【石川賢】ゲッター線が他作品に出張!! 第32章【クロスSS】 [無断転載禁止]©2ch.net
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【石川賢】ゲッター線が他作品に出張!! 第31章【クロスSS】
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●避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12795/1293605807/ ははは そうか 宇宙と俺の関係はこんなに簡単なことだったんだ。 そうか、そうだったのか…
マジンガーZEROがスパロボに参戦したのも、けものフレンズが大人気になったことも… せっかくスレがここまできたのだ
新スレは落ちてはならぬ
真ゲッターロボのゴール様の、爬虫類を気遣うセリフを言う場面ほんとすき ボスがミライさんの姿を投影した時の色が緑色だったのはつまり… 正直けものフレンズの何が面白いのか分からんからついていけんわ アニメ映画のゴジラの動画見たけど、最強のゴジラになるとか
エンペラーみたいな惑星サイズにでもなるんだろうか DRAGONの歌詞に「胸に募る、使命感は何だ」とあるけど、
作中の連中を見る限り使命感とは少し違うような気がする
まぁ、終盤だと合ってるかもしれないけど >>12
竜馬→借金とりがきたら叩き潰す使命
隼人→ゲッター線を追い求める使命
弁慶→仲間と和尚の仇をとる使命
何を言っているんだ、作中でもちゃんと明確化してたじゃないか 竜馬の俗っぽさに草
作中でも名札が散らばってたけど、門弟はそれなりにいたみたいね
人間的な魅力のせいなんだろうか アニメゴジラの世界年表見たけど、何時にも増して滅茶苦茶な強さになってるな
出現の度に数百万人から数億人を死傷させてるとか
ユーラシアプレートの下敷きにされても一時的な封じ込め程度で普通に生きてるとか
年表と言えばこの前、虚無戦記の年表をよく読んだけど、
あんなのよく考えたと関心させられるわ
エンペラーとの邂逅後の人類の年表とかも見てみたかったな… 前にサクラ大戦の話出てたがもしクロスオーバーするなら竜馬は間違いなく設定が同じのカンナと絡むんだろうな
隼人はマリアかすみれ、武蔵は紅蘭、弁慶はアイリスか、意外に考えやすいな
さくらは・・・大神がいるからいいか 主人公なのにw
いや、主人公だからこそそれでいいのかもな それにしてもドワォなんて擬音、どうやって思い付いたんだろうか >>16
弁慶がアイリスとか完全にロリコンじゃないですかやだー 流石にそこまではしないと思うゾ
ロリというか少女キャラは石川賢作品にはあまりいない…と思ったらマリアがいたな
魔獣戦線のアニメを観たのを機に読み返したけど、
内臓の描画が生々しすぎて今更ながらに軽くトラウマになった ロリコンなキャラといえば、ゴールド・ランの部下二人がいたな
虎が自称兄と戦ってる時に気絶したラン姉貴をレ×プしようとしてた奴ら
虎が真剣に戦ってるってのにナニやってんだとw そういえばシンフォギアGのGはゲッターだという話を聞いたことがある 暴走状態の響はドワォな感じだったな
一期の時に、奏が「だったらあたしに武器をよこせ!あいつらをブッ殺してやる!!」
って言った時は中の人の熱演もあって、思わず石川賢作品を連想してしまったな
武器をよこせってあたりがそれらしいというか エースコンバット6をやってるんだがこんなネタ思い付いた
・真ドラゴン攻略戦〜紅き戦鬼は舞い戻る〜
〜グリーティング〜
『我々はついにこの日を迎えた。これより真ドラゴンの破壊を決行、全軍でポイント1500に入る。
インベーダーは中央の火山地帯に籠城、背水の陣で抵抗を行ってくるはずだ。
最後の戦いだ。必ず勝利し帰還しろ』
隼人「全機、作戦行動開始。これより真ドラゴンを攻略する!」
竜馬「隼人、待ったを掛けるなら今だぞ」
隼人「ミチルさんの頼みでも今のお前達を止めやしない、 全軍突撃、敵を一匹残らず叩き潰せ!」 本編の通りならその後、ミチルさんの幻惑ががが…
OVAの隼人が時々見せる、漫画版由来のキチ顔すき >>27
グレースメリア解放戦か
あれ作中屈指の燃えミッションだよな
BGMも神曲だし スパロボDだと火山島の決戦にゲッターGも何体か来てたな
あれは燃えた(真ドラゴンがあまり強くないというのは置いといて) へーゲッターに関係あるのかシンフォギア
マジェプリ追ってる途中なんだがシンフォギアを見てみようか迷うな
>>27
隼人の声で脳内再生されたわ かっこいいなぁ
何かのトラブルで合体できなくて戦闘機状態で戦うゲッターチームを見てみたい
と思ってたんだがエースコンバットだったら主人公がそもそも戦闘機乗りだから何も問題は無いな マジェスティックプリンスは敵がゲッター線的に面白そうだったな
でも、メカが有機的でワープホール使ったりテクノロシーが昆虫人類よりではあるな
劇場版も面白かったし続編気になるな シンフォギアは味方サイドの大人達が新世代のスパロボ御三家の声だったりするね OVA竜馬、キラ・ヤマト、真マジンガー兜甲児だったな 竜馬の声が聴けるならぜひ見ないとな(ゲッター汚染完了)
>>32
マジェプリはここで勧められたから見てみたんだ
ゲッター起動もロボデザインも満足してる
一気に見るのもったいないからちょこちょこ見てるわ
続編あったらいいねー自分も見たい 竜馬の声といえば、「リンカーン 秘密の書」が気になる
主人公のリンカーン(cv石川英郎)が斧を武器にヴァンパイアハンターをやってる作品とのこと
とりあえず、ドワォな作品みたいだ もう施工されてしまったけど、遊戯王の新ルールに絶望してKONMAIに報復を企てる隼人を妄想した
手持ちのデッキの大半が死んだ、とかで >>34
GX最終回を見て真版甲児の中の人がツイッターで「この技使ったことある」って言っていたな GXは未見だけど、マジンガーって武装が多いから、言葉だけだとどれのことか分からないのが面白いな https://youtu.be/P6vCZdcp6hE
ゲーム内の没データなんだけどこれ聴くと新ゲッターの地獄変での赤ちゃんを思い出すな・・・産まれたけど最終的に弱肉強食に勝てなかったみたいな感じで
ちなみに閲覧注意な ゲッター線がどれくらいの規模なのか妄想する今日この頃
人間の理解に収められる範囲じゃないとしても、知りたいじゃない? 真説魔獣戦線のラスト見る限り宇宙を壊す機械を作ると言ってた神の一人ではないかと思うな
いろんなメディアでもゲッター線がゲッターロボを作らせている感じがするし。 天の川銀河(地球があるとこ)はアンソロで武器に使ったから完全に手中だし
地球から遥か彼方に進軍できるし 真面目にどこまでも行けそうだ
宇宙全体どころか他の宇宙にも影響与えられそうな描写もあるし
>>37
隼人さん本社に手製の爆弾でも送りつけるんですか?(思わず敬語)
ああいうのっておおよそ札束で殴り合うようなもんだから
無駄に金持ってそうな隼人はあんまり影響受けない気がする。むしろ裏で黙々とカード売り買いして利益出してそうだ
仲間と悪乗りして社長SA☆TU☆GA☆I計画を立ててたら知らん
漫画版だと大臣殺ろうとしてるからシャレになんないな ACE3だと、別の宇宙に行ったときにちょっと怖い話が出てたな
ゲッター線は世界を繋ぐ出入り口から流れてきてる
それにそもそも、この宇宙にもゲッター線はある、とか
コズミックホラーかな? >>43
グールズかな?
去年やってた遊戯王の映画だと、海馬社長が科学力でオカルトに対抗したり地面からドローしたりとやりたい放題してたな
そういえば社長も初期と後々でキャラクターが全然違うな
あの人は言動はアレだけど一応世界平和について考えてたり凄まじく頭がいいのもあるから
隼人と似てるとこがあるかもしれない 遊戯王ではいつものことなんだろうけど一応突っ込ませてくれ
地面からドローってどういう状況だよ!
言われてみれば社長と隼人って微妙にキャラ被ってるもんな
テロリスト隼人の資金源はカードだった説が微レ存
グールズ知らなくて調べたら極悪非道かつ合理的過ぎて笑うしかない
いつだったかカード大会のあと行方不明になった人の事件思い出したわ
何とか生きて見つかったんだけどスマホやら金目の物すべてと
カードを取られて連絡とれなかったんだとさ
>>44
ゲッペラー「お前ら人間になにしてくれとんじゃい ちょっとツラ貸せや」
ニャルさま「ひぃぃゲッタービームだけは勘弁してください」
タコ神「ガクブル(寝て誤魔化そう)」
アザトゥース「あ…あ…(白痴の神だから何もわからない)」
コズミックホラーってこんな感じですかわかりません
冗談は置いといて
前にここでゲッターTRPGがあったらって話したら結構反応良かったし
連中とも仲良く共存できそうだ(消し炭にしないとは言ってない)
手元にルールブックあるしリプレイ風小説ってのもありだな
言い出しっぺとしてちょっと頑張ってみるか
狂気山脈はもうあるっぽいんでちょっくら悪霊の自宅に殴りこみかけてくるわ あの世界でも蛇人間が人類に滅ぼされて復活を目論んでるんだよなぁ… >>46
社長の嫁というか青眼軍団さえ無力化されて敗北寸前の時にドローしたカードを召喚するって罠で出した
それなら分かるんだけど、その際のデュエルが石川作品で言えば空間支配対決みたいな感じになってたのと、
デュエルしてた場所が神のカードが封印されてた場所だったので
「地下のオベリスク(闇遊戯と相棒の決闘の記憶)の残留思念を社長が読み取った」
ってことで召喚した
何を言ってるんだか分からないけど、超展開まみれの遊戯王とはいえこれは流石に凄い あとついでになんだけど、行方不明になった人は福岡から二週間かけて故郷の仙台に歩いて帰ったとのこと
これもまた色々と凄い話だ
海馬社長について色々調べてみたらあの人、16歳だってのに身長186センチもあるのか
新ゲのEDから見ると、隼人と大体同じ背丈とか体格良過ぎる
リアルファイトも強いし、ジェット機(青眼モチーフ)くらいなら軽く乗り回すどころか飛行中の機体の上に立って嫁を召喚したりするので、
ゲッターロボへの適性もあるんじゃないだろうか 三回ほど地面からドローされた経緯読み返したんだけど
なるほどわからんとしか言いようがない内容だったでござる
この俺が一行目しか理解できなかっただとぉ(死亡フラグ風)
>>49
福岡から仙台って……デュエリスト達はリアルでも冒険してるのか(驚愕)
社長は研究所からのスカウト(意味深)が何度も向かってて毎回返り討ちにされてんのかと思うほどの逸材だなぁ
ゲッターと同じく馬鹿か天才しかデュエリストになれないんだろうか(褒めてる)
さて長文になるが相当充電したんでそろそろ投稿再始動する。
自分の性格だと書きながらアドバイス貰うとどうにも迷ってしまうんで
苦渋の策として色々諦めて最後まで書いてきたわ
足りない部分とかもっとこうしたらとかいろいろあると思うし、遠慮なく言ってもらっていいけど
そういうわけなんで反映はあんまされないと思う
アドバイスは次回作に生かすということでここはひとつ
今後の予定としては忘れてる人や初見用にこれまでのあらすじを投下してから
そのあと一週間ごとに続きを出す感じで行くわ
つーわけであらすじ投下して今日は寝ます ここまでのあらすじ
ゲッターは悪なのか?
生きることは罪なのか?
これはチェンゲ世界での物語
前半のあらすじ
隼人は過去を悔いていた。
しかし彼は贖罪のため更なる過ちを犯す
すべては彼女を蘇らせるために
彼は竜馬の遺伝子とミチルの遺伝子を組み合わせて出来た女性の体に
生きていた時のミチルの記憶を埋め込もうとしたのだ。
隼人自身のクローンを教育係として送り込むほどに念の入った計画
その計画のためだけに生み出された無垢なる少女
彼女の名はリョウといった。
そんなことも知らず地下深くのカプセル内で育った彼女は
時が来て、竜馬によって地上へと連れ出される。
あわや殺されそうになるも、
真相を知った竜馬の手により隼人の凶刃を逃れることができた。
その後、彼女のいた場所は新たに補給基地に改造された。
彼女はそこのパイロットとして、教育係だった隼人のクローンは
所長として忙しい日々を送ることになっのだった。 後半のあらすじ
「神」はいらない
そう願ったのは俺だった
これは俺への罰なのか?
騒動の真実は秘匿された
新たな仲間が加わったタワーでは
当面の問題はすべて片付いたように見えた
しかし基地には、あらたな問題が生まれてしまった。
もう一体の隼人のクローン「ジーン」だ
元々使い道もなく眠っていたクローンだったが、戦闘能力は高いにも拘わらず
協調性のかけらもない性格が災いし、次々とトラブルを起こしたのだ。
隼人と違ってクーデターを企てるほどの人望が無いのは救いだが、
それでも組織からすれば扱いに困る人間だ。
人好きのするリョウと組ませても相性が悪く、妹のつもりで接していたハヤトも、もはやお手上げだった。
そんな折、ケイを迎えに行って来いとタワーに呼びだされたリョウとジーン
彼女たちにはどんな運命が待ち受けているのだろうか? 投稿ここまで
改行多すぎって怒られたんで分けたけど内容的に1レスで行けた気がする。
ゲッターなんで内容は重めだけど、小腹がすいた時にひょいとつまめる様な
スナック感覚のものが出来たらいいなと思いまする。
こんどこそおやすみー 乙
英雄が戻ったか
クーデターを企てる人望、って表現に思わず吹いた
確かに、何かしらの魅力が無いと人は動かないからね
社長の地面からドロー云々は言葉では説明不可能なので、
実際に観てみるといいと思うゾ(丁度レンタルが始まってるので)
社長がゲッターロボに乗ったら、ある段階で新竜馬みたいにゲッター線に叛逆しそう(ゲッターロボもダイノというか青眼にトランスフォームしてそう)
社長「貴様が進化を司る、殺戮の神だというのか!!そのようなふざけた戯言など、俺はとうに聴き飽きているわ!
ならばその進化とやらを、俺とブルーアイズの糧としてくれる!!人類は、貴様などの手に負える代物ではない!
それに貴様の役目など俺という、地上で最強の決闘者を生み出した時点で既に終わっているのだ!!」
出でよ!!
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン!!!
ド ワ ォ
長文失礼 小説にせよ漫画にせよ映画にせよ、スケールが大きくなってくると大体似たような世界観になってくるのがちょっと面白い
宇宙の外側には時天空みたいな無限大の存在があったりね ダークソウル3の最終DLCをやってたがラスボスが例えるならゲッターウイングとマシンガン装備した早乙女博士みたいだったw >>54
社長のセリフの流れに違和感がないことに違和感を感じる。そうかこれがゲッターの(ry
社長もそのうちゲッター線に選ばれるといいね
学生運動の始まりってのは東大生が医学生のインターンについて不満を持って
大学に抗議したことが始まりで、それが各地に広がるうちに過激化したそうな。
だから学歴=人望≒クーデターになるのはある意味しかたない。
※世の中には例外もある。もちろん竜馬は例外です。人望はあってもクーデターはしない
ざっと見た感じ楽しみにしてもらえてるみたいでよかったわ
リョウが巻き込まれ型だったから、ジーンは対になる切り開き型の主人公にしてみたよ。
色々アレな性格がだんだんマシになっていく話なんで、喜んでもらえるように手直し見直し頑張る。
正直超展開すぎて読み手のSAN値が一番の不安だったりするが……ええい死なば諸共よ
(武蔵のごとく自爆覚悟で突っ込む)
ゲッターチームは生身でも強いから色々妄想は捗るんだが、いざ書くとなると別なんだよなぁ
前どこかのサイトでみた進撃の巨人とのクロスが面白かったからそのうち挑戦したいんだが、
単行本をさっぱり読んでないから尻込みしてる。
某クロスでは竜馬がお約束のように壁の一番上から落ちてあのセリフを言ってたのは笑ったわ。 超展開(色々な意味で)に関しては石川賢作品を読んだおかげで鍛えられたから大丈夫だぞ
壁の上からってことは、ネオゲで子供たちを助けた時の台詞かな
「痛ぇ…ちょっと、高すぎたか…」
ってやつ
その直後の、引率の先生に子供たちを引き渡した時の様子が爽やかだったのがネオゲ竜馬らしくてよかったな >>63
進撃の巨人の世界には外敵の侵入を防ぐための巨大な壁があってな
その壁の上から落ちたんだ。50メートル落ちて無傷ってマジでおかしいわ(ほめ言葉)
>>64
某クロスの事ならキャラ名いくつか組み合わせで検索すれば出てくると思う
隼人がアルミンと絡んでてなるほどと思ったわ。未完なのがちょっと残念だ。
書いてほしいって意味ならちょっと待って欲しいかな
まずは単行本読み切って色々頭に入れなきゃならんし
せっかく人権のない世界に隼人突っ込むからにはそれなりの事したいしね(ゲス顔) これからは弱い人間は生きる資格がねぇんだ!!
この台詞、ある意味正しいとは言え凄まじい発言だ 進撃の巨人は新しい展開で世界観がすごく広くなったからな
二次創作的には嬉しいがキツイことかもな ズォォ
ドワッ
ギャン
ぎゃん!って悲鳴も秀逸だよな >>66
そんなこと言ってる隼人が竜馬が居なくなった時に割り切れてないってのがまたね
ボロボロで記憶喪失の竜馬に妙に優しいの見て
実はこっそり百鬼帝国の人間にすり替わってるのか?とか思ってサーセン
投下するぜよー待避ぜよー 司令室に着くと、黒いスーツに身を包んだ隼人が、自ら一行を出迎えてくれた。
彼はいつもの黒のスーツの下に、サーモンピンクのシャツを着てネクタイを締めている。
シャツは彼の厳格な印象とは間逆の色合いだ。だがその色合いは、妙にこの男によく似合う。
機械のように厳格な鉄面皮の下に、どこか血の通った人間の内面を隠し持っている
そんな男だからこそ無意識に柄にもないようなピンク色のシャツを選ぶのかもしれない。
迎えてくれた隼人に、竜馬はどこか腑に落ちない顔をしたが、何も言わず中に入っていった。
隼人は、全員を室内に入れて整列させると、いつものように机に着く。そして肘を卓上に乗せて腕を組んだ。
立派な机の上にひじを付き、顔の前で手を組んだ様は一分の隙も感じられず、威厳がある。
鋭い眼光と、顔にある傷がその迫力をさらに増していた。見た目でも能力でも申し分のない最高の上官。
この世界で隼人以上に最高司令官という役割を演じられる人物は、きっといないであろう。
「全員間違いなく居るな?」
「おう 言われたとおり連れてきたぜ」
隼人の言葉を受けて、竜馬が言う。すると、奥のモニターからハヤトの声がした。
年若いその声の主はもう一人のハヤトだ。
隼人とは対照的に白衣に身を包んでいる彼を見ると
画面の向こうの彼の隣には、なんとヤマザキが立っていた。
「? なんでヤマザキがあっちにいんだよ」
竜馬の声を合図に、一同からどよめきが上がる。考えてみれば、司令室で一番に出迎えてくれるのは
いつもは秘書官のヤマザキのはずだ。
タワーの指揮官である隼人の隣。彼女の指定席だったそこに今彼女は居ない。
疑問をみなが一斉に口にしようとする中、隼人が嫌そうに口を開いた。
「彼女のことはおいおい説明する。まず結論を言おう」
「ケイは所属をネーサー基地に移動。その代わりとしてジーンはタワーの所属になってもらう」 隼人が厳かな声で命令を告げる。その発言に一同は沈黙し、しばらくしてリョウが口を開く。
「ってことは」
「貴様とのコンビは解消か」
「そんな・・・・・・」
(よっしゃー! これでアイツと組まなくてすむぜ。ざまーみろ!)
ひそかにガッツポーズをするリョウに、特に何の感慨もないジーン、そしてケイは一人ショックを受けている。
彼女はゴウと離れ離れになってしまうからだ。三者三様の反応を見せる中、隼人の説明は続く。
「順を追って説明する。ドームをネーサー基地として使用できることになった折、
やらなければならない仕事が大幅に増えてな。特に基地内で内務をする人間が不足したんだ。
インベーダーとの戦いで負傷したハヤトに、療養がてら内勤を頼んだんだが、
どうも一人では手が回らんらしい。下手な人間を送っても足手まといになるから、
やむなくヤマザキをネーサー基地に貸すことにした」
「俺の副官のヤマザキが居なくなるということは、俺の代理が出来る人材が居なくなるということだ。
そうなると必然的に俺がタワーを離れることは出来なくなる。つまりゲッターに乗り込んで戦えなくなるわけだ。
そこでサブパイロットだったゴウに、タワーにある真ゲッターのメインパイロットをやってもらう予定だったんだが」
彼はそこで言葉を切る。そして恨めしげにジーンを見つめた。 「……資質とパイロットの相性を総合的に考えた結果、お前がタワーを守るのに適任だと判断した」
「ずいぶん曖昧だな。具体的な説明を求める」
「最高司令官の言うことに従えんのか? 貴様は自分の立場が分かっていないようだな」
「その点はネーサー基地の所長の俺から説明しよう。アンタよりは当事者の俺の方が適任だ
さてジーン。輸送機を襲ったインベーダーを追い払った時のことを覚えているか?」
「ああ。今朝のことを忘れるはずないだろう」
「結構だ。ならこの質問に答えてもらおう。
お前は輸送機に取り付いているインベーダーを退治する任務を受けていた。
当の輸送機が現れたあのとき。お前は最初に何を攻撃した?」
「私は輸送機の操縦席付近を狙った。敵が一番多く群がっていたからな。それがどうかしたのか?」
「やはり貴様には分かっていないようだな。あそこにはまだ生きてる人間がいただろう。お前には視認できたはずだ」
その発言に一同に冷たい空気が流れる。しかし未だ事態を一切理解していないジーンに、司令官の方の隼人は頭を抱える。
説明に「まだ」なんて言葉を使う時点で隼人たちも同じ穴のムジナなのだが、そ知らぬ顔で続けた。
「話題を変える。ジーン。お前はゲッターロボが怨まれていることは知っているか?」
「さっき聞いたな」
「貴様らまで恨みを買ってどうする。計画が台無しだ」
「は?」 「容姿端麗な女性二人が乗るということで、お前らでゲッターへの敵意を薄める計画だったんだ。
もちろん支援機としての機能もあるが、運用がてら平時には慰問をするスタイルでな。
だからお前たちにはなるべく恨みを買って欲しくはなかったんだがな」
「すまない。もう一度言ってくれないか? 何かの聞き間違いだと思うが、慰問と聞こえたのでな」
「慰問だ。何も間違っていない。要は貴様らにアイドルの真似事をさせる予定だった。
GENE型の無茶なデザインは慰問のためにOKを出したようなものだからな」
なのによりによって初出撃の日に・・・・・・と、司令官がぶつぶつと不平を言う横で、
ジーンは頭痛に頭を抱え、リョウはアイドルという言葉に冷や汗をかいている。
自分達の性格に絶望的に合わない仕事である。だけならまだいい、
ハヤトの性格的に独占的に可愛がっているリョウをアイドルに
などという提案にすんなりとOKを出すとはどうしても思えない。
なのに当のハヤトは発言に驚いていない。それは間違いなく事前に知っていたということだ。
涼しい顔をしているネーサー基地の所長。司令官よりは幾分若く見えるハヤトを、
リョウは画面越しに横目でうかがい見る。
涼し気な笑顔の彼に、絶対に裏があることを確信したリョウは、さりげなく探りを入れてみた。
「今すっげー不穏な言葉が聞こえた気がすんだけどよ。な?ハヤト」
「お前でも自分の身が心配か? 安心しろリョウ。
お前に近づく不届き者は、こいつで残らず始末してやる」
画面の向こうのハヤトは、部屋の壁にかけてある旧式のアサルトライフルを指差した。
前の騒ぎの時にタワー内でたまたま落ちていた物だったが、隼人の手になじんだようで
壁にかけては当時の活躍を思い出しているようだ。
その時のことを考えていたのか、はたまた気のせいか彼の笑顔は心底楽しそうだ。
付き合いの長いリョウは知っている。隼人の表情は行為の残虐さに比例して輝くことを。
こいつのことだから、まさしく有言実行、きっと不届き者をどこかの仕事人のごとく的確に始末出来るだろう。
(それが不穏だっつってんだろ!) いつものリョウならば、そう食ってかかるところだったが、彼女は不満そうな顔をしただけだった。
リョウは不安を感じていた。自分に相談もなしに隼人と大きな取引をし、その代わりに美人秘書をはべらせている
今までのハヤトなら自分に黙ってそんなことはしない。間違いなく何か裏がある。
そんな不確かな疑念を胸に秘めていたが、必死に飲み下した。
モヤモヤする気持ちは直接言うべきで、不安定な通信で成り立っているスクリーン越しにぶつけることは出来ない。
一人やきもきしているリョウと、各々好き勝手言っている一同を尻目に、
隼人は隼人で非人道的な提案をジーンに突きつけている。
「さいわいなことに生存者は居ない。今ならもみ消すのは簡単だが、貴様が今後同じ失態をしないと保障できるなら
俺が動いてやってもいい」
「何を言っている。私は最適な行動を取ったまでだ。それで左遷されるなんて納得がいかん!」
幸いという言葉が明らかに間違っているが、それに突っ込める勇気と常識のある人間はここには居ない。
その後、難解な言葉が二人の間で飛び交ったが、明らかに人道的に間違った議論であることは誰の目にも明らかだ。
しばらくやりあっていたが、ジーンの方も隼人の方もまったく引く気配を見せず、
放っておけば話が平行線をたどるのは火を見るより明らかだった。
今にも司令官に凶器の爪を立てそうなほど興奮しているジーンに、武蔵はいつもの調子で話しかけた。
二人がもめているのを見かねた武蔵が、横からひょいと割り込んできたのだ。
「まぁまぁ二人とも落ち着けって。隼人に任せてたら話もまとまらねぇから、この武蔵様がいっちょ助け舟出してやる」
「なあジーン。これはそもそも左遷じゃねぇぜ
旧ゲッターならともかく、真ゲッターに乗れる人間ってのはなかなかいねぇんだ。
身体能力、精神力、それから判断力。その三つを持ってる人間の中で、俺たち三人の意見が一致したのがお前だ。
俺たち三人で決めたってことはな。あの頑固者の竜馬と、このひねくれもんの隼人が首を縦に振ったってことだぜ。
今時ゲッターに乗れる奴だってなかなかいねぇのに真ゲッターだぞ?
