こち亀続編スレッド15
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
駅伝大会が長引いたので
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が2016年に連載終了後、5chでこち亀続編として両津勘吉とこち亀のキャラクターが自由に大活躍したり色んなジャンルの作品のキャラクターと共演したりするスレッドです。
本編で出来なかったこと(男祭りなどやビジネス)もこのスレで
ルール
1)主役は両津勘吉な
2)どんなジャンルのキャラクターでも登場してOK ここは一言スレじゃないのでアニメ化されていない作品のキャラでも登場してよい
3)ここで戦闘及びキャラクターの殺害は基本的に禁止。 ただしおしおきでの戦闘。レースでの戦闘はのぞく
4)2chの一言スレや断罪スレで逮捕及び地獄行きになったキャラや絶版されたキャラ等は使用禁止。リセット前で問題行為をしたキャラクターは続編スレも登場禁止。ただし改心したなら使用しても良い。
5)もし両津が悪さをすれば、このスレの番人である大原部長(こち亀)と山下利古里(大帝国) ガッツ(ベルセルク) 地球連邦軍(ガンダムシリーズ) ティターンズ(機動戦士Zガンダム)等の続編スレ警備部隊が両津にお仕置きを執行します。
6)両津が合法的な金儲けをしているときはお仕置きは絶対禁止。やったら執行者がその分の金を払い賠償する事
7)このスレで悪さや両津の悪事に協力したり、逃走の手助けに協力した者もお仕置き対象となります。
8)両津が悪事を働いてないにも関わらずお仕置きを執行した場合は執行者がお仕置きを受け即時絶版。ただし本人である証拠が無ければお仕置き出来ない。
9)両津を殺害、もしくは殺害を宣言したら即絶版及び続編スレ永久登場禁止
10)こち亀以外のキャラが出しゃばりすぎたり両津を不当な理由でお仕置きしようとするとなにか恐ろしい事があるかもしれないぞ
11)一話完結型のため本物の両津がどんなお仕置きを受けたとしても次の話では何事もなかったことになる
12)一話完結だからパラレルワールドも別次元の話もありとする
13)これまでのこち亀続編スレの出来事はなかった事になっているから時系列はこち亀続編スレ1からとなる。よって主役は両津と両津ブラックな
14)続編スレッド乗っ取りしたら即お仕置き対象な
15)使徒化したキャラは無条件でガッツ(ベルセルク)のドラゴンころしで頭をかちわられてください 亀有公園前派出所。
その日もいつもと変わらない、両さんが部長に怒られたりするドタバタ日常が繰り返されるはず…だった。
両津「ナニィ?宝石強盗だとぉ!?」
中川「はい。最近隣町の綾瀬と金町の宝石店が強盗の被害を受けているんですよ。」
派出所内にて両津が驚愕したのは。
中川によって聞かされた宝石の強盗犯。
麗子「それも驚いたことに、強盗犯は少女三人なの両ちゃん。リーダー格は緑髪で紫の目をした魔法使いのとんがり帽子をした紫の魔法使いの女の子という事よ」
両津「魔法使い…天国にいる花山のジジイを思い出すな。で、綾瀬と金町の警察は何やってんだ?」
なんと強盗犯は三人の少女。
リーダー格は紫の魔法使いだという。
魔法使いと聞き、花山里香を彷彿とする両津。
中川「それが…警察もその宝石強盗を捕まえようとはしているんですが、なかなか捕まえられないんですよ」
両津「なんでだ中川?どうして捕まえられないんだ?」
大原「それについてはわしが話そう両津。署長の話によると、捕まえようにも魔法を使ってくる上に、さらにどこからともなく狙撃を受けるのだ。」
両津「なんですとぉ!?狙撃!?」
大原「そうだ。それもえらく正確な腕前でな。追跡しようにも狙撃の危険のために泣く泣く追跡を断念せざるを得ないんだ。」
両津「−−−−その狙撃してきたやつも仲間じゃねえのか?」
中川「ええ。これがその狙撃犯の写真です。」
その通りだと言わんばかりに、
中川はスマートフォンに映っている、写真を見せる。
そこには大き目の濃緑色のマントに身を包んだ格好をしており
腰まである茶髪をしておりアホ毛がある少女。目は抹茶色のグリーンアイ。
もう一人は金髪で黒っぽいセーラー服・赤ネクタイをしており
頭部にメイドさんがつけるホワイトブリムをしている少女。
二人に共通しているのは、どちらもタクティカルベストと戦闘用ヘッドセットで武装し、スナイパーライフルを持っているという事。
茶髪の少女はボルトアクション式狙撃銃。----ロシア製のDVL-10。
金髪の少女はセミオート式狙撃銃。----アメリカ製、アメリカ陸軍が使用している最新のM110A2だ。
両津「こいつらが狙撃犯か!?まだガキじゃねえか!!…茶髪の子はロシア製のDVL-10に、金髪の子は米軍が使ってるM110A2じゃねえか…ただの宝石強盗犯にしては、随分と物騒なもんを持ってるぞ!!」
両津「それに相当のカスタムが施されている…二つともサイレンサーバレル付きにバイポッドに高倍率スコープ…」
両津「宝石を奪うためにここまでするのか!?わしには信じられん!!」
ミリタリー知識の豊富な両さんは二人の持っている狙撃銃を一瞬でピタリと言い当て。
ただの宝石強盗ではないと看破。
当然だ。宝石強盗のために、ここまでの武装をするとは尋常でない。
麗子「信じられないかもしれないけど両ちゃん。この子達は、追跡を妨害するために狙撃をしてくるのよ…」
中川「この二人のおかげで、何度も追跡を中止せざるを得ないんです。」
両津「少女宝石強盗団に、それを援護する少女の狙撃手か…」
大原部長「特殊刑事課も総動員で動いているが、その二人のせいで捕まえられないんだ。」
両津「特殊刑事課も出て捕まえられないんですか!?」
大原部長「それがな…捕まえようにも風を操り空を飛んで逃げるんだ。」
大原部長「しかももう一人は、雷を放って来る…それも物凄い雷をな。」
両津「風と雷を放ってくる狙撃手か…どうりで特殊刑事課でも捕まえられねえわけだ。」
大原部長「まだこちらには来ていないが、おそらく近いうちに来るとみている…」 するとそこに派出所に一つの声が。
???「こんにちは。両さんはいますか?」
派出所に来たのは、
緑のとんがり帽子と青い大きなリボン、茶髪と緑目が特徴の魔法使いの少女。
日本では見られない格好。
ファンタジーの世界から抜け出してきたかのような、少女だった。
両津「ん…!?よう、アシュリーじゃないか!?久しぶりだな!!」
アシュリー(VIPRPG)「両さん!お久しぶりです!」
中川「先輩。その女の子は誰ですか?」
両津「中川、紹介しよう、コイツはアシュリーと言ってな。魔法使いの女の子だ。この子とは天国にいる花山の爺さんの紹介で知り合ったんだ。」
両津「魔術学校に通っていてな。花山の爺さんの教え子なんだ。」
中川「天国警察の花山さんが、魔術学校の先生なんですか?」
両津「ああ。神が特別に許可してくれたんだよ。偶然お忍びで地上に来ていた神と花山の爺さんが、アシュリーの魔法の才能を見てな。」
両津「わしの友達だ!よく競馬とかゲーセン、プラモ屋とかに遊びに連れて…」
大原部長「バッカモーン!!お前こんな子供にギャンブルへ連れて行ったのか!?」
両津「いでででで!!だってアシュリーが行ってみたいっていうから…あくまで見せただけですよ!!」
大原部長「それならいいとして…しかし天国警察の花山さんに女の子の知り合いがいたとは…」
中川「花山さんの知り合いの魔法使いですか…初耳ですね。」
両津「この子は花山と同じ魔法使いなんだが…決定的に違うところがある。」
中川「どこが違うんですか?」
両津「花山は変化魔法を使えるが、なんとアシュリーは時間を操る時魔法や色んな魔法を使えるんだ!」
アシュリー「まだまだ半人前以下ですけどね…はは。」 アシュリー「ところで両さん。今の話ですが…狙撃だの宝石強盗だと言っていませんでした?」
両津「ああ。隣町の綾瀬と金町の宝石店が強盗の被害を受けてな。首謀者が紫の魔法使いの女の子で…」
アシュリー「…………………。両さん。犯人の目星がつきました。僕の友達かもしれません…」
両津「本当か!?」
大原部長「知っているのかね!?」
アシュリー「ええ。紫の魔法使いの女の子と言いましたよね?…僕の予感が正しければ。その子の名前は『テヌキ』です。」
両津「テヌキだとぉ!?…ひでえ名前だな。だって手抜き工事の『手抜き』だからな…一歩間違えれば悪口じゃねえか!?」
麗子「ねえアシュリーちゃん。そのテヌキって子が強盗犯のリーダーで間違いないの?」
アシュリー「はい。間違いがなければその子…テヌキちゃんが…リーダーです。」
大原部長「アシュリー君。それは本当なのかね?…この動画に移っている三人だが…見てほしいんだ。」
大原部長は携帯にある動画を見せる。
その映像は、"テヌキ達が"宝石強盗をしている場面だ。
タクティカルベストを着用し、Vz61スコーピオンサブマシンガンを右手に構えて店員に向けているテヌキのそばには、二人の少女が。
一人は髪の毛が水蛇のように動き、濃青色のワンピースを着た青髪で狂気むき出しのような表情をした少女。
もう一人は外見は濃緑髪で病衣を身に付けた少女で目付きが非常に悪い少女。
二人は同じく、テヌキと同じくタクティカルベストで武装していた。
濃青色の髪をした少女はサプレッサーと、オープン型ドットサイト・フォアグリップ・レーザーサイトを装着した
AR-15とH&K MP5の中間のようなデザインをしているのが特徴の
SIG MPXを装備。
濃緑髪の目つきの悪い少女の方は、フォアグリップにサプレッサー…チューブ型ドットサイトにレーザーサイト
一般的なボックスマガジンを使用するタイプのPP-19-01 Vityaz。
アシュリー「----はい。間違いありません。テヌキちゃんです。」
やっぱり、という表情をしているアシュリーに対し、大原部長は言いながら続ける。
大原部長「そのテヌキの隣にいる少女二人は…?」
アシュリー「…ええ。テヌキに従っている。----手下の魔法具現化です。」
大原部長「魔法具現化、だと?」
両津「聞いたことがねえなアシュリー…教えてくれ!」
見慣れない言葉に大原部長は、あっけにとられた表情をする。
当然だ。連載40年間。アニメ版。平成こち亀の新作読み切りの中で今まで一度も聞いたことがない言葉だからだ。
ファンタジー世界から出てきた言葉に、さすがの両さんも頭をかしげる。
アシュリー「魔法が人のように、命・意志・感情を持ち具現化した存在のような生命体です…」 眼の前の魔法使いの少女の説明に、派出所メンバーは不思議に思いながら聞いていく。
両津「つまりその二人は、人間ではないという事と、銃だけではなく魔法も使ってくるってことか?」
アシュリー「…ええ。外見こそ少女の姿ですが。人ではありません…魔法を使ってきます。」
中川「人であって、人でない存在ですか…」
麗子「し、信じられないわ…まるでファンタジーの世界から抜け出してきたみたい…」
大原部長「アシュリー君。彼女のそばにいる魔法具現化の名前はわかるかね?」
アシュリー「はい。濃青色の子はアナザーわてり…濃緑色の子はアナザーウィンディ…」
大原部長「それが二人の名前か?…その二人はどんな魔法を使ってくる?」
アシュリー「…アナザーわてりは水魔法とトラックを呼び出せます。アナザーウィンディは切り裂く風魔法と刃物で武装を…」
大原部長「それが二人の名前か…!
するとここで両津と中川が。
両津「魔法を使う強盗犯か…!!だったら中川!さっきの狙撃犯の写真が載ったスマホを見せてくれ!」
中川「アシュリーさん。この写真の二人を知っていますか?」
中川はスマートフォンに映っている、写真をアシュリーへ見せる。
写真に写っていたのは二人の少女。
大き目の濃緑色のマントに身を包んだ格好。
腰まである茶髪をしておりアホ毛。
目は抹茶色のグリーンアイの少女。
もう一人は金髪で黒っぽいセーラー服・赤ネクタイをしている
頭部にメイドさんがつけるホワイトブリムをしている少女。
二人に共通しているのは、どちらもタクティカルベストと戦闘用ヘッドセットで武装し、スナイパーライフルを持っているという事。
茶髪の少女はボルトアクション式狙撃銃。----ロシア製のDVL-10。
金髪の少女はセミオート式狙撃銃。----アメリカ製のM110A2。
アシュリー「…ええ。知っています。茶髪の少女はブラックウィンド。金髪の少女はブラックサンダーで間違いありません。」
この二人を見たアシュリーは一瞬で名前を言った。
両津「おお知っているのか!!そいつらはやはりテヌキの仲間で間違いないか!?」
アシュリー「…ええ。先ほどの二人と同じく、テヌキに従っている。魔法具現化です。」
大原部長「やはりか…魔法具現化ということは、魔法を使ってるのか…その二人はどんな魔法を使ってくる?」
アシュリー「ブラックウィンドは風魔法を。ブラックサンダーは雷魔法を使います…」
両津「こいつらも魔法具現化か!しっかし風の魔法と雷の魔法を使ってくる狙撃手か。厄介だな…」
アシュリー「両さん。あの二人の狙撃の腕前はプロ以上です。----さらに使ってくる銃弾は殺傷性のない魔法弾。当たれば身体状態に異常が出る魔法の銃弾…」
両津「よくわからんが。当たったら体になんらかの異常が出るってことか!?」
アシュリー「大体そういう感じです両さん。例えば急に眠くなったり、動きが遅くなったり…麻痺したり、しびれて動けなくなったりと…」
両津「撃たれても死なねえが、一定時間の間は動けなくなっちまうってことか…」
この二人の放つ銃弾は殺傷性はないが、身体に異常が出る魔法の銃弾を使っていると一瞬で把握。
大原部長「アシュリー君。どちらを先に捕まえればいい?」
アシュリー「茶髪の子…ブラックウィンドの方を優先して捕まえてください。その子は風魔法を自在に使って空を飛びながら狙撃地点を常に変えてきます!」
両津「ブラックウィンドの方だな!わかった!茶髪の少女を優先的に捕まえるぞ!」
中川「どうりで今まで捕まらなかったわけですね…」
アシュリー「ブラックサンダーの方は。雷を通さない絶縁物の装備の用意と多量の水や避雷針で電撃を分散させる準備をしてください!」
大原部長「雷を通さない装備か。署に通達を…」 同時刻。
自称超スーパー天才魔術師----テヌキと
その子分のアナザー魔法具現化----アナザーわてり・アナザーウィンドの三人は
日本の亀有に来ていた。
テヌキ「よーし!亀有に到着したな!さあてどこの宝石店を狙おうかな〜!?」
アナザーわてり「マスター。どの店にするんで?」
テヌキ「そうだねえ…最初に僕の目についた店にしようか!」
三人は、アナザーわてりが運転する緑の幌付きの濃青色軽トラックの中で亀有のどの宝石店を襲撃しようかと話し合っていた。
テヌキ「しっかし金町と綾瀬の警察どもが驚いたのは見ものだったねえ!僕がちょっと杖に乗って空を飛んだだけで、みんな僕を指さしながら、大声出して驚いていたからね〜!!」
テヌキ「いやあ愉快痛快!僕ってなんてスーパー天才なんだろうねえ〜!」
助手席で笑いながら話し、緑髪。紫の目をした魔法使いのとんがり帽子をした魔術師の少女の----テヌキは
いつも着ている紫の服の上にタクティカルベストを着用しているテヌキは、右手にあるサプレッサー装着のサブマシンガンに目をやった――
Vz61。「スコーピオン」。
チェコスロバキアで開発された短機関銃。
銃床を畳んだ状態の全長27cmはサブマシンガンとして最小クラス。
しかも重量はとても軽量。
力がない、魔術師のテヌキにとって非常に最適なサブマシンガンだった。
そして今はまだ使わないが、抱えているのはアメリカのクリスUSA社が開発したサブマシンガン。クリスヴェクター。サプレッサーにフォアグリップ・eotechホロサイト装着済み。
子分に従えている二人のアナザー魔法具現化----
髪の毛が水蛇のように動き、濃青色のワンピースを着た青髪の少女で狂気むき出しのような表情をした−−−−運転手のアナザーわてりと
外見は緑髪で病衣を身に付けた少女で目付きが悪い−−−−アナザーウィンドは同じくタクティカルベストで武装。
アナザーわてりはサプレッサーと、オープン型ドットサイト・フォアグリップ・レーザーサイトを装着した
AR-15とH&K MP5の中間のようなデザインをしているのが特徴の
SIG MPXを装備。発射速度は毎分850発。
アナザーウィンディの方は、一般的なボックスマガジンを使用するタイプのサブマシンガン。
PP-19-01 Vityaz。フォアグリップにサプレッサー…チューブ型ドットサイトにレーザーサイト。
アナザーウィンディ「ブラウィンとブラサンが狙撃地点につくまで、待った方がいいんじゃないか?」
テヌキ「もちろんさ。…だがね、今回はかつしか署の狙撃を担当させている。」
アナウィン「どういうことだ?」
テヌキ「いいかい。ここは亀有だ。…亀有には誰がいると思う?」
アナザーわてり「あの伝説の超化け物警官。両津勘吉の事だな。」
アナザーわてりの返答にご名答と言わんばかりに、テヌキは続ける。
テヌキ「---そう。両津勘吉だよ。触れただけであらゆる存在を吹き飛ばす。もしもの力を持つ勇者アレックスと同等かそれ以上の強さを持つ、伝説の警察官がね…亀有にいるんだ。」
アナウィン「両津勘吉…人間の身でありながら、天国と地獄を制覇した恐るべき男か…」
アナザーわてり「あいつに勝てるのは大原部長だけだからな…」
テヌキ「その通り。もしも両津勘吉に出くわしたらどうする?−−−僕達の計画が水の泡だ。」
テヌキ「だからこそブラウィンとブラサンには、かつしか署の狙撃を命じたんだ。かつしか署が狙撃されていると聞けば、両津は僕達よりもそっちへ向かうだろうからね?」
テヌキ「----そろそろ。目的地あたりについたと思うけど。」
アナザーわてり「マスター。二人から連絡が来るまで待機だったよな?」
テヌキ「そうだ。ブラウィンとブラサンから連絡が来るまで、車内で待機。」
アナザーウィンディ「ああ。…連絡が来るまで待とう。」 同時刻。
葛飾区亀有
その少女二人は、日本ではあまり見られない格好だった。
一人は、大き目の濃緑色のマントに身を包んだ格好。
腰まである茶髪をしておりアホ毛。
目は抹茶色のグリーンアイ。
…テヌキがマスターの魔法具現化。ブラックウィンドIだ。
もう一人は、
金髪で黒っぽいセーラー服・赤ネクタイをしている
頭部にメイドさんがつけるホワイトブリムをしている少女。
同じくテヌキがマスターのブラックサンダーI。
二人に共通しているのは、どちらもタクティカルベストと戦闘用ヘッドセットで武装し、スナイパーライフルを持っているという事。
茶髪の少女はボルトアクション式狙撃銃。----ロシア製のDVL-10。
金髪の少女はセミオート式狙撃銃。----アメリカ製のM110A2。
ブラックウィンドI(VIPRPG)<<マスター。かつしか署付近へ到着した。ブラサンどうぞ>>
ブラックサンダーI(VIPRPG)<<俺とブラウィンは、狙撃ポイントを探す。マスター、どうぞ!>>
テヌキ<<テヌキより黒風と黒雷へ、ついたようだな。そのまま狙撃地点に到着次第。狙撃をしろ!ただしすぐ逃げられる場所にしておけ>>
テヌキ<<撃つのは窓ガラスだけにしてね?そして周囲に人がいないのも確認してちょうだい どうぞ!>>
ブラックウィンド<<了解。通信終わり>>
ブラックサンダー「さて。まずは狙撃できる場所を-----」
ブラウィン「----あの建物がいいだろう。」
ブラサン「----そこに行くとしよう。」
ブラウィンは自分たちを吹き飛ばすような強力な風を生み出し空を一飛び。
タクティカルベスト、戦闘用ヘッドセットで武装した二人はかつしか署を狙撃できる建物の屋上に風魔法で移動。
屋上に上がり、床に伏せるとDVL-10スナイパーライフルに取り付けられた二本足の支持装置---バイポッドを展開させ、構える。
同時に伏せた少女。ブラックウィンドの相棒-----ブラックサンダー略してブラサンはマスターから言われたことを斉唱する。
ブラックサンダー「マスターから言われたことを忘れるなよブラウィン。絶対に人に当てるんじゃねえぞ?」
ブラックウィンド「わかっている。目的はマスターを追ってくる警官達をかつしか署に封じ込めることだろう?」
ブラサン「ああ。俺たちが狙撃をして、連中が追ってこれないようにするのさ…」 二人は狙撃をするのだが、対人狙撃でも暗殺ではない。
目標は「かつしか署」そう。目的はかつしか署の狙撃。
宝石強盗中のマスターを追ってくるであろう警察官たちの出動を狙撃により防ぐーーー封じ込めだ。
ブラウィン「スコープの調子はいい…このままでいこう。」
ブラックウィンドはボルトアクション式スナイパーライフルのDVL-10のその銃身に取り付き
そのまま電動スコープを覗き込んだ。
自動的に距離、重力、風速、湿度を計算してくれる便利なスコープ。
十字レティクルとは違い、十字の赤い点を照準に合わせればいいだけ。
調整は問題ない。
ブラウィン「------準備よし。」
----まさか、狙撃されるとは考えもしないであろう。
平穏なかつしか署の入り口に立つ立番の警官が狙撃スコープの中に入り込んできた。
ブラウィン「最初はどこを撃つ?」
ブラサン「壁じゃ誰もわからん。まずは一階の窓ガラスを狙え。音で狙撃されたとわかるだろうさ」
隣で双眼鏡を構え、観測手をやっていたブラサンが目標を確認。
誰もいない、かつしか署の一階当たりの外窓ガラスを狙えと指示する。
ブラサン「よし。付近に人がいないのを確認したぜ 今なら大丈夫だ」
誰にも当たる心配がない-------とブラサンの言葉を聞いたブラウィンはいよいよ、DVL-10に銃弾を装填し始める。
これでブラウィンが引き金を引けば、銃弾が放たれる。
銃弾を装填したブラウィンは、スコープを覗く。
スコープの向こうでは、立ち番をしている警官がいたが狙撃対象ではない。
目的はガラスの狙撃で、狙撃されているとわからせることだ。
テヌキ<<よし。こちらの準備は完了した。三分後に狙撃を開始しろ!どうぞ>>
ブラサン<<こちらブラサン。了解。三分後に狙撃を開始。派手にやってやるさ、終わり!>>
そのまま。三分間待つ。 ブラックサンダー「時間だな。」
ブラックウィンド「…始めよう。奴等を署に封じ込める。」
スコープをのぞき込むブラウィンは、返事の代わりとして最後に照準を微調整した後。
すぐに引き金にかける指に力を加えた。
DVL-10の銃口から共に放たれた銃弾はかつしか署の一階の外窓ガラスに直撃。窓ガラスを粉砕させる。
狙撃スコープの向こうで、狙撃だと把握した、立ち番が大慌てで伏せるのがわかる。
ブラサン「命中。人に当たった形跡はなし」
ブラウィン「―――次。」
すかさず、彼女はボルトを引き次のかつしか署の窓ガラスへ狙いを定める。
目的は殺傷ではない。マスターを追いに出動するであろう警官達をかつしか署に封じ込めることだ。
続いて放たれる銃弾(殺傷性なしの魔法弾)が二つ目の窓ガラスを粉々に粉砕させる。
人に当たった形跡はない。
ブラウィン「―――よし。」
スコープ越しには狙撃に慌てふためき、地面へと伏せるかつしか署の警官達が見える。
狙撃はどこから撃たれているからかわからないため。慌てふためくのは当然だった。
ブラサン「いいぞ。奴ら慌てふためいてやがる」
かつしか署サイド
かつしか署の立ち番「な、なんだっ!?」
魔法具現化の少女ブラックウィンド----ブラウィンの狙撃を突如として受けたかつしか署サイドは大混乱の渦中に叩き込まれた。
次々と窓ガラスが割れていくことから、
外のかつしか署の警官達は一瞬で狙撃だと把握。
