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 ◇報告なし、信じられない
 元総務相の片山善博・早稲田大院教授(政治学)の話 
秘書官の作法として、首相と近しい人物との面会は首相のあだになる可能性もあり本人に相談する。
指示がないのに柳瀬唯夫元首相秘書官が加計学園関係者と面会し、報告もしなかったとは信じられず、首相答弁は作り話としか思えない。
「チーム安倍」の柳瀬氏が指南する時点で、加計ありきだったとの印象は拭えない。首相が一点の曇りもないと言うのなら、与党は野党が求める証人喚問などに応じるべきだ。

 ◇審議停滞は首相の責任
 岩本美砂子・三重大教授(政治学)の話 
柳瀬唯夫元首相秘書官が加計学園関係者と3度会っていたことが判明しても、首相は新設を昨年1月まで知らなかったと言い張っている。
誰もが分かる矛盾で、完全な行き詰まりだ。審議が進まないのは「野党がサボっているから」という声があるが、このような答弁をする首相の責任だ。
これでは国民の信頼は得られない。森友・自衛隊の日報隠し・セクハラ問題もあり、支持率にボディーブローのように効いていくと思う。