こんなことなかなかあるもんじゃねぇ。なのにこの機会を逃しちまうのか?」
「うっせぇな。悪かったな。頑固もんでよ」
じゃれつくようにからんでくる竜馬を軽くあしらい、武蔵はハハハと笑う。 それでも押し黙るジーンをちらと見て、竜馬は何かに気づいたように、隼人に意味ありげな視線を送る。
たったそれだけの行動で、竜馬の意図を察した隼人が言った。
「タワーに来てもらう以上、待遇面での不自由はさせん。個室が欲しいというのなら手配しよう」
「……分かった。そこまで言うのであれば、こちらに移ろう」
行動は無茶苦茶でも、女性的な慎みというものが少しはあるらしい
そんなジーンに、隼人は意外だなと興味深いものを見るような視線を向けた。
確認の意味で再度隼人から視線を向けられたジーンが首を縦に振ると、
隼人は安堵したような表情を見せた。
「分かってくれたか、よし、なら今後、お前はタワーの所属だ。
ついてはケイ、ゴウの両名はネーサー基地の所属になる」
「ん? なんか増えてねぇか?」
リョウがふと口にした疑問に、待ってましたとばかりに、画面内のハヤトが素早く答えを言った。
「お前には伝えていなかったな。ゲッターは、万が一に備えメインの他にサブパイロットが付く体制に変えた。
人員に余裕がなくて後々になっていたが、今回の移動によって正式な体制になる形だな」
つまり、タワーにある真ゲッターのパイロットとして竜馬、ジーン、武蔵の三人が真ゲッターに乗り、
司令の仕事で動けない隼人。そして現在治療が終わりタワーでのリハビリを受けている弁慶
その二人がサブパイロット枠に収まる。
そしてネーサー基地にあるゲッターロボGENE型はコクピッドは三つだが、
二人乗りに改造してあるので、リョウとケイがパイロットとして乗りこみ、
基地の仕事で動けないハヤトと、不測の事態に備えて移動したゴウがサブパイロット枠に収まるというわけだ。
「そういやゴウはどこだ? まだこっちにいるんだろ?」
「敷島のジジィもいねぇな。おい隼人。また何か企んでるんじゃねぇだろうな?」 「あー・・・・・・。ゴウは一足早くネーサー基地の治療室に向かわせた」
「ゴウが! もしかして具合でも悪いんですか?」
「いや・・・・・・敷島博士が扉にぶつかられて大怪我をしたらしくてな。その付き添いだ」
そう言った隼人は目線を遠くに泳がせる。妙に歯切れの悪い態度にケイは怪訝な顔をするが、
後ろの竜馬も同じ行動をしていることには気が付かないようだった。
読者の方はお気づきかも知れないが、ぶつかられてというのは尊敬語ではなく、文字通り
ぶち破られて飛んできた扉にぶつかられたことを指している。
(あの時か。最近見かけねぇと思ったら、あの時扉の後ろにいたのを扉ごと蹴り飛ばしちまってたのか
そんな漫画みたいなオチ思いつくわきゃねぇだろ)
竜馬の言うあの時というのは、前回の騒動のことだ。
何があったのか簡単に説明すると、タワー内でインベーダーが発生し、それをやっつけるために
敷島博士の研究室に踏み込み(物理)をかましたところ、インベーダーと共にやっつけられたというわけだ。
「まぁとにかく。必要な書類は近日中にこちらで仕上げて送る。お前たちはそれに承認のサインを頼む
俺からは以上だ。さて、みなそれぞれ持ち場に戻れ」
ケイを含む皆が納得したところで、隼人が解散の号令をかけた。
しかし、それをジーンが制止する。
「待て、私から司令に聞きたいことが一つある。先ほど武蔵先輩を見たリョウが
異常な行動をしたことについて説明して貰いたい」
回りくどい言い方をしたせいで、隼人はしばらくポカンとしていたが、
死んだはずの武蔵がいつの間にか蘇っていて、リョウがその事実を知らなかった。
という事だと察すると、彼らをつれてきた赤マフラーの男を恨めしげに見つめる。 「おい竜馬」
「・・・・・・説明はお前のほうが適任だろ?」
じとりとした視線に見つめられている彼は目をあわそうともせず、再びバツの悪そうに視線をあさっての方向に向ける。
隼人はそんな竜馬に近寄って、楽しげに嫌味をぶつけた。
「お前から説明するように頼んだはずだがな?」
「忘れてたんだよ。わりぃか」
「ああ、貴様はかなりのワルだ。なにせ見た目も怖いしな」
「顔のことはほっとけ!てか顔ならおめーも人のこといえねぇだろ!」
「いーや、顔の怖さならお前のほうが上だね」
「バカ言うなよ。ぜってぇおめぇの方が勝ってるって」
目の前に居るのは伝説の男と、このタワーの司令官だ。だが、彼らだって人間である以上ミスもする。
それをイヤミったらしくからかわれれば、とうぜん文句も言いたくなるだろう。
特に隼人のそれは顕著だ。普段はあれだけ堅苦しい言葉を使っているのに、
旧友にだけ砕けた言葉を使うのは、隼人の絶大な信頼の裏返しなのだろう。
そんな単純なことを思い出させてくれるやり取りに、緊張でこわばっていたケイの表情がほころんだ。
「ふふふ。二人は仲良いんですね」
「何笑ってんだよ」
ケイの一言に竜馬は気恥ずかしそうにマフラーに顔をうずめた。それがおかしかったのか、
ほかの人間の表情も柔らかくなる。同じようにニヤニヤ笑っている武蔵が名乗りを上げた。
「ははは、お前らこのままじゃ日が暮れちまうぞ、しょうがねぇ今度も俺が説明してやる
本人の俺が直々にな。」 「ま、そう言ってもよ。実は俺は何が起きたか覚えちゃいねぇんだ。だから又聞きってことになる」
「本人なのにか?」
「そうだぜ、気が付いたら医務室にいて、お前は死んだんだって聞かされても、いまいち納得いかねぇだろ?」
「! 何を言っている。死人が蘇るなんてありえないだろう!」
驚きのあまり武蔵を威圧するような態度を取るジーンに、隼人が落ち着き払って言った。
「確かに死者は蘇らん。だが、バックアップを取っておくことは出来る」
「バックアップだと!……そうか奴も、私たちと同じクローンというわけか」
「ご名答。よくまわる頭を持っているだけはあるな」
隼人は武蔵に歩み寄り、肩を組む。そしてその視線を、さきほどまでじゃれあっていた旧友に向けた。
「もっとも竜馬が脳を回収してきてくれなければ、ここまで短期間での精巧な人格形成はできなかっただろう」
「俺はそんなつもりでやったんじゃねぇ。俺はただ・・・・・・あいつを弔ってやろうとしただけだ」
隼人から視線を向けられた竜馬は途端に不機嫌になる。
さらにその表情は苦悩するような苦いものになる。
そこに空気を読まないジーンが割り込んだ。
「そうだとしても、肉体にスペアがあることの説明がつかんぞ」
「――そうだな。やはり俺が最初から説明するしかないか」
隼人はため息をつくと、一度しか言わないと前置きし、一息に説明した。
「武蔵が死んだのは今回が初めてじゃない。最初に死んだのは、恐竜帝国が攻めてきた時だ。
彼は作戦中の事故で勇敢な最後を遂げたが、奇跡的に体の一部を回収できた。
その体の一部を敷島博士に預けたことで、今の武蔵があるわけだ」
「かなり沢山作ってあったんだが、あの重陽子爆弾で残りは吹っ飛んでしまってな、
たまたまタワー内に確保していた貴重な二体のうちの一体を使った」 「へー。じゃあまだ一体どっかに武蔵が隠してあんのか?」
リョウが話題に楽しげに食いついた。まるで宝探しや秘密基地の話でもするように楽しげな彼女とは反対に
竜馬はその事実から目を背けようと体を反転させる。
「いいや、それはもう使った。そもそも重陽子爆弾が爆発したとき、別行動していた武蔵が吹っ飛んだからな」
「武蔵何人いるんだよ。俺もうわからねぇよ」
「合わせて四人。クローンは三人だ。つまりこういうことだ
オリジナルは戦いで消失し、そのクローンが作られた後、重陽子爆弾で死亡、同時にクローン体の残りは二体になった。
重陽子爆弾で死んだクローンの身代わりとしてタワーにあった一体目を使用し、そいつは最近まで生存していた。
それが貴様が最初に会った武蔵だ。それが最近の戦いで消失したために二体目を使用した。それが現在の武蔵。
結果、武蔵のクローンのストックは残っていない。
理解できたか?」
「なるほど、つまり、リョウの出会った武蔵は」
「ああ、お前らの会った武蔵はクローンだ。最初から、な」
「・・・・・・道理で」
リョウは最初に武蔵に会ったとき、妙に親近感を感じたのを唐突に思い出した。
そこで言葉に詰まったリョウに、当の武蔵が帽子の影からウインクする。
「なーに気にすんなって、俺は気にしてねぇからよ。
実際クローンになってからのほうが役に立ってる気がするしな」
明るく振る舞う武蔵に、言葉少なに押し黙っていた竜馬が話しかける。
能天気な武蔵とは対照的に、痛みに耐えて沈んでいるような暗い顔で彼は言った。
「……もう替えは効かねぇってことを忘れんじゃねぇぞ武蔵。今死んだら後がないぜ」
「おうよ心配すんなって、大丈夫だ。死ぬのは慣れてっからよ」
冗談とも本気とも付かない発言に、隼人は無情にも首を縦に振った後、言った。 「クローンの研究を始めたきっかけはゲッターのパイロットの人手不足だ。
武蔵が死んでしまったことでパイロットに穴が開き、次世代機ゲッタードラゴンの開発が凍結しかけた。
代わりを探している時間を惜しんだある研究者が、クローン計画を博士に提案したんだ。
しかし、それに反対したミチルさんが自らゲッターに乗り込み、事故死するきっかけを作ってしまった」
そこまで言った隼人は自身の椅子をクルリと回し、全員に背を向けた。
「……もう分かったろう。さっさと行け、俺は忙しいんだ」
一行は追い返されるように部屋から外に出てきた。
リョウは部屋から出たとたんに、思い出したようにハヤトへの怒りをあらわにする。
「ケイ、私たちは急いで基地に戻るぞ。私に相談もなくあんなことしやがって!
馬鹿ハヤトを締め上げてやる!」
完全に怒り狂っているリョウは、ぽかんとしているケイを引きずるように、急ぎ足で格納庫に戻っていく。
それを見送った武蔵がぼそりと言った。
「おい竜馬。あのリョウがおめぇみてぇな顔してたぜ。ありゃあ、ハヤトも終わったな」
「ああ、惜しい奴を無くしちまったな。武蔵、骨は拾ってやろうぜ」
「二人とも馬鹿なことを言ってないで案内を頼む。私がこちらに来るのは初めてなんだ
移動があると聞いていなかったから、どこに何があるのか皆目わからん」
「そうなのか。じゃあ案内するぜ!遅れず付いて来いよ新入り」
馬鹿なことを言っている先輩二人に、ジーンは珍しく困惑した様子で話しかける。
性格は荒々しいとはいえ、見た目だけは美しい部類に入る後輩の初々しい様子に
武蔵はさも嬉しそうに新入り呼ばわりした。
タワーに残されたジーンは竜馬と武蔵に連れられ、ロッカールームにやって来た。
ここはゲッターチーム専用に確保されているもので、
部屋自体は小さいながらも、一人ひとりに割けるスペースとしては十分すぎるほど広い。 さらに部屋の隅の角の部分には、急きょ作られたのだろう。釣り下げられたカーテンで
仕切られた簡易更衣室も用意されている。
淡いピンクという配色からすると、おそらくは女性が利用することを想定してのものだろう。
ジーンが案内された先のロッカーを開けると、そこには白を基調とした新しいパイロットスーツが用意されている。
それを見届けた竜馬は、何かを察知して、そそくさと扉に戻り、入り口の扉の外から言った。
「着替え終わったら真ゲッターで哨戒任務に出るぞ」
「了解だ。竜馬」
「俺たちがフォローしてやるから、しっかり付いて来いよ」
「武蔵先輩、今後ともよろしくおねがいします」
ジーンは横にいる武蔵にそう言うと、なんとその場で躊躇無く服を脱ぎだした。
突然の行動に取り残された武蔵は焦る。
慌てて竜馬が閉めようとしている扉に突進し、間一髪で巨体を滑り込ませた。
結果、長年の友人に渾身の当身を食らわせることになったが、
「うぉぉッ痛ぇ、てめぇ何すんだよ!」
「いやぁわりいわりぃ許して」
「許すか!でかい図体で思いっきり突っ込んできやがって! 俺を轢き殺す気かよ!」
「あはは。すまんすまん」
「すまん。じゃねーーーー!」
それがまたじゃれあいの種になるのは別の話だ。 投下終わりー
前は読みにくいって言われてたから改行多めにしてみた
改行とか内容とか意見あれば気軽にどうぞ
また一週間後にくるよー アーマードコア4やエースコンバット4の主人公って最初からとんでもないポテンシャルの持ち主で始めは周りから軽んじられていたけどその化け物じみた能力を発揮して頭角を表し最終的には英雄扱いされるタイプなんだけど
竜馬とかが他作品の世界にいくと大抵こうなるよね 身体能力もヤバいけど、何より精神力の凄まじさがなぁ
数年前から異世界転生が流行ってるけど、現実世界の知識を
異世界に持ってく事で出世していくパターンが多いみたいだな
まだキチってた頃、過激派学生運動家の時の隼人が異世界に飛ばされたら色々な意味で面白いかもしれない >>86
前に出てたサクラ大戦の大神とかボトムズのキリコにも当てはまるけどキリコの場合は英雄というより触れえざる者とかいう歩く厄災だからなあ キリコは本人は何もしたくなくても周りが放っておかないのがね… ふと思ったんだけどキリコと竜馬を同じ戦いに出して
二人以外全滅したらどっちが先に死ぬんだろうか?
これってトリビアに(パイルバンカーで串刺し後ゲッタービームでミディアムレアに
>>85
乙ありがとう
ドラゴンは……出るかなどうかな? 今は何も言えない
>>86>>87
それが異世界物の醍醐味よなぁ
原作人気では多分勝ってるはずのマジンガーのクロスよりゲッターのクロスが流行ってるのも兜甲児より
竜馬や隼人の方が相手を圧倒できるからってのもありそう(敵をとは言ってない)
それだけだとつまらないから竜馬が戦いを見てるだけってタイプも原案だけ作ってみたんだが
流行が過ぎ去ってもクロス先のキャラがつかめなくてオクラ入りになったわ >>88
大神さんってメアリースー真っ青のスペック持ちなんだよね
・海軍士官学校を首席で卒業し、学力、武術ともども高水準。射撃は関しては帝国華撃団随一のマリアと同等レベル
・霊力のある女性しか動かせないメカ、光武を動かせる唯一の男でさら自分と仲間の霊力を増幅できるチート能力持ち
・華撃団全員から慕われるどころかフラグをこれでもかと立てまくる。(アイリスやコクリコみたいな今じゃ犯罪レベルのロリともフラグを立てる)
・3でパリに転属になるがそこでもパリの華撃団全員の好感度、フラグを立てまくり最終的には13股かけれるがお咎めなし
・5では甥が主人公になるがちゃんと血筋を引き継いで舞台のニューヨークでも華撃団とフラグを立てまくる
・こんな人物でもプレイヤーから叩かれずむしろ「大神なら仕方ない」と許されて愛されてる稀少な主人公
・コラボ先の他作品のキャラにも遠慮なく好感度を立てまくりスパロボではGガンのドモンの好感度を上げた
なんだこの人・・・って言いたいところだけど実はISの元ネタなんだよねサクラ大戦自体が 作者に与えられただけの主人公と違って自分で操作するゲームってのもあるかもね とりあえず、自分がゲッター世界に転生させられてもやっていく自信はないな
それこそ、空間支配能力使えたとしても >>91 >>92
大神さんいろんなとこで持ち上げられてるの見るけど凄い人なんだな。
手元のシナリオの作り方だとゲームの主人公で好まれるのは
プレイヤーが感情移入しやすい平凡なタイプが多いらしいけど
それだけ秀でてる描写あって叩かれないってのは素直に凄いわ
自分の知ってるので似てるのはペルソナ3、4だが
それもギャルゲー参考にしてるって言われてるシステムだし
起源遡ったら大神さんに行きつきそう 更に遡れはときめきメモリアルとかになりそう
ゲッターのギャルゲーは絶対コアな人にしか売れない! 案外ゲッターチームよりゴール様あたりのほうが落としやすそうだな>ギャルゲー ロボガのシングルマザーなゴール様すき
って、気付いたら鉄甲鬼や胡蝶鬼までガールズ化してたのか
胡蝶鬼のデザインは…やべぇよやべぇよ…(露出的な意味で) そういえばクロスオメガにゲッター號参戦とのこと
これは後々のスパロボにも参戦してくれるのかな 期間限定参戦じゃなさそうだしアラスカ戦線やついにフルパワー真ゲッターが拝めるんですね・・・嬉しい嬉しくない? ジュウレンジャー参戦にも驚いた
パワーレンジャーの映画の関係かな ギャルゲーで伸び、ゲッター號参戦でさらに伸びる
そんなスレは嫌いじゃない
何のことかと思ってググったら
東映版スパイダーマッの巨大ロボレオパルドンのことか
最近の勢いから言って無いと言えないのが怖い アメコミのスパイダーマン大集合で見せ場もらえたらしいからなレオパルドン 中古屋のジャンクコーナー行ってみて楽しむ時はあるな
組んだり修理したりニコイチはできないが ついでに便乗すると、古本屋行ったら真っ先に石川賢作品を探すな
画集は本当に宝物だわ >>27
スーパーロボットのパイロット「真ドラゴンに落書きがしてあるな、なになに・・・『ゲッターロボとダンスでもしてな』・・・?」 チェンゲ竜馬はジャンクコーナーで漁って壊れたバイクとか直せそうだよね 東映版諸共ネタ扱いされるレオパルドンであるが
石川作品で言うとゲッペラーにも近い強さというのが最近判明したとか…
そして某所のレス見て最大限過大解釈した場合の時天空の大きさ考察してみたけど
∞が大量に並んでよく分からんことになったw後ついでにゲッター線もとんでもないスケールに… そうか、そうだったのか…
この言葉の、何とも言えない感じは異常
某メタルマンの人の動画で出てきた時には草生えた メタルマンの人で検索したらデビルマン(映画版)の感想動画を発見した。
噂には聞いてたけどあまりのひどさにオレデーモンニナッチャッタヨ
デビルマンの漫画版はしばらく前に読んだ。残酷だけど名作だよなぁ
自分で期限切っといて遅刻したけど置くものは置いてくぜー
俺これ投下終わったら新作書くんだ(なお余裕であと15回分残ってる模様) 先ほどリョウとジーンが別れ別れになったが、
ここはジーンの方を見たのちにリョウとハヤトの修羅場に切り込むとしよう
ジーンは周りでひと悶着ありながらも無事に着替え終わり、三人は今まさにタワーから出撃したところだ。
青空の下、三機のゲットマシンが出撃し、空中で当たり前のように合体する。
赤いフォルムの真ゲッター1は悪魔のような翼を広げると、名も無き山脈の上をまっすぐに飛び去って行った。
哨戒任務というと硬く聞こえるが、要は決められたルートに敵がいないか見てくるというだけのことだ。
もっとも一度見つけたら、その敵を迎え撃つ迎撃任務に切り替わる過酷な仕事である。
それでも竜馬はこの任務が好きだった。あの牢獄のようなタワーから解き放たれ、自由に空を飛べる。
おまけに見つけた獲物を好きにぶった切れるとあれば、俄然やる気が出た。
「速度良し、油圧良し、ゲッター線指数も安定。おまけにエンジンも快調だ。今日は最高のドライブになりそうだな」
「そう言ってると奴らが来るぜ」
「そうだな。大物が来てくれたら言うことねぇぜ。おいジーンそっちはどうだ?」
「・・・・・・大丈夫だ」
声をかけてから数秒したのちに返事が返ってくる。
妙な空白に竜馬は首を傾げたが、緊張しているのかと考え、深くは突っ込まず放置する。
「硬くなるこたぁねーぞ。ゲッターには自動操縦モードもある。自信がねぇならただ操縦桿を握ってて
くれりゃあいい。俺と武蔵が乗ってりゃたいていの敵は一撃だ」
「ハハハ。竜馬そりゃちと言いすぎだ」
三人の乗っている真ゲッターは対インベーダー用の最終兵器である。
万全な状態ならば、竜馬の言うように敵を一撃でしとめることはたやすい。
だが、新人を乗せる以上、いきなり出力をあげるわけにはいかず、今は通常の半分ほどの力しか出せないように
調整されている。 しかしその状態であっても、ジーンには大きな負担となっていた。
半分とは言え、その出力は旧ゲッターを基準にすると五十倍
先日までジーンが動かしていたGENE型と比べても最低で五倍はある。
ジーンは全身の力で機体のパワーと格闘しながら、自分の状況に思考をめぐらせる。
(通常の戦闘機なら9Gつまり体重の9倍まで耐えられれば運用に問題はない
量産されていた旧ゲッターの運用の限界値もおそらくはそのあたりにあるのだろう。
そして私の乗っていたGENE型も炉心が旧式であることから考えれば、
パイロットへのGの負担だけ考えるならば、旧型と大きく違わないはずだ。だが・・・・・・)
ジーンは思うように動かない体に力を込め、かかる重圧に全身の筋組織を使って抵抗する。
うまく流れなくなっている血液を意思の力でコントロールし、
気を抜けば真っ暗になる視界を必死に確保していた。
(だが、この真ゲッターは違う、化け物だ!)
(血液がうまく流れていない。その上に通常の視界が確保できんとは……
意識を失わないのは私が奴のコピーだからだろうな)
戦闘機などで、体に圧がかかりすぎると「ブラックアウト」という現象が起こる。
それは圧力で脳に血液が行かなくなって、目が見えなくなるという恐ろしい現象だ。
そんな状態になれば操縦することもままならない。そして気絶するのも時間の問題だ。
別のゲッター作品で顔が崩れるなどと言って死んだ者がいるが、あながち間違った表現ではない。
そんな危険な現象一歩手前の状態のジーンをよそに
同乗する二人のベテランは、異常に気付かずにのんきに雑談を繰り広げている。
すると突然アラーム音が鳴り、竜馬の乗るイーグル号のコンソール画面に情報が書き出される。
「シュワルツの奴。あの後すぐ哨戒任務に出てたんだな」
「ホントかよ」
「ああ今隼人から通信があった。この近くに居るらしい」 「派手に殴られてたからなぁ、あの状態でインベーダーと戦えんのか?」
「その件で連絡だ。苦戦してるようだから援護に向かえってよ」
「あの状態で出るか?アイツも妙なところで義理堅いっつうか、頑固っつうか、だよなジーン?」
「……ああ」
「しょーがねぇ、助けにいってやっか」
隼人からの報告を伝えた竜馬は、まっすぐ進んでいた機体を急角度で反転させ、そのまま加速する。
ジーンは圧力に全身で抵抗したが、視界はますます暗くなっていった。
目的の場所に近づくにつれ、大地は荒れ果てていった。
申し訳程度の草に覆われた丘陵地が、鉄さびのように赤茶けた大地に変わっていく、
それは人の住む緑豊かな地から離れ、魔物の住まう荒涼とした土地へと向かっているかのような
妙な錯覚を起こさせた。
ここから先には、人間の道理など通用しない。
目に痛い赤色の大地は、まるでそう警告しているようだ。
そのせいなのか、それとも戦闘に生きる人間の性か、座標の地点に近づくにつれ、緊張は高まっていく、
小さな丘をいくつも超え、上空から四方を見渡していた竜馬は、遠くに黒い影を見つけた。
「二時の方向、地面の上、なんか黒いのあるぞ」
「黒って事はインベーダーか?」
「いやシュワルツの機体も黒のはずだ、武蔵どっちかわからねぇか?」
「……わかりゃあ苦労しねぇよ」
計器を触ろうともしない竜馬に代わり、武蔵がしぶしぶコンソール画面を叩き、
物体の正体を突き止めようとする。慣れない作業が終わる前に、画面に画像の分析結果が表示された。
二人が戸惑っていると、ジーンが出てきた分析結果の解説をする。
「画像解析の結果だ。見てわかる通り、結論から言えばインベーダーの可能性が大きい。
だが、座標情報を照合した結果とは矛盾する」 ジーンは竜馬の発言に反応して素早くコンソールを叩き、シュワルツ隊の現在位置と
竜馬の見た物体のおおよその位置を二人のコンソールに転送表示したのだった。
今のジーンは視野が極端に狭まっている状態だ。だがそれでも
どこに何の装置があり、どのボタンで動くのかはすべて頭に入っているため、今のところ問題はない。
最悪腕が動かせなくとも、音声入力機能を使用すればいいと考えていた。
頑なに自分の不調を隠しているのはジーンの意地だった。
女性というのは、社会的に求められる役割のせいで男性に比べて嘘をつく能力が高いと言われる。
プライドの固まりの隼人のクローンであるジーンが、
自身の不調を隠すのが上手いのは、ある意味当然だともいえる。
「どういうことだ。シュワルツとインベーダーのいる位置がぴったり重なってやがる」
「矛盾も何もねぇ。奴らインベーダーに囲まれてやがるんだ!」
「おいシュワルツ俺だ!すぐ助けに入る!そっちはどうなって・・・・・・」
事態を把握した竜馬は急ぎ通信機能を立ち上げ、シュワルツ隊に呼びかけた
通信はすぐにつながったが声はなく、代わりにSOSを意味する暗号が連呼される。
だがその時、突如通信が切断され、竜馬の必死の呼びかけは無常に中断された。
なぜ通信が切断されたのか、
それは敵の妨害ではなく、なんと人為的な作為によるものだった。
「おいお前。何のつもりだ」
竜馬はドスの効いた声で言葉少なに新人を問い詰める。
ジーンは悪びれもせず、通信を切ったボタンに堂々と指を乗せている。
ゲッターは空中で制止し、無防備な状態だ。仮に今攻撃を受ければひとたまりもないだろう。
「なぜかと問われれば理由は明白だ。弱い人間を助けてやる必要は無い」
「何言ってる!このままだとあいつら死んじまうぞ」
「雑魚に苦戦するような弱い兵なんて助けるに値しない。なによりあんなクズどもは切り捨てるべきだ
我々の任務は哨戒と殲滅だったな。ならば全滅した後に残ったインベーダーを片付ければいいだろう」 ジーンは一見合理的に、その実、冷徹で傲慢な判断をした。
本当はジーンとしては自身が気絶する可能性がある戦闘行為を避けたい一心だった。
シュワルツが気にくわないというのも本音ではあったが、未だ乗りこなせていないにも関わらず
ゲッターから降ろされたくないというのは、自己都合による保身以外の何物でもない。
竜馬はコンソールを通してジーンを見る。
ジーンの目は何も映していなかった。
血液が十分に回っていないせいでもあるのだが、竜馬には知る由もない。
まるで昔の隼人のような、いやそれよりもずっと冷たい目。
竜馬はそれに哀れむような表情を見せると、目を閉じうなずいた。
「・・・・・・ジーンの言うとおりかもしれねぇな」
「竜馬!」
一見同意したかに見えるセリフに武蔵は動揺する。
竜馬が行かないならば自分ひとりでも行く。そう決意し、武蔵は合体レバーに手をかけた。
「なあジーン、お前は何のために戦うんだ?」
「何のために? 決まっているインベーダーを皆殺しにするためだ。それが私の使命だから戦うだけだ」
「なるほどな。俺たちとは違うな」
「敵を皆殺しにすることが違う? なら何のための戦いだと言うんだ」
「なんのためかって? 俺たちが戦ってんのはな。人間を守るためだ
ジジィのやったことは許しちゃおけねぇが、それよりも許しておけねぇのはな
他の奴らが俺らもジジィの同類だと思ってやがることだ
ゲッターは宇宙開発のために作られた夢のロボットだ。
今はこんなだが、本当は血にまみれた殺しの道具じゃねぇ
それを分からず屋共に分からせるために戦ってんだよ」
「ジーンこの際だからお前も覚えておけ。俺たちゲッターチームの役目はな、
ゲッターで人間の盾になることだってな!」 「人間の盾か、言うじゃねぇか竜馬」
人間の盾とは、軍事的な建造物の周辺に民間人を配置して攻撃しにくくする作戦の意だ。
国際条約では犯罪とされるが、現実の世界では現在でも行われることがある。
竜馬たちは元から軍人であったわけではない。志願したとはいえ、インベーダーが居なければ違う道を歩んでいただろう。
当事者になってしまった自分たちが先頭に立つことによって、他の人間たちの明日を守る。
区別なく人間を襲うインベーダーに使う言葉としては間違っているかもしれないが、竜馬の気概は本物だった。
遠くにいたはずの敵は、いつのまにやらぞろぞろとこちらに向かって来ている。
ジーンはこの時点では知らないが、この世界のインベーダーは
なぜかゲッターロボを優先して狙ってくる習性があった。
どれだけ離れていても、目の前の敵を無視しても、気配を感じればひたすらゲッターを狙ってくる。
陽動作戦にとって都合のいい機体。その性質もあって、ゲッターロボは嫌われたのだ。
並みの兵士が、いや歴戦の兵士でもゲッターに乗るということは、死ねといわれることに等しい。
この世界のシュワルツが、ゲッターを憎むのは二重の意味があった。
竜馬たち日本人への反発と、危険を承知でゲッターに乗った仲間を守れなかった無力な自分への怒り、
そんな彼が竜馬たちの駆るゲッターに窮地を救われたのは一度や二度ではなかった。
生き続ける限りゲッターが彼のプライドを苛み続ける。
シュワルツが、彼が生き地獄にいることを知るものは、もうこの世にはいない。
「言ってる間に敵さんがおいでなすったようだぜ」
「よし、いっちょおっぱじめるぜ!」
武蔵はいつの間にか合体レバーから手を離し、竜馬はゲッター1のトマホークを出して構えを取った。
竜馬は目をカッと見開き、歌舞伎の見得きりのように、正面の敵を見据えた。
「いくぜインベーダー野郎!皆殺しにしてやるぜ!」
竜馬はゲッター1を地上に降ろし、敵を迎え撃つ用意をする。
ゲッター1は本来空中戦に長けるが、新人を乗せている今、上下左右に気を配る必要がある空中戦は避けた。 地上では左右にだけ気を配ればいいが、代わりに追いつめられるリスクが上がる。
どちらの選択も一長一短だが、竜馬に迷いはなかった
「ジーン、お前は操縦桿を握ってるだけでいい。頼むから気絶だけはすんじゃねぇぞ」
「ハッ、私はゲッターのパイロットだぞ。気絶なんてするわけがないだろう」
「・・・・・・ならいいんだがな」
小隊長は無能では勤まらない階級だ。その決断は常に隊員の命を握っている
隊長が無能であれば全員に死が待つのみだ。
「うおりゃあああああ!」
竜馬は吠えるように雄たけびを上げ、地獄へと飛びこんだ。 今回は以上っす
今後はタワー視点というか竜馬VSインベーダー状態が続きます
苦手なロボット殺陣うまくなってるといいな(希望的憶測)
ちなみにジーンは前半威張り散らしてたのが嘘のように、
ここらへんから力関係が逆転します。
坂を転げ落ちるように堕ちてく様をご覧あれ 竜馬かっこE
チェンゲ竜馬はゲッターに出会わなかったらどんな人生歩んでたんだろうか ゲッターチームの生身でも戦える戦闘能力とロボットでも戦える能力を活かせるのは何かと考えて軌跡シリーズがでてきた
問題なのは敵機のサイズがゲッターより圧倒的に小さいことだが
騎神って8メートルぐらいしかないらしいし…… >>121
乙ありがとう! つかみはまずまず。本番はこっからだから緊張するわ
>>122
空手道場が有力だけど竜馬に経営できるのかという問題が(ゲフンゲフン
まあカリスマ性はある方だし有能な弟子がいればなんとかなる!
この世界の竜馬は月面基地の工事現場の作業員上がりって設定にしてる
現場で発生したインベーダーをとっさに処理したことで早乙女博士に目を付けられ
強引にゲッターチームにヘッドハンティングされた模様。
おかげでいい感じに民間人と軍人の気持ちが分かるイメージ
設定のみだから言及は特にされないんで忘れてもいい
>>124
軌跡シリーズ全く分からんけどアドバイスしよう
そんな時はアレだ。
ゲッターが壊されたとかなんとか言ってそのパーツで子ゲッターを作るんだ。
大きくするのは無理でも小さくするのは隼人ならきっとできる(隼人に丸投げ 逆にゲッターをここぞの切り札にするのも面白いかなぁ、と思った
敵の飛行要塞や巨大モンスターが現れた!
だめだ!我々では、サイズが違いすぎて決定打にはならない!
まかせろ!ゲッターロボの破壊力でぶっ飛ばしてやる!
…みたいな、原作のアイテムとゲッターロボを組み合わせて強敵を倒すエピソードとか考えてた >>124です
成程……その手があったか……これならもしかしたら書けるかもしれない
閃の軌跡とのクロスを真面目に考えてみます。一緒に成長する系になるからゲッターチームの人物像とかは多分デボゲかな……ゲッターはまだ未定だけど ども>>125っす
8メートルの機体にはどのみち全員入らないことに気が付いて戻って来たわ
バラして子ゲッター作ってしまえって言ったけど
>>126の案もなかなか良くて捨てがたいね。両立させたいなら
三機のゲットマシンをそれぞれ改造して子ゲッターにするってのが
一挙両得っぽくて良さげかなーと思う。参考にしてもいいししなくてもいい 凄くどうでもいい私事なんだけど、古本屋で氷川へきる先生(ぱにぽになど)が
昔に描いた薄い本があったのでなんとなく買ってみたら、かなり本格的に描かれたゲッターロボが出てきて夜中に思わず声が出てしまった
しかも一発ネタと思ったら後半でガチバトルまでし始める始末
なんというか、とにかく驚いた 連休も終わりか
まぁ、ゲッターチームに休息はあまりなさそうだけど どうでもいいけど、新の早乙女研究所の所員はエロ本とか買うのに苦労しそうだな 町まで遠そうだもんな
町まで行く人間は行くたびに本屋から大量の物資を調達してくる羽目になるのか
男女比から考えるとむしろ中の売店がエロ本一色のような気もするな
(化学系雑誌)(エロ本)(エロ本)(ロボット特集)(エロ本)(エロ本)みたいな感じで
あんなとこで営業できる売店があるのか?という疑問は消えないが
あそこでもコンビニ営業できそうな強い商人って言ったら誰だろう? けど街から離れてるっていうことは敵がゲッターor竜馬を狙ってくるっていう状況だと街に被害を出しにくいっていう利点があるな
今更気付いた 多分、晴明が初の大破壊だったんだろうね
それまでは浅間山付近で物事は片付いてそう(逆に1話は何で離島に鬼がいたんだろうか) あんなことになれば、武蔵坊が怒るのも無理はない…というかよく精神が持ったな ジーンの作者だけどちょっと色々あったんで結論だけ言う
今のパソコンが使えなくなりました。バックアップは取ってあるんで
何とか手元のタブレット経由で投稿出来ないか思案中です
それまでは借りたパソコンとかから投稿するんで不定期になるよ
書き終わってるのにこの仕打ちとか、ゲッターは打ち切りの神にでも呪われてんのか
なんていまさらか(石川賢作品群を見ながら
>>137
達人さん狙って来てたとか?
器と人がそろってる状態で襲ってくるみたいな描写あったし
達人にも素養があったならそこでつぶしに来たんじゃないかなと妄想
(そして武蔵坊の話から目をそらす) プロトゲッターでの集団訓練してたのかもね
俺もスマホがこの前虚無ったな… 弁慶が世話になっていた寺が襲われたのは童子切丸があったからだろしな
あの島に何が……蜘蛛切丸みたい他のゲッター由来のものがあったとかだろうか あの刀も中々というか超兵器だったな
あれを振り回してる竜馬が実に楽しそうで草生えた このスレでたまにダークソウルの話出てきたけどここ的には姉妹作のブラッドボーンが一番相性が良さそう
クトゥルフが下敷きだから宇宙的なグロい敵ばかりだし石川キャラが好きそうな変形する武器や銃が出てくるし
いつかSS書こうかなあ クトゥルフとゲッターは相性いいだろうな
共通点は、どっちが勝っても宇宙にとっては迷惑ということというか クトゥルフの人類って地味にヘビ人間滅ぼしてたりとスペック高いし
旧神によって作られた進化兵器ってのも面白いと思う >>145
隼人「匂い立つなぁ・・・堪らぬ血で誘い出すものだ・・・えづくじゃないかァ・・・ハ、ハッハッハぁ!」 >>144
一振りでビーム出すもんな。そういえばあの刀たちって
平安京に飛ばされてきたゲッターロボのトマホークの一部から作られたって設定なかったっけ?
それなら納得と言えば納得。なんかめっちゃタイムパラドックス感じるけど
>>146
どっちも迷惑にワロタ。確かにその通りだから困るw
ゲッター「ここは俺のシマじゃ」
タコ神「いいやワシらのシマじゃ」
地球「お帰り下さい主神さま」
大宇宙を舞台にゲッター対クトゥルフ’Sの仁義なき戦いが今始まる
勝つのはどちらだ!頑張れゲッター負けるなゲッター
※ただし勝っても負けても地球がヤバイ
こうですかわかりません
クトゥルフゲッターはすでにあるから相性がいいのは確定的だな
あとここのまとめにも未完だけど狂気山脈のがあったし
これは二作目を作れというお達しかな?
素直に考えるなら蛇人間と当てるのが順当だけど
他の怪異でも余裕でぶっ飛ばせそうだから困る
さてGENE行きまーす! 竜馬は叫び声とともに、直立不動の姿勢からいきなりゲッターを跳躍させる。
高層ビル数個分の高さへ、ほぼ垂直に飛び上がったために、内部に想像を絶する物凄い力がかかった。
少なくとも体重の数倍。そんな強大な圧力をうけたはずの三人は、顔色ひとつ変えず操縦桿をにぎっている。
「はぁああああ!」
その勢いのまま自由落下をしたゲッターは、
向かってきたインベーダーの正面に着地する。
同時に落下の勢いを乗せた巨大なトマホークを振り下ろした。
逆袈裟に振り下ろされたトマホークは、
敵を縦に真っ二つにし、死体は血煙をあげてどうと転がる。
そこに別のインベーダーが襲い掛かる。
振り向きざま横一文字になぎ払い
今度は胴から真っ二つにする。
巨大な鉄の塊が振られるたびに、死体が一つ増え、
あたりには巨大なエネルギーの余熱と衝撃波が走った。
その衝撃波と熱は、インベーダーはもちろん、倒れている味方のロボットさえも破壊していく。
戦うたびに、大地が、地球が痛めつけられていく、
それはまさしく地獄と言うほかないような凄まじい光景だった。
荒れ狂う熱と衝撃波の中、飽きもせずインベーダーが蜃気楼のようにゆらりと現れる。
「ったく、つくづく面倒なやつらだな」
竜馬がそう言ったわずかな間に、真ゲッターは構えを変えていた。
両手に持っていたトマホークを自然な動きで近くのインベーダーへと放り投げ、
腕についている棘のようなものを広げる。
その棘をまるで猛禽類の翼のように押し広げると、両手の棘を突き出したポーズのまま、
真ゲッターは大地を蹴り駆け出した。
「食らえ! ゲッタァァァーーーーレザァァァァアアア!」
進行方向に刃先を向け、自分に向かってきたインベーダーに突っ込み、すれ違いざまに切り裂いていく、
勢いを全く落とさず、真ゲッターは全力でインベーダーの群れの中を突っ走る。 そんな最中、真ジャガー号に乗っているジーンが口を開き何かを言おうとした。
(待ってくれ! 操作が追いつかない)
ジーンは声をあげようとするが、体にかかる遠心力で声を出すこともできない。
旧ゲッターの改造機に乗った経験のあるジーンでさえも、真ゲッターは操縦桿を握っているだけで精一杯だった。
本来必要な操作も今は完全に機械任せになっている。
性能を出し切っていないにもかかわらず、ジーンは竜馬の操縦する真ゲッターについていけていないということだ。
情けないが、ジーンの醜態は無理もないのだ。
旧ゲッターはその次世代機である「ゲッタードラゴン」とはおおよそ10倍の性能差がある。
そして真ゲッターはそのドラゴンのさらに次世代機であり、さらに対インベーダーのために作り出されたゲッターだ。
ゲッタードラゴンとの性能差は間違いなく10倍以上ある。
つまり、ジーンは元々乗っていた機体の100倍の性能の機体に、慣らし無しでいきなり乗せられていることになるのだ。
もちろんいきなりフルパワーとはいかず、本来の半分ほどに炉心の出力を下げてある。
そしてジーンが本来やるべき操作が自動になってしまっているため
実質的には本来のスペックの三割出ていればいい方だ。
しかし諸々の補正が付いてもなお30倍差というとんでもない数値であることはいかんともしがたい。
そんなことを知らないジーンは、それでもなお付いていけないことに焦り始める。
(これでは私は処分されてしまう)
彼女の脳裏に最悪の未来がよぎる。ゲッターに乗れない自分など、あの隼人が間違いなく許さないだろう。
普通に生まれた人間ではない、人造人間である自分は結果を出すことのみが求められる。
普通の人間のように無条件に守ってくれる親子関係のある人間などいないのだ。
必死に操作ボタンに手を伸ばそうとするジーンに、武蔵が言った。
「無理すんな。今はアイツの操縦に慣れろ。操作はそれからでいい」
声を出すことも出来ないジーンは、唇の動きで意思を伝えようとするが、嵐のような揺れがそれを阻む。
(気分が悪い。吐きそうだ) 何度か声を出そうとしたものの、突如ジーンは口元を押さえ下を向く。
えづく彼女に、珍しく事態を察した武蔵は、そのまま画面を切り替え、今度は竜馬につないだ。
「竜馬! あとどのぐらいだ」
「半分は殺った! あとちょいでケリつくぜ」
「ジーンがやべぇぞ! 早くカタつけろ!」
「おうよ! ならこいつで一気に決める! ゲッタァァウィィィングッ!」
竜馬がレバーを引くと真ゲッターから悪魔のような翼が現れる。
広げた翼をギロチンのように回転させ、周辺のインベーダーをその翼で切り刻みながら上空へと飛び上がった。
そのままジグザグに飛行し、残ったインベーダーたちに上空から地面に向けて無差別にビームを叩き込む。
「スパイラル ゲッタァァァァビイイイイィィィィム!」
強烈な回転によって、幾重にも分かれたビームが地上の敵を襲う。
強力なゲッター線の雨がインベーダーとロボの残骸の上に降り注いだ。
地面がえぐられ、土煙が上がり、そこにインベーダーの悲鳴がこだまする。
土煙が収まると、そこにはもう動いているインベーダーは居なかった。
しかし――
「インベーダーは終わりみてぇだな。後はテメェだけだ」
だがそこには、メタルビーストと化した友軍のロシア機が1体、変わらずに立ちはだかっていた。
モノアイタイプの重量級のメカ、それが一つ目をぎょろりと動かし、手の先に付いた爪を不気味に鳴らしている。
機体の隙間からは黄色い目玉のような物と長い触手がうごめき、もはやそれが頼りになる味方ではなく
人類の敵だということが嫌でも分かる。皮肉にも攻撃よりも防御を重視した造りが仇になったのだ。
「メタルビーストバロゾフ! 俺たちが引導を渡してやるぜ!」 以上っす。
次回はメタルビーストがボコボコにされます(断言)
分量的には次回分もまとめて一回で投稿しても行けそうだったけど
今回は本調子じゃないんで短めにしてみた
小説のロボ殺陣安定して書ける自信がないから
ダイナミック系漁って勉強してこようと思うんだけど
みんなのおススメってあるかな?
いわゆるスーパー系の描写が欲しいから出来ればリアル系じゃないので
単純に面白いからおすすめってんならリアル系でも構わず書いてもらっていいけどな! 乙
『スーパーロボット大戦』とかいいんじゃないかな
挿し絵も石川先生だし 本屋に行けば割りとロボを取り扱ったラノベは最近結構あるね
合う合わないかは別だが され竜の巨人(金属製)vs人類の戦闘シーンは多少なりとも参考になるかも
内容がかなりえぐいけど スパクロにチェンゲ参戦はいいんだが、キャラデザはOVAでも設定や衣装はほぼテレビ版なゲッターチームやミチルさん、
更に一人だけキャラデザもテレビ版まんまだった早乙女博士までチェンゲ版の前日譚だったことになるのは中々にハードだなぁ。 えぇ…
そういえば、テレビ版の博士は漫画やOVAとは見た目が全然違うな
歳もジジイってほどじゃないし チェンゲ以降からゲッター線やらなんやらスケールを壮大にしようってだけでストーリー展開の幅はすごく狭すぎだと思うんだ
ネオゲはともかくテレビ版號とか王道で面白いのに黒歴史扱いされてるし >>157
情報ありがとう
アマゾンでもお手頃価格なんでポチることにする
>>158
今多いのか〜知らなかった
フルメタルパニックがヒットしたから二匹目のどじょう狙いで書かせてる編集も多いんだろうね
自分にとってはラッキーだから時間見て本屋寄ってみる
>>159
情報ありがとう。
エグいのか 読めるならメタルビースト戦で使えそうだけど
自分の心が持つかどうか微妙なんで保留で
とりあえずアマゾンでついでに買って積んどいて余裕があれば読んでみる
>>162
せやな
ゲッターロボ全書によるとネオゲは比較的低年齢層向けだったから毛色が違うんだそうな
個人的にはOVAは全部好きだけどね。ネオは見返すと横浜中華街のロケハン頑張ったんだろうなっていつも思う
(肝心の戦闘シーンにはノーコメント)
號は黒歴史というか単純に見てないんだと思う。レンタルだとまったく見かけないし
絵が古いとまったく受け付けない層っているからなぁ もったいないからリメイクしようぜ(ステマ)
話長かったけどGENE行きます!
一撃で決めてやるぜ!(なお4レス使う模様) メタルビーストと化したバロゾフはゆっくりとその身を回転させた。
丸みを帯びたボディがこちらに向くと、インベーダーに侵食された目がぎょろりと動く
そして気味の悪い触手をゲッターに向けて伸ばしてきた。
竜馬は無心でレバーを動かし、最小限の動きで触手をかわした。
「いくぜゲッタートマホーク!」
竜馬の駆るゲッター1は、抜き打ちで敵の顔面にトマホークを振り下ろす。
しかし敵は攻撃を食らったそぶりもなく、変わらずに堂々と立っている。
丸みを帯びたボディが衝撃を吸収し、さながら甲冑や兜のように軽々と刃をはじいたのだ。
「効かねぇだと!?」
さらに運の悪いことに、それは竜馬の技量のせいではなかった。
ジーンを真ゲッターに乗せるにあたって、炉心の出力を半分に下げていたことは再三説明したと思う。
そのせいで真ゲッター本来の力が出せず、攻撃の威力が鈍っているのだ。
しかし、それでも先ほどインベーダーを滅多切りにできた以上
装甲の隙間のインベーダーに当てられさえすれば十分に通る火力はある。
それを理解している武蔵が竜馬に言った。
「竜馬、隙間だ! あの黄色い目玉を狙え!」
「簡単に言いやがって、分かっても狙えねぇから困ってんだよ!
武蔵はこいつの動きを抑えてくれ! オープンゲット!」
「よしきた。チェンジゲッター3!」 赤色の鬼のようなフォルムが、竜馬の掛け声とともに三分割すると、三機の戦闘機に代わり、
それらが再び一つに集まる。すると土木機械のような黄色の機体に変化した。
キャタピラを持ったいかにも鈍重そうな重量級の機体。
その真ゲッター3のコクピッドに収まっているのは武蔵だ。
「ついに出番がめぐってきたぜ。いくぜ! ゲッターァァァアァァーム」
真ゲッター3は腕を伸ばし、敵をぐるぐる巻きにする。
おとなしく素巻きにされている敵を
そのまま力ずくで空に持ち上げ、地上に叩きつけようとした。
「うぉぉぉぉぉぉ 大 雪 山 おろしィィィィィーーー」
だが、敵は持ち上げられたあとで暴れまわり
あろうことか拘束から抜け出し地上に落ちてきた。
「うあぁーバカ! なにやってんだ武蔵!」
「わりーわりー重すぎてすっぽ抜けちまった」
重量級の物体が上空から落ちてきて、ゲッターのすぐそばをかすめ地に落ちる。
その衝撃で地面がぐらぐらと揺れた。当然ゲッター内部にも揺れは襲った。
ジーンはその揺れに耐えられず、胃の内容物を完全に吐き戻す。
コクピッド内に酸っぱい匂いが充満する。
体液に満たされたコクピッド内でも、完全防水の装置たちは問題なく動いていた。
次にジーンは自身の吐しゃ物を確認する、血は混じっていない。
内臓は痛めていないが、大量に吐き戻した以上、放置すれば脱水症状の恐れがある。 (機体は問題ないか。だがこれ以上は私の体が持ちこたえられないかもな)
ジーンは頭が良かった。だから今の状況を理解していた。もし自分が乗っていなければ
最初の一撃でパロゾフに相当な打撃を加えられたこと。
そして現在の炉心の状態がビームが打てるかどうかギリギリであること。
最初に撃ち負けたのも、いま竜馬たちが苦戦しているのもすべて自分のせいだ。
(何が兵器だ。今の私は、ただの出来そこないのガラクタじゃないか)
ジーンは、人よりも何倍も頭がいいことに驕り、一人でなんでもできると思い上がっていた。
だが現実は計算どおりにはいかない。ゲッターの構造上、一人が足を引っ張るだけで何もできなくなるのだ。
足手まといになるのは自分のプライドが許さない。借りはなんとしても返さなければならない。
そうだ。やらなければならない。たとえ自身の命を削ったとしても
覚悟を決めたジーンは竜馬に呼びかけた。
「竜馬。頼みがある」
「後にしろ。今はそれどころじゃねぇ、武蔵もう一度やってくれ!」
「奴を拘束する算段がついた。私に操縦を任せて欲しい」
辺りは急に静まり返った。ジーンの提案に竜馬は無言のままだ。そこに武蔵が口を挟んだ。
「ホントか? けどよ、おめぇそんな状態でゲッターを動かしたら、やばいんじゃねぇのか?」
「機体は問題なく動く、私は吐き戻したら楽になった」
これは嘘だ。だがそうでも言わなければ操作は任せてもらえないだろう
続く沈黙ののち、竜馬がぼそりと言った。 (無茶苦茶な奴だ。妙なとこだけあいつに似やがって)
マイクが拾えないほどの小声が嘘のように、竜馬はいつものように声を張り上げた。
「1分だ。それ以上はやれねぇが、それでもやるか?」
「ああわかった。それで構わん」
「了解だぜ。竜馬こっちはいつでもイケるぜ」
「ならいくぞ。速攻で決めろ。オープゥン ゲット!」
竜馬の掛け声とともに機体が散開する。
真ジャガーを頂点に、真ベアーが胴に変形し、真イーグルが足になる。
深海にすむ白い軟体動物にも見える巨大なドリルを持った細身のロボ
流線型のフォルムを持った真ゲッター2が現れる。
合体すると、すぐさまその圧倒的なスピードでバロゾフに仕掛けた。
左右に大きく振れながら、迫りくる敵の攻撃をすり抜け接近する。
「どうした。その触手は飾りか?」
ゲッター2は敵の間合いを図るように敵の周囲を移動する。
敵は触手を目いっぱい伸ばすが、どれも図ったかのようにギリギリ届かない。
「そんな甘い狙いで当たると思うな! 次はこちらから行くぞ!」
ジーンがそう言うとゲッター2はその場で動きを止めた。
反対にジーンはものすごい勢いで目の前のコンソールを叩き始める。
その技の前には、その瞬間のすべての動きをあらかじめ計算し、入力する必要があるのだ。 コンマ一秒のズレすら許されない。音速の世界。
それを見ることが可能なのは並外れた頭脳を持つ者だけだ。
「貴様はこいつの音速についてこれるか? さあいくぞ! ゲッタービジョン!」
バロゾフの触手が静止したゲッターに向かって伸びていく。
今にもゲッターを捕らえると思われたその時、ジーンは最後のキーを入力した。
とたんゲッターは空気に溶けるように消える。
ターゲットを見失ったバロゾフは巨大なモノアイで周囲をぐるりと見まわす。
「ドリルアタック!」
まさにその瞬間。バロゾフの背後から巨大なドリルが飛んできた。
それはバロゾフに当たらず、とがった部分がバロゾフのそばの地面をえぐる。
乾ききった地表は回転するドリルの摩擦熱で土煙を上げた。
バロゾフは声がした方向にすぐさま触手を伸ばしたが
音速で移動する物体を音でとらえようとしても無駄でしかない。
なぜならば、音が聞こえるということは、その物体は移動した後だからだ。
「ドリルアタック!」
別々の方向から二つドリルが飛んでくる。一つはまた地面に命中し、敵の側面に深い穴を掘った。
もう一つはバロゾフをとらえていたが、触手によってからめ取られ、撃ち落される。
「こいつで終わりだ! ジェットドリル!」
今度はドリルだけではなく真ゲッター2が全身で突っ込んでくる。
真ゲッター2による突進攻撃は、今度こそバロゾフの側面にヒットし
重心を揺らしてその重い体を穴の中に投げ出させることに成功した。
その穴は先ほどから執拗に連打していたドリルによって開けられたものだ。 「かかったな」
真ゲッター2はゲッタービジョンを解き、転んでもがくバロゾフに接近する。
そして、てこの原理を利用して、ドリルの先端で敵の丸みを帯びた体を完全に穴の中に叩き伏せた。
さらに穴の上部から敵を押さえつけるように風圧を加える。
「そのまま埋まれ! ドリルハリケーン!」
風圧と共に辺りに散らばった土がメタルビーストのモノアイの上に無情に積みあがっていく
暴風に巻き上げられた砂が敵の目の中に容赦なく襲い掛かった。
「あんなに目に砂入ったら痛そうだな」
「人間だったらな。あいつらはそもそも生き物かどうかも怪しいぜ」
ジーンは二人の戯言に反応することなく、ただ敵を見つめ、真剣な顔でドリルハリケーンを当て続けた。
すると敵に変化が起きる。
もがくように伸ばしていた触手を土の中に伸ばし、あたりに張り巡らせ始めたのだ。
それと同時に、倒れていた体がゆっくりと起き上がってくる。
上部から加えている風圧はかなりのものだ。さらにバロゾフ本体の重量もある。
それらを優々と支え、がっちりと大地をつかんだ木の根のような物体
両腕のような触手が変化したそれは、簡単には引きはがせそうになかった。
倒れていた敵の体は完全に起き上がり、血走った砂まみれのモノアイが真ゲッター2をとらえる
血走ったその目が向けられたのを確認すると、ジーンはしてやったりとニヤリと笑う。
そしてゲッターはまた三つに分裂した。
「オープンゲット! 竜馬、後は頼む。私に出来るのはここまでだ」 「ああ、よくやったぜジーン! 上出来だ。礼代わりに一撃で決めてやるぜ」
今の敵は、大地に根を張り簡単には引き剥がせない。
つまり、逆から考えるとただの動かない的である。
存分に攻撃を当ててくれと言っているようなものだ。
避けることのできない敵ならば、トマホークで一刀両断してしまえばいい。
「ゲッタートマホゥゥゥク!」
上空で合体した真ゲッター1は落下速度を利用して
敵のモノアイにトマホークを叩き落す。
すっかり根を張って、自ら地表にがんじがらめになった敵は
もちろんよけることなどできず、なすすべなく頭部を叩き割られた。
続けざまに体中を叩き割られ、むき出しになった機械類の中に、ゲッターは腕を突っ込みかき回す。
はらわたの中からコクピッドを探り当てて引きちぎると
用が済んだとばかりに、ゲッターの必殺技をお見舞いする。
「お前らいくぜ!」
「ああ」
「おう! いっちょやるか」 ゲッターの腰部が開き、淡い光が穴の中からのぞく
表面を走る編み目のような銅線の配列は、中央に力を集めようと緑色に輝く
それはまるで血管が脈打つように明暗を繰り返し、全身からエネルギーを流し込む。
穴は簡素で機械的なのに、その中の緑の光は脈打つ血流のように点滅を繰り返す。
ゲッター線。無機質な光は時に生き物のように振る舞う。
ただのビームの発射口であるだけなのに
点滅する緑色はまるで巨大な怪物の眼球のように、メタルビーストを捕らえて離さない。
「ゲッタァァァァ ビィィィィム」
血のように赤い光が敵の体をなめ尽くすと、そこに残ったのはロボットの外装とわずかな骨組みだけだった。 今回は以上で終わりっす
不定期になると言っておいてからに定期的に来てるのには突っ込まないで欲しい
これでも自前のパソコンは触ってないんだ……
あと途中で誤字見っけて直したからまだどこかにあるかもしれない
あったらスルーしてほしい
今後殺陣はひと段落でしばらくタワー内の描写が続きます
そろそろ中盤なんでいろんなものがぼちぼち動きだしていくよー
そろそろ時間見っけて投稿見直しながら次回作構想を練ろうと思う
アイディアだけはあるんだけどマジで時間がないのをどうにかしたい
時短のために次回はほぼ会話文のSSショートストーリー形式ってのは決めたわ
んでそれに取り掛かる前に肩慣らしで>>135のネタ使って何か短編を書こうと思うんだ
両津と竜馬が絡むなら何かやってほしいネタとかある?
ヤクザでもヤクでも言うならタダだよ 乙
居酒屋で飲んだくれる竜馬と両津
意気投合の後に殴り合い、打ち所が悪く互いに仮死状態に
流石にヤバいと少し焦る竜馬に両さんは「いい機会だから、久々に天国行くか」と言い出す
天国と地獄の運命やいかに
ここまで考えた こち亀ってサブカルネタが多かったと思うのでそれを活かすのを…あんま思いつかない
うーん、所謂パラレル(ややメタ?)への転移ネタで
「あ、どっかで見たと思ったらお前らアニメの中で見た奴らじゃねーか!」
「本当ですね先輩!僕この人達のコスプレ知ってますよ!確か…」
って、現れたゲッターチームをコスプレイヤーと勘違いするけど話が進むうちに実は…みたいな
で最終的にはコミックも現実も、全ては同じ場所に等しく存在している!って感じで締めるとか 掘られ竜馬
腎まら人
ホモで臭し
竿乙女博士
竿乙女ミルク
竿乙女便器
下ネタ博士
貞操ゴール 掘られ竜馬
腎まら人
ホモで臭し
竿乙女博士
竿乙女ミルク
竿乙女便器
下ネタ博士
貞操ゴール こち亀の両津って、神にも勝ったんだよな
新竜馬とはダメ人間成分が似てる気がするし、悪友になりそうだな 両さんは社交性がすごぶる高いけど新の竜馬は一匹狼だよなあ 両さんは社交性がすごぶる高いけど新の竜馬は一匹狼だよなあ >>181
個人的に新竜馬は一匹狼よりかは地域猫ってイメージ
世話好きのおばちゃんとか馴染みの小学生とかから食べ物貰って生きてそう
そういやあの竜馬って性格の割には意外と知り合い少ないよねぇ
ヤクザより強い男ってことで怖がられてんのだろうか 地域猫wwww
確かに一話のフィリピーナ達のやり取り見るとそんな感じだ まあ日常描写がすぐ終わりすぎて表現しきれない感じもする >>184
ゲッターは本当にそういうとこないよな
戦闘面に特化しすぎてるっていうかさ
東映版は日常面も富んでたけどあれ4クール以上あるから描写に余裕ができたんだろうけどせめて2クールぐらいあれば・・・ チェンゲの13年後直後が割と日常してたな
比較的という意味で 日常と言えば、個人的には漫画版竜馬がかなり不遇な気が
新も境遇は似てるけど、漫画版の竜馬は十代半ばで人生の目標無くしかけてるっていうのが
漫画だけじゃないけど、ゲッター乗りっていう使命が与えられたから救われたのかな
宇宙的にはとんでもないことになってしまったが 漫画版は使命感に燃える若者って感じだな
新は…新しい玩具を与えられた無垢な子供というか(好意的な解釈) 隼人に至っては中の人がドン引きするくるいに狂喜してたな
以降大人しいのは、あそこで色々発散できたからだろう 隼人と言えば、中の人の内田さんはコブラの声をやってたな
作中、目・耳・鼻って連中と組んだときにはどうしても隼人の事を思い出してしまったな それはひょっとして:パロディ
>>183
ピーナたち「リョウマちゃんカワイー」
竜馬「ニャー」
ラーメン屋のおっちゃん「竜馬ちゃんラーメンのチャーシュー食うかい?」
竜馬「なーご」
カルロス「おうリョウマ あいかわらずビンボウくさいねー」
竜馬「フシャー」
違和感が完全に虚無ってて草
なんで日常回がないのかと思ったらクール数の問題とはねぇ盲点だった
日常回は見てみたかったな。竜馬の根城が新宿ってことは
隼人は秋葉原の住人なんだろうかねー?(パソコンとオタク的な意味で)
両津とのコラボはいろんな切り口あっていいねぇ。大分面白いものが出来そうだ。
自分の考えたネタもまだ出てないし、こち亀読みながらもう少し色々考える。
一週間開いたけどジーン行きまーす。
今回はちょっと長めに二回分投稿してみる。途中で途切れたら察してくれ すべてが終わった後、竜馬はゲッターでバロゾフのコクピッドを開けた。
そしてインベーダーと融合しながらも、まだ息のあるパイロットをカメラの視界に捕らえ、司令室の隼人へ通信を入れる。
「こいつはどうだ?」
「・・・・・・。」
隼人は険しい顔をして、無言で首を振る。
そのとたん竜馬はコクピッドごと乗員を握りつぶした。
突然の光景にジーンは驚き目を見開く。
先ほど乗員を殺したのを咎めた人間が、今度は自ら人間を殺す。
矛盾が不満だったのではない。
あれほど人の命を重んじるよう説いたはずの人間が、人を殺めたという事実がジーンに衝撃を与えたのだ。
「! 何をしてるんだ。まだ生きてたぞ」
「……こうしなきゃいけねぇんだよ。インベーダーに汚染された奴はこうするしかねぇんだ」
ゲッターの手から流れ落ちる血のように、真紅に染まったマフラーをまとった人間は
まるで自身に言い聞かせるように答えた。
モニターの中の隼人は、いつものように表情を崩さず冷徹に立っている。
死神のように重苦しい黒色を背負った男、隼人はジーンにモニターの向こうから暗い目を向ける。
「ごく稀に生かすことはあるが、一生実験動物として生きていくよりはずっと人間らしい死に方だ」
「これが適材適所の意味というわけだ。これこそが貴様を真ゲッターに乗せてやった理由だ
そこで存分に人を殺すがいい。それがお前の役割だ」
ジーンは何か言おうとしたが、言葉が出てこずに、ただひたすら押し黙ることしかできなかった。
タワーに帰ってくると、真ゲッターはそのままドックに入れられ、ジーンも問答無用で医務室に直送された。
ジーンは徹底的な検査を受けたものの、脱水症状以外には特別な問題はなく、
今はローブ姿でベッドの上でくつろいでいる。 渡された清涼飲料水の容器を片手にベッドで手持無沙汰にしている姿は、まるで休日の一幕のようだ。
そして医務室には先客がいた。
彼は包帯でぐるぐる巻きにされていたが、強い眼光を放つ碧眼は、相変わらず隠せない。
暇を持て余しているジーンは、自身をにらみつけてくるシュワルツに近づいて言った。
「お前、生きてたのか?」
「フン、死に損なって悪かったな」
「とどめを刺してやるべきだったか」
皮肉のつもりで声に出したセリフは怒号ではなく、消え入りそうな声で返される。
「ああ、その方がありがたかったぜ、俺にはもう何も残ってねぇからな」
「妙にしおらしいな、どういうことだ?」
「またゲッターに助けられちまったからだ。また俺だけがのうのうと生き残っちまった」
「ゲッターゲッターと、ずいぶんと嫌われたものだな」
「当然だろう。日本人の作ったゲッターロボ。あの赤い悪魔のせいで俺はすべてを奪われた
だから俺はここで戦ってたんだ。同じ奴は大勢いるさ」
「俺の祖父は日本兵に殺されて、親父の会社は日本人に潰されて倒産だ。
そして早乙女研究所の奴らは最後に、よりによって俺の国を奪っていきやがった
ランバートや、ほかの仲間だってそうだ。俺は必ずあいつらの敵をとってやる」
包帯を巻いた手で服の端をギリギリと握りしめているシュワルツから目を離し
ジーンは遠くを見る。
ここではないどこかを
確かに存在した過去ではなく、まるで見たことのない場所を思い浮かべているような、そんな表情をして。
「私にはわからんな。血縁の人間はともかく、国に執着する思いというのは」
「なんだと」 バカにされたと思ったシュワルツはジーンをにらみつける。
しかしその顔に浮かんでいるのは寂しさだ。
孤独であることをかみしめるようにジーンは言葉を紡ぐ。
「私はこの世界しか知らん。地上に国というものが存在して、都市という場所で
人々が防護服もつけずに生きていたことは知っている。だが実感となると、皆無だ
国というのはそんなにいいものなのか?お前がそれほどまでに執着するほどに」
「いいなんてもんじゃねぇよ。タワーの乗員のくせに早乙女の反乱の前を知らねぇなんて、日本人はクレイジーだぜ」
「知ってはいるさ、知識としてな」
ジーンは肩をすくめ、いつものように生意気な笑顔を作った。
だがそれ以上何も言おうとしないジーンに、さすがに何かを察したのかシュワルツはポツリと言った。
「あんたにもいろいろあんだな」
9
ジーンが医務室に連行されていき、残された竜馬と武蔵は竜馬の部屋に戻ってきた。
次の哨戒までには間があるが、いつ緊急出動がかかるかわからない。
少しだけでも休もうと竜馬の部屋兼ゲッターチーム共用の部屋の奥の寝室に向かおうとすると、
扉を開けてすぐの簡易ミーティングルームで隼人が待ち構えている。
竜馬は当然渋い顔をした。
「おめーの部屋はここじゃねぇだろ」
「ここはお前の部屋だが、ゲッターチームの部屋でもある。
何度も言うようだが、俺はゲッターを降りたつもりはないぞ」
竜馬が何か言おうとする前に、隼人は琥珀色の液体が満たされたボトルを差し出す。
竜馬はそれを受け取ると、急に機嫌を治し一転して隼人が部屋にいることを認めた。
「へへへ、なんだ、持って来たんならそう言えよ。これにはかなわねぇや。なんせ百薬の長だからな
ネーサー基地の土産の中に肴があったはずだ。持ってきてやっからちょっと待ってろ」 ご機嫌な竜馬が物置に引っ込んでる間に、武蔵がグラスを並べ先ほどの琥珀色の液体を注ぐ、
そして隼人は竜馬の持ってきたハムを切り分け皿に盛りつけた。もちろん武蔵の分は多めに
酒の肴の用意を手早く終わらせた隼人は、部屋の隅のホワイトボードを引っ張り出してきて、マジックで書きなぐる。
各々の手元に酒と肴がいきわたったことを確認して隼人は切り出した。
「さて、旧ゲッターチームの作戦会議といこう。今日の議題は新人の評価だ」
名前を呼ばず新人とだけ言った隼人に、竜馬は不穏な気配を感じ、武蔵は不安そうな顔で尋ねる。
「あいつはどうなってるんだ? まさか、あのまま死んだなんてことは」
「奴の状態については先ほど報告が上がってきた。命に別状なし、後遺症もなし
嘔吐が原因と思われる脱水症状は見られたが、休養で回復するそうだ」
武蔵は胸をなでおろすが、竜馬は釈然としない。だが構わず話は進む。
「真ゲッターも、もう使える状態になっている。これでいつでも出動できるな」
事務的な対応をする隼人に竜馬は違和感を覚えた。
しばらく考えた竜馬は違和感の原因に思い当たる。
隼人は無駄な行動をとことん嫌う人間だ。
誰でもできるような仕事をわざわざ自分でやりに来たりしない。
そんなことをするのには何か理由がある。
そう感じた竜馬はしびれを切らして隼人に言った。
「なぁ隼人。俺らに言いたいことあるんならはっきり言え」
竜馬に問われた隼人は、笑うかのようにゆっくりと口角を上げて歯を見せた。
高等な人間の笑いというよりも、動物の威嚇行動のような、機械的で不気味な動きだ。
並みの人間なら卒倒するのではないかと思うほど、威圧感のある笑顔を見せながら隼人は言う。
「お前らはあいつをどう思う?」
常人ならば背筋が凍るであろう圧力をものともせず、竜馬たちは率直に答えた。 「どうってチームの一員になったんだろ? だったらよろしくやるだけだ。
初陣にしてはなかなかだったんじゃねぇか」
「根性あっていいと思うぜ。オイラとしてはもうちょっとボインちゃんだったら良かったな」
すでに酒が入っているせいか二人ともいつも以上に率直になっている。
そんな二人の言動に隼人は冷や水を浴びせた。
「そうか、だが奴は正式なパイロットには出来ん」
「ふぁ? どういうことだよ」
ハムを口に入れていたために間抜けな声を出した竜馬に、隼人は溜息をつく。
「簡単だ。奴が命令違反をした。それだけのことだ
友軍への通信をいきなり切ったときはヒヤヒヤしたぞ
何しでかすかわかったもんじゃないような。
あんな危ない奴をゲッターに乗せられるか」
最後を一息に言った隼人は琥珀色の液体を一息に飲み込む。
竜馬は、その発言にピタリと動きを止めた。そして同じように武蔵も固まるしかなく
二人は同じことを考えていた。
(これはひょっとしてギャグで言ってるのか?)
ゲッターに乗る前の隼人はもともと活動家だった。
活動家というのはスポーツ万能で活発だったとかいう生半可な意味ではなく、
政治的目的のもとに敵味方問わず、多くの人間の命を奪っていたほうの活動家である。
政府でさえ手を焼くテロリストの頭を張っていた男。
そんな隼人から出た信じられない言葉に、二人は溜息交じりで言った。
「お前がそれを言うのかよ」
「それは本気でいってんのか?それともひょっとしてギャグで言ってんのか?」 オブラートに包んだ表現をした武蔵と違い、率直に自分の意見を述べた竜馬は、
隼人が自分を睨み付けて胸倉をつかんでくることで、やっと本気だとわかり
その内容に抗議した。
「確かに一人じゃ危なっかしいけどよ。あいつはやれるぜ、俺が保障する」
「おい隼人、いくらなんでも1回で決めんのはむちゃくちゃだ。もうちょっと様子見てからでもいいだろ」
二人がジーンを擁護するのも聞かず、隼人は声を荒げる。
「ダメだ。ヤツは後方支援に回す。能力もない上に言うことも聞かないと来た
そんな奴をタワーに置いておくのは危険極まりないだろう?
それに考えてもみろ。あんな狂犬を飼ってやろうなんて酔狂な奴がこのタワーのどこに居る?」
そう言った隼人の口元が悪意に歪む。
言葉の端々ににじむ嘲笑に、竜馬は隼人の悪意を敏感に感じ取る。
確かにジーンは、とてもまともとは言い難い性格だが、隼人の言い分は輪をかけて理不尽だった。
「私怨」と言っても差し支えないほどの理不尽な攻撃性。それを見抜いた竜馬は引かない。
普通の人間ならば厄介払いができたと喜ぶかもしれない。
だが義理堅い竜馬は、一旦身内になった者への不当な扱いは許しておけなかった。
言うだけ言って立ち去ろうとする隼人の前に、堂々と立ちはだかって言う。
「なら俺がアイツを鍛えてやる。それなら文句ねぇだろ?」
「なんだって?ハッつねづね馬鹿だと思っていたが本当に」
「あー案外いいかも知れねぇな。アイツ竜馬の言うことなら素直に聞くもんな」
「武蔵。おまえにはもう少し常識があったと思ったがな」 「アイツがかなりのハネッかえりだってのは分かってる。けどその分、戦いのセンスは十二分にあるぜ
何より今日の戦いを見てたろ?初めて組んだとは思えねぇ動きだった」
「どうしてもか?ほかにも候補は」
必死に食い下がってくる竜馬に隼人は幾分弱気になる。
そんな彼に竜馬はとどめの一言を放った。
「俺はアイツが気に入った。今までの代役の誰とも違ってやりやすい
まるでお前と組んでるみてぇでな」
「! ・・・・・・。そうか。分かった。お前がそうしたいなら好きにすればいい」
隼人はショックを隠そうとでもするように手元の酒を一気に煽り、そのまま席を立つ。
武蔵と竜馬の部屋を後にすると、自身がいるべき場所。司令室へ歩みを進めた。
その途中、酒のせいで口から無意識に独り言がこぼれ落ちる。
「お前の言うことだけは聞く……か」
「それが問題なんだ」 以上で今回の分は終わりっす。
いやー久々に読み返したらこの隼人は怖いね。
書いてて楽しいけど素に戻ったら「ヒィィ」ってなるわ
中盤に入って全体的になんかきな臭くなってきて、
謎も増えたけどあんま気にせず、むしろ謎なんて気のせいだと思っておけばいいさ
(※作者が火元である)
部分的に魁!男塾になってるのは気にしてはいけない(戒め)
あ、言い忘れてたけど9から先が次の章ね。
じゃあまた来週〜
来れるといいな 保管庫にあるゲッターとバキのクロスで思い出したけど一昔前に2ちゃんねるで勇次郎VSスレが乱雑してた時に勇次郎と竜馬やゲッペラーがどっちが強いかってのがあってさ
鬼パンチでゲッペラーを粉々にできるとのたまう勇次郎信者がいて苦笑いしてたなw
ちなみに勇次郎VSうんこや便意では勇次郎は完全敗北しててもう腹よじれるくらい笑ったわw ラ=グースと時天空って、時天空は描写不足だからってことで前者の方が格上ってことになってるんだっけ? 勇次郎ネタは改変コピペだらけになるくらいには鉄板のネタだし
いちいち怒ったり笑ってたりしたら呼吸困難で死ぬぞ 勇次郎ネタは強い強いアピールした後に麻酔銃でバタンキューって落ちをつけたりするからな
まあ、麻酔銃たれたときからかなり強くなってるらしいが
竜馬も猛獣用麻酔銃を撃たれて気絶だけで住んでたな まああの状況で麻酔銃わんさか撃たないと倒せない上に即復活するのはむしろ強さを表してるとも言える
竜馬も麻酔銃に抵抗してるし
誰が最初かは知らないけど割とメジャーな強さの表現だよね あの麻酔弾を発射した黒服もかなりの手練れだよな
正確に一発で当ててるし 石川作品でも最強がヤクザだったりするし多少はね?
しかし某年齢スレでも言われてたけど、よく考えると時天空の再生速度ってしょぼい気がする
130億年(?)くらいかけてやっと破片が再生するくらいって
もしかするとドグラやらインベーダーとかあの辺りよりしょぼいんじゃ… 虚無戦記というか仏教とかインド宗教のスケールで考えると130億年というのは本当に一瞬
地獄とか軽いものですら兆単位年月の刑期の世界世界だし ヤクザと言えば、部屋掃除してたらヤクザウォーズを発掘したな
「ヤクザは無くならなかった!」
ってフレーズが説得力がありすぎる つまりそのYAKUZAどもが束でかかってきてもかすり傷くらいしか負わない
新宿竜馬は化け物ってことだな(確定的事実)
>>203
遅くなったけど乙サンクス
次はリョウのほうに視点を移します。
今回はマジのラブコメ?っぽくなるんで
見直しで目が滑ること滑ること……エロスってこれでいいのか?(適当)
読まなくてもシナリオには関係ないんで
趣味じゃない人は飛ばせばいいよ
じゃあGENEいきまーす タワーでのひと悶着が終わったところで、ネーサー基地のリョウたちに目を移そう。
彼女らはかなり前に到着していたものの、病院施設でインベーダーについての
検疫検査をしていた関係で、今まで施設内を自由に歩き回れなかったのだ。
忘れている人もいると思うので補足しておくと
この世界のネーサー基地は地下深くに存在しているドーム状の物体の内部に作られている。
リョウ達が来るべき日に備えてゲッターロボの操縦訓練を受けていた地下施設を転用したのだ。
もともと存在していたゲッターロボの整備用プラントや、
戦闘シミュレーション用の広大で豊富なフィールドを転用し、
現在は大規模な病院施設をはじめとして、タワーに送る物資を生産する補給基地が存在している。
地中深く埋まっているおかげでインベーダーの侵攻や地上のゲッター線の影響から守られているが
それは逆に言えば一度でも侵入されたら、施設を破壊され、放棄せざる負えない状況になるということでもある。
補給基地の労働力として日本のシェルターから避難民を受け入れている現状で、それは絶対に避けなければいけない。
それゆえに必要な措置だったが、そんなことを理解する脳みそを持っていないリョウは
理不尽に待たされたと思い、さらに不満をため込んでいた。
引っ越しのために私室に引っ込んだケイと別れ、リョウは一人所長室に怒鳴りこむ
「てめぇ! なにやってんだよ!」
「やっと帰ったか。リョウはずいぶん機嫌が悪いな。生理か?」
リョウに会ったハヤトは、怒り心頭のリョウにいきなり皮肉とも取れる言葉をぶつけた。 タワーでのひと悶着が終わったところで、ネーサー基地のリョウたちに目を移そう。
彼女らはかなり前に到着していたものの、病院施設でインベーダーについての
検疫検査をしていた関係で、今まで施設内を自由に歩き回れなかったのだ。
忘れている人もいると思うので補足しておくと
この世界のネーサー基地は地下深くに存在しているドーム状の物体の内部に作られている。
リョウ達が来るべき日に備えてゲッターロボの操縦訓練を受けていた地下施設を転用したのだ。
もともと存在していたゲッターロボの整備用プラントや、
戦闘シミュレーション用の広大で豊富なフィールドを転用し、
現在は大規模な病院施設をはじめとして、タワーに送る物資を生産する補給基地が存在している。
地中深く埋まっているおかげでインベーダーの侵攻や地上のゲッター線の影響から守られているが
それは逆に言えば一度でも侵入されたら、施設を破壊され、放棄せざる負えない状況になるということでもある。
補給基地の労働力として日本のシェルターから避難民を受け入れている現状で、それは絶対に避けなければいけない。
それゆえに必要な措置だったが、そんなことを理解する脳みそを持っていないリョウは
理不尽に待たされたと思い、さらに不満をため込んでいた。
引っ越しのために私室に引っ込んだケイと別れ、リョウは一人所長室に怒鳴りこむ
「てめぇ! なにやってんだよ!」
「やっと帰ったか。リョウはずいぶん機嫌が悪いな。生理か?」
リョウに会ったハヤトは、怒り心頭のリョウにいきなり皮肉とも取れる言葉をぶつけた。 そのハヤトは彼女をチラリとも見ようとせず、書類に目を落としながら事務作業を続ける。
その様子にリョウは、さらに機嫌を悪くしてほっぺをふくらませてむくれた。
「そんなんじゃねーよ! てか俺には一言もなかったじゃねえか」
ハヤトの隣の女性をにらみつけ、小さなネコ科の生物のように、がるるるといかくする。
金髪の女性、秘書官のヤマザキは意味ありげな笑顔で、威嚇してくる小動物を見つめている。
当のハヤトはリョウもヤマザキも見ようともせず、涼しい顔で言った。
「お前に事務作業は向かんだろう」
「それは……そんなのやってみなくちゃわかんねぇだろうが!」
詰め寄ってハヤトの机を両手で思い切り叩くとハヤトは視線を上げ、いかにも面倒そうに手元の書類を差し出した。
「ならば、この漢字が読めるか?」
書類の右上、基地責任者と書かれている下の三文字の漢字を指差しリョウに見せる。
彼女は難しそうにうんうんうなり、何とか頭の中から答えをひねりだそうと無駄な努力をする。
しばらくの沈黙の後、リョウはすねたように言った。
「そもそも俺、字なんて読めねえよ!」
誤解のないように言うが、これは彼女が漢字も読めないほど馬鹿だというわけではない。
彼女はそもそも文字を教えられたことが無いのだ。 元々の計画では彼女は記憶を消され人格を入れ替えられる予定であった。
そんな彼女に文字を教えたならば、自身の運命の書かれた書類を読まれ、計画が遂行できない恐れがある。
だからハヤトはリョウに一切の文字を教えなかったのだ。
そのことはハヤトも頭ではわかっていた。
だが、ハヤトは大げさに失望のため息をつくと、
先ほどの書類の文字を一文字ずつ区切って、いかにも怒ったように読み上げた。
「神 隼 人 ・・・・・・この俺の名前も読めんとはな」
そう言った隼人は書類を机にたたきつけるように置き、目の前のリョウに言った。
「理由なんて簡単だ。お前に一から教えている時間が惜しかっただけだ。これはお遊びじゃない」
ハヤトは冷たくそう言って、また書類に目を落とす。
元々無表情な奴だが、いつも以上に表情を見せない彼にリョウは困惑した。
「なあハヤト。どうしたんだよ。いつもならもっとこう色々あるじゃねぇか」
「出て行ってくれ。お前に居座られたら仕事が進まん」
ハヤトの声は冷たい。それは彼の本来の声色なのだが、リョウに対しては、ほとんど使うことの無いものだった。
今朝まではリョウに対して庇護欲を隠そうともしなかったのに、
急に放り出されて、彼女はどうしたらいいのか分からない。
「ううっ ハヤトのバカヤロー!」 リョウは子供のように癇癪をおこし、そのまま扉を出て駆け出した。しばらく走った後に立ち止まり
廊下の角でちらりと後ろを振り返る。
そのまま少し待ってみたものの、ハヤトが自分を追って部屋出る様子はない。
ハヤトはもう自分を追いかけてきてはくれないのだ。
「なんでだよ。くそっ」
リョウは再び走り出すが、だんだんと足は重くなり、いつしかのろのろと基地の中を歩いていた。
当ても無くふらふらと歩いているうち、彼女の足は休憩室へと向かっていた。
古臭い手動の扉をゆっくりとあけると、中には誰もおらず、がらんとしていた。
元々は、くつろぐためのソファだけが備え付けられた簡素な部屋だったが、
物資の供給量が増えるにつれて、飲み物や菓子類を販売する自動販売機らしき大型の機械や、
人の背丈ほどもある観葉植物。さらには簡易ベッドまでが備え付けられ
いつの間にか数日間篭城することも可能な状態になっていた。
彼女はその部屋にするりと体を滑り込ませると、ソファやベッドなど見向きもせずに、
自動販売機に近づき、そのまま機械と壁とのスキマに挟まって体育座りをした。
猫は暗くて狭い場所を好むというが、まさしく猫のように、器用に物陰に身を隠す。
背中に当たる壁がひんやりと冷たい。その体勢のまま両足を引き寄せ、ぽつりとつぶやいた。
「ハヤトのばか」 そこに一つの影が近づいてくる、革靴を履き白衣を着た長身の男は、開いたままの扉を抜けて、彼女の正面に立った。
自分を見ようともせず、顔をひざにうずめたままのリョウに向けて、男は呆れたように言う。
「馬鹿はおまえだろう」
「ハヤト・・・・・・なんで・・・・・・」
顔を上げると、そこには彼女を上から覗き込むハヤトがいた。相変わらずの仏頂面だ。
泣きそうな声で、言葉を詰まらせるリョウに向かって、ハヤトは棘のある冷たい声で言う。
「お前、俺からこうされる理由に何か心当たりがあるんじゃないか?」
そう言ってハヤトは背を向けた。彼女の答えを待っているようだったが、黙っているだけのリョウに
やがてバツが悪そうに頭をかく。しばらく待った後に、仕方がないとでも言うように、再び彼女に向き直った。
「せっかく体を張って守ってやったのに、あんな態度をされたら、やり返してやりたくもなる」
体を張ってくれたのは先のタワー内でのインベーダー戦でのことだ。
リョウが受けたらただではすまない強烈な一撃から彼女をかばい
しばらくゲッターに乗れなくなるほどの酷いケガを負ったのだ。
その結果、ハヤトはネーサーで内勤しながらの療養の身となった。
そしてあんな態度というのは事態が終わった後の
南極での竜馬との事をいっているのだろう。
手違いからリョウがゲッターのコクピッドに誰かと一緒に乗る必要ができ
その時、自分ではなく竜馬を選んだことを未だに根に持っているのだ。 そのことは彼女も理屈では分かってはいる。
正直やりすぎだったとは思っている。
自分だってハヤトのことは好きなのだ。
だが照れくさくてどうしても素直になれない。
「だってお前嫌だ。いっしょに居るとすぐ変なことするから」
それだけ言ったリョウを長い時間黙って見つめていたハヤトは、何かをあきらめたようにポツリと言った。
「……そんなに嫌だったか。なら、今後はしない」
「ホントか? それなら」
「ああ、今後そういったことは、ヤマザキとすることにしよう」
その一言にリョウの心臓は凍りついた。
ハヤトの声のトーンは相変わらず冷たく。顔も無表情だ。
真意のつかめないハヤトはしばしリョウを見つめたのち、立ち去ろうとする。
リョウはたまらずに、思わず離れていくハヤトの白衣の裾をつかんだ。
「それはもっと……もっと嫌だ! お願いだ許してくれ! 私を捨てないでくれ」
「頼む。一人にしないで……ハヤト」
リョウは、彼女は去っていこうとする男にすがり付き、必死に泣きついた。 ハヤトは動きを止めたが、相変わらず彼女に背を向けている。
しかし彼の口元はゆっくりと上がり、リョウには見えない位置で、
いつものように自信に満ちた笑みでニヤリと笑った。
(これで俺の勝ちだ。悪く思うなよリョウ)
相手の言質を取って有利に立ち回る。それはハヤトの能力なら、もっと簡単に出来ることだ。
だが、ただ言わせたのでは面白くはない。あれも女ならば、相手のためにも
それらしいシュチュエーションとやらを用意してやらねばならないだろう。
そう考えたハヤトは綿密な計画の上で、わざと冷たい態度を取ったのだ。
つまり今までの行動はすべて演技だ。
(さてと、これからどうしてやろうか)
ハヤトの頭脳は高速で演算を始めた。ここまででも十分な成果だが、もう一押しすれば
今夜のうちに彼女を完全に自分の所有物に出来るだろう。何通りものシュミレートの結果を脳内で吟味する。
自分の手に落ちた彼女を想像したハヤトは、興奮に目の色が変わるのを隠して言った。
「なあリョウ。今夜は久しぶりに一緒に寝ないか?」
振り返ったハヤトの顔に笑顔が浮かんでいる。彼女は許してもらえたとばかりに子供っぽく喜んだ。 「ほんとか! じゃあ部屋で待っ」
待ってる。そう言いおわらないうちに、彼女の視界がぐるりと回った。
ドンという音と共に、壁に縫い付けられ、身動きが取れなくなる。
ハヤトによって、壁に押し付けられたのだ。
俗にいう壁ドン状態である。
おまけにちゃっかりと片手をつかまれていた。
長身の相手に逃げ道をふさがれていて逃げることも出来ない。
混乱する彼女の顔に、ハヤトは自身の整った顔を近づけて言った。
「上官を私室に呼びつけるとはいい度胸だ。お前が俺の部屋に来い」
そう言ったハヤトは勝ち誇ったように意地悪く笑う。
ずる賢いハヤトは知っていた。女性は本能的に相手の笑顔に逆らえない。
リョウも例外ではなく、ここまですれば彼女も自分の要求を拒めないと知っている。
俺はお前よりも強いのだから、俺の下に居ろという無言のメッセージは強者の特権だ。
余裕があるからこそ半ば無意識にこぼれる笑顔が最強の武器になるのだ。
ハヤトの自信に満ちた顔にリョウは恥ずかしくて、目を合わせていられなくなった。
目を伏せる彼女をよそに、ハヤトはゆっくりと彼女の紅潮した頬をなであげる。
「当然の成り行きだろう。こんな顔をしているお前を黙って帰すわけにはいかん。ほかの男に渡すつもりはない」 「わ私は」
ハヤトは彼女のあごを優しくつかみ上げ、次の言葉を発しようとする口を自身の口でふさいだ。
長い沈黙の後、彼女から体を離したハヤトが言う。
「答えは部屋で聞く。行くぞリョウ」
そう言って引きずられるように連れてこられたのは、ハヤトの所長室の隣にある仮眠室だ。
最低限の生活スペースの個室に狭苦しいベッドが1つだけある。
ヤマザキを帰らせたハヤトは、リョウをベッドに座らせてスキンシップを始めた。
「すまんな。まだ私室に帰る余裕がないんだ。仕事が残っていてな」
「なら無理に今日しなくたって良いだろうがよ」
「いいのか? 貴様が私室に戻るようならヤマザキを呼び戻して……」
そこまで言って、リョウが体をこわばらせたのを感じ取ったハヤトは、満足げに目を細める。
「安心しろ冗談だ。心配するな。初めてなのは分かってるから優しくしてやる」
そういって笑うと、体を好き放題に蹂躙しはじめた。
一通り感触を楽しんだのちに、ハヤトがことの次第をリョウに説明した。
「ヤマザキ、いやヤマザキさんから提案があったんだ。彼女と俺で割り切った関係を持つつもりはないかとな」 ハヤトは行為の間に、まるで言い訳のように頼んでもいない一部始終を説明した。
「正直に言って迷った。お前が魅力的でないという意味ではなくてな
お前に本当に好かれているのかどうか自信が持てなかった。そういう意味での迷いだ」
「そして一芝居打つことにした。というわけだ」
「わからねぇよ」
すねてそっぽを向こうとするリョウに向け、隼人は彼女の耳に顔を寄せ、柔らかな心に凶器を突き立てるように言った。
「芝居の結果、お前が俺を選ばんのなら、俺はお前を捨てるつもりだった」
その言葉にまたリョウの体がこわばる。ハヤトは優しく撫でて彼女を落ち着かせた後、また耳元で甘く囁いた。
「だが、お前が俺を選ぶなら俺はお前を裏切らんぞ」
ハヤトは狡猾だ。まるで野生動物が獲物に牙を突き立てるように少しづつ反抗心をそいでいく、
獣のように本能で相手の喉元に噛みついて、穏やかに窒息死させるように。
彼の獣のように強い攻撃性と支配欲は、好意という外套を着て愛情に代わったが、
ハヤトの基本的な性格である攻撃性は今後も本質的に変わることはないだろう。
物事に永遠はないように、この甘い優しさも永遠には続かない。
だが、愛する者がいるということは、守るべき相手がいるということは
ハヤトの心にとってかけがえのない財産になるだろう。
そのことだけは変わりようのない事実だ。
存分に好意を確かめあったのち、ハヤトはリョウに一つの鍵を渡した。
「この部屋の合いカギだ。今後お前は俺と同じ寝室を使え。いまさら異論は認めんからな」
そこにあったのは普段と変わらない尊大な態度だった。しかし鍵を渡したハヤトの手が
かすかに震えていたことにリョウは気が付いていた。 以上で終わりっす。
ヤマザキに汚れ役させてしまってすまないと思っている。
でも考えてほしい。秘書と上司の不倫って燃えるじゃないかと(ダメ人間の思考)
ちなみにこのハヤトは多分に嘘をついてるって設定っす。
事実を限りなく自分に有利に話を盛ってる。
どこまでが嘘でどこまでがホントなのか
それは暇だったら考えてみてもいいんじゃないかな。
(つまりわりとどうでもいい)
さて自分はヤマザキにちょっと眉間撃ち抜かれてくるんでこれで(ッダーン 微妙な出来でスレ止めてしまってすまん
外伝にするか迷った内容なんでwikiにはまとめないことにする。キスまでは明確に書いてもセーフかと思ったけどやっぱゲッターにエロは合わんな。
んで話変わるんだけど今再放送されてるウルトラマンダイナみてるんだ。ウルトラマンが3タイプに変身する上に3つの戦闘機が合体したり分離したりして戦うんだけどクロスオーバーで一緒に怪獣退治ってのも面白そう ウルトラマンだと、ウルトラセブンも相性よさそう
ウルトラホークは分離・合体するし、敵ロボットのキングジョーは言わずもがなで
あと、世界観がハードなところも合いそう
地球が常に狙われまくってるから防衛軍がサツイ多めなところとかも >>228
>やっぱゲッターにエロは合わんな
偽書「」 634姉貴ほんとすこ
多分連載が続いてれば、何かのタイミングで死んでたかもだけど(「まだ生きてる」という台詞から) >>230
あっ(察し)
ハハハ自分の読みの甘さと能力不足を認めたくないばかりに記憶を改変してしまったぜ
(こち亀に)切り替えていく
やっぱりあのムサシも死ぬのか。死に方が想像出来ないけど出来ないほうが幸せな気がする
今週も元気に GENE行きまーす リョウ達に一段落ついたところで、話を前線基地のタワー内へと戻そう。
タワー内での生活は基本的に土足だ。
タワーが完成した経緯から搭乗員に日本人が少ないということもあるが、
靴を脱いだり履いたりしている時間を節約するという合理的な面もある。
そんなタワーの中に唯一、土足厳禁の部屋がある。
その部屋は純和風の道場のような造りだ。
一面畳張りで、奥には神棚まで備えられていて、畳に使われているイグサの新緑の香りがいつも漂っていた。
その純和風な雰囲気に似合わない二人が向かい合って座っている。
ぴっちりしたパイロットスーツに身を包んだジーンと、火薬のにおいが染み付いていそうなコートを着た竜馬だ。
こんな場所だからか二人とも靴を脱ぎ律儀に正座をしている。
話している内容は簡潔だ。彼女の今後の身の振り方、特に身体の強化計画についてだ。
裏ではすでに投薬とスーツの改良の措置が取られることになっているが、それだけでは十分ではない。
何よりもジーンにゲッター乗りとしての精神を叩き込む必要があった。
修羅場を幾度もくぐってきた竜馬から見て、この新人の戦い方はどうも甘く見える。
それが優しさや経験不足からくるものなら仕方がないと考えただろう。
だが竜馬には、その甘さがゲッターに乗る重みを知らないせいのような気がしてならなかったのだ。
「今日からお前に 俺の戦い方を教えてやる。
『二の太刀要らず』ってきいたことあるか? 俺のじいさんの口癖だった言葉だ
俺は顔も見たことねぇんだけどな。九州で居合いの師範をやってたらしい。相当強かったらしいぜ」
竜馬の口から語られる自慢とも無駄話ともつかない語りをまじめに聞いていたジーンは
竜馬が黙ったのを確認してから厳かに口を開く。
「示現流という剣術の一派の口伝だな。『二撃目は必要ない』という意味で
現代語訳するならば『一撃必殺』といったところか」
即座に答えたジーンに、竜馬は感心した様子で話を続ける。
「ほぉ。知ってんなら話は早ぇな。要は敵は一撃でしとめろってことだ」 「一撃で葬ればそれだけ時間も体力も食わねぇ
二発三発かけちまうと負担も二倍三倍になっちまうからな
二発目を出す暇があんならその力で他の奴らを殺った方がいい」
「なるほど、示現流の初太刀は受けずに外せと言われただけはあるな。
まともに受けて刀が叩き折られることもあったらしい。運が悪ければ刀ごと叩き切られたとも伝えられているな」
「そうなのか? 俺は刀使わねーからそこまでは知らねぇな。
次に戦いは素手が基本だ。武器に頼るような戦い方は絶対にすんな」
「武器を使わないのか? 格闘戦で素手は圧倒的に不利だぞ?」
ジーンはまた口を挟む。だが竜馬は嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうにしている。
強くなりたいという意思がその目に確かに宿っている。それを見るのが楽しかったからだ。
「おめぇは不利だったら逃げんのか? いいか俺らは軍人だ。一番槍でもあるが壁役にならなきゃいけねぇこともある。
真っ先に突っ込まなきゃいけねぇ時もあれば、俺らにとって不利な相手と戦ってでも
味方のために時間を稼がねぇとといけねえ事もあるんだ。
素手での立ち周りができんなら、どちらにせよ早々負けちまうことは無ぇだろ」
「勝つための戦いではなく守るための戦いというわけか、面白い」
「そういうこった。さて座学はこのくらいにして、よっと」
そこまで言った竜馬は腕の力で跳ね上がり、ゆるりと立ち上がる。
その顔にはあの不敵な笑いが張り付いていた。
そして全く力まずにあの構えを取る。 人並み外れたバランス感覚、そして野獣にも勝る五感は
たとえ力まなくとも、隙を見せることなどあり得ない。
「さぁてさっそく実践だ。俺に勝て。それまでゲッターには乗せねぇぞ」
「望むところだ」
ジーンも負けじと立ち上がったところで扉が開き、意外な人物がやってきた。
「竜ぉぉぉ馬ぁぁぁ!貴様リョウに何を吹き込んだ!」
「おめぇは隼人。じゃなくてハヤトかよ! お前なんでこっち居んだよ!」
ネーサー基地の所長に収まっているはずの男は、在りし日の隼人そっくりのパイロットスーツを身にまとい
被っていたヘルメットをぶん投げてきた。突然のことに竜馬が面食らっている間に
そのまま一直線に竜馬に向かってきて、むんずと胸倉をつかむ。
「貴様がリョウに言ったということは割れているんだ。俺のリョウに何てことしてくれたんだ!」
「は な せ 俺がなにしたってんだよ!」
「とぼけるな! 純粋なリョウに下ネタを教えた上に、俺に聞けと言ったのはお前だろう!」
「は? おい何の話だ?」
読者はきっと忘れているだろうが一言で片付けるなら、さくにゅうコーヒー吹き出し事件のことである。
リョウがジーンの言っていた「搾取」という言葉を「搾乳」と勘違いし、帰ってハヤトに意味を聞いたところ
ハヤトが読んでいた書類に、ちょうど飲んでいたコーヒーをぶちまけ台無しにした事件である。
事件のあらましはこうだ。
今朝ハヤトが仕事を始めたときに、起きがけのリョウが何気なく口にした一言が事件の発端となった。
しかもたまたま手に取っていたのが、かなりの重要書類で替えがきかないものだったばかりに、
こうしてハヤト本人が、わざわざタワーに来る羽目になったのは竜馬にとって不幸中の不幸である。
「誤解だ……。冤罪だ……。俺は何もしてねぇ!」 「おい」
「何が誤解だ! 隠し立てすればただじゃおかんぞ!」
「とりあえず内容を聞こうか。ハヤト」
竜馬にかなりの剣幕で向かっていたハヤトの肩を、ジーンが力の限りぐいと押さえつけた。
骨を砕かれるような強烈な痛みにハヤトはその相手を叩き伏せようと振り返る。
その時のジーンの顔は正しい意味での天使。ソドムとゴモラに死を与えた破壊の天使そのものだったと
後にハヤトは語った。
誤解はすぐに解けた。その場に居合わせていたジーンがその時の状況を詳細に覚えており、
細部の会話を完全に再現したことで、リョウの方に落ち度があることが明白になったからだ。
あれだけ怒っていたハヤトは、先ほどまでとは違い平謝りだ。
「すまない。すまないと思っている」
「……ったくよぉ。なんで本物の隼人も、お前も、そろって俺に冤罪着せようとすんだよ
それも遺伝子に組み込まれてるってのか? ったくやってられねぇぜ」
「本当にすまん。埋め合わせは必ずする。何か早急に必要なものはあるか?」
「じゃあ酒。あとつまみも忘れずにな。俺じゃなくゲッターの整備やってる連中に届けといてくれ
最近だいぶ無理させちまってるからな」
「了解した。すぐ手配する。これで許してくれるか?」
「どうすっかなぁ〜。かな〜りひでぇ言われようだったからなぁ」
「まぁまぁこういってることだし、許してやれって竜馬」
むくれている竜馬に対して、いさめているのは武蔵だ。
司令官のほうの隼人と今後の作戦を練っていたところ、ジーンからの緊急コールで隼人が呼び出されると
面白そうだからとそのままついてきたのだ。 その後ろからコールで司令を呼び出したジーンと呼び出された隼人が好き勝手なことを言っている。
「急に呼び出されたと思えばお前か。竜馬そのような遺伝子は
今のところ学術的に確認されていない、見つければ大発見だな」
「私にはハヤトがなんで怒ったか全くわからん。
全容は理解しているはずなんだが、司令官殿はどういうことかわかるか?」
「……それ以上男のロマンに踏み込んでやるな。面倒なことになる」
元から空気が読めない人間のクローンが三人そろってしまった空間は、色々な部分が痛い異様な状況になっている。
もしここに頭痛、胃痛、そして厨二病を患っている人間を投入したら、すべてが全滅して生きて帰っては来れないだろう。
隼人もそうだが、敷島博士や早乙女博士等のなまじ実力のある厨二病ほど厄介なものはない。
あまり長く一緒にいない方がいいことを察知した司令官の隼人が、やっと落ち着いてきたハヤトに話しかける。
「お前がわざわざこちらに来たということは俺に用事があるんだろう? 何があった」
「ああ実はその、色々あって書類が読めなくなってしまってな」
そこまで言った隼人は口ごもった。ハヤトが直接こちらに来たことで書類の内容を理解した隼人は
いつにも増して険しい顔で言う。
「どっちだ? アリアドネかパンドラか」
「機密だろう? ここでその話はまずいんじゃないか」
「かまわん。ここに居る人間は嫌でも関わることになる」
「ならば言うか。アリアドネのほうだ」
「そうか。執務室に戻って書類を取ってくる。それまでお前はここに居ろ」
そう言った隼人は返事も聞かずに部屋を出ていった。
唐突に意味の分からない単語が出てきた結果。 一同は当然のごとく興味津々にハヤトの周りに集まってきて質問攻めにする。
「なんだなんだ? 何の話だ?」
「アリとパンがなんだって? アリとキリギリスなら知ってんだけどよ」
ハヤトは目をそらして沈黙している。その横でジーンが
先ほどの会話から推察可能な情報をまとめ、的確に推理した。
「アリアドネとパンドラ。どちらもギリシャ神話に登場する女性の名だな」
「アリアドネは英雄の手引きをし、迷宮の奥底にいた怪物の退治を助けた女性だ。
その故事から解決策のことを「アリアドネの糸」と呼ぶことがある。
そして、パンドラは非常に美しい女性でありながら、その美しさゆえに周囲に災いをもたらした。
自らの嫁入り道具「パンドラの箱」の中から災厄を呼び出し、世界に混沌をもたらした女性でもある。
正反対の性質を持っている人物の名前を使用しているのは興味深いな」
「パンドラの箱の底には希望が眠っているという異説もある。
伝説になぞらえているのであれば、
おそらくはインベーダーを倒す作戦と利用する作戦があるんだろう」
名は体を表すというが、作戦名のみから核心に迫るその言葉にハヤトはたまらず口を開いた。
「! ……当たらずとも遠からずだ。大きく外れてはいない」
「インベーダーを利用ってのは穏やかじゃねぇな。
知りたいところだが、そのうち嫌でも知りそうだからまだ聞かないことにするぜ
俺たちに関わるってのは?」
「俺はそこまではわからん。なんせタワーのことは何も知らされていないからな」
「秘密主義ってやつか。ったく肝心なことはいつもてめえの腹の中ってわけかよ」
竜馬はその場にいない男を思い浮かべて憤慨している。
よほど怒っていたのか、背後からその男が戻ってきたことに珍しく気が付いていなかった。 「そこはミステリアスと言って欲しいものだな」
「うぉっっびっくりさせんじゃねぇ!」
竜馬が自分の悪口を言っていたのを聞いていたはずの隼人は
竜馬に言い返すでもなく、書類の入った茶封筒をハヤトに渡すと言った。
「確かに渡したぞ すぐに持ち場に戻れ」
ハヤトとしては客としてのもてなしを期待してはいなかった。
しかしせっかくこちらまで来た以上ゲッターチームと直接話をすることを望んでいた。
そのついでに情報を交換したかったのだが、上官である司令官の隼人に帰れと言われれば帰るしかない。
不服ではあるが、仕事が残っていることもあり、
ハヤトは秘密のエレベーターで一人格納庫へ帰っていった。
「秘密主義か。俺でさえ信用できないというのは、いいのか悪いのか」
ハヤトは皮肉めいた笑いを浮かべながら、持ち場に帰ろうとする
そのついでに何の気なしに先刻から浮かんでいる疑問を口に出した。
「インベーダー……奴らはゲッター線に引き寄せられている。だからゲッターロボを狙ってくる
そう思っていたんだがな」
「だが思い返してみれば奴らは唯一、ゲッターロボから回避行動を取っている
俺の設計したGENE型ゲッターからだ。
そうなるとゲッター線に引き寄せられているという前提が崩れることになるが
これは大層な矛盾だ」
「炉心は旧ゲッターとほぼ同じ。武装は工夫してあるが必要なゲッター線の総量は少なくはない
むしろ変形でドリルを形成する瞬間に多くのゲッター線をまとうはずだ。
真ゲッターほどの性能は出せんが、旧ゲッター程度の性能は確保している以上、戦力として
無視できるほど弱いわけでもない。
ゲッターロボと比べて劣っていることといえば……水中戦が不可能なことぐらいか」 隼人としては女性達――約一人は自分のものにする予定だった――を乗せる以上とにかくパイロット
が被弾するリスクを無くしたかった。その結果攻撃を受けることを前提とした三号機形態
を無くしてまで真ゲッターに迫る速度を追及したのだった。
その過程で水中への適性も切り捨てたのは必然だ。
水は見た目に反して粘性が高く、半端な硬度の物体が水中で高速移動しようものなら
バラバラになるのは避けられないほどだ。
それを防ぐために装甲を強化すれば重量が増し被弾するリスクが増すのだ。
現在までインベーダーに水中型が確認されていない以上、措置として妥当でもある。
「奴らが俺のゲッターを狙わない理由。それの意味するところは何だ?
ゲッター線に関係がないとしたら、そもそも奴らはどうやって
ゲッターロボを識別し攻撃してくるんだ?」
いつの間にか立ち止まって考えていたハヤトは
そのことに気付き、苦笑いして再び歩き出した。
歩調は目に見えて軽くなり、見ようによってはスキップのようにも見える。
「さっぱりわからんな。
ゲッター線もインベーダーも興味は尽きん。まだまだ楽しめそうだ」 以上で終わりっす。
今回の回はリアル知識盛りまくったけど盛りだくさんすぎたような気がする。
こういうのって書いてる方は楽しいんだが読んでる方にとってはどうなんだろうか?
竜馬の設定はテレビ版の剣術の師範の息子と漫画版の空手家の息子を適当に混ぜてみたよー
九州で剣術っていわれるとやっぱり薩摩隼人しか思い浮かばないのでこうなった
一撃必殺はやっぱ戦いの美学だと思うんだ(ハンドキャノン厨火力至上主義)
またらいしゅー >>94
亀だがちびまる子ちゃんの花輪君も相当なスペック持ちなんだよな
一生涯約束されたセレブで通信簿オール5の成績優秀でスポーツ万能で知識人、それどころか武術、護身術にも精通していているし
多少自慢する癖があるけど基本的に誰でも隔てなく接して女子にモテモテだしな 唯一の不得手が習字だっけか
ただ、それも絶妙に崩れたバランスのせいで芸術作品として認められてたような 花輪くんは金持ちなのは知ってたけどそんなに何でも出来るんだ。習字苦手なのかー知らんかった。
ちびまるこちゃんと言えばナレーションのキートン山田さんが昔テレビ版隼人をやってた人と同一人物だって聞いたのが色々と衝撃だった。
言われてみれば声似てるけど同じ人とは思わないだろ 主人公の一人(隼人)と敵のレギュラー(ガレリイ)が同じ声ってのも珍しいかもね(当時はそうでもなかったのかな?) 「なんで新ゲの隼人はゲッターを追い求め選ばれるのを望んだのに、逆に拒否した竜馬が見込まれたのはなぜか」と考えたことがあるが、
「主人公だから」とかを抜きにして個人的にドラゴンボールのベジータが悟空を越えることはできなかったのかと同じような立場なんじゃないかなと思うんだ
つまり 連投ですまん
つまり竜馬=悟空、隼人=ベジータと置き換えるとして、身体能力、戦闘能力もほぼ互角、そしてそれぞれ共通するのは、
竜馬、悟空=基本的に良いも悪いも本能的で純粋、精神的に余裕があり様々な刺激を吸収して伸びしろがある
隼人、ベジータ=対照的にクールで理知的で初めはこの二人よりも能力が高いが、プライドが高く精神的に余裕がないからそれが仇となって伸びしろがあまりない、すなわちこの二人に結局抜かれてしまう
こんな感じかなと思うがあくまで個人的な考えだけどみんなはどう考える? 竜馬の場合は竜馬自身の反骨心がゲッター線を更に刺激して、
それに竜馬が更に反発するっていうループが組まれてるような気もする サーガとかを見るに、選ばれたいじゃなくてあくまでゲッター線のことをもっと知りたいスタンスだと思う
クッソツンデレだから本心殆ど出さないけど
ただあそこまで生き残ってるのも何らかの役割を与えられてるんじゃないかって感じもする 小説版だと色々サポートしてるみたいだったな、ゲッター線 >>247
ドラゴンボールで思ったがブロリーて某動画サイトのせいで完全にネタキャラで最強扱いされてるけど性分で言えば晴明みたいだから間違いなく竜馬が毛嫌いするタイプだよね >>245
ちなみにテレビ版ゲッター號にも隼人は出したかったけど、アフレコがちびまる子ちゃんと被っててキートンさんを呼べないことがわかったから断念したらしいね。
もし隼人が出ていたら、神谷さんは凱役でレギュラー出演されていたし、兼役で竜馬も登場させて二人の再会とかも描いてたんだろうか。 弁慶ェ…
スパロボからゲッターに興味もった奴だけど、漫画だと弁慶まで死んでて驚いたな >>252
悟空「大丈夫だ、ドラゴンボールがあれば生き返れるから心配すんな」
これ竜馬が聞いたらブチギレそうだ あのセリフは楽観的な理論でも何でもなく
最悪の状況を前に『原状復帰の手段は残ってから命だけでも繋げば希望はある』ってセリフだからなあ
結局はどの竜馬かによるけど、極端に狂犬なやつじゃなけりゃ飲み込むくらいの度量はあるでしょ 隼人「ボインちゃんのブラおくれ」
直後、武蔵の赤胴が落ちてきましたとさ 武蔵「いやーんえっちー」
隼人「くそっシェンロンめ 日本語もわからんとは奴は中国製のパチモンじゃないのか?」
新竜馬「その理屈だと俺らがやばいからやめろ」(作画的な意味で)
隼人「どちらさまだ?」
新竜馬「竜馬だぜ」
隼人「おれの知っている竜馬とは違うな。兄弟な訳はないから親戚か?」
新竜馬「暇だったからちょっと時空を越えてきた。ちょうど裂け目があったんでな」
隼人「時空に裂け目だと、竜馬お前疲れで頭がどうかしたのか?」
武蔵「なあなぁ隼人どうせならボインちゃんを出してもらえばよかったんじゃねぇか?」
新竜馬・隼人「「それだ!!!」」
シェンロン(変なの出たけど、願いかなえてつかれたから帰ろ)
>>247 >>248
ネオゲの竜馬がなんとなく悟空っぽいのは知ってたけど言われてみれば確かにベジータも隼人っぽいね。
リアルな心理学の話だと本人の努力を認められてきた人間は素直に実力が伸びるけど、
優秀だとか頭がいいとか周りと比べて秀でているって言われてた人間はその評価を崩さないように
失敗しないよう委縮して伸び悩むことがあるって聞いたことがある。そういうのも関係あるのかなぁ
>>257
ググったら悟空の二人の息子が死んだ直後にいったセリフっぽいから
本編と同じ展開で竜馬がその場にいたとしてチェンゲと新竜馬あたりは激怒しそう。
ネオはむしろ武蔵を一緒に生き返らせようとしそうだ。
最終的には全員が使うことに同意しそうってのはわかる 鳥山先生曰く、悟空よりもべジータの方が父親らしいとのこと
後期のべジータと新竜馬って、割りと性格が似てる気がする >>260
悟空はセル編で父親失格的なことやらかしているからなあ
まあ後で結局父親らしいことして名誉挽回したけど >>242
亀だけど早いというか一応もう書き終わってるんだ
それを週一で読むとしたらこんなもんかなと小出しにしてる
地味に面倒ではあるが規制を避けながら一日かけて
全部あげた後にウィキに乗せるかと思うとそっちのほうが面倒でな
いつもはGENE投下してる者だけどマンネリと暇にまかせて
違うもの書いてみた。
誰得ウンチクと勢いだけで終わってないけど暇つぶしってことでどうぞ 最悪の出会い
竜馬「コスプレ喫茶ぁ?」
竜馬「なんだそりゃ」
研究所の一室で竜馬がすっとんきょな声をあげると隼人が言った。
隼人「常々常識がないとは思っていたが貴様がそこまで阿呆だと思わなかった」
竜馬「なにおう!」
弁慶「ああこんなことで争うなんて情けない」
竜馬「知ってるぜ喫茶店ってのはな。ダチ同士で行って
若いねーちゃんが入れてくれた茶をすすりながら語り合うとこだろ?」
隼人「パブと間違っているような気がするが論点はそこじゃないな
手短に話そう。最初にゲッターの設計図が盗まれた」
竜馬「話がさっぱり見えねぇんだが」
話はその数日前にさかのぼる 両津「なるほど中川グループで新たにコスプレ喫茶を作ったと」
中川「ええ、秋葉原の一等地のビルを丸ごと買い取ったので
メイド、巫女、猫耳、女性向けに執事カフェもあります。
最上階には撮影用スタジオも設置したので最悪手ぶらで行っても楽しめますよ」
両津「夢のある話ではあるが、後々大金が出て行きそうだな。主に版権的な意味で」
中川「あ、それはご心配なく、大手は大体買収してあるので版権は問題ないです」
両津(一体いくらかかったんだ)
中川「それでですね。オープン記念の出し物を企画したいのですが
先輩何かいいアイディアありませんか?」
両津「ううむ。まあワシにかかればちょちょいのちょいだが
ワシに予算をすべて預けてくれるならいい企画を」
中川「先輩に相談したのが間違いでした」
麗子「本当に両ちゃんってお金の亡者ね」
両津「貴様ら金持ちにはわかるまい。庶民にとって金とは使うものではなく
勝手に出ていくものなのだと」
中川「あれだけ馬券を買っていればそりゃあねぇ。麗子さんは何かありますか?」
麗子「そうねぇ。やっぱり派手なほうがいいんじゃない。
おっきなぬいぐるみを置いてみるとか」
中川「ははっそれも悪くないですね」
両津「いまいちだな」 麗子「ちょっと何よ」
両津「インパクトが足りん。こういうのは最初が肝心なんだよ
考えてもみろ。麗子が思いつくってことはたいていのやつらが思いつくってことだ
そんな平凡なプロデュースで海千山千のオタクどもを引き寄せられると思うのか?」
麗子「そんな言い方」
両津「それとコスプレ喫茶の客層から考えて店に来る連中は男が大半だろう。
そもそも女の麗子に聞くのは筋違いだ」
中川「なるほど先輩の言うことも一理ありますね。やっぱ仕事以外だと頼りになるなぁ」
麗子「ほーんと仕事以外のことになると熱心ね」
両津「お前ら一言余計だ!」
麗子「そういう両ちゃんならどうするの?」
両津「ワシか、ワシなら巨大ロボットを屋上に置いて盛大なパーティを開く」
中川「ロボットですか?」
両津「そうだロボットだ。それもただのロボットじゃなく熱血もののスーパーロボット
ぽっと出のデザインじゃなくアニメ化去れていて誰もが名前を言えるようなものがいい
渋谷のハチ公に並び秋葉原の新名所にできるレベルのものだ」
麗子「細かいわねぇ」
中川「細かいですねぇ」
両津「スーパーロボットは正直評価は高くない。だがそれは国内での話だ
パシフィックリムを見てみろ。スーパー系そのものの内容で国内でも海外でも大うけだが、
リアル系ロボで国外で成功しているものは聞かない」 中川「けどそれはたまたまでは」
麗子「そうよ。私はそもそもロボットに興味ないけど」
両津「なら少し年代をさかのぼってみるか
中川はマジンガーZはわかるな?」
中川「はい。なんなら主題歌も歌えますよ」
両津「乗り込み型ロボットの初代であるマジンガーZは不動の人気を博したロボットアニメだ
のちの乗り込み型ロボットすべての親といっても過言ではない。
何度も倒され、ぼろぼろになっても立ち向かっていく姿は全国のちびっこを魅了したもんだ。
その人気はなんとスペインで銅像が建てられるレベルだ」
中川「スペインですか?スペインってあの国ですよね」
麗子「ほんとに? 前に友達から貰った画像に映ってたんだけどジョークだと思ってたわ」
両津「現地での放送では視聴率60パーセントを記録したとかなんとか
ワシはスペイン人ではないから詳しくは知らんがな」
麗子「でもそれってたまたまかもよ」
中川「そうですねぇ。マジンガーZは面白いですけど、スーパー系すべてってわけじゃないだろうし」
両津「ほほう。まだ足りんか、ならもう一つ面白い話をしてやろう
三十代のイタリア人が高確率で歌える日本の歌がある。それは鋼鉄ジーグのテーマ歌だ。
鋼鉄ジーグはダイナミックプロ制作のロボットアニメでマジンガーZを制作した所と言えば
大体雰囲気がわかるだろう。なぜそんなことが起こったかというと簡単な話で、
イタリアで広く放送されていたからだ。視聴率は大体70〜80パーセント
お笑いコンビが鋼鉄ジークの歌を歌いながら裸で踊るというシュール極まりない動画がある
ことからみてジョークにされる程度には浸透しているのは間違いないな」 中川「先輩、なんでそんなことまで知ってるんですか?」
麗子「そういえば最近競馬見なくなったわねぇ。スマートフォンをいじってるのはよく見るけどもしかして」
両津「ごほん。本官は調べ物をしているのでありましてけして仕事中にやましいものなど」
中川「履歴にはやましいものしかなさそうだ」
両津「ええいワシのことが信じられんというならこれでどうだ。
同じくダイナミックプロの作品でUFOロボグレンダイザーという作品があるんだがこいつはすごいぞ」
中川「すごいってなにがですか? まさか視聴率9割超えたとか」
麗子「それはすごいわね。まずないでしょうけど」
両津「そんなもんじゃない。なんとこいつはな。視聴率100パーセントを達成した化け物コンテンツなんだ」
中川「100パーセントって、それ裏番組は0パーセントってことですよね」
麗子「どれだけ面白くなかったのか逆に気になるわね」
両津「そもそも放送局が2〜3局しかなく、夕方のちびっこしか家にいない時間帯なのに
つまらんニュースをやっていたのがいかんかったらしい。それでもこの数字は脅威といわざるおえんな
このグレンダイザーは現地での名前をゴルドラックと言ったらしいが
同じ名前の新聞の売り上げが2〜3倍になるほどの反響はあったらしい」
中川「新聞関係ないんじゃ」
両津「オタクってのはそういうものだ。好きな架空アイドルと同じ名前の店に押しかけるし
好きな架空アイドルが日本酒すきだからとアイドルの名字の付いた酒を買い込むぐらいだぞ
そもそも複製可能な一枚絵のためにウン百万つぎ込めるやつらから見ればかわいいものだ」
麗子「すごい情熱ね」 中川「プロデューサーたちはお金ありますからね。僕ほどではありませんが」
両津「ちなみにUFOロボグレンダイザーが放送されたのはフランスだ。
海外でのおたく文化を紹介する際にフランスは避けて通れない場所になってしまっているが
その元凶をつくったのが日本のロボットアニメだったと思うと目が熱くなるな」
中川「もともと資質があったんだと思うことにしましょう
話を戻しますけど、秋葉につくるとしたらさっきの三つのどれかですかね?」
両津「それなんだが、ワシはゲッターロボを押すぞ」
中川「意外ですね。先輩ならマジンガーを押すと思ってましたが」
両津「マジンガーでも悪くはないだろう。
だが経営ってのは保守であってはいかんのだ
常に時代の一歩先を見つめて判断をしていく
そういうバイタリティが必要だ」
中川(先輩は一歩先が奈落でも突っ込んでいきますけどねぇ)
両津「第一考えてみろ。今までのロボは架空だが、ゲッターロボは現実にも存在するしな
設計図ならなんやら借りてこれれば一番金がかからんだろう」
中川「結局お金ですか。先輩らしいですね。
わかりました。設計図の方手配しておきますよ」
麗子「……それはやめておいたほうがいいと思うわ」
両津「なんだ麗子。男の夢に水差そうってのか」
麗子「そうじゃないけど」
中川「心配いりませんよ。なんたって中川グループの肝いりですからね。先方を絶対説得して見せますよ」 規制かな?
「ゲッターロボは現実にも存在するしな」
両さんにこんな台詞言われたら草生えるわ そういえば両さんは地獄を制圧した上、神をリアルファイトで倒してたな アニメゴジラの続報見たけど、地球がとんでもないことになってそうだ
怪獣惑星での武蔵のサバイバル生活とか見てみたいな
大雪山での経験を活かしての 規制に巻き込まれて気がついたら一週間たってた
ネタ思い付いてもパソコン手元に無いと思うように書けないし
さすがにしびれを切らしたんで8月中にパソコン買う
新ゲで壊滅した新宿のゴールデン街行ってきたんだけど超怖かった。
まず雰囲気が日本じゃない。変な匂いするわ、ステッカー張られ過ぎてもはやアートになってるわ、
明らかにホストっぽいにーちゃん見かけるわで、ここだけ独立国だって言われても信じるレベルだった。
ネタにラーメン屋でも入ろうかと思ったけど怖かったんで近くのネコカフェに逃げた自分は間違いなくチキンだ。
ゴジラの幼生食って生き延びて、たまにモスラを茹でて海老みたいでうまいとか言ってるのかね。
海老はたまたま海中に住んでるだけの虫らしいからモスラも意外と海老の味かもしれん。 エビラは核廃棄物で汚染された海水を浴びて怪獣化した海老だっけ
元ネタの映画をこの前見たけど、突っ込みどころが多くていい意味で面白い映画だったな
エビラも地味に強いし(甲殻が頑丈らしく放射能火炎があまり効かない)
怪獣ネタだと、デストロイアは分離・合体が出来るからちょっとゲッターっぽいな
デストロイア自身も進化し続ける怪獣みたいだし だが待って欲しい
火を通したぐらいで安全に食えるのかと
付け合わせはタンポポの花じゃなくビオランテかな?
わーバラみたいで綺麗ーと眺めてるとゴジラ似の化け物が完成するもよう
どっかの居酒屋のコラボ料理にツインテール揚げってあった気がする
怪獣酒場だったかな? 飛焔の敵連中は植物だけあってビオランテっぽかったな ツインテールと言えば、怪獣をゆるくしたショートアニメだと毒があるって設定だったな
ツインテール釣り堀なるものがあって、グドンはそこで夕飯として釣ってるらしい
改めて見ると、ツインテールは顔が不気味すぎる
石川先生が漫画版タロウのノリで描いたら恐ろしい物が出来そうだ 何故か分からないけど、新ゲのキチってる頃の隼人が剣と魔法のファンタジーな異世界に転移する夢を見た
とりあえず、その世界にとってロクなことをしなさそうだ 魔法の仕組みとかを科学的に検証したり修行とかもしそう
アベンジャーズでロキの杖をコンピューターで解析したみたいに そういえば、こち亀の作中にマジンガーが出てきた事があったな
両さんのゲームを作る話とか超合金についてを語る話とかで
数ヶ月ぶりに平凡な日常いきます その日も彼は読書に勤しんでいた。
黒曜石に似た輝きを宿した瞳が忙しなく動き、紙面の中に描かれた世界を眺めていく。
光源の力は乏しく闇夜に近いが、きちんと読めているらしい。
薄い皮手袋で被われた指が頁をめくりかけて、止まった。
鋭い眼が釣り上がるように動き、彼が意図的に漫画本(「魔法少女。斬」)で隠していたものを見据えた。
「でれれれってれってってってってっ」
軽いステップを踏みながら、黒と白を纏った少女は囀ずるように歌っていた。
その独り舞台は既に、30分ほど繰り広げられていた。
「てれれれーん、てれって、てれれれっ、てれれってっ、てれってれってってってってってっ」
曲調に勢いが付くと同時に、黒い魔法少女の動きも激しさを増した。
暴風の如き激しさで、熟練の曲芸師の技が乱舞していく。
蠱惑的な美貌を宿した笑顔を振り撒き、女性を主張する部分を揺らして乱舞する様は、多くの男を魅了するだろう。
彼は、それの例外だった。
不快感を隠そうともせずに喉を鳴らした彼が視線を注ぐのは、呉キリカの両手の先だった。
呪文じみた囀りが終わると、キリカはぴたりと足を止めた。
そこに、落下してくるものがあった。
朗らかな笑みをした魔法少女がそれを受け取る寸前、少年の右手が動いた。
一瞬の後、遥か彼方で金属の砕ける音が鳴った。 「唐突且つ理不尽な暴力はやめたまえ、友人。彼女の命は、他でもなく彼女の物だ」
「意味不明な事ほざいてんじゃねえ。さっさと楽にしてやりな」
キリカは手の甲から生やした大鎌を解除し、ナガレも伸ばしていた右腕を戻した。
ジャケットに仕込んだナイフの残り本数を考え、彼は追撃を取り止めた。
そしてキリカ曰くの、「彼女」に目をやった。
彼の投擲から守護したキリカは「大丈夫だったかい?」と真摯な表情でそれを見つめていた。
その様子に彼は吐き気を覚えていた。
ごくごく軽い、胸焼け程度ではあったが。
「これは君を模倣しただけだよ。あ、正確には君の昔話か」
純白の白手袋に被われた細指が、人間の頭大の物体を玩んでいる。
指で触れられる度に、煩悶とした音を放つ。
音の出所は黒い穴。
穴の縁には、無数の赤黒い穴が並んでいる。
穴ではなく、細長い錐状の物体が伸びているところもあった。
強引に抜き取られた歯と、その残りである。
キリカが玩ぶのは、魔法少女と少年が対峙していた魔女の顔面の残骸だった。
しかもまだ息があり、結界を持続させている。
ナガレが記憶を辿ると、こうなる前は多少なりとも人間に似たところがあったように思えた。
だが今は、抉られた目玉と歯をくり貫かれた口腔、
鳥の嘴に似た尖った鼻のあった場所に穿たれた深い穴くらいしか、元の形を想起させるものはない。
鉄のように硬かった白磁の皮膚でさえ、キリカの剛力で引き剥がされている。
青紫色をした剥き出しの肉をキリカが触れる度に、黒い穴の奥から声らしき音が湧く。
一応の仲間達と連携し魔女を20体ほど倒した経験から、多分これは魔女の言葉だろうと彼は思った。
「殺してやる」か「殺して」と言っているのだろう。 「更に云えば、君の仲間というかお友達の」
楽しそうに語るキリカの言葉はそこで途切れた。
魔女が投げ出され、空いた両手が口元を押さえた。
「おろろろろぉぇええぇっ」
手を押し退け、吐瀉物が盛大に滴り落ちた。
濃厚な酸の臭気は、発生源から5メートルほど離れた彼の元へも辿り着いた。
背を折り曲げ、荒い喘鳴をこぼしている。
脳髄ごと頭蓋を割られ全身の骨という骨を破砕された挙げ句、
内臓の殆どを破壊されても、笑みさえ浮かべながら平然と立ち上がってきた黒い魔法少女が嘘偽り無しの苦痛を訴えていた。
「手を貸すか?」
不憫に思ったのか立ち上がりつつ、ナガレが問う。
ちなみに、彼がつい今まで腰掛けていたのは魔女の鎧殻の破片であった。
頷きを確認すると、彼は右手の指先でキリカの背を擦った。
残る左手は得物を握っている。
万が一というより、数分の一か五分五分程度の危険に備えて。
「あ、もうちょい右。うん、そこそこ。
それはそうとして、君の話は全く以て不愉快極まる。反吐が出るよ」
「見りゃ分かる。ついでに、甘い菓子ばっかり喰い漁る偏食をやめやがれ」
一応の同意と助言をしつつ、「俺、今んとこ一言くらいしか喋ってねぇんだけど」と、彼は思っていた。
同時にキィンという短めの音が鳴る。
「もういいよ、ありがとう」の言葉の代わりにキリカが放った鎌の一振りが弾かれた音だった。
言うまでもなく、鎌の狙いは少年の首であった。
「特に佐倉杏子曰くの「屑」は最悪だ。とても人間とは思えない。
そんなのと一緒にいた友人は更に不快だ。存在が理不尽にすぎる」
「お前もいい線いってるぞ。つか部分的には野郎を越えてる、時もある」
汚れた口元を手首の白布で拭うキリカは、露骨に不快な表情となった。 危機感を覚えたナガレが二歩ほど後退すると、先程まで足のあった場所の床面が破砕。
波しぶきのように弾ける破片の群れを避けつつ見れば、キリカの両手から伸びた複数の大鎌が床に突き立っていた。
彼の予想より、数瞬は遅い反撃だった。
「思ったより重症だな。てかよお前ら、あいつを嫌いすぎだろ」
「好きになれるところがあれば、是非とも御教授願いたいね」
キリカは皮肉でそう言ったつもりであったが、彼はそれを問いとして受け取った。
大きめの眼の中の瞳に困惑の色が生じると、それを消し去るべくとして思考を開始した。
激しい頭痛が生じたのか、彼の表情には苦悩があった。
「確か…頭がいいってのが取り柄だったな」
そう言った頃には、彼の顔にはびっしりと汗の珠が浮いていた。
「屑」の長所を探るというのは、余程やりたくないらしい。
「どのくらい?」
キリカの声は弾んでいた。
吐き尽くした爽快感があるのと、友人の苦痛を見物できたために。
「お前らの学校の教師の、300倍くらいじゃねえのか。多分」
苦悩と共に告げたそれが、余りにも頭の悪い例えだということは、彼自身も理解していた。
「つまり、最高にイカれてるってことだね。
ありがと友人。いかにも体育会系な君の説明としては、とても分かりやすい説明だったよ」
言い終えると、キリカは魔女を左右から挟む両手に力を加えた。
肉と骨の抵抗など無いかのように、両の掌の距離が一気に縮む。
悲鳴を挙げる間すらなく、魔女の頭部は潰されていた。 肉と体液が泥のように飛び散り、最後の足掻きとでもいうようにキリカの顔を赤黒く汚す。
上唇の近くに付着したそれを、彼女は短く舌を出して舐め摂った。
「あはっ、ゲロまず」
微笑みながらも、黄金色の眼には僅かな怒りの色が浮かんでいた。
一応、一矢報いたということだろう。
そして、死と共に異界が崩壊した。
現世に戻ると同時に、不快な臭気が両者の鼻を突いた。
荒れ果てた廃屋の中に、魔女は結界を張っていた。
腐りきった木材と黴の臭いが、狭い室内に充満している。
それらを押し退ける強い刺激臭は、鼠等の小動物の排泄物のものだろう。
「ねぇ友人、私って魔法少女のはずだよね?何でこんな処にいるのかな?」
「漫画やアニメと、現実は違うってだけだろ」
「そうだね。つまり努力は惜しむなということか」
噛み合いの悪い会話をしつつ、キリカは手を開いた。
魔女が遺した宝玉が、薄闇の中で暗い輝きを放っていた。
つづく ここまでで
夏になると、ドグラ古墳の話を思い出す(初出も夏のホラー特集だったような)
虚無戦記で見ればドグラは少し強い雑魚程度の印象になるけど、
対処法がほぼ無しで話の終わり方も絶望そのものとか… 今更だけど、スパロボにロボガ参戦してたのか
未プレイだけど、自分の機体が女の子と化してるって搭乗者としてはかなり複雑なものがありそう サクラ大戦2のラスボスって神谷さんなんだけど竜馬とかの印象が強い自分にとって、ああいう「冷酷無比で理屈詰めの全く叫ばない頭脳派」な役もこなせることに凄く驚いた 洋画だけど、フェイス/オフって作品だと悪役やってるね
割りとトチ狂ったというかかなりの悪なので一見の価値あるよ
この映画の性質上、終盤ではある事由を切欠にCV神谷無双が始まる OPの「ギブアップせい」で有名なゴライオンのラスボスも神谷声らしい
スパロボでも突っ込まれてたけど、敵の名前が「デスブラック獣人」ってド直球にも程があるだろう
俗に言うパワーワードで、敵方はとんでもなく悪い奴だってことは視聴者に伝わるな
実際に敵勢力はかなりの外道だったみたいだし
平凡な日常いきます 「反省会といこうか。先攻は私が貰おう」
帰路を行きながら、何の前振りもなくキリカが言った。
深夜の行進に退屈感を覚えていたナガレはそれに乗ることにした。
「とりあえず君、絶妙に弱いよね」
数歩後ろから投げ付けられた言葉を、彼は黙って聞いた。
「先攻」とのことを、彼なりに尊重したらしい。
相手の出方を伺うともいう。
「スピードも打点も私の四から五割くらいだし、この仕事向いてないんじゃないのかな?」
「トドメを刺したのはてめぇだが、魔女の首を獲ったのは俺だぞ」
憮然とした口調で、彼は事実を口にした。
「私のサポートありきでね」
後ろを見なくても、赤い舌を出して微笑むキリカの顔が、彼は容易に想像できた。
「俺ごと魔女を刻もうとしくさった事か、黒鎌を投げつけてきたりの事を言ってるのか」
「身に覚えが無いね。友人は責任転嫁したい御年頃なのかな?」
あっけらかんとした口調で、キリカは言った。
怒鳴り返すか一戦交えるか少し悩み、彼は言葉を選んだ。
呉キリカという黒い暴風が吹き荒れれば、街角など数分も経たずに無意味な瓦礫の山と化してしまう。 「ところであれなんつってたっけ?
俺が魔女の腹に斧をブッ刺した時にてめぇが投げつけてきた、小さめの黒鎌のコトなんだけどよ」
ほぼ先程の言葉と同じだが、今度は疑問形で訊いた。
馬鹿馬鹿しいと思いつつ、更にハメられたという自覚はあったも、訊かずにはいられなかった。
「あれは「ステッピングファング」だよ。牽制や足留め、あと友人への嫌がらせにすっごく便利」
数秒前の発言との矛盾など、キリカの思考には欠片もない。
知能がどうというより、友人をいかにおちょくるかに思考が傾いているのだった。
「俺に構いすぎだろ。ちったぁ真面目にやれよ」
「何事にも、遊び心を持つことは大事だと思う」
心からとしか思えない発言に、ナガレは数秒ほど沈黙した。
その間に返しの言葉を選ぶ。
「そんなんだから、派手に一発喰らったんだろが。胴体千切れかけてたぞ」
「あれは勝利のための致し方ない犠牲だ。
ついでにそれに伴う友人の不慮の死も、私達が成長するための通過儀礼」
「んなもん、俺で得ようとすんじゃねえ。中坊らしく日々の出来事で勝手に色々学んでろ」
「はいはい、分かったよ友人」
キリカからの返答には、欠伸の尾ひれが付いていた。
飽きたのかそれ以降の言葉は無かった。
頃合いだと、彼は思った。 「走れ」
言うが早いか、彼は駆け出した。
数秒と経たずに彼女の友人は視界の彼方へ消えていった。
その様子にキリカは沈黙した。
後頭部の辺りで両手を組み合わせながら、人類の脚力を越えた速度で疾駆する少年を、眠たそうな眼で眺めている。
「へぇ」
さも感心したというような呟きを漏らすと、指の宝石を煌めかせた。
そこから生じた黒に近い藍色の光が小柄な少女を包み、直後に光が破砕。
光の残梓を払い除け、黒い暴風が産まれ出でた。
「で、急にどしたの友人。発情期?」
二、三歩程度で追い着き、彼に併せて並走しつつキリカは訊いた。
猫のような瞳には、試すような眼差しがあった。
「惚けんな」
踏み込んだ右足の爪先に、地面を抉らんばかりの力が込もった。
実際に五センチ程の陥没をアスファルトに生じさせた直後、彼は地上から四メートルほどの高さに身を踊らせていた。
擁壁を易々と越えて空き家の屋根に着地、する直前に彼の身体は更なる高みに昇った。
「君は疾いが、遅い」
少年のジャケットの襟首を掴みつつ、魔法少女が飛翔する。
三軒ほど家屋を越えて瓦屋根へと着地し、すぐさま跳躍へと移る。
着地の際に生じるものは、靴底が屋根を擦る僅かな音のみ。 「暫くの間そうしていたまえ。干物のように」
歯に布着せぬ物言いに、彼は不服そうな表情をしていたが、
現状ではこれが最適と思っているらしく特に言及することはなかった。
尚、自重に加え高速移動の負荷に晒されるという、首吊り以上に過酷な状況での頸部の圧迫については、強靭な骨と肉で耐えていた。
苦痛についても、精々風がこそばゆいといった程度の不快の色が顔に浮かぶ程度である。
それについて、キリカは残念といった顔付きをしていた。
「さて問題。崇高なる目的のための、私達の反省会を邪魔する腐れクソゴミ共は何人でしょーか?」
「二人だ」
即座に返されたそれに、彼女はむっとした表情となった。
「ちなみに速度低下魔法は、とっくに発動済みだよ」
続くそれには、不快感が込められていた。
「足並みが乱れてねぇ。避けてやがるな」
跳びながらキリカは首を傾げた。
自分が魔力を使って強化した聴覚で捉えられるそれを、多分人間であろう少年が把握しているのが不思議だった。 「で、何処まで逃げる気?地の果てまでなら独りで逝ってよ」
「この先にデカい廃工場があった筈だ。そこで白黒付けてやる」
「無駄な事はよく識ってるね。
まさか、最初から私を其処に連れ込む事が目的だったのかい?もしや連中も君の手下か?」
陰謀論と共に注がれる侮蔑の視線を、ナガレは無視した。
ちらと背後を見ると、暗闇の中で疾走する二つの影が遠くに小さく見えた。
移動に伴い周囲の家屋は減り、周囲には空き地や林藪が目立つようになっていく。
「こんな面倒なことせずに、さっさと激突しちゃえばいいのに」
「場所考えろ。無茶言ってんじゃねえ」
「流石にこれは冗談だよ。でも友人て、意外にも割りと真っ当な正義の味方タイプだよね」
彼女なりに誉めたつもりであったが、左手の下から返ってきたのは舌打ちだった。
「正義」。
どうやらこの言葉は効くらしいと、キリカは記憶の片隅に留めた。
「ところで運賃はきっちり貰うよ。君の血肉を、私が望むだけ程度で赦してあげよう」
「幾らでも払ってやる。連中の相手を済ませてからな」
返答が気に入ったのか、キリカが邪悪な微笑を浮かべた。
魔力が解放され、姿が霞む程に加速。
黒い彗星となり、闇の中を飛翔していく。
つづく ここまでで
おりこもこの前完結したけど、ぐるぐるお目目がよく出てたな
やっぱりああいう目は怖い 来年やるマジンガーの映画はTV版の10年後が舞台らしいけど、グレートやダイザーは出るんだろうか
戦闘シーンが結構良かったから、あんな感じにゲッターがCGで動くところも見てみたいな >>267
今更だけど、中川は作中で「マジンガーZ」を歌ってたな
確か派出所の連中でカラオケに行く話だったはず >>293
神谷さんはジェームズ・ボンド役もやってたからそこまで驚かないかな
けどあの人がああいう役をやるとやっぱりシティハンターの冴羽涼になるんだよなw 知らない間に牌が発売してたのか
主人公の生身での無双が見てて爽快なのがいいな
買わねば(胸に募る使命感) 再来月に出る「巨影都市」はゲッターロボとも相性よさそう
…個人的にはゲッターというか大怪獣同士の決戦に巻き込まれたら生き残れる気が全くしないけど
それにしても、怪獣王や守護神が同じ都市でそれぞれの戦いを繰り広げてるとかカオスなゲームだな 今週から「エイリアン:コヴェナント」が公開されるけど、
ゲッター線的にはエイリアン(ゼノモーフ)はどんな感じなんだろう
平凡な日常いきます 「とうちゃぁぁぁっ」
高窓のガラスを蹴破りながら、キリカは叫んだ。
月光を浴びて輝くガラスの中を翔ぶ黒い魔法少女の姿には、幻想的とさえ言えるような美しさがあった。
「くぅううううっ」
着地の瞬間、叫びも終わった。
黒髪の少年が、黒い魔法少女に投擲された瞬間でもあった。
大型重機もかくやとばかりの剛力に振り回され、薄闇の中を飛翔していく。
殆どの設備を撤去され、がらんどうとなった室内は大きめの体育館ほどの広さがあった。
空中で転がりながら、壁に激突する寸前に彼は両足を地に着けた。
コンクリート面に摩擦の痕と焼けたゴムの匂いを生じさせつつ、両足は力強く地面を踏みしめていた。
その様子を視認すると、キリカは小さく舌を鳴らした。
「君はもう少し気を配るべきだ。やたらとクソ重い君を運んだ私の苦労に敬意を評し、頭をカチ割って液化した脳味噌を垂らすとか、
背骨と肋骨を四方六方八方にブチ撒けるとか、今からでも遅くないので速やかに遂行すべきと提言する」
失望の眼差しで、キリカは少年を見据える。
対する彼は、首を左右に傾げ、背骨を伸ばしていた。
動作の度に、ベキベキと物騒な音が各関節から鳴っていた。
「何か言ったか?」
地獄耳故に聴こえてはいたが、彼は敢えてそう言った。
道中に行われた、常人ならその回数分だけ肉片と化すであろう苛烈な嫌がらせへの地味な報復だった。
長文を喋った後なだけに、微妙な雰囲気が生じた。
反撃は効を奏し、少女のにやけ面ながら秀麗な眉間に不快さが皹となって刻まれた。
「前々から思ってたけど、君ってクソ強い雑魚って感じだよね」
「あ?」
今度はこちらの額に亀裂が生じる。
迫り来る敵を前にして、不毛な応酬が続く。 「私はRPGとかソシャゲとかをそれなりに嗜むのだが、君はアレだ。初期の頃に使える、初心者救済のためのちょっと強いキャラだ。
でもしばらくするとインフレに置いてかれて改造とかしないと売却とか破棄とかされるやつ。お留守番役とも云う」
「ムカつくけどよ、何を言いたいのかは俺にも分かるぞ」
「君ごときに私の思考の一端を覗かれるなど、ある意味強姦にも等しい。辱しめにも程がある」
「出す言葉は脳味噌で考えてから口にしろ。中学三年生」
「まぁ、それはそうとしてだ。
私の見立てでは、少なくとも全身の筋肉断裂か内臓破裂をやってくれると期待に胸を膨らませて、此処まで飛ばしてきたのだが」
「完全に平気ってワケでもねぇが、スピードの出しすぎや衝撃とかには慣れてんだよ。この前話したろ?」
その言葉に、攻めに転じたことで笑みの形になっていたキリカの表情に隠しようもない不快さが顕れた。
「そんな下らない話など覚えていない。
そもそもそんな、常時交通事故案件上等な乗り物など、常識及び物理的に成立するハズがない」
「覚えてるじゃねえか。確かに言われてみれば、アレはちょっと不思議な飛行機だけどよ」
今は何処にあんのか知らねぇけど、とナガレは続けた。
「友人。友としての忠告だが、嘘はよくない」
「どこからが嘘だって?」
彼としての最大級の疑惑は、非戦闘時でも、多い時には
三十分に七、八十回程度は自分を殺しにかかる存在である呉キリカが己の友を自称していることである。
「全部に決まっているだろう。君の存在も含めてだ」
存在に対する完全なる否定とあっては返す言葉も無いのか、彼は苦笑いをするしかなかった。
但し憂鬱なものではなく、どこかその返答を面白がっている節がある、そんな笑いだった。
異次元的な対話の中、上方からの僅かな音が両者に警戒心を走らせた。
二対の鋭い視線が交差したと見るや、両者はそれぞれ左右に跳ねた。
直後に、それらの場所に光が満ちた。
地面に接触した光の根本から、破壊の風が吹き荒れる。
熔解し、大きな擂り鉢状になったコンクリの縁。
地面に生じたその二ヶ所に、こちらもまた一対の影が聳えていた。
粉塵が晴れていき、天井に空いた大穴から覗く月光が襲撃者達を映し出す。 離脱から再度合流し、破壊から距離を離した魔法少女と少年はそれらの姿を、獲物に挑む隼の目付きで睨む。
両者の手にはそれぞれの得物が備えられ、暴虐の牙とされるのを待っている。
月光の優しげな光により生じた滑らかな輝きは、それらの牙の唾液に見えた。
同じく月光に映えたのは、小柄な少女のシルエット。
身長は150センチそこそこであり、この場に居合わせた者達と然程変わらない。
細い脚部や腰を勿論、下半身の大半を漆黒のタイツが包み、上半身も白と黒で構築された複雑な衣装を纏っていた。
ナガレが苦手とする、少女の肢体がくっきりと浮き上がった姿だった。
だが異様なのは両者の共通点として、頭部を包帯で覆っている事だった。
眼や口元といった箇所も完全に塞がれており、輪郭程度しか伺えない。
唯一、頭部の包帯にはほつれが見られ、そこから頭髪の一部が垂れ下がっていた。
俗に言う「アホ毛」とやらである。
衣装のそれと似た黒髪だった。
「へぇ。同じ髪の色を持つ者がこの場に四人。中々に運命的だね」
「黒髪はそんなに珍しいのか?」
ナガレの伺いには、興味の色があった。
「いや別に。というか、髪の色なんてどの色も世界中満遍なくいるに決まっているだろう。君は私より世間知らずだな」
切って棄てるような返答に、少年の額に亀裂が生じた。
対するキリカは半月の笑みとなっている。
「最初に街を彷徨いた時に思ったんだがよ、ここは地球でしかも日本だってのに不思議だな。全くよ」
「何だその妙な言い方は。君はどこの世界の人間なんだ?」
「だから前にも言っただろ」
敵前にも関わらず、不毛なやり取りが生じる。
最早、これは彼らの呼吸や鼓動に近い。
「…れ……が」
割れたガラスと天井より吹き込んだ夜風に乗って、その音は対峙する者達へと届いた。
並び立つ二人のうち、片方のものからだった。
口元の包帯が、僅かに開いている。
それは、黒い魔法少女と対峙している個体だった。 「ぐ…ぎ……」
治癒しかけた瘡蓋を無理矢理に開いていくような。
粘ついたような感覚を、聴くものに与える声だった。
「ぐぅぅぅ、ううううれぇええ……ぎぃりぃいい、がぁ……」
耳を塞ぎたくなるような絶命寸前の吐息のような音で、怨嗟に満ちた声で、その名称は構築されていた。
対峙者達を視界に捉えつつ、黒い魔法少女の友人は隣を睨む。
が、当の本人は首を傾げていた。
無表情に近い表情で、何が起きたのか全く理解できないとでもいうように。
「おい「呉キリカ」。彼方さんが呼んでるぞ」
問い掛けではなく、断言。
言葉の裏には「お前、何やらかした?」との意思がある。
「友人、一度耳鼻科に掛かるコトを勧める。何なら私が診てあげても構わない」
「てめぇに何が出来んだ?解剖か?冗談じゃねえ、現実逃避はよしやがれ」
「私の名前は「クレキリカ」だ、「ぐれぎりが」じゃない。ついでに私は一人っ子の上に純潔だ。故に血族でもない」
「だから何で毎回てめぇに話し掛けると、こんなこじれた話になんだよ。いい加減にしねぇと、俺はあっち側に付くぞ」
自分でも馬鹿げた事を言っているとは、ナガレも自覚していた。
しかし話を進めるためには、口を開くしかなかった。
憐れみ深いため息を一つ吐くと、キリカは肩を竦めた。
「友人には冗談も通じないのか」
「言うような場面じゃねぇだろ」
「それもそうだ」
声の質が変わった。
感情移入を拒絶するような硬い声色に。
異変と判断し横に跳ねた彼の傍らを黒い刃が旋回した。
明らかに首を切断する位置で刃を振るった張本人の顔を一瞥した彼を、獰悪な輝きを湛えた金色の瞳が出迎えた。
「確かに。何であろうと奴らは敵だ」
酷薄な悪鬼の笑みをナガレが視認すると同時に、黒い魔法少女の姿が虚空に翳る。
眼で追うと、視界の大半を吹き荒れる黒い烈風が埋めていた。 最中には、破壊の発生源たる呉キリカと対峙する少女が一人。
振り回される複数の黒鎌の切っ先からは同色の閃光が迸り、軸線上の物質と大気を切り裂いている。
もう一人の追撃も許さず、捉えた一人を伴い烈風が壁面を破砕。
更にその先の壁面と回廊の一部、更に奥へと破壊が続く。
邁進は止まらず、破壊の限りを尽しながら二人の黒い少女達の姿が消えていく。
遂には抜けた先で崩落が生じ、コンクリや鉄屑が山と積もって穴が塞がる。
破壊孔の奥からは、無数の火花の発生と高らかな哄笑、
人の声帯が奏でられるとは思えない獣じみた咆哮の残滓が聞こえてきた。
「突拍子のねぇ奴だ」
瞬く間に視界から消え去った存在に対し、ナガレは呆れていた。
自分が殺されかけた事に関しては、特に何も思っていないらしい。
少なくとも表面上は。
慣れとは恐ろしいとはよく言うものの、これはその最たるものではなかろうか。
「置いてけぼりにされちまったな」
一応、意志の疎通が出来ないものかと声を掛けたが相手方に変化はなかった。
最初に見た時とほぼ変わらない姿勢で、視線先に直立している。
どうするものかと考えた時に、軽い違和感を覚え、彼は左脇腹に手を添えた。
掌と布地の接面より、小さな水音が生じた。
先の魔女との戦いで追った傷からの出血だった。
追っ手の撹乱と嫌がらせを兼ねた高速移動は、傷付いた皮膚の耐久力を越えていた。
それでも損傷としては大した事はなく、痛みも微細なため彼は問題なしとした。
「……ぅぅ…ぅ」
先程の個体と異なる、少女らしい高音で構成された呻き声が彼の耳朶を震わせた。
警戒を強め、両手の斧を前へと突き出す。 避難所に落としました
前にもあった事だけど、最後で切れるってのがちょっとなぁ… 今年も半分以上終わったけど、来年でチェンゲから20年とか時間の経過が早すぎる
そろそろ新しい声でのゲッターチームが見たくなってきた 今更だけど、マジンガーの方のエンペラーはゲッター線で動いてるのか
今更だけどスパロボVは物騒な世界だな >>318
パソコンは何とか買えたよ〜
ただネットに繋ぐのがうまく出来なくてな
色々調べたらそもそも契約からやり直さなきゃいけないやつだった。
正直何度も「お前は竜馬か」って突っ込み入れてたよ
何とか契約できたからぼちぼち投下しようかね
>>284
こち亀だけに亀にもほどがあるけどレスする
まさにその話を床屋で見ていける!と思って見切り発車した。
麗子と中川と部長と両津がカラオケ行く話で、何事もなかったかのようにさらっと歌ってたのはうけた お、そっかぁ(歓喜)
確かに竜馬は契約とか手続きが苦手そう
というか得意なはずないか
新だと書類を偽造って見抜いてたけど、あれはなんというか煽り返しみたいな気がするし ここ数年異世界転生ものが流行ってるけど、ゲッター線なら生命体の転生とか出来そうだな
但し目的は送り先の世界の侵略とか新しい進化の布石とかになってそう
ついでに、それをラ=グースが感知してドッタンバッタン大騒ぎ…というのを少し妄想した
他にはラ=グース軍団による転生者狩りとか Wiki見て初めて知ったけど、ゴッドマジンガーってああいう話だったのか
大昔に漫画版をちらっと見たときに殺戮描写にビビって、以降触れてなかったから
いい機会だし探してみようかな そういえば自分の好きなとある日本の少女漫画を原作とした台湾ドラマを見てたらワンシーンにて女主人公の好きな人の部屋になぜかゲッタードラゴンとグレートマジンガーのフィギュアが飾られてて即腹筋崩壊したw 日本のロボットって人気みたいだからね
でもそのチョイスは笑うわw
今更だけど、「リンカーン 秘密の書」という映画を観た
主人公のリンカーン(cv石川英郎)が吸血鬼と斧で戦う作品
ツッコミどころの多い作品だったけど、石川さんのイケボが利いてていい作品だった
終盤とあるシーンで「未来永劫戦い抜け」って台詞があったのがドキっとしたな 別スレだけど、ゲッター線や石川世界の話で盛り上がってて草
やっぱいいなぁ、ゴッド・イシカワ宇宙
いくら妄想しても果てが見える気が全くしないわ ネオゲ見返してて思ったんだが、緊急事態とは言え一般車を蹴散らして進む
ゲットマシン入りのトラックに草 隼人「これからは弱い人類は生き残れないんだ」
隼人の教えが生きたんですね分かります
ここで言っていいのか分からないけど
幸せ呼ばない青い鳥SNSに珍しく朗報らしきものが落ちてた
小説版ゲッターの作者たかしげ宙先生がゲッターの同人誌を出そうかどうかアンケ取ってるらしい
一巻分にプラスだから元に少々加筆して出すんだろうか へぇ、いいじゃん
あの小説は情景描写も丁寧で読みやすかったなぁ 数年前に2巻の序盤をお試しみたいに公開してたんだけど
たぶんそれが1巻分にプラスされるものじゃないかな?
どうせだったら公式から2巻を…と思ったんだが先生のつぶやきを見るに
それが無理っぽいから同人誌で、って感じなのかー >>322
できる
元々ゲッターの世界が、ゲッター作らせるためにゲッター線が別の地球、前の知的生命体の文明やノウハウ移植したり改変したりテコ入れしまくってっから
ゲッター線の目的が改変もなにも、無限にゲッター宇宙として膨張させるのが目的だから
知的生命体の文明なら全部その範疇 改めて考えると恐ろしすぎる
新竜馬には頑張って頂きたいものだ(尚、地獄変) 最近スカイリムをやってるんだが新ゲ竜馬が主人公だったら街にある物(殆ど人の所有物)を何気に持っただけで犯罪賞金を掛けられて、
衛兵「スタァァァァァプ!首長の命令により止まれ!お前はスカイリムにて罪を犯した!償ってもらうぞ」
竜馬「ざけんじゃねえ!ただ手に持っただけじゃねえか!」
以後、衛兵と喧嘩しまくって賞金額がはね上がっていくのを容易に想像できたw 新竜馬のヤンキーっぽいとこほんとすき
今までのOVAで(一応)サブキャラだったから、その鬱憤を晴らすかの如く好き勝手に振る舞ってるとことか 最近ガンダムXを見始めたんだけど、ガンダムヴァサーゴがガンダム版のゲッター1に思えてきた
腹からメガソニック砲なんて物騒なモノ撃つし、頬から伸びた突起もゲッターの角に似てるような気が ガンダムで一番可愛いヒロインはティファ
異論は認めない おっ、そうだな(同意)
新ゲ最終回のゲッター線「あなた(ついでに元テロリストと生臭坊主)に、力を」 新ゲのDRAGONに「闇払い世界を」とあるけど、
新竜馬もゲッター線という邪悪を自分もろとも連れ去って、世界を救ったんだな(地獄の釜は開いているとはいえ) >>334
似たようなゲームでウィッチャー3(結構有名な洋RPG)があるけどほんと人間って糞だなって感じるくらいに欲と愛憎にまみれた内容だったな
殆ど救いのない展開ばっかりで前作から続投のヒロインの一人が展開次第で主人公と仲違いになって殺し合ったり、最悪串刺しの刑、火炙りの刑にされて無惨な姿で街中に見せしめで野晒しされてるシーンに戦慄したな・・・ デビルマンかな?
洋ゲーって、グロとか精神的にも凄惨な描写とかに容赦ないからね… >>341
>>340の者だが確かにデビルマンだなw納得
けどこのゲームって主人公が複数いるヒロインと何股もかけると全員にバレて強制的にバッドエンドルートに突入するのには本当に草をおさえ切れなかったな ちょっとググったけど、洋ゲーだけあってセク☓スも出来るのね
そりゃあ、まぁ、怨恨とかもやべぇわ
やべぇって言えば、この前友人と「石川賢世界のやべーやつ」って話をしてたけど、
ヤバいのが多すぎて誰だか分からなくなったことがあったな(因みにその時のやべーやつは将造) >>334
竜馬、というより厳しい石川キャラはスカイリムよりも同会社の看板タイトルのフォールアウトシリーズ(核戦争後の世界か舞台の世紀末なオープンワールド)が一番似合うな
特に爆裂が一番相性いいと思う 爆裂の開幕ドワォすき
相手が外道なのは分かるけど、会話中に笑顔でドワォすることねぇだろ…(読んでて腹筋が死んだ) >>334
スカイリムに竜馬きたらメインクエストオンリーになりそう
人種差別が激しい世界でサブクエストもそれ関連ばかりだから竜馬が好かなそう
ただ山賊討伐の仕事とか嬉々とやりそう 隼人に山賊の討伐とかやらせたら、何時の間にか組織を掌握して
現政府相手にテロ行為とかし始めたりして
最近ソシャゲというかマギレコ始めたんだけど、
これに限らずガチャでキャラクターが出て来る原理が不思議で仕方ない
因みにマギレコだとソウルジェムをいじって出す模様、怖い
それで勝手に考えたんだが、ゲッターロボでガチャやる場合は
ノーマルガチャ
→地下のゲッター墓場を漁る名目でパーツやゲッターロボをガチャる
レアガチャ
→新ゲの地獄の釜から異世界のゲッターロボを呼び出すor皇帝からの贈り物
って事でいいんだろうか(いいもへったくれも無いのは分かる) ゲッペラー「やあ」
ゲッター聖ドラゴン「呼ばれた気がして」
真ドラゴン「全長六キロですが通り抜けてきました!」
地獄の釜の番人こと新ゲ隼人「帰れ」
ガチャ10連で当たり引いたら地球が終わるってレベルじゃない出来事起きそう。複数来たら世界最後の日の始まりかな?
真ドラゴンは低レアのゲットマシンを数千機集めて作るとかだと発狂しそうだ そもそも早乙女博士自身が一気のゲッター作るために大量のゴミゲッター作ってるからそれがガチャみたいなもんだ 真ドラゴンは覚醒させるのに何回も引き直される羽目になりそう
確かに言われてみればゲッター作成自体がガチャかw ガチャ回すのに必要な単位、要は石をゲッターでやったら
ゲッター炉心25個くらいで1ガチャになるんだろうか
自分で言っててなんだけど、物騒な単位だな… ※なお炉心1つで恐竜帝国とそのおまけにニューヨークが灰になるもよう
>>339
言っていいのかわからんが「闇祓い世界に光を」だと思う(先週カラオケで歌ってきた奴)
闇祓ったお陰で世界は光(ゲッター線)で満ちてるけどヤバくね?(二つの意味で)っていうオチだと思ってる
どこ切り取ってもヤバイのはさすがゲッターだ(誉め言葉) あー、そうだね(祓うの件)
ペイする方じゃ駄目だろ
いやまぁ、新のゲッター線は宇宙規模で闇というか絶望の
押し売りをしまくってたけどさ…
にしても神様と決戦やったあの惑星、見返してみると、あの宇宙には巨大ドラゴンしか存在物がないせいか
晴れやかな空が広がってるところが凄く不気味だ 増長天は、見た目が黒いドラゴンと凄く格好いいのにブーメランの余波で死んだのがな… プロトゲッター軍団に竜巻攻撃かますところ好き
そういえば敵キャラ中の人ネタで考えると、
トランスフォーマーのコンボイが二人もいるな 公式サイトで言及されてたけど、今回のゴジラは植物ベースなのか
アニメゴジラもテーマの一つに進化があふらしいけど
真ドラゴンみたいに物騒な存在になってそうで怖い(土塊や大樹みたいな見た目も最初の真ドラゴンぽいような) 言われてみればそうかも
博士に操られてた邪ドラゴンの筋ってヤシの木の表面っぽくも見えるよね
あと最近買ったムック本で邪ドラゴンは真ドラゴンの繭の一部の棘の先から
木の芽みたいに伸びてるって知って衝撃受けたわ
つまりあの背中のトゲトゲの数だけ邪ドラゴンを生み出すことも可能だということ
……考えただけでぞわっとする
情報たどってたらゴジラとキティさんがコラボしてて笑った。
もうキティさんが直接戦ってもいい頃合いじゃないかな? あー、確かに真ドラゴンの根本のマシーンランドな部分は、
邪真ドラゴンの後も無事だったからね
あとそのムック本、関さんが描いたゲッター1とか載ってたりしないかな? 〜〜ドラゴンで進化してるの見ると
共存ベースの旧ゲ→戦闘特化のGを作った時から色々受信してたのかな ゲッタードラゴンの、いかにも戦闘用って感じの力強い外見すき
劇場版マジンガーZ、グレートも出るのか
観なきゃ… 初代OPの、トマホークを振り回すゲッター1すき
あの惚けたような顔で残虐行為かましてくるところとか 初代OPって纏まりあっていいね
合体ロボであることチームであること各形態の特徴とかわかってバランスがいい
Gのライガー… 隼人の「俺はボインちゃんが大好きなんでね」の台詞が好き
テレビ版の第一話でぶっぱしたせいでクールでニヒルな役なのに
すっかりネタキャラ扱いが板についちゃって腹痛い
あれで照れ隠しってのがまたいいわ
みんなは好きな台詞って何かある? 竜馬「お前だけは殺したくない!」(鉄甲鬼に対して)
隼人「負けに行く馬鹿はいねぇだろう」(これからサッカーボールでボコボコにする人に対して)
武蔵「俺だって空くらい飛べるんだ!」(他の乗組員が一時的に盲目になった時の台詞だった気がする)
早乙女博士「リョウ君、ハヤト君。ワシと共に、ゲッター線研究を邪魔する恐竜帝国を粉砕しようではないか!」
息子が殺された怒りもあるのは分かるけど、物騒な発言である >>365
隼人の言葉はアントニオ猪木も同じような発言してるな
確か後輩相手と試合する際に控え室でリポーターのインタビューで「もしも負けるようなことがあれば・・・?」と質問された時に「試合する前から負けることを考える馬鹿がいるかよ!」とブチギレしてたな 尚その後、滝さんとかいうガチムチをサッカーボールで粉砕した後に
その兄貴を叩きのめす模様
そして、その兄貴との戦いで得た教訓でメカザウルス(漫画版で北海道にいたギロ)を倒すという なんとなく石川宇宙のスケールと強さランキングでも考えるかと思ったけど
上位は割にあっさり決まるけど中堅〜下位辺りやモブの強さがものすごく悩ましい
早乙女研究所の所員と空手大会の選手たちとどっちが強いのかとか
ドグラ宇宙と魔界転生の魔界とどっちがヤバいのとかすごく悩む 石川賢作品は強さのベクトルが急激に上がるからなぁ
個人的には、ちかくの所員達とハチュウ人類の一般兵はどっちが強いのかなとか考えたりするな 今更だけどゴブリンスレイヤーを読んだ
新竜馬もいい感じにゴブリンを殺しそうだと思った(小さい鬼って、ちょうどゴブリンて感じだし) 極道兵器のビル爆破とゴブリンスレイヤーは何か通じるものあるなとおもった
まあ、TRPGネタ多いしそういうえげつないトンチネタだと思うけど ゴブリンに既視感があると思ったら、将造のヒャッハー感に似てないこともないところか
あの人も何気に強姦ぽいこととかやってたしな
極道兵器は、明らかに民間人を含む虐殺をやらかしてるのに全く暗い作風じゃないってのが凄い ゴブスレは高二病的世界観だし根っこが中2の拡大主義な石川賢とはあんまり合わないかと 虚無戦記読み返したけど、やってる事は黒歴史ノートに近い気はしたな
ただ説得力が半端なさすぎるのがね 虚無戦記より先に邪鬼王の文庫版を買った後に虚無戦記を揃えたのもあって、
終わり際に邪鬼王が虚無戦記に合流した時は驚いたな マジンガーの新作映画、なんかヤバそうな魔神が出るっぽいな
ゲッターロボもそろそろやってほしいけど、あれは海外だとどんな塩梅なんだろうか
マジンガーはイタリアとかで大人気だけどさ そういえばゲッターの海外人気ってどうなんだろうね。
つべの動画にノリノリでストナーサンシャインのコメ残してるから不人気ではないと思うけど。
あとこの間のYOUは何しに日本へで、マジンガー系ロボ探しに日本に来た映画監督は
ゲッターのシャツ着てたから、ダイナミックプロ系列はまとめて語られてそう。
新作マジンガーイタリアで先行公開だっけか。鋼鉄ジーグの映画もイタリアだったし、イタリアで何か始まってんのかな? イタリアにはマジンガーの銅像もあるみたいだしね
一昨年の画展だと白人さん達も結構来てたな
ゲッター號がお気に入りだったみたい
ついでに、例の隼人Tシャツも買ってた模様 今更デボの新刊読んだけど、悪くないね
雰囲気は独特だけどさ ボクシング漫画のはじめの一歩が今やばい展開で打ち切りになるかもって騒ぎになってんな
ゲッターとかはまあファンなら賢ちゃんならってことになるけど20年以上連載してた作品が凋落して打ち切りとは・・・ 雑誌の都合なら分かるけど、そういう打ち切りはキツいな… マガジンも落ち目だし
乗ってるだけで売れる漫画は早々打ちきれんよ
それとは無関係に終わりそうな流れだけど 和月先生なにやってんだよ・・・
あの人ゲッター好きらしいからなおショック それな…
ちょうど今連載やってたみたいだし、何やってんだろね >>381
はじめの一歩で思ったがリカルド・マルチネスって誰が倒すんだろうな
虚無戦記で言うならラ=グースレベルの強さだから一歩じゃ今も先にもどうあがいても勝ち目ないよな あの鷹村でさえ「すげえ・・・」って寒気を負わされるレベルだからな
つか本スレで一歩がまさかの再起戦で前の試合と連続負けしちゃったんだけど読者から消えろとか引退しろとか散々に叩いて敵側がよくやったとか素敵とか来週から主人公だとか馬鹿みたいに称賛されてる流れになってて本当に草 >>381
はじめの一歩って毎回試合前にはオーバーワーク同然の猛練習して「やべえつえー」ってなるのにいざ本番になったらポッと出のモブ相手にボコボコにされて苦戦するからカタルシスも何もないからワクワク感がないんだよな
やっぱりバトル漫画は一度でもいいから主人公の圧勝というカタルシスが必要だと思う ゲッター號終盤の怒涛の展開は凄かったな
文字通りのデウスエクスマキナと化して物語を完結させた真ゲッターの活躍が 定期的に新ゲを見直してるけど、
多聞天
「これは面白い事になるやもしれぬ(ドヤ顔」
「我らの宇宙を荒らさせはせん!」
「ゲッターは…ゲッター線は!」
ゲッターを舐めてるんだか脅威とみてるのかどっちなんだ…
まぁこのあたりは神の驕りというか、あとは最初は害虫駆除程度の認識だったけど
実際はそれどころじゃなかったってところからなのかな 生後三ヶ月のアライグマが一気に成獣になったみたいな感じじゃね? ゲッターエンペラーまさかの超合金魂化
しかも変形合体するらしい 見てきたけど、あれは欲しくなるな
値段が気になるところ 11日辺りにもしかしたらスパロボの新作くるかもって話があるんだけどゲッターはなに来るかと考える反面、またハブられるかもって不安があるな もう、そもそもアニメが十年以上作られてないしな……
漫画はちょくちょくあるが 据え置き機のスパロボ新作でまさかのゲッターがハブられたか・・・
けどまあチェンゲだとこれまでに新ゲ要素ひっくるめて色々なやりつくしたから仕切り直しにはいいかも その代わりといってはなんだけど、マジンカイザーとZ編が共演か
てか、ナディア参戦とかマジかよ 今更ダンまちを読み始めたんだけど…神様がたくさんいるということで
ゲッターファミリアとかラ=グースファミリアとかを妄想してしまった
…うん、おぞましいな ☆ 私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。現在、
衆議員と参議院の両院で、改憲議員が3分の2を超えております。
『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。国会の発議は
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ETR9W56NO6 最近のアニメ製作の流れに乗って、ネット配信限定の作品でゲッターロボの新作アニメとかやって欲しいな
話題のデビルマンやアマゾンズよろしく規制なんてクソ食らえな弾けた内容のが観てみたいんだ デビルマンはかなりヤバい内容だったみたいね
まぁ、原作からしてあれだしな… そろそろTV版ベースの綺麗なリョウやオッパイ星人も見てみたい そういえば今やってるマジンガーZの映画には大枯親分とジョーホーがモブキャラとして出てたな どっちもファンの最大ニーズに合致してないからしょうがない
ダイノあたりからダイナミ側で着いてるとおぼしき担当者が下手すぎる ゲッター線云々は置いといて、普通に合体ロボやってもいいと思うんだけどねぇ 熱くカッコよくロボが戦闘してスカッとしてからだろうがゲッダー線云々はって話だ
数年やっても未だにメイン三人がきっちりチームとしてまとまってる戦闘やれないデボも、エロ同人屋がロクに動きもしねー戦闘描いて女キャラの腹筋にばかり力いれてる牌も燃えないんだよ 新ゲの戦いまくってからの、ゲッター線の闇に踏み込んだ話の流れ好きだな >>411
仕方ないよ
新ゲ以降アニメ化全然されないわ漫画は飛焔からあまり話題にならないわでしかも唯一の話題になりそうなスパロボも今回は据え置き機でまさかの未参戦だし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています