・ここは、なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのか?
または、なぜエヴァは楽しまれてるのか?について、その理由を述べたり、議論したり、追究したり、語ったりするスレです。
思ったこと、思うことを書いてみましょう!
・雑談は基本OKだけど程々に。
・節度ある態度で楽しく!
・ここはアンチスレではないので、エヴァや他のアニメを叩きたい人は各アンチスレへ行きましょう。
前スレ&テンプレは>>2-18 玲音「ママ」
美穂(玲音の母)「なあに」
玲音「メールが来たの」
美穂「…」
玲音「先週自殺した子から」
美穂「…」
玲音「…」
父親が帰ってきたであろう車の音と足音に気付く玲音。
玲音「…」
康夫(玲音の父)「どうした?玲音。玲音がこの部屋に入ってくるの珍しいね」
玲音「あ…私の。私のNAVI、新しいのに」
康夫「あはは、やっと興味が出てきたのかい。玲音も、中学生になったんだ。
友達に遅れちゃうちゃうだろ?もっと良いマシンをつかいなさいって。あ?
この世界はね、玲音。
リアルワールドでも、ワイヤードでも、人間はみんなつながって、それで社会が動いてる」
玲音「…」
康夫「…」
康夫「玲音のような子でも、すぐに友達が出来るんだよ。怖がることなんて全然ないんだ。
そこらへんのところが何故かママには理解出来ないんだなあ」
玲音「…」
康夫「…」
玲音「怖くなんかないよ。私」
康夫「でも、どうして、急にそんなこと言いだしたのかな?」
玲音「会いたい友達がいるの」
康夫「けっ、へへへへへへ」
乗客たち「ああ!」
玲音「うっ」
乗客たち「どうしたんだ」
『皆さま、お急ぎのところ申し訳ございません。この電車はただ今事故の為停止中です』
乗客たち「なんだって?」「人身かな」
玲音「あ…」
電車の窓に手を触れると、電線から血がポタポタ垂れるくるのを感じる。
誰もいない通学路に踏み切りが現われ、線路が見える。
線路に侵入する誰か。
警報音を鳴らす電車。
声にならない声を出す玲音。
誰かが轢かれるのを見ても何もできずにいた。
気付くと涙が出ていた。
先生「岩倉さん」
玲音「あ」
先生「岩倉さん」
玲音「あ、はい」
先生「ここ、テストに出るわよ」
再びぼやけてくすんで見える黒板。
早くワイヤードに来て―
帰りの通学路で、死んだはずの千砂とすれ違うのを感じる。
玲音「千砂ちゃん?そこ、どこ?」
微笑む千砂。
千砂「…」
消えてしまう千砂。
玲音「待ってよ」
何を怖がってるの?ちょっと試してみるだけでいいのに
うふふふ、うふふ
「サイベリア?
別に
来たくて
来てるんじゃ
ないよ―」
「一万?
そりゃ高い!
相場は
四千円って
とこだよ」
玲音「ううん、違うよ。来てないんだ。分かんない」
朝から熊の着ぐるみを着て、パソコンに向かう玲音。
美香「なーんだ。誰か来てんのかと思った」
玲音「誰かって?」
美香「玲音の空想の、お・と・も・だ・ち」
玲音「…」
美香「とかね」
玲音「…」
(バタン)
美香「また遅刻するよ」
玲音「あ」
窓辺に並べられたクマ、ウサギ等のぬいぐるみ。
通学路を歩いていると、金髪の外国人が電柱に立っているのを見つける。
視線を感じしばらく見合うが、怖くて走って逃げてしまう。
青い目が頭から焼き付いて離れないのだった。
ありす「玲音!」
玲音「あ」
ありす「おはよう」
玲音「お、おはよう」
麗華「ほーら、やっぱり違うよ」
樹莉「そうかな。でも…」
りす「よしなさいよ。可哀想じゃない、玲音が」
麗華・樹莉「ふふ」
ありす「何でもないよ。さあ、行こう」
玲音「うん」
樹莉「でもさあ」
麗華「ねえ」
ありす「もういいじゃない」
樹莉「うん、え?」
玲音「まだ、来てる?メール」
樹莉「メール?」
玲音「千砂ちゃんからの」
樹莉「ああ、あのこと?もう来てないって」
ありす「玲音にも来たの?いたずらメール」
樹莉「えー」
麗華「そうなの?」
玲音「…ちょっと、気になっただけ」
樹莉「なーんだ」
麗華「やっぱり似てっかな」
樹莉「え」
麗華「玲音、昨日の夜何してた?」
玲音「え」
樹莉「でしょでしょ」
ありす「だから違うって」
麗華「だよね、似てない似てない」
樹莉「えー」
玲音「何?」
麗華「いやさ、昨日の夜サイベリアに玲音そっくりの子がいてさあ」
玲音「サイベリア?」
樹莉「私たち昨日勇気出して初めて行ってみたんだよね」
麗華「大したことなかったじゃん」
ありす「緊張してたくせに。ふふふ。ああ、クラブだよ。夜中に若い子たちが集まるところ」
玲音「…」
ありす「よしなさいよ。可哀想じゃない、玲音が」
麗華・樹莉「ふふ」
ありす「何でもないよ。さあ、行こう」
玲音「うん」
樹莉「でもさあ」
麗華「ねえ」
ありす「もういいじゃない」
樹莉「うん、え?」
玲音「まだ、来てる?メール」
樹莉「メール?」
玲音「千砂ちゃんからの」
樹莉「ああ、あのこと?もう来てないって」
ありす「玲音にも来たの?いたずらメール」
樹莉「えー」
麗華「そうなの?」
玲音「…ちょっと、気になっただけ」
樹莉「なーんだ」
麗華「やっぱり似てっかな」
樹莉「え」
麗華「玲音、昨日の夜何してた?」
玲音「え」
樹莉「でしょでしょ」
ありす「だから違うって」
麗華「だよね、似てない似てない」
樹莉「えー」
玲音「何?」
麗華「いやさ、昨日の夜サイベリアに玲音そっくりの子がいてさあ」
玲音「サイベリア?」
樹莉「私たち昨日勇気出して初めて行ってみたんだよね」
麗華「大したことなかったじゃん」
ありす「緊張してたくせに。ふふふ。ああ、クラブだよ。夜中に若い子たちが集まるところ」
玲音「…」
ありす「そこで玲音にちょっと似た子がいたの」
玲音「私、昨日は」
ありす「分かってるって。玲音じゃないよ、その子。私たちもはっきり見た訳じゃないんだけど、
すごく派手な格好してたし、なんかすごい剣幕で怒鳴ってたし」
麗華「うん、まあ性格とかも全然違うって感じ」
樹莉「でも、似てたけどなあ。そうだ。今度玲音も連れて行こうよ」
麗華「あは、確かめるって訳?」
ありす「よしなさいよ。面白がってさ」
麗華「意外と、玲音みたいな子がクラブとか行くと突然性格変わっちゃったりしてねー」
ありす「そっか。玲音も少しは活発になるかな」
樹莉「そうだよ、行こう。玲音」
麗華「面白いかもよ」
ありす「玲音だって、もうちょっと社交的になったほうが楽しいよ。ね、玲音」
玲音「…」
『一種のスマートサプリメントであるこのアクセラは、ナノメカニズムによって、
体内に周波数の振動を発信し、ある特定のホルモンの分泌を促します。
そのホルモンが分泌されますと、人間の中の時間の感覚が、影響を受け、
意識が加速したようになると言われています。
意識だけでなく、確かに脳の働きも活性化されまして、
演算機能が、倍から、最大12倍まで、高くなるようです。
このナノメカニズム自体、消化液で、日中夜で消滅します。その影響力は断続的に…』
玲音「あ…あ」
『今夜
サイベリアで、
楽しもうね!
ありす』
玲音「…」
『あたし―
今夜は、やめ』
(ピッ)
玲音「…」
玲音が廊下を歩いていると、ドアから誰かが覗いているのに気づく。
玲音「あ…」
他に何人か幻影が現われる。
あのドアに立っていたのは、
この前、玲音が通学路でに出現した線路で見た轢かれた女の子であった。
家に帰ると運送屋のワゴンが停まっている。
運送屋の男性「ふー。あ、ここ、君んち?あー、やー良かった。お届け物です。
すぐ下ろしますので、よろしくお願いします」
うなずく玲音。
運送屋の男性「よっと」
玲音「…」
運送屋の男性「よっ。じゃ、ここにサインくれる?しかし、すげえなーこれ」
玲音「え」
運送屋の男性「俺も欲しいよ、こんな。お、ども。これって全部あんたんだろ」
玲音「分かんない」
運送屋の男性「ふーん、じゃあこれがなんだか知らないのか?」
うなずく玲音。
運送屋の男性「最新式のNAVIだよ。それもフル装備の。これだけのマシンパワーがあったら、
ワイヤードに入っても全然ストレスなく自由に動けるんだろうなー。
俺も自作マシンやってんだけどさ、全然敵わないや」
玲音「そんなこと、ない。私も全然知らないんだもの」
運送屋の男性「ふ、すぐ分かるって。じゃあ、どもー」
玲音「…」
クマの着ぐるみを着て、天井を眺めていると、父親の車の音に気付く。
一階に降りると、康男と美穂がキスしているのを見かける。
康男「届いてたな。玲音のNAVI」
美穂「早く片づけてくださいよ。邪魔なんだから」
康男「食事が済んだらセットアップしてあげるからね。うーん、このNAVIは私が自分で使いたいくらいだよ」
玲音「パパ」
康男「ん?」
玲音「これ、今、セット欲しいの」
康夫「え?おいおいどうしたんだい、急に。玲音。そうしよう」
康男「子供用のNAVIなんてものを、いつまでも使っていてはいけないよ。
コミュニケーションというものは、人と人との関係が、成熟するのに合わせて、
それなりの高度なシステムが必要なものだ。分かるかい?玲音」
玲音「…」
康男「おいで。このマシーンのユーザー登録をしなさい。話しかけてごらん」
玲音「ハロー、NAVI」
康男「これでこのNAVIは、玲音のものだ。友達にも自慢出来るぞ。はっはっはっは」
康男「おっと、何だい、美香。どうかしたのかい」
美香「はあ」
玲音「NAVI、メールは来てる?」
『lain宛てのメールはありません』
(ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ)
玲音「…」
『玲音
今、どこ?
みんな待ってる
絶対 だよ♡』
ありす『うん、そこの角を左。そのまままっすぐ。見えた?』
玲音「うん」
ありす『その地下だから。ね』
玲音「…」
タロウ「ねえ、お姉さん」
ミューミュー「通れないよー」
玲音「あ、ごめんなさい」
タロウ「だからそんな方法じゃ、情報管理センターへすぐ見つかっちゃうって」
マサユキ「アタックするだけなら平気じゃない?」
ミューミュー「あそこのゲーセンでさー」
玲音「…」
樹莉「おーそーいー、玲音ったら」
麗華「この時間、玲音はいつも寝てるもんね。うふふ」
樹莉「玲音さ、夜なら夜向きの服ってもんがあるんじゃないの?」
玲音「あ…」
ありす「今度玲音に大人っぽい服選んであげようよ」
麗華「えー似合うかな」
ありす「麗華」
樹莉「じゃあさ」
ありす「なあに?」
樹莉「やっぱりこないだのって、玲音じゃなかったんだね」
麗華「だから、そう言ってるじゃないよ。玲音はあんな恰好しないし、あんな言葉遣いしないし、あんな顔はしないってば」
玲音「その子って、そんなにそっくりだったの?」
樹莉「うん、私絶対玲音だって思ったもん」
玲音「そう」
(バキューン)
ありす「え」
(バリーン!)
「きゃあ!」「銃声が聞こえるぞ!」「殺されるぞ」「助けてくれ!」
樹莉「きゃあ!」
ありす「樹莉!」
樹莉「ああ」
玲音「…」
血が流れてくる感触を感じる玲音。
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life time: 202日 21時間 30分 51秒
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