かつしか署員「銃撃!?スナイパーだ!!!」
かつしか署員「撃たれてる撃たれてる!!伏せろ!!」
かつしか署員「どこからだ!?どこから撃ってきてるんだ!?」
立ち番と、入口付近にいたかつしか署の署員たちが次々と地面へ伏せる。 ブラウィン「ブラサン。お前も頼む」
ブラサン「あいよ!俺も派手にやらねえとなブラウィン?」
ブラサン「さて。こっちも狙撃といこうか!」
ブラサンは消音機付きのM110A2セミオート・スナイパーライフルの銃身に取り付き
ーーーーそのまま狙撃スコープを覗き込んだ。
ブラサン「まずはご挨拶の一発ッ!!」
スコープをのぞき込み照準をかつしか署へ駐車しているパトカーのガラスへ向けるとすぐに引き金を引いた。
消音機付きのM110A2 セミオート・スナイパーライフルの銃口から共に放たれた魔法の銃弾は
不運にも駐車してある一台のかつしか署パトカーのフロントガラスに直撃し、ガラスを粉砕させる。
スコープの向こうで、かつしか署の警官達は身動きが取れない。
ブラサン「初弾命中だァ。そのままそこで這いつくばってなァ…」
ブラウィン「---よし。マスターから連絡が来るまで狙撃を続行。」
そのまま二人はかつしか署を狙撃開始。
スコープ越しには、狙撃に伏せることしかできない警官達の姿が。
ブラサン「ブラウィン。見ろ…署長室らしき部屋に誰かが慌てて入ってきたぜ。」
ブラウィン「---となればあそこがかつしか署署長の部屋か。…指揮系統は潰しておかねばな。破片が人に当たらないように窓ガラスだけを狙え。」
ブラサン「了解。」
そのまま、スコープを署長室の窓ガラスへ----
署長室
狙撃を受けていると知った屯田署長は報告を受けていた。
署員「署長!!大変です!何者かから狙撃を受けています!!。
屯田署長「なに狙撃だと!?一体どこの誰が!?」
狙撃してきたんだ----と言い終わる前に。
署長室の窓ガラスが突如して粉々になり周辺に窓ガラスが散乱する。
幸いにも離れていたため、破片は当たらなかったが狙撃されていると認知させるのには十分だった。
屯田署長「っ!?!?」
自分は狙われている-----と判断したかつしか署の署長。屯田五目須と報告に来た署員はとっさに身を伏せ地面へと伏せる。
狙撃はなおも続く。
署員「署長!?大丈夫ですか!?」
屯田署長「大丈夫だ!!…まずいことになった!!このまま狙撃されていては身動きができんぞ!!」
署員「署長。もしかしたら狙撃手は例の宝石強盗団では!?」
屯田署長「---まさか!!狙撃でわし等を封じ込めるつもりか!?」 同時刻
テヌキ「よし。ブラウィンとブラサンがかつしか署の狙撃を開始した。」
アナザーウィンディ「二人が狙撃している間に行くとしよう」
亀有 宝石店
宝石店の店員達と客は、店に入ってきた彼女たちに仰天した。
日本では見られない格好と銃火器で武装しているテヌキ達三人の姿を見出し、騒ぎ始める。
テヌキ達が隣町の綾瀬と金町を騒がせている少女宝石強盗団だと知っているからだ。
そして、杖に横乗りして浮遊しているテヌキは店員達に
テヌキ「やあ〜店員さん!ここにある宝石さ…すべて僕たちにくれないかい?」
店員「き、君たちは…噂の少女強盗団じゃ…!?」
テヌキ「だとしたらなんだというんだい?もちろんお金は払うよ…このスーパー天才魔術師の僕…テヌキちゃんがね〜?」
テヌキは右手にあるサプレッサー装着のVz61サブマシンガン(弾薬は魔法弾。殺傷能力なし)を店員に向ける。
後に続いて、アナザーわてりとアナザーウィンディも店内にいる店員に自分たちが持っている銃…SIG MPXとPP-19 Vityazを向ける。
レーザーサイトを店員達に照射し。"いつでも撃てるぞ"という警告だ。
アナザーウィンディ「おっと。お客さんは全員両手を上げてもらおうか?」
アナザーわてり「俺たちはただ宝石が欲しいだけだ…宝石さえよこしゃあ帰ってやるぜ…」
テヌキ「さぁ〜君たち!全部このカバンの中に入れてくれないかな〜?おっと。お巡りさんたちは呼んじゃあだめだよ?」
店員「わ、わかりました…」
店員たちは、店中の宝石をカバンの中へ詰めていく。
すべて入ったのを目の前で確認した少女、テヌキはアナザーわてりに持つように指示。
テヌキ「早くして、ちょうだいね?」 亀有公園前派出所
両津「ナニィ!?かつしか署が狙撃を受けている!?」
中川「ええ!!それと同時に亀有に例の宝石強盗が出没したとのことです!!紫の魔法使いの女の子と、目つきの悪い少女二人で…」
アシュリー「間違いない…テヌキちゃんと従えている魔法具現化です!!」
大原部長「アシュリー君!狙撃犯はブラックウィンドとブラックサンダーの仕業か!?」
アシュリー「…はい!その狙撃はブラックウィンドとブラックサンダーです!」
両津「やはりあの二人で間違いないのか!?」
アシュリー「ええ!!狙撃の時は常に二人で行動します!!恐らくはかつしか署の人員を封じ込めるための狙撃を…!」
両津「…くそ!!二手に分かれてきたか!!」
両津「なんてこった!!狙撃が終わるまで署の連中は動けないぞ!!!」
狙撃と強盗。二手に分かれて活動した宝石強盗団に両津は焦燥の顔を浮かべる。
これまでその少女強盗団は、常に行動を共にしていたが
別々に行動してこなかったからだ。
それがまさかかつしか署の狙撃という別行動をしてくるとは予想だにしなかった。
麗子「両ちゃん!どっちの方へ向かった方がいいかしら?!」
両津「狙撃犯と強盗犯…どっちの方を優先すべきだろうか!?」
中川「狙撃犯を放置すれば宝石強盗の被害が、かといって宝石強盗を放置すれば署は狙撃にさらされ続けますね…」 すると派出所に婦警が三名入ってきた。
両さんと喧嘩したり対決する事が多い。
とはいっても完全に毛嫌いしている訳でもなく協力して犯人を逮捕したり良い雰囲気になる場面も少なくない婦警の小野小町と
その相棒の清正奈緒子。
そして両さんが
両津勘吉が副業として働く千代田区神田にある老舗の寿司屋超神田寿司の長女で、
警視庁新葛飾署交通課の巡査の、擬宝珠纏。
小野小町「中川さん大変よ!!かつしか署が狙撃を受けているわ!!」
清正奈緒子「それに例の強盗犯も出たとの情報が!!」
擬宝珠纏「勘吉!!署が狙撃を受けているって聞いたぞ!?」
両津勘吉「おお、小町に奈緒子に纏か!!いいところに来てくれた!!」
両津勘吉「わし等はこれから、強盗犯を捕まえに行く!!お前らは狙撃犯の捜索を頼む!!」
大原部長「狙撃犯に見つからないように気を付けてくれ!!」
麗子「くれぐれも無理はしないで!!」
中川「狙撃犯は恐らく高所に陣取っている可能性が大です!!」
纏「わかった!!」
小町「原始人!絶対に捕まえなさいよ!!」
奈緒子「かつしか署を狙える高所を片っ端から捜索すればいいのね!?---ってあれ?その子は?」
ここで日本では見られない格好をした魔法使いの少女のアシュリーを見つけた奈緒子が名前を聞こうとするが、
小町に行くよと言われて話す間もなく、狙撃犯の捜索へと向かった。
両津「よし!!わし等は宝石強盗を捕まえに行くぞ!!アシュリー!!魔法対策は任せた!!」
アシュリー「はい!!」 かつしか署
ブラックウィンド・ブラックサンダー。二人の狙撃を受けて大混乱の渦中にあるかつしか署。
だが屯田署長は冷静に指示を出す。
屯田署長「試験用に配備されたドローンを使って、狙撃手の位置を探し出すんだ!!」
署員「了解!!」
屯田署長「くっ…まさか狙撃を受けるとは…位置が判明次第、狙撃手の居場所を報告するんだ!!」
数十秒後に、かつしか署へ試験的に配備されたドローンが空へ飛び立ち。狙撃手の捜索を開始。
そして数分後…
署員「署長!!狙撃手の場所がわかりました!!建物の屋上です!!」
屯田署長「よし!その地点へ警ら中の警官を向かわせろ!!!」
署員「それと外見ですが…少女です!少女二人です!」
署員「一人は
大き目の濃緑色のマントに身を包んだ格好をしており
腰まである茶髪にアホ毛が。目は抹茶色のグリーンアイ。
もう一人は金髪で黒っぽいセーラー服・赤ネクタイをしており
頭部にメイドさんがつけるホワイトブリムをしている少女です!!」
屯田署長「少女だと!?---そうか!!やはり宝石強盗団の一員か!!!」
屯田署長「大至急その地点へと向かわせろ!!」 建物 屋上
ブラックサンダーI「ドローンか。---こちらの位置がバレたようだ。」
ブラックウィンドI「構わないさ。奴等の目を私達に引き付ける。」
かつしか署のドローンに見つかったにもかかわらず、そんなことはお構いなしに二人を狙撃を続行していた。
ブラックウィンドI「屋上に警官達が来るまでプランAだ。その後はプランBに移行。」
ブラックサンダーI「はいよ」
プランA:狙撃騒ぎを大きくさせてかつしか署の警官達をこちらへ引き寄せる。
プランB:狙撃を止め、マスター(テヌキ)と合流。
狙撃を続けて数分後。
そしてパトカーがこちらへ向かってくるのが見える。
目的は言うまでもない。自分たちを捕まえに来たのだ。
ブラウィン「早いな。さすが両津のいる警察署だ。」
ブラサン「屋上に来るまで続けるとしますかねェ…」 葛飾区 パトカー内部
清正奈緒子「署から連絡!狙撃犯の位置が判明したわ!!グランタワー立石レジデンスの屋上よ!!」
小野小町「うそでしょ!?そんなところから!?」
清正奈緒子「大急ぎで捕まえないと署の狙撃被害が大きくなるわ!!」
小野小町「ええ!早いところ狙撃を中止させないと!」
かつしか署狙撃パート
グランタワー立石レジデンス
かつしか署の狙撃に夢中になっている二人。
パトカーのサイレン音が段々と自分たちの方へ近づいているにも関わらず。余裕な顔をしていた。
そしてパトカーが自分たちのいるグランタワー立石レジデンスに停車すると、ぞろぞろと警官達が下りてくる。
言うまでもない。建物の中へと次々と入っていく。
ブラックサンダー「あらら。狙撃地点がここだってバレちまったみたいだ」
ブラックウィンド「----パトカーにいる警官達を見たが両津はいないな。」
ブラックサンダー「どうやら両さんはマスター達の方に行ったようで。」 そして、屋上のドアの方から無数の足音が。
間違いない。警察官がこちらの居場所に上ってきているのだ
ブラサン「早いねェ…やはりあのドローンが俺達の位置を伝えていたみたいだ。」
ブラウィン「構わないさ。連中に私達を捕まえるのは不可能だ。連中に両津がいないからな?」
ブラウィンが言い終わると同時に屋上の扉が開けられた。
擬宝珠纏「お前らが例の狙撃犯だな!!大人しくしろ!!」
小野小町「写真でも見たけど、まさか女の子だなんて…!」
清正奈緒子「その銃を下に置きなさい!!撃つわよ!!」
警官「武器を捨てなさい!!」
警官「本部!狙撃犯を視認しました!!狙撃犯の外見は写真と一致しています!!」
警官「銃を床に置いて!!!」
屋上に来た警察官たちは、一斉に警察正式採用の拳銃。ニューナンブM60を二人の少女へ構える…。
だが二人は、それがどうしたと言わんばかりに余裕の表情をしていた。
ブラックサンダー「おーおー。わざわざ警告してくれるのかい。やっさしいねえ…おいブラウィン。ちょいとお前の風をお見舞いしてやれ」
ブラックウィンド「----。」
ブラサンへの返事としてブラックウィンドが無言で右手をかざすと。強力な強風があたり一面に吹き荒れる。
今日の天気は快晴そのものだというのに、急に突風が、強風が吹き荒れ始めたのだ。
眼の前の少女---ブラックウィンドが起こした超常現象に警官達は悲鳴を上げる。
擬宝珠纏「うわっ!?!?」
小野小町・清正奈緒子「「きゃーっ!?」」
突如として発生した強風に警官達は身動きが取れない上に、ニューナンブM60を構えることもままならない。
彼女が生み出した尋常じゃない風は、風圧と風速により立っているのがやっとだからだ。
警官達の中には地面にしゃがみ込むのもいた。
恐らく、風速20メートルくらいはあるだろう。
ブラックウィンドの生み出した強力な風により、二人に近づくこともままならない。 清正奈緒子「あ、あの子何なのよ!?」
小野小町「信じられないわ!!風を操れるというの!?」
擬宝珠纏「なんだよあれ!?超能力か何かか!?」
突如して発生した強風に対し警官達の脳裏に浮かんだのは、一つ。”この二人は人間なのか!?”
ひょっとしたら、自分たちはファンタジー映画の撮影スタジオに誤って紛れ込んでしまったのかもしれないのかと錯覚した。
だが、眼の前の少女が操る風は紛れもない現実だった。
右手をかざしたと同時に、強風が吹き荒れ始めたのだ。
警官「本部!本部!!狙撃犯を追いつめましたが、連中は超能力のようなものを使ってきます!!」
警官「茶髪の濃緑色マントをした少女は、人を吹き飛ばしかねないほど強風を操ってこちらに攻撃を!!強風により近づけません!!」 ブラックサンダー「んじゃ、次は俺だブラウィン。」
ブラックウィンド「ああ。任せた」
ブラックサンダー「よう警察共!屋上までわざわざご苦労さん!こいつは俺からの屋上到達記念だ!」
左手をかざすと。雷魔法を放つ。
一瞬だけ迸る輝き。遅れてやってくる身体を揺さぶるようなとんでもない轟音が警官達を襲う。
小野小町「雷!?あんなの使ってくるなんて聞いてないわよ!!!」
清正奈緒子「あの子達人間!?超能力者か何かなの小町!?」
小町「私に言われてもわからないわ!!」
擬宝珠纏「風と雷を操ってくる狙撃犯なんて聞いてねえよ!!」
警官「本部!本部!!狙撃犯は風と雷を自在に操ってきます!!逮捕は不可能!!」
警官「あの二人は一体なんなんだ!?人間なのか!?」
強風と雷により、警官達は手も足も出ない。
ブラサン「んじゃ、次はこれだ!」
右手をかざすと、突如して雷雲を二人と警官達の間に出現。
そのまま雷雲から、落雷!!一瞬で煌めく輝きと同時に、遅れてやってくる轟音。
小野小町「駄目だわ!!近づけない!!」
清正奈緒子「ここまで追い詰めたというのに!」
ブラウィン「---追いつめただって?だとしたらそれはとんでもない間違いだな。」 かつしか署 署長室
屯田署長「なんだと!?狙撃犯は風と雷を操る超能力者…!?」
屯田署長は無線の先から、雷と風の音がすることから嘘ではないと判断。
屯田署長「ええい!!狙撃は収まったが狙撃犯の捕縛は不可能か…!!」
屯田署長「そうだ!!宝石強盗犯は!?」
署員「報告します!現在両津巡査長大原巡査部長と中川巡査・秋本巡査が強盗犯の捕縛に向かいました!!」
署員「ですが一つ大きな問題が!!強盗犯はサブマシンガンで武装しているとのことです!!」
屯田署長「く…!!奴等めとうとうこの亀有に来たか!!」 武藤カズキ(武装錬金)「俺等も参加するぞ」
武藤まひろ(武装錬金)「私等も参加するよ」
藍野青司(恋愛暴君)「俺等も参加するぞ」
藍野あくあ(恋愛暴君)「私等も参加するよ」
田中(たなけだ)「俺等も参加するぞ」
田中莉乃(たなけだ)「私等も参加するよ」 亀有 宝石店
テヌキ「さぁ〜この店内にある宝石から何からすべて、このカバンに入れてちょうだいねっ?」
テヌキ「ちなみにお巡りさん達を呼んでもいいけど、ここに来れないよ?だって問題が起きているからねえぇ〜?」
店員「どういうことだ…!?」
アナザーわてり「おっと。喋るくらいがあるなら店内の宝石をカバンに詰め込みな…」
アナザーウィンディ「目的を果たせば、私達はすぐに帰ろう。」
テヌキ「(よしよし…ブラウィンとブラサンの狙撃によりかつしか署の連中は来れない…目的を果たしたらとっとと逃げるかな〜!)」 亀有 宝石店
テヌキ「お巡りさん達が来ないとなると、作戦はうまくいってるようだね?まあスーパー天才魔術師の僕が考えた作戦だからな!成功して当然だ!」
狙撃によりかつしか署の連中が動けてないと悟ったテヌキは、自信満々な笑みを浮かべながら店内を物色。
アナザーわてり「そのようでマスター…この亀有で俺達と対等にやり合えるのは、あの化け物警官の両津しかいねえ。」
アナザーウィンディ「ああ。しかも奴が来るまでに時間がある。」
アナザーわてり「今回も楽勝だな?マスター。」
テヌキ「いよいよ僕の計画も最終段階というわけだ!はっはっはっ!!」 かつしか署狙撃パート
グランタワー立石レジデンス
ブラウィン「―――潮時だな。撤収だ。」
ブラサン「はいよ。」
もういいだろう。と言わんばかりにブラウィンとブラサンは屋上から躊躇なく飛び降りる。
擬宝珠纏「お、おい!?」
小野小町「う、嘘!?飛び降りたわ!!!」
清正奈緒子「ここは15階よ!!!」
二人の飛び降りを確認した警官達は飛び降りた先を見る。
するとそこには驚愕の光景が。
ブラックウィンドが自分たちが浮かび上がる程の風魔法を唱え、落下スピードをかなり弱めていたのだ。
そのまま二人は安全に地上へと着地。
着地したブラックウィンド・ブラックサンダーの両名はマスター達の元へ走りながら逃亡を開始。
小野小町「うそでしょ…!?」
清正奈緒子「し、信じられない!!」 良いニュースと悪いニュースがある。
良いニュースは。狙撃手の地点を抑えた
小野小町・清正奈緒子・擬宝珠纏等の警察官が狙撃地点----グランタワー立石レジデンスへと急行。
狙撃手によるかつしか署の狙撃を中止させた事。
次に悪いニュース。
----狙撃を中止させたはいいが、なんと狙撃手は15階から飛び降り、逃走。
さらに風と雷を操って攻撃を仕掛けてきたとの情報が。
その二人は今。全力でかつしか署の警官隊が追跡中。
ブラックウィンドI「私達は人気者だな。サイン会を開くのお断りだが」
ブラックサンダー「警官相手のサイン会はクソくらえだぜ…」
狙撃に使ったDVL-10とM110A2を抱えて走りながら
二人は持ち前の身体能力と身体強化魔法を使い。
追手のかつしか署警官隊から逃げていく。
ブラサン「奴等苛立ってるな。」
ブラウィン「当然だ。白昼堂々狙撃されたんだ。警察の面子に掛けて捕まえに来るさ」
とにかくジグザグに走り回る。時にはビルやコンビニ、ショッピングセンターや飲食店等。
いろいろな店の中を突き進んで近道を図る。
背後には多数のかつしか署の警察官にパトカー。止まっている理由はない。
ブラサン「嫌だねえ。俺達の姿が写真に撮られているぜ」
ブラウィン「好きなだけ撮らせておけ。マスターの元へ向かうのが最優先だ」
多数の通行人に撮影されたりしているが、かまわずに突っ走る。
捕まれば一巻の終わりだ。 〜葛飾区・某所〜
通行人A「おいおい、何だよあれ?」
通行人B「コスプレか?」
通行人C「何かのイベントかな?(カシャカシャ)」←写真撮ってる
通行人D「でもパトカー来てるよ?(カシャカシャ)」←写真撮ってる
ビルの警備員「わぁ!何だ君たちは!?」
コンビニの店長「いらっしゃいま…そっちは立ち入り禁止です!」
ショッピングセンターの店員「店内を走らないでください!他のお客様の迷惑ですよ!」
飲食店店員「こらー!」
街中を爆走するブラックウィンドI(VIPRPG)とブラックサンダー(VIPRPG)により、葛飾区は大混乱に陥った。 >>28
葛飾区 某所ビル
ビルの警備員「わぁ!何だ君たちは!?」
ビルの警備員はタクティカルベスト、戦闘用ヘッドセットで武装した少女二人がビルに
入ってきたことに驚いたが…
ブラックサンダーI「悪いな!ちょっとばっかし通らせてもらうぜ!」
ブラックウィンドI「すまないが。ここを通らせてもらう。」
そのままビル内を縦横無尽に動き回り。
ブラックサンダーI「迷惑を掛けた!それじゃ警備の仕事頑張れよ!」
ビルの出口から脱出。
背後から多数の警官。止まる理由はなし。
コンビニ店内
コンビニの店長「いらっしゃいま…そっちは立ち入り禁止です!」
ブラックウィンドI「突然入ってなんだが…そこを通らせてくれ。」
ブラックサンダーI「仕事中にすまねえな。すぐ出ていくからよ!」
ショッピングセンターの店員「店内を走らないでください!他のお客様の迷惑ですよ!」
ブラックウィンドI「申し訳ない。すぐに出ていく」
ブラックサンダーI「店員さん。悪いが少しだけお邪魔するぜ!」
飲食店内
飲食店店員「こらー!」
ブラックサンダーI「これは失礼!食事の邪魔をしちまったか。」
ブラックウィンドI「すまないな。勝手に入ってしまって…」
ブラックウィンドI「他のお客さんは気にせずに食事をしていることだ。」
街中を爆走するブラックウィンドI(VIPRPG)とブラックサンダー(VIPRPG)により、葛飾区は大混乱に陥った。
ブラックウィンドI「よし。ここまでかく乱すれば十分だ。マスター達へ合流するぞ。」
ブラックサンダーI「ああ。両さんがいねえかつしか署なんざ烏合の衆にすぎねえからな…だが、両さんが俺たちを追ってこねえって事は…」
ブラックウィンドI「間違いない。マスター達の方へ向かっている。」 宝石店内
店員「なんだこの子達…背中と頭部に目がある…!?」
店員「少女か…!?いや、まるで怪物…化け物…!」
頭部に巨大な目がある…アナザーウィンディと
背中に巨大な目があるアナザーわてりを見た宝石店の店員は率直な感想を述べる…
すかさず二人は、SIG MPXとPP-19 Vityazを二人の店員にレーザーサイトを照射しながら向ける。
アナザーウィンディ「----怪物に化物か。聞きなれた言葉だ。」
アナザーわてり「ひどい言い草だねえ。まあ確かにこの外見を見て怪物だの化け物と見るのは無理はねえさ。」
アナザーわてり「だがな。俺とアナウィンが怪物ってなら、こうして人の言葉を話せるわけねぇだろ?」
アナザーわてり「どいつもこいつも俺とアナウィンを怪物だの化け物だの呼ばわりかい…嫌だねえマスター。」
テヌキ「すまないな。僕にもっと魔力があればお前たちの外見はもっとマシに…」
アナザーウィンディ「気にするな。この外見だからこそ、誰も私達に近寄ったり関わろうとする奴もいないからな?」
アナザーわてり「ところでマスター?ブラサンとブラウィンはまだか?」
テヌキ「あの二人が捕まるわけないだろ?あ、店員さんたちは引きつづきそのままカバンに店内にあるすべてのものを入れてちょーだい!」 >>29
ブラックサンダー「追手は撒いたようだな。」
ブラックウィンド「---ああ。このまま合流を…」
狙撃でかつしか署を大混乱にさせ、
小野小町・清正奈緒子含む屋上に来た警官達に魔法を喰らわせた上に、
かつしか署の追手からまんまと逃げだしたブラックウィンドとブラックサンダー。
だが向かう先には…
ヨル・フォージャー「合流を…何でしょうか?」
一人の女性がいた。
外見は長い黒髪。ヘアバンドでまとめモミアゲから垂らした独特な髪型。瞳の色は赤…
ブラックウィンド「…………………奴も追手らしいな?」
ブラックサンダー「ああ。それもただの人間じゃねえ。」
二人は一瞬でただの人間ではないと看破。
ブラウィンは黄金の色をしたリボルバー銃。ブラサンはオートマチック拳銃を取り出し戦闘態勢に入る。
ブラックサンダー「悪いな。ここで捕まるわけにはいかないんでね!」
ブラックウィンド「---そこを退いてもらおうか。」 葛飾区亀有 宝石店内
テヌキ「ふむふむこれで全部だね?」
店員「はい…」
すべて入ったのを目の前で確認した少女、テヌキはアナザーわてりに持つように指示。
テヌキ「それじゃあお金を渡すとしよう…お金はこれだっ!!!」
テヌキ「テヌキ式、一の魔術!スモーク・イリュージョンッ!!!」
タクティカルベストを装着した魔術師の少女---テヌキは横乗りを解除し、左手で杖を思いっきり地面へと振り下ろすと…
店内を覆うほどの強力な紫の煙幕がボンっと勢いよく出現。
そのまま宝石店内を、強力な紫の煙幕で包み込む。
あっという間に店内は煙で覆われる。
店員「うわぁ〜!!!??」
テヌキ「よし!!ずらかるぞお前たちっ!!!」
すかさず三人は、二眼暗視装置を取り出し…
店内の外へと勢いよく退出。
テヌキ「よしアナわて、トラックを出せ!!!」
アナザーわてり「待ってましたァ!!」
アナザーウィンディ「逃げるぞ!!」
アナザーわてりは緑の幌付きの濃青色の軽トラックを出現させると、そのまま運転席へと乗り込む。
二人はトラックの荷台に乗り込み、テヌキは飛ばせと指示。
テヌキ「全速で飛ばすんだ!!!」
軽トラックの運転を担当する。
アナザー魔法具現化のアナザーわてりはマスターのテヌキの言葉と同時にハンドルを握り、アクセルを踏みこむ。
そのまま爆音を上げながら加速していく。
アクセルを踏んでいたアナザーわてりが強くアクセルを踏み込むと同時に---テヌキ達が乗り込んでいる軽トラックは加速する。 ブラックサンダーI「---あの女、ただもんじゃねえなあ?長引かせると厄介だぜ。----ブラウィン!!!やれッ!!!」
ブラックウィンドI「…………………。」
返事としてブラックウィンドが無言で右手をかざすと。
強力な強風があたり一面に吹き荒れる。
彼女の持つ、風魔法だ。
ヨルフォージャー「くっ!?」
急に突風が、強風が吹き荒れ始めたのだ。
眼の前の少女---ブラックウィンドが起こした強風。
突如として発生した強風にヨル・フォージャーはは身動きが取れない。
彼女が生み出した尋常じゃない風は、風圧と風速により立っているのがやっとだからだ。
恐らく、風速25メートルほどはあるだろう。
ブラックウィンドの生み出した強力な風により、二人に近づくこともままならない。
東国の秘密組織「ガーデン」に所属する凄腕の殺し屋〈いばら姫〉。ヨル・フォージャーにとって彼女の放つ風魔法は初見だった。
ブラックサンダー「ハッ。どうやら魔法を見るのは始めてのようだなぁ?」
ブラックウィンド「悪いがお前の相手している暇はない。そこをどいてもらおうか?」
ヨル・フォージャー「こ、この子達…一体何者…!?」 ブラックサンダー「何者?かだって…答える義理はねえぜ!!」
右手をかざすと、突如して雷雲をヨルの近くへ出現。
そのまま雷雲から、落雷!!一瞬で煌めく輝きと同時に、遅れてやってくる轟音。
ヨル「!?」
彼女がひるんだ瞬間を見逃さず、二人は逃亡。
ブラックウィンド「追手はあれで最後だろう。…マスターの元へ急ぐぞ。」
ブラックサンダー「マスター達。うまくやれているかねえ?」
ブラックウィンド「やれてるさ。両津が来てない限りはな」 葛飾区亀有
追手から逃げているところで、通信が来た。
テヌキ
≪こちらテヌキ、作戦は成功した。お前たちは今どこにいる!?≫
ブラサン「マスター!!早く来てくれ!!場所は亀有一丁目だ!!!」
ブラウィン「追手は撒いたが、このままだと捕まりかねない。急いでくれ」
テヌキ≪わかった。アナわて!!亀有一丁目に飛ばせ!!≫
アナザーわてり≪あいよ!!全速でいきますぜ!!≫
通信機に飛び込むマスター----テヌキの声は、あった。
何としてもマスターのテヌキ達に回収されなければ一巻の終わりだ。
捕まったら、こち亀で両津が大原にお仕置きされているような目に遭わされるだろう。
捕まれば二人の運命は----。間違いなく両津と同等かそれ以上の壮絶なお仕置きが待ち受けている。
これだけのことをしでかしたのだ。
テヌキ≪よし!お前たちの姿が見えた!!!≫
通信機に繋がったイヤホンからマスターの声が飛び込むと同時に。
アナザーわてりの操縦する軽トラックが二人の目の前へ。
テヌキ「よし、乗れ!!」
ブラサン「助かったぜマスター!!」
ブラウィン「間一髪だったな。」
言われるまでもない。
そのままブラックウィンドとブラックサンダーは緑の幌で覆われた軽トラの荷台の中へ乗り込んだ。
アナザーウィンド「アナわてッ!!二人が乗ったぞ!!」
言い終えると同時に、濃青色の軽トラックが発進したのはそれとほとんど同時だった。
アナザーわてり「待ってましたァ!!」
軽トラックの運転を担当する。アナザー魔法具現化のアナザーわてりは言葉と同時にハンドルを握り、アクセルを踏みこむ。
そのまま爆音を上げながら加速。
アクセルを踏んで再びジープを発進させる。
五人が乗った軽トラックはあっという間に走り去った。 >>36
??「よし。あの車だな。」
だが、テヌキ(VIPRPG)達が乗った軽トラックを、上空からこっそり尾行している者がいた。
霧雨魔理沙(東方project)「“魔法使い”で“泥棒”って、私とキャラが被るじゃねえか。まあ私は“盗んでいる”のではなく、“死ぬまで借りてる”だけなんだけどな。」
それは“霧雨魔理沙(東方project)”だった。
霧雨魔理沙(東方project)「よし、今だぜ…“マスタースパーク”‼」
(ゴオォォォォォォォォ!!!)
(ドカアァァァン!!)←爆発音
霧雨魔理沙(東方project)はテヌキ(VIPRPG)達が乗った軽トラックに向かって、“マスタースパーク”を放った。
そして、大爆発を起こした。
霧雨魔理沙(東方project)「やったぜ!ついでに、あいつらが手に入れた宝石も、“死ぬまで借りておく”ぜ。」
霧雨魔理沙(東方project)は勝利を確信した。 亀有 宝石店
宝石店周辺には、パトカーと警官と野次馬でごった返していたが強盗犯の姿は見当たらない。
どうやら、逃げられたらしい。
両津「くそ!!逃げられたか…」
大原部長「おのれ…なんて逃げ足の速い奴等だ…」
アシュリー「両さん。大原部長!あの子たちは恐らく、アナザーわてりの召喚するトラックで逃げたに違いありません!!」
麗子「そのトラックの色はわかる!?」
アシュリー「濃青色のトラックです!!荷台に緑の幌が付いています!!」
中川「そのトラックを追えばいいんですね!?」
アシュリー「ええ。ですが恐ろしく早いトラックです…!!」
すると、そこに一台のミニパトが停車してきた。
辻本夏実「あっ両さん!?宝石強盗が出たと聞いて来たんだけど…」
小早川美幸「逃げられたみたいね…!!」
両津「辻本に小早川か!!濃青色の軽トラックを今すぐ追ってくれ!!そいつが強盗犯の車だ!!」
辻本夏実「濃青色のトラックね!!わかったわ。今すぐ追うわ!!」
辻本・小早川の墨東署婦警のミニパトは猛スピードで濃青色のトラックを追跡開始。
両津「よし!ワシらも追うぞ!!」
大原部長「中川と麗子君は、普段乗っているポルシェとフェラーリで追ってくれ!!」
警官「両さんに大原さんか!このパトカーを借りてくれ!!」
両津「部長!!運転はわしが!!」
大原部長「任せた!!」
両津「アシュリー!お前は後部座席だ!!」
アシュリー「はい!!」
警官「あれ!?その子は一体!?魔法使いのような恰好だけど…」
両津「強盗犯捕縛に協力してくれる子だ!!奴等は魔法を使ってくる!!」
警官「ええ!?」
そのまま、両津、大原、アシュリーの乗ったパトカーは強盗犯のトラック追跡へ >>37
テヌキ「うわああああ!?」
アナザーわてり「爆撃か!?いや違うな…魔法だ!!」
テヌキ「---危なかったな。僕がこのトラックに万が一の時に備えて張っておいた、防御魔法が役になったな。」
突如として起きた大爆発。
それが自分たちを狙った魔法であると確信したのは、全員。
アナザーウィンディ「魔法使いか…誰だ!?」
緑の幌で覆われた荷台の中から顔を出す二人。
どうやら霧雨魔理沙に見つかったようだ。
ブラックウィンド「金髪・金色の瞳。黒い三角帽、黒服に白いエプロン…魔法使いだな。奴は」
ブラックサンダー「厄介だぜ。もう強力なのが来やがったか…しかも警察も追ってきやがった。」
さらに悪いことは続くもので
かつしか署パトカー「「「「「前の軽トラック、止まりなさい!!」」」」」
辻本夏実・小早川美幸「止まりなさい!!!」
荷台にいるテヌキ達の視線に入ったのは迫りくる大量のパトカー
耳にこだますサイレン音だった!!
どうやら総動員してきたようだ…
もう追って来たということは本気で捕らえる気のようだ。
テヌキ「あららぁ〜!?もう追ってきたの!?」
ブラウィン「奴等も本気らしいな?」
ブラサン「すげえな。パトカーがいっぱいだぜ…俺達人気もんだな?」
アナザーウィンディ「おい。アナわて!飛ばせ!!」
運転手のアナザー魔法具現化…アナザーわてりは必死の様子でハンドルを握り、アクセルを踏んでいた。
強くアクセルを踏み込むと同時に---テヌキ達が乗り込んでいる濃青色の軽トラックは加速する。
無論、追手のパトカー群も必死なのは同じことだ。
テヌキ達が宝石強盗だからには、全力で捕まえてくる。
ブラサン「おぉ〜…どんどん増えてきてんな。俺達モテモテだねえ?」
ブラウィン「ああ。人気者だな私たちは。この追っかけだけで何人いると思うマスター?」
テヌキ「お前らは芸能リポーターかっ!?アナわて!!アクセル全開だっ!!」
アナザーわてり「あいよマスター!!最大スピードで飛ばすぜ!!振り下ろされないようにしっかりしがみつけよ!!」
テヌキ「くそう!!テヌキちゃんランド建設の計画をここで潰えさせてたまるかっ!!!」 〜葛飾区・某所〜
葛飾署警官「全道路、封鎖完了しました!」
だが、テヌキ(VIPRPG)達の進行方向上にある道路は葛飾署や墨東署の警官達によって(パトカーとバリケードで)全て封鎖されていた。
もはや彼女達は“袋のネズミ”である。 道路を爆走するテヌキ達の濃青色の緑の幌付軽トラックは。追手から少しでも距離を取るべく猛スピードで爆走。
運転しているアナわての顔が真っ青になるのを確認したアナウィンは尋ねる。
アナザーわてり「こりゃあ…まずい!!えらくまずいぜ!!」
アナウィン「おい、どうした!?」
アナザーわてり「前を見ろ…検問だ……。」
ブラサン「チッ。待ち構えてやがったか…!!」
前方には検問所。
さらには大量のパトカーと警察官が立っていた。
他にも機動隊やSATなどもいる。しかも全員銃を構えていたではないか!!
テヌキ「ありゃま!!まっさか検問で待ち構えているとはこの僕も予想できなかったよ!?」
そう、テヌキたちを捕まえるために、警察は全力バリケードを構築。
そして、濃青色のトラックの前方には検問が敷かれ、完全に封鎖されていた。
背後には追手のパトカー!!
テヌキ「…だがお前たち。慌てるんじゃないっ!」
テヌキたちは絶体絶命の大ピンチ!! しかし、テヌキはニヤリと笑う。
ブラサン「……どうする?」
テヌキ「…ブラウィン。アナウィン。バリケード目前で、トラックを飛ばせるほどの強力な風を頼む。」
アナウィン「---なるほどな。」
ブラウィン「いいだろう。」
テヌキ「アナわて!!このまま突っ切れ!!突破だ!!」
アナザーわてり「あいよマスター!!随分と物騒な料金所だが、ここは踏み倒しでいきますぜ!!」
眼の前に迫るは、警察の検問。大勢の警察官が構え、バリケードで封鎖される中。
アナザーわてりはアクセルを踏んでいる足を強く踏みこんだ。
軽トラックは急加速し、検問へと突っ込んでいった。
検問にいる警察官たちは止めようとしてきた。
警官「うわー突っ込んでくる!!!」
警官「あいつら正気か!?」
警官「ダメだ!!突っ込んでくるぞ!!!」
しかし、テヌキ達の軽トラックは止まらない。
そのまま勢いよく走り続けた。
テヌキ「よし、いいぞ!!そのまま行けぇ!!突っ込めェ!!!」
ジープは検問へと突っ込む---かと思いきや、なんと!
濃青色の軽トラックは突如として大ジャンプ!!
トラックがジャンプをした--という信じられない事実に、目の前の警官達は呆然としながら見つめることしかできなかった。
そのまま葛飾署や墨東署の警官達が設置したパトカーやバリケードを一飛び!!!
警官「うおおおおおお!?」
警官「本部!本部!駄目です!突破されました!!」
そう。アナザーウィンディとブラックウィンドの風魔法により、トラックを一飛びさせたのだ。
そのまま検問の反対側へ出た濃青色の軽トラックは、逃走!!
テヌキ「はーっはっはっはっ!!!僕の勝ちだね!!!」 〜葛飾区・上空〜
霧雨魔理沙(東方project)「おいおいどうなってるんだ…?あいつらバリケードを飛び越えちまったぜ。魔法でも使ったのか?」
上空からテヌキ(VIPRPG)達を追跡していた霧雨魔理沙(東方project)は、テヌキ(VIPRPG)達が乗った軽トラックがジャンプしたのを見て驚愕していた。
霧雨魔理沙(東方project)「私の“マスタースパーク”も効かないとは…強敵だぜ。でも、やる気になったぜ!」
〜葛飾区・某所〜
ヨル・フォージャー(SPY×FAMILY)「先ほどは不意を突かれましたが、次はありません。」
一方、ヨル・フォージャー(SPY×FAMILY)もテヌキ(VIPRPG)達の追跡を続けていた。 >>41
だが
(ウオーンウオーンウオーンウオーン)←サイレン音
デカレッド[バン(赤座伴番)](特捜戦隊デカレンジャー)「逃がさねぇぜ!」←パトストライカーに搭乗
テヌキ(VIPRPG)達の背後から、巨大なパトカーが迫ってきていた。
それは“六輪パトカー型メカマシン・パトストライカー”だった。
葛飾署は超能力を使うテヌキ(VIPRPG)達に対抗するため、密かに“宇宙警察・地球署”に協力を要請していたのだ(ちなみに、彼以外のメンバーも各所でテヌキ(VIPRPG)達を追跡している)。
(ガシイィ)
パトストライカーは機体後部にある2本のマジックハンド“ストライカーアーム”を展開し、テヌキ(VIPRPG)達が乗った軽トラックをしっかりと掴んだ。
デカレッド[バン(赤座伴番)](特捜戦隊デカレンジャー)「これでアイツらも、“束手無策(※)”だぜ!」
※束手無策(そくしゅむさく)…何もできないこと。どうしようもないこと。 >>45
アナザーわてり「うおおおお!?なんだっ!?」
アナザーウィンディ「クソッ!!巨大なパトカーがトラックを掴んでる!!」
テヌキ「あららぁ〜!?あんなでかいパトカーが来るなんて僕聞いてないよ〜!?」
“六輪パトカー型メカマシン・パトストライカー”を見て驚愕するテヌキ。
ブラックサンダー「ロボットみてえなもんか…なら雷をブッ喰らわせてやるぜ。」
ブラックサンダーは左手をかざすと。
電撃魔法をパトストライカーの機体後部にある2本のマジックハンド“ストライカーアームへ放つ。
一瞬だけ迸る輝き。遅れてやってくる身体を揺さぶるような轟音がストライカーアームに直撃。
ブラサン「そのままショートしちまいなぁ!!!」
どうやらショートしたらしく、ストライカーアームの掴む力が弱くなったようだ。
それを見逃さずドライバーのアナザーわてりは一気にアクセル全開。
アナザーわてり「助かったぜブラサン!!!飛ばしますぜ!!!」
そのまま軽トラックは爆走。
パトストライカーをみるみるうちに引き離していく。 パトストライカーを振り切ったテヌキ達の軽トラック。
だが…
雪藤洋二「好き勝手言うのも其処までだ!」
突如として雪藤洋二が現れた。そしてテヌキ達に向けて自転車のホイールを投てきした。
まさかの攻撃でテヌキは回避できずに攻撃を受けてしまった。
だが…
テヌキ「ハッ!荷台に当てただけじゃないよ〜!!!」
アナザーわてり「ばっかじゃねえの…そんな攻撃が効くと思ってんのか!?」 だが
(パアァン!!)←銃声
アナザーわてり(VIPRPG)「なっ!…コントロールが効かない!」
(キイィィィィィィィドオォォンン!!)
突然銃声が聞こえたと思った次の瞬間、テヌキ(VIPRPG)達が乗った軽トラックがコントロールを失い、そのまま壁に激突してしまった。
実は先ほどの銃弾でタイヤを撃ち抜かれ、パンクしてしまったのだ。
〜葛飾区・某ビルの屋上〜
冴羽獠(シティーハンター)「主役は遅れて現れるのさ。」
撃ったのは冴羽獠(シティーハンター)だった。
しかも、この時撃った弾は防御魔法を無視することができる特殊な弾である。 >>48
テヌキ「はははははは!!このまま一気に-----」
次の瞬間、何かが直撃して炸裂したような音が響き、衝撃が巻き起こった。
アナザーわてり「な、なんだ!?コントロールが効かねえ!!!」
そのままテヌキ(VIPRPG)達が乗った軽トラックがコントロールを失い…
勢いよく壁へ激突した。
ブラックサンダー「バカヤロー!!何やってんだ?!てめえ両さんの地元で事故起こしてんじゃねえよ!!!」
テヌキ「おいッアナわて!!!事故るなと言っただろ!?」
アナザーわてり「違う!!急にコントロールが!!」
ブラックウィンド「----狙撃だな。それもかなりの名手だ。」
ブラックウィンドは一瞬で狙撃だと看破。
爆走する軽トラックのタイヤだけを狙ってバーストさせたのだ。 >>49
冴羽リョウ「例の宝石強盗が少女五人組だと聞いたんだが、日本では見られない格好ばかりだな。」
葛飾区の某ビル屋上にて、スコープ付のレミントンM700狙撃銃を持った、
ジャケット姿の男が一人立っていた。
冴羽リョウ。
シティーハンターという名で知られるその男だ。
冴羽リョウ「海坊主の話によれば、茶髪のマントをした少女と金髪の少女に気を付けろ、か。」
〜回想〜
海坊主(シティーハンター)「リョウ。気を付けろ。先ほどのかつしか署の警官が強盗犯のうち、狙撃担当の二人と交戦したが、奴等の超能力に手も足もでなかった。」
冴羽リョウ「超能力を使ってくる、宝石強盗か…」 >>49
アナザーウィンディ(VIPRPG)「クソッ!!タイヤがパンクしてやがる!!」
アナザーわてり(VIPRPG)「おまけに、壁に激突したせいでエンジンがダメになっている…。」
テヌキ(VIPRPG)達の軽トラックは、冴羽獠(シティーハンター)にタイヤを撃たれたことと壁に激突した影響で完全にお釈迦となった。
(ファンファンファンファン)
葛飾署警官達「「「「「前の軽トラック、止まりなさい!!」」」」」←パトカーに乗っている
辻本夏実(逮捕しちゃうぞ)・小早川美幸(逮捕しちゃうぞ)「「止まりなさい!!!」」←ミニパトに乗っている
さらに、後ろからはサイレン音が聞こえていた。
彼女たちを追う大量のパトカーが迫ってきていたのだ。
テヌキ(VIPRPG)「しょうがない、車は置いていこう。今はとにかく逃げるんだ。」
テヌキ(VIPRPG)達は車を諦め、盗んだ宝石を持って走り去った。 >>51
ブラックサンダーI「おぉ〜すげえぜ!お巡りさんがいっぱいだァ!」
大量のパトカーから追われているにもかかわらず。軽口を叩くブラックサンダー。
多数の追手が迫っていると知ってながら、余裕の表情だった。
違う。それが、恐怖を隠しているのは言うまでもない。
ブラックウィンド「奴等は本気で私達を捕らえる気らしい。だがマスターの理想を成就させる。」
テヌキ「ブラウィン・ブラサン。殿を頼めるか!?」
ブラサン「おう任せろ。両さんがいねえ警察共なんか物の数じゃねえよ」
ブラウィン「マスター達が逃げ切るまで時間を稼ぐ。」
アナザーわてり「頼んだ。」
アナザーウィンディ「絶対に捕まるな。捕まれば大原にお仕置きを受ける。」
ブラサン「安心しなァ。その前に大原の野郎に雷魔法をブッ喰らわせてやるよォ…」 (ファンファンファンファン)
葛飾署警官達「「「「「前の軽トラック、止まりなさい!!」」」」」←パトカーに乗っている
辻本夏実(逮捕しちゃうぞ)・小早川美幸(逮捕しちゃうぞ)「「止まりなさい!!!」」←ミニパトに乗っている
ブラックサンダー「よぉお巡りさん!!追跡ご苦労さんッ!!!」
ブラサンは大量のパトカーに対し
右手をかざすと、突如して雷雲をパトカーの近くへ出現。
そのまま雷雲から、落雷!!一瞬で煌めく輝きと同時に、遅れてやってくる轟音。
ブラックサンダーの起こした落雷がパトカーを襲う。
すかさず左手をかざし。電撃魔法を放つ。
一瞬だけ迸る輝き。遅れてやってくる身体を揺さぶるようなとんでもない轟音がパトカーを襲う。
パトカー内
アシュリー「追跡していたテヌキちゃん達のトラックが壁に当たって大破しました!!」
両津「だが犯人は走って逃げたアシュリー。何て逃げ足の速い奴だ!」
大原部長「とはいえこれで足は潰した…あとは…」
両津「ぎええええ!!」
パトカーを突如襲ってきたのは煌めく輝き。
その衝撃で両津らの乗っているパトカーはテヌキ達とは違う方向へ彷徨い始めた。
両津「なんだ!?コントロールが!!」
大原部長「何が起きた両津!?」
アシュリー「今のは…雷魔法です!テヌキの具現化のブラックサンダーによる魔法です!」 大原部長「アシュリー君!!大丈夫かね!?」
アシュリー「はい!!この程度!!」
両津「部長!パトカーから降りましょう!おそらく今ので電気系統が故障したに違いありません!!」
大原部長「----なんとしても市民に被害が出る前に捕まえるぞ!!」
両津「アシュリー!!援護を頼む!!」
アシュリー「はい両さん!!」
両津、大原と同じようにパトカーから降りた
緑のとんがり帽子と青い大きなリボン、茶髪と緑目が特徴の魔法使いの少女のアシュリーは
精神力上昇魔法のスピリットブレス・防御力上昇のアーマーブレスを最大限にまで両津へと詠唱。
両津「アシュリー!今の魔法はなんだ!?」
アシュリー「精神と防御を上げる強化魔法です!これだけ掛ければあの二人を…」
両津「助かる!!このわしに強化魔法は鬼に金棒だ!!」 辻本夏実「あの子たち何なの!?超能力者!?」
小早川美幸「あれじゃとても捕まえられないわ!!」
トラックが大破したことにより、これで宝石強盗犯を逮捕できると確信した警察官たち。
だがしんがりを務めるブラックサンダーの放つ魔法とブラックウィンドの狙撃は、
追手の警官達を近づけさせない。
警官「近づけば雷!離れれば狙撃!」
警官「SATを呼べ!!SATをだ!!」
これまで幾多の犯罪者を捕まえてきた日本警察にとって、
眼の前の魔法具現化という存在は未知の存在だった。
電撃を放って来る少女に、警察官たちは翻弄されていた。
辻本夏実「雷を放って来るなんて聞いてないわよ!!」
小早川美幸「あっ両さんに大原部長!!あの子たち何者なの!?」
アシュリー「…僕が説明します。」
小早川美幸「え?子供…!?」
辻本夏実「その恰好…まるで魔法使いみたい…」
両津「二人とも聞いてくれ!この子はアシュリー!わしの友達の魔法使いの女の子なんだ!」
大原部長「アシュリーくん説明を頼む!!」
眼の前の
緑のとんがり帽子と青い大きなリボン、茶髪と緑目が特徴の魔法使いの少女。
日本では見られない格好。
ファンタジーの世界から抜け出してきたかのようなアシュリーに辻本と小早川の二人は目が点になる。
アシュリー「あの二人は、魔法具現化です。」
辻本夏実「魔法具現化!?」
小早川美幸「RPGの世界から抜け出してきたかのような言葉ね…」
アシュリー「信じられないかもしれませんが、本当です。魔法が人のように、命・意志・感情を持ち具現化した存在のような生命体…あの二人は魔法具現化です…」 辻本夏実「だから雷を操れるのね!!」
小早川美幸「魔法具現化というのはわかったけど、どうすればいいの!?」
警官「恐ろしく正確無比な狙撃!頭出したら撃ちぬかれる!」
ブラックサンダー「ヘッ。両さん以外の警察共はビビッてやがるぜ?ブラウィン。お前は狙撃を頼むぜ。ただし当てるなよ」
ブラックウィンド「----了解。当てないように威嚇射撃を行う。」 〜葛飾区・某所〜
テヌキ(VIPRPG)「“テヌキちゃんランド建設計画”のためにも、逃げ切ってみせる!」
ブラックサンダー(VIPRPG)とブラックウィンド(VIPRPG)に警官達を任せて逃亡するテヌキ(VIPRPG)達3人。
活動拠点にしている秘密のアジトへ逃げ帰ろうとしていた。
しかし、彼女たちはある大きなミスをしてしまった。
日本警察を本気にさせてしまったことだ。
〜千葉県松戸市・葛飾区との境界付近〜
千葉県警の警察官「こちら松戸市!封鎖完了しました!」
〜埼玉県三郷市・葛飾区との境界付近〜
埼玉県警の警察官「こちら三郷市!封鎖完了しました!」
対策本部は千葉県警や埼玉県警にも協力を要請し、各地の警察官総出で検問所を設置し“葛飾区周辺(江戸川区・足立区・墨田区・三郷市(埼玉)・八潮市(埼玉)・松戸市(千葉))へ通ずる道を”全て封鎖したのである。
各検問所にはバリケードだけでなく、大量のパトカーと警察官、そして機動隊やSATを配備している。
なお、周辺住民の避難は既に完了している。
〜葛飾区上空〜
(バババババババババ)←プロペラ音
葛飾署警察官「こちら警察ヘリ!犯行グループのうち3名(テヌキ・アナザーウィンディ・アナザーわてり)を発見しました!中川(川の名前)に沿って南下中!」
また、警察ヘリを総動員しテヌキ(VIPRPG)達を上空から追跡していた。
上空では、テヌキ(VIPRPG)達の行動は筒抜けである。
〜葛飾区・某所〜
(ブロロロロロロ)←エンジン音
中川(こち亀)「(両津)先輩!宝石強盗の一味は僕と(秋本)麗子さんが追います!」←通信
ヒャクトーバン[白石循](ドゲンジャーズ メトロポリス)「僕らなんて一時しのぎの時間稼ぎですよ…。」←中川の車に乗っている
中川「それよりも、宝石泥棒の本拠地探しが先ですね!」
(ウオーンウオーンウオーンウオーン)←サイレン音
デカレッド[バン(赤座伴番)](特捜戦隊デカレンジャー)「今度こそ逃がさねぇぜ!」←パトストライカー(修理済み)に搭乗
さらに、“宇宙警察・地球署”や“ドゲンジャーズ”など異能な能力を持った敵との戦闘に慣れている“警察ヒーロー”達にも協力を要請した。
もはや、日本警察の威信をかけた総力戦である。 〜葛飾区・とあるビルの屋上〜
ゴルゴ13(ゴルゴ13)「…。」←ライフルを構えスコープを覗いている
〜葛飾区・別のビルの屋上〜
ソーニャ(キルミーベイベー)「(組織から命令が来たと思ったら、私と大差ない少女の暗殺とはな。)」←銃を構えている
しかも、葛飾区の各地で殺し屋がテヌキ(VIPRPG)達を暗殺しようとしていた。 >>57
テヌキ「あららぁ〜!!僕に会いに来たお巡りさんたちがいっぱい!おっかないねえ〜!!君たち!女の子によってたかって…恥ずかしくないのかい?」
アナザーウィンディ「マスター。これまずくないか?下手したら両津の活躍がないんじゃないか?」
テヌキ「しまった!!それだと両さんを活躍させられない…う〜んどうしよう!?」
アナザーわてり「転移魔法のテレポートを使って船があるみなとみらいへ逃げようぜ!」
テヌキ「いいね!そろそろ長引かせるのもまずいし…みなとみらいへテレポートだッ!!!」 >>56
辻本夏実「どうするの両さんに大原部長!?近づけば雷と風の魔法!!離れれば狙撃!!」
小早川美幸「近づこうにもこれじゃ近づけないわ!!」
両津勘吉「わしが行く!!さっきアシュリーに強化魔法をかけてもらったからな!!」
アシュリー「両さん!あの二人は連携して狙撃と魔法を使ってきます!!くれぐれも気を付けてください!!」
両津「大丈夫だアシュリー!わしは負けん!!わしに勝てるのは部長だけだからな!!!」
そのまま両さんは、警官達と交戦しているブラックサンダーとブラックウィンドへ接近!!
両津「おい!!!お前らが宝石強盗犯の一味で、狙撃担当の奴等だな!!」
両津の姿を視界に捉えたブラックサンダーはとても嬉しそうに。
ブラックウィンドは待っていたぞと言わんばかりの表情だ。
ブラックサンダー「おぉ!?すげえ!!両さんだ!!本物の両さんだぜ!!!」
ブラックウィンド「-----両津勘吉。とうとう来たか。」
両津「わしの事を知っているのか?!」
ブラサン「お前さんの事は非常に有名だぜ。どこ行っても両さんの名を聞くからなァ?」
両津「わしは有名人だからだからな!!お前らの目的はなんだ!?」
ブラウィン「お前に話す言葉は何もない。」
ブラウィン「------話してほしいなら、私達に勝ってからにしてもらおうか。」 〜横浜市・みなとみらい〜
テヌキ(VIPRPG)「よし、テレポート成功だ!」
一方、テヌキ(VIPRPG)達3人は転移魔法のテレポートをして“みなとみらい”まで瞬間移動した。
そして、急いで船に乗り込もうとしていた。 >>62
アナザーわてり「さぁマスター。早く逃げましょうや。」
アナザーウィンディ「ブラウィンとブラサンなら、逃げ切れるさ。」
テヌキ「あー…お前たちは先に船を出しといて。僕ちょっといいのを見つけたんだ!テヌキちゃんランドのいいマスコットキャラクターをね!!」
テヌキが指をさしたのは。ある人型ロボット。
頭部にV字型のブレードアンテナが2本あり、人間の目を模した複眼式の2つのカメラ。
カラーリングは白系とトリコロールカラー。
その人型ロボットは。
言わずと知れたロボットアニメの代名詞『機動戦士ガンダム』の主役機。
RX-78-2"ガンダム"だ。
https://gundam-factory.net/
テヌキ「いいなあこのロボット!!カッコイイ!!素晴らしい!!ぜひテヌキちゃんランドのマスコットキャラクターにしたい!!!」
アナザーわてり「マスコットキャラクターにするにはちょっとでかすぎねえか!?」
テヌキ「いや!でかすぎて結構!これだけかっこいいロボットをマスコットキャラクターにすれば、テヌキちゃんランドは大繫盛間違いなしだ!!!!」 〜対策本部〜
警官「緊急連絡!横浜市の“みなとみらい”のガンダム像の近くに、テヌキ(VIPRPG)達がいるところを警察ヘリが発見したそうです!」
屯田署長(こち亀)「そうか、わかった!手が空いている者は“みなとみらい”へ向かえ!神奈川県警にも協力を要請しろ!」
だが、警察ヘリが“みなとみらい”のガンダム像の近くにいたテヌキ(VIPRPG)達を発見。
急ピッチで警察が向かってきていた。
〜みなとみらい・某所〜
ゴルゴ13(ゴルゴ13)「…。」←ライフルを構えスコープを覗いている
また、いち早く情報を掴み“みなとみらい”まで移動してきた殺し屋キャラ達が、テヌキ(VIPRPG)達を狙っていた。 >>64
アナザーわてり「マスター!!警察が向かってきてますぜ!!」
アナザーウィンディ「戻った方がいいんじゃないか!?」
テヌキ<<お前たちは先に船を出せ!僕はこのロボットを魔法で操縦する!>>
アナザーわてり「マスター。くれぐれも捕まるなよ!」
テヌキ<<心配するな!僕は超スーパー天才魔術師だ!警察に捕まるほど落ちぶれちゃいない!>>
テヌキ<<あのロボット…ガンダムって言うのか!いいね。名前も外見もカッコイイし最高だ!僕のロボットにしてあげようっと!!>>
テヌキは杖に横乗りしながら、ガンダムファクトリーにある実物大ガンダムの右肩に乗る。
ガンダムファクトリーに来ていたお客さんたちは、自分たちの目を疑った。
それは幻覚でも、映像でも映画の撮影でもない。
---杖に横乗りしながら空に浮かんでいる人間の少女だった。
今の時代じゃコミックマーケット会場や、コスプレ会場にでも行かないと見れない格好の少女がガンダムの右肩に乗ったことに一斉にスマートフォンで撮影する。
そんな客たちを見たテヌキは大喜びで…
テヌキ「やあ君たちぃ〜!このロボットは頂いていくね!!テヌキちゃんランドのマスコットキャラクターにするからさ!!」 横浜 ガンダムファクトリー
テヌキ「このガンダムは頂いていくね!!僕のテヌキちゃんランド建設計画のために!!」
実物大ガンダムの右肩に座ったテヌキは、杖を高く振り上げて何かを詠唱。
すると…実物大ガンダムが生きている、意志を持つかのように動き出したのだ。
テヌキ「さあガンダム!!僕の邪魔をするお巡りさんたちを追い払っちゃえ!!!」
ガンダム像は、テヌキの魔法によりテヌキの所有物となってしまった! >>61
両津「いいだろう!!その勝負受けてやる!!!」
ブラックサンダー「おいブラウィン!負けんじゃねえぜ?」
警察官の両津勘吉と、宝石強盗団の魔法具現化の少女狙撃手…ブラックウィンドI。
二人はお互いに無言で鋭く睨みあう。
ブラックウィンドI「警視庁かつしか署地域課、亀有公園前派出所勤務、両津勘吉巡査長…。」
ブラックウィンドI「ここで、死ね。」
両津「!!」
ブラウィンが黄金色リボルバーを抜くと同時に、両津もホルスターからニューナンブM60を抜く。
動き出しはブラウィンの方が早かった。
無言で魔力が込められた弾丸装填済みの、黄金色リボルバー銃を両津に向けて発砲。
両津「(なんてガキだ!?狙撃の腕もプロ並みの腕に…拳銃の腕もプロ以上だ!!)」
両津「(魔法具現化との戦いは初めてだが…ここで捕まえにゃ被害が増えるばかりだ!!やるしかねえ!)」
これをすかさず動物並みの反射神経で躱した両さんは
ニューナンブM60をブラウィンへ4連射。
だがブラウィンは風魔法を使い、素早い身のこなしで回避。
そのまま風魔法を使って空へと跳躍。
両津の頭上から黄金色リボルバー銃を右手で構えて襲い掛かる。
ブラックウィンドI「終わりだ。両津!」
両津「なんの!!」
しかし両さんは驚異的な反射速度で頭上のブラウィンに狙いを合わせると、即座に発砲。
ブラウィンはすかさず風魔法で横っ飛びし、パトカーの屋根の上へと着地。
両津「ナニィ!?」
思わず派出所で口癖となっている言葉が口に出た両さん。
ブラックウィンドは空中で風魔法を使って、弾を躱したのだ。
ブラックウィンドの身体能力と風を自由自在に操る能力に。両さんも驚愕するばかり。 >>66
横浜市民A「おいおい、何だよあれ!ガンダムが動いているぞ!」
横浜市民B「何かのイベントか?(パシャパシャ)」
横浜市民C「右肩に誰かいるぞ。魔法使いっぽいな。(パシャパシャ)」
警備員「皆さん!危ないから避難してください!」
突如動き出したガンダム像に、横浜市・みなとみらいは大混乱に陥った。 0.009秒。これは両津勘吉の早撃ち速度。
だがその早撃ち速度であっても魔法具現化の少女…ブラックウィンドIを捕らえるには至らない。
大原部長「両津!!」
両津「なんてガキだ…!アシュリーの強化魔法がねえとまずかった!!」 >>69
ブラックサンダーI「おっとぉ!!!大原発見ッ!!!!」
大原部長「ッ!?」
突如として大原部長の近くに雷が!!
放ってきたのは雷魔法具現化のブラックサンダーI。
ブラックサンダーI「よう大原ァ。悪いが俺と遊んでくれ!」
大原部長「な!?なぜわしの名を知っているんだ!?」
ブラックサンダーI「これから俺の雷を喰らうてめえは知らなくていいぜ!!」
ブラックサンダーI「覚悟しやがれ、大原ァ!!!!」
右手に雷魔法弾が装填されたオートマチック拳銃。
左手には雷が!
両津「部長!!」
ブラックウィンドI「おっと。お前の相手は私だ…両津!!」 〜対策本部〜
警官「緊急連絡!!横浜にあるガンダムファクトリーの動くガンダムが、強盗団のリーダーに奪われました!!」
屯田署長(こち亀)「何!?そんな馬鹿な!!あのガンダムは動きはするが移動はできないはずだぞ!?」
警官「それが…強盗団のリーダーがガンダムの右肩に乗った瞬間、意志を持つかのように動き出しました!!」 〜横浜市・ガンダムファクトリー近辺〜
(ズシーンズシーン)
RX-78-2ガンダム像「(…。)」
テヌキ(VIPRPG)「ガンダム!お巡りさんたちを踏みつぶしちゃえ!」
(ゴシャア!!)←車を踏みつぶした
テヌキ(VIPRPG)の魔法により動き出したガンダム像は、周りにあるものを手当たり次第破壊していた。
神奈川県警・警察官A「皆さん落ち着いて避難してください!」
神奈川県警・警察官B「慌てないで!」
炎上系YouTuber「スッゲー!皆さん、ガンダム像が動いてますよ!」←自撮り棒にスマホをつけて実況している
神奈川県警・警察官C「早く避難しなさい!」
また、緊急出動した神奈川県警の警察官たちにより付近の住民は避難はスムーズに行われた。 そのさなか、悲劇が起こった。
〜横浜市・山下公園近辺〜
(ドガッ)
テヌキ(VIPRPG)「あ、ごめんね。船にぶつかっちゃった。」
日本郵船氷川丸「(…。)」←横倒しになり沈みかけている
横浜市民「あー!氷川丸がー!」
テヌキ(VIPRPG)の魔法により動き出したガンダム像が山下公園前に係留保存していた“日本郵船氷川丸”にぶつかってしまい、その衝撃で船体が破損・横倒しになってしまったのだ。今にも沈みかけている。
〜横浜市・横浜中華街〜
神奈川県警・警察官D「皆さん、慌てないでください!」
神奈川県警・警察官E「私たちの指示に従ってください。」
また、ガンダムファクトリーの近くにある“横浜中華街”でも多くの観光客が避難していた。 >>72
テヌキ「はははははははッ!!どうだ!?僕の魔法は!?(ああああぁ〜!!!!どうしようこれ修理費えらいことになる〜!!!!)」
テヌキの魔法により動き出したガンダム像は、周りにあるものを手当たり次第破壊していた。
こち亀57巻の極悪コンビ大進撃の巻を彷彿させるかのような動きぶりだった!!
テヌキ「ごめんね車の持ち主さん!テヌキちゃんランドが儲かったら、君に弁償すると約束しようっ!!!」 対策本部
警官「大変です!!強盗団のリーダーの魔法使いに奪われたガンダムが、破壊活動を!!!
屯田署長「ええい!!!魔法使いだ!!魔法使いを呼ぶんだ!!!ガンダムパイロットも呼ぶんだ!!!」
屯田署長「何という事だ!!総力をもってしてもまだ捕まえられないとは…!!」
警官「さらに両津巡査長と大原巡査部長が狙撃犯二名と交戦中ですが…身体能力の高さに大苦戦の模様!!!」 >>67 >>69
警官「両さんを援護するんだ!!」
警官「撃て撃て!!なんて身体能力だ!?」
警官「超能力者が相手なんて聞いてないぞ!!!
警官達は両さんの援護をしようとするが…
ブラックウィンドI「…………………。」
跳躍しながら風魔法を操り、空中で正確に地上の警官三人が構えているニューナンブM60のみをリボルバー銃で狙撃して弾き飛ばす。
着地後すぐさま残りの警官三人のリボルバー銃のみを撃ち。弾き飛ばした。
辻本夏実「なんて腕前よ…」
小早川美幸「どうりで特殊刑事課でも捕まえられないわけだわ…!!」
両津勘吉「空中をちょこまかと…ちきしょう!照準が定まらねえ!!」
だがそんな両津を救ったのは、みなとみらいに向かう途中だった警視庁のヘリコプターだった。
ブラックウィンド「っ!?」
警察官「威嚇射撃、用意!!」
銃声。警視庁のヘリコプターのからの威嚇射撃に、ブラックウィンドが気を取られた隙に
両津の照準も定まった。
両津「今ならいける!!」
両津は、銃弾を補填したニューナンブM60を、ブラウィンへ連射した。
0.009秒の早撃ち速度で撃たれた弾が。ブラウィンへと襲い掛かる。
ブラックウィンド「-----ッ!!!!!」
だがブラウィン風魔法を使って横っ飛び。
しかし、左肩に一発が命中した。
警官「おお!?当てた!!!」
警官「いいぞ両さん!!」 〜横浜市・山下公園近辺〜
だが、テヌキ(VIPRPG)の快進撃もここまでだった。
(ヒュゥゥン!ガキィィィィン!!)
RX-78-2ガンダム像「(…。)」←巨大な手錠に拘束されている
テヌキ(VIPRPG)「な、何だ!?」
突然飛んできた“巨大な手錠(ジャイロワッパー)”により、ガンダム像は動きを封じられてしまった(しかも魔法耐性付き)。
デカレンジャーロボ(特捜戦隊デカレンジャー)「(…。)」
飛んできた方向には、ガンダム像よりも巨大なロボットがいた(ガンダム像18m・デカレンジャーロボ45m)。
デカブルー(特捜戦隊デカレンジャー)「そこまでだ、魔法使い!」
デカピンク(特捜戦隊デカレンジャー)「器物損壊罪の現行犯で逮捕よ!」
デカイエロー(特捜戦隊デカレンジャー)「あなた達に、この街を好き勝手にさせない!」
デカグリーン(特捜戦隊デカレンジャー)「ガンダム像を返せ!」
デカレッド(特捜戦隊デカレンジャー)「三度目の正直だ!もう逃がさねえぜ!」
宇宙警察・地球署のS.P.Dロボ“デカレンジャーロボ”である。 >>77
テヌキ「コラァアアアアアアーッ!!!!僕のガンダムに手錠なんてかけるんじゃないっ!!!!」
テヌキ「テヌキちゃんランド公式マスコットキャラクターになんてことするんだぁーっ!!!!!」
怒りをむき出しにしてデカレンジャーへ怒るテヌキ。
テヌキ「僕のテヌキちゃんランド創設計画の邪魔をするんじゃないっ!!!それにこれは、僕のガンダムだッ!!!」 >>78
〜横浜市・山下公園近辺〜
デカイエロー(特捜戦隊デカレンジャー)「何を言ってるの!?それは貴女のものじゃないわ!」←デカレンジャーロボ搭乗
デカグリーン(特捜戦隊デカレンジャー)「ガンダム像は皆のものだ!」←同じく
テヌキ(VIPRPG)「う、うるさいうるさいうるさい!」
テヌキ(VIPRPG)は激高し、怒りで我を忘れていた。
その時だった。
(ピュン!!プス!)
テヌキ(VIPRPG)「うっ!」
突如、彼女の首に何か“針状のもの”が刺さった。
〜横浜市・某所〜
ゴルゴ13(ゴルゴ13)「…。」←ライフルを構えている
それはゴルゴ13(ゴルゴ13)が放った“超強力麻酔針(魔法耐性付き)”だった。
ゴルゴ13(ゴルゴ13)はテヌキ(VIPRPG)が激怒している時の僅かな隙を見逃さず、彼女に麻酔針を撃ったのである。
〜横浜市・山下公園近辺〜
テヌキ(VIPRPG)「うう…(失神)」
(ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥ)←落下している
テヌキ(VIPRPG)はそのまま気を失い、ガンダム像の右肩から落下してしまった! 〜横浜市・港〜
アナザーわてり(VIPRPG)「おい!マスターが落っこちてるぞ!」
アナザーウィンディ(VIPRPG)「何だって!どうして飛ばないんだ!?」
港で船を出す準備をしていたアナザーわてり(VIPRPG)とアナザーウィンディ(VIPRPG)も、ガンダム像から落下するテヌキ(VIPRPG)を目撃していた。
〜横浜市・山下公園近辺〜
デカレッド(特捜戦隊デカレンジャー)「大変だ!このままじゃ地面に激突しちまう!」
デカブルー(特捜戦隊デカレンジャー)「ダメだ、ここからじゃ間に合わない…。」
デカレンジャーのメンバーも落下するテヌキ(VIPRPG)に気づいたが、彼ら(デカレンジャーロボ)がいる場所からは距離があり、急いでも到底間に合わなかった。
〜横浜市・山下公園上空〜
警察航空隊隊員「おい!容疑者が落下したぞ!」←警察ヘリに乗っている
TVアナウンサー「ああ!何ということでしょう!犯人と思しき少女がガンダム像から落下してしまいました!果たして無事なんでしょうか…?」←取材用ヘリに乗っている
また、山下公園上空で(ヘリコプターに乗り)様子を見ていた警察航空隊隊員やTVアナウンサーも落下するテヌキ(VIPRPG)を目撃した。
果たして、テヌキ(VIPRPG)の運命は? >>81
そのままテヌキは、地面に叩きつけられた。
テヌキ「いてててて!!くっそおおおおおおお!!!!!誰だ僕を狙撃したのは!?」 テヌキ「女の子一人によってたかって捕まえに来るとは大人げないぞ君たちっ!!!そうだ!僕のガンダムは!?」 >>76
ブラックウィンド「当てた…だと!?くっ!!!」
当てられたことにより冷静さを失ったブラックウィンド。
両津「よし、まず一人!!逮捕だ!絶対逮捕してやる!」
ニューナンブM60をブラウィンへ連射。
0.009秒の早撃ち速度で撃たれた弾の一発が、黄金色リボルバー銃の持っているブラウィンの右腕に
両津のニューナンブM60の銃弾の一発が当たり、ブラウィンは銃から手を離してしまった。
ブラックウィンド「しまった……!」
両津「もらったァ!!」
落下したリボルバー拳銃を拾おうとするブラウィン。
だが両津はその一瞬のスキに、ブラウィンに掴みかかり確保。
両津の怪力によりあっという間に手錠を掛けられてしまった。
両津「確保!!狙撃犯の一人を確保した!!もう逃げられんぞ!」
大原部長「両津、よくやった!!!」
アシュリー「やりましたね両さん!!これで狙撃の危険は半減しました!!」
ブラックウィンド「く…さすがは伝説の警察官の両津勘吉…!!」
アシュリー「後は僕に任せてください!!」
ブラックウィンド「何をするつもりだ…!?」
するとアシュリーは…ブラックウィンドに対し魔術を詠唱。
沈黙魔法のサイレンスと、麻痺魔法のパラライズを掛けたのだ。
アシュリー「これでブラウィンちゃんはもう大丈夫です!」
両津「よし。あとは狙撃銃を押収するぞ!!」
小早川や辻本が乗るミニパトの後ろのトランクへブラックウィンドIを押し込んだ。
両津「悪いがこうでもしないと逃げられちまうのは目に見えている!すまんが少しだけ我慢してくれ!!」
辻本夏実「じゃあ、行くわよ。それにしても、とんでもない子だったわ…」
小早川美幸「両さん。協力ありがとう!!」 >>84
ブラックサンダーI「ブラウィン!?-----やるじゃねえか両さん!!!
ブラウィンが確保されたのを知ったブラックサンダーは…
ブラックサンダーI「両さんの前に大原ァ!!!てめえに雷をブッ喰らわせてやる!!!」
大原部長「止まれ!!止まらんと撃つぞ!!」
大原部長は、ニューナンブM60を構えた。
ブラックサンダーI「ハッ!そんなもの効かねえよ!大原ァ!!!!」
ブラックサンダーIは、右手に電気の球を出現させ、大原部長に向かって投げたのと。
ニューナンブM60が発砲したのは同時だった。
だが…
大原部長「うわぁー!!!!!!!!!」
大原部長は全身に強烈な電撃を受けてしまった。
部長の放った銃弾は、あっさりと躱されてしまったのだ。
大原部長「うわぁぁぁぁぁぁ〜!?!?」
ブラックサンダーI「はッ!俺の雷はすげえだろ大原!?」
ブラックサンダーは、倒れた大原部長に歩み寄った。
ブラックサンダーI[俺の勝ちだ、大原ァ!!!」 >>85
両津「ぶ、部長〜!?」
ブラサン「安心しな!!大原はちょいとビリビリしてるだけだァ両さん!!」
アシュリー「ブラサンちゃん!!これ以上やめて!!」
正対する両さんとブラックサンダーに対し、アシュリ―の姿を見つけたブラサンは…
ブラサン「なるほどねえ!どうりで警察の動きが素早いと思ったら、アシュリーの野郎が来てやがったのか!」
両津「ああ!お前たちを止めるためにな!!!お前魔法具現化だろ!?お前らが悪さしてると他の具現化の連中にまで迷惑が掛かるぞ!!」
ブラサン「すげえ!!さすが両さん!!俺が魔法具現化ってことも知ってるのかよ!!」
ブラサン「こりゃ全力の雷をブッ喰らわせてやらねえとな!?」
両津「来い!!!!」
ブラサン「俺は楽しみにしていたんだァ。亀有にいる伝説の警察官、両津勘吉と戦えることにな!!」 >>83
〜横浜市・ガンダムファクトリー〜
(ガチャン!)
ガンダム像「(…。)」
デカピンク(特捜戦隊デカレンジャー)「これにて一件コンプリート!」
デカブルー(特捜戦隊デカレンジャー)「SuperCoolにPerfect!」
テヌキ(VIPRPG)に操られていたガンダム像は、魔法が解けて元に戻った。
そして(デカレンジャーロボに乗った)デカレンジャーのメンバーの手によって、元の位置に戻された。
テヌキ(VIPRPG)「ああっ!僕のガンダムが!」 テヌキ(VIPRPG)「くそぅ…でも逃げ切ってやる!…痛てててて。」
テヌキ(VIPRPG)はガンダム像を諦め、港にいるアナザーわてり(VIPRPG)とアナザーウィンディ(VIPRPG)に合流しようとしていた。
しかし、先ほど十数mの高さから地面に叩きつけられた影響により(>>82)、上手く走れなかった。 >>86
ブラックサンダー「いくぜェ両さん!!これが俺の本気だ!!」
ブラックサンダーは、雷を両さんへと喰らわせるべく、両手から電撃を放った。
放った電撃は、一直線に両津へと向かう。
だが、両津はジャンプしながらかわした。
ブラックサンダー「何ィ!?---さすがだぜ両さん!!!」
両津「その程度の雷が当たるか!!」
着地後、両津はブラックサンダーへ駆け寄りながらニューナンブM60を連射。
0.009秒の早撃ち速度で撃たれた弾が、ブラックサンダーを襲う。
だがブラックサンダーは、跳躍で避けていく。
ブラックサンダー「すげえぞ!!これが両さんの超連射!!ほんとに早撃ち王ナンバーワンだぜ!!」
両津「くそちょこまかと!!!」 >>89
ブラックサンダー「両さん!!あんたはそこで伸びてるクソ大原よりも楽しめそうだぜ!!!!」
両津「こんにゃろー!!」
すかさずニューナンブを乱射する我らが両さん。
だが雷のような速さで躱していくブラサンは
ブラックサンダー「今度はこっちの番だァ!!お返しの雷をくれてやる!!」
左腕を上に上げた。
両津の上空には、雲が集まり始めた。
ブラサン「へへへ、すげえだろ両さん?この技は……『サンダー・スコール』だァ!!」
両津「うわ!?」
ブラサンの放った雷撃の雨が、両津を襲った。
両津「ぎええええええええ!!!」
ブラックサンダー「ハッ、どうだ両さん!?すげえだろ!?」
両津「なんて威力だ……こんなの喰らったら一溜まりもないぞ……」
ブラサン「さあ、次はどうする両さん?このままだとあんたは負けちまうぞォ?大原みてえにすぐやられるんじゃねェぜ…」
両津「ああ!!絶対にお前を捕まえてやる!!!」
ブラックサンダー「さあ、もっと俺を楽しませてみせてくれよ両さン!!」 >>88
〜横浜市・港〜
テヌキ(VIPRPG)「お、お待たせ…。」
アナザーわてり(VIPRPG)「マスター!!大丈夫ですか!!」
アナザーウィンディ(VIPRPG)「急いで船を出します!怪我の手当ても!」
何とか港にたどり着いたテヌキ(VIPRPG)は、アナザーわてり(VIPRPG)・アナザーウィンディ(VIPRPG)と合流した。
アナザーわてり(VIPRPG)「出港!」
(ブウゥゥゥゥゥゥン!!)
テヌキ(VIPRPG)達3人は急いで船を出し、横浜から離れていった。
テヌキ(VIPRPG)「くっそ〜!僕は諦めないぞ〜!絶対復讐してやる〜!」
テヌキ(VIPRPG)は船上で憤慨していた。 >>90
両津「言われなくてもやってやる!!」
両津は再び、ニューナンブM60を乱射。
だが、0.009秒の早撃ち速度で撃たれた弾を難なく避けていく。
ブラックサンダー「そんなもん当たらねェよ!!!」
両津「くっ!」
ブラックサンダー「大原と同じ戦法は通用しねえぜ両さん!!!いくら早撃ちでも、俺の雷より早く撃てるわけがねェ!!!」
両津「くそぉ!!なんてすばしっこいガキだ!!!」
ブラサン「ハッ!やっぱり両さんは最高だよ!!大原のパワハラ野郎なんかとは比べ物にならねえ!!あんたは史上最強の警官だぜ!!!」
ブラックサンダー「だからよォ、両さん。そんな玩具みたいな銃じゃなくて、本気でかかってこいよ!!」
両津「(男だったら容赦なく殴れたんだが…相手はさっきの子と同じ少女だ…)」
ブラックサンダー「ハッ!そんな顔してどうしたんだよ両さん!!まさか、ブラウィンは撃ったのに俺は撃てないとか言わないよなァ!?」
両津「うるせえ!!お前の動きが速すぎて当たらねえんだよ!!」
ブラックサンダー「そうかい。それじゃ、こいつを喰らいなァ!!」
ブラックサンダーは、右手から電撃を放った。
両津「ぎえええええええ!!!!!!!!!!!!!!」
もろに直撃を受けた両さんは大感電!!!
だがしかし感電ごときで倒れるような両さんではない!!
ブラックサンダー「どうだい両さん!?痺れるだろォ!?」
両津「いい電撃だ!!!だがな、部長のお仕置きに比べれば屁でもねえ!!!」
ブラックサンダー「何ィ!?パワハラ野郎のクソ大原のお仕置きよりも大したことないってか!?俺の電撃はまだまだこんなもんじゃねェぜ!!」
さらに雷の威力を強める!! ここで彼女は大失敗をしていた。
背後に忍び寄っていた、アシュリーに全く気が付いていなかったのだ。
アシュリー「ブラサンちゃん!!悪さはもう終わりだよ!!」
そのままアシュリーは…ブラックサンダーに対し魔術を詠唱。
睡眠魔法のスリープ。沈黙魔法のサイレンスと、麻痺魔法のパラライズを掛けたのだ。
ブラックサンダーI「なんだァ……急に眠くなったぞ……それに身体の自由がきかねえ……しまった……アシュリーの野郎がいたのを…忘れて……………いた…!!」
ブラックサンダーIは、その場で倒れこんでしまった。
両津「アシュリーか!!助かったぜ!!」
アシュリー「これでブラサンちゃんは大丈夫です!両さん、早く手錠を!!」
両津「ああ!!
そのまま両津はブラックサンダーIを確保。
両津「ふう。これで狙撃担当の二人は捕まえたな。あとは……」
アシュリー「ええ。残りの三人ですね!!」 警官「両さん。これで狙撃はもう大丈夫か!?」
両津「ああ!!アシュリー!狙撃をしてくるのはこの子とあの子だけか!?」
アシュリー(VIPRPG)「ええ!!もう狙撃の心配はありません!!」
警官「よし。あとは俺達に任せてくれ。両さんはその子と連中を追ってくれ!!」
両津「了解!!」 海上
アナザーわてり「マスター。大変だ!!ブラウィンとブラサンが捕まった!!」
テヌキ「なんだと!?ええい!!よくも僕の可愛い具現化を!!」
テヌキ「絶対に助け出して、お巡りさんたちに復讐してやる〜!!」
テヌキ「そしてあのガンダムも僕のものにしてやるからなああああ!!!」
アナザーウィンディ「さらにマスター。これを…」
テヌキ「ドルフィン刑事が出動しただって?フン!あいつアナわての水魔法で返り討ちにされた変態親父じゃないか!!」
アナザーわてり「そのようで…また返り討ちにしてやるぜ。てかあんなのが刑事って日本はどうなってんだよ。」 >>97
〜横浜市・山下公園〜
突如として、両津の耳に入ってきたのはBGM…リヒャルト・ワーグナー『ワルキューレの騎行』。
同時にヘリのローター音…
両津「爆竜大佐か…!!嫌な予感がする…!!」
やはりと言わんばかりか、
山下公園の一角にミサイルが打ち込まれた。
中川(こち亀)「危ない!」
だが中川が危惧してた事は起こらず。ミサイルは無炸薬で海の中へ突き刺さっただけだ。
そして、----中川と両津の視線の先には、
アメリカ軍のAH-64アパッチヘリが。
----間違いない。
ワルキューレの騎行を流しながらミサイルを撃って来るヘリの操縦主は、世の中に一人だけ。
爆竜鬼虎大佐だ。
爆竜大佐(こち亀)「両津か!!いいところにいた!!あのブラックホークに乗ってけ!!」
両津「ミサイルは海の方に沈んだからいいんだが…よし!わしらは上空から宝石強盗団を追うぞ!」
アシュリー「はい!!」
ブラックホークの米兵「両さん!早く乗れ…ってその子は誰?!」
両津「対宝石強盗団の切り札だ!!この子のおかげで宝石強盗団の二人を捕縛できた!!」
そのまま両津とアシュリーは爆竜大佐部隊のヘリ部隊の一機…ブラックホークに乗り込む。
爆竜大佐<<両津。あの宝石強盗団のメンバー全員は少女だそうだな!?>>
両津「ああそうだ!だが奴等は魔法を使ってくる!!わしが交戦したのは雷と風を操ってくる少女二人だった!!」
爆竜大佐<<そいつらはどうなった!?>>
両津「なんとか捕まえた!!わしの隣にいる魔法使いの女の子のおかげでな!」 〜かつしか署〜
辻本夏実(逮捕しちゃうぞ)「宝石強盗団の少女二人を逮捕しました!!」
小早川美幸(逮捕しちゃうぞ)「引き渡します。」
かつしか署に連れてこられたのは、
二人の少女。ブラックウィンドIとブラックサンダーI。
屯田署長(こち亀)「お勤めご苦労!辻本君!小早川君!しかし、こんな少女が宝石強盗で狙撃手だとは…」
屯田署長(こち亀)「この子達の親は何をしておるのだ!?」
辻本夏実「わからないわ。そして屯田署長…この子達の持っている銃だけど…物凄いカスタムがされているわ。」
茶髪の少女が持っているのはボルトアクション式狙撃銃。----ロシア製のDVL-10。
金髪の少女はセミオート式狙撃銃。----アメリカ製、アメリカ陸軍が使用している最新のM110A2。
屯田署長「これは…調査させる!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています