人の少女がいた。
彼女の名は「マナテリア」。
0275創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/08/06(月) 01:18:32.19ID:tEnALTOI
人魔(じんま)

人間と悪魔が合体したような種族。
普段は人間の姿をしているが、エコーのかかった声と悪魔の力を持つのが特徴である。
「Deman(デーマン)」の訳語もある。
魔界を模した世界が人魔の生まれ故郷である。
0276創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/10/17(水) 15:25:52.81ID:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

UGP
0277創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/11/18(日) 08:56:01.33ID:547E8CFm
血式人(けっしきじん)

生態は人間のものとほぼ同じだが、幼少段階でも強力な力を持っている種族。
生まれた時から普通の人間では持つ事のない多大な生命力を持っており、
高所から落下しても軽い怪我で済むため、重傷を負ったり、死んだりすることがない。
デストロスの血を浴びると高揚し、ジェノサイドモードへと至るが、大切な人が死んだり、
デストロスに襲われたりする場面を見たりすると暴走状態であるブラッドスケルターとなってしまう。
こうなると対象であるデストロスを始末しない限り元に戻る事ができない。
男も女も関係なくジェノサイドモードやブラッドスケルターになれるのも特徴である。

デストロス

惑星ブラッドネスを荒らしまわる異形の怪物。
血式人が戦うべき敵である。
0278創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/11/18(日) 16:34:50.76ID:547E8CFm
グリフォース

グリフォンの翼が生えた馬。
見た目はペガサスに似ているが、色が違う。
0279創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/11/25(日) 20:00:13.91ID:Ut2cng8P
レディライラ

■外見(サイボーグ時)
https://www.deviantart.com/coolderp/art/Requested-Lady-Laila-Concept-Art-768942691
■物語
100XX年。
惑星アルシャルク。
近代ロボット社会の母、ミュゼット・オルランジェ博士の尽力により、宇宙人とロボットは仲良く共存していた。
そして「宇宙人の役に立つロボット」の登場、さらに「サイボーグ手術で宇宙人をサイボーグに生まれ変わらせるという技術」の習得により、人々の暮らしはより豊かになっていった。
しばらくしてより高性能なロボットやサイボーグが活動するようになった。
ある日のこと、ミュゼット博士の研究所へ、世界征服を企てる悪の秘密結社・ブレイカーの怪人達が世界各地で様々な犯罪や破壊工作を行っているという情報が入った。
ミュゼット博士はこの事に気付くが、肝心な時にサイボーグ手術に必要な実験体がなく、肩を落とす。
そして、アルシャルクの平和が乱れてしまった。
そんな中、街中で散歩している少女ライラは、暴れだしたロボットの襲撃を受け、瀕死の重傷を負う。
しかし、何者かに発見され、ミュゼット博士の研究所に運ばれる。
研究所に運ばれたライラはミュゼット博士のサイボーグ手術により、レディライラとして死の淵から蘇った。
ブレイカーのやり方が許せないと知ったレディライラは、ブレイカーの野望を阻止するため、戦いに向かうのであった。
■概要
元々は18歳の少女で普通の宇宙人だが、ミュゼット博士によるサイボーグ手術で生まれ変わった姿。
熱血漢の性格であるため、ブレイカーに対しては容赦なく戦うが、宇宙人を殺す行為は決してしない。
サイボーグになる前は生身の身体だが、サイボーグになったため、体にEPロムと基板、超小型R.S.動力炉(ライトソーラーパワーパイル)を内蔵された。
足のサスペンションと空気圧力ポンプにより、ジャンプ調整やスライディングやダッシュが可能。
腕は、戦闘時に拳が収納されて銃口が飛び出し、太陽エネルギーを圧縮した弾「ソーラーブリット」を放つ武器「バスターアーム」に変形する。
その所要時間はわずか1/1000秒。
両腕ともバスターアームに変形可能だが、エネルギーが強力なため、片方ずつしか撃てない。
レディライラのバスターアームにはエネルギー増幅装置が装備されており、太陽エネルギーを凝縮したチャージショットの使用が可能である。
それ以外に「レーザーセイバー」という近接武器も使用する。
宇宙人の時は半袖のフード付きワンピースを着ているが、サイボーグになった時は長袖のワンピースのような服を着ている。
若干ウェーブがかったロングヘアーの茶髪にカチューシャを付けたヘアスタイルが特徴。
ワンピースの色は紫。 レディライラが身につけているカチューシャには特定の場所にあるアイテムや隠し通路を見つけ出す「アイテムトレーサー」という機能しか搭載されていないが、
ミュゼット博士に改造してもらう事で、衛星通信によりアイテムの位置が赤の点で描かれた簡単な地域のマップが表示される「アイテムレーダー」などといった様々な機能を追加される。
0280創る名無しに見る名無し
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2018/11/25(日) 20:15:40.15ID:Ut2cng8P
ミュゼリン

■概要
赤い髪をした勇竜族の少女。
世界各地で封印を解く事により勇者竜に変身できるようになる。
武器は長剣。
地上戦だけでなく、自身を長剣の上に乗ることを用いた浮遊戦もこなす。
趣味は釣り。
自身を長剣の上に乗ることを用いた移動も可能だが、魔力が尽きると浮遊できなくなる。
頭の上に帽子を被っていないが、代わりにティアラを身につけている。
魔竜を捕食する力を持つ。
赤、紫、白、黒の4つの色を基調とした服を着用している。
■プロフィール
年齢: 17
性別: 女
性格: 責任感が強くひたむき
■物語
数千年前、様々な種族が暮らす世界に、人々に欲望のまま望む物を与え争わせる邪神ゼボイムが現れた。
ゼボイムの力を巡り、強大な力を持つ竜族は魔竜族と勇竜族に分かれ激しく争った。
後に「邪神戦争」と呼ばれるこの戦争は長く続き、世界に大きな傷跡を残した。
しかし、勇竜族から邪神ゼボイムに立ち向かう勇者が現れ、7人の仲間と共に6つの鍵で邪神ゼボイムを封印する事に成功した。
勇竜族は自らの過ちを悔やみ、その強大な力を封印した。
年月は流れ、世界は平穏を取り戻していた。
勇竜族の末裔の村ファフネリアに住む少女ミュゼリンも、兄ロルソンと共に平和な日々を過ごしていた。
だが、ある日村に突然火の手が上がり、邪悪な竜が攻め込んできた。
魔竜族が世界征服のため邪神ゼボイムの封印を解こうと動き出し、手始めに邪魔な勇竜族を始末しようと攻撃を仕掛けてきたのだ。
村人たちはおばばの家に避難し、魔竜族と戦おうと相談するが、おばばは竜族の力はとうに捨てたとしてそれを制止する。
そんな中、ミュゼリンの兄ロルソンは村人たちを守るため、自分以外の村人を魔法で一時的に石化させ、他の村人は全て死んだという事にして一人で魔竜族に立ち向かう。
だが力及ばず、彼はそのまま魔竜族に連れ去られてしまう。
村人たちが気が付くと、辺りは静まり返っており、既に魔竜族もロルソンもいなくなっていた。
そこにはただ破壊された建物だけが残っていた。
ミュゼリンは兄ロルソンを探すため、そして魔竜族の野望を阻止するために旅出った。
0281創る名無しに見る名無し
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2018/11/25(日) 20:18:53.06ID:Ut2cng8P
マナテリア

■外見
https://www.deviantart.com/chasgallagher/art/You-Want-to-Play-773016313
■物語
40XX年。
惑星ブラッドネス。
その星には、血式人と呼ばれる存在がいた。
多くの血式人達は平穏に暮らしていたが、突如デストロスの襲撃により、世界は混乱した。
血式人の一人である少女マナテリアはデストロスに襲われるが、突然ブラッドキャリバーという大剣を授かり、デストロスと戦うが、その最中に両親と妹がデストロスに殺害されてしまう。
その悲しみと怒りのあまり、自分自身がブラッドスケルターになり、デストロスと戦う。
両親と妹を失った悲しみに暮れるが、ネビュラスの隊長に誘われ、デストロスを根絶やしにするため、ネビュラスに入隊する決意をする。
■概要
元々は惑星ブラッドネスのダウンタウンで暮らしている少女だが、デストロス襲撃で両親と妹を失う羽目になる。
その後、マナテリアはデストロスへの復讐のため、ネビュラスという軍に入隊する。
無口でおとなしい性格のため、口数は少なめ。
武器は両手で扱う大剣ブラッドキャリバー。
妹思いの一面もある。
黒い軍礼服衣装と白タイツという服装が特徴的。
髪の色が紫で、年齢が18歳である。
0282創る名無しに見る名無し
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2018/11/25(日) 21:15:12.84ID:Ut2cng8P
ミュゼット博士

■概要
本名「ミュゼット・オルランジェ」。
アルシャルク星人。
ファーゼスト工科大学工学部電子工学科を首席で卒業。
以後、宇宙人の平和利用のためのロボット研究に力を注ぎ、ロボット工学の第一人者となる。
さらに、宇宙人をサイボーグに改造する技術も習得した。
ノーブル物理学賞、LIT (Lobert Institute of Technology) マニュアルデザインコンテスト5年連続優勝、世界技術大賞金賞などを受賞。
重傷者などといった実験体を改造手術でサイボーグにする研究に取り憑かれており、他人に「新鮮な実験体を見つけたら持ってきなさい」と言ってくる。
コンピューターゲームとカラオケが趣味。
女性であるため、長ズボンの代わりに、膝あたりまで長いタイトスカートを履いている。
■プロフィール
年齢: 34
性別: 女
0283創る名無しに見る名無し
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2018/11/25(日) 22:05:33.84ID:Ut2cng8P
ギルベルト・イオニス

■外見
https://www.deviantart.com/alicedoll009/art/Stay-Gold-Gilbert-Ionis-712192803
■概要
近未来風の惑星エランドールの政府を代表とする内閣総理大臣ガルザード・イオニスの息子。
内閣出撃隊「ギイン・フォース」の一員でもある。
ガジェットと呼ばれるロボットに乗って戦う事もできる。
生身もガジェットも長剣を遣う。
性格は熱血漢だが、やや大雑把でずぼらなところがあり、たまに仲間達に叱られる。
突如現れた謎の怪人軍団の襲撃を受けた事を知り、惑星エランドール征服の危機を救うために戦う。
「さあ、出撃だ!エランドールの平和を守るために頑張ろうぜ!」
0284創る名無しに見る名無し
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2018/11/26(月) 21:13:59.60ID:GhWUQAJk
千本木朱音

■概要
広島の高校に通う少女。
運動神経も抜群で、勉強の成績も優秀。
しかし、お化けが苦手な一面がある。
赤で基調された学生服を着ている。
右手に刀を持ち、左手にライフルを持っている。
クールで大人びた性格の持ち主。
趣味は釣り。
0285創る名無しに見る名無し
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2018/12/02(日) 00:10:30.71ID:eJBGGZsQ
プラネティア

■物語
人魔という異種族が暮らす人魔界に、災いが起きた。
それは、悪魔の襲来である。
悪魔は人魔という存在自体が許せないのである。
悪魔が出現したことで人魔界における邪悪で楽しい日々はもろく崩れ去った。
これにより、人魔と悪魔の戦いが始まった。
その戦いの中に一人の少女がいた。
少女の名はプラネティア。
■概要
人魔界で伝説とうたわれている魔剣士の娘。
悪魔狩人として便利屋を営む。
基本的に特定の「合言葉」を介した依頼しか受けない。
武器は大剣「イビルキャリバー」と二丁拳銃「ダークガン」の2種類。
0286創る名無しに見る名無し
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2018/12/05(水) 21:34:37.99ID:tILE0FN/
時宮 両華

■外見
https://www.deviantart.com/elfearskis/art/OC-Request-Ryoko-Tokimiya-775440092
■プロフィール
年齢:25
国籍:日本
性別:女
■概要
レンカ20班に所属する美女。
刀による戦闘と素手による戦闘が得意。
抜群の運動神経と高い戦闘力はレンカ20班の中で最強と謳われるほど。
しかし、その反面、自由奔放で活発な性格の持ち主である。
そのせいで、仲間の事を考えずに自分の事を優先して行動する癖がある。
性格面では、レンカ20班の中で最低と謳われる。
運動神経が高いので、非戦闘時でも宙返り、ムーンサルト、ローリングなどのアクロバットな行動をすることが多い。
幼い頃から剣道や空手を厳しく学ばれている。
0288創る名無しに見る名無し
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2018/12/16(日) 22:51:46.69ID:pbJ9+MQx
ラフィーナ・シルヴィシス

■物語
遥か、神話の時代。
究極神と呼ばれる十二人の神々が共同で作り出した、惑星アトライア。
その星には、十二の星座を象った十二の国がある。
それから数年後、アトライアの中央に巨大な塔が建てられ、アスガルダ教徒で構成される統治組織・通称「サンクチュアリス」に管理されるようになった。
サンクチュアリスの管理の下、直属エリートのテンプルナイト、サンクチュアリスに住むことを認められた一級市民、聖衣の所持を許可された二級市民と厳格な階級社会が作り上げられていた。
サンクチュアリスの支配に反抗するヨツンヘイマー教徒は度重なる反乱を起こすも、弾圧で押さえ込まれていた。
しかし、それももはや限界。
一級市民の人々は、新たなる救世主の出現を望み始めるのだった。
その頃、山羊座を象った国「磨羯国」の少女ラフィーナ・シルヴィシスはガルザークを師として聖闘士になるための厳しい修行に励んでいた。
■概要
山羊座を象った国「磨羯国」の少女。
13歳。
口にしたら、それに従わなきゃ、って思う性格の持ち主。
黄金聖闘士に憧れている。
その反面、アナログ時計は読めない。
彼女が燃焼する小宇宙が高まれば高まるほど、青銅聖衣から黄金聖衣まで着用することができるが、逆に小宇宙が低いと着用できなくなる。
最終的に長きにわたる戦いを経て、自分自身がセブンセンシズに覚醒し、白金聖衣を着用することになる。
武器はカプリコーンキャリバーという両手剣。
■ゼノス
5000年代の新種族。
人間と同じだが、500年の寿命を持つ。
0289創る名無しに見る名無し
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2018/12/17(月) 00:59:13.35ID:3gPZcv3Q
ジュリアーヌ・バレンシア

■物語
太陽系を象った惑星ソーラレス。
その星には、地表と地裏の2つの世界があり、それぞれ4つの国々が統治されている。
地表には、
火星を象った国「マージス」、
水星を象った国「マーキュリア」、
地球を象った国「アーシア」、
金星を象った国「ヴィーナシア」、
4つの国が存在されており、地裏には、
木星を象った国「ジュピタリス」、
土星を象った国「サターニア」、
天王星を象った国「ウラヌシア」、
海王星を象った国「ネプチューヌ」、
の4つの国が存在されている。
この星には冥王星を象った国「プルーティス」と月を象った国「ムーンラティア」の2つが存在していなかったが、それでも平和は続いていた。
その時、ソーラレス全体を終末に導く「惑星受胎」が始まった。
ソーラレスの民はその惑星受胎に巻き込まれ、世界が滅び、姿を変えてゆく様を目にする。
マージスの少女ジュリアーヌも受胎の凄まじいエネルギーに意識を失い、姉と離れ離れになってしまう。
気絶したジュリアーヌは謎の少女と老人に「魔虫(まちゅう)」と呼ばれる不思議な生物を埋め込まれ、悪魔へと変貌してしまう。
そして目覚めた時、マーグリアスと呼ばれる発光体の浮かぶ閉じられた異界「ゼフィランサス」へと姿を変えたソーラレスの姿を目の当たりにするのだった。
ゼノスが滅び、悪魔達が徘徊するソーラレスを、悪魔の力を得たジュリアーヌは戦いながら、この星の真相を探るべく旅していくことになる。
どこかに姉が生きていることを信じて。
■概要
ゴシックロリータ風の赤いドレスに身を包んだマージスの少女。
魔虫の力により魔人になる。
人見知りの性格が激しく、両親と姉以外にはまともに話しかけることができない。
惑星受胎に巻き込まれた上、悪魔に変貌させられた後は首筋から角のようなものが生えており、
ゼノス以外であることが一目瞭然な模様が全身に走っている。
理を持たない半人半魔の身でありながら、混沌の惑星と化したソーラレスに変革をもたらす存在。
両側に刃を備えた両手用の剣を武器として戦うが、弓矢として扱う事も可能。
0290創る名無しに見る名無し
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2018/12/17(月) 22:10:36.18ID:3gPZcv3Q
アルア・オスティナート

■物語
アスティア歴(AD)1999年。
この日3時30分、7000万年以上もの長きに渡って地中深くに潜んでいた謎の巨大生物ムーアが地上に姿を現れた。
ムーアはあらゆる建造物が破壊し、生き物を食い殺していく。
軍のほとんどはムーアに太刀打ちできず、全滅した。
その後、地球は死の星となった。
それから999年前のアスティア歴(AD)1000年の現代。
平和だったアスティア王国で暮らす普通の町民である少女アルアはアスティア王国千年祭の会場リーネ広場で最大の見せ物である幼馴染のカールが彼の父と開発した「物質移転装置」を発見する。
アルアが実験台を申し出るが、実験中に彼女が持っていたペンダントと機械が反応し、アルアは不思議な渦に飲み込まれ、アスティア歴(AD)600年の中世の時を超えてしまう。
アルアは中世時代で魔物と戦う事になった。
■概要
現代のアスティア王国で暮らす17歳の少女。
明朗快活な性格の持ち主。
カールの発明による事故から世界の未来を護るためのそれぞれの時代で戦いに身を投じることになる。
白いスカーフがトレードマーク。
使用する武器は剣。
属性は火。
火系の魔法を使う。
0291創る名無しに見る名無し
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2018/12/26(水) 21:14:16.18ID:ifNC32PZ
アンドレシア・フェトランド

■物語
遥か昔、ラガの一族とグラの一族は大規模な戦争を繰り広げ、最終的にはラガの一族がかろうじて勝利を収めた。
だが、敗れたグラの一族も完全に滅んだわけではなく、ラガの一族への復讐のために復活の機会を待っていたのである。
それから1000年後、宇宙の彼方。
万物の造物主「アインガング」によって二人の神が産み出される。
その名はフィーネスとハルディン。
二人の使命は強き生命を産み、育てること。
二人は宇宙を漂い、やがてアーリィとブラムスを衛星に持つ惑星シルメリアへ降り立つ。
時は流れて、シルメリアの地下深くに存在する地底世界ウィルフレド。
その世界にあるディアーネ村で母ブランシールと2人で暮らす少女アンドレシア・フェトランドは、親友であるシオラと共にミリエーヌの町の祭りへ走っていった。
祭りが始まり、ざわめくミリエーヌの町。
突然地面が割れ、巨大な魔物の顔をした暗黒樹が生えてしまう。
そして、その中から現れたグラの一族の刺客であるラグナス4人衆を名乗る4人が、ミリエーヌの町の人々とシオラとブランシールを人質にアンドレシアをミゾラの洞窟へと呼び出す。
ミゾラの洞窟でグラの一族の悪神ハルディンの側近の三博士と出会う。
最深部で待っていたのはラグナス4人衆の一人アルダム。
アルダムを倒してシオラとブランシールを救いだし、ディアーネ村に戻ると、ブランシールが4つの真実をを告げる。

・1000年前にグラの一族がダークフラワーを使って悪神ハルディンを蘇らせようとしたこと。
・それをラガの一族の7人の勇者が7本の聖剣を使って暗黒樹を斬り、阻止したこと。
・アンドレシアにもラガの一族の血が流れていること。
・アンドレシアの父アシュタルはグラの一族に殺されたこと。

そしてアンドレシアは、父アシュタルの形見の剣を手に、ラガの勇者として旅立つ。
ディアーネ村の人々に別れを告げて…
■概要
ラガの一族の末裔である少女。
父親のアシュタルはグラの一族に殺され、母親のブランシールとの2人暮らしで育ったが、ある事件をきっかけに旅立つことになる。
豪快で社交的な性格の持ち主。
武器は両手剣。
■プロフィール
年齢: 15歳
身長: 162cm
体重: 52kg
血液型: A型
0292創る名無しに見る名無し
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2018/12/28(金) 19:53:40.88ID:Bk+YN70k
ここって二次創作総合であってるよね?
例えば他所で完結させた二次創作を宣伝したり批評依頼したりしても良いのかな?
0293創る名無しに見る名無し
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2018/12/31(月) 22:28:20.67ID:xj+qoXtH
炎の細剣

■概要
刃が燃えている細剣。
突き刺さした敵を焼き尽くすほどの威力を持つ。
0295まどマギSS さやか恋愛成就編 1/23
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2019/02/08(金) 13:12:29.80ID:KrcWO5Wp
さやか「恭介、退院おめでとう」

上条「さやか…僕は思うんだ、手が治ったのはさやかのおかげじゃないかって」

さやか「な、なに言ってんの恭介っ。そんなことあるはずないじゃんっ」

中沢「何だよ上条、復帰早々おのろけか?」

上条「そんなんじゃないよ」

さやか「じゃ、じゃあまたね恭介っ」
0296まどマギSS さやか恋愛成就編 2/23
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2019/02/08(金) 13:13:06.33ID:KrcWO5Wp
さやか「ふぅ…」

まどか「よかったね、さやかちゃん。上条くん元気そうで」

さやか「うん。……私も願いを叶えた甲斐があった…かな」

まどか「上条くんに本当のことを言ったりはしないの?」

さやか「……言わない。恭介には私を重荷に感じてほしくないから」

まどか「そっか…」
0297まどマギSS さやか恋愛成就編 3/23
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2019/02/08(金) 13:13:32.94ID:KrcWO5Wp
仁美「あの…まどかさん、少し相談に乗って頂けますか?」

まどか「あ、仁美ちゃん。相談…?何?」

仁美「ここではなんですから二人っきりになりたいのですが…」

まどか「うん、いいよ」

仁美「ありがとうございます」

さやか「……?」
0298まどマギSS さやか恋愛成就編 4/23
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2019/02/08(金) 13:13:55.07ID:KrcWO5Wp
仁美「実は…上条さんのことなんです」

まどか「上条くん?」

仁美「はい、私は…上条さんのことをお慕いしておりますの」

まどか「えっ、それって好きってこと!?」

仁美「はい、恐れながら」

まどか「そっか…それでさやかちゃんに内緒の相談なんだね」
0299まどマギSS さやか恋愛成就編 5/23
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2019/02/08(金) 13:14:19.18ID:KrcWO5Wp
仁美「私はさやかさんと不仲になることを望んではいません。でも…」

まどか「……上条くんをあきらめることもできない…ってことだね」

仁美「ええ…。あ、でもさやかさんならそれでも構わないと思っています」

まどか「どういうこと?」

仁美「さやかさんが上条さんと恋仲となるのでしたら諦めます。…しかし」

まどか「しかし…?」
0300まどマギSS さやか恋愛成就編 6/23
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2019/02/08(金) 13:14:40.63ID:KrcWO5Wp
仁美「このまま手をこまねいていては他の子に取られるかもしれません」

まどか「あ…そっか。それでちょっと慌ててるんだね」

仁美「はい…さやかさんはその辺りを気に留めていなさそうで…」

まどか「仁美ちゃんはどうしたいの?」

仁美「さやかさんに告白を促し、しないようなら私が、と考えています」

まどか「そっか……さやかちゃん…告白できそうにないけど…」
0301まどマギSS さやか恋愛成就編 7/23
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2019/02/08(金) 13:15:02.41ID:KrcWO5Wp
仁美「私も…そうは思うのですけど…このままではダメですので…」

まどか「うん……仕方ないのかもしれないね」

仁美「はい。まどかさん相談に乗って頂きありがとうございます」

まどか「ううん、さやかちゃんと不仲にならずに済むといいね」

仁美「はい」

まどか「……さやかちゃん、大丈夫かなぁ…」
0302まどマギSS さやか恋愛成就編 8/23
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2019/02/08(金) 13:15:23.21ID:KrcWO5Wp
さやか「え!?そ……そっかぁ仁美がねぇ……恭介も隅に置けないなぁ」

仁美「…私は上条さんに告白しようと思っています」

さやか「そ、そうなんだ……いいんじゃないかなぁ…」

仁美「しかしさやかさんには私よりもその権利があると思っています」

さやか「え…?」

仁美「その気持ちがあるのでしたら上条さんに告白をなさってください」
0303まどマギSS さやか恋愛成就編 9/23
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2019/02/08(金) 13:15:44.64ID:KrcWO5Wp
さやか「告白……」

仁美「今日一日、放課後まで待ってそれでもさやかさんがしないのでしたら…」

さやか「しなかったら…?」

仁美「上条さんに私の気持ちを伝えます」

さやか「……」

仁美「それでは失礼いたします」
0304まどマギSS さやか恋愛成就編 10/23
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2019/02/08(金) 13:16:03.78ID:KrcWO5Wp
さやか「仁美が…恭介を…うぅ、考えもしなかった……」

さやか「どうしたらいいんだろう…私……」

杏子「そんなの決まってんじゃねえか。告白すればいいだろ」

さやか「なっ!?あんたどうしてこんなところに!」

杏子「アンタは恭介って奴のことを好きなんだろ、じゃあ告白しちまいなよ」

さやか「で、でも私はアレだし、仁美が好きなんだったら…」
0305まどマギSS さやか恋愛成就編 11/23
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2019/02/08(金) 13:16:24.12ID:KrcWO5Wp
杏子「仁美って奴はアンタが先に告白することを認めてんだろ、それによ」

さやか「それに…?」

杏子「体のことを気にしてんならアンタがバカなだけだ」

さやか「な、なんで私がバカなのさ」

杏子「恭介って奴が嫌って言ったのかよ、言う前から決めつけてんじゃねえ」

さやか「いや…それは…私がダメだって思うからで……」
0306まどマギSS さやか恋愛成就編 12/23
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2019/02/08(金) 13:16:43.76ID:KrcWO5Wp
杏子「じゃあ諦めんのかよ。まーアタシはそれでもなんにも困らないけどな」

さやか「……」

杏子「諦めたくないんだろ、仁美って子にも取られたくないんだろ」

さやか「……」

杏子「じゃあ行けよ。まー告白してもアンタじゃダメかもしんねえけどな」

さやか「うるさいなっ!わかったよ、告白すればいいんでしょうが!」
0307まどマギSS さやか恋愛成就編 13/23
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2019/02/08(金) 13:17:03.52ID:KrcWO5Wp
杏子「……がんばれよ、さやか」

マミ「うふふ、優しいのね佐倉さん」

杏子「うわっ!なんでマミがこんなところにいるんだよっ!」

マミ「ここは私が通ってる学校でもあるのよ、当然でしょ」

杏子「ああ…そうだったっけ。…なんかそれ以外の理由もある気がしたんだけど」

マミ「何を言ってるの?」
0308まどマギSS さやか恋愛成就編 14/23
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2019/02/08(金) 13:17:22.78ID:KrcWO5Wp
さやか「きょ、恭介!き、聞いてほしいことがあるんだけど!」

上条「何、さやか?」

さやか「じ、実は…私……恭介のこと……」

上条「……」

さやか「ずっと……ずっと……す、……好きだったんだ!」

上条「……」
0309まどマギSS さやか恋愛成就編 15/23
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2019/02/08(金) 13:17:42.09ID:KrcWO5Wp
さやか「……言ってしまった……。恭介の顔が見れない…怖い……」

上条「……さやか」

さやか「!……な、なに恭介?」

上条「ありがとうさやか、嬉しいよ」

さやか「!!?」

上条「こんな時どんな返事をすればいいかわからないけど、とても嬉しいよ」
0310まどマギSS さやか恋愛成就編 16/23
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2019/02/08(金) 13:18:01.06ID:KrcWO5Wp
さやか「そ…それってどういう意味…なのかな…?」

上条「もしさやかが望むのなら恋人になるってことなのかな」

さやか「!!!…きょ、恭介……」

上条「何、さやか?」

さやか「嬉しくて……何がなんだかわからないよ……」

上条「大げさだなぁさやかは」
0311まどマギSS さやか恋愛成就編 17/23
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2019/02/08(金) 13:18:19.76ID:KrcWO5Wp
まどか「仁美ちゃん、さやかちゃんが上条くんに告白したみたいだよ」

仁美「そうですか…さやかさんにおめでとうと言わなければいけませんね」

まどか「え…結果わかってたの?」

仁美「ええ…さやかさんが告白さえすれば結ばれると思っておりました」

まどか「仁美ちゃん、それでも告白を促したんだね」

仁美「はい……」
0312まどマギSS さやか恋愛成就編 18/23
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2019/02/08(金) 13:18:41.88ID:KrcWO5Wp
まどか「仁美ちゃんは本当にそれでよかったの?」

仁美「ええ、すっぱり諦めます。そうですね…ラブレターの方に会いましょうか」

まどか「まだ返事をしてなかったんだね」

仁美「私は悪女かもしれませんね、こうなることを考えていたのかもしれません」

まどか「……」

仁美「まどかさん、今日まどかさんの家に泊まりに行ってもよろしいでしょうか」
0313まどマギSS さやか恋愛成就編 19/23
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2019/02/08(金) 13:19:02.18ID:KrcWO5Wp
まどか「私の家に?」

仁美「はい。少し…気持ちを落ち着けたくて…っ」

まどか「仁美ちゃん…」

仁美「す、すみません……ちょっと思ったより早いのですけど」

まどか「仁美ちゃん私がいるから大丈夫だよ」

仁美「ありがとう…ございます…うっううっ…」
0314まどマギSS さやか恋愛成就編 20/23
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2019/02/08(金) 13:19:23.26ID:KrcWO5Wp
仁美「おはようございます、さやかさん」

さやか「仁美、今日まどかと一緒だったんだ」

仁美「はい、昨日泊めていただいたので。さやかさんおめでとうございます」

さやか「えっ」

仁美「上条さんに告白して上手くいったのでしょう?」

さやか「う…うん」
0315まどマギSS さやか恋愛成就編 21/23
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2019/02/08(金) 13:19:43.29ID:KrcWO5Wp
仁美「さやかさん、私は本当に喜んでいるんですよ。昨日も言った通り」

さやか「で…でも……」

仁美「そんな態度じゃ困りますわ。私はもう大丈夫なのですから」

さやか「もう…?」

仁美「そうですわね、昨日まではやっぱりショックでした。でももう大丈夫です」

さやか「……わかった。ありがとう仁美」
0316まどマギSS さやか恋愛成就編 22/23
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2019/02/08(金) 13:20:03.77ID:KrcWO5Wp
まどか「…よかった。二人の仲が変わらないで」

仁美「むしろさやかさんが告白しなかったら壊れていたかもしれませんね」

まどか「そうだね〜。さやかちゃん…実は弱いから」

さやか「ん?まどか何か言った?」

まどか「ううん、なんでもないよ」

さやか「え〜、なんだよまどか〜」
0317まどマギSS さやか恋愛成就編 23/23
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2019/02/08(金) 13:20:43.51ID:KrcWO5Wp
ほむら「きゃっ」

さやか「あ、転校生がこけた」

中沢「大丈夫暁美さん、眼鏡落ちてたよ」

ほむら「あ…ありがとうございます…」

中沢「じゃあ気を付けて」

ほむら「は…はい…」


終わり
0318創る名無しに見る名無し
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2019/04/22(月) 21:14:21.52ID:lRLy+Rh6
>>290
修正

■物語
人間と妖精が共存する世界「ティファニア」。
この世界は争いのない世界であり、人々の信仰と共に妖精は人間を信じるようになった。
やがて人々は様々な所へと生活圏を広げていった。
しかし、人々の生活が豊かになるにつれて、妖精たちの姿はだんだんと見られなくなってしまった。
そう、まるで人間だけの世界のようになってしまったのである。
そんなある夜、地響きとともに巨大な火柱が立ち昇った。
そして、何事もなかったように、その夜は終わったのだが…。
翌日、ティファニアに不思議な扉が出現した。
この扉は、中を通った人をどこか遠くへ飛ばしてしまうという不思議の扉。
それ以外にも、ティファニアに地割れが出現するなど、天変地異が起こるはずのないこの地では、絶対に考えられなかったような事態が次々と起こり始めた。
事態を重く見た村人たちは、この原因究明を一人の少女アルアに命じた。
彼女は自らの世界を守るため冒険に旅立つのである。
■概要
ティファニア南部の大陸の小さな村「ベルフラウ」の村人である少女。
将来の夢は父親のような勇者になること。
13歳以降から修行を始める。
冒険が始まって以来、様々な出来事を経て、ジョブチェンジできる能力を覚える。
ジョブチェンジできるようになると戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、盗賊などの様々な職業にチェンジできるようになる。
最後の戦いの前で究極の職業である「勇者」と「賢者」の2つにチェンジすることになる。
しかし、ジョブチェンジするには妖精の力が必要となる。
0319創る名無しに見る名無し
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2019/04/22(月) 21:28:56.34ID:lRLy+Rh6
メディーナ・クレイセン

■物語
In the year 10000
惑星ドーマ。
幾多の難事件を解決しながら探偵業を励んでいる少女メディーナ。
一方、惑星各地では散発的に「ゼネバス」と呼ばれるクリーチャー発生事件が相次ぎ、しかし確実に減少、縮小傾向へと向かっていた。
メディーナはカウンターゼネバス専門機関「ガウラ」に所属するゼネバスハンターとしてスカウトされる。
メディーナはミネッサタワーに潜んでいるゼネバスの追跡を始めたが、この事件をきっかけに、両親がゼネバスに殺害されるという惨劇の記憶に苛まれることになる。
深く静かに息づく巨大な危機は、誰も知らぬ地の底から、けれど確実に、この愚かな世界を蝕もうとしていた……。
さらにミネッサタワーには、ゼネバスだけでなく、グレイネルという強敵も潜んでいたのだ…。
■概要
惑星ドーマのダウンタウンにあるクレイセン探偵事務所を構えている少女。
現在はガウラのゼネバスハンターとして勤務している。
勝気な性格の持ち主。
ガンブレードを武器として戦う他、パラサイトエナジーを使用した戦いも得意とする。
ミネッサタワー、ヒートフィールド、シェルターなどを舞台でゼネバスと戦う。
0320創る名無しに見る名無し
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2019/04/22(月) 21:34:34.93ID:lRLy+Rh6
イザベリア

■物語
様々な種族が暮らしている世界「デュオネイア」。
そのマグダリア地方の西にあるミランダ村では、フェルンド族が暮らしていた。
ある日の夜、ミランダ村の裏山に隕石が落下した。
それから夜が更けた頃、長老の家に呼び出し、隕石の調査をイザベリアに依頼した。
イザベリアは裏山へ向かい、隕石の落下地点に辿り着き、調査を始めた。
イザベリアが長老に報告するべく、村に戻ろうとした時、突然、隕石の中から妖精のような生き物が飛び出してきた。
その生き物は「ミルフィー」と名乗り、異世界「アラケルスス」から来たと語った。
ミルフィーによると、アラケルススは、デュオネイアを征服する事を目論む帝王「ゲドゥス」の侵略により惨憺たる状況になっているという。
そこでミルフィーは、イザベリアこそがデュオネイアの危機を救う存在なのだと訴え、イザベリアにデュオネイアの命運を託した。
帰路の途中、アラケルススからやってきた刺客「ヘルマスク」に襲われるもこれを撃退した一行は、無事ミランダ村に帰還した。
ミルフィーと長老とはイザベリアに対して今後進むべき道と成すべき使命を伝える。
そして翌朝、イザベリアは長老と家族に別れを告げ、ミルフィーをパートナーにしてデュオネイアの未来のために冒険の旅へ出発した。
■概要
誇り高きフェルンド族の末裔である少女。
戦士の家系で生まれた。
幼さが滲む可愛らしい容姿と銀髪ロングの姫カットと低身長が特徴。
普段は誰に対しても礼儀正しく、心根の優しい性格だが、正義感が強い一面も持つ。
武器は双剣。
戦闘中、魔物を喰らうと、その魔物の「因子核(スキルツリー)」を入手できる。
また、イザベリアが傷つき倒れた際に所持していた復活アイテムをミルフィーが使って復活させてくれる。
ミランダ村から旅立ってデュオネイア各地で様々な出来事を経て、仲間が集まっていく。
デュオネイア各地にある8つの神殿を巡り、最深部にある光を「追憶の石」に染み込ませていく。
8つめの神殿で全ての追憶が「追憶の石」に染み込まれた後、イザベリアは意識を失う。
イザベリアの精神世界「セラフィウス」で自らの中に眠る力を呼び起こしたのち、ゲドゥスが攻撃を仕掛ける世界へ仲間と共に向かい、野望を阻止するため戦いに臨む。
■力の神殿
デュオネイアに8箇所存在するイザベリアだけの神殿。
最深部にある光を「追憶の石」に染み込ませることでデュオネイアとイザベリアの力が一つになるという。
全ての追憶が「追憶の石」に染み込まれるとイザベリアの精神世界「セラフィウス」が生み出す事になる。
■セラフィウス
イザベリアが創り出した精神世界。
イザベリアの心理状態によって世界の色が変わる。
これまでイザベリアが出会った人々が現れる。
その世界の中心にある、宇宙の真理を知る事ができる場所「楽園の海」の最深部にはイザベリアの中にある邪悪な心が存在する。
イザベリアの中にある邪悪な心に打ち勝つと現実世界で眠っているイザベリアが目覚めた事になり、セラフィウスは消滅する。
0321創る名無しに見る名無し
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2019/04/22(月) 21:39:59.84ID:lRLy+Rh6
グレン・ブルガーナル

■プロローグ
それは…千年前の昔の世界、そこには、多くの命と、輝き、青く広がる海があった。
水の惑星、人々はここを、そう呼んでいた。
だが、人々の暗い心が、綺麗なものを、次々と壊していった。
どれだけ経とうが、戦争は続くばかりである。
世界は既に枯れ果ててしまい、もう奪うものもない。
たくさんの命が、悲しい想いをした。
しかし、まだ希望を捨てない人もいた。
その人は、とある小さな国で産まれた、グレン・ブルガーナルと呼ばれる少年である。
小さなグレンは、自分を幸せ者だと思った。
「僕には住む家もあって、少しだけ食べ物もある。僕には、お父さんとお母さんがいて、姉さんもいるんだ。」
だが、そんなグレンの幸せを、この世界は、許してくれなかった。
グレンはある日、友達に尋ねた。

「ねえ、君も僕と同じでしょう?辛くないの?」

友達は笑って、グレンに言いました。

「だけどね、きっと明日は、いい事があるんだよ。」

その時グレンは、初めて知った。
どんなに辛い目に遭っても、未来の希望を信じていれば、人は生きていけるのだと。
いつしか、グレンは立派な青年になった。
そして、王国軍の一員として、戦いに身を投じていった。

『きっと明日はいい事がある』
そう信じるみんなに希望をもたらすために――
■物語
人類を救う鍵「大いなる力」を求め、砂漠へと向かう
建国からまだ100年ほどしか経過していない小さな王国 。
グレン・ブルガーナルはその国のために兵を率いて敵国と戦ってきた。
少数精鋭で大胆な戦術を駆使する彼は、若く優秀な指揮官だった。
ある年、国王は始まりの地である「ゼルガ州ラバード砂漠」へ大規模な調査団を送ることを宣言した。
そしてグレンがその調査団の隊長に選ばれた。

今日がその最初の日。あと数時間後には仲間と共に出発することになる。
グレンは手元の古代錬金装置「アルケミーギア」を眺める。
古の伝承では4種の「アルケミーオーブ」が組み込まれたアルケミーギアが
人類を救う「大いなる力」を手に入れるための鍵になるといわれている。
グレンのアルケミーギアに組み込まれたオーブはまだひとつ。
……だが、あくまでもそれは伝承。信じる者もいれば、信じない者もいる。

徘徊する危険生物や機械人形だけでも脅威だというのに、
最近は敵国となるバルトロメイ公国も大いなる力を求めて軍を派遣したという。
あの機械仕掛けの砂漠から、なんとしても仲間たちを生還させなくては。
大いなる力の存在を信じる人たちの希望のために戦わなくては。
それが兵士たる自分の務め。今を全力で生きる。
グレンは自分に強く言い聞かせるが、やはりどうしても、
大いなる力などという都合のいいものを信じきれなかった。
0322創る名無しに見る名無し
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2019/04/22(月) 21:52:25.09ID:lRLy+Rh6
>>321
■概要
調査団の隊長を任された、若く優秀な指揮官である少年。
その名は敵国の間でも恐れられている。
クールで落ち着いた性格だが、部下を思いやる暖かさを持ち合わせる。
砂漠となり果てた世界とそれを生み出してしまった人類の歴史があったとしても、生き様を求めつつある。
世界を救う――、
仲間を死なせない――、
任務の遂行――、
生き残る事――。
それだけが今日の支えとなっている。
戦争で両親と姉を失う過去を持つ。
■台詞
……こうやって砂漠を歩くたびに思う。
どんなに辛い目に遭っても、人は生きていけるのは、
明日はきっと良い事があるって信じているからだ……
だが、その明日のもっと先……
もし、未来に絶望しかないとしたら……
人はどうやって今日を生きればいいのか、
未だに分からないままだ…
……世界各地の資源は底に尽きつつある。
もはや人間は緩やかな死を待つだけだ。
こんな世界だからこそ、
生き様……いや、死に様が問われるんだ。
だが、俺はこんな世界で死ぬつもりはない。
そのためには、生き様を求める必要があるんだ。
0324創る名無しに見る名無し
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2019/05/31(金) 03:11:09.88ID:NJNU+pfh
賢者の曾孫
※賢者の孫の二次創作です※頭がおかしいのは原作通り
※コミケの薄い本にどうせ書かれるのでキャラ名を伏せてあります

■プロローグ
その2[異世界転生]
・シンとシシリーとの披露宴後、シンによって異世界からシシリーの体の中に御神降ろしされてしまい、(憑依召還状態になって)シシリーが倒れてしまう
・シンによって口寄せされた異世界転生者はシシリーの夢の中で、新婚シシリーに嫉妬するが、周囲からの「早く子供を作って」や「子供は何人欲しい?」という大勢の声に圧倒され、
またこの異世界転生者はシシリーの夢の中でシシリーからの自分の子供になってほしいという魔法をかけられ、
横たわっている昏睡状態のシシリーに早く起きてほしいシンが自身のほぼ全魔力をシシリーに注ぎ込み、目を覚ましたシシリーは妊娠
・妊娠中にも関わず自分の子供に何度も意識を持っていかれそうになるシシリー(憑依召還時状態の後遺症)
・こうして生まれたのがシンとシシリーとの最初の子供、賢者の曾孫と呼ばれる
・人間の子供作るにはどれだけの魔力必要ってシンは精子を魔力に変換してシシリーの体内に入れた?

異世界転生の成れの果て
俺何かやっちゃいました?じゃこういうのは済まないね、ケジメつけないと導師様メリダが絶許

■概要
常識は母親のシシリー=フォン=クロード=ウォルフォードに教えてもらってるから大丈夫だろシシリー似でもあるし
メイ王女との百合展開が予想されていたが、
実際は801脳?
オーグとエリーの間に生まれた王子以外の男同士でBLカップル妄想誰か止めて
オーグとエリーの間に生まれた王子は学校の入学式が初登場
0325創る名無しに見る名無し
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2019/06/02(日) 20:50:32.63ID:ZATUrfSJ
■名前
ラガート
■物語
世に光と闇という二つの力が溢れていたはるか昔、ラグナス界の大王グローダーは魔物を率い、アガルダ界征服の戦いを始めた。
英雄レギスの勝利によりアガルダ界は救われ、グローダーはフェリクスの力で封印されたが、グローダーは「赤き邪星来るとき、我必ずや復活せん」という予言を残した。
レギスはグローダーの復活を阻止するため、10人の戦士を地上に遣わした。
そして…。
ユークリッド族の少女ラガートはアルビダの秘境・ベルフォンドで修行に励んでいた。
■概要
赤いタイツと黄色いマントに身を包んだユークリッド族の少女。
神山ベルフォンドで生まれ育った。
両親が暗殺された後はその遺言に従い、父親の親友であるガスターのもとに身を寄せる。
両親の敵であり、大魔神グローダー復活を企む魔物と戦い、旅の途中で出会った仲間と助け合う。
基本は素手で戦うが、修行を積むごとに使用する武器が増えていく。
■フェリクス
グローダーを封印するのに必要な宝。
ラガートたちはこれを完成させるためにガルーダの翼と8つの宝珠を集める。
0326創る名無しに見る名無し
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2019/06/02(日) 20:58:05.38ID:ZATUrfSJ
■名前
アスタリーシャ
■物語
聖暦二四六二年。
世界は新たな秩序を求め、混乱のただ中にあった。
混沌の嵐が各地に吹き荒れる中で圧倒的な力を持つ国があった。
「魔導科学は優れた者によって保護されるものである」自らを“魔導科学を統べる者”と名乗るその国は“ガルザイア”といった。
魔導科学の独占と研究解明を進め、その圧倒的な戦力によって次々と近隣諸国を急襲、ガーディアンの弾圧などを行なった。
エオストレ遺跡の守護を任されているメイスン族の少女アスタリーシャとオベリス族の少女ラファーナの前に遺跡の扉を叩く少年が現れる。
彼の名はゼオルード。
かつて勇猛を馳せた南方・ファクトリア族のガーディアン「ガバナー」の息子である。
しかし、ガルザイアの襲撃でファクトリア族は全滅。
彼だけが生き残ったが、一人ではガルザイアと対等に戦えない。
ガルザイアと戦える仲間が欲しい。
そう考えた彼はアスタリーシャを探し世界中を渡り歩いたのであった。
このままでは世界はガルザイアによって支配される。
魔導科学をあるべき姿へと導くにはガルザイアを倒すしかない。
ガーディアンVSガルザイア。
熾烈なる戦いが始まろうとしていた。
だが、ガルザイアとの戦いの後、新たな敵が現れる事を、この時のアスタリーシャはまだ知る由もないという。
■概要
ラグナシア王国のメイスン族のガーディアン。
がさつではあるが、正義感が強く、心優しい面も持つ少女。
武器は斧。
彼女がガルザイア帝国が古代文明の技術を使った侵略行為を知り、戦いに身を投じることが物語の始まりである。
ガルザイア皇帝撃破後、突如現れた悪の組織『ヘルダー』の怪人との戦いで一度は敗れるが、
エオストレの科学者が遺した機牛ハービンジャーに乗り、再度戦いを挑み、激闘の末『ヘルダー』の首領を倒して戦いを終わらせた。
戦いの後、行方不明になったラファーナを探して旅立った。
0327創る名無しに見る名無し
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2019/06/03(月) 17:14:50.24ID:7jUlSXjg
■名前
マルグレーテ・ゼルノグラード
■物語
40XX年。
惑星ヘルムード。
その星には、血式人と呼ばれる存在と「デストロス」と呼ばれる化け物がいた。
その星で生活している多くの血式人達は突如デストロスの襲撃により、最悪な事態に巻き込まれる。
ゼルノグラード財閥の令嬢であるマルグレーテもその一人である。
彼女はデストロスに襲われ、屋敷から逃げつつあるが、両親と執事はデストロスに殺害されてしまう。
それを見たマルグレーテが狂気に身を染め、ブラッドスケルターとなり、デストロスを圧倒する。
両親と執事を失い、悲しみに暮れる彼女の前に現れたのは、血式人の抵抗組織「ファンガー」の隊長だった。
彼女は隊長に「復讐を望むなら、我が軍に入隊しないか?」と誘われ、入隊を決意する。
これは、デストロスへの復讐を図るために、心血を紡ぐ少女の物語である。
■概要
ゼルノグラード財閥の令嬢として生まれた血式人の少女。
デストロスの襲撃により、両親と執事を失う。
その後、復讐のため、財閥の令嬢でありながら、血式人の抵抗組織「ファンガー」に入隊する。
時として年相応の少女としての気弱な一面も見せるが、基本は律儀で義理堅く、仲間ためなら勇気ある行動を示す。
人々から普段は"マル"と呼ばれている。
0328創る名無しに見る名無し
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2019/07/08(月) 21:53:22.87ID:C452ke/h
■名前
ラポネリア
■概要
超能力特殊部隊「G-SWAT」の隊長ガウザーの娘。
母親はラポネリアが10歳の時に死別している。
武器は主にハンドガンとしているが、ヒートバトンという近接武器も装備している。
男勝りな性格で男性口調が特徴的。
■物語
ラポネリアは「G-SWAT」の副隊長として、隊長である父ガウザーと共に日々の事件と訓練に携わっていた。
G-SWATとはいえ事件は一般的なものが殆どでそのバックアップ的な活動が主であった。
そんな中、企業と政府の合同計画により生まれた開発都市バロメッツの原発施設を何者かのグループが占拠したという一報がG-SWATチームに通達される。
ブリーフィングで直属の上司であるブライアン准将より受けた報告は事件の詳細、そして今回の事件に関係する「モノ」が捕獲されたという事実であった。
それはラポネリアが6年前、あの悪夢の街で遭遇したクリーチャーそのものだった。
不気味に蠢くクリーチャーを見つめながら、ラポネリアはあの時と同じことが再び起こるのではないかという不安を抱いていた…。
■ヒートバトン
燃料タンクが入っている小型棒。
殴られた相手を焼き尽くすという威力が発揮する。
燃料タンクが空になると殴られた相手を焼き尽くすことができなくなる。
0330創る名無しに見る名無し
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2019/09/29(日) 23:01:35.77ID:D+IqsAqw
アイシャ・ムルメルティア

■概要
ムルメルティア一家の長女。
デストロスの襲撃により、両親と弟を失う。
その後、財閥の令嬢「マルグレーテ」に誘われ、復讐のため、血式人の抵抗組織「ファンガー」に入隊する。
面倒見がよく素直で真面目な性格だが、かなりフリーダムでズレた一面も持っている。
マルグレーテとは幼馴染の関係を持つ。
武器は両手でしか扱えない大剣「ブラッドブリンガー」。
■物語
40XX年。
惑星ヘルムード。
その星には、血式人と呼ばれる存在と「デストロス」と呼ばれる化け物がいた。
その星で生活している多くの血式人達は突如デストロスの襲撃により、最悪な事態に巻き込まれる。
ムルメルティア一家の長女であるアイシャもその一人である。
彼女はデストロスに襲われ、家から逃げつつあるが、両親と弟はデストロスに殺害されてしまう。
それを見たマルグレーテが狂気に身を染め、ブラッドスケルターとなり、デストロスを圧倒する。
両親と弟を失い、悲しみに暮れる彼女の前に現れたのは、血式人の抵抗組織「ファンガー」の隊長にしてゼルノグラード財閥の令嬢「マルグレーテ」だった。
彼女はマルグレーテに「復讐を望むのなら、私の軍に入隊しない?」と誘われ、入隊を決意する。
これは、デストロスへの復讐を図るために、心血を紡ぐ少女の物語である。
0331創る名無しに見る名無し
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2019/09/30(月) 22:25:51.44ID:JpjoAk0P
>>288
修正

■物語
遥か、神話の時代。
この宇宙には究極神と呼ばれる十二人の神々に創造された十二の星々がある。
牡羊座を象った星「アリエサス」。
牡牛座を象った星「タウラソー」。
双子座を象った星「ジェミニア」。
蟹座を象った星「キャンサード」。
獅子座を象った星「レオス」。
乙女座を象った星「バルガシア」。
天秤座を象った星「ライブラス」。
蠍座を象った星「スコーピオニア」。
射手座を象った星「サジタリアシス」。
山羊座を象った星「カプリコーニア」。
水瓶座を象った星「アクエリアーシア」。
魚崎を象った国「ピスケサス」。
それぞれの星々の中心にある惑星アトライアがあった。
それから数年後、惑星アトライアの中央に巨大な塔が建てられ、アスガルダ教徒で構成される統治組織・通称「サンクチュアリス」に管理されるようになった。
サンクチュアリスの管理の下、直属エリートのテンプルナイト、サンクチュアリスに住むことを認められた一級ゼノス、聖衣の所持を許可された二級ゼノスと厳格な階級社会が作り上げられていた。
サンクチュアリスの支配に反抗するヨツンヘイマー教徒は度重なる反乱を起こすも、弾圧で押さえ込まれていた。
しかし、それももはや限界。
一級ゼノスの人々は、新たなる救世主の出現を望み始めるのだった。
その頃、カプリコーニアの少女ラフィーナ・シルヴィシスはガルザークを師として聖闘士になるための厳しい修行に励んでいた。
0333創る名無しに見る名無し
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2019/12/30(月) 18:17:57.33ID:29LzRlhY
■名前
エリシア
■概要
ゼルガディア帝国の南北地方にある村を統治する戦闘民族ディセッタ族の女勇者。
武器は剣と盾だが、格闘技による戦いも得意とする。
多少フィットしたミニスカートと女神風の服装が特徴である白き衣に身を包んでいる。
幼少時から大人をも打ち負かすほどの類稀なる剣才とたゆまぬ鍛錬による非常に高い実力を持ち、城内でガーディアンが暴走した際には咄嗟に落ちていた鍋の蓋でビームを反射して暴走を沈めるという離れ業を披露する。
この一件が皇帝ジエーゴの目に留まり、クレティア直属の近衛騎士に最年少で昇格した。
実際にクレティアを守りつつ作中屈指の難敵であるバーサーカーレオの大軍を単身で殲滅する等、その戦闘能力は極めて高く、ゼドーを始め他の英傑からも手放しで賞賛されていた(グラトスだけは100年前のエリシアを最後まで認めなかった)。
しかし、厄災ヴェスバニアの復活の際に大量のガーディアン相手にクレティアを守ろうと孤軍奮闘するもついに力尽きてしまい、回生の祠に運ばれ100年の間眠りにつく。
それから100年後、復活を果たすが、あまりに永い眠りだったため記憶を完全に喪失しており、記憶を取り戻すことも彼女の目的の1つとなっている。
好き嫌いなく、失敗した料理さえも食べる健啖家。「英雄の詩」でのゼドーの日記によると彼が送ったロース岩さえも食べたという。
■物語
ゼルガディア帝国は遙か昔の神話の時代から幾度となく魔王ヴェスバニアの厄災に見舞われ、その度に浄魔の剣(バニッシュソード)を持つ女騎士と、聖なる力を持つ姫がゼルガディアを封印するという繰り返しの歴史を辿ってきた。
1万年前、高度な技術文明を確立していたゼルガディア帝国は、その技術をもってヴェスバニア封印の一助とすべく8体の巨大兵器「神獣」と自律無人兵器「ガーディアン」たちを製造し、浄魔の剣を持つ勇者と姫の聖なる力でヴェスバニアを封印した。
100年前、先の封印が伝説となりつつある頃、ゼルガディア皇家に仕えるある占い師がヴェスバニアの復活を予言し、ゼルガディアの民は古代に作られた八神獣とガーディアンを発掘・研究・運用し王国の守りにあたらせた。
しかしエルデヴィアはゼルガディア城の地下に復活し、頼みの綱であった八神獣とほとんどのガーディアンの制御を乗っ取って支配下に置き、ジエーゴや神獣の操縦者をはじめとした多くのワーワン族が犠牲となって帝国は滅亡した。
生き残ったゼルガディア帝国の皇女クレティアは致命傷を負った近衛騎士エリシアを治癒するため彼女を「回生の祠」へ収容すると、自らの封印の力で厄災ヴェスバニアを抑えることになった。
「大厄災」と呼ばれるこの出来事から100年の時が流れ、目覚めを促す謎の女性の声に呼応してエリシアは眠りから目覚めるも、一切の記憶を失っていた。
エリシアは謎の声や出会った老人の導きで、ヴェスバニアを討伐するためにゼルガディア帝国の冒険へと旅立つ。
0334創る名無しに見る名無し
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2020/01/01(水) 14:15:49.51ID:57j4X7Mm
■名前
リゼッタ
■概要
ラガルタ村の炎使いであるバイレッタ族の少女。
タイトスカートと一体化した赤い長袖のワンピース服を着ており、白いマントも羽織っているという服装が特徴的。
赤い長靴を履いている。
好奇心旺盛な性格の持ち主。
剣だけでなく、ブーメランやボウガンも使いこなす。
ガーダーと呼ばれる盾も装備できる。
村の子供達には人気が高いらしい。
■物語
それは果てしなき道、果てしなきときを隔てた彼の地の物語。
緑なす大地、野に咲く花々、全ての生きとし生けるもの、レイズールの理のもとその命を燃やす。
もとより、命こそ炎、炎こそ全ての源なり。
されど忘れるなかれ、炎の輝きある所、必ず深き闇のある事を。
我は今詠わん、西の空の太陽が、その光を失う前に。
全てのもの、全ての闇をも燃やしつくす永劫の炎(バーニング)、バイレッタ族の物語を――。

太陽(レイザ)から9番目の星、イレーシアが砕け散った日から戦いは始まった。
宇宙が真紅に染まる瞬間、イレーシアから一匹の竜がこの星(ネフェリア)へ飛んで来た。
竜の吐く炎により、ミルファーレの氷は解け、多くの命が蘇った。
やがて竜は飛び疲れ、モンドールの森に三つの卵を残して息絶える。
一つはエルデヴィア、一つはレイズール、そして最後の一つはボールガード。
それは三姉弟なれど、相い反する運命。ボールガードを除いた二つの力の戦い、その行方はレイザの炎だけが知っている……。

父や母が語る"始まりの物語"を、リゼッタは幼い頃から姉と共に何度も何度も聞かされたものだ。
だけど今日からは、リゼッタがラガルタ村の子供たちにこの物語を聞かせる番だ。
今日はリゼッタの誕生日。
15歳になったリゼッタは一人前の"炎使い"として認められるのだ。
朝早く起きたリゼッタは村を出て、モンドールの森へ鎧虫の殻を取りに行った。
炎使いは鎧虫の炎細工を左指につける。
父と姉に負けないくらい立派な鎧虫を見つけたリゼッタは、軽い足取りで我が家へ急いだ。
しかし…
0335創る名無しに見る名無し
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2020/01/01(水) 14:17:59.68ID:57j4X7Mm
>>334
「何てこと!村が消えているわ!信じられない……」

リゼッタは、村のみんなの家が一軒も無いのにガク然となる。
父は、母、そして姉は?!
駆けつけたリゼッタの前に、我が家はその姿を保っていた。
中にいたのは3匹の魔物――身構えたリゼッタ、無抵抗な魔物の瞳に見入る。
見覚えのある4つの瞳……その魔物たちこそ、父と母と姉の変わり果てた姿だった。
リゼッタは両親と姉に話しかけるが、魔物になったせいか、言葉が通じない。
戸惑うリゼッタの前に現れたのはボールガードだった。
ボールガードはこう言った。

姉のエルデヴィアだ。姉は君たちバイレッタ族の使う炎を恐れたため、村を襲い、村の人々を異空間に封じ込め、
おまけに君の両親と姉を魔物に変えたんだ。
だから、君が何を言っても言葉は通じないんだ。
それに、今この村に残ったのは、君の家だけだ。
私は姉を止めようとしたが、駄目だった…しかし、炎が使える君になら姉を止めることができるだろう。
今君が持っているその短剣が頼りなんだ。
だから、頼む!ネフェリアの平和を取り戻すために戦い、邪悪な魔物を率いる姉の野望を打ち砕いてくれ!

全ての話を聞いたリゼッタはそれに承知した。

「分かったわ。私が必ず、エルデヴィアを止めて見せる!」

リゼッタに承知してくれたボールガードは…

「頼んだぞ。リゼッタ。姉を止めるためには魔法の剣が必要だ。しかし、その剣はゼタンという魔物に奪われてしまった。まずはその魔物からそれを取り戻す事だ。」

リゼッタは戦いの準備をする。

「待っててね。お父さん。お母さん。お姉ちゃん。私が必ず、エルデヴィアを止めて見せるわ!」

リゼッタは鎧虫の指輪を付けた。
瞳に炎が宿る。
■ラガルタ村
惑星ネフェリアにおけるミルファーレ地方の一角に存在する村。
この村は、代々炎使いのバイレッタ族であるリゼッタが守ってきた。
しかし、平和だったこの村もリゼッタが留守の間に、突如現れたエルデヴィアに襲われ、村人たちはデモーズという異次元の世界に封じ込められてしまった。
さらにこのエルデヴィアは、バイレッタ族の操る炎を恐れなかったために、最後まで村に留まっていたリゼッタの両親と姉を魔物に変えてしまった。
しかし両親と姉は、襲われた時にエルデヴィアの弱点をつかみ、秘かにエルデヴィアを倒す武器を作っていた。
しかしエルデヴィアの魔法をかけられたこの姿のままではリゼッタにそれを渡すことができない。
はたしてリゼッタは両親と姉を元の姿に戻すことができるのか?
リゼッタが旅立つ頃、この村には、リゼッタの家以外は何もない。
リゼッタがデモーズのボスを倒し、その世界を破壊する事により、ラガルタ村から消えた家や店が元に戻り、封じ込められていた村人が村に戻ってくる。
するとリゼッタは元に戻った家の住人に話しかけて情報を集めたり、店で武器や道具を購入したりすることもできる。
■モンドールの森
ラガルタ村から東の方角にある森林地帯。
バイレッタ族も、その奥地には入れないという闇と謎の土地。
この森には、エルデヴィアが作ったデモーズの入口であるクロスゲートや、不思議な商品を売る商人などがいる。
惑星ネフェリアで通貨のように使用するという事の出来る火の種のことをバーニングルーツという。
敵を倒すと必ずいくつか吐き出す。
これを持っていると村や世界各地の店で物を買う事ができる。
0336創る名無しに見る名無し
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2020/01/01(水) 14:19:44.79ID:57j4X7Mm
>>335
■ゼオルダ山
ラガルタ村から北の方角にある山岳地帯。
惑星ネフェリアで唯一地面に雪が積もっており、寒気がする地帯である。
■エラスの浜辺
ラガルタ村から南の方角にある海岸地帯。
バイレッタ族が良く海水浴を楽しんだ場所でもある。
■リカード砂漠
ラガルタ村から西の方角にある山岳地帯。
この砂漠には炎を強化させる場所があるらしい。
■デモーズ
エルデヴィアの配下の支配する異次元の世界。
森や山や海岸や砂漠の各所にあるクロスゲートを通る事で辿り着ける。
風が吹き、迷路があり、川があり、沼があり、炎の海があり、氷の山があり、暗闇がある。
そして、さらにその奥にはエルデヴィア直属の部下が侵入者には牙を剥いて迫ってくる。
また世界を仕切る空間の壁を破るには魔法の鍵が必要となってくる。
その世界のどこかに隠されているはず。
この世界には、バーニングソウルという、パワーを内蔵した動物の化石がある。
0337創る名無しに見る名無し
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2020/01/01(水) 14:21:32.63ID:57j4X7Mm
■名前
エオルッテ・グレンシア
■概要
ラグランテのアークゼア地方の方角にあるセルヴァ村の少女。
シェルッタ族の女勇者でもある。
赤髪ショートヘアーに黄色い瞳が特徴的。
武器は両手剣。
冒険者用の保護服を着ている。
絵描きが得意。
酒は基本的に飲まない主義。
人見知りだが、むしろ心を許した相手には強い信頼感を抱く事もある。
かなりの天然かつポンコツであり、感性が常人とどこかずれているようで周りの人を困惑させるような発言や行動を度々見せる。
■物語
かつて様々な種族が共存しつつ生活している世界『ラグランテ』を破壊するほどの強大な力を持った竜族は、女神との戦争で滅亡し、世界の平和は守られた。
時は経ち、人々は化石からティガ鉱を取り出したり、外海から漂着した機械を修理して利用するなどして生活していた。
ある日、バルガスタ鉱山でティガ鉱の採掘中に竜の卵が発見された。
卵から羽化した子どもの竜は鉱山内を暴れまわり、脱走を図る。
同じ頃、セルヴァ村から東のシルヴァンテ森林で倒れていたところをシェルッタ族の少女エオルッテに拾われた孤児の少女リンナは、セルヴァ村に暮らし始めるが、彼女たちの生活はある事件によって終わりを告げる。
それは、エオルッテがエステバン族のヤンキー達に圧倒され、リンナが誘拐されたからである。
その後、回復したエオルッテは、リンナを助けるための旅に出る。
■シェルッタ族
成人(20〜50歳)でも人間の子供程度(平均80〜90cm)の身長しかない種族。
見た目が幼いからといって精神性は他の種族と何ら変わることはない。
他の種族より、狭い通路をそのまま通る事ができる。
0338創る名無しに見る名無し
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2020/01/03(金) 19:33:09.05ID:J//Cwkdf
■名前
アンナ・アーティル
■概要
アーティル家の長女である血式人の少女。
元気で素直な性格の持ち主。
戦闘では、素手による格闘技が得意。
成り行きでアイシャと出会い、行動を共にする。
0339創る名無しに見る名無し
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2020/01/03(金) 20:16:47.95ID:J//Cwkdf
■名前
レギス・アルフォード
■概要
アルフォード家の長男である血式人の少年。
時として年相応の少年としての気弱な一面も見せるが、基本は律儀で義理堅く、仲間ためなら勇気ある行動を示す。
0340創る名無しに見る名無し
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2020/01/03(金) 21:27:06.04ID:J//Cwkdf
>>338
概要追記

■アンナ・アーティル
しかし、何やらマルグレーテのボディガードでもあるレギスに憧れてしまう一面もある。
■レギス・アルフォード
ごく普通の血式人だが、現在はマルグレーテのボディガードとして務めている。
武器は片手剣と盾。
しかし、何やらアイシャとは何か関係があるらしいが…
0341創る名無しに見る名無し
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2020/04/26(日) 12:30:13.59ID:RiwfViY7
厳ついオッサンが怒鳴り込んでくるのはテンプレでもあるけど、
あれは時代劇で「てえへんだ、てえへんだ」で誰かが飛び込んでくるシーンの応用でもあるわな。
それをさらに応用すれば扉がスライドしない、スライドしたら跳ね返ってきて顔が挟まれるetc
無数のパターン作れるよ
0342創る名無しに見る名無し
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2020/07/07(火) 19:37:26.88ID:CUQNW1fB
原作カプ崩す二次創作てどう思う?
0343創る名無しに見る名無し
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2020/10/20(火) 21:02:58.44ID:lKVR0wJ2
■アンテーゼ
「ロマンシング サガ(RS1)」の二次創作主人公。
バファル帝国とリガウ島の間にある暖かい海の中心部に浮上した大きな島ゼオルーダの西側にある村「ゼノサス」の女勇者。
長老たちからサルーイン復活を目論むミニオンの存在を聞かされ、ローザリアへと旅立つ。
0344創る名無しに見る名無し
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2020/12/16(水) 22:55:34.23ID:wT+OV5eq
■アンテーゼ
「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」の二次創作キャラクター
レンスターの王女。
リーフとナンナの娘。
武器は母親であるナンナが使っていた大地の剣。
0345創る名無しに見る名無し
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2020/12/16(水) 23:11:28.13ID:wT+OV5eq
>>344
修正&追記
■アトロポス
戦闘時は銀の鎧、緑色のタイトスカート、腰部分のプレートという装備をしている。
0347創る名無しに見る名無し
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2023/02/02(木) 15:15:02.75ID:oAcOq6kX
今になって忍たまにハマり出したから
こういう二次創作考えた的なのを色々書き込んでいきたい
文章力はないからある程度のあらすじや設定のみ
その1
年齢逆転委員会家族パロ
※半数以上女体化、誰が女体化設定かは自分の趣味、女体化後の名前は考え中
会計(任暁家)
父:左吉 母:団蔵 長女:左門 次女:三木ヱ門 長男:文次郎
作法(笹山家)
父:兵太夫 母:伝七 長女:藤内 長男:喜八郎 次女:仙蔵
体育(皆本家)
父:金吾 母:四郎兵衛 長男:三之助 長女:滝夜叉丸 次女:小平太
図書(二ノ坪家)
父:怪士丸 母:きり丸 長男:久作 長女:雷蔵 次男:長次
用具(下坂部家)
父:平太 母:喜三太 長男:しんべヱ 長女:作兵衛 次男:守一郎 次女:留三郎
保健(猪名寺家)
父:乱太郎 母:伏木蔵 長女:左近 長男:数馬 次男:伊作
火薬(池田家)
父:三郎次 母:伊助 長女:石人 次女:タカ丸 三女:兵助
生物(佐武家)
父:虎若 母:三治郎 長女:一平 次女:孫次郎 長男:孫兵 次男:八左ヱ門
学級(黒木家)
父:庄左ヱ門 母:彦四郎 長男:三郎 長女:勘右衛門
0348創る名無しに見る名無し
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2023/02/02(木) 15:52:32.42ID:oAcOq6kX
忍たま二次創作 その2
※現パロ(書き忘れていたけど、その1も現パロ設定)
(設定)
委員会ごとに兄弟になっている
用具兄弟と火薬兄弟は他の委員会兄弟に比べたら少し特殊な感じの設定
少し掘り下げ↓
(用具兄弟)
※死ネタあり
・守一郎のみ他の5人と兄弟ではない
・中1の時に両親が交通事故で亡くなった為、食満家に引き取られた
・守一郎の母と食満家の母が従姉妹同士(即ち子供同士は又従兄弟)
・誰が引き取るかで親戚内で揉めた時に痺れを切らした食満家の父が「ウチで引き取る」と啖呵を切った
・食満家の父は、妻の親戚の押し付け合いの状況に呆れていた
・勢いで引き取ると言ったわけではない
・守一郎と食満家の両親、留三郎、作兵衛、平太、しんべヱ、喜三太との関係は良好
(火薬兄弟)
・両親の再婚で兄弟になった
・兵助、三郎次、伊助は父の連れ子
・タカ丸、石人は母の連れ子
0349創る名無しに見る名無し
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2023/02/02(木) 16:45:03.24ID:oAcOq6kX
忍たま二次創作 その3
現パロ・女体化あり
大川オーケストラ団パロ
(設定)
・大川音楽教室の経営者の突然の思い付きにより創設された若手のオーケストラ団
・団員は学生時代に大川音楽教室に通っていた、吹奏楽部に入っていた等の経験者からほとんど経験なしの素人まで色々(人数集めの為、未経験者でもOKと募集した)
・年齢設定 公式設定+10歳
・誰が女体化・どの楽器かは自分の趣味
(団員)
指揮者 三郎
第一バイオリン(8名) 兵助、左門♀、久作、伝七♀、左吉、怪士丸、しんべヱ、庄左ヱ門
第二バイオリン(6名) 孫兵、作兵衛♀、石人♀、乱太郎、兵太夫、三治郎♀
ヴィオラ(5名) 伊作、左近♀、一平、伏木蔵♀、喜三太♀
チェロ(3名) 喜八郎、数馬、金吾♀
コントラバス(2名) 八左ヱ門、虎若
フルート(2名) 三木エ門♀、伊助♀
クラリネット(2名) 滝夜叉丸♀、四郎兵衛
オーボエ(2名) 仙蔵♀、藤内♀
ファゴット(2名) 長次♀、三之助
トランペット(2名) 留三郎♀、平太
ホルン(3名) 雷蔵♀、三郎次、きり丸
トロンボーン(3名) 勘右衛門♀、守一郎、彦四郎♀
チューバ(2名) 文次郎、団蔵
打楽器(3名) 小平太、タカ丸、孫次郎♀
0350創る名無しに見る名無し
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2023/02/05(日) 20:48:03.46ID:gRzrsx7x
忍たま二次創作 その4
転生家族パロ
(設定)
・元忍たま+αが現代に転生して生きている
・家族になってる人もいる
・名前が出てないキャラは現代で生きてはいるけど忍たまとは関係ない家に生まれた
・年齢操作・年齢逆転・女体化何でもあり
・親世代はただ単に自分の好きなCP、子供世代は親世代と同じ学年だったとか委員会繋がりとかで当てはめただけ
・出てくるCP(受けが♀)→きり乱、しんシゲ、木勘、鉢雷、伊食満、こへ滝、浜三木、兵団、虎三、ろじいす
(家族)※思いついた順
猪名寺家
父:きり丸 母:乱太郎 長男:半助
福富家
父:しんべヱ 母:おシゲ 長女:ユキ 次女:トモミ
木下家
父:鉄丸 母:勘右衛門 長女:兵助 次女:彦四郎
鉢屋家
父:三郎 母:雷蔵 長男:久作 次男:庄左ヱ門
善法寺家
父:伊作 母:留三郎 長女:作兵衛 次女:左近 長男:平太
七松家
父:小平太 母:滝夜叉丸 長男:長次 長女:喜八郎 次男:三之助
浜家
父:守一郎 母:三木ヱ門 長男:文次郎
笹山家
父:兵太夫 母:団蔵 長女:左門 次女:仙蔵
佐武家
父:虎若 母:三治郎 長男:八左ヱ門 次男:孫兵
0352創る名無しに見る名無し
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2023/02/07(火) 19:40:04.49ID:mkTR777u
>>347の年齢逆転委員会家族パロの年齢・学年を追加したver.
※親世代の年齢が高い順
※室町時代は同じ学年だったキャラも現世では年齢がバラバラだったり
図書(二ノ坪家)
父:怪士丸(52) 母:きり丸(47) 長男:久作(28) 長女:雷蔵(23) 次男:長次(高2)
生物(佐武家)
父:虎若(48) 母:三治郎(47) 長女:一平(24) 次女:孫次郎(22:大学4年) 長男:孫兵(中1) 次男:八左ヱ門(小2)
保健(猪名寺家)
父:乱太郎(47) 母:伏木蔵(47) 長女:左近(25) 長男:数馬(中3) 次男:伊作(小3)
用具(下坂部家)
父:平太(45) 母:喜三太(45) 長男:しんべヱ(24) 長女:作兵衛(19:短大1年) 次男:守一郎(中2) 次女:留三郎(小3)
火薬(池田家)
父:三郎次(44) 母:伊助(45) 長女:石人(20:短大2年) 次女:タカ丸(小5) 三女:兵助(小2)
体育(皆本家)
父:金吾(42) 母:四郎兵衛(41) 長男:三之助(高3) 長女:滝夜叉丸(中1) 次女:小平太(小1)
作法(笹山家)
父:兵太夫(41) 母:伝七(41) 長女:藤内(高1) 長男:喜八郎(小5) 次女:仙蔵(5)
学級(黒木家)
父:庄左ヱ門(38) 母:彦四郎(38) 長男:三郎(小6) 長女:勘右衛門(小4)
会計(任暁家)
父:左吉(37) 母:団蔵(37) 長女:左門(中1) 次女:三木ヱ門(小4) 長男:文次郎(3)
0353創る名無しに見る名無し
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2023/02/08(水) 00:49:03.44ID:A6gXA1uS
忍たま二次創作 その5
大川学園吹奏楽部パロ
(設定)
・現パロ、半数以上女体化
・中高一貫の大川学園
・部活は中高合同で活動
・1年生〜3年生→中等部、4年生〜6年生→高等部
・い組→A組、ろ組→B組、は組→C組
(部員)
・中等部 1年生:19名 2年生:5名 3年生:6名
・高等部 1年生:5名 2年生:5名 3年生:6名
・計46名
(顧問)
土井半助(中等部1年C組担任)、山田伝蔵(中等部1年C組副担任)、木下鉄丸(高等部2年A組担任)
(所属パート) ★パートリーダー
・フルート(5名) ★雷蔵♀、数馬♀、石人♀、伏木蔵♀、三治郎♀
・クラリネット(6名) ★八左ヱ門♀、滝夜叉丸♀、孫兵、一平、怪士丸、孫次郎♀
・バスクラリネット(2名) 左近♀、虎若
・オーボエ(2名) ★兵助、伊助♀
・ファゴット(2名) ★伊作、乱太郎
・アルトサックス(2名) ★仙蔵♀、兵太夫
・テナーサックス(2名) 喜八郎、伝七♀
・バリトンサックス(1名) 藤内
・トランペット(5名) ★三木ヱ門♀、左門♀、久作、左吉、きり丸
・ホルン(4名) ★勘右衛門、タカ丸♀、三郎次、彦四郎♀
・トロンボーン(3名) ★小平太、三之助、金吾♀
・バストロンボーン(1名) 四郎兵衛
・ユーフォニウム(2名) ★三郎、庄左ヱ門♀
・チューバ(2名) ★文次郎、団蔵♀
・コントラバス(2名) ★長次♀、しんべヱ
・パーカッション(5名) ★留三郎♀、守一郎、作兵衛♀、平太、喜三太♀
0354創る名無しに見る名無し
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2023/02/08(水) 23:36:16.61ID:A6gXA1uS
>>353の所属パートを少し変えたver.
(所属パート) ★パートリーダー
・フルート(5名) ★雷蔵♀、数馬♀、石人♀、孫次郎♀、三治郎♀
・クラリネット(6名) 滝夜叉丸♀、孫兵、左近♀、一平、怪士丸、伏木蔵♀
・バスクラリネット(2名) ★八左ヱ門♀、虎若
・オーボエ(2名) ★三郎、庄左ヱ門♀
・ファゴット(2名) ★伊作、乱太郎
・アルトサックス(2名) ★仙蔵♀、兵太夫
・テナーサックス(2名) 喜八郎、伝七♀
・バリトンサックス(1名) 藤内
・トランペット(5名) ★三木ヱ門♀、左門♀、久作、左吉、きり丸
・ホルン(4名) ★勘右衛門、タカ丸♀、三郎次、彦四郎♀
・トロンボーン(3名) ★小平太、三之助、金吾♀
・バストロンボーン(1名) 四郎兵衛
・ユーフォニウム(2名) ★兵助、伊助♀
・チューバ(2名) ★文次郎、団蔵♀
・コントラバス(2名) ★長次♀、しんべヱ
・パーカッション(5名) ★留三郎♀、守一郎、作兵衛♀、平太、喜三太♀
0355創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/09(木) 00:24:27.50ID:BlRhN553
大川学園吹奏楽部パロ 役職・係設定
(役職)
部長 小平太
副部長 留三郎♀
書記 長次♀
点呼・出欠確認 伊作
木管セレクションリーダー 仙蔵♀
金管セレクションリーダー 文次郎
(係)
会計→会計係
作法→衣装係
体育→大道具・小道具係
図書→楽譜管理係
用具→楽器・備品管理係
保健→保健・接待係
火薬→プログラム制作係
生物→宣伝係
学級→係全体のまとめ役・演奏会などのイベント時の司会進行
0356創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/09(木) 20:48:32.46ID:BlRhN553
大川学園吹奏楽部パロ 最上級生引退・卒業後の役職
>>354の設定より
(1年後)
部長 勘右衛門
副部長 八左ヱ門♀
書記&点呼・出欠確認 雷蔵♀
木管セレクションリーダー 三郎
金管セレクションリーダー 兵助
(2年後)
部長 滝夜叉丸♀
副部長 三木ヱ門♀
書記&金管セレクションリーダー タカ丸♀
点呼・出欠確認 守一郎
木管セレクションリーダー 喜八郎
(3年後)
部長 藤内
副部長 作兵衛♀
書記 数馬♀
点呼・出欠確認 左門♀
木管セレクションリーダー 孫兵
金管セレクションリーダー 三之助
(4年後)
部長 久作
副部長 四郎兵衛
書記 石人♀
点呼・出欠確認&木管セレクションリーダー 左近♀
金管セレクションリーダー 三郎次
0357創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/09(木) 21:52:23.60ID:BlRhN553
>>356 続き
(5年後)
部長&オーボエパートリーダー 庄左ヱ門♀
副部長&楽譜管理係長 怪士丸
書記&ホルンパートリーダー 彦四郎♀
点呼・出欠確認 虎若
木管セレクションリーダー&ファゴットパートリーダー 乱太郎
金管セレクションリーダー&チューバパートリーダー 団蔵♀
会計係長 左吉
衣装係長 伝七♀
大道具・小道具係長&トロンボーンパートリーダー 金吾♀
楽器・備品管理係長 平太
保健・接待係長 伏木蔵♀
プログラム制作係長&ユーフォニウムパートリーダー 伊助♀
宣伝係長 孫次郎♀
フルートパートリーダー 三治郎♀
クラリネットパートリーダー 一平
サックスパートリーダー 兵太夫
トランペットパートリーダー きり丸
コントラバスパートリーダー しんべヱ
パーカッションパートリーダー 喜三太♀
0358創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/21(火) 23:54:11.70ID:sTAe7fx/
忍たま二次創作 その6
現パロ・女体化あり
大川オーケストラ団パロ(>>349の設定を少し変えた版)
(設定)
・大川音楽教室の経営者の突然の思い付きにより創設された若手のオーケストラ団
・団員は学生時代に大川音楽教室に通っていた、吹奏楽部に入っていた等の経験者からほとんど経験なしの素人まで色々(人数集めの為、未経験者でもOKと募集した)
・年齢設定 1年生=16歳(高1)、2年生=17歳(高2)、3年生=18歳(高3)、4年生=19歳、5年生=20歳、6年生+タカ丸=21歳
・誰が女体化・どの楽器かは自分の趣味
(団員)
指揮者(1名) 小平太
第一バイオリン(8名) 兵助、左門♀、久作、伝七♀、左吉、怪士丸、しんべヱ、庄左ヱ門
第二バイオリン(6名) 孫兵、作兵衛♀、石人♀、乱太郎、兵太夫、三治郎♀
ヴィオラ(5名) 伊作、左近♀、一平、伏木蔵♀、喜三太♀
チェロ(3名) 喜八郎、数馬、金吾♀
コントラバス(2名) 長次♀、虎若
フルート(2名) 三木エ門♀、伊助♀
クラリネット(2名) 滝夜叉丸♀、四郎兵衛
オーボエ(2名) 三郎、藤内♀
ファゴット(2名) タカ丸、三之助
トランペット(2名) 留三郎♀、平太
ホルン(2名) 雷蔵♀、きり丸
トロンボーン(2名) 勘右衛門♀、彦四郎♀
バストロンボーン(1名) 三郎次
チューバ(2名) 文次郎、団蔵
ピアノ(1名) 仙蔵♀
打楽器(3名) 八左ヱ門、守一郎、孫次郎♀
0359創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/26(日) 15:39:39.57ID:xgPaoY56
忍たま二次創作 その7
転生委員会家族パロ
※委員会ごとに家族になっている
※各委員会の最年長とその次が親世代
※女体化あり
※しんべヱの妹のカメ子、庄左ヱ門の弟の庄二郎も委員会家族に入っている
※親世代の年齢 6年生=38歳、5年生=37歳、4年生=36歳、3年生=35歳
※子供世代の年齢 3年生=中1、2年生=小6、1年生=小4(双子が多い、三つ子や四つ子もいる学年という無理矢理な設定) カメ子=5歳、庄二郎=0歳
会計(潮江家)
父:文次郎 母:三木ヱ門 長男:左門 次男:左吉(双子) 三男:団蔵(双子)
作法(綾部家)
父:喜八郎 母:仙蔵 長女:藤内 次女:伝七(双子) 長男:兵太夫(双子)
体育(七松家)
父:小平太 母:滝夜叉丸 長男:三之助 次男:四郎兵衛 三男:金吾
図書(中在家家)※鉢屋家とは親戚
父:長次 母:雷蔵 長女:久作 長男:きり丸(双子) 次男:怪士丸(双子)
用具(浜家)
父:守一郎 母:留三郎 長女:作兵衛 長男:しんべヱ(三つ子) 次男:平太(三つ子) 次女:喜三太(三つ子) 三女:カメ子
保健(善法寺家)
父:伊作 母:数馬 長女:左近 次女:伏木蔵(双子) 三女:乱太郎(双子)
火薬(久々知家)
父:兵助 母:タカ丸 長男:三郎次(双子) 長女:石人(双子) 次女:伊助
生物(竹谷家)
父:八左ヱ門 母:孫兵 長男:虎若(四つ子) 長女:一平(四つ子) 次女:孫次郎(四つ子) 三女:三治郎(四つ子)
学級(鉢屋家)※中在家家とは親戚
父:三郎 母:勘右衛門 長男:庄左ヱ門(双子) 長女:彦四郎(双子) 次男:庄二郎
※子供世代のCP…きり乱、金喜、兵三、左伝、しろ久、次富、さも藤
0360創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/26(日) 16:50:17.38ID:xgPaoY56
忍たま二次創作 その8
大川学園吹奏楽部パロ(>>353>>354の設定を変えた版)
(設定)
・現パロ、半数以上女体化
・中高一貫の大川学園
・部活は中高合同で活動
・1年生〜3年生→中等部、4年生〜6年生→高等部
・い組→A組、ろ組→B組、は組→C組
(部員)
・中等部 1年生:19名 2年生:5名 3年生:6名
・高等部 1年生:5名 2年生:5名 3年生:6名
・計46名
(顧問)
土井半助(中等部1年C組担任)、山田伝蔵(中等部1年C組副担任)、木下鉄丸(高等部2年A組担任)
(所属パート) ★パートリーダー
・フルート(5名) ★兵助♀、孫兵♀、石人♀、一平♀、三治郎♀
・B♭クラリネット(5名) ★伊作♀、数馬、左近♀、伏木蔵、乱太郎♀
・Esクラリネット(B♭クラと持ち替え)(1名) 喜三太♀
・バスクラリネット(2名) 喜八郎、孫次郎
・オーボエ(2名) ★仙蔵♀、兵太夫
・ファゴット(2名) ★長次、伊助♀
・アルトサックス(2名) ★三郎、庄左ヱ門
・テナーサックス(2名) 久作、伝七♀
・バリトンサックス(1名) 藤内♀
・トランペット(5名) ★文次郎、三木ヱ門♀、左門、左吉♀、団蔵
・ホルン(4名) ★勘右衛門♀、タカ丸、三郎次、彦四郎♀
・トロンボーン(4名) ★留三郎、守一郎、作兵衛♀、平太♀
・ユーフォニウム(2名) ★雷蔵♀、きり丸
・チューバ(3名) ★小平太♀、三之助、金吾
・パーカッション(6名) ★八左ヱ門、滝夜叉丸♀、四郎兵衛♀、しんべヱ、怪士丸♀、虎若
0361創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/27(月) 21:42:29.71ID:ltlLYMD+
忍たま 吹奏楽部or吹奏楽団パロ
※現パロ、女体化あり
※年齢設定 公式設定+3歳(吹奏楽部設定)、公式設定+9歳(吹奏楽団設定)
(部員/団員) ★パートリーダー
・フルート(5名) ★三木ヱ門♀、藤内♀、左近♀、一平♀、三治郎♀
・クラリネット(6名) ★伊作♀、左門、石人♀、左吉♀、伏木蔵、喜三太♀
・バスクラリネット(2名) タカ丸 、孫次郎
・オーボエ(2名) ★仙蔵♀、兵太夫
・ファゴット(2名) ★兵助、伊助♀
・アルトサックス(2名) ★留三郎、彦四郎♀
・テナーサックス(2名) 四郎兵衛♀、金吾
・バリトンサックス(1名) 作兵衛♀
・トランペット(5名) ★三郎、滝夜叉丸♀、三郎次、伝七♀、庄左ヱ門
・ホルン(4名) ★勘右衛門♀、数馬、久作、怪士丸♀
・トロンボーン(4名) ★小平太♀、喜八郎、孫兵♀、団蔵
・ユーフォニウム(2名) ★雷蔵♀、きり丸
・チューバ(2名) ★文次郎、虎若
・コントラバス(2名) ★長次、しんべヱ
・パーカッション(5名) ★八左ヱ門、守一郎、三之助、乱太郎♀、平太♀
0362創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/02/28(火) 00:20:40.67ID:BAPE/xYz
忍たま 吹奏楽部パロ 設定
※現パロ
※パート=委員会だから人数的に偏ってる所もあるかも
・フルート=保健委員会
・クラリネット=生物委員会
・オーボエ、ファゴット=学級委員長委員会
・サックス=作法委員会
・トランペット=会計委員会
・ホルン=火薬委員会
・トロンボーン=体育委員会
・ユーフォニウム、チューバ=図書委員会
・パーカッション=用具委員会
0363創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/03/02(木) 14:38:26.07ID:f1drZZaX
n番煎じか分からないけど
忍たま 吹奏楽部パロ
(設定)
・中高一貫の大川学園
・年齢 公式設定+3歳
・現パロ、半数以上女体化
(部員) ★パートリーダー
・フルート(5名) ★伊作♀、孫兵♀、四郎兵衛♀、怪士丸♀、三治郎♀
・クラリネット(6名) 滝夜叉丸♀、左門、久作、一平♀、伏木蔵♀、喜三太♀
・バスクラリネット(2名) ★勘右衛門♀、孫次郎♀
・オーボエ(2名) ★三郎、庄左ヱ門
・ファゴット(2名) ★仙蔵♀、伝七♀
・アルトサックス(2名) 左近♀、乱太郎
・テナーサックス(2名) ★兵助、平太♀
・バリトンサックス(1名) タカ丸
・トランペット(5名) ★留三郎、三木ヱ門♀、作兵衛♀、左吉♀、虎若
・ホルン(4名) ★雷蔵♀、数馬、石人♀、きり丸
・トロンボーン(4名) ★文次郎、三之助、三郎次、伊助♀
・ユーフォニウム(2名) ★喜八郎、兵太夫
・チューバ(2名) ★小平太♀、金吾
・コントラバス(2名) ★長次、しんべヱ
・パーカッション(5名) ★八左ヱ門、守一郎、藤内♀、彦四郎♀、団蔵
0364創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/03/02(木) 16:52:18.80ID:f1drZZaX
>>363 続き
(顧問)
土井半助♀(中等部1年C組担任)
(副顧問)
山田伝蔵(中等部1年C組副担任)、木下鉄丸(高等部2年A組担任)
(役職)
部長 小平太♀
副部長 長次、文次郎
書記 伊作♀
木管セレクションリーダー 仙蔵♀
金管セレクションリーダー 留三郎
パートリーダー 各パートの最年長
(係)
※各係の最年長が係長
会計→会計係…部費、寄付金の管理。
作法→衣装係…演奏会などのイベント時に着る衣装の制作・発注。
体育→宣伝係…演奏会のチラシ配り・ポスター貼りなど。外回り的な仕事が多い。
図書→楽譜管理係…楽譜の取り寄せ・コピー・配布。
用具→楽器・備品管理係…楽器・備品の管理。楽器修理に詳しい人もいるから難しい修理じゃなければ直してもらえることもある。
保健→案内・接待係…OBOGや外部講師来校日の日程調整、当日の案内・接待。
火薬→プログラム係…演奏会のプログラム制作。
生物→大道具係…演奏会の看板や演出用の道具類の制作。
学級→総務、イベント係…各係のまとめ役、演奏会の司会進行など。
(関係者)
山田利吉…山田先生の息子。プロのサックス奏者。
北石照代…大川学園吹奏楽部OG。フルートパート所属だった。
突庵望太…大川学園吹奏楽部OB。パーカッションパート所属だった。
照星…三木ヱ門♀、虎若が憧れているプロのトランペット奏者。
加藤運送会社…団蔵の実家。校外で演奏の時はお世話になっている。
0365創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/03/03(金) 00:26:14.00ID:p4G0HFES
>>363 >>364 続き
(補足)
・大川学園…関西地方にある中高一貫の私立校。高等部からの入学も可能ではあるが8割方は中等部からの内部進学者なので募集定員は少ない。
・街全体が吹奏楽が盛んな地域。小学校にも吹奏楽部がある学校が多い。
・部員は小学校からの経験者が多い。
(各学年補足)
●高等部3年生●
文次郎と仙蔵♀、長次と小平太♀がそれぞれ同じ小学校出身。
留三郎と伊作♀は家が隣同士の幼馴染。
6人とも小学校の時からの経験者。長次は小学校時代はコントラバスではなくチューバだった。
●高等部2年生●
兵助と勘右衛門♀
・同じ小学校出身。2人とも小学校の時からの経験者。
三郎と雷蔵♀
・従兄妹同士。
・雷蔵♀は小学校の時からの経験者。
・三郎は小学校時代は吹奏楽部に入ってはいなかったがオーボエは習っていた。雷蔵♀が中学も吹奏楽部に入部したから入部した。
八左ヱ門
・経験なし。
・廊下で三郎と話していた所を小平太♀から「ティンパニ叩けそう」的なことを言われて強制的に入部させられた←
・吹奏楽に関してはほとんど初心者だったが元々才能があったのか飲み込みは早かった。
●高等部1年生●
滝夜叉丸♀と喜八郎
・幼稚園の時からの腐れ縁。2人とも小学校の時からの経験者。
三木ヱ門♀
・小学校の時からの経験者。
守一郎
・高等部から入学。中学時代も吹奏楽部に入っていた。
・祖父はジャズ ライブハウスを経営しているらしい。
・そのため、幼少期の頃から祖父から色々な楽器を教え込まれていた。ピアノ、ドラム、サックス、コントラバスはできる。
タカ丸
・高等部から入学。中学時代も吹奏楽部に入っていた。実家は美容院。
・中学卒業後は美容師の修行をしていたが、やはり高校生活への憧れを捨てきれず、大川学園に編入する。
・そのため、年齢は高校3年生と同じ。
●中等部3年生●
孫兵♀、左門と三之助と作兵衛♀、藤内♀と数馬という組み合わせでそれぞれ同じ小学校出身。
6人とも小学校の時からの経験者。
●中等部2年生●
三郎次と左近♀と久作
・同じ小学校出身。小学校の時からの経験者。
・中学では入部するつもりはなかったが、見学だけしようと音楽室に行った所を小平太♀に捕獲(?)された。
四郎兵衛♀
・経験なし。
・滝夜叉丸♀に勧誘されて延々と長話を聞かされてる内に気付いたら入部していた。
石人♀
・転校生。前の学校でも吹奏楽部に入っていた。
●中等部1年生●
1年A組
・同じ小学校出身。4人とも小学校の時からの経験者。
1年B組
・同じ小学校出身。4人とも小学校の時からの経験者。
・孫次郎♀は小学校時代はB♭クラリネットを吹いていた。
1年C組
・きり丸、しんべヱ、金吾以外の8人は小学校の時からの経験者。
・喜三太♀、金吾は小学校時代は神奈川に住んでいた。
0366創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/03(月) 00:47:12.46ID:KIsSPTB+
n番煎じか分からないけど
忍たま 吹奏楽部パロ
(設定)
・全員女体化
・中高一貫の大川女学院
・姉妹校は中高一貫の山本学園男子中学校・高等学校
・年齢 公式設定+3歳
(部員) ★パートリーダー
※全員元の名前を少しもじった女性名
・フルート(5名) ★善法寺伊沙子(高3)、三反田和葉(中3)、川西左希(中2)、鶴町伏乃(中1)、猪名寺蘭華(中1)
・クラリネット(6名) ★尾浜勘奈(高2)、浦風藤奈(中3)、能勢久子(中2)、今福日菜子(中1)、初島真子(中1)、夢前三晴(中1)
・バスクラリネット(2名) 綾部喜乃(高1)、笹山悠子(中1)
・オーボエ(2名) ★立花仙華(高3)、黒門七瀬(中1)
・ファゴット(2名) ★中在家長子(高3)、二ノ坪文香(中1)
・アルトサックス(2名) ★鉢屋参月(高2)、黒木庄子(中1)
・テナーサックス(2名) 伊賀崎真衣(中3)、羽丹羽美石(中2)
・バリトンサックス(1名) 上ノ島一華(中1)
・トランペット(5名) ★潮江文乃(高3)、田村美樹(高1)、神崎左奈恵(中3)、任暁左知(中1)、加藤団亜(中1)
・ホルン(4名) ★久々知兵子(高2)、斎藤多佳子(高1)、池田三波(中2)、二郭伊鈴(中1)
・トロンボーン(4名) ★竹谷八重子(高2)、平滝乃(高1)、時友白奈(中2)、佐武虎々奈(中1)
・ユーフォニウム(2名) ★不破雷華(高2)、土井桐乃(中1)
・チューバ(3名) ★七松琴音(高3)、次屋三奈子(中3)、皆本加奈(中1)
・パーカッション(6名) ★食満留花(高3)、浜柊子(高1)、富松咲良(中3)、下坂部平花(中1)、福富心(中1)、山村喜紗良(中1)
0367創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/04(火) 20:09:12.61ID:h99DHap7
>>366
設定を中高一貫の共学:大川学園に変えたver.
・男女半々ぐらい
・女子設定のキャラは元の名前を少しもじった女性名で男子設定のキャラも何人かは今時風にもじった名前に変えている
(部員) ★パートリーダー
・フルート(5名) ★善法寺伊沙子(高3)、三反田和葉(中3)、川西左希(中2)、鶴町伏乃(中1)、猪名寺蘭香(中1)
・クラリネット(6名) ★尾浜勘奈(高2)、浦風藤内(中3)、能勢久作(中2)、今福日菜子(中1)、初島真子(中1)、夢前三晴(中1)
・バスクラリネット(2名) 綾部喜八郎(高1)、笹山悠大(中1)
・オーボエ(2名) ★立花仙華(高3)、黒門七瀬(中1)
・ファゴット(2名) ★中在家長次(高3)、二ノ坪絢斗(中1)
・アルトサックス(2名) ★鉢屋三郎(高2)、黒木庄一(中1)
・テナーサックス(2名) 伊賀崎誠(中3)、羽丹羽美石(中2)
・バリトンサックス(1名) 上ノ島一華(中1)
・トランペット(5名) ★潮江文次郎(高3)、田村美樹(高1)、神崎左奈恵(中3)、任暁左知(中1)、加藤団蔵(中1)
・ホルン(4名) ★久々知兵助(高2)、斎藤貴斗(高1)、池田亮次(中2)、二郭伊鈴(中1)
・トロンボーン(4名) ★竹谷八左(高2)、平 滝乃(高1)、時友白奈(中2)、佐武虎若(中1)
・ユーフォニウム(2名) ★不破雷華(高2)、土井桐斗(中1)
・チューバ(3名) ★七松琴音(高3)、次屋三之助(中3)、皆本金吾(中1)
・パーカッション(6名) ★食満留三郎(高3)、浜 守一郎(高1)、富松咲良(中3)、下坂部平太(中1)、福富信太(中1)、山村喜紗良(中1)
0368創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/17(月) 20:28:16.25ID:CtVO8bvI
n番煎じか分からないけど
忍たま 吹奏楽部パロ
(設定)
・全員女体化
・中高一貫の大川女学院
・姉妹校は中高一貫の山本学園男子中学校・高等学校
・年齢 公式設定+3歳
(部員) ★パートリーダー
※全員元の名前を少しもじった女性名
・フルート(5名) ★善法寺伊沙子(高3)、三反田和葉(中3)、川西左希(中2)、鶴町伏乃(中1)、猪名寺蘭香(中1)
・クラリネット(6名) ★尾浜勘奈(高2)、浦風藤奈(中3)、能勢久子(中2)、今福日菜子(中1)、初島真子(中1)、夢前三晴(中1)
・バスクラリネット(2名) 綾部喜乃(高1)、笹山悠子(中1)
・オーボエ(2名) ★立花仙華(高3)、黒門七瀬(中1)
・ファゴット(2名) ★中在家長子(高3)、二ノ坪文香(中1)
・アルトサックス(2名) ★鉢屋参月(高2)、黒木庄子(中1)
・テナーサックス(2名) 伊賀崎真衣(中3)、羽丹羽美石(中2)
・バリトンサックス(1名) 上ノ島一華(中1)
・トランペット(5名) ★潮江文乃(高3)、田村美樹(高1)、神崎左奈恵(中3)、任暁左智(中1)、加藤団亜(中1)
・ホルン(4名) ★久々知兵子(高2)、斎藤多佳子(高1)、池田三波(中2)、二郭伊鈴(中1)
・トロンボーン(4名) ★竹谷八重子(高2)、平滝乃(高1)、時友白奈(中2)、佐武虎々奈(中1)
・ユーフォニウム(2名) ★不破雷華(高2)、土井桐乃(中1)
・チューバ(3名) ★七松琴音(高3)、次屋三紗希(中3)、皆本加奈(中1)
・パーカッション(6名) ★食満留花(高3)、浜柊子(高1)、富松咲良(中3)、下坂部平花(中1)、福富心(中1)、山村喜紗良(中1)
0369創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 19:41:20.35ID:8jNDuq5F
けいおん!! 3年2組 吹奏楽部パロ
所属パート(誰がどのパートかは完全に自分の趣味で設定)
フルート(3名) 遠藤未知子、岡田春菜、佐々木曜子
ピッコロ(1名) 和嶋まき
クラリネット(6名) 木村文恵、小磯つかさ、清水響子、高橋風子、平沢唯、宮本アキヨ
バスクラリネット(1名) 秋山澪
オーボエ(1名) 真鍋和
ファゴット(1名) 琴吹紬
アルトサックス(2名) 飯田慶子、佐伯三花
テナーサックス(2名) 立花姫子、三浦一子
バリトンサックス(1名) 松本美冬
トランペット(4名) 桜井夏香、島ちずる、瀧エリ、土屋愛
ホルン(4名) 太田潮、木下しずか、巻上キミ子、若王子いちご
トロンボーン(2名) 佐久間英子、佐藤アカネ
バストロンボーン(1名) 柴矢俊美
ユーフォニウム(2名) 菊池多恵、佐野圭子
チューバ(2名) 近田春子、中島信代
パーカッション(5名) 砂原よしみ、田井中律、中西とし美、野島ちか、矢田ますみ
0370創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 20:20:10.88ID:8jNDuq5F
n番煎じか分からないけど
忍たま 吹奏楽部パロ
(設定)
・中高一貫の大川学園
・年齢 公式設定+3歳
・い組=A組、ろ組=B組、は組=C組
・現パロ、半数ぐらい女体化
・女子設定のキャラは元の名前を少しもじった女性名で男子設定のキャラも何人かは今時風にもじった名前に変えている
(顧問)
土井半助(中等部1年C組担任)、山田伝蔵(中等部1年C組副担任)、木下鉄丸(高等部2年A組担任)
(部員)
高等部
・3年A組 塩江文次郎、立花仙華
・3年B組 七松光太、中在家長次
・3年C組 食満留三郎、善法寺伊沙子
・2年A組 尾浜勘奈、久々知兵助
・2年B組 竹谷八左、鉢屋三郎、不破雷華
・1年A組 綾部喜乃、平 滝乃
・1年B組 田村美樹、浜 守一郎
・1年C組 斎藤多佳子
中等部
・3年A組 伊賀崎 誠
・3年B組 神崎左奈恵、次屋三之助、富松咲良
・3年C組 浦風藤内、三反田和葉
・2年A組 池田亮次、川西左希、能勢久作
・2年C組 時友白奈、羽丹羽美石
・1年A組 今福彦四郎、上ノ島一平、黒門七瀬、任暁先斗
・1年B組 下坂部平花、鶴町伏乃、二ノ坪文香、初島真子
・1年C組 猪名寺蘭香、加藤団蔵、黒木庄一、笹山悠大、佐武虎若、土井桐斗、二郭伊鈴、福富信太、皆本金吾、山村喜紗良、夢前三晴
0371創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 20:40:22.18ID:8jNDuq5F
>>370 続き
(所属パート) ★パートリーダー
・フルート(4名) ★善法寺伊沙子、三反田和葉、鶴町伏乃、猪名寺蘭香
・ピッコロ(1名) 川西左希
・クラリネット(6名) 斎藤多佳子、伊賀崎 誠、池田亮次、上ノ島一平、初島真子、夢前三晴
・バスクラリネット(2名) ★久々知兵助、二郭伊鈴
・オーボエ(2名) ★立花仙華、黒門七瀬
・ファゴット(2名) ★鉢屋三郎、黒木庄一
・アルトサックス(2名) 田村美樹、加藤団蔵
・テナーサックス(2名) 神崎左奈恵、任暁先斗
・バリトンサックス(1名) ★潮江文次郎
・トランペット(5名) ★食満留三郎、浜 守一郎、富松咲良、下坂部平花、山村喜紗良
・ホルン(4名) ★不破雷華、能勢久作、二ノ坪文香、土井桐斗
・トロンボーン(5名) ★七松光太、平 滝乃、次屋三之助、時友白奈、皆本金吾
・ユーフォニウム(2名) ★尾浜勘奈、今福彦四郎
・チューバ(2名) ★竹谷八左、佐武虎若
・パーカッション(6名) ★中在家長次、綾部喜乃、浦風藤内、羽丹羽美石、笹山悠大、福富信太
0373創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 21:31:10.27ID:8jNDuq5F
>>370 >>371 続き
(主な活動)
夏のコンクール、定期演奏会、文化祭での演奏、マーチング
他校の吹奏楽部・地元の吹奏楽団や合唱団との合同演奏会
地元の保育園・幼稚園・老人ホームなどでの訪問演奏 etc…
(係)
※各係の最年長が係長
会計→会計係…部費、寄付金の管理。
作法→衣装係…演奏会などのイベント時に着る衣装の制作・発注。
体育→宣伝係…演奏会のチラシ配り・ポスター貼りなど。外回り的な仕事が多い。
図書→楽譜管理係…楽譜の取り寄せ・コピー・配布。
用具→楽器・備品管理係…楽器・備品の管理。楽器修理に詳しい人もいるから難しい修理じゃなければ直してもらえることもある。
保健→案内・接待係…OBOGや外部講師来校日の日程調整、当日の案内・接待。
火薬→プログラム係…演奏会のプログラム制作、部内の日常の写真撮影。
生物→大道具係…演奏会の看板や演出用の道具類の制作。
学級→総務、イベント係…各係のまとめ役、演奏会の司会進行など。
0374創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/22(土) 12:13:40.94ID:VrBF/ZcL
>>371 補足
・土井先生と桐斗は従兄弟同士。桐斗の両親が仕事で海外へ行くことが多い為、普段は土井先生の家に居候している。
クラリネットパート
・B♭クラリネット 斎藤多佳子、伊賀崎 誠 、池田亮次、上ノ島一平
・B♭クラリネット兼Esクラリネット 夢前三晴
・B♭クラリネット兼アルトクラリネット 初島真子
・Esクラリネット、アルトクラリネットがある曲の時は三晴、真子が持ち替え
0375創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/23(日) 12:36:30.69ID:zL4kYzN4
>>370-374 続き
夏休みは一週間ぐらい合宿
今年度の合宿場所は信太の家の別荘(かなり大きい)
部屋割りはパートごと
(男子)
・久々知兵助、伊賀崎 誠、池田亮次、上ノ島一平
・潮江文次郎、任暁先斗、加藤団蔵、能勢久作、土井桐斗
・食満留三郎、浜 守一郎、竹谷八左、佐武虎若、今福彦四郎
・七松光太、次屋三之助、皆本金吾、中在家長次(←光太のストッパー役)
・鉢屋三郎、黒木庄一、浦風藤内、笹山悠大、福富信太
(女子)
・善法寺伊沙子、三反田和葉、鶴町伏乃、猪名寺蘭香、川西左希
・斎藤多佳子、初島真子、夢前三晴、二郭伊鈴
・立花仙華、黒門七瀬、尾浜勘奈、綾部喜乃、羽丹羽美石
・田村美樹、神崎左奈恵、富松咲良、下坂部平花、山村喜紗良
・不破雷華、二ノ坪文香、平 滝乃、時友白奈
0376創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/05/02(火) 02:16:39.11ID:zKLRurpg
忍たま二次創作
転生家族パロ
(設定)
・元忍たま+αが現代に転生して生きている
・家族になってる人もいる
・名前が出てないキャラは現代で生きてはいるけど忍たまとは関係ない家に生まれた
・年齢操作・年齢逆転・女体化何でもあり
・親世代はただ単に自分の好きなCP、子供世代は親世代と同じ学年だったとか委員会繋がりとかで当てはめただけ
(家族)※思いついた順
猪名寺家
父:きり丸 母:乱太郎 長男:半助
福富家
父:しんべヱ 母:おシゲ 長女:ユキ 次女:トモミ
木下家
父:鉄丸 母:勘右衛門 長女:兵助 次女:彦四郎
鉢屋家
父:三郎 母:雷蔵 長男:久作 次男:庄左ヱ門
食満家
父:留三郎 母:伊作 長男:数馬 長女:左近 次男:平太
七松家
父:小平太 母:滝夜叉丸 長女:長次 長男:喜八郎
浜家
父:守一郎 母:三木ヱ門 長男:文次郎
笹山家
父:兵太夫 母:団蔵 長女:仙蔵 次女:藤内
佐武家
父:虎若 母:三治郎 長男:八左ヱ門 次男:孫兵
池田家
父:三郎次 母:伊助 長女:タカ丸
次屋家
父:三之助 母:作兵衛 長女:左門 次女:四郎兵衛
皆本家
父:金吾 母:喜三太 長男:与四郎
0377創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/05/07(日) 12:46:40.14ID:NGFG1ePr
n番煎じか分からないけど
忍たま オーケストラ団パロ
(設定)
・大川オーケストラ団
・大川音楽教室の経営者の突然の思い付きにより創設された若手のオーケストラ団
・団員は学生時代に大川音楽教室に通っていた、吹奏楽部に入っていた等の経験者からほとんど経験なしの素人まで色々(人数集めの為、未経験者でもOKと募集した)
・年齢設定 公式設定+10歳
・現パロ、女体化あり
・誰が女体化・どの楽器かは自分の趣味
・元の名前から女性名や現代風にもじった名前に変えてるキャラあり
(団員)
第一バイオリン(8名) 鉢屋三郎、神崎左門、能勢久作、黒門七瀬、任暁左吉、二ノ坪文香、黒木庄一、福富信太
第二バイオリン(6名) 伊賀崎 誠、富松咲良、羽丹羽美石、猪名寺乱太郎、笹山悠大、夢前三晴
ヴィオラ(5名) 善法寺伊沙子、川西左希、上ノ島一平、鶴町伏乃、山村喜三太
チェロ(3名) 綾部喜八郎、三反田数馬、皆本加奈
コントラバス(2名) 中在家長次、佐武虎若
フルート(2名) 田村美樹、浦風藤佳
クラリネット(2名) 平 滝乃、時友白奈
オーボエ(2名) 久々知兵助、二郭伊鈴
ファゴット(2名) 斎藤貴斗、次屋三之助
トランペット(2名) 食満留三郎、下坂部平花
ホルン(2名) 不破雷華、土井桐斗
トロンボーン(2名) 尾浜勘奈、今福日菜子
バストロンボーン(1名) 池田亮次
チューバ(2名) 潮江文次郎、加藤団蔵
ピアノ(1名) 立花仙華(編成にピアノがない時は指揮者)
打楽器(4名) 七松光太(基本打楽器全般、時々指揮者)、竹谷八左(太鼓系)、浜 守一郎(太鼓系・シンバル)、初島真子(鍵盤系)
0378創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/05/07(日) 19:30:50.60ID:T77hDucl
n番煎じか分からないけど
忍たま オーケストラ団パロ
(設定)
・大川オーケストラ団
・大川音楽教室の経営者の突然の思い付きにより創設された若手のオーケストラ団
・団員は学生時代に大川音楽教室に通っていた、吹奏楽部に入っていた等の経験者からほとんど経験なしの素人まで色々(人数集めの為、未経験者でもOKと募集した)
・年齢設定 公式設定+10歳
・現パロ、女体化あり
・誰が女体化・どの楽器かは自分の趣味
・元の名前から女性名や現代風にもじった名前に変えてるキャラあり
(団員)
第一バイオリン(8名) 鉢屋三郎、神崎左門、能勢久作、黒門七瀬、任暁左吉、二ノ坪文香、黒木庄一、福富信太
第二バイオリン(6名) 伊賀崎 誠、富松咲良、羽丹羽美石、猪名寺乱太郎、笹山悠大、夢前三晴
ヴィオラ(5名) 善法寺伊沙子、川西左希、上ノ島一平、鶴町伏乃、山村喜三太
チェロ(3名) 綾部喜八郎、三反田数馬、皆本加奈
コントラバス(2名) 中在家長次、佐武虎若
フルート(2名) 田村美樹、浦風藤佳
クラリネット(2名) 平 滝乃、時友白奈
オーボエ(2名) 久々知兵助、二郭伊鈴
ファゴット(2名) 斎藤貴斗、池田亮次
トランペット(2名) 食満留三郎、下坂部平花
ホルン(2名) 不破雷華、土井桐斗
トロンボーン(2名) 次屋三之助、今福日菜子
バストロンボーン(1名) 尾浜勘奈
チューバ(2名) 潮江文次郎、加藤団蔵
ピアノ(1名) 立花仙華(編成にピアノがない時は指揮者)
打楽器(4名) 七松光太(基本打楽器全般、時々指揮者)、竹谷八左(太鼓系)、浜 守一郎(太鼓系・シンバル)、初島真子(鍵盤系)
0379創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/05/24(水) 21:26:51.08ID:IfDLwrIk
n番煎じか分からないけど
忍たま 吹奏楽部パロ
(設定)
・中高一貫の大川学園
・年齢 公式設定+3歳
・い組=A組、ろ組=B組、は組=C組
・現パロ、半数ぐらい女体化
・女子設定のキャラは元の名前を少しもじった女性名で男子設定のキャラも何人かは今時風にもじった名前に変えている
(顧問)
土井半助(中等部1年C組担任)、山田伝蔵(中等部1年C組副担任)、木下鉄丸(高等部2年A組担任)
(所属パート) ★=パートリーダー
・フルート(5名) ★善法寺伊沙子、浦風藤佳、川西左希、二郭伊鈴、夢前三晴
・クラリネット(6名) ★立花仙華、伊賀崎 誠、能勢久作、鶴町伏乃、猪名寺乱太郎、山村喜紗良
・バスクラリネット(2名) 斎藤多佳子、初島 次郎
・オーボエ(2名) ★久々知兵助、黒木庄一
・ファゴット(2名) ★綾部喜乃、黒門伝七
・アルトサックス(2名) ★鉢屋三郎、今福日菜子
・テナーサックス(2名) 富松咲良、加藤団蔵
・バリトンサックス(1名) 時友白奈
・トランペット(5名) ★食満留三郎、田村美樹、神崎左奈恵、任暁先斗、皆本金吾
・ホルン(4名) ★尾浜勘奈、三反田数馬、池田亮次、上ノ島一華
・トロンボーン(4名) ★竹谷八重子、浜守一郎、次屋三之助、下坂部平花
・ユーフォニウム(2名) ★不破雷華、土井桐乃
・チューバ(2名) ★潮江文次郎、佐武虎若
・コントラバス(2名) ★中在家長次、福富信太
・パーカッション(5名) ★七松光太、平 滝乃、羽丹羽せつな、二ノ坪 怪斗、笹山悠大